JPH0620530Y2 - 新生児用の交換輸血装置 - Google Patents
新生児用の交換輸血装置Info
- Publication number
- JPH0620530Y2 JPH0620530Y2 JP1988001371U JP137188U JPH0620530Y2 JP H0620530 Y2 JPH0620530 Y2 JP H0620530Y2 JP 1988001371 U JP1988001371 U JP 1988001371U JP 137188 U JP137188 U JP 137188U JP H0620530 Y2 JPH0620530 Y2 JP H0620530Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blood
- transfusion
- pump
- blood transfusion
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- External Artificial Organs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、新生児黄疸やRh不適合による重傷胎児赤芽球
症などの改善のため極小未熟児への交換輸血を行う装
置、特に交換輸血を自動的に行う装置に関するものであ
る。
症などの改善のため極小未熟児への交換輸血を行う装
置、特に交換輸血を自動的に行う装置に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来より、新生児への交換輸血は臍静脈を使用するダイ
アモンド法が広く行われている。ダイアモンド法は第3
図に示すように、3ウエイ・バルブ2に、患者1の臍静
脈、瀉血バツグ3、注射筒4、輸血バツグ5に接続され
た4本のチユーブを連結し、まず3ウエイ・バルブ2を
操作して、臍静脈と注射筒4を連通する流路を形成す
る。次いで注射筒4のピストンを引いて、1回分の瀉血
を行う。次に、3ウエイ・バルブ2を操作して瀉血バツ
グ3と注射筒4を連通させ、注射筒4のピストンを押し
て、注射筒4内に血液を瀉血バツグ3に排出する。注射
筒内の血液が瀉血バツグに排出されると3ウエイ・バル
ブ2を操作して、輸血バツグ5と注射筒4を連通させ、
次に注射筒4のピストンを引いて1回分の輸血用血液を
輸血バツグより注射筒内に吸引する。1回分の輸血用血
液を吸引し終わつたら、再び3ウエイ・バルブ2を操作
して患者1の臍静脈と注射筒4を連通する流路を形成し
て、ピストンをゆつくりと押して輸血を行う。以上の操
作を複数回繰り返して、交換輸血を行う。
アモンド法が広く行われている。ダイアモンド法は第3
図に示すように、3ウエイ・バルブ2に、患者1の臍静
脈、瀉血バツグ3、注射筒4、輸血バツグ5に接続され
た4本のチユーブを連結し、まず3ウエイ・バルブ2を
操作して、臍静脈と注射筒4を連通する流路を形成す
る。次いで注射筒4のピストンを引いて、1回分の瀉血
を行う。次に、3ウエイ・バルブ2を操作して瀉血バツ
グ3と注射筒4を連通させ、注射筒4のピストンを押し
て、注射筒4内に血液を瀉血バツグ3に排出する。注射
筒内の血液が瀉血バツグに排出されると3ウエイ・バル
ブ2を操作して、輸血バツグ5と注射筒4を連通させ、
次に注射筒4のピストンを引いて1回分の輸血用血液を
輸血バツグより注射筒内に吸引する。1回分の輸血用血
液を吸引し終わつたら、再び3ウエイ・バルブ2を操作
して患者1の臍静脈と注射筒4を連通する流路を形成し
て、ピストンをゆつくりと押して輸血を行う。以上の操
作を複数回繰り返して、交換輸血を行う。
(考案が解決しようとする課題) 従来のダイアモンド法による新生児への交換輸血の治療
には、解決すべき4つの課題があつた。まず1つめは、
1つの部位より交互に輸血と瀉血を行うため、排出すべ
き血液と輸血が混ざりやすく血液交換の効率が悪い。ま
た瀉血と輸血が別々のプロセスになつているため治療に
要する時間が長くかかる。2つめは、瀉血と輸血が別々
のプロセスであるため、患者の血液循環量が瀉血時には
減少し、輸血時には増加することが起こる。そのため循
環器系、特に心臓などに負担がかかることになる。例え
ば、2kgの新生児に対し、1サイクル当たりの20mlの交
換輸血を行つた場合、瀉血時には血液循環量の約10%の
減少を見ることになる。3つめは、間欠方式であるため
血栓が生じやすい。血栓が生じると3ウエイ・バルブ3
や注射筒4の動きが悪くなつて交換輸血が不可能になる
ようなことがある。また血栓が患者の体内に輸注される
ことにより起こる2次的なトラブルを発生する可能性が
ある。4つめは、例えば、術者が早く瀉血を行つた場合
にはスピード・シヨツクとよばれる心不全状態を呈した
りすることがある。そのため、患者の状態を監視しなが
ら、特に瀉血や輸血の速度について注意する必要があり
操作性に問題がある。
には、解決すべき4つの課題があつた。まず1つめは、
1つの部位より交互に輸血と瀉血を行うため、排出すべ
き血液と輸血が混ざりやすく血液交換の効率が悪い。ま
た瀉血と輸血が別々のプロセスになつているため治療に
要する時間が長くかかる。2つめは、瀉血と輸血が別々
のプロセスであるため、患者の血液循環量が瀉血時には
減少し、輸血時には増加することが起こる。そのため循
環器系、特に心臓などに負担がかかることになる。例え
ば、2kgの新生児に対し、1サイクル当たりの20mlの交
換輸血を行つた場合、瀉血時には血液循環量の約10%の
減少を見ることになる。3つめは、間欠方式であるため
血栓が生じやすい。血栓が生じると3ウエイ・バルブ3
や注射筒4の動きが悪くなつて交換輸血が不可能になる
ようなことがある。また血栓が患者の体内に輸注される
ことにより起こる2次的なトラブルを発生する可能性が
ある。4つめは、例えば、術者が早く瀉血を行つた場合
にはスピード・シヨツクとよばれる心不全状態を呈した
りすることがある。そのため、患者の状態を監視しなが
ら、特に瀉血や輸血の速度について注意する必要があり
操作性に問題がある。
したがつて、本考案は上記課題を解消するためになされ
たもので、新生児への交換輸血を自動的に、かつ安全に
行うことのできる新生児用の交換輸血装置を提供するこ
とにある。
たもので、新生児への交換輸血を自動的に、かつ安全に
行うことのできる新生児用の交換輸血装置を提供するこ
とにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するためのこの考案の構成を第1図に示
す。
す。
血液回路10は圧力検出路13と血液ポンプ12を備え、臍静
脈カテーテルH1から取り出された血液を瀉血バツグ11へ
送り込む。
脈カテーテルH1から取り出された血液を瀉血バツグ11へ
送り込む。
輸血回路15は圧力検出器14と輸血ポンプ16を備え、輸血
バツグ17から取り出された輸血を末梢動・静脈カテーテ
ルH2から患者に導入する。
バツグ17から取り出された輸血を末梢動・静脈カテーテ
ルH2から患者に導入する。
20はポンプ駆動手段で、上記血液ポンプ12および輸血ポ
ンプ16を流量が等しくなるように連動制御させる。
ンプ16を流量が等しくなるように連動制御させる。
21は警報手段で上記圧力検出器13,14で検出された圧力
が血液回路10の臍静脈カテーテルH1の出口側の圧力設定
値または輸血回路15の末梢動・静脈カテーテルH2の入口
側の圧力設定値を越えたときに警報を発生するようにし
ている。
が血液回路10の臍静脈カテーテルH1の出口側の圧力設定
値または輸血回路15の末梢動・静脈カテーテルH2の入口
側の圧力設定値を越えたときに警報を発生するようにし
ている。
(作用) 上記構成において、血液回路と輸血回路に設けた血液ポ
ンプと輸血ポンプを連動制御することにより瀉血と輸血
を安全な速度で自動的に行うことができる。そのため、
血液交換効率、治療に要する時間、患者の循環器系への
負担、安全性、操作性が著しく改善される。
ンプと輸血ポンプを連動制御することにより瀉血と輸血
を安全な速度で自動的に行うことができる。そのため、
血液交換効率、治療に要する時間、患者の循環器系への
負担、安全性、操作性が著しく改善される。
(実施例) 次に実施例により本考案の血液交換装置の一実施例を説
明する。
明する。
第2図において、10は血液回路、15は輸血回路である。
