JPH06207163A - 複合ガスケットおよびそれを用いるシール方法 - Google Patents

複合ガスケットおよびそれを用いるシール方法

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JPH06207163A
JPH06207163A JP182493A JP182493A JPH06207163A JP H06207163 A JPH06207163 A JP H06207163A JP 182493 A JP182493 A JP 182493A JP 182493 A JP182493 A JP 182493A JP H06207163 A JPH06207163 A JP H06207163A
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JP
Japan
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gasket
foam
thickness
composite
gap
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Application number
JP182493A
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English (en)
Inventor
Shuichi Takahashi
秀一 高橋
Takashi Tagou
隆 田郷
Tadanori Domoto
忠憲 道本
Akira Asagami
彰 浅上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 化学プラントや自動車等の装置、機器の接合
部におけるギャップは温度変化により変わるが、そのギ
ャップ変化に追随でき、シール機能を常時充分に発揮す
るガスケットを得る。 【構成】 ガラス転移点が0℃以下の高分子材料から成
る発泡体を基材とし、この基材の両面にフッ素樹脂層を
設けた複合構造とし、接合部のギャップが広くなった場
合には該発泡体の弾性によりこれに追随してシールす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は化学プラントや自動車エ
ンジン等の各種の装置、機器の接合部(例えば、フラン
ジ)に使用される複合ガスケット、およびその複合ガス
ケットを用いるシール方法に関する。
【0002】
【従来の技術】化学プラントや自動車エンジン等の各種
の装置、機器の接合部にはガスケットが組み込み配置さ
れ、装置や機器の内部の流体の漏洩を防止している。か
ようなガスケットとしては、アスベスト製のものが主流
であったが、その飛散による人体への悪影響のため、膨
張黒鉛製のもの(「ガスケット入門」、第95頁、19
82.2.10、株式会社高分子刊行会発行)、あるい
はポリテトラフルオロエチレン(以下、「PTFE」と
いう)製のもの(上記「ガスケット入門」、第115
頁)に代替されつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これら従来のガスケッ
トは接合部のギャップが変化するような場合、そのギャ
ップ変化に追随できず、シール機能を充分発揮できない
ことがある。例えば、高温流体が流通する化学プラント
の接合部に組み込んだ場合、操業中と操業停止後では流
体温度の差が300℃程度になることも珍しいことでな
く、温度の低下により接合部のギャップも大きくなる
が、このギャップ変化にガスケットが追随できず、その
結果、シール機能が不充分となることがあった。これに
対応するため「増し締め」作業をすることもあるが、こ
の作業は面倒なものである。
【0004】また、膨張黒鉛製ガスケットは脆くて装置
や機器の接合部への組み込みに際し破損し易く、また、
組み込み後における装置や機器の振動により表面剥離を
生じ易いという問題をも有している。一方、PTFE製
ガスケットはクリープ現象を起こし易いため、高い機密
性を要求される接合部には適用し難いという問題もあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はガラス転移点が
0℃以下の高分子から成る発泡体の両面にフッ素樹脂層
を設けたことを特徴とする複合ガスケットに関するもの
である。
【0006】以下、図面を参照しながら本発明の実例を
説明する。図1および図2に示す複合ガスケットは中央
に貫通孔6を有する円板状のものであり、発泡体1の両
面にはフッ素樹脂層3および4が設けられている。この
複合ガスケットは、例えば、発泡体の両面を2枚のフッ
素樹脂フィルムで挟み込むