JPH06207006A - エステルアミド共重合体及びその製造方法 - Google Patents

エステルアミド共重合体及びその製造方法

Info

Publication number
JPH06207006A
JPH06207006A JP205493A JP205493A JPH06207006A JP H06207006 A JPH06207006 A JP H06207006A JP 205493 A JP205493 A JP 205493A JP 205493 A JP205493 A JP 205493A JP H06207006 A JPH06207006 A JP H06207006A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aromatic
copolymer
dicarboxylic acid
ester amide
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP205493A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3409346B2 (ja
Inventor
Isamu Kirikihira
勇 桐木平
Hiroshi Yamakawa
浩 山川
Yuji Kubo
雄二 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tosoh Corp filed Critical Tosoh Corp
Priority to JP00205493A priority Critical patent/JP3409346B2/ja
Publication of JPH06207006A publication Critical patent/JPH06207006A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3409346B2 publication Critical patent/JP3409346B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polyamides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐熱性,耐寒性,加工性に優れたエステルア
ミド共重合体を提供する。 【構成】 芳香族ジカルボン酸化合物と芳香族ジアミン
化合物とからなる芳香族オリゴエステルアミド及び脂肪
族ジオールを溶融反応することを特徴とするエステルア
ミド共重合体の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性エラストマー
としての性質を有し、耐熱性,耐寒性及び成形性に優れ
たエステルアミド共重合体及びその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】6ナイロン及び6,6ナイロン等のよう
な脂肪族アミノカルボン酸がハードセグメントを構成
し、ポリテトラメチレングリコールやポリカプロラクト
ンがソフトセグメントを構成するエステルアミドタイプ
のブロック共重合体は、耐熱性及び機械特性に優れた熱
可塑性エラストマーとして自動車部品,電気・電子部
品,機械部品などに使用されている。
【0003】しかしながら、このようなエステルアミド
ブロック共重合体は、脂肪族アミノカルボン酸と脂肪族
グリコールから構成されているため成形加工性には優れ
るが、耐熱性が十分でなく高硬度でゴム弾性に欠けるも
のである。
【0004】耐熱性の改良のため、芳香族ジアミン、芳
香族ジカルボン酸、芳香族アミノカルボン酸の中から選
ばれた組み合わせからなる芳香族アミド単位がハードセ
グメントを構成するポリ(エステルアミド)が提案され
ている(特開平4−293923号公報)。しかし、こ
のポリ(エステルアミド)は溶液重合により製造されて
おり、芳香族アミド単位が揃っておらず、成形加工性に
劣っている。一般に、耐熱性を向上させると成形加工性
