JPH06205270A - オートフォーカス装置を備える撮像装置 - Google Patents

オートフォーカス装置を備える撮像装置

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JPH06205270A
JPH06205270A JP5270780A JP27078093A JPH06205270A JP H06205270 A JPH06205270 A JP H06205270A JP 5270780 A JP5270780 A JP 5270780A JP 27078093 A JP27078093 A JP 27078093A JP H06205270 A JPH06205270 A JP H06205270A
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JP
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signal
period
output
delay register
digital
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JP5270780A
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English (en)
Inventor
Masao Takuma
正男 宅間
Kiyotada Kawakami
聖肇 川上
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮像映像信号の高域成分レベルをディジタル
HPFで抽出して、このレベルが最大となる位置にレン
ズを変位させる山登りオートフォーカス装置において、
水平ブランキング期間のエッジやクロック停止終了時点
で発生する偽の高域成分信号の発生を抑えて、合焦動作
にこの偽信号の影響が生じることを防止することができ
る。 【構成】 水平期間における積分期間の開始直前の特定
のタイミングで、ディジタルフィルタの遅延レジスタの
値を、このタイミングにおける映像信号と同じレベルの
信号が、フィルタに入力され続けていた場合に採る値に
セットすることにより、偽の高域成分が積分期間中に発
生することが抑えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定期間の映像信号中
の輝度信号の高域成分レベルが最大となる位置にレンズ
を移動させる、所謂山登りオートフォーカス装置を備え
る撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラ等の撮像装置の山登りオー
トフォーカス方法としては、特開平3−268585号
公報(H04N5/232)に開示があるように、映像
信号中の輝度信号の高域成分をアナログのHPF(ハイ
パスフィルタ)にて抽出し、この高域成分を各フィール
ド分、順次ディジタル積分してフィールド毎の焦点評価
値とし、こうして1フィールド毎に順次出力される焦点
評価値が最大となるレンズ位置にレンズを移行させるも
ので、オートフォーカス用の特別のセンサーが不要にな
る等の利点により、従来から賞用されてきた。
【0003】ところで、近年のディジタルVTR等、信
号処理回路のディジタル化が進行するに伴い、オートフ
ォーカス回路もディジタル化が要求されており、前記従
来のオートフォーカス回路でもアナログのHPFを、デ
ィジタルフィルタに置換する必要が生じ、この置換に際
して、特にその特性や回路規模の点から、IIR(無限
インパルス応答)型フィルタが適していると言える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、映像信号の
水平期間(フィールド期間)には、水平帰線のための水
平ブランキング期間が存在している。このため、例え
ば、図5の(a)に示すように、画面全体が真っ白で、
本来高域成分が零になるべき映像信号でも、図5の
(b)に示すように、水平ブランキング期間の前後で映
像信号にエッジが存在し、このエッジによる高域成分が
HPFから出力される。このような現象はリンギングと
呼ばれる。
【0005】特に、ディジタルHPFがIIRフィルタ
を含む場合、HPF出力は振動しながら減衰していく
が、HPFの時定数が大きいと、HPF出力が十分減衰
しないうちに積分期間に入ってしまい、偽信号となって
焦点評価値に混入し、フォーカス動作に悪影響を及ぼ
す。
【0006】また、回路をディジタル化した場合、消費
電力を削減するために、回路動作が必要なときにだけ回
路を動作させるためのクロックを供給し、それ以外の場
合には、クロックを停止させる手法が通常採られる。
【0007】従って、オートフォーカス回路に於ても、
積分期間以外ではHPF出力は不要であるため、図6に
示すようなクロック停止期間を設けることが考えられ
る。このクロック停止期間中は、ディジタルフィルタの
遅延レジスタの内容は変化せず、クロック停止直前の映
像信号レベルと、クロック停止解除直後の映像信号のレ
ベルに差があると、図6の(a)で破線Vで示されるよ
うなエッジが存在することと実質的に同等の状況が生
じ、(b)に示すようにHPFからは、このエッジに対
する高域成分が出力されることになる。このHPF出力
が充分に減衰しないうちに積分期間に入ると、これが偽
信号となって、前述と同様に焦点評価値に混入し合焦動
作に誤動作が生じる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、遅延レジスタ
を有し撮像映像信号の輝度信号の高域成分を抽出するデ
ィジタル・ハイパスフィルタと、この高域成分を水平ブ
ランキング期間を含まない所定積分期間にわたって積分
し、1フィールド周期で順次出力する積分手段と、この
積分出力が最大となるようにレンズの撮像素子に対する
相対位置を制御する制御手段と、水平ブランキング期間
の終了時点から積分期間の開始時点までの間に、遅延レ
ジスタの内容を特定値に設定する特定値設定手段を有す
ることを特徴とする。
【0009】また、別の手段として、遅延レジスタを有
し撮像映像信号の輝度信号の高域成分を抽出するディジ
タル・ハイパスフィルタと、水平ブランキング期間を含
む所定の停止期間の間、ディジタル・ハイパスフィルタ
の動作を停止する停止手段と、前記停止期間を含まない
所定の積分期間の間、ディジタル・ハイパスフィルタに
より抽出された高域成分を積分し、1フィールド周期で
順次出力する積分手段と、この積分出力が最大となるよ
うにレンズの撮像素子に対する相対位置を制御する制御
手段と、停止期間の終了時点から積分期間の開始時点ま
での間に、遅延レジスタの内容を特定値に設定する特定
値設定手段を有することを特徴とする。
【0010】更に、特定値設定手段により遅延レジスタ
に設定される特定値は、ゼロであることを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明は、上述のように構成したので、水平ブ
ランキング期間のエッジやクロック停止終了時点で発生
する偽信号の発生を抑えて、焦点評価値に偽信号が混入
するのを防ぐことができる。
【0012】
【実施例】以下、図面に従い本発明の実施例について説
明する。まず、図2を用いて第1実施例装置の山登りオ
ートフォーカスについて説明する。
【0013】図2は第1実施例の全体の回路ブロック図
であり、レンズ1により結像した画像は、撮像素子を含
む撮像回路2によって、映像信号が形成され、この映像
信号の輝度信号が評価値発生回路3に入力される。
【0014】評価値発生回路3は、A/D変換器7、デ
ィジタルHPF8、ディジタル積分器9、同期分離回路
4、積分期間設定回路5及びタイマー50の一連の回路
から構成される。
【0015】輝度信号はA/D変換器7にてディジタル
値に変換され、この出力が後段のディジタルHPF8に
入力される。同時に輝度信号は、同期分離回路4にも供
給され、ここで垂直ブランキング信号(VD)及び水平
ブランキング信号(HD)が分離される。
【0016】ディジタル化された輝度信号は、ディジタ
ル・ハイパスフィルタ(ディジタルHPF)8にて、高
域成分(600KHZ以上)のみが取り出され、後段の
ディジタル積分器9に入力される。このディジタル積分
器9は具体的には、図3に示すように、後段のメモリ回
路21の記憶データと入力されるHPF8出力を加算す
る加算器10と、この加算器の周期的な加算動作毎に得
られる加算データにて保持内容が順次更新されるメモリ
回路21により構成され、メモリ回路21は垂直ブラン
キング期間にリセットされ、このリセット直前の保持デ
ータが該当フィールドの焦点評価値として出力される。
尚、加算器10での加算動作は、積分期間中にのみ実行
され、加算周期はA/D変換器7のデータサンプリング
周期に一致する。
【0017】こうして1フィールド毎に得られる1フィ
ールド分の焦点評価値は、山登り制御回路30に供給さ
れる。この山登り制御回路30は、最大値メモリ31、
比較回路32、36、レンズ位置メモリ34、モータ制
御回路35より構成され、モータ制御回路35は初期状
態としてフォーカスモータ40を焦点評価値が増加する
方向に回転させてレンズ1を一方向に移動させ、このレ
ンズ移動時に最大値メモリ31にはそれまでの焦点評価
値の最大値が最大評価値として記憶され、比較回路32
はこの最大評価値と最新の焦点評価値を比較して、最新
焦点評価値が最大評価値より大きい場合に制御信号S1
を最大値メモリ31及びレンズ位置メモリ34に供給す
る。最大値メモリ31はこの制御信号S1を受けると、
最新の焦点評価値にて最大評価値を更新する。
【0018】一方、レンズ位置メモリ34は最大評価値
が得られる時のレンズ位置を記憶するためのもので、具
体的には、レンズ1を光軸方向に進退させるフォーカス
モータ40の回転量を正転時に加算し、逆転時に減算す
ることによりレンズ位置を検知する位置検知回路33か
らのレンズ位置情報を入力し、制御信号S1が入力され
たときに、この時点でのレンズ位置を記憶する。
【0019】また、比較回路32は、最新の焦点評価値
がピークを越えて、減少傾向になった場合に、最大評価
値から最新の焦点評価値が閾値Mだけ落ち込んだことも
検知し、この落ち込みが認められた時に、制御信号S2
をモータ制御回路35に供給する。モータ制御回路35
はこの制御信号S2を受けると、フォーカスモータ40
を逆転させて比較回路36の比較結果を監視する。
【0020】比較回路36は現在のモータ位置情報とレ
ンズ位置メモリ34に記憶されている最大評価値が得ら
れたレンズ位置を比較し、レンズ1が位置メモリ34に
記憶されるレンズ位置に戻ったときに制御信号S3を比
較結果としてモータ制御回路35に出力し、モータ制御
回路35はこの制御信号S3が入力されると、フォーカ
スモータ40を停止させる。これらの一連の回路動作に
より、図4のようにレンズ位置は焦点評価値の頂点が生
じる位置に最終的に停止されることになり、これが合焦
点となる。
【0021】次に、図1を参照にして、前述のディジタ
ルHPF8の構成及び動作をより詳細に説明する。ディ
ジタルHPF8は、A/D変換器7の出力、即ちディジ
タル輝度信号が入力される遅延レジスタ11aとこの遅
延レジスタ11aの出力からこの遅延レジスタ11aへ
の入力を減算する減算器14により構成されるFIRフ
ィルタ(有限インパルス応答型フィルタ)と、このFI
Rフィルタ出力と後段の加算器15b出力を加算する加
算器15aと、この加算器15a出力が一方の入力とな
るANDゲート12aと、このANDゲート12a出力
が入力される遅延レジスタ11b、この遅延レジスタ1
1b出力が一方の入力となるANDゲート12b、AN
Dゲート12b出力が入力される遅延レジスタ11c、
この遅延レジスタ11c出力から遅延レジスタ11b出
力を減算する減算器16、遅延レジスタ11b出力を利
得a1で増幅するアンプ51、遅延レジスタ11c出力
を利得a2で増幅するアンプ52、アンプ51、52出
力を加算し、この加算出力を加算器15aに出力する加
算器15bからなり、これら3個の遅延レジスタと各加
算器及び減算器によって、数1に示すような伝達関数H
(Z)のHPFが構成される。
【0022】このうち、遅延レジスタ11aと減算器1
4、遅延レジスタ11cと減算器16が夫々FIRフィ
ルタを構成している。また、遅延レジスタ15aから遅
延レジスタ11cに至る鎖線で囲まれた部分でIIRフ
ィルタ(無限インパルス応答型フィルタ)が構成されて
いる。
【0023】
【数1】
【0024】また、リセット信号が反転回路13を経
て、ANDゲート12a、12bの夫々の1つの入力と
なっている。このリセット信号は水平ブランキング期間
