JPH062023A - 混銑車用スラグストッパー - Google Patents
混銑車用スラグストッパーInfo
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- JPH062023A JPH062023A JP18763992A JP18763992A JPH062023A JP H062023 A JPH062023 A JP H062023A JP 18763992 A JP18763992 A JP 18763992A JP 18763992 A JP18763992 A JP 18763992A JP H062023 A JPH062023 A JP H062023A
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- hot metal
- slag
- car
- stopper
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- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正用)
【目的】 混銑車から溶銑鍋へ溶銑を払出すに当り、ス
ラグの流出を防止するスラグストッパーについては、従
来多くの開示があるが、満足すべき効果を挙げている装
置がほとんど見当らないので画期的な改善装置を提供す
る。 【構成】 混銑車に付帯しない独立体であって、混銑車
の溶銑払出しに際し、受銑口の溶銑に浮くスラグストッ
パー本体と、該スラグストッパー本体を支持する支持ア
ームと、該支持アームの一端をピンを介して回転自在に
保持する水平ロッドと、該水平ロッドを昇降および回転
可能に保持する門型フレームと、より成り、支持アーム
の一端がピンにより水平ロッドに回転自在に保持されて
いることにより、混銑車の溶銑払出しに伴う傾動にスラ
グストッパー本体が溶銑に浮いて追従し、常にスラグの
流出を防止しながら溶銑が払出される。 【効果】 混銑車から溶銑鍋へのスラグの流出量が従来
の10〜20%に低減したばかりでなく、これに伴う付
帯的効果はきわめて大である。
ラグの流出を防止するスラグストッパーについては、従
来多くの開示があるが、満足すべき効果を挙げている装
置がほとんど見当らないので画期的な改善装置を提供す
る。 【構成】 混銑車に付帯しない独立体であって、混銑車
の溶銑払出しに際し、受銑口の溶銑に浮くスラグストッ
パー本体と、該スラグストッパー本体を支持する支持ア
ームと、該支持アームの一端をピンを介して回転自在に
保持する水平ロッドと、該水平ロッドを昇降および回転
可能に保持する門型フレームと、より成り、支持アーム
の一端がピンにより水平ロッドに回転自在に保持されて
いることにより、混銑車の溶銑払出しに伴う傾動にスラ
グストッパー本体が溶銑に浮いて追従し、常にスラグの
流出を防止しながら溶銑が払出される。 【効果】 混銑車から溶銑鍋へのスラグの流出量が従来
の10〜20%に低減したばかりでなく、これに伴う付
帯的効果はきわめて大である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は混銑車用スラグストッパ
ーに係り、特に混銑車に付帯されず製鋼工場原料ヤード
等に設けられ、混銑車の溶銑払出しに際し、スラグの流
出を防止するスラグストッパーに関する。
ーに係り、特に混銑車に付帯されず製鋼工場原料ヤード
等に設けられ、混銑車の溶銑払出しに際し、スラグの流
出を防止するスラグストッパーに関する。
【従来の技術】高炉からの溶銑を収容する混銑車は、受
銑時に少量の高炉スラグが混入するほか、最近では製鋼
工場への輸送途中で脱珪、脱りん、脱硫等の予備処理を
施すので、予備処理剤がスラグ化している。従って製鋼
工場で混銑車から溶銑鍋へ溶銑を払出す場合、混銑車内
溶銑表面に浮遊するスラグが溶銑鍋へ流出することは、
復りん、復硫の恐れもあり、最小限に抑制しなければな
らない。また混銑車においても、かかる脱りん、脱硫ス
ラグが残存することは、次の予備処理に支障を来たすの
で溶銑払出し後は、かかる残存スラグは完全に排出して
いる。しかし、混銑車の傾動角度いっぱいに傾けてのス
ラグの排出時には、若干の溶銑が残存しており、従来は
