JPH06202084A - 液晶光学素子 - Google Patents
液晶光学素子Info
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- JPH06202084A JPH06202084A JP50A JP51293A JPH06202084A JP H06202084 A JPH06202084 A JP H06202084A JP 50 A JP50 A JP 50A JP 51293 A JP51293 A JP 51293A JP H06202084 A JPH06202084 A JP H06202084A
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- optical element
- polymer
- crystal optical
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低駆動電圧、高コントラスト、高信頼性の液
晶光学素子を提供する。 【構成】 透明電極層17を有する上下一対の液晶支持
板11、12の間に、液晶13と未硬化の樹脂及び導電
性フィラー15から成る混合物を挟み込む。この混合物
に紫外線あるいは熱を与えることで、樹脂を重合させ、
導電性フィラー15を混合した高分子分散型液晶から成
る液晶光学素子を製造する。
晶光学素子を提供する。 【構成】 透明電極層17を有する上下一対の液晶支持
板11、12の間に、液晶13と未硬化の樹脂及び導電
性フィラー15から成る混合物を挟み込む。この混合物
に紫外線あるいは熱を与えることで、樹脂を重合させ、
導電性フィラー15を混合した高分子分散型液晶から成
る液晶光学素子を製造する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶が高分子樹脂マト
リクス中に分散保持された高分子分散型液晶を用いた液
晶光学素子に関するものである。
リクス中に分散保持された高分子分散型液晶を用いた液
晶光学素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶分子の屈折率と同じ屈折率を
有する高分子に、ネマチック液晶を分散保持させた高分
子分散型液晶を、電極を有する上下一対の基板間に挟み
込み、電界の有無により、液晶の屈折率を変化させ、散
乱状態と透過状態とを切り換える液晶光学素子が多くの
研究、開発者の注目を集めている(特表昭58−501
631号公報、特開昭60−252687号公報、特表
昭61−502128号公報)。
有する高分子に、ネマチック液晶を分散保持させた高分
子分散型液晶を、電極を有する上下一対の基板間に挟み
込み、電界の有無により、液晶の屈折率を変化させ、散
乱状態と透過状態とを切り換える液晶光学素子が多くの
研究、開発者の注目を集めている(特表昭58−501
631号公報、特開昭60−252687号公報、特表
昭61−502128号公報)。
【0003】(図2)は、この液晶光学素子の表示原理
を示す概略図である。電圧無印加状態(同図(a))で
は、液晶24の分子軸がランダムな方向を向くため液晶
領域の屈折率が周囲の高分子相25の屈折率と異なり、
液晶光学素子に入った入射光22は散乱光23となり、
その結果、散乱状態が得られる。一方、透明電極層21
に電界を印加する(同図(b))と、液晶24の分子軸
が電界方向に配列し、基板に垂直に入射した光に対して
は、液晶領域の屈折率が周囲の高分子相25の屈折率と
ほぼ一致するため、光の散乱が生じず透過光26とな
り、その結果、透過状態が得られる。
を示す概略図である。電圧無印加状態(同図(a))で
は、液晶24の分子軸がランダムな方向を向くため液晶
領域の屈折率が周囲の高分子相25の屈折率と異なり、
液晶光学素子に入った入射光22は散乱光23となり、
その結果、散乱状態が得られる。一方、透明電極層21
に電界を印加する(同図(b))と、液晶24の分子軸
が電界方向に配列し、基板に垂直に入射した光に対して
は、液晶領域の屈折率が周囲の高分子相25の屈折率と
ほぼ一致するため、光の散乱が生じず透過光26とな
り、その結果、透過状態が得られる。
【0004】この高分子分散型液晶を用いた液晶光学素
子は、光の散乱を利用するため、偏光板を使用する必要
がなく、従来のツイステッドネマチック(TN)型の液
晶光学素子のように、直線偏光を得るために、偏光板を
使用しなければならない液晶光学素子に比べ、明るく、
視野角の広い表示が可能になる。さらに、従来のTN型
等の液晶光学素子は、配向処理や上下基板間隔を正確に
制御する必要があり、大面積の表示に関しては、表示む
らが出易いという課題を有していたが、高分子分散型液
晶を用いた液晶光学素子は、配向処理が不要で基板間隔
の制御も厳密でなく、大面積の液晶光学素子も容易に作
製できるという特徴を有する。
子は、光の散乱を利用するため、偏光板を使用する必要
がなく、従来のツイステッドネマチック(TN)型の液
晶光学素子のように、直線偏光を得るために、偏光板を
使用しなければならない液晶光学素子に比べ、明るく、
視野角の広い表示が可能になる。さらに、従来のTN型
等の液晶光学素子は、配向処理や上下基板間隔を正確に
制御する必要があり、大面積の表示に関しては、表示む
らが出易いという課題を有していたが、高分子分散型液
晶を用いた液晶光学素子は、配向処理が不要で基板間隔
の制御も厳密でなく、大面積の液晶光学素子も容易に作
製できるという特徴を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】高分子分散型液晶を用
いた液晶光学素子は、上記したように、偏光板を用いな
いため、明るい広視野角の表示が実現できるという利点
があるが、その反面、従来のTN型等の液晶光学素子に
比べると、駆動電圧がかなり高くなる。さらに、高分子
分散型液晶を用いた液晶光学素子で、高い散乱状態を得
るには、液晶相の屈折率と高分子相の屈折率との差を大
きくする必要があるため、液晶材料として高屈折率を有
するシアノ系の液晶材料を用いなければならない。しか
し、シアノ系の液晶材料は、一般に熱や光などに対する
信頼性が乏しく、これらの液晶材料を用いた液晶光学素
子では、十分な信頼性が得られない。近年、上記した問
題に対して、信頼性の優れたフッ素系の液晶材料の応用
が検討され、駆動電圧等の電圧応答特性や信頼性の改善
が報告されている(92’液晶化学討論会、92’SI
D)が、液晶光学素子の散乱性能に関しては、シアノ系
の液晶材料を用いたものに比べると性能が劣る。
いた液晶光学素子は、上記したように、偏光板を用いな
いため、明るい広視野角の表示が実現できるという利点
があるが、その反面、従来のTN型等の液晶光学素子に
比べると、駆動電圧がかなり高くなる。さらに、高分子
分散型液晶を用いた液晶光学素子で、高い散乱状態を得
るには、液晶相の屈折率と高分子相の屈折率との差を大
きくする必要があるため、液晶材料として高屈折率を有
するシアノ系の液晶材料を用いなければならない。しか
し、シアノ系の液晶材料は、一般に熱や光などに対する
信頼性が乏しく、これらの液晶材料を用いた液晶光学素
子では、十分な信頼性が得られない。近年、上記した問
題に対して、信頼性の優れたフッ素系の液晶材料の応用
が検討され、駆動電圧等の電圧応答特性や信頼性の改善
が報告されている(92’液晶化学討論会、92’SI
D)が、液晶光学素子の散乱性能に関しては、シアノ系
の液晶材料を用いたものに比べると性能が劣る。
【0006】本発明の第1の目的は、高分子分散型液晶
を用いた液晶光学素子の低駆動電圧化を実現することで
あり、同時に散乱性能及び信頼性を改善し、高性能、高
信頼性の液晶光学素子を提供することにある。
を用いた液晶光学素子の低駆動電圧化を実現することで
あり、同時に散乱性能及び信頼性を改善し、高性能、高
信頼性の液晶光学素子を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】高分子分散型液晶を用い