の終了後の所定時間T2後に入力され、これは同期分離
回路4から得られた水平ブランキング信号(HD)を入
力とし、この同期信号の終端エッジから時間T2を計時
するタイマー回路23から発せられる。尚、この時間T
2によるリセット信号の発生タイミングは、図5から明
らかなように積分期間の開始点よりも前になるように、
また図6から明らかなようにクロック停止期間の終了点
よりも後になるように設定されている。
【0025】ところで、一般にFIRフィルタへ変動の
ない一定レベルの入力信号が、FIRフィルタを構成す
る遅延レジスタでの遅延時間の合計に相当する時間だけ
供給され続けると、その出力信号は一定値に収束する。
特にFIRフィルタにHPFの機能を行わせる場合に
は、その出力は零に収束する。従って、本実施例の様に
遅延レジスタ11aと、減算器14によって構成され、
HPFの機能を果たすFIRフィルタに一定レベルの輝
度信号が、遅延レジスタ11aでの遅延時間分供給され
続けると、その出力信号は零に収束する。この遅延時間
はディジタルHPF5を駆動するクロックの1周期に相
当する極めて短い時間であるため、特に問題にはならな
い。
【0026】一方、同じくHPFの機能を果たすIIR
フィルタ17は、前段のFIRフィルタにより入力が零
に収束されても、その構成上、FIRフィルタが収束す
るような短時間では、その出力が零に収束しない。そこ
で、積分開始タイミングの直前で、強制的に遅延レジス
タ11b、11cの入力を強制的に零にすれば、その出
力を速やかに零に収束させて、ディジタルHPF5の出
力を零に収束させ、従来例に示した偽信号の発生を抑え
ることができる。
【0027】そこで、本実施例では、遅延レジスタ11
b及び11cの前段にANDゲート12a、12bを設
け、リセット信号がHレベルの時にこのリセット信号が
反転回路13で反転されて、一時的にANDゲート12
aが加算器15a出力の遅延レジスタ11bへの入力を
阻止し、同様に一時的にANDゲート12bが遅延レジ
スタ11b出力の遅延レジスタ11cへの入力を阻止す
る。従って、リセット信号がHレベルを維持する僅かな
期間に遅延レジスタ11b、11cの入力は零となり、
ディジタルHPF8の出力に偽信号の影響はほとんど回
避される。
【0028】例えば、図5のように水平ブランキングの
直後に映像信号が高レベルとなることにより(b)のよ
うにHPF出力に偽信号が生じる可能性があるときに、
(c)のリセット信号を付与することにより、(d)に
示すようにHPF8出力に、積分期間中に偽信号が存在
することが抑えられる。
【0029】また、図6のようにクロック停止終了に伴
い偽信号が生じるときにも、積分期間前の(c)のリセ
ット信号の付与によりHPF8出力には(d)に示す様
に偽信号は存在しない。尚、この図6において、積分期
間中にHPF8出力が存在するが、これは被写体自体の
模様により映像信号が黒レベルから白レベルに急激に立
ち上がることにより高域成分が生じていることに起因
し、これは本来、焦点評価値として寄与すべき情報であ
る。
【0030】尚、積分器9での積分期間は、撮像画面の
中央に設定された長方形のフォーカスエリアの範囲内で
の映像信号の高域成分を抽出する為に、このフォーカス
エリア内に対応する期間に設定され、画面の上端や下端
近傍のように、フォーカスエリアが存在しない走査ライ
ンでは積分期間は零に設定されて実質的に積分は為され
ず、フォーカスエリアが存在する走査ラインでは積分期
間は所定期間に設定される。このライン毎の積分期間の
設定は同期分離回路4からの垂直及び水平ブランキング
信号に基づいて決定される。
【0031】以上のように、第1実施例は、遅延レジス
タ11b、11cにリセット信号に応じて強制的に零を
設定することにより、IIRフィルタ17をリセットし
て、積分期間前にフィルタ出力を零に収束させようとす
るものである。
【0032】次に図7を参照にして本発明の第2実施例
について説明する。図7は第2実施例によるオートフォ
ーカス装置の全体構成を示すブロック図である。この図
7に示された第2実施例は、以下の点で、図2に示され
た第1実施例によるオートフォーカス装置と異なってお
り、共通部分については説明を省略する。図7の装置で