これを一旦溶銑鍋にすべて排出した後、スラグを掻き出
すようにしているが、苛酷な高熱作業であるほか、溶銑
歩留の低下を招く欠点があった。
銑時に少量の高炉スラグが混入するほか、最近では製鋼
工場への輸送途中で脱珪、脱りん、脱硫等の予備処理を
施すので、予備処理剤がスラグ化している。従って製鋼
工場で混銑車から溶銑鍋へ溶銑を払出す場合、混銑車内
溶銑表面に浮遊するスラグが溶銑鍋へ流出することは、
復りん、復硫の恐れもあり、最小限に抑制しなければな
らない。また混銑車においても、かかる脱りん、脱硫ス
ラグが残存することは、次の予備処理に支障を来たすの
で溶銑払出し後は、かかる残存スラグは完全に排出して
いる。しかし、混銑車の傾動角度いっぱいに傾けてのス
ラグの排出時には、若干の溶銑が残存しており、従来は
これを一旦溶銑鍋にすべて排出した後、スラグを掻き出
すようにしているが、苛酷な高熱作業であるほか、溶銑
歩留の低下を招く欠点があった。
【0002】かかる欠点を排除するため、従来混銑車か
ら溶銑を払出すに当り、スラグの混入を防止する多くの
技術が開示されているが、以下その従来技術の大要につ
いて説明する。 特開昭56−93807:この発明の要旨は次の如くで
ある。すなわち、「混銑車の開孔口を跨ぐ位置に着脱可
能にしたストッパー支持部材と、該ストッパー支持部材
の装着位置を支点として回動可能にとりつけた柄つきス
トッパーからなる混銑車用スラグストッパー。」であ
る。この発明は、棒状のスラグストッパーを混銑車の内
部へ挿入し、90度回転させ、混銑車受銑口に引掛けて
装着する方式をとっている。しかし、この発明は湯面レ
ベルが高い時や、受銑口の周辺に固形スラグや地金が多
く付着している場合には、棒状のスラグストッパーを混
銑車の内部で90度回転できず、そのため装着に多くの
時間と労力を要するという問題がある。
ら溶銑を払出すに当り、スラグの混入を防止する多くの
技術が開示されているが、以下その従来技術の大要につ
いて説明する。 特開昭56−93807:この発明の要旨は次の如くで
ある。すなわち、「混銑車の開孔口を跨ぐ位置に着脱可
能にしたストッパー支持部材と、該ストッパー支持部材
の装着位置を支点として回動可能にとりつけた柄つきス
トッパーからなる混銑車用スラグストッパー。」であ
る。この発明は、棒状のスラグストッパーを混銑車の内
部へ挿入し、90度回転させ、混銑車受銑口に引掛けて
装着する方式をとっている。しかし、この発明は湯面レ
ベルが高い時や、受銑口の周辺に固形スラグや地金が多
く付着している場合には、棒状のスラグストッパーを混
銑車の内部で90度回転できず、そのため装着に多くの
時間と労力を要するという問題がある。
【0003】特開昭62−146208:この発明の要
旨とするところは次の如くである。すなわち、「混銑車
上の溶銑払出口を跨ぐ状態で着脱自在に設置される支持
台にて回動自在に支持され、かつ圧力ガス供給源に接続
されたガスヘッダーにガス噴射用のノズルを設けるとと
もに、前記ガスヘッダーにノズルのガス噴射角度を一定
に保つためのバランスウエイトを設けたことを特徴とす
る混銑車用スラグストッパー。」である。この発明は、
溶銑払出口を跨ぐ状態で設けられた支持台にガスへッダ
ーが回動自在に取付られ、ガスを噴射させて溶銑上に浮
遊するスラグを奥の方へ押しやる方法をとっている。し
かし、この発明ではガス噴射によりスラグが飛散すると
いう問題のほか、溶銑表面が冷却され酸化され易いとい
う欠点がある。
旨とするところは次の如くである。すなわち、「混銑車
上の溶銑払出口を跨ぐ状態で着脱自在に設置される支持
台にて回動自在に支持され、かつ圧力ガス供給源に接続
されたガスヘッダーにガス噴射用のノズルを設けるとと
もに、前記ガスヘッダーにノズルのガス噴射角度を一定
に保つためのバランスウエイトを設けたことを特徴とす
る混銑車用スラグストッパー。」である。この発明は、
溶銑払出口を跨ぐ状態で設けられた支持台にガスへッダ
ーが回動自在に取付られ、ガスを噴射させて溶銑上に浮
遊するスラグを奥の方へ押しやる方法をとっている。し
かし、この発明ではガス噴射によりスラグが飛散すると
いう問題のほか、溶銑表面が冷却され酸化され易いとい
う欠点がある。
【0004】特開昭63−219515:この発明の要
旨とするところは次の如くである。すなわち、「混銑車
の炉口または鍋等の上部を跨ぐフレームと、このフレー
ムの下面に吊持されたストッパー本体とからスラグ・ス
トッパーを構成し、上記フレームの略C字状掛止フック
を炉口または鍋の外周部に設けたピンブラケットに落と
しこみ係合して該フレームを混銑車または鍋に取付ける
と共に、上記ストッパー本体を炉口または鍋内部に突入
させ、このストッパー本体は混銑車または鍋の傾動中心
と平行する該本体両端の支持ピンをそれぞれフレーム側
のV字状ガイド孔に遊動自由に係合させた炉口蓋式スラ
グ・ストッパー装置。」である。上記要旨から明らかな
とおり、この発明はスライド式流出防止板を受銑口に取
付ける方法をとっているものである。しかし、スライド
板および取付板が大きく、これらの脱着が大がかりとな
り、取付けに時間と労力とを要し、かつスライド板にス
ラグが付着すると除去しにくい欠点がある。
旨とするところは次の如くである。すなわち、「混銑車
の炉口または鍋等の上部を跨ぐフレームと、このフレー
ムの下面に吊持されたストッパー本体とからスラグ・ス
トッパーを構成し、上記フレームの略C字状掛止フック
を炉口または鍋の外周部に設けたピンブラケットに落と
しこみ係合して該フレームを混銑車または鍋に取付ける
と共に、上記ストッパー本体を炉口または鍋内部に突入
させ、このストッパー本体は混銑車または鍋の傾動中心
と平行する該本体両端の支持ピンをそれぞれフレーム側
のV字状ガイド孔に遊動自由に係合させた炉口蓋式スラ
グ・ストッパー装置。」である。上記要旨から明らかな
とおり、この発明はスライド式流出防止板を受銑口に取
付ける方法をとっているものである。しかし、スライド
板および取付板が大きく、これらの脱着が大がかりとな
り、取付けに時間と労力とを要し、かつスライド板にス
ラグが付着すると除去しにくい欠点がある。
【0005】特開昭54−99706:この発明は本出
願人の出願にかかる「混銑車からの溶銑払出し方法およ
びその装置」なる発明であって、その要旨はそれぞれ次
の如くである。すなわち、 「1. 混銑車からの溶銑払出しに際し、その払出しの過
程で外部から混銑車のスパウト部に通孔を有する塞止板
を当がい、そのスパウトの溶銑滓流出路を塞ぐ一方、前
記通孔より溶銑のみを流出させることを特徴とする混銑
車からの溶銑等の払出し方法。 2. 混銑車からの溶銑払出しに際し溶銑鍋上に位置させ
るフード台車に支持フレームを設け、その支持フレーム
には混銑車からの溶滓の流出を阻止する塞止板を固着し
た取付棒を揺動可能に取付け、その取付棒の後端部には
揺動させるためのシリンダーのロッド遊端を係合させた
ことを特徴とする溶銑等の払出し装置。」である。 この発明は上記要旨からも明らかなとおり、孔明き板を
受銑口の内部へ押付け、スラグを後方へ押付ける方式で
ある。しかしこの発明は、油圧シリンダーなどの油圧機
器が溶銑の輻射熱を直接受けることとなり、高熱により
作動不良となるおそれがあるほか、混銑車の傾動による
回転運動に対し、装置の前後進および孔明き板を支持す
るアームの俯仰の動きが湯面の変動に追従することが困
難であるという問題がある。
願人の出願にかかる「混銑車からの溶銑払出し方法およ
びその装置」なる発明であって、その要旨はそれぞれ次
の如くである。すなわち、 「1. 混銑車からの溶銑払出しに際し、その払出しの過
程で外部から混銑車のスパウト部に通孔を有する塞止板
を当がい、そのスパウトの溶銑滓流出路を塞ぐ一方、前
記通孔より溶銑のみを流出させることを特徴とする混銑
車からの溶銑等の払出し方法。 2. 混銑車からの溶銑払出しに際し溶銑鍋上に位置させ
るフード台車に支持フレームを設け、その支持フレーム
には混銑車からの溶滓の流出を阻止する塞止板を固着し
た取付棒を揺動可能に取付け、その取付棒の後端部には
揺動させるためのシリンダーのロッド遊端を係合させた
ことを特徴とする溶銑等の払出し装置。」である。 この発明は上記要旨からも明らかなとおり、孔明き板を
受銑口の内部へ押付け、スラグを後方へ押付ける方式で
ある。しかしこの発明は、油圧シリンダーなどの油圧機
器が溶銑の輻射熱を直接受けることとなり、高熱により
作動不良となるおそれがあるほか、混銑車の傾動による
回転運動に対し、装置の前後進および孔明き板を支持す
るアームの俯仰の動きが湯面の変動に追従することが困
難であるという問題がある。
【0006】実開平2−87053:この考案の要旨と
するところは次の如くである。すなわち、「混銑車の受
銑口に溶銑の滓を分離して除去するための除滓用蓋を配
設したことを特徴とする混銑車受銑口の除滓用蓋。」で
ある。この考案は、上下に孔を明けた耐火物より成る蓋
を受銑口に取付け、下方の開口部から溶銑のみを流出さ
せるという構成であるが、蓋の脱着に時間を要するほ
か、取付ボルトの取外しに作業員が高熱の受銑口に接近
しなければならず、また蓋の内部にスラグが付着すると
再使用のために完全除去しなければならないが、この作
業は困難である等の問題がある。
するところは次の如くである。すなわち、「混銑車の受
銑口に溶銑の滓を分離して除去するための除滓用蓋を配
設したことを特徴とする混銑車受銑口の除滓用蓋。」で
ある。この考案は、上下に孔を明けた耐火物より成る蓋
を受銑口に取付け、下方の開口部から溶銑のみを流出さ
せるという構成であるが、蓋の脱着に時間を要するほ
か、取付ボルトの取外しに作業員が高熱の受銑口に接近
しなければならず、また蓋の内部にスラグが付着すると
再使用のために完全除去しなければならないが、この作
業は困難である等の問題がある。
【0007】特開平2−197512:この発明の要旨
とするところは次の如くである。すなわち、 「1. 出銑孔の外側面に離脱可能にスラグカット用の堰
を設けた混銑車。 2. 堰が、出銑孔外面に当接したとき出銑孔の上部に空
気取替用空隙を、下部に溶銑排出用空隙を形成する形状
に形成されている特許請求の範囲第1項に記載の混銑
車。」である。 すなわち、この発明は出銑口に上部および下部をカット
した開閉蓋を取付け、溶銑を下部の空隙から流出させ、
スラグを内部に閉じ込めようとする装置である。しか
し、この発明においても、例えば溶銑予備処理時におい
て、例えば脱りん剤を吹込むときなど、溶銑のスプラッ
シュが発生して蓋の回転部等に付着すると蓋が開閉でき
なくなり、またスプラッシュによる溶銑およびスラグが
出銑口に付着すると蓋が完全に閉まらないので、そのす
きまから溶銑が流出し飛散するという問題点がある。
とするところは次の如くである。すなわち、 「1. 出銑孔の外側面に離脱可能にスラグカット用の堰
を設けた混銑車。 2. 堰が、出銑孔外面に当接したとき出銑孔の上部に空
気取替用空隙を、下部に溶銑排出用空隙を形成する形状
に形成されている特許請求の範囲第1項に記載の混銑
車。」である。 すなわち、この発明は出銑口に上部および下部をカット
した開閉蓋を取付け、溶銑を下部の空隙から流出させ、
スラグを内部に閉じ込めようとする装置である。しか
し、この発明においても、例えば溶銑予備処理時におい
て、例えば脱りん剤を吹込むときなど、溶銑のスプラッ
シュが発生して蓋の回転部等に付着すると蓋が開閉でき
なくなり、またスプラッシュによる溶銑およびスラグが
出銑口に付着すると蓋が完全に閉まらないので、そのす
きまから溶銑が流出し飛散するという問題点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記混銑車におけるス
ラグストッパーの従来技術の問題点を検討した結果次の
結論を得た。 (イ) 混銑車からのスラグの流出を防止する装置として
は、混銑車の受銑口近傍に付帯的に設けることは不適当
である。その理由は、混銑車では脱りん、脱硫等の予備
処理が行われるので溶銑等のスプラッシュにより受銑口
に地金やスラグの堆積が生成し易く、また装置を設けて
も完全な作動を期待することが困難である。 (ロ) 従ってスラグの流出防止装置は溶銑鍋に排出する製
鋼工場の原料ヤード内に独立して設置すべきであるが、
高温、発塵雰囲気であるので構造を単純化し機能を最小
限とする必要がある。 (ハ) 混銑車の傾動により湯面レベルが毎回変動するため
スラグストッパーを湯面変動に対し、正確に追従させる
のは難しい。
ラグストッパーの従来技術の問題点を検討した結果次の
結論を得た。 (イ) 混銑車からのスラグの流出を防止する装置として
は、混銑車の受銑口近傍に付帯的に設けることは不適当
である。その理由は、混銑車では脱りん、脱硫等の予備
処理が行われるので溶銑等のスプラッシュにより受銑口
に地金やスラグの堆積が生成し易く、また装置を設けて
も完全な作動を期待することが困難である。 (ロ) 従ってスラグの流出防止装置は溶銑鍋に排出する製
鋼工場の原料ヤード内に独立して設置すべきであるが、
高温、発塵雰囲気であるので構造を単純化し機能を最小
限とする必要がある。 (ハ) 混銑車の傾動により湯面レベルが毎回変動するため
スラグストッパーを湯面変動に対し、正確に追従させる
のは難しい。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記混銑車用スラグスト
ッパーの従来技術の問題点は下記要旨の本発明によって
解決することができる。 (1) 混銑車の溶銑払出しに際し、スラグの流出を防
止する混銑車用スラグストッパーにおいて、前記混銑車
の走行方向と平行に配置された門型フレームと、前記門
型フレームの両側のポストに昇降および回転可能に取付
けられた水平ロッドと、前記水平ロッドの中央部に回転
自在に一端を取付けられた支持アームと、前記支持アー
ムの先端に取付けられた耐火物製のスラグストッパー本
体と、を有して成り、前記支持アームの一端が水平ロッ
ドに回転自在に保持されていることにより混銑車内湯面
高さの変動を吸収することを特徴とする混銑車用スラグ
ストッパー。 (2) 前記門型フレームは混銑車の走行方向に平行し
て上部から支持されて設けられたレールに走行装置を介
して懸垂されている上記(1)記載の混銑車用スラグス
トッパー、である。
ッパーの従来技術の問題点は下記要旨の本発明によって
解決することができる。 (1) 混銑車の溶銑払出しに際し、スラグの流出を防
止する混銑車用スラグストッパーにおいて、前記混銑車
の走行方向と平行に配置された門型フレームと、前記門
型フレームの両側のポストに昇降および回転可能に取付
けられた水平ロッドと、前記水平ロッドの中央部に回転
自在に一端を取付けられた支持アームと、前記支持アー
ムの先端に取付けられた耐火物製のスラグストッパー本
体と、を有して成り、前記支持アームの一端が水平ロッ
ドに回転自在に保持されていることにより混銑車内湯面
高さの変動を吸収することを特徴とする混銑車用スラグ
ストッパー。 (2) 前記門型フレームは混銑車の走行方向に平行し
て上部から支持されて設けられたレールに走行装置を介
して懸垂されている上記(1)記載の混銑車用スラグス
トッパー、である。
【0010】本発明の実施例を添付図面を参照して説明
する。図1は溶銑ピットにおける混銑車と本発明のスラ
グストッパーの関係を示す正面図である。図2は溶銑払
出し開始時のスラグストッパーを示す模式断面図であ
る。先ず、本発明のスラグストッパー2の構成について
説明する。溶銑ピット4をまたぐ位置に混銑車6の走行
方向と平行に門型フレーム8が設置されている。門型フ
レーム8の両側のポスト10に昇降装置12および回転
装置14を介して昇降および回転可能に水平ロッド16
が設けられている。水平ロッド16の中央部にはレバー
18およびピン20を介して回転自在に支持アーム22
が取付けられ、支持アーム22の先端にはスラグストッ
パー本体24が設けられている。
する。図1は溶銑ピットにおける混銑車と本発明のスラ
グストッパーの関係を示す正面図である。図2は溶銑払
出し開始時のスラグストッパーを示す模式断面図であ
る。先ず、本発明のスラグストッパー2の構成について
説明する。溶銑ピット4をまたぐ位置に混銑車6の走行
方向と平行に門型フレーム8が設置されている。門型フ
レーム8の両側のポスト10に昇降装置12および回転
装置14を介して昇降および回転可能に水平ロッド16
が設けられている。水平ロッド16の中央部にはレバー
18およびピン20を介して回転自在に支持アーム22
が取付けられ、支持アーム22の先端にはスラグストッ
パー本体24が設けられている。
【0011】スラグストッパー本体24は耐火物製でス
ラグと溶銑の中間の比重を有し、スラグによる侵食や溶
銑による溶損のないものを選定する。図1および図2で
は、門型フレーム8が床上に設置された実施例を示した
が、図3および図4ではレール26に懸垂された実施例
を示す。すなわち、混銑車6の走行方向と平行に上部か
ら支持されたレール26が設けられ、門型フレーム8は
走行装置28を介してレール26に懸垂されており、門
型フレーム8のポスト10の下端は床上に設けられた水
平振止め30によって揺れを防止できる構成となってい
る。
ラグと溶銑の中間の比重を有し、スラグによる侵食や溶
銑による溶損のないものを選定する。図1および図2で
は、門型フレーム8が床上に設置された実施例を示した
が、図3および図4ではレール26に懸垂された実施例
を示す。すなわち、混銑車6の走行方向と平行に上部か
ら支持されたレール26が設けられ、門型フレーム8は
走行装置28を介してレール26に懸垂されており、門
型フレーム8のポスト10の下端は床上に設けられた水
平振止め30によって揺れを防止できる構成となってい
る。
【0012】
【作用】混銑車6が原料ヤード内に入線し、溶銑ピット
4に停止すると、水平ロッド16を昇降装置12にて下
降させ、回転装置14によって適当に回転してスラグス
トッパー本体24を混銑車6の開口部32に挿入する。
混銑車6を傾動していくと、スラグストッパー本体24
がスラグ34中に浸り、溶銑36上に浮く形となる。さ
らに混銑車6の傾動を大きくすると溶銑36が溶銑鍋3
8に払出され、一方スラグ34はスラグストッパー本体
24が堰となって開口部32を塞ぐ形となるので、ほと
んど流出しない。混銑車6の傾動を続けると、図2ある
いは図4の点線で示す如く溶銑36の湯面レベルも低下
するが、本発明においては昇降装置12によって水平ロ
ッド16を下降し、支持アーム22の一端が水平ロッド
16のレバー18にピン20を介して回転自在に取付け
られているので、常にスラグストッパー本体24は溶銑
36に浮いていることになる。
4に停止すると、水平ロッド16を昇降装置12にて下
降させ、回転装置14によって適当に回転してスラグス
トッパー本体24を混銑車6の開口部32に挿入する。
混銑車6を傾動していくと、スラグストッパー本体24
がスラグ34中に浸り、溶銑36上に浮く形となる。さ
らに混銑車6の傾動を大きくすると溶銑36が溶銑鍋3
8に払出され、一方スラグ34はスラグストッパー本体
24が堰となって開口部32を塞ぐ形となるので、ほと
んど流出しない。混銑車6の傾動を続けると、図2ある
いは図4の点線で示す如く溶銑36の湯面レベルも低下
するが、本発明においては昇降装置12によって水平ロ
ッド16を下降し、支持アーム22の一端が水平ロッド
16のレバー18にピン20を介して回転自在に取付け
られているので、常にスラグストッパー本体24は溶銑
36に浮いていることになる。
【0013】従って湯面レベルの変化に対しては、水平
ッロド16を昇降させるだけで容易に追従させることが
できる。もし水平ロッド16の昇降が多少遅れたとして
も、スラグストッパー本体24はピン20を中心として
回転するだけであるので、混銑車6の内部における位置
が少しずれるだけに過ぎない。溶銑36の払出し終了時
においても、図2あるいは図4の点線で示す如く支持ア
ーム22の傾斜が水平に近づき水平距離が伸びる形と成
ってスラグ34の流出を防止できる。また、隣り合う反
対側の混銑車6に対しても回転装置14を用いて水平ロ
ッド16を180度回転させることにより、同様の手順
でスラグストッパー本体24を混銑車6に挿入してスラ
グ流出を図ることができる。図3および図4で示す移動
式の実施例においては、レール26および走行装置28
の作用により溶銑ピット4からスラグストッパー2全体
を容易に引き出し移動できるので、部品交換作業やメン
テナンス作業を安全に行うことができる。
ッロド16を昇降させるだけで容易に追従させることが
できる。もし水平ロッド16の昇降が多少遅れたとして
も、スラグストッパー本体24はピン20を中心として
回転するだけであるので、混銑車6の内部における位置
が少しずれるだけに過ぎない。溶銑36の払出し終了時
においても、図2あるいは図4の点線で示す如く支持ア
ーム22の傾斜が水平に近づき水平距離が伸びる形と成
ってスラグ34の流出を防止できる。また、隣り合う反
対側の混銑車6に対しても回転装置14を用いて水平ロ
ッド16を180度回転させることにより、同様の手順
でスラグストッパー本体24を混銑車6に挿入してスラ
グ流出を図ることができる。図3および図4で示す移動
式の実施例においては、レール26および走行装置28
の作用により溶銑ピット4からスラグストッパー2全体
を容易に引き出し移動できるので、部品交換作業やメン
テナンス作業を安全に行うことができる。
【0014】
【発明の効果】本発明による混銑車用スラグストッパー
は、従来装置の問題点に鑑み、混銑車受銑口近傍に付帯
して設けることなく、例えば製鋼工場の原料ヤード等に
独立して設け、しかも高温、発塵雰囲気にも十分使用可
能の如く、構造を単純化して水平ロッド16の昇降動作
のみで、スラグストッパー本体24が混銑車6の溶銑3
6の払出しに伴う傾動に追従して動く構成としたので、
従来装置の欠点を解消し、次の如き大なる効果を収める
ことができた。 (イ) 本発明によるスラグストッパーの作用がきわめて効
果的であるので、混銑車から溶銑鍋へのスラグ流出量を
従来の10〜20%にまで低減することができた。 (ロ) 水平ロッド全体を180度旋回することにより、隣
接する2台の混銑車の溶銑払出しを順次実施することが
でき、溶銑払出し作業の能率が飛躍的に向上した。 (ハ) (イ)により溶銑鍋の除滓作業が不要となったので、
作業者の負荷軽減とともに溶銑歩留を向上することがで
きた。 (ニ) 除滓作業が不要となり、溶銑払出しの時間が短縮さ
れたので、溶銑の温度降下が2〜5℃低減した。 (ホ) 混銑車からの流出スラグ量が著しく低減したので、
溶銑鍋のスラグライン耐火物の溶損が少なくなり、耐火
物原単位を2〜5%低減することができた。 (ヘ) 従来の溶銑鍋の除滓時の発塵がなくなったので、作
業環境が改善されたほか、集塵機能力に余裕を生じた。 (ト) 流出スラグによる復りん、復硫がないので、転炉で
消費する副原料原単位を低減できた。 (チ) 流出スラグが著しく少ないため、転炉へ装入する溶
銑重量が正確に把握できるので、転炉吹錬計算の初期値
の精度向上が可能となり、結果として副原料の原単位を
低減できた。 (リ) 本発明によるスラグストッパーは構造が簡単である
が、作用、効果がきわめて大であり、水平ロッドの昇降
動作だけで混銑車の傾動に追従して作用するので作業者
の負荷は小さく増員の必要がない。
は、従来装置の問題点に鑑み、混銑車受銑口近傍に付帯
して設けることなく、例えば製鋼工場の原料ヤード等に
独立して設け、しかも高温、発塵雰囲気にも十分使用可
能の如く、構造を単純化して水平ロッド16の昇降動作
のみで、スラグストッパー本体24が混銑車6の溶銑3
6の払出しに伴う傾動に追従して動く構成としたので、
従来装置の欠点を解消し、次の如き大なる効果を収める
ことができた。 (イ) 本発明によるスラグストッパーの作用がきわめて効
果的であるので、混銑車から溶銑鍋へのスラグ流出量を
従来の10〜20%にまで低減することができた。 (ロ) 水平ロッド全体を180度旋回することにより、隣
接する2台の混銑車の溶銑払出しを順次実施することが
でき、溶銑払出し作業の能率が飛躍的に向上した。 (ハ) (イ)により溶銑鍋の除滓作業が不要となったので、
作業者の負荷軽減とともに溶銑歩留を向上することがで
きた。 (ニ) 除滓作業が不要となり、溶銑払出しの時間が短縮さ
れたので、溶銑の温度降下が2〜5℃低減した。 (ホ) 混銑車からの流出スラグ量が著しく低減したので、
溶銑鍋のスラグライン耐火物の溶損が少なくなり、耐火
物原単位を2〜5%低減することができた。 (ヘ) 従来の溶銑鍋の除滓時の発塵がなくなったので、作
業環境が改善されたほか、集塵機能力に余裕を生じた。 (ト) 流出スラグによる復りん、復硫がないので、転炉で
消費する副原料原単位を低減できた。 (チ) 流出スラグが著しく少ないため、転炉へ装入する溶
銑重量が正確に把握できるので、転炉吹錬計算の初期値
の精度向上が可能となり、結果として副原料の原単位を
低減できた。 (リ) 本発明によるスラグストッパーは構造が簡単である
が、作用、効果がきわめて大であり、水平ロッドの昇降
動作だけで混銑車の傾動に追従して作用するので作業者
の負荷は小さく増員の必要がない。
【図1】溶銑ピットにおける混銑車と本発明のスラグス
トッパーの関係を示す正面図である。
トッパーの関係を示す正面図である。
【図2】溶銑払出し開始時の本発明のスラグストッパー
を示す模式断面図である。
を示す模式断面図である。
【図3】溶銑ピットにおける混銑車と本発明の他の実施
態様のスラグストッパーとの関係を示す正面図である。
態様のスラグストッパーとの関係を示す正面図である。
【図4】溶銑払出し開始時の本発明の他の実施態様のス
