JPH062055B2 - サフラン柱頭様組織の産生方法 - Google Patents
サフラン柱頭様組織の産生方法Info
- Publication number
- JPH062055B2 JPH062055B2 JP62074949A JP7494987A JPH062055B2 JP H062055 B2 JPH062055 B2 JP H062055B2 JP 62074949 A JP62074949 A JP 62074949A JP 7494987 A JP7494987 A JP 7494987A JP H062055 B2 JPH062055 B2 JP H062055B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- saffron
- stigma
- tissue
- benzyladenine
- pigment
- Prior art date
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- Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、着色料、香料、苦味料などとして有用な成分
を含有するサフランを、そのめしべを構成する花柱や子
房の組織培養により、効率よく産生させる方法に関する
ものである。
を含有するサフランを、そのめしべを構成する花柱や子
房の組織培養により、効率よく産生させる方法に関する
ものである。
従来の技術 サフランのめしべは、上部より柱頭、花柱、子房の各部
から構成されているが、この柱頭は、深紅色を呈し、サ
フラン色素を含むほか薬用成分、芳香成分などの有用成
分を含んでいる。
から構成されているが、この柱頭は、深紅色を呈し、サ
フラン色素を含むほか薬用成分、芳香成分などの有用成
分を含んでいる。
従来、このような有用成分を含むサフラン柱頭は、サフ
ランを栽培して花を咲かせ、そのめしべから採取されて
きた。
ランを栽培して花を咲かせ、そのめしべから採取されて
きた。
通常、300程度の大きなサフランの球根を栽培しても、
花は6個程度しか着かないので、3個に分裂しためしべ
柱頭は18本程度しか採れない。仮りに1kgのめしべ柱
頭を採ろうとすると、必要なサフランの球根量は、約50
0kgにもなる。したがって、サフランのめしべ柱頭の生
産では、広大な栽培面積が必要となる。しかも、天然の
栽培生産では、時間がかかり、天候にも大きく影響を受
け、かつサフランは、極端に連作をきらう植物であるの
で、めしべ柱頭を効率的に栽培生産することがむずかし
く、こうした点からもサフランのめしべ柱頭は、非常に
高価な存在となっている。
花は6個程度しか着かないので、3個に分裂しためしべ
柱頭は18本程度しか採れない。仮りに1kgのめしべ柱
頭を採ろうとすると、必要なサフランの球根量は、約50
0kgにもなる。したがって、サフランのめしべ柱頭の生
産では、広大な栽培面積が必要となる。しかも、天然の
栽培生産では、時間がかかり、天候にも大きく影響を受
け、かつサフランは、極端に連作をきらう植物であるの
で、めしべ柱頭を効率的に栽培生産することがむずかし
く、こうした点からもサフランのめしべ柱頭は、非常に
高価な存在となっている。
近、一般に天然色素の生産を目的として、植物の組織培
養による色素生産の研究が広く行われるようになり、サ
フランについてもホルモン作用を示す化合物を含む培地
による組織培養が提案されているが、効率的には必ずし
も満足しうるものとはいえない。
養による色素生産の研究が広く行われるようになり、サ
フランについてもホルモン作用を示す化合物を含む培地
による組織培養が提案されているが、効率的には必ずし
も満足しうるものとはいえない。
発明が解決しようとする課題 本発明は、組織培養、特にベンジルアデニン及びα‐ナ
フタレン酢酸を含有する培地による組織培養において、
サフラン柱頭様組織を効率よく産生するための方法を提
供することを目的としてなされたものである。
フタレン酢酸を含有する培地による組織培養において、
サフラン柱頭様組織を効率よく産生するための方法を提
供することを目的としてなされたものである。
課題を解決するための手段本発明者らは、サフランの花
柱や子房の組織培養に際し、ムラシゲ・スクーグ培地に
ベンジルアデニン及びα‐ナフタレン酢酸を含有させる
とともに、それらの化合物の濃度及び両者の含有割合を
特定範囲内に調整することにより、意外にも産生量が増
大することを見出し、この知見に基づいて本発明をなす
に至った。
柱や子房の組織培養に際し、ムラシゲ・スクーグ培地に
ベンジルアデニン及びα‐ナフタレン酢酸を含有させる
とともに、それらの化合物の濃度及び両者の含有割合を
特定範囲内に調整することにより、意外にも産生量が増
大することを見出し、この知見に基づいて本発明をなす
に至った。
すなわち本発明は、サフランの花柱又は子房あるいはそ
の両方をベンジルアデニン及びα‐ナフタレン酢酸を含
有するムラシゲ・スクーグ培地で組織培養するに際し、
ベンジルアデニンの濃度を10ppm付近に調整するととも
に、α‐ナフタレン酢酸の濃度をベンジルアデニンの濃
度以下に保つことを特徴とするサフラン柱頭様組織の産
生方法を提供するものである。
の両方をベンジルアデニン及びα‐ナフタレン酢酸を含
有するムラシゲ・スクーグ培地で組織培養するに際し、
ベンジルアデニンの濃度を10ppm付近に調整するととも
に、α‐ナフタレン酢酸の濃度をベンジルアデニンの濃
度以下に保つことを特徴とするサフラン柱頭様組織の産
生方法を提供するものである。
サフラン有用成分は、前述したように、天然産の場合サ
フランのめしべを構成する柱頭の部分に含まれるが、本
発明によると、本来柱頭とは別異の部分(器官)である
花柱と子房の部分を組織培養することによって柱頭様組
織を効率よく産生させ、この柱頭様組織から色素等のサ
フラン有用成分を効率よく採取することができる。
フランのめしべを構成する柱頭の部分に含まれるが、本
発明によると、本来柱頭とは別異の部分(器官)である
花柱と子房の部分を組織培養することによって柱頭様組
織を効率よく産生させ、この柱頭様組織から色素等のサ
フラン有用成分を効率よく採取することができる。
本発明は、いわゆる植物ホルモンに属する特定の物質2
種すなわちベンジルアデニンとα‐ナフタレン酢酸とを
併わせ含有するムラチゲ・スクーグ培地を用い、サフラ
ンの特定の器官を明所又は暗所で組織培養する際し、こ
れらの含有量及び含有割合を調整することにより、有色
の柱頭様組織を効率よく増殖させる点に特徴がある。
種すなわちベンジルアデニンとα‐ナフタレン酢酸とを
併わせ含有するムラチゲ・スクーグ培地を用い、サフラ
ンの特定の器官を明所又は暗所で組織培養する際し、こ
れらの含有量及び含有割合を調整することにより、有色
の柱頭様組織を効率よく増殖させる点に特徴がある。
本発明方法においては、サフランの花柱又は子房あるい
はその両方が用いられるが、ここでサフランの花柱 子
房とは、サフラン色素の生産や薬用などに通常使用され
る有色の柱頭とはそれぞれ別異の器官を意味する。
はその両方が用いられるが、ここでサフランの花柱 子
房とは、サフラン色素の生産や薬用などに通常使用され
る有色の柱頭とはそれぞれ別異の器官を意味する。
サフランの花柱又は子房意外の器官、例えば柱頭や花茎
といった器官を組織培養した場合、カルスは生成するも
のの、有色の柱頭様組織を産生させることはできない。
といった器官を組織培養した場合、カルスは生成するも
のの、有色の柱頭様組織を産生させることはできない。
本発明では、サフランの開花前に、すなわち、雷の状態
の時に花柱又は子房あるいはその両方の部分を取り出
し、これを通常の方法に従って組織培養に付し、柱頭様
組織を産生増殖させる。サフランの開花後に同様な操作
を行つた場合は、柱頭様組織を効率的に産生させること
はむずかしい。
の時に花柱又は子房あるいはその両方の部分を取り出
し、これを通常の方法に従って組織培養に付し、柱頭様
組織を産生増殖させる。サフランの開花後に同様な操作
を行つた場合は、柱頭様組織を効率的に産生させること
はむずかしい。
本発明で得られる柱頭様組織の代表的な例について述べ
ると、形状は、サフランめしべの柱頭にきわめて類似し
ており、色は生成したサフラン色素の含有量に応じて、
黄色から赤色を呈する。
ると、形状は、サフランめしべの柱頭にきわめて類似し
ており、色は生成したサフラン色素の含有量に応じて、
黄色から赤色を呈する。
本発明方法では培地としては、ムラシゲ・スクーグ(Mu
rashige-Skoog)の培地が用いられる。本発明では、こ
の基本培地にベンジルアデニン及びα‐ナフタレン酢酸
を添加して培養を行う。
rashige-Skoog)の培地が用いられる。本発明では、こ
の基本培地にベンジルアデニン及びα‐ナフタレン酢酸
を添加して培養を行う。
本発明方法において培地に含有させるベルジルアデニン
は、植物ホルモンのサイトカイニン類に属する物質であ
り、また、α‐ナフタレン酢酸は植物ホルモンのオーキ
シン類に属する物質である。本発明方法では、この特定
の2種の物質が共存する培地を使用するとともに、培地
中のベンジルアデニンの濃度を10ppm付近に、また、α
‐ナフタレン酢酸の濃度をベンジルアデニンの濃度以下
に調整することが必要である。
は、植物ホルモンのサイトカイニン類に属する物質であ
り、また、α‐ナフタレン酢酸は植物ホルモンのオーキ
シン類に属する物質である。本発明方法では、この特定
の2種の物質が共存する培地を使用するとともに、培地
中のベンジルアデニンの濃度を10ppm付近に、また、α
‐ナフタレン酢酸の濃度をベンジルアデニンの濃度以下
に調整することが必要である。
ベンジルアデニンの濃度が10ppmよりもかなり低い場合
例えば5ppmの場合や、かなり高い場合例えば15ppmの場
合には、柱頭様組織すなわちサフラン色素の産生量が著
しく低下する。また、α‐ナフタレン酢酸の濃度がベン
ジルアデニンの濃度よりも高くなった場合も産生量が低
下する。
例えば5ppmの場合や、かなり高い場合例えば15ppmの場
合には、柱頭様組織すなわちサフラン色素の産生量が著
しく低下する。また、α‐ナフタレン酢酸の濃度がベン
ジルアデニンの濃度よりも高くなった場合も産生量が低
下する。
本発明方法においては培地中のベンジルアデニンの濃度
を通常の場合よりもかなり高くしたことにより、柱頭様
組織の産生、増殖がより促進され、さらにα‐ナフタレ
ン酢酸の併用により、いっそう効率の向上がなされてい
る。
を通常の場合よりもかなり高くしたことにより、柱頭様
組織の産生、増殖がより促進され、さらにα‐ナフタレ
ン酢酸の併用により、いっそう効率の向上がなされてい
る。
本発明方法においては、ムラシゲ・スクーグ培地の代り
に他の培地例えばリスマイヤー・スクーグ培地やガンボ
ルグB5培地を用いても、ベンジルアデニンの代りにサ
イトカイニン類に属する他の物質、例えばカイネチンを
用いても、また本発明においてα‐ナフタレン酢酸の代
りにオーキシン類に属する他の物質、例えばインドール
‐3‐酢酸を用いてもこのような結果は得られない。
に他の培地例えばリスマイヤー・スクーグ培地やガンボ
ルグB5培地を用いても、ベンジルアデニンの代りにサ
イトカイニン類に属する他の物質、例えばカイネチンを
用いても、また本発明においてα‐ナフタレン酢酸の代
りにオーキシン類に属する他の物質、例えばインドール
‐3‐酢酸を用いてもこのような結果は得られない。
ムラシゲ・スクーグ培地には、本発明の目的を阻害しな
い限り、他の物質を適宜含有させてもよい。
い限り、他の物質を適宜含有させてもよい。
本発明方法の組織培養は、例えば固体培地を用いた静置
培養方法でも、また、液体培置を用いた振盪培養方法で
あってもよい。固体の培地としては、例えば寒天を約0.