た液晶光学素子の駆動電圧が高い原因として、液晶相を
保持している高分子相による電圧降下によって液晶相に
加わる電場が低下するためであると考えられる。
た液晶光学素子の駆動電圧が高い原因として、液晶相を
保持している高分子相による電圧降下によって液晶相に
加わる電場が低下するためであると考えられる。
【0008】従って、高分子分散型液晶を用いた液晶光
学素子の駆動電圧を低下させるには、高分子相の比抵抗
を下げるか、誘電率を上げ、高分子相における電圧降下
を抑え、液晶相にかかる有効電場を増す工夫をしなけれ
ばならない。本発明は、その手段として、高分子分散型
液晶に、導電性フィラーを混合した高分子分散型液晶を
用いており、液晶光学素子は、上記した特徴を有する高
分子分散型液晶を一対の電極をする基板間に挟み込んで
作製したことを特徴とする液晶光学素子である。
学素子の駆動電圧を低下させるには、高分子相の比抵抗
を下げるか、誘電率を上げ、高分子相における電圧降下
を抑え、液晶相にかかる有効電場を増す工夫をしなけれ
ばならない。本発明は、その手段として、高分子分散型
液晶に、導電性フィラーを混合した高分子分散型液晶を
用いており、液晶光学素子は、上記した特徴を有する高
分子分散型液晶を一対の電極をする基板間に挟み込んで
作製したことを特徴とする液晶光学素子である。
【0009】
【作用】高分子分散型液晶中に導電性フィラーを混合さ
せることで高分子相の比抵抗が低下する。その結果、高
分子相における電圧降下を抑え、液晶相にかかる有効電
場が増し、液晶光学素子の駆動電圧を低下させることが
できる。導電性フィラーは、高分子マトリクス中で不連
続または部分連続の状態で均一に混合されていることが
望まれる。高分子マトリクス中で、導電性フィラーが連
続につながり、液晶光学素子の上下基板間で完全に導通
またはそれに近い状態になると、アクティブマトリクス
駆動に重要な特性の一つである、蓄積電荷の保持に悪影
響するという問題が生じる。上記した制約から高分子分
散型液晶中に混合する導電性フィラーの量は、導電性フ
ィラーが高分子マトリクス中で不連続または部分連続の
状態で均一に混合されている限り特に限定されないが、
大体の目安として高分子分散型液晶を形成する液晶、モ
ノマー、オリゴマーから成る組成物に対して、0.01
〜5.0重量%が望ましい。0.01%以下では、効果
が不十分で、反対に、5.0%以上では、液晶表示素子
の最大透過率が低下したり蓄積電荷の保持が悪化する。
導電性フィラーの形状は、球状、針状など種々の形状の
ものを単独または混合して用いることができ、大きさは
0.3μm以下が望ましい。これらの導電性フィラー
は、高分子相中に存在することが望ましいが、製造上の
問題で、液晶相中に存在しても構わない。
せることで高分子相の比抵抗が低下する。その結果、高
分子相における電圧降下を抑え、液晶相にかかる有効電
場が増し、液晶光学素子の駆動電圧を低下させることが
できる。導電性フィラーは、高分子マトリクス中で不連
続または部分連続の状態で均一に混合されていることが
望まれる。高分子マトリクス中で、導電性フィラーが連
続につながり、液晶光学素子の上下基板間で完全に導通
またはそれに近い状態になると、アクティブマトリクス
駆動に重要な特性の一つである、蓄積電荷の保持に悪影
響するという問題が生じる。上記した制約から高分子分
散型液晶中に混合する導電性フィラーの量は、導電性フ
ィラーが高分子マトリクス中で不連続または部分連続の
状態で均一に混合されている限り特に限定されないが、
大体の目安として高分子分散型液晶を形成する液晶、モ
ノマー、オリゴマーから成る組成物に対して、0.01
〜5.0重量%が望ましい。0.01%以下では、効果
が不十分で、反対に、5.0%以上では、液晶表示素子
の最大透過率が低下したり蓄積電荷の保持が悪化する。
導電性フィラーの形状は、球状、針状など種々の形状の
ものを単独または混合して用いることができ、大きさは
0.3μm以下が望ましい。これらの導電性フィラー
は、高分子相中に存在することが望ましいが、製造上の
問題で、液晶相中に存在しても構わない。
【0010】本発明によって、液晶光学素子の駆動電圧
を低下でき、アクティブマトリクス液晶素子への応用が
可能になる。さらに、導電性フィラーは、それ自体散乱
性を有するため、液晶光学素子の散乱性能も向上し、そ
の結果コントラストが大幅に改善された液晶光学素子の
製造が可能になる。また、混合する導電性フィラーに無
機系の材料を用いると、それ自体が安定であり、さらに
液晶や高分子中への溶け込み(相溶)もなく従って信頼
性の優れた液晶光学素子が実現できる。
を低下でき、アクティブマトリクス液晶素子への応用が
可能になる。さらに、導電性フィラーは、それ自体散乱
性を有するため、液晶光学素子の散乱性能も向上し、そ
の結果コントラストが大幅に改善された液晶光学素子の
製造が可能になる。また、混合する導電性フィラーに無
機系の材料を用いると、それ自体が安定であり、さらに
液晶や高分子中への溶け込み(相溶)もなく従って信頼
性の優れた液晶光学素子が実現できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の液晶光学素子について、図面
を参照しながら説明する。(図1)は、本発明の高分子
分散型液晶を用いて作製した液晶表示素子の概略を示す
図である。インジウム・錫酸化物よりなる透明電極17
を形成した上下一対の基板11、12を用意し、スペー
サ兼シール樹脂16を介して貼り合わせ、空セルを完成
する。その後、空セルの開口部より液晶13と未硬化の
紫外線硬化性あるいは熱硬化型性の未硬化高分子材料1
4に導電性フィラー15を加え、加熱、撹拌した溶解物
を注入する。注入後、注入口を封止し、紫外線あるいは
熱により樹脂を重合させ、いわゆる高分子分散型液晶か
らなる液晶セルを完成した。
を参照しながら説明する。(図1)は、本発明の高分子
分散型液晶を用いて作製した液晶表示素子の概略を示す
図である。インジウム・錫酸化物よりなる透明電極17
を形成した上下一対の基板11、12を用意し、スペー
サ兼シール樹脂16を介して貼り合わせ、空セルを完成
する。その後、空セルの開口部より液晶13と未硬化の
紫外線硬化性あるいは熱硬化型性の未硬化高分子材料1
4に導電性フィラー15を加え、加熱、撹拌した溶解物
を注入する。注入後、注入口を封止し、紫外線あるいは
熱により樹脂を重合させ、いわゆる高分子分散型液晶か
らなる液晶セルを完成した。
【0012】以下、具体的実施例をあげさらに詳しく説
明する。 (実施例1)インジウム・錫酸化物よりなる透明電極を
形成したガラスを2枚用意し、(図3)に示すようにそ
の片方の支持板(例えば下側基板32)の表面にスペー
サ兼シール樹脂33として直径13μmのガラス繊維を
分散した酸無水物硬化型エポキシ樹脂を1辺のみ辺の中
央に5mmの幅を残して他の周辺に0.2mm幅で印刷
した上で、上側基板31と下側基板32を対向させた状
態で加圧し、140℃で4時間加熱して硬化接着し、空
セルを完成した。
明する。 (実施例1)インジウム・錫酸化物よりなる透明電極を
形成したガラスを2枚用意し、(図3)に示すようにそ
の片方の支持板(例えば下側基板32)の表面にスペー
サ兼シール樹脂33として直径13μmのガラス繊維を
分散した酸無水物硬化型エポキシ樹脂を1辺のみ辺の中
央に5mmの幅を残して他の周辺に0.2mm幅で印刷
した上で、上側基板31と下側基板32を対向させた状
態で加圧し、140℃で4時間加熱して硬化接着し、空
セルを完成した。
【0013】次に、液晶材料として、メルク(株)製液
晶(商品名:BL−002)を8.200g、高分子形
成モノマーとして、2−エチルヘキシルアクリレートを
0.954g、オリゴマーとしてポリウレタンアクリレ
ートを0.808g、光重合開始剤としてダロキュア1
173(メルク(株)製)を0.038gを用意し、そ
れら混合物に、酸化錫製の導電性フィラー(石原産業