ラグストッパーを示す模式断面図である。
ラグストッパーを示す模式断面図である。
2 スラグストッパー(全体) 4 ピット 6 混銑車 8 門型フレーム 10 ポスト 12 昇降装置 14 回転装置 16 水平ロッド 18 レバー 20 ピン 22 支持アーム 24 スラグストッパー本体 26 レール 28 走行装置 30 水平振止め 32 開口部 34 スラグ 36 溶銑 38 溶銑鍋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 浩志 岡山県倉敷市水島川崎通一丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 大宮 茂 岡山県倉敷市水島川崎通一丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内
Claims (2)
- 【請求項1】 混銑車の溶銑払出しに際し、スラグの流
出を防止する混銑車用スラグストッパーにおいて、前記
混銑車の走行方向と平行に配置された門型フレームと、
前記門型フレームの両側のポストに昇降および回転可能
に取付けられた水平ロッドと、前記水平ロッドの中央部
に回転自在に一端を取付けられた支持アームと、前記支
持アームの先端に取付けられた耐火物製のスラグストッ
パー本体と、を有して成り、前記支持アームの一端が水
平ロッドに回転自在に保持されていることにより混銑車
内湯面高さの変動を吸収することを特徴とする混銑車用
スラグストッパー。 - 【請求項2】 前記門型フレームは混銑車の走行方向に
平行して上部から支持されて設けられたレールに走行装
置を介して懸垂されている請求項1に記載の混銑車用ス
ラグストッパー
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18763992A JPH062023A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 混銑車用スラグストッパー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18763992A JPH062023A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 混銑車用スラグストッパー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH062023A true JPH062023A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=16209639
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18763992A Pending JPH062023A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 混銑車用スラグストッパー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH062023A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109266806A (zh) * | 2018-11-29 | 2019-01-25 | 南京浦江合金材料股份有限公司 | 一种提高镍镁球化剂纯净度的熔渣分离装置及其使用方法 |
-
1992
- 1992-06-22 JP JP18763992A patent/JPH062023A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109266806A (zh) * | 2018-11-29 | 2019-01-25 | 南京浦江合金材料股份有限公司 | 一种提高镍镁球化剂纯净度的熔渣分离装置及其使用方法 |
| CN109266806B (zh) * | 2018-11-29 | 2023-11-14 | 南京浦江合金材料股份有限公司 | 一种提高镍镁球化剂纯净度的熔渣分离装置及其使用方法 |
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