が低下する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこれらの問題
を解決するためになされたものであり、その目的とする
ところは耐熱性,耐寒性,加工性に優れたエステルアミ
ド共重合体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために鋭意検討を行なった結果、新規なエステ
ルアミド共重合体の製造方法を見出だし、本発明を完成
するに至った。すなわち本発明は、芳香族ジカルボン酸
化合物と芳香族ジアミン化合物とからなる芳香族オリゴ
エステルアミド、脂肪族ジオール及びジカルボン酸ジエ
ステルとを溶融反応することにより得られるエステルア
ミド共重合体及びその製造方法に関するものである。
【0007】本発明において用いられる芳香族オリゴエ
ステルアミドは、芳香族ジカルボン酸化合物と芳香族ジ
アミン化合物とからなり、その合成方法としては、例え
ば芳香族ジアミン化合物/芳香族ジカルボン酸モノエス
テルクロライド=1/2〜1/5、好ましくは1/2〜
1/3のモル比率で、反応温度−20℃以上、好ましく
は0〜30℃で反応する方法などが挙げられる。このと
き、反応溶媒としては芳香族ジカルボン酸モノエステル
クロライドに不活性な有機溶媒、特にアミド系溶媒が好
ましく用いられる。
【0008】また、本発明のエステルアミド共重合体は
溶融反応により製造される。すなわち、上記の芳香族オ
リゴエステルアミドと脂肪族ジオ−ル又は芳香族オリゴ
エステル、カルボン酸ジエステルと脂肪族ジオ−ルを触
媒の存在下、直接重縮合する方法により製造され、具体
的には上記原料をエステル化触媒の存在下、窒素気流
中、常圧下、約150〜240℃でエステル交換反応を
行ないメタノールを流出させ、更に5mmHg以下の減
圧下で約150〜300℃で重縮合する方法が挙げられ
る。
【0009】上述の方法において用いられるエステル化
触媒としては、テトラメトキシチタン,テトラエトキシ
チタン,テトラn−プロポキシチタン,テトライソプロ
ポキシチタン,テトラブトキシチタン等のチタン化合
物、ジ−n−ブチル錫ジラウレート,ジ−n−ブチル錫
オキサイド,ジ−n−ブチル錫ジアセテート等の錫化合
物、マグネシウム,カルシウム,亜鉛などの酢酸塩と酸
化アンチモンの混合物などが挙げられる。その中で良好
な触媒は、有機チタン化合物である。これらの触媒は、
生成した全共重合体に対し0.002〜0.8重量%で
用いることが好ましい。以上の方法により、耐熱性,耐
寒性,加工性に優れた本発明のエステルアミド共重合体
を得ることができる。
【0010】本発明において用いられる芳香族ジアミン
化合物としては、p−フェニレンジアミン、m−フェニ
レンジアミン、4,4´−ジアミノジフェニルメタン、
4,4´−ジアミノジフェニルプロパン、4,4´−ジ
アミノジフェニルスルフィド、4,4´−ジアミノジフ
ェニルスルフォン、4,4´−ジアミノジフェニルエー
テル、1,5−ジアミノナフタレン、3,3´−ジアミ
ノベンジジン、2,4−ビス(β−アミノ−t−ブチ
ル)トルエン、ビス(p−アミノ−t−ブチルフェニ
ル)ベンゼン、1,3−ジアミノ−4−イソプロピルベ
ンゼン,m−キシレンジアミン、2,4−ジアミノトル
エン、2,6−ジアミノトルエン等が挙げられる。
【0011】また、芳香族ジカルボン酸化合物として
は、テレフタル酸,イソフタル酸等のフタル酸類、4,
4´−ジカルボキシビフェニル, 4,4´−ジカルボ
キシビフェニルエーテル, 4,4´−ジカルボキシビ
フェニルサルファイド, 4,4´−ジカルボキシビフ
ェニルスルホン等のビフェニルジカルボン酸類、3,3
´−ジカルボキシベンゾフェノン, 4,4´−ジカル
ボキシベンゾフェノン,1,2−ビス(4−カルボキシ
フェノキシ)エタン等のジカルボキシフェノン類、1,
4−ジカルボキシナフタレン, 2,6−ジカルボキシ
ナフタレン等のジカルボキシナフタレン類のメチル,エ
チル,プロピル及びブチルエステルクロライド等が挙げ
られる。
【0012】反応に用いる有機溶媒としては、塩化メチ