(株)製:商品名SN−100、平均粒径0.1μm)
を0.200g(液晶、モノマー、オリゴマーから成る
組成物に対して2.00重量%)加え、上記した成分か
ら成る組成物を50℃で十分撹拌し、導電性フィラーが
均一に分散した溶解物を調整した。
晶(商品名:BL−002)を8.200g、高分子形
成モノマーとして、2−エチルヘキシルアクリレートを
0.954g、オリゴマーとしてポリウレタンアクリレ
ートを0.808g、光重合開始剤としてダロキュア1
173(メルク(株)製)を0.038gを用意し、そ
れら混合物に、酸化錫製の導電性フィラー(石原産業
(株)製:商品名SN−100、平均粒径0.1μm)
を0.200g(液晶、モノマー、オリゴマーから成る
組成物に対して2.00重量%)加え、上記した成分か
ら成る組成物を50℃で十分撹拌し、導電性フィラーが
均一に分散した溶解物を調整した。
【0014】さらに、この溶解物を50℃で上記した製
造法により作製した空セルに、その開口部34から、注
入し、開口部を封止した後、50℃で紫外線(24.5
mW/cm2)を10秒照射し、高分子分散型液晶から
なる液晶セルを完成した。こうして完成した液晶セルの
電気光学特性を(図4)aに示す。同図より、駆動電圧
が大幅に改善され、また、電圧無印加状態での透過率も
十分低く、散乱性能も向上し、十分な散乱−透明状態が
得られていることがわかる。この優れた散乱−透明状態
は、液晶セルを80℃の環境下に500時間放置した後
も確保できた。
造法により作製した空セルに、その開口部34から、注
入し、開口部を封止した後、50℃で紫外線(24.5
mW/cm2)を10秒照射し、高分子分散型液晶から
なる液晶セルを完成した。こうして完成した液晶セルの
電気光学特性を(図4)aに示す。同図より、駆動電圧
が大幅に改善され、また、電圧無印加状態での透過率も
十分低く、散乱性能も向上し、十分な散乱−透明状態が
得られていることがわかる。この優れた散乱−透明状態
は、液晶セルを80℃の環境下に500時間放置した後
も確保できた。
【0015】(実施例2)使用するモノマー、オリゴマ
ー、光重合開始剤、及び導電性フィラーを実施例1と同
じにして、液晶材料だけをZLI−4792(メルク
(株)製)に変え、実施例1と同様の操作によって、高
分子分散型液晶からなる液晶セルを完成した(各成分の
割合は、実施例1のものと同じ)。こうして完成した液
晶セルの電気光学特性を(図5)aに示す。図より、駆
動電圧が大幅に改善され、また、電圧無印加状態での透
過率も十分低く、散乱性能も向上し、十分な散乱−透明
状態が得られていることがわかる。この優れた散乱−透
明状態は、液晶セルを80℃の環境下に500時間放置
した後も確保できた。
ー、光重合開始剤、及び導電性フィラーを実施例1と同
じにして、液晶材料だけをZLI−4792(メルク
(株)製)に変え、実施例1と同様の操作によって、高
分子分散型液晶からなる液晶セルを完成した(各成分の
割合は、実施例1のものと同じ)。こうして完成した液
晶セルの電気光学特性を(図5)aに示す。図より、駆
動電圧が大幅に改善され、また、電圧無印加状態での透
過率も十分低く、散乱性能も向上し、十分な散乱−透明
状態が得られていることがわかる。この優れた散乱−透
明状態は、液晶セルを80℃の環境下に500時間放置
した後も確保できた。
【0016】(比較例1)実施例1記載と同種、同量の
液晶、モノマー、オリゴマー及び光硬化開始剤を使用
し、導電性フィラーを用いないで実施例1と同様の操作
により高分子分散型液晶からなる液晶セルを完成した。
こうして完成した液晶セルの電気光学特性を(図4)b
に示すが、駆動電圧が高く、また、電圧無印加状態での
透過率も十分でなく、散乱性能が悪く、十分な散乱−透
明状態は得られなかった。
液晶、モノマー、オリゴマー及び光硬化開始剤を使用
し、導電性フィラーを用いないで実施例1と同様の操作
により高分子分散型液晶からなる液晶セルを完成した。