は、焦点評価値発生回路103は、停止信号発生装置1
18、インバータ119、ANDゲート120、及びリ
セット信号発生回路121を備える。
【0033】停止信号発生回路118は、同期分離回路
4から供給される水平同期信号HSの立ち上がり及び立
ち下がりに応答して、水平ブランキング期間を含む所定
の停止期間の間、Hレベルの停止信号STを発生する。
リセット信号発生回路121は、停止信号発生回路11
8から供給される停止信号STが立ち下がると、Hレベ
ルのリセット信号RSを発生する。
【0034】図8は、この第2実施例によるオートフォ
ーカス装置の主たる動作を示すタイミングチャートであ
る。
【0035】この第2実施例に従うと、映像信号の中の
水平ブランキング期間による立ち下がり及び立ち上がり
に応答して、停止信号STが停止信号発生回路18によ
って生成される。停止信号STは、水平ブランキング期
間を含む所定の停止期間の間、Hレベルになる。即ち、
停止信号STは、水平ブランキング期間の開始時点より
も少し前の時点で立ち上がり、水平ブランキング期間の
終了時点よりも少し後の時点で立ち下がる。
【0036】この停止信号STはインバータ119を介
してANDゲート120に与えられる。これによりAN
Dゲート120は非導通状態となり、クロック信号CL
がディジタルHPF8に供給されるのを阻止する。その
ため、このディジタルHPF8の動作は所定の停止期間
の間、停止される。
【0037】一方、停止信号STはリセット信号発生回
路121にも与えられ、リセット信号発生回路121は
この停止信号STが立ち下がると同時にHレベルのリセ
ット信号RSを生成する。リセット信号RSは、水平ブ
ランキング期間の終了時点から積分期間の開始時点まで
の間、さらに詳しくは停止期間の終了時点から積分期間
の開始時点までの間に生成される。
【0038】このリセット信号RSは、前記第1実施例
と同様に、ディジタルHPF8における反転回路13を
介してANDゲート12a及び12bに与えられ、これ
によりディジタルHPF8はリセットされる。そのた
め、ディジタルHPF8の動作が開始されるときに生じ
得るリンギングは消滅する。従って、リンギングの一部
が偽信号としてディジタル積分器9によって積分される
ことはないので、正確なオートフォーカス動作が行われ
得る。
【0039】また、図8に示すように、積分期間中に被
写体自体の模様などに従って映像信号が黒レベルから白
レベルに急激に立ち上がると、その立ち上がりによる高
域成分がHPF8によって抽出され、出力される。そし
て、この高域成分のレベルはディジタル積分器9によっ
て積分され、焦点評価値として1フィールド毎に順次山
登り制御回路30に供給される。
【0040】また、この第2実施例によれば、このディ
ジタルHPF8の動作は、積分期間以外の必要のない期
間の間、停止されるので、その消費電力は低減され得
る。特に、停止期間の終了時点でリンギングが生じない
ので、停止期間は長く設定され得る。
【0041】尚、この第2実施例において、停止信号発
生回路118、インバ−タ119及びANDゲート12
0は、水平ブランキング期間を含む所定の停止期間の
間、ディジタルHPF8の動作を停止する停止手段を構
成する。リセット信号発生回路121と、ディジタルH
PF8における反転回路13並びにANDゲート12a
及び12bは、停止期間の終了時点から積分期間の開始
時点までの間、ディジタルHPF8をリセットするリセ
ット手段を構成する。
【0042】また図9は、本発明の第3実施例によるオ
ートフォーカス装置におけるディジタルHPFの全体構
成を示すブロック図である。
【0043】図9において、ディジタルHPF80は、
前記ディジタルHPF8と同様に、2つの遅延レジスタ
11b及び11cと、2つの増幅器51及び52と、2
つの加算器15a及び15bとを備える。
【0044】このディジタルHPF80は更に前記ディ
ジタルHPF8におけるANDゲ−ト12a及び12b
の代わりに、2つの設定レジスタ54及び55と、2つ
のセレクタ112a及び112bとを備える。
【0045】ここで、遅延レジスタ11b及び11c
と、増幅器51及び52と、加算器15a及び15b
と、設定レジスタ54及び55と、セレクタ112a及