レン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、テトラ
ヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン、ベンゼ
ン、トルエン、クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼン
等の溶媒も用いることができるが、特にN−メチル−2
−ピロリドン、N−エチル−2−ピロリドン、N−アセ
チル−2−ピロリドン、N,N´−ジメチルホルムアミ
ド、N,N´−ジメチルアセトアミド、N,N´−ジエ
チルアセトアミド、N,N´−ジメチルプロピオン酸ア
ミド、N,N´−ジエチルプロピオン酸アミド、テトラ
メチル尿素、テトラエチル尿素、ヘキサメチルホスホル
トリアミド、N−メチルカプロラクタム等のアミド系溶
媒が好ましい。
【0013】また、芳香族オリゴエステルアミドの合成
において、ジカルボン酸ジクロライドとジアミンの反応
によって生成する塩化水素の補束剤として、N,N´−
ジメチルアニリン、N,N´−ジエチルアニリン、N,
N´−ジメチルモルホリン、ピリジン等が用いられる。
補束剤は、ジカルボン酸ジクロライドに対して、2〜3
倍モルの使用が好ましい。
【0014】エステルアミド共重合体中の芳香族オリゴ
エステルアミドの共重合量は、得られる共重合体の耐熱
性,機械的強度,成形加工性の点から10〜90重量
%、好ましくは15〜85重量%の範囲である。
【0015】本発明において用いられる脂肪族ジオ−ル
としては、ポリ(アルキレンオキシド)グリコールが好
ましく用いられ、具体的にはポリ(エチレンオキシド)
グリコール、ポリ(プロピレンオキシド)グリコール、
ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコール、ポリ(ヘ
キサメチレンオキシド)グリコール、エチレンオキシド
とプロピレンオキシドの共重合体、エチレンオキシドと
テトラヒドロフランの共重合体、ポリ(プロピレンオキ
シド)グリコールのエチレンオキシド付加重合体などが
挙げられる。これらは1つあるいは2つ以上混合して用
いてもよい。これらの中で、得られる共重合体の機械的
強度と成形加工性の点から、特にポリ(テトラメチレン
オキシド)グリコール、ポリ(プロピレンオキシド)グ
リコールのエチレンオキシド付加重合体がより好ましく
用いられる。
【0016】また、用いる脂肪族ジオ−ルの数平均分子
量は、その化学構造や用いる芳香族オリゴエステルの種
類や共重合比によって最適値が異なるが、500〜10
000が好ましく、より好ましくは650〜4000で
ある。数平均分子量が500より小さいと耐熱性や成形
加工性に劣り、数平均分子量が10000より大きいと
重合時にポリマーの相分離により反応率が低下するおそ
れがある。
【0017】また、脂肪族ジオ−ルの共重合量は、得ら
れる共重合体の耐熱性,機械的強度,成形加工性から9
0〜10重量%であることが必要で、好ましくは85〜
15重量%の範囲である。90重量%を越える場合は結
晶性が低く、また成形性が悪く、10重量%未満では柔
軟性やゴム弾性が不足することがある。
【0018】本発明の方法おいて用いられるジカルボン
酸ジエステルとしては、テレフタル酸,イソフタル酸等
のフタル酸ジエステル類、コハク酸,グルタル酸,アジ
ピン酸等の脂肪族ジカルボン酸ジエステル類が挙げられ
る。ジカルボン酸ジエステルの共重合量は、0〜20重
量%が好ましい。
【0019】本発明の製造方法で、上述の芳香族オリゴ
エステルアミド、脂肪族ジオ−ル及びジカルボン酸ジエ
ステルを溶融重合することにより、耐熱性,耐寒性,加
工性に優れた芳香族エステルアミドをハードセグメント
にもつエステルアミド共重合体、すなわち、下記一般式
(I)で表される芳香族オリゴエステルアミド鎖10〜
90重量%、
【0020】
【化2】
【0021】(前記式中、R1とR2は炭素数が6〜30
個の二価の芳香族基を示す。)数平均分子量500〜1
0000のポリアルキレンオキシド鎖90〜10重量%
及びジカルボン酸単位0〜20重量%からなる数平均分