こうして完成した液晶セルの電気光学特性を(図4)b
に示すが、駆動電圧が高く、また、電圧無印加状態での
透過率も十分でなく、散乱性能が悪く、十分な散乱−透
明状態は得られなかった。
【0017】(比較例2)実施例2記載と同種、同量の
液晶、モノマー、オリゴマー及び光硬化開始剤を使用
し、導電性フィラーを用いないで実施例2と同様の操作
により高分子分散型液晶からなる液晶セルを完成した。
こうして完成した液晶セルの電気光学特性を(図5)b
に示すが、駆動電圧が高く、また、電圧無印加状態での
透過率も十分でなく、散乱性能が悪く、十分な散乱−透
明状態は得られなかった。
液晶、モノマー、オリゴマー及び光硬化開始剤を使用
し、導電性フィラーを用いないで実施例2と同様の操作
により高分子分散型液晶からなる液晶セルを完成した。
こうして完成した液晶セルの電気光学特性を(図5)b
に示すが、駆動電圧が高く、また、電圧無印加状態での
透過率も十分でなく、散乱性能が悪く、十分な散乱−透
明状態は得られなかった。
【0018】尚、使用する液晶材料は、上記したBL−
002、ZLI−4792に限定されるものではなく種
々のネマチック液晶さらにはコレステリック液晶等を用
いてもよい。今回の実施例では、高分子分散型液晶中の
液晶の割合は、82重量%にしているが、これに限定さ
れるものでない。高分子形成モノマーとしては、今回、
2−エチルヘキシルアクリレートを用いたが、それに限
定されるものではなく、2−ヒドロキシエチルアクリレ
ート、ネオペンチルグリコールドアクリレート、ヘキサ
ンジオールジアクリレート、ジエチレングリコールジア
クリレート、トリプロピレングリコールジアクリレー
ト、ポリエチレングリコールジアクリレート、トリメチ
ロールプロパントリアクリレートなど一般に市販されて
いるアクリル系モノマー、さらには広く、アクリル系以
外の市販品も応用可能である。オリゴマーも上記したポ
リウレタンアクリレートに限定されるものでなく、ポリ
エステルアクリレート、エポキシアクリレートなどが利
用できる。
002、ZLI−4792に限定されるものではなく種
々のネマチック液晶さらにはコレステリック液晶等を用
いてもよい。今回の実施例では、高分子分散型液晶中の
液晶の割合は、82重量%にしているが、これに限定さ
れるものでない。高分子形成モノマーとしては、今回、
2−エチルヘキシルアクリレートを用いたが、それに限
定されるものではなく、2−ヒドロキシエチルアクリレ
ート、ネオペンチルグリコールドアクリレート、ヘキサ
ンジオールジアクリレート、ジエチレングリコールジア
クリレート、トリプロピレングリコールジアクリレー
ト、ポリエチレングリコールジアクリレート、トリメチ
ロールプロパントリアクリレートなど一般に市販されて
いるアクリル系モノマー、さらには広く、アクリル系以
外の市販品も応用可能である。オリゴマーも上記したポ
リウレタンアクリレートに限定されるものでなく、ポリ
エステルアクリレート、エポキシアクリレートなどが利
用できる。
【0019】また、重合開始剤もダロキュア1173
(メルク(株)製)に限定されるものでなく、メルク
(株)製のダロキュア1116やチバガイキー(株)製
のイルガキュア184、イルガキュア651などでもよ
い。
(メルク(株)製)に限定されるものでなく、メルク
(株)製のダロキュア1116やチバガイキー(株)製
のイルガキュア184、イルガキュア651などでもよ
い。
【0020】さらに、使用する高分子材料は、実施例で
示した光硬化性樹脂に限定されるものではなく、熱硬化
性樹脂や熱可塑性樹脂であってもよい。
示した光硬化性樹脂に限定されるものではなく、熱硬化
性樹脂や熱可塑性樹脂であってもよい。
【0021】
【発明の効果】上述したように、高分子分散型液晶中に
導電性フィラーを混合した高分子分散型液晶を液晶光学
素子に用いることで、液晶光学素子の駆動電圧を大幅に
低下でき、アクティブマトリク駆動への応用が可能にな
る。同時に、液晶光学素子の散乱性能、信頼性も向上