び112bによりIIRフィルタ117が構成される。
【0046】設定レジスタ54及び55は、後述する特
定値R1及びR2を保持する。セレクタ112aは、反
転回路13を介して与えられるリセット信号RSに応答
して、加算器15aからの出力信号か設定レジスタ54
の特定値R1かのいずれか一方を選択する。セレクタ1
12bは、反転回路13を介して与えられるリセット信
号RSに応答して、遅延レジスタ11bからの出力信号
か設定レジスタ55の特定値R2のいずれか一方を選択
する。
【0047】このディジタルHPF80は更に増幅器5
0と、2つの加算器116及び53とを備える。
【0048】増幅器50は遅延レジスタ11bからの出
力信号を利得a3で増幅する。加算器116は遅延レジ
スタ11cからの出力信号と増幅器50からの出力信号
とを加算する。加算器53は、加算器116からの出力
信号と遅延レジスタ11bへセレクタ112aを介して
与えられるべき加算器15aからの出力信号とを加算す
る。
【0049】ここで、遅延レジスタ11c及び加算器1
16によりFIRフィルタが構成される。また、遅延レ
ジスタ11b及び加算器53によりFIRフィルタが構
成される。
【0050】但し、このディジタルHPF80は、前記
ディジタルHPF8と異なり、IIRフィルタ117の
前段にFIRフィルタを備えていない。そのため、この
ディジタルHPF80に一定レベルのディジタル輝度信
号が与えられたとしても、IIRフィルタ117におけ
る遅延レジスタ11b及び11cの値は零に収束しな
い。
【0051】尚、遅延レジスタ11c及び加算器11
6、並びに遅延レジスタ11b及び加算器53により2
つのFIRフィルタが構成されているので、このディジ
タルHPF80に一定レベルのディジタル輝度信号が供
給されると、その出力信号YHは零に収束するはずであ
る。
【0052】ここで、このディジタルHPF80に一定
レベルのディジタル輝度信号が与えられたとき、遅延レ
ジスタ11b及び11cの値が収束すべき特定値につい
て例を挙げて説明する。
【0053】加算器15aの入力信号、つまりA/D変
換器4から供給されるディジタル輝度信号をX(i)と
し、この加算器15aの出力信号Z(i)とする。加算
器53の出力信号、つまりこのディジタルHPF80か
ら出力される輝度信号の高域成分信号YHをY(i)と
する。
【0054】この場合、遅延レジスタ11bの出力信号
はZ(i−1)と表され、遅延レジスタ11cの出力信
号はZ(i−2)と表される。これにより数2の式が成
立する。
【0055】
【数2】
【0056】ところで、図8に示すように、積分期間の
開始時点が映像信号の有効期間の開始時点よりも前の場
合は、ディジタルHPF80への入力信号X(i)は、
ディジタルHPF80へのクロック信号の停止期間中に
予め決められたセットアップ値になっている。
【0057】例えば、増幅器51、52及び50の利得
a1、a2及びa3を夫々1.5、−0.625及び−
2.0とし、さらに加算器15aの入力信号X(i)を
セットアップ値C(i=0〜∞)とすれば、数2により
数3の式が成立する。
【0058】
【数3】
【0059】この数3より明らかなように、一定レベル
のセットアップ値Cが与えられると、遅延レジスタ11
b及び11cの値はセットアップ値Cの8倍の値に収束
する。
【0060】従って、予め設定レジスタ54及び55の
中に前記値8Cが特定値として設定され、リセット信号
発生回路121からのリセット信号RSに応答してセレ
クタ112a及び112bによって設定レジスタ54及
び55が選択されると、遅延レジスタ11b及び11c
の中に特定値8Cが設定される。これにより、IIRフ
ィルタ117の状態は一定レベルの入力信号X(i)が
与えられ、かつその出力信号Z(i−2)が収束した時
と同じになる。
【0061】換言すれば、このIIRフィルタ117へ
一定レベルの入力信号X(i)が供給されたときに、I
IRフィルタ117がその収束時に生成すべきZ(i−
2)が、特定値8Cとして水平ブランキング期間の終了
時点から積分期間の開始時点までの間に遅延レジスタ1
1b及び11cの中に設定されることにより、このディ
ジタルHPF80はリセットされることになる。
【0062】従って、前記第2実施例と同様に停止期間
の終了時点においてリンギングは生じない。そのため、
リンギングの一部が偽信号としてディジタル積分器9に
よって積分されることはないので、正確なオートフォー
カス動作が行われ得る。
【0063】以上のように、この第3実施例の如く、I
IRフィルタの前段にFIRフィルタが設けられていな
い場合は、そのIIRフィルタ117へ一定レベルの入
力信号が供給されたときに、そのIIRフィルタ117
がその収束時に生成すべき出力信号を特定値として、水
平ブランキング期間の終了時点から積分期間の開始時点
までの間に、遅延レジスタ11b及び11cの中に設定
するように構成してもよい。
【0064】また、図10は、本発明の第4実施例によ
るオートフォーカス装置におけるディジタルHPFの全
体構成を示す図である。
【0065】この図10において、ディジタルHPF8
1は、前記ディジタルHPF80における設定レジスタ
54及び55の代わりに、ラッチ回路57及び増幅器5
6を備える。
【0066】ラッチ回路57はリセット信号RSの立ち
上がりに応答してディジタル輝度信号をラッチし、同時
にその輝度信号を増幅器56に与える。増幅器56は、
その与えられた輝度信号を利得a4(ここで、利得a4
は8とする)で増幅し、セレクタ112a及び112b
を介して遅延レジスタ11b及び11cに与える。
【0067】前記第3実施例においては、クロック信号
の停止期間中に映像信号は予め決められたセットアップ
値Cに設定されるため、遅延レジスタ11b及び11c
に設定されるべき特定値は1種類だけである。
【0068】しかしながら、映像信号がセットアップ値
に設定されない場合は、遅延レジスタ11b及び11c
に設定されるべき特定値は複数種類になり得る。
【0069】本第4実施例によれば、リセット信号RS
に応答してその時のディジタル輝度信号レベルの8倍の
値が常に遅延レジスタ11b及び11cに設定されるの
で、このディジタルHPF81への入力信号が予め決め
られたセットアップ値でない場合であっても、ディジタ
ルHPF81を駆動するクロック信号の停止期間の終了
時点においてリンギングが生じることはない。従って、
リンギングの一部が偽信号として積分されることもない
ので、正確なオートフォーカス動作が行われ得る。
【0070】尚、前記第1実施例では、入力信号が一定
レベルの場合に、出力信号がIIRフィルタに比べて短
時間に一定レベルに収束するFIRフィルタの遅延レジ
スタ11aについては、特定値によるリセットは行って
いないが、IIRフィルタの遅延レジスタ11b、11
cをリセットするリセット信号を用いて、FIRフィル
タの遅延レジスタ11aをリセットするようにすれば、
FIRフィルタでの短時間のリンギングも防止すること
ができることは言うまでもなく、この場合の構成として
は、遅延レジスタ11aの前段にANDゲートを配し
て、このANDゲートの入力としてディジタル輝度信号
と反転回路13出力を用いるようにすればよい。
【0071】
【発明の効果】上述の如く本発明によると、水平期間に
おける所定の積分期間の開始直前の特定のタイミング
で、ディジタルフィルタの遅延レジスタの値を、特定値
に設定することにより、偽信号の発生を抑え、安定した
フォーカス動作が得られる。
【0072】また、水平ブランキング期間を含む所定の
停止期間の間、ディジタルフィルタの動作を停止させて
いるので、消費電力を低減することができる。さらに停
止期間の終了時点から積分期間の開始時点までの間に、
ディジタルフィルタ内の遅延レジスタの値を特定値に設
定しているので、停止期間のエッジによるリンギングの
一部が偽信号として合焦動作に用いられる映像信号の高
域成分に混入するのを防止でき、正確なオートフォーカ
ス動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のディジタルフィルタの構
成を説明する図である。
【図2】本発明の第1実施例の全体の回路ブロック図で
ある。
【図3】本発明の第1実施例の要部回路ブロック図であ
る。
【図4】本発明の第1実施例の山登りオートフォーカス
の動作説明図である。
【図5】本発明の第1実施例による偽信号発生阻止を説
明するタイミングチャートである。
【図6】本発明の第1実施例による偽信号発生阻止を説
明するタイミングチャートであり、特にHPFのクロッ
ク停止期間が存在する場合に係る。
【図7】本発明の第2実施例の全体の回路ブロック図で
ある。
【図8】本発明の第2実施例のタイミングチャートであ
る。
【図9】本発明の第3実施例のディジタルフィルタの構
成を説明する図である。
【図10】本発明の第4実施例のディジタルフィルタの
構成を説明する図である。
【符号の説明】
2 撮像回路 11b 遅延レジスタ 11c 遅延レジスタ 8 ディジタルHPF 80 ディジタルHPF 81 ディジタルHPF 9 ディジタル積分器 5 積分期間設定回路 35 モータ制御回路 12a ANDゲート 12b ANDゲート 112a セレクタ 112b セレクタ 54 設定レジスタ 55 設定レジスタ 57 ラッチ回路 118 停止信号発生回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像映像信号を出力する撮像素子と、 遅延レジスタを有し、該撮像映像信号の輝度信号の高域
    成分を抽出するディジタル・ハイパスフィルタ手段と、 該高域成分を水平ブランキング期間を含まない所定の積
    分期間にわたって積分し、1フィールド周期で順次出力
    する積分手段と、 該積分手段出力が最大となるようにレンズと前記撮像素
    子の両者間の相対位置を制御する制御手段と、 前記水平ブランキング期間の終了時点から前記積分期間
    の開始時点までの間に、前記遅延レジスタの内容を特定
    値に設定する特定値設定手段を有するオートフォーカス
    装置を備える撮像装置。
  2. 【請求項2】 撮像映像信号を出力する撮像素子と、 遅延レジスタを有し、該撮像映像信号の輝度信号の高域
    成分を抽出するディジタル・ハイパスフィルタ手段と、 水平ブランキング期間を含む所定の停止期間の間、前記
    ディジタル・ハイパスフィルタ手段の動作を停止する停
    止手段と、 前記停止期間を含まない所定の積分期間の間、前記ディ
    ジタル・ハイパスフィルタ手段によって抽出された前記
    高域成分のレベルを積分し、1フィールド周期で順次出
    力する積分手段と、 該積分手段出力が最大となるようにレンズと前記撮像素
    子の両者間の相対位置を制御する制御手段と、 前記停止期間の終了時点から前記積分期間の開始時点ま
    での間に、前記遅延レジスタの内容を特定値に設定する
    特定値設定手段を有するオートフォーカス装置を備える
    撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記特定値設定手段は、前記特定値とし
    て零を設定することを特徴とする請求項1または2記載
    のオートフォーカス装置を備える撮像装置。
JP5270780A 1992-11-04 1993-10-28 オートフォーカス装置を備える撮像装置 Pending JPH06205270A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006293196A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Olympus Corp 焦点検出装置
JP2008180867A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Fujifilm Corp 合焦評価値検出装置及びデジタルカメラ
KR101316449B1 (ko) * 2007-07-04 2013-10-08 엘지이노텍 주식회사 자동초점선택장치 및 그 동작방법
US10063766B2 (en) 2016-05-20 2018-08-28 Olympus Corporation Focus detection apparatus and focus detection method with a filter circuit for filtering image data multiplied by a coefficient after being reset

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