JPH06207148A - 粘着・接着シート - Google Patents

粘着・接着シート

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JPH06207148A
JPH06207148A JP211793A JP211793A JPH06207148A JP H06207148 A JPH06207148 A JP H06207148A JP 211793 A JP211793 A JP 211793A JP 211793 A JP211793 A JP 211793A JP H06207148 A JPH06207148 A JP H06207148A
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JP
Japan
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adhesive
adhesive sheet
film
sheet
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP211793A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Kishimoto
淳 岸本
Yoshihiko Ishizuka
善彦 石塚
Kanehiro Saito
兼広 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Cement Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Cement Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 透明性フィルム基材を対象物に粘着又は接着
させる粘着・接着シートに関し、透明性フィルム基材の
膜厚を厚くすることなく、紫外線を大幅に遮蔽し、印刷
物の褪色を有効に抑制し、又は抗菌性を付与することを
目的とする。 【構成】 平均粒径0.005μm〜0.1μmの酸化
亜鉛粉末が、10重量%〜90重量%含まれる塗布層を
有するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粘着又は接着シートに
係り、特に、透明性フィルム基材を対象物に粘着又は接
着させる粘着・接着シートに関する。ここで、前記対象
物としては、例えば、印刷物・プラスチック成形品等で
あり、当該粘着・接着シートを粘着又は接着することに
より、対象物の太陽光線等に含まれる紫外線による変褪
色あるいは黄変を防いだり、対象物に紫外線遮蔽機能・
抗菌性を付与するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、紫外線の遮蔽を行う粘着・接着シ
ートとして、フィルム基材に直接、ベンゾフェノン系あ
るいはベンゾトリアゾール(C6 5 3 )等の有機系
紫外線吸収剤を練り込んだものや、粘着・接着層にこれ
ら有機系紫外線吸収剤を添加したものが使用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】さて、前者の従来例、
即ちフィルムに直接、前記有機系紫外線吸収剤を練り込
む場合にあっては、フィルムを形成する樹脂からこれら
有機系吸収剤が経時的にブリードアウト(bleed out ;
層内より外気中へ移行して拡散すること) し、表面の白
化や接着層あるいは粘着層との密接不良等が生じるとと
もに、フィルムの紫外線の遮蔽性能が経時劣化する。
【0004】そのため、実際には有機系紫外線吸収剤と
フィルムを形成する樹脂との相溶性の点から、樹脂への
有機系紫外線吸収剤の添加率は一定量以下にならざるを
得ない。したがって、有機系紫外線吸収剤を練り込んだ
フィルムに十分な紫外線遮蔽性能を付与しようとすれ
ば、そのフィルムは一般的に100μm以上の厚いフィ
ルムにならざるを得ず、フィルムを適当な薄さにするこ
とは困難となり、用途が限定され、コスト的にも高いも
のになるという問題点を有していた。
【0005】一方、後者の従来例、即ちフィルム上に形
成された粘着もしくは接着層に有機系紫外線吸収剤を添
加する場合では、粘着もしくは接着層を形成する樹脂に
対して、溶解度を越えて有機系紫外線吸収剤を一定量以
上添加するとブリードアウトが著しく、表面の白化や基
材フィルムとの密着不良等が生じる。そのため、実際に
は有機系紫外線吸収剤はこの樹脂に対し相溶性の範囲内
で一定量以下の添加になる。したがって、十分な紫外線
遮蔽性能を付与するためには、一般には数十μm以上の
粘着または接着層の塗布膜厚が必要になり、グラビア印
刷法(写真製版技術の一つで、銅板の上に原図の凹版を
つくり、この上に印刷インキを盛って印刷する方法をい
う)や、ロールコータ等を用いた通常の印刷法では塗布
できないために、結局薄い膜厚とせざるを得ず、紫外線
遮蔽性等の十分な機能をもつものを作ることが困難であ
るという問題点を有していた。
【0006】そこで、本発明は酸化亜鉛(ZnO)粉末
のもつ下記の特性を利用して、対象物に粘着若しくは接
着するだけで、対象物の紫外線による変褪色や黄変を防
ぎ、また対象物に紫外線遮蔽機能・抗菌性を付与するこ
とのできる粘着若しくは接着シートを提供することを目
的とするものである。即ち、ZnO粉末には紫外線を吸
収若しくは一部を散乱して紫外線を遮蔽する特性が知ら
れており、また、Agイオン・Cuイオンと同様に抗菌
性を有している。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の技術的課題を解決
するため、本発明は、請求項1に示すように、透明性フ
ィルム基材を対象物に粘着又は接着させる粘着・接着シ
ートにおいて、平均粒径0.005μm〜0.1μmの