し、コントラストが高くかつ信頼性の優れた液晶光学素
子が実現できる。
導電性フィラーを混合した高分子分散型液晶を液晶光学
素子に用いることで、液晶光学素子の駆動電圧を大幅に
低下でき、アクティブマトリク駆動への応用が可能にな
る。同時に、液晶光学素子の散乱性能、信頼性も向上
し、コントラストが高くかつ信頼性の優れた液晶光学素
子が実現できる。
【図1】本発明の高分子分散型液晶を用いて作製した液
晶光学素子の構成を示す断面図
晶光学素子の構成を示す断面図
【図2】高分子分散型液晶を用いて作製した液晶光学素
子の表示原理を示す概略図
子の表示原理を示す概略図
【図3】本発明の高分子分散型液晶を用いて作製した液
晶光学素子の概略を示す平面図
晶光学素子の概略を示す平面図
【図4】本発明の実施例1および比較例1に示した液晶
セルの電気光学特性を示すグラフ
セルの電気光学特性を示すグラフ
【図5】本発明の実施例2および比較例2に示した液晶
セルの電気光学特性を示すグラフ
セルの電気光学特性を示すグラフ
11 透明電極層 12 入射光 13 散乱光 14 液晶分子 15 高分子相 16 透過光 21 上側基板 22 下側基板 23 液晶 24 高分子材料 25 導電性フィラー 26 スペーサ兼シール樹脂 27 透明電極層 31 上側基板 32 下側基板 33 スペーサ兼シール樹脂 34 開口部 35 導電性フィラーを混合した高分子分散型液晶注入
部分
部分
Claims (2)
- 【請求項1】液晶が高分子材料から成るマトリクス中に
分散保持された高分子分散型液晶を一対の電極を有する
基板間に挟み込んだ液晶光学素子において、前記高分子
分散型液晶が導電性フィラーを混合した高分子分散型液
晶であることを特徴とする液晶光学素子。 - 【請求項2】導電性フィラーが高分子分散型液晶中で、
不連続または部分連続の状態で存在することを特徴とす
る請求項1記載の液晶光学素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50A JPH06202084A (ja) | 1993-01-06 | 1993-01-06 | 液晶光学素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50A JPH06202084A (ja) | 1993-01-06 | 1993-01-06 | 液晶光学素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06202084A true JPH06202084A (ja) | 1994-07-22 |
Family
ID=11475837
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP50A Pending JPH06202084A (ja) | 1993-01-06 | 1993-01-06 | 液晶光学素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06202084A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022064557A (ja) * | 2020-10-14 | 2022-04-26 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 淡色トナー |
-
1993
- 1993-01-06 JP JP50A patent/JPH06202084A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022064557A (ja) * | 2020-10-14 | 2022-04-26 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 淡色トナー |
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