8重量%含有するムラシゲ・スクーグの培地などが用い
られる。培養は明所でも暗所でもよい。培養温度は15〜
30℃、好ましくは20〜30℃の範囲で行う。
培養方法でも、また、液体培置を用いた振盪培養方法で
あってもよい。固体の培地としては、例えば寒天を約0.
8重量%含有するムラシゲ・スクーグの培地などが用い
られる。培養は明所でも暗所でもよい。培養温度は15〜
30℃、好ましくは20〜30℃の範囲で行う。
ムラシゲ・スクーグの培地で25℃、暗所での培養例で
は、通常1〜2カ月の経過により柱頭様組織の産生が認
められる。こうして産生させた柱頭様組織を、引続き固
体培地又は液体培地で、暗所又は明所において培養する
ことにより柱頭様組織を増殖させる。
は、通常1〜2カ月の経過により柱頭様組織の産生が認
められる。こうして産生させた柱頭様組織を、引続き固
体培地又は液体培地で、暗所又は明所において培養する
ことにより柱頭様組織を増殖させる。
本発明方法により増殖した有色の柱頭様組織からサフラ
ン色素を取り出すには、柱頭様組織をそのまま、又はす
りつぶして溶剤、例えば水、含水エタノール、含水プロ
ピレングリコールなどを用いて、常温又は加熱下に抽出
すればよい。
ン色素を取り出すには、柱頭様組織をそのまま、又はす
りつぶして溶剤、例えば水、含水エタノール、含水プロ
ピレングリコールなどを用いて、常温又は加熱下に抽出
すればよい。
本発明で得られた柱頭組織を水で抽出して得た黄色の着
色液の紫外、可視吸収スペクトルを、天然のサフラン柱
頭より抽出したサフラン色素水溶液の吸収スペクトルと
比較して、本発明で得られた色素が天然のサフラン色素
と同等のものであることが確認された。
色液の紫外、可視吸収スペクトルを、天然のサフラン柱
頭より抽出したサフラン色素水溶液の吸収スペクトルと
比較して、本発明で得られた色素が天然のサフラン色素
と同等のものであることが確認された。
発明の効果 本発明によれば、天然栽培を行ってサフラン色素を得る
方法に比べ、季節に左右されず、短期間で大量の色素を
得ることが可能である。本発明で得られる柱頭様組織
や、これから抽出して得た色素は、食品、化粧品などの
着色や薬用原料として使用できる。
方法に比べ、季節に左右されず、短期間で大量の色素を
得ることが可能である。本発明で得られる柱頭様組織
や、これから抽出して得た色素は、食品、化粧品などの
着色や薬用原料として使用できる。
実施例 次に実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1 ムラシゲ・スクーグの培地に、ベンジルアデニン及びα
‐ナフタレン酢酸を、第1表に示す量になるようにそれ
ぞれ添加し、これに寒天粉末を0.8重量%となるように
加え、オートクレーブ中120℃で20分間殺菌した。得ら
れた溶液を直径55mmのプラスチック製シャーレに分注
し、冷却固化させて培地を調製した。
‐ナフタレン酢酸を、第1表に示す量になるようにそれ
ぞれ添加し、これに寒天粉末を0.8重量%となるように
加え、オートクレーブ中120℃で20分間殺菌した。得ら
れた溶液を直径55mmのプラスチック製シャーレに分注
し、冷却固化させて培地を調製した。
一方、サフランの開花前、まだ蕾の時に、めしべ部分を
採取し、0.5重量%次亜塩素酸ソーダ水溶液に10分間浸
漬して殺菌し、ついでこれを水洗した後、子房部分を切
り取ってこれを上記の培地に置床した。
採取し、0.5重量%次亜塩素酸ソーダ水溶液に10分間浸
漬して殺菌し、ついでこれを水洗した後、子房部分を切
り取ってこれを上記の培地に置床した。
これを25℃暗所で静置培養したところ、ベンジルアデニ
ン及びα‐ナフタレン酢酸の量により、早いものでは培
養後6週間位経つと、柱頭様組織の産生が認められ、8
週間後には、この組織が成長し、かつかなり赤色に着色
して、サフラン色素がかなり生成してきた。
ン及びα‐ナフタレン酢酸の量により、早いものでは培
養後6週間位経つと、柱頭様組織の産生が認められ、8