子量が5000〜500000であり、融点が100〜
300℃である本発明のエステルアミド共重合体が得ら
れる。
【0022】本発明のエステルアミド共重合体の数平均
分子量は5000〜500000、好ましくは1000
0〜100000であり、数平均分子量が5000より
小さいと機械特性が劣り、500000より大きいと加
工性に問題が出てくる。
【0023】また、本発明のエステルアミド共重合体に
は、耐熱性、特に熱変色性の向上のため重合時あるいは
重合後に安定剤を添加してもよく、これら安定剤として
は、リン酸,亜リン酸,次亜リン酸誘導体,フェニルホ
スフィン酸,ポリホスホネート,ジアルキルペンタエリ
スリトールジホスファイト,ジアルキルビスフェノール
Aジホスファイト等のリン化合物、ヒンダードフェノー
ル化合物、チオエーテル系,ジチオ酸塩系,メルカプト
ベンズイミダゾール系,チオカルバニリド系,チオジプ
ロピオン酸エステルなどのイオウ含有化合物、スズマレ
ート,ジブチルスズモノオキシドなどのスズ系化合物な
どが用いられる。これらの安定剤の添加量は、エステル
アミド共重合体100重量部に対して0.01〜2.0
重量部であることが好ましい。
【0024】更に、本発明のエステルアミド共重合体の
成形性向上のため、カルシウム,バリウム,アルミニウ
ムなどのステアリン酸塩類、ステアリン酸エステル、シ
リコンオイル、ワックス類、エチレンビスステアリルア
ミドなどの滑剤を添加してもよく、これらの添加量は、
エステルアミド共重合体100重量部に対して0.05
〜5.0重量部の範囲が好ましい。
【0025】また、本発明のエステルアミド共重合体に
対し、染料、顔料、無機補強剤、可塑剤、ヒンダードア
ミン系光安定剤、紫外線吸収剤、発泡剤、エポキシ化合
物やイソシアネート化合物などの公知の添加剤を加えて
も差支えない。
【0026】
【実施例】次に、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明で得られるエステルアミド共重合体の分析に
用いた測定機器及び方法は下記の通りである。
【0027】(1)1H−NMRスペクトルは、日本電
子製 JNM−GSX270型を用い、ヘキサフルオロ
イソプロパノール中、45℃、積算回数400回の条件
で測定した。
【0028】(2)13C−NMRスペクトルは、日本電
子製 JNM−GSX270型を用い、ヘキサフルオロ
イソプロパノール中、45℃、積算回数18000回の
条件で測定した。
【0029】(3)赤外線吸収スペクトルは、日立製
270−30型を用い、KBr錠剤法で測定した。
【0030】(4)動的粘弾性挙動は、レオロジー製
DVE−V4 FTレオスペクトラーを用いて、振動数
11Hz、−100〜300℃の範囲で測定した。
【0031】(5)ガラス転移温度(Tg)及び融点
(Tm)は、セイコー電子工業製 DSC200を用
い、昇温速度10℃/分、−100〜300℃の範囲で
測定した。 (6)熱分解温度(Td)は、セイコー電子工業製 T
G−DTA200を用い、昇温速度20℃/分、50〜
650℃の範囲で測定した。
【0032】(7)ポリマーの分子量は、東ソー製 S
C−8010、カラムにポリスチレンゲル GMHXL
及びG2500H8を連結したカラム系のGPCを用
い、流速1.0ml/分、溶離液にN−メチル−2−ピ
ロリドン/LiCl、カラム温度40℃で測定した。
【0033】(8)元素分析は、カルロ・エバル社製1
106型を用い、ダイナミック燃焼方式で、炭素,水
素,窒素の定量を行なった。
【0034】(9)硬度は、高分子計器製 マイクロゴ
ム硬度計により、厚さ1mmのプレスシートを用いて測
定した。
【0035】(10)機械特性(破断強度,破断伸び)
は、島津製作所製 オートグラフDCS−100によ
り、厚さ1mmのプレスシートを用いて測定した。
【0036】参考例1 (芳香族オリゴエステルアミド
[a]の合成) 窒素導入管とマグネチック攪拌翼を備えた1lの4つ口
フラスコを完全に乾燥し、窒素置換した後、テレフタル
酸モノメチルクロライド[MMC]99.32g(0.
