JPH06206593A - 航空機の防除氷装置 - Google Patents

航空機の防除氷装置

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JPH06206593A
JPH06206593A JP180593A JP180593A JPH06206593A JP H06206593 A JPH06206593 A JP H06206593A JP 180593 A JP180593 A JP 180593A JP 180593 A JP180593 A JP 180593A JP H06206593 A JPH06206593 A JP H06206593A
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JP
Japan
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hydraulic
deicing
wing
icing
antiicing
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Withdrawn
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JP180593A
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English (en)
Inventor
Masayuki Mizuno
雅之 水野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンによって駆動され各種サブシステム
に油圧を供給する油圧ポンプと、同ポンプへ作動油を供
給する油圧リザーバとを備えた航空機において、効果的
に航空機の翼の防氷・除氷を行うと共に、エンジン出力
の向上、燃費の向上、防除氷装置の製造コストの大幅な
低減、重量軽減、航空機の信頼性向上、及び整備性の向
上を図る。 【構成】 航空機の翼前縁の外板の内側に接して防除氷
用油圧配管を設け、同防除氷用油圧配管の一端をオリフ
ィスを介して油圧ポンプのケースドレインラインに接続
し、同防除氷用油圧配管の他端をチェックバルブを介し
て油圧リザーバに接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は航空機の防除氷装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の航空機の防除氷装置の系統
図である。図において、1は左舷主翼、2は右舷主翼、
3は左舷尾翼、4は右舷尾翼、5は左舷エンジン、6は
右舷エンジン、7はエンジン5,6から主翼1,2およ
び尾翼3,4へ伸びるブリードエアライン、8は同ライ
ンの主翼へ向かう配管上に設けられている主翼用シャッ
トオフバルブ、9は同ラインの尾翼へ向かう配管上に設
けられている尾翼用シャットオフバルブ、10は各エン
ジンからのブリードエアラインの合流点11へ至る間に
設けられているチェックバルブ、12は同ブリードエア
ラインのエンジンとチェックバルブの間に設けられてい
るオリフィス、13は各主翼1,2の前縁内側の近くに
設けられている主翼防除氷用配管、14はブリードエア
ライン7と主翼防除氷用配管13との接続部に設けられ
ているノズルフラッパーバルブ、15は各尾翼3,4の
前縁内側の近くに設けられている尾翼防除氷用配管、1
6はブリードエアライン7と尾翼防除氷用配管15との
接続部に設けられているノズルフラッパーバルブであ
る。以上の各主要部品によって、航空機の防除氷装置が
構成され、氷が発生付着しやすい主翼および尾翼の前縁
の防氷・除氷が行われる。
【0003】本装置においてはエンジンのブリードエア
ー取出し口から出る高温の圧縮空気をブリードエアライ
ン7により、オリフィス12、チェックバルブ10、シ
ャットオフバルブ8,9及びノズルフラッパーバルブ1
4,16を介して主翼及び尾翼前縁の防除氷用配管13
及び14に導く。各防除氷用配管に流れ込んだエンジン
ブリードエアーは、同防除氷用配管に設けられた多数の
小孔を経て主翼及び尾翼前縁構造に内側から噴き付けら
れ、前縁外表面に付着した氷を剥離し、又は氷の付着を
防止する。噴き付け時のブリードエアーの温度が高すぎ
ると、翼の構造に悪影響を与えるため、ノズルフラッパ
ーバルブ14,16によって外部の冷却空気を取り入れ
ブリードエアーと混合し適温にコントロールする。
【0004】一方、従来の油圧源装置は、上述の防除氷
装置とは何の関係もなく、独立のものであるが、後述の
本発明と関係があるので、以下に説明する。17はそれ
ぞれのエンジン5,6によって駆動される油圧ポンプ、
18は油圧リザーバ、19は圧力ライン、20は戻りラ
イン、21はポンプケースドレインライン、22は同ラ
イン上に設けられたチェックバルブ、23はオイルクー
ラである。以上の主要部品によって油圧源装置が構成さ
れており、この構成のものが左右一対設けられている。
本装置においては、油圧ポンプ17から圧力ライン19
を介して圧力が各サブシステムに分配され、サブシステ
ムから放出された作動油は戻りライン20を介して油圧
リザーバ18に帰る。
【0005】油圧ポンプ17はエンジンと機械的に結合
されているため、エンジン作動中は常に駆動されてお
り、ポンプの発熱によって作動油温度が上昇する。この
ため、油圧ポンプ17を冷却する必要が生じ、油圧リザ
ーバ18内の作動油をポンプ冷却のために使用する。油
圧リザーバ18内の作動油は油圧ポンプ17の吸い込み
口から同ポンプに入り、ポンプケースドレインポートか
らポンプケースドレインライン21を介して油圧リザー
バ18に帰る。ポンプケースドレインポートから吐出さ
れた作動油は非常に高温であるため、オイルクーラ23
で冷却して油圧リザーバ18に帰る。オイルクーラ23
を装備していない航空機もあるが、この場合はケースド
レインラインを燃料タンク内に通し、燃料によって冷却
する方法、又は外部の空気を取り入れてケースドレイン
ラインを冷却する方法等により、冷却された作動油をリ
ザーバ18に戻すことが行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】航空機のエンジンブリ
ードエアーによる、従来の主翼及び尾翼前縁の防除氷装
置においては、エンジン出力を利用しているため、本来
のエンジン推力を低下させ、航空機性能に悪影響を与
え、又燃料消費効率の低下となり、運用コストの悪化と
なっていた。また、この装置は、重量が大、機体におけ
る装着スペースの確保も必要であり、さらに製造コスト
も大であった。
【0007】一方、航空機の油圧装置には油圧ポンプ及
び作動油の過熱を防止し、冷却する装置が必要である。
このためにはオイルクーラ等の機能部品が必要となり、
装着スペースの確保、重量増、及びコストアップ等の機
体への影響がある。
【0008】本発明は油圧装置のケースドレインライン
を主翼及び尾翼前縁の防除氷に使用することにより、上
記の各問題点を解決し、効果的に防氷・除氷を行うと共
に、エンジン出力の向上、燃費の向上、製造コストの大
幅な低減、重量軽減、航空機の信頼性向上及び整備性の
向上を図ろうとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
したものであって、エンジンによって駆動され各種サブ
システムに油圧を供給する油圧ポンプと、同ポンプへ作
動油を供給する油圧リザーバとを備えた航空機におい
て、同航空機の翼前縁の外板の内側に接して防除氷用油
圧配管を設け、同防除氷用油圧配管の一端をオリフィス
を介して前記油圧ポンプのケースドレインラインに接続
し、同防除氷用油圧配管の他端をチェックバルブを介し
て前記油圧リザーバに接続したことを特徴とする航空機
の防除氷装置に関するものである。
【0010】
【作用】油圧装置の作動油は、油圧ポンプ、ケースドレ
インライン、オリフィス、防除氷用油圧配管、およびチ
ェックバルブを経て油圧リザーバへ循環する。この過程
で、航空機の翼前縁の外板の内側に接して設けられた防
除氷用油圧配管内を流れる高温の作動油によって、翼に
おける氷の発生付着が防止され付着した氷は除去される
と共に、油圧装置の作動油が冷却され、油圧装置の温度
上昇が防止される。即ち、本発明は、航空機の翼前縁の
防除氷用油圧配管と、油圧装置のポンプ冷却ラインとを
兼用させたものである。これによって従来のエンジンブ
リードエアーによる防除氷装置が削除でき、且つ、エン
ジン出力の効率化が可能となり、全体の重量が軽減され
る。オリフィスは防除氷用油圧配管内の圧力を適正に保
つために設けられ、チェックバルブは逆流防止のために
設けられたものである。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る航空機の防除
氷装置の一実施例の系統図である。図において、左舷主
翼1、右舷主翼2、左舷尾翼3、右舷尾翼4、左舷エン
ジン5、右舷エンジン6、油圧ポンプ17、油圧リザー
バ18、圧力ライン19、戻りライン20およびポンプ
ケースドレインライン21は従来技術と同じである。3
0は前記のポンプケースドレインライン21に連なり、
主翼1,2の前縁外板内側に接して配置され油圧リザー
バ18に戻る主翼防除氷用油圧配管、31は前記のポン
プケースドレインライン21に連なり尾翼3,4の前縁
外板内側に接して配置され油圧リザーバ18に戻る尾翼
防除氷用油圧配管、32は上記各油圧配管30,31上
の、ポンプケースドレインライン21と翼部分の配管と
の間に設けられているオリフィス、33は上記各油圧配
管30,31上の、油圧リザーバ18への入口の前に設
けられているチェックバルブ、34は作動油である。オ
リフィス32は防除氷用油圧配管内の圧力を適正に保つ
ために設けられ、チェックバルブ33は逆流防止のため
に設けられたものである。
【0012】図2は図1のA−A断面図である。翼前縁
内側に設けられている主翼防除氷油圧配管30の配置状
態を示す断面図である。35は主翼上面外板、36は主
翼下面外板、34は前記油圧リザーバ18から油圧ポン
プ17を経由し、上記油圧配管内を満たし循環する作動
油である。
【0013】本実施例の防除氷装置においては、本来必
要な油圧源の冷却システムを防除氷に使用し、これによ
って油圧源の冷却も行うものである。主翼前縁防除氷用
油圧配管30及び尾翼前縁防除氷用油圧配管31は、油
圧ポンプ17と油圧リザーバ18とに対して、ポンプケ
ースドレインライン21、オリフィス32、及びチェッ
クバルブ33を介して結合されている。油圧ポンプ17
は油圧リザーバ18内の作動油34を吸い込みポンプの
ケースドレインポートからケースドレインライン21に
よって防除氷用油圧配管30及び31に作動油を送り、
チェックバルブ33を介して油圧リザーバ18に作動油
を戻す。
【0014】油圧ポンプ17のケースドレインポート出
口での作動油温度は機体によって異なり、一般的に50
〜70℃である。又圧力は300psi 程度(システム圧
力が3000psi の場合)である。この高温作動油がポ
ンプケースドレインライン21を経て主翼及び尾翼の防
除氷用油圧配管30、31に流れ込み、各翼の前縁の防
除氷を行う。前縁の防除氷用油圧配管内を作動油が流れ
ることにより、防除氷機能と合わせて作動油が冷却され
るため、従来機で装備されている油圧装置のオイルクー
ラが不要となる。冷却された作動油はチェックバルブ3
3を介して油圧リザーバ18に戻され、再度ポンプ17
に吸い込まれる。この循環によって、ポンプの冷却、防
除氷及び作動油の冷却が飛行中に行われる。
【0015】本実施例においては、エンジンブリードエ
アーによる従来方式の防除氷装置が削減され、これによ
って、コスト低減、重量軽減、機体スペース効率の向
上、エンジン効率の向上及び出力増大、燃料費の節減及
び整備性の向上が可能となり、さらに、油圧源装置にお
ける従来方式のオイルクーラが削除でき、これによっ
て、コスト低減、重量軽減、機体スペースの効率化及び
整備性の向上が可能となっている。
【0016】
【発明の効果】本発明の航空機の防除氷装置において
は、航空機の翼前縁の外板の内側に接して防除氷用油圧
配管を設け、同防除氷用油圧配管の一端をオリフィスを
介して油圧ポンプのケースドレインラインに接続し、同
防除氷用油圧配管の他端をチェックバルブを介して油圧
リザーバに接続してあるので、効果的に翼の防氷・除氷
を行うと共に、エンジン出力の向上、燃費の向上、製造
コストの大幅な低減、重量軽減、航空機の信頼性向上、
及び整備性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る航空機の防除氷装置の
一実施例の系統図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】従来の航空機の防除氷装置の系統図。
【符号の説明】 1 左舷主翼 2 右舷主翼 3 左舷尾翼 4 右舷尾翼 5 左舷エンジン 6 右舷エンジン 7 ブリードエアライン 8 主翼用シャットオフバルブ 9 尾翼用シャットオフバルブ 10 チェックバルブ 11 合流点 12 オリフィス 13 主翼防除氷用空気配管 14 ノズルフラッパーバルブ 15 尾翼防除氷用空気配管 16 ノズルフラッパーバルブ 17 油圧ポンプ 18 油圧リザーバ 19 圧力ライン 20 戻りライン 21 ポンプケースドレインライン 22 チェックバルブ 23 オイルクーラ 30 主翼防除氷用油圧配管 31 尾翼防除氷用油圧配管 32 オリフィス 33 チェックバルブ 34 作動油 35 主翼上面外板 36 主翼下面外板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンによって駆動され各種サブシス
    テムに油圧を供給する油圧ポンプと、同ポンプへ作動油
    を供給する油圧リザーバとを備えた航空機において、同
    航空機の翼前縁の外板の内側に接して防除氷用油圧配管
    を設け、同防除氷用油圧配管の一端をオリフィスを介し
    て前記油圧ポンプのケースドレインラインに接続し、同
    防除氷用油圧配管の他端をチェックバルブを介して前記
    油圧リザーバに接続したことを特徴とする航空機の防除
    氷装置。
JP180593A 1993-01-08 1993-01-08 航空機の防除氷装置 Withdrawn JPH06206593A (ja)

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