週間後には、この組織が成長し、かつかなり赤色に着色
して、サフラン色素がかなり生成してきた。
柱頭様組織の産生量、色素濃度及びサフラン色素の産生
量に関し、それぞれ第1表、第2表及び第3表に示す結
果を得た。
量に関し、それぞれ第1表、第2表及び第3表に示す結
果を得た。
注(1) BA:ベンジルアデニン α‐NAA:α‐ナフタレン酢酸 注(2) サフラン色素を含む柱頭様組織の見掛けの産生
量:天然サフランのサフラン色素を含む柱頭の部分1本
に相当する量を10、量的にないものを0とし、こ間を比
例区分して11段階の量を示す尺度とし、サフランの外
植片(天然サフランの子房部分から切取った組織片であ
り、これを特定の条件で組織培養することにより柱頭様
組織が産生した。)1個当り発生したサフラン色素を含
む柱頭様組織当量を目視によって判定し、上記尺度に当
てはめて数値とする。
量:天然サフランのサフラン色素を含む柱頭の部分1本
に相当する量を10、量的にないものを0とし、こ間を比
例区分して11段階の量を示す尺度とし、サフランの外
植片(天然サフランの子房部分から切取った組織片であ
り、これを特定の条件で組織培養することにより柱頭様
組織が産生した。)1個当り発生したサフラン色素を含
む柱頭様組織当量を目視によって判定し、上記尺度に当
てはめて数値とする。
注(1) BA:ベンジルアデニン α‐NAA:α‐ナフタレン酢酸 注(2) サフラン色素を含む柱頭様組織の見掛けの色素
濃度:天然サフランのサフラン色素を含む柱頭の部分の
色の濃さを10、無色を0とし、その間をサフラン色素の
濃度に比例するように11段階に区分して色の濃さを示す
尺度とし、組織培養によって発生したサフラン色素を含
む柱頭様組織の色の濃さを目視によって判定し、上記尺
度に当てはめて数値とする。
濃度:天然サフランのサフラン色素を含む柱頭の部分の
色の濃さを10、無色を0とし、その間をサフラン色素の
濃度に比例するように11段階に区分して色の濃さを示す
尺度とし、組織培養によって発生したサフラン色素を含
む柱頭様組織の色の濃さを目視によって判定し、上記尺
度に当てはめて数値とする。
注(1) BA:ベンジルアデニン α‐NAA:α‐ナフタレン酢酸 注(2) サフラン組織外植肩1個当りの見掛けのサフラ
ン色素の産生量:天然サフランのサフラン色素を含む柱
頭の部分1本中に含まれるサフラン色素量に相当する量
を100、量的にないものを0とし、この間を比例区分し
て11段階の量を示す尺度とし、組織培養によりサフラン
の外植片1個当り発生したサフラン色素の産生量を、第
1表及び第2表を参照しながら目視によって判定し、上
記尺度に当てはめて数値とする。
ン色素の産生量:天然サフランのサフラン色素を含む柱
頭の部分1本中に含まれるサフラン色素量に相当する量
を100、量的にないものを0とし、この間を比例区分し
て11段階の量を示す尺度とし、組織培養によりサフラン
の外植片1個当り発生したサフラン色素の産生量を、第
1表及び第2表を参照しながら目視によって判定し、上
記尺度に当てはめて数値とする。
これらの結果から明らかなように、ベンジルアデニンの
濃度が10ppm付近においては、α‐ナフタレン酢酸の濃
度がベンジルアデニンの濃度以下の範囲で、柱頭様組織
の産生量、サフラン色素の産生量が最大になる。
濃度が10ppm付近においては、α‐ナフタレン酢酸の濃
度がベンジルアデニンの濃度以下の範囲で、柱頭様組織
の産生量、サフラン色素の産生量が最大になる。
実施例2 実施例1でサフランの子房部分を培養する代りに、つぼ
みから採取した花柱部分を用いて同様な条件で実験を行
ったところ、同様な結果を得た。
みから採取した花柱部分を用いて同様な条件で実験を行
ったところ、同様な結果を得た。
比較例 1 実施例1において、α‐ナフタレン酢酸を用いる代りに
インドール‐3‐酢酸を用い、この他は実施例1と同様
にして培養を試みたところ、器官分化は起らず、サフラ
ン色素は生成しなかった。
インドール‐3‐酢酸を用い、この他は実施例1と同様