5モル)と脱水したN−メチル−2−ピロリドン[NM
P]300mlを仕込んだ。NMPにMMCを溶解さ
せ、氷冷(0〜5℃)した。次いで、NMP200ml
にm−フェニレンジアミン[m−PDA]21.65g
(0.2モル)を溶解させた溶液を加えた。0〜5℃で
6時間反応させた後、メタノールに沈殿させ、アセトン
で洗浄し、NMP/トルエンで再結晶した。融点を31
2℃にもつオリゴエステルアミド[a]54.03g
(収率62%)を得た。得られたオリゴエステルアミド
[a]の1H−NMR測定結果を図1に、13C−NMR
測定結果を図2に、赤外線吸収スペクトルを図3に示
す。
【0037】参考例2 (芳香族オリゴエステルアミド
[b]の合成) 窒素導入管とマグネチック攪拌翼を備えた1lの4つ口
フラスコを完全に乾燥し、窒素置換した後、MMC5
9.59g(0.3モル)と脱水したNMP100ml
を仕込んだ。NMPにMMCを溶解させ、氷冷(0〜5
℃)した。次いで、NMP100mlにビス(4−アミ
ノ−3−メチルフェニル)メタン22.61g(0.1
モル)を溶解させた溶液を加えた。0〜5℃で6時間,
室温で一昼夜反応させた後、メタノールに沈殿させ、ア
セトンで洗浄し、NMP/トルエンで再結晶した。融点
を246℃にもつオリゴエステルアミド[b]33.7
2g(収率69%)を得た。
【0038】参考例3 (芳香族オリゴエステルアミド
[c]の合成) 窒素導入管とマグネチック攪拌翼を備えた1lの4つ口
フラスコを完全に乾燥し、窒素置換した後、MMC5
9.58g(0.3モル)と脱水したNMP100ml
を仕込んだ。NMPにMMCを溶解させ、氷冷(0〜5
℃)した。次いで、NMP100mlにビス(4−アミ
ノ−3,5−ジメチルフェニル)メタン25.41g
(0.1モル)を溶解させた溶液を加えた。0〜5℃で
6時間,室温で一昼夜反応させた後、メタノールに沈殿
させ、アセトンで洗浄し、NMP/トルエンで再結晶し
た。融点を284℃にもつオリゴエステルアミド[c]
27.78g(収率45%)を得た。
【0039】実施例1 窒素導入管、温度センサー、マグネチック攪拌翼、留出
管を備えた500mlの4つ口セパラブルフラスコに、
オリゴエステルアミド[a]17.30g(0.04モ
ル)、ポリテトラメチレングリコール(PTMG;数平
均分子量Mn=1009)40.39g(0.04モ
ル)及びイルガノックス1010(フェノール系安定
剤、チバガイギー社製)0.06gを仕込んだ。十分に
窒素置換を行ない、テトラブトキシチタン(触媒)0.
15gを添加した。窒素気流下、室温から230℃まで
1時間で昇温し、4時間で所定量のメタノールを流出さ
せた。230℃/1mmHgの減圧下2時間、更に27
0℃まで昇温し1時間反応させた。良好なゴム弾性を示
すエステルアミド共重合体50.92g(収率92%)
が得られた。このポリマーの1H−NMRを図4に、13
C−NMRを図5に示す。また図6に動的粘弾性挙動を
示す。このポリマーの分子量、ガラス転移温度(T
g)、融点(Tm)及び元素分析結果を表1に示す。得
られたエステルアミド共重合体の機械特性は、硬度(H
s=91JIS−A)、破断強度(TB=218kg/
cm2)、破断伸び(EB=1000%)であった。
【0040】実施例2 窒素導入管、温度センサー、マグネチック攪拌翼、留出
管を備えた500mlの4つ口セパラブルフラスコに、
オリゴエステルアミド[a]17.32g(0.04モ
ル)、PTMG(Mn=1009)80.73g(0.
08モル)、テレフタル酸ジメチル7.72g(0.0
4モル)及びイルガノックス1010を0.08g仕込
んだ。十分に窒素置換を行ない、テトラブトキシチタン
(触媒)0.21gを添加した。窒素気流下、室温から
220℃まで1時間で昇温し、4時間で所定量のメタノ
ールを流出させた。220℃/1mmHgの減圧下2時
間、更に260℃まで昇温し1時間反応させた。良好な
ゴム弾性を示すエステルアミド共重合体95.63g
(収率95%)が得られた。このポリマーの分子量、T
g、Tm及び元素分析結果を表1に示す。
【0041】実施例3 窒素導入管、温度センサー、マグネチック攪拌翼、留出
管を備えた500mlの4つ口セパラブルフラスコに、
オリゴエステルアミド[b]11.01g(0.02モ
ル)、PTMG(Mn=1002)20.06g(0.