未熟児の臍帯静脈に挿入された臍静脈カテーテルH1から
取り出された患者の血液は、血液ポンプ12により昇圧さ
れて瀉血バツグ11に排出される。
未熟児の臍帯静脈に挿入された臍静脈カテーテルH1から
取り出された患者の血液は、血液ポンプ12により昇圧さ
れて瀉血バツグ11に排出される。
上記血液回路10の臍静脈カテーテルH2の出口側(血液ポ
ンプ12の上流側)には、圧力検出器13、例えば膨張、収
縮可能な袋状体からなるピローセンサが設けられてお
り、脱血が困難になつたときに、回路の陰圧を検知して
作動し、警報手段21に信号を発信する。
ンプ12の上流側)には、圧力検出器13、例えば膨張、収
縮可能な袋状体からなるピローセンサが設けられてお
り、脱血が困難になつたときに、回路の陰圧を検知して
作動し、警報手段21に信号を発信する。
輸血バツグ17に貯留された血液は輸血ポンプ16により昇
圧されてチヤンバ23に入り、気泡検知器22を経て患者の
末梢動脈または静脈に挿入されたカテーテルH2から患者
に導入される。
圧されてチヤンバ23に入り、気泡検知器22を経て患者の
末梢動脈または静脈に挿入されたカテーテルH2から患者
に導入される。
上記チヤンバ23には圧力検出器14が接続されており、カ
テーテルの先端が閉塞されたり、回路が折れ曲つて輸血
が困難になつたとき回路の異常圧力を検知して作動し、
警報手段21に信号を発信する。また、上記チヤンバ23に
は血液中にヘパリンを少量だけ混入させて、血液中の血
液の凝固を防止するためのヘパリン注入器24が接続され
ている。さらに輸血される血液を加温して体温の低下を
防止するための血液加温器25が設けられている。
テーテルの先端が閉塞されたり、回路が折れ曲つて輸血
が困難になつたとき回路の異常圧力を検知して作動し、
警報手段21に信号を発信する。また、上記チヤンバ23に
は血液中にヘパリンを少量だけ混入させて、血液中の血
液の凝固を防止するためのヘパリン注入器24が接続され
ている。さらに輸血される血液を加温して体温の低下を
防止するための血液加温器25が設けられている。
さらに、上記瀉血バツグ11と輸血バツグ17は重量測定器
26に取着されたフツクに吊り下げられて、バツグ内に貯
留する血液の重量が測定される。そしてその重量はパネ
ル(図示せず)に表示される。上記血液ポンプ12と輸血
ポンプ16はポンプ駆動手段20により、患者からの瀉血量
と患者への輸血量が等量となるように連動制御される。
通常2連式のローラポンプが使用される。
26に取着されたフツクに吊り下げられて、バツグ内に貯
留する血液の重量が測定される。そしてその重量はパネ
ル(図示せず)に表示される。上記血液ポンプ12と輸血
ポンプ16はポンプ駆動手段20により、患者からの瀉血量
と患者への輸血量が等量となるように連動制御される。
通常2連式のローラポンプが使用される。
上記装置は次のように使用される。まず患者に接続する
前に、血液回路10と輸血回路15を血液ポンプ12と瀉血ポ
ンプ16に装着してからそれぞれ輸血バツグ17あるいは瀉
血バツグ11に接続し、最初の段階では輸血回路内に残つ
ている空気を追い出すために、輸血回路の末梢動・静脈
カテーテルH2との接続部を解放状態とし、輸血ポンプを
運転する。そして、空気の追い出しが終わつた後、瀉血
回路と輸血回路をそれぞれのカテーテルに接続し、ポン
プ12,16の流量を適量(1.5から4cc/分/kg)に設定し交
換輸血を開始する。
前に、血液回路10と輸血回路15を血液ポンプ12と瀉血ポ
ンプ16に装着してからそれぞれ輸血バツグ17あるいは瀉
血バツグ11に接続し、最初の段階では輸血回路内に残つ
ている空気を追い出すために、輸血回路の末梢動・静脈
カテーテルH2との接続部を解放状態とし、輸血ポンプを
運転する。そして、空気の追い出しが終わつた後、瀉血
回路と輸血回路をそれぞれのカテーテルに接続し、ポン
プ12,16の流量を適量(1.5から4cc/分/kg)に設定し交
換輸血を開始する。
(考案の効果) 本考案は上記構成によつて、別々のルートで瀉血と輸血
を同時に、かつ連続的に、進行させるため、従来のダイ
ヤモンド法の問題点であつた、血液交換の効率、治療に
要する時間の長さ、患者の循環器系への負担、装置の安
全性、操作性などの問題が著しく改善することができ
る。
を同時に、かつ連続的に、進行させるため、従来のダイ
ヤモンド法の問題点であつた、血液交換の効率、治療に
要する時間の長さ、患者の循環器系への負担、装置の安
全性、操作性などの問題が著しく改善することができ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図及び第2図は本願考案の交換輸血装置の構成を示
すフロー図であり、第3図は従来装置のフロー図であ
る。 H1……臍静脈カテーテル H2……末梢動・静脈カテーテル 10……血液回路、11……瀉血バツグ 12……血液ポンプ、15……輸血回路 16……輸血ポンプ、17……輸血バツグ
すフロー図であり、第3図は従来装置のフロー図であ
る。 H1……臍静脈カテーテル H2……末梢動・静脈カテーテル 10……血液回路、11……瀉血バツグ 12……血液ポンプ、15……輸血回路 16……輸血ポンプ、17……輸血バツグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 宮原 忠司 東京都新宿区揚場町4番地 株式会社クラ レ内 (56)参考文献 特開 昭62−254766(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】血液を臍静脈カテーテルから瀉血バッグに
導出する血液回路と、 上記血液回路に設けられて、血液を瀉血バッグに送る血
液ポンプと、 輸血バッグに貯留された血液を末梢動・静脈カテーテル
から患者に導入する輸血回路と、 上記輸血回路に設けられて、血液を患者に導入する輸血
ポンプと、 上記臍静脈カテーテルの出口側および末梢動・静脈カテ
ーテルの入口側の圧力を検出する圧力検出器と、 上記血液ポンプと輸血ポンプの流量が等しくなるように
連動制御させるポンプ駆動手段と、 上記圧力検出器で検出された圧力が設定値を越えたと
き、警報を発生する警報手段とを備えてなる新生児用の
交換輸血装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988001371U JPH0620530Y2 (ja) | 1988-01-08 | 1988-01-08 | 新生児用の交換輸血装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988001371U JPH0620530Y2 (ja) | 1988-01-08 | 1988-01-08 | 新生児用の交換輸血装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01107346U JPH01107346U (ja) | 1989-07-19 |
| JPH0620530Y2 true JPH0620530Y2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=31201201
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988001371U Expired - Lifetime JPH0620530Y2 (ja) | 1988-01-08 | 1988-01-08 | 新生児用の交換輸血装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0620530Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0651058B2 (ja) * | 1986-04-28 | 1994-07-06 | 株式会社クラレ | 血漿分離装置 |
-
1988
- 1988-01-08 JP JP1988001371U patent/JPH0620530Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01107346U (ja) | 1989-07-19 |
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