酸化亜鉛粉末が10重量%〜90重量%含まれる塗布層
を有するものである。
【0008】ここで、前記「透明性フィルム基材」は、
透明な薄膜を意味し、例えば、ポリエステルフィルム、
アクリルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリカー
ボネイト(ポリ炭酸エステル)フィルム等である。前記
酸化亜鉛(ZnO)粉末の平均粒径は0,005μm〜
0.1μmであり、好ましくは、平均粒径は0.01μ
m〜0.05μmである。
【0009】これは、平均粒径が0.1μmを越えると
可視光の散乱が大きくなり、ZnO粉末を添加された塗
布層の透明性が損なわれるため接着若しくは粘着シート
の対象物である印刷物若しくはプラスチック成型品等の
意匠等をシートを通して鮮明に見せることができなくな
るためである。さらに、平均粒径が0.1μm以上では
本シートの紫外線遮断機能・抗菌性等も著しく低下す
る。
【0010】尚、平均粒径が0.1μm以下のZnO本
末は、例えば、特願平1−130422号公報に記載さ
れている方法により製造することができる。ZnO粉末
の適切な添加量は塗布層中、10重量%〜90重量%で
あり、好ましくは30重量%〜80重量%である。
【0011】これは、添加量が10重量%以下では十分
な紫外線遮蔽性能を得るためには数十μm以上の乾燥膜
厚が必要になりグラビア印刷法等の印刷方法が使えなく
なり、量産性とコストが悪化するからである。逆に、添
加率が90重量%以上ではバインダー成分が少な過ぎる
為、塗膜の機械的強度が極端に低下するからである。
【0012】ここで、「バインダー樹脂」とは、ポリエ
ステル樹脂、ポリアクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、シ
リコン樹脂その他である。このようにして10重量%〜
90重量%の添加ではグラビア印刷、ブレイドコータ、
ロッドコータ、ナイフコータ等を使用可能な塗布膜厚と
なるので量産性、コストの方面で有利である。
【0013】透明性フィルム基材と、ZnO粉末を配合
した塗布層と、粘着若しくは接着層との重ね合わせの例
を、図1(a),(b),(c)に示す。ここで、図1
(a)では、単に紫外線遮断機能のみを有するシートの
例を示す。
【0014】図1(b)ではZnOを添加した塗布層が
表面に出ているため、紫外線遮断機能に加えて、さらに
抗菌機能をも有する。但し、耐候性又は表面強度という
点では一般には同図(a)のシートの方が優れる。
【0015】さらに、バインダー樹脂を、粘着性若しく
は接着性を発現する樹脂とすることで、ZnO粉末を配
合した層と粘着若しくは接着層を兼用できるため、同図
(c)のように構造をより簡素化することもできる。こ
こで、「粘着シート」とは、温度を加えることなく常温
で粘着性を有するシートであり、「接着シート」とは、
高温で溶融することで対象物に対し接着させることがで
きるシートである。
【0016】
【実施例】次に、本発明の実施例を比較例と対照させな
がら説明する。 実施例1 厚さ16μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの
片面に、下記の配合のインクをグラビア印刷法にて乾燥
膜厚1μmで塗布し、続いてウレタン系粘着剤をグラビ
ア印刷法にて乾燥膜厚5μmで塗布し、図1(a)のタ
イプの粘着シートを作成した。インクはサンドミルを使
用して、5時間分散を行うことで製造した。
【0017】本実施例に係るインクの配合は、 ZnO粉末(平均粒度0.02μm) ……32重量部 ポリエステル樹脂 …… 8重量部 トルエン(C7 8 ) ……48重量部 メチルエチルケトン(C4 8 O) ……12重量部
【0018】得られた粘着シートの分光曲線を図2に示
す。また、オフセット印刷法で紙に赤色基調のカラー印
刷した印刷物にこの粘着シートを貼り、JIS−KS5
400で規定された屋内褪色用水銀ランプにて褪色試験
を行った。褪色の程度は目視により評価を行った。この
結果を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】実施例2 実施例1と同様に、フィルムの上に、実施例1と同様に
して製造された下記配合のインクをロッドコータにて乾
燥膜厚3μmで塗布し、続いて変性ポリエチレンフィル
ムを押し出し塗工にて膜厚25μmで接着し、図1
(a)のタイプの接着シートを作成する。
【0021】本実施例に係るインクの配合は、 ZnO粉末(平均粒径0.02μm) ……24重量部 ポリエステル樹脂 ……16重量部 トルエン ……48重量部 メチルエチルケトン ……12重量部
【0022】このようにして得られた接着シートを実施
例1と同じ印刷物に約130°Cの温度で熱圧着し、や
はり実施例1と同様にして褪色試験を行った。
【0023】実施例3 実施例1と同じフィルムの上に、実施例2と同じ配合及
び製造方法で作られたインクをナイフ印刷法でドライ膜
厚3μmで塗布し、この塗布面とは反対面に変性ポリエ
チレンフィルムを押し出し塗工にて膜厚25μmで接着
し、図1(b)のタイプの接着シートを作成した。この
ようにして得られた接着シートを実施例1と同じ印刷物
に熱圧着し、褪色試験を行った。また、本実施例で作成
した接着シートの抗菌性を下記の試験方法を用いて評価
した。この結果を表2に示す。
【0024】
【表2】
【0025】試験菌 :黄色ブドウ状球菌 培地 :普通寒天培地、普通ブイヨン培地、リン
酸生理緩衝液 試験方法 :菌液を普通ブイヨン培地で24時間培養
し、リン酸生理緩衝液で希釈し試験菌液とした。減菌済
ポリプロピレン製容器中に実施例3で作成した4×4c
mのシート片を入れ、このシート片上に試験菌液0.1
ml(リットル)を滴下直後、及び37°Cで24時間
保存した後に、無菌生理食塩水にて洗い出し、その生菌