02モル)及びイルガノックス1010を0.02g仕
込んだ。十分に窒素置換を行ない、テトラブトキシチタ
ン(触媒)0.07gを添加した。窒素気流下、室温か
ら200℃まで1時間で昇温し、4時間で所定量のメタ
ノールを流出させた。240℃に昇温し1mmHg以下
の減圧下2時間反応させた。良好なゴム弾性を示すエス
テルアミド共重合体27.4g(収率92%)が得られ
た。このポリマーの分子量、Tg、Tm及び元素分析結
果を表1に示す。
【0042】実施例4 窒素導入管、温度センサー、マグネチック攪拌翼、留出
管を備えた500mlの4つ口セパラブルフラスコに、
オリゴエステルアミド[c]11.56g(0.02モ
ル)、PTMG(Mn=1002)20.06g(0.
02モル)及びイルガノックス1010を0.02g仕
込んだ。十分に窒素置換を行ない、テトラブトキシチタ
ン(触媒)0.07gを添加した。窒素気流下、室温か
ら200℃まで1時間で昇温し、4時間で所定量のメタ
ノールを流出させた。240℃に昇温し1mmHg以下
の減圧下2時間反応させた。良好なゴム弾性を示すエス
テルアミド共重合体27.6g(収率91%)が得られ
た。このポリマーの分子量、Tg、Tm及び元素分析結
果を表1に示す。
【0043】比較例1 窒素導入管とマグネチック攪拌翼を備えた1lの4つ口
フラスコを完全に乾燥し、窒素置換した後、テレフタル
酸ジクロライド[TPC]20.34g(0.1モル)
と脱水したNMPを50ml仕込んだ。NMPにTPC
を溶解させ、氷冷(0〜5℃)した。次いで、NMP5
0mlに十分に乾燥したPTMG(Mn=1009)5
0.19g(0.05モル)を溶解させた溶液をゆっく
り滴下した。室温で一昼夜反応後、m−PDA8.42
g(0.05モル)を溶解させた溶液を加えた。0〜5
℃で6時間反応させた後、メタノールに沈殿させ、洗浄
し、減圧乾燥した。良好なゴム弾性を示すエステルアミ
ド共重合体59.63g(収率87%)が得られた。こ
のポリマーの1H−NMRを図7に、13C−NMRを図
8に示す。また図9に動的粘弾性挙動を示す。このポリ
マーの分子量、Tg、Tm及び元素分析結果を表1に示
す。得られたエステルアミド共重合体の機械特性は、硬
度(Hs=82JIS−A)、破断強度(TB=240
kg/cm2)、破断伸び(EB=630%)であった。
【0044】
【表1】
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、熱可塑性エラストマー
としての性質を有し、芳香族オリゴエステルアミド鎖を
ハードセグメントにもつエステルアミド共重合体が得ら
れる。このポリマーは、耐熱性,耐寒性,加工性に優れ
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 オリゴエステルアミド[a]の1H−NMR
スペクトルを示す図である。
【図2】 オリゴエステルアミド[a]の13C−NMR
スペクトルを示す図である。
【図3】 オリゴエステルアミド[a]の赤外線吸収ス
ペクトルを示す図である。
【図4】 実施例1のエステルアミド共重合体の1H−
NMRを示す図である。
【図5】 実施例1のエステルアミド共重合体の13C−
NMRを示す図である。
【図6】 実施例1のエステルアミド共重合体の動的粘
弾性挙動を示す図である。
【図7】 比較例1のエステルアミド共重合体の1H−
NMRを示す図である。
【図8】 比較例1のエステルアミド共重合体の13C−
NMRを示す図である。
【図9】 比較例1のエステルアミド共重合体の動的粘
弾性挙動を示す図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芳香族ジカルボン酸化合物と芳香族ジアミ
    ン化合物とからなる芳香族オリゴエステルアミド及び脂
    肪族ジオールを溶融反応することを特徴とするエステル
    アミド共重合体の製造方法。
  2. 【請求項2】芳香族ジカルボン酸化合物と芳香族ジアミ
    ン化合物とからなる芳香族オリゴエステルアミド、ジカ
    ルボン酸ジエステル及び脂肪族ジオールを溶融反応する
    ことを特徴とするエステルアミド共重合体の製造方法。
  3. 【請求項3】下記一般式(I)で表される芳香族オリゴ
    エステルアミド鎖10〜90重量%、 【化1】 (前記式中、R1とR2は炭素数が6〜30個の二価の芳
    香族基を示す。)数平均分子量500〜10000のポ
    リアルキレンオキシド鎖90〜10重量%及びジカルボ
    ン酸単位0〜20重量%からなる数平均分子量が500
    0〜500000であり、融点が100〜300℃であ
    るエステルアミド共重合体。
JP00205493A 1993-01-08 1993-01-08 エステルアミド共重合体及びその製造方法 Expired - Fee Related JP3409346B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00205493A JP3409346B2 (ja) 1993-01-08 1993-01-08 エステルアミド共重合体及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00205493A JP3409346B2 (ja) 1993-01-08 1993-01-08 エステルアミド共重合体及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06207006A true JPH06207006A (ja) 1994-07-26
JP3409346B2 JP3409346B2 (ja) 2003-05-26

Family

ID=11518629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00205493A Expired - Fee Related JP3409346B2 (ja) 1993-01-08 1993-01-08 エステルアミド共重合体及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3409346B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160038515A (ko) * 2014-09-30 2016-04-07 코오롱인더스트리 주식회사 공중합체 및 고분자 필름
KR20200134516A (ko) * 2019-05-22 2020-12-02 주식회사 엘지화학 폴리(에스터-아미드) 공중합체 및 이를 포함한 광학 소자
CN120059175A (zh) * 2025-04-30 2025-05-30 华东理工大学 一种生物基聚酯酰胺弹性体、泡沫及其制备方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160038515A (ko) * 2014-09-30 2016-04-07 코오롱인더스트리 주식회사 공중합체 및 고분자 필름
KR20200134516A (ko) * 2019-05-22 2020-12-02 주식회사 엘지화학 폴리(에스터-아미드) 공중합체 및 이를 포함한 광학 소자
CN120059175A (zh) * 2025-04-30 2025-05-30 华东理工大学 一种生物基聚酯酰胺弹性体、泡沫及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3409346B2 (ja) 2003-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0608976B1 (en) Esteramide copolymers and production thereof
JP2004292581A (ja) 芳香族エステルアミドブロック共重合体
JP3409346B2 (ja) エステルアミド共重合体及びその製造方法
US5760143A (en) Ester-amide block copolymer and process for producing same
KR100793195B1 (ko) 방향족 아미드 블록 공중합체 및 그 제조 방법
JP3324170B2 (ja) エステルアミド共重合体及びその製造方法
JP3324171B2 (ja) エステルアミド共重合体の製造方法
EP1873184B1 (en) Polyether ester block copolymer
JP3141500B2 (ja) エステル共重合体及びその製造方法
JPH07330856A (ja) 熱可塑性ポリウレタン及びその製造方法
JP4449375B2 (ja) 芳香族アミドブロック共重合体及びその製造方法
JP3136757B2 (ja) エステル共重合体の製造方法
JP4196759B2 (ja) 芳香族アミド−ポリラクトン系ブロック共重合体及びその製造方法
JPH0433912A (ja) ポリアミドイミドエラストマーの製造方法
JP2938522B2 (ja) ポリアミドイミドエラストマー
JPH08253580A (ja) 高分子量エステルアミド共重合体の製造方法
JP3257127B2 (ja) ポリエーテルエステルアミドエラストマー及びその製造方法
JPS63117035A (ja) 熱可塑性ポリエ−テルイミドアミド
JPH06228311A (ja) ブロック共重合体及びその製造方法
JP2641500B2 (ja) 低硬度ポリアミドイミドエラストマーの製造方法
JP2004131701A (ja) ポリエーテルエステルエラストマー
JP2000212406A (ja) エステル系エラストマ―
JPH0228215A (ja) ポリアミドイミドエラストマー
JP2000212405A (ja) エステル系エラストマ―
JPH03229724A (ja) ポリエステルエラストマ共重合体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees