JPH0620471Y2 - 調理済料理の保温容器 - Google Patents

調理済料理の保温容器

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JPH0620471Y2
JPH0620471Y2 JP1990106095U JP10609590U JPH0620471Y2 JP H0620471 Y2 JPH0620471 Y2 JP H0620471Y2 JP 1990106095 U JP1990106095 U JP 1990106095U JP 10609590 U JP10609590 U JP 10609590U JP H0620471 Y2 JPH0620471 Y2 JP H0620471Y2
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heat
container
cooked dishes
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敏雄 松浦
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株式会社インテルナ日信
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、主としてホテル等のルーム・サービスや、
病院等の給食などで使用するための調理済料理の保温容
器に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、ホテル等に於いて、パン、オムレツ、スー
プ、ピラフ、シチュー、ステーキその他の保温を必要と
する調理済料理をルーム・サービスに供する際、金属製
等の中空半球形状の覆いを、調理済料理を盛りつけた皿
に被せることにより、搬送時のゴミや塵等の混入からの
防御、冷却の遅延化を図っていた。
しかし、上記のように、中空半球形状の金属製等の覆い
を用いて保温する方法は、その適温持続時間が非常に短
くて料理がすぐ冷めてしまっていた。
そこで、適度な温度で長時間の保温効果を得ることので
きる調理済料理の保温容器セットとして、本考案者が考
案した実願平2−32646号の提案がある。
この保温容器セットは、第8図に示すように、金属製の
中空殻体を皿形状に形成し、前記中空の部分には一旦加
熱されると長時間冷めにくい性質を有する蓄熱剤(3)
を封入した容器(1)からなる。
この容器(1)を二つ、適宜方法で予熱したものの開放
端(11)同士を対向させて重ね合わせた内部の空間に
調理済食品等を収容する。
保温容器(1)は、重ね合わせた際の内部の空間の密閉
性を高めるため、接合部(6)に突起部(61)と、こ
れに係合するヘコミ部(62)を設けている。
このような保温容器セットを用いると、適度な温度とし
て長時間の保温効果を得ることができるという利点はあ
る。
しかし、保温容器(1)にヘコミ部(62)を形成する
ことは突起部(61)を形成するよりも、製造上難しく
て作製に非常に手間がかかっていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
そこで、この出願の考案は、作製にそれほど手間がかか
らない調理済料理の保温容器を提起することを課題とす
る。
〔課題の解決するための手段〕
上記課題を解決するため、この考案では次のような技術
的手段を講じている。
即ち、ある程度耐熱性を有する材質によって、開放端側
の周縁に接合辺(21)を具備する形状に形成された、
中空殻体構造を有する容器であって、 前記中空の部分には、一旦加熱されると長時間冷めにく
い性質を有する蓄熱剤(3)が封入され、 前記接合辺(21)には、概ね周縁に沿って帯状突起
(5)が周設され、且つ、この帯状突起(5)は偶数箇
所で分割されてその分割した箇所は適宜長さ突起を欠落
せしめ、 更に、相互に隣接する帯状突起(5)を、接合辺(2
1)における外周側(5a)とこれから若干内周側(5
b)にずらしたものとで、交互に配したこととした。
前記接合辺(21)の外周縁部に沿って弾性部材(2
4)を周設したこととしてもよい。
外面の少なくとも一部に弾性部材(25)を具備せしめ
たこととしてもよい。
少なくとも一部に断熱材を介在させたこととしてもよ
い。
前記蓄熱材(3)が、被覆体に封入せしめられた状態で
中空部に充填されていることとしてもよい。
前記蓄熱剤(3)が、硝酸マグネシウムを主成分とする
こととしてもよく、酢酸ナトリウムを主成分とすること
としてもよい。
〔作用〕
前記の手段を採用した調理済料理の保温容器は、以下の
ような作用を有する。
先ず、この考案に係る保温容器を二つ、適宜の加熱方法
により予熱する。
次いで、このうち一方の保温容器内に調理済料理を収容
し、他方の保温容器をそれぞれの接合辺(21)を合致
させる態様で、調理済料理を収容した側の保温容器に蓋
をするように被せる。
上下の保温容器によって閉鎖された空間に収容された調
理済料理は、保温容器の中空部に充填された蓄熱剤
(3)の有する性質、即ち、一旦加熱すると長時間冷め
にくい性質による保温効果によって、従来技術の欄に既
述したものと同様に、適度な温度として長時間温められ
ている状態を保つことができる。
また、重ね合わせた際の内部の空間の密閉性を確保する
ための接合部を、接合辺(21)における相互に隣接す
る帯状突起(5)により、外周側とこれから若干内周側
にずらした帯状突起(5)とを交互に配したものとして
構成したので、従来技術のような凹凸による係合のため
のヘコミ部は不要である。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を図面に従って説明する。
第1図乃至第6図は、この考案に係る調理済料理の保温
容器(1)の一実施例を示すもので、略円形の皿形状
で、開放端側(11)の周縁に接合辺(21)を具備す
る形状に形成された、中空殻体構造を有するステンレス
金属製の収納体(2)の内部に蓄熱剤(3)を密閉して
成る保温容器(1)を、2つ重ね合せて使用している状
態を表したものである。
蓄熱剤(3)としては、硝酸マグネシウム又は酢酸ナト
リウムを主成分としたものを用いることができる。
この蓄熱剤(3)は、前記硝酸マグネシウム又は酢酸ナ
トリウムの特性から一旦加熱させると蓄熱効果に優れ、
冷めにくい性質を有している。
ここで、前記の蓄熱剤(3)の主成分となる硝酸マグネ
シウムは、化学式がMg(NO3)2・6H2Oである
硝酸マグネシウム六水塩が主成分となっており、又、同
様に前記の蓄熱剤(3)の主成分となる酢酸ナトリウム
は、化学式がNaCH3COO・3H2Oである酢酸ナ
トリウム三水塩が主成分となっている。
蓄熱剤(3)は、収納体(2)の一部に形成した開孔
(図示せず)から流入させた後、開孔部を溶接するとい
う公知の方法で充填する。
また、この実施例では、直接ステンレス金属製の収納体
(2)に蓄熱剤(3)を収納しているが、蓄熱剤(3)
を収納するために、被覆体としてのアルミニウム箔や合
成樹脂性フィルム等(図示せず)に封入せしめた状態で
中空部に充填することも出来る。
この場合、アルミニウム箔の被覆体の中に蓄熱剤(3)
を封入する際、アルミニウム箔の内面の全面を硝酸マグ
ネシウムや酢酸ナトリウム(蓄熱剤の主成分)に侵され
ない樹脂、例えばナイロン、ポリエチレン等で一様にコ
ーティング(図示せず)を施したものとしてもよい。
容器(1)の形状は、保温すべき対象の料理、若しくは
料理の容器(4)の形等に従って適宜のものとして実施
することができる。例えば、容器(1)の外周は、円形
状でなく、第7図に示したような、四角形、八角形等の
偶数角形状でも実施出来る。
上側と下側の容器(1)は、必ずしも同形状、同寸法に
する必要は無いが、実際の使用上は同形状、同寸法の方
が使い勝手が良い。
また、使用終了後の所定箇所へのこれら上下の容器
(1)の収納時に、開放端側(11)を同方向に向けて
積載できるような公知の形状にしておくと更に使い勝手
が良いものとなる。
容器(1)の接合辺(21)には開放端側(11)の周
縁に沿って帯状突起(5)を周設しているが、この帯状
突起(5)は偶数箇所、この実施例では四箇所で分割し
ており、その分割した箇所は適宜長さ突起を欠落せしめ
ている。
更に、相互に隣接する帯状突起(5)を、接合辺(2
1)における外周側とこれから若干内周側にずらしたも
のとで、交互に配している。
これは、調理済料理の種類によっては、重ね合わせた内
部の空間から外部への通孔を設け、料理から発生する水
蒸気等を外部に逃がして、内部の結露を防止したい場合
があるからである。
即ち、この容器(1)を二つ、開放端同士を対向させて
重ね合わせた場合、第5図に示すように、外周側の帯状
突起(5a)の側端(51)が接するようにすると(第
5図及び第6図において、実線で示した部分は下側の保
温容器(1)、二点斜線で示した部分は上側の保温容器
(1)の帯状突起)、内部の空間と外部とは周方向に形
成された溝部(矢印の部分)でしか連通せず、又、この
通路は横に細長いから空気の流通が非常におこりにく
く、ほぼ密閉状態を形成できる。
更に、外周側の帯状突起(5a)と内周側の帯状突起
(5b)の半径方向の間隔をより小さくしていくと、上
記の溝を介しての空気の流通は実際上、無くなる。
逆に、第6図に示すように、外周側の帯状突起(5a)
と内周側の帯状突起(5b)の半径方向の位置を合致さ
せるように上下の保温容器(1)を重ね合わせて、帯状
突起(5)間の間隙(52)から容器(1)の内部と外
部の空気の流通が自由に出来るようにすることも可能で
ある。
又、容器(1)の円環部(22)の略中央部に、料理を
載置する空間から外方に向かって水蒸気抜き用の孔(図
示せず)が開孔させてもよい。
こうすると、料理から発散する水蒸気はこの孔から外方
に放出され、容器(1)内に結露しにくくなる。
保温容器(1)を製造する際、通常、プレス成型する
が、この出願の考案のように帯状突起部(5)のみで接
合部(6)を形成すると、従来のように突起部(61)
とこれの係合するヘコミ部(62)とから接合部(6)
を構成した場合に較べて非常に成型が楽に出来るという
利点がある。
容器(1)の材質は、この実施例ではステンレス金属を
用いたが、ある程度、即ち100℃程度の耐熱性を有す
る材質のもの、例えば、合成樹脂の成型品等を用いるこ
とも可能である。合成樹脂成型品を用いると、この保温
容器(1)を余熱する際に、合成樹脂は高温に弱いとい
う使用者の常識が働くので、誤ってガス・コンロ等の直
火にかけて過熱させる懸念がない点で有利である。
ステンレス製の収納体(2)は、その上部に凸設した円
環部(22)には、ステンレス・ワイヤー(23a)に
合成樹脂(23b)を被覆して形成した把手(23)を
公知の方法で取付ている。このように、合成樹脂を被覆
しておくと、上述と同様の理由で、直火にかけて保温容
器(1)に密閉した蓄熱剤(3)を過熱させる懸念がな
くなり有利である。
前記接合辺(21)の外周縁部に沿って、弾性部材(2
4)としてのゴム・エラストマーを周設すると、この保
温容器(1)を落とした際の衝撃緩衝材となる。
また、容器(1)の外面側において、収納体(2)の外
壁に、蓄熱剤(3)を密閉した間隙の他にもう一つの間
隙を設け(図示せず)、この間隙に公知の断熱材を内在
させたこととしてもよく、この断熱材としては、グラス
・ウール等を使用できる。
こうすると、蓄熱剤(3)の熱は専ら内面側にのみ放出
され、外面側への放出は断熱材の断熱効果により最小に
抑えられるので、より保温効率が向上するものであり、
更に、外面側には熱が伝わりにくいので熱くなり、手で
触っても常温と同じような温度であるから非常に扱いや
すくなる。
また、この保温容器(1)の底面には、テーブル等との
接触面における断熱効果を高めるため、熱伝導率の低い
公知の材質で成型した弾性部材(25)を嵌め込んであ
る。
この考案に係る保温容器(1)を重ね合わせ、これら保
温容器(1)の内部の空間に入れてある調理済料理は、
蓄熱剤(3)の有する優れた蓄熱効果により、温かい状
態を保持していることが可能である。
よって、予め、温水、蒸気、温風、電気ヒーター等で温
めた容器(1)内の空間にルーム・サービスに供する調
理済料理を入れ、注文客の部屋へと運んだ後も長時間、
冷めにくい。
保温容器(1)の形状、容量等で多少の相違はあるが、
この保温容器(1)を沸騰させた湯に浸け、約90℃に
加熱するのに大体約15〜30分必要であり、その後3
時間を経過した時に保温容器(1)は約70〜80℃を
保っていた。
〔考案の効果〕
この考案は前述のような構成を有するものであり、従来
技術のような凹凸による係合のためのヘコミ部は不要で
あるので、比較的簡単に製造出来、作製にそれほど手間
がかからない調理済料理の保温容器を提起することが出
来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この出願の考案に係る調理済料理の保温容器
の一実施例を示すものであり、二つの保温容器を当接し
た状態の断面図、第2図は、同じく保温容器の全体斜視
図、第3図は、第2図に示した保温容器の正面図、第4
図は、第2図に示した保温容器を裏返した状態を説明す
る全体斜視図、第5図は、この考案に係る保温容器をほ
ぼ密閉するように2つ重ね合わせ、その接合辺に於ける
帯状突起の状態を説明する図、第6図は、この考案に係
る保温容器が通孔を有するように2つ重ね合わせ、その
接合辺に於ける帯状突起の状態を説明する図、第7図
(A)(B)は、他の形状の保温容器を説明する正面
図、第8図は、従来の保温容器を二つ当接させた状態を
説明する断面図。 (3)……蓄熱剤、(5)……帯状突起、(5a)……
外周側、(5b)……内周側、(21)……接合辺、
(24)……弾性部材、(25)……弾性部材

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ある程度耐熱性を有する材質によって、開
    放端側の周縁に接合辺(21)を具備する形状に形成さ
    れた、中空殻体構造を有する容器であって、 前記中空の部分には、一旦加熱されると長時間冷めにく
    い性質を有する蓄熱剤(3)が封入され、 前記接合辺(21)には、概ね周縁に沿って帯状突起
    (5)が周設され、且つ、この帯状突起(5)は偶数箇
    所で分割されてその分割した箇所は適宜長さ突起を欠落
    せしめ、 更に、相互に隣接する帯状突起(5)を、接合辺(2
    1)における外周側(5a)とこれから若干内周側(5
    b)にずらしたものとで、交互に配したことを特徴とす
    る調理済料理の保温容器。
  2. 【請求項2】前記接合辺(21)の外周縁部に沿って弾
    性部材(24)を周設したことを特徴とする請求項1記
    載の調理済料理の保温容器。
  3. 【請求項3】外面の少なくとも一部に弾性部材(25)
    を具備せしめたことを特徴とする請求項1又は2記載の
    調理済料理の保温容器。
  4. 【請求項4】少なくとも一部に断熱材を介在させたこと
    を特徴とする請求項1乃至3記載の調理済料理の保温容
    器。
  5. 【請求項5】前記蓄熱材(3)が、被覆体に封入せしめ
    られた状態で中空部に充填されていることを特徴とする
    請求項1乃至4記載の調理済料理の保温容器。
  6. 【請求項6】前記蓄熱剤(3)が、硝酸マグネシウムを
    主成分とすることを特徴とする請求項1乃至5記載の調
    理済料理の保温容器。
  7. 【請求項7】前記蓄熱剤(3)が、酢酸ナトリウムを主
    成分とすることを特徴とする請求項1乃至5記載の調理
    済料理の保温容器。
JP1990106095U 1990-10-08 1990-10-08 調理済料理の保温容器 Expired - Lifetime JPH0620471Y2 (ja)

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JPH0462168U JPH0462168U (ja) 1992-05-28
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006242534A (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 Zeal Co Ltd 載置台

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JP2006242534A (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 Zeal Co Ltd 載置台

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JPH0462168U (ja) 1992-05-28

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