数を測定した。
【0026】比較例1 実施例1と同じフィルムの上に、下記の配合のウレタン
系接着剤をグラビア印刷法にて乾燥膜厚6μmで塗布
し、図1(d)に示す粘着シートを作成した。尚、ここ
でのベンゾフェノン系紫外線吸収剤のウレタン樹脂への
添加量は飽和溶解量にほぼ相当する量である。
【0027】 2-4 ジヒドロキシベンゾフェノン …… 3重量部 ウレタン樹脂 ……30重量部 トルエン ……55重量部 メチルエチルケトン ……12重量部
【0028】得られた粘着シートの分光曲線を図2に示
す。また実施例1と同じ印刷物にこの粘着シートを貼
り、実施例1と同様にして褪色試験を行った。
【0029】比較例2 実施例1と同じフィルムの上に、ベンゾフェノン系紫外
線吸収剤(ヒドロキシ-4- メトキシベンゾフェノン)を
飽和溶解量に近い5重量部添加の変性ポリエチレンを押
し出し塗工にて膜厚25μmで接着し、図1(d)のタ
イプの接着シートを作成した。得られた接着シートの分
光曲線を図2に示す。実施例1と同じ印刷物に熱圧着
し、実施例1と同様にして褪色試験を行った。
【0030】以上説明したように、表1の結果は図2の
結果に対応している。即ち、平均粒径0.1μm以下の
ZnO粉末を配合した塗布層を含む粘着若しくは接着シ
ートは紫外線を大幅に遮蔽するため、印刷物の褪色を有
効に抑制することができた。
【0031】また、表2より、当該シートは一般に抗菌
性テストで有効とされている減菌率26%を上回り68
%と顕著な減菌率を示す、十分な抗菌性も合わせ持つこ
とも確認された。この抗菌性を利用して本実施例に係る
シートは各種食品包装フィルムや布団袋等への展開も可
能と考えられる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る粘着
・接着シートは透明性フィルム基材自体に紫外線遮蔽性
能をもたせることなく、塗布層を設けることにより紫外
線の遮蔽又は抗菌性の付与を行っている。したがって、
透明性フィルム基材の膜厚を厚くすることなく、紫外線
を大幅に遮蔽し、印刷物の褪色を有効に抑制し、又は抗
菌性を付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る粘着・接着シートの構造例を示す
【図2】実施例に係る各フィルムの紫外線遮蔽性を示す
【符号の説明】
1… 透明性フィルム基材 2… ZnO添加塗布層 3… ZnO無添加粘着・接着層 4… ZnO添加粘着層又は接着層 5… 有機系紫外線吸収剤添加粘着層又は接着層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明性フィルム基材を対象物に粘着又は
    接着させる粘着・接着シートにおいて、 平均粒径0.005μm〜0.1μmの酸化亜鉛粉末
    が、10重量%〜90重量%含まれる塗布層を有するこ
    とを特徴とする粘着・接着シート。
JP211793A 1993-01-08 1993-01-08 粘着・接着シート Pending JPH06207148A (ja)

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JP211793A JPH06207148A (ja) 1993-01-08 1993-01-08 粘着・接着シート

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JP211793A JPH06207148A (ja) 1993-01-08 1993-01-08 粘着・接着シート

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JPH06207148A true JPH06207148A (ja) 1994-07-26

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ID=11520413

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JP211793A Pending JPH06207148A (ja) 1993-01-08 1993-01-08 粘着・接着シート

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JP (1) JPH06207148A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0940851A (ja) * 1995-07-31 1997-02-10 Fuji Photo Film Co Ltd 紫外線カットフイルム
JPH108010A (ja) * 1996-06-28 1998-01-13 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 熱線遮蔽性粘着剤およびその製造方法、ならびに熱線遮蔽性透明シート
JP2008308645A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Sumitomo Electric Ind Ltd 抗菌性塗料とそれを用いて形成される抗菌性物品、抗菌性フィルムおよび抗菌性テープ

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JP2008308645A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Sumitomo Electric Ind Ltd 抗菌性塗料とそれを用いて形成される抗菌性物品、抗菌性フィルムおよび抗菌性テープ

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