にして培養を試みたところ、器官分化は起らず、サフラ
ン色素は生成しなかった。
比較例2 実施例1においてベンジルアデニンを単用する以外は実
施例と同様に実験を行ったところ、柱頭様組織はわずか
しか産生することができず、サフラン色素の産生量は実
施例1に比較して明らかに少なかった。
施例と同様に実験を行ったところ、柱頭様組織はわずか
しか産生することができず、サフラン色素の産生量は実
施例1に比較して明らかに少なかった。
比較例3 実施例1においてα‐ナフタレン酢酸を単用する以外は
実施例1と同様に実験を行ったところ、柱頭様組織を産
生することができなかった。
実施例1と同様に実験を行ったところ、柱頭様組織を産
生することができなかった。
Claims (1)
- 【請求項1】サフランの花柱又は子房あるいはその両方
をベンジルアデニン及びα‐ナフタレン酢酸を含有する
ムラシゲ・スクーグ培地で組織培養するに際し、ベンジ
ルアデニンの濃度を10ppm付近に調整するとともに、α
‐ナフタレン酢酸の濃度をベンジルアデニンの濃度以下
に保つことを特徴とするサフラン柱頭様組織の産生方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62074949A JPH062055B2 (ja) | 1987-03-28 | 1987-03-28 | サフラン柱頭様組織の産生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62074949A JPH062055B2 (ja) | 1987-03-28 | 1987-03-28 | サフラン柱頭様組織の産生方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63240782A JPS63240782A (ja) | 1988-10-06 |
| JPH062055B2 true JPH062055B2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=13562088
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62074949A Expired - Lifetime JPH062055B2 (ja) | 1987-03-28 | 1987-03-28 | サフラン柱頭様組織の産生方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH062055B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105532465A (zh) * | 2016-01-09 | 2016-05-04 | 佛山市金蓝领教育科技有限公司 | 一种藏红花球茎诱导出芽的诱导培养基及其诱导方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62275617A (ja) * | 1986-02-04 | 1987-11-30 | 味の素株式会社 | クロツカス・サテイバスl.の雌ずい及びその生産方法 |
| JPS63109788A (ja) * | 1986-06-06 | 1988-05-14 | Ajinomoto Co Inc | サフラナ−ル、クロシン又はそれらの類縁体の生産方法 |
| JPH067790B2 (ja) * | 1986-09-20 | 1994-02-02 | 株式会社太田胃散 | サフラン柱頭組織の培養方法 |
-
1987
- 1987-03-28 JP JP62074949A patent/JPH062055B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63240782A (ja) | 1988-10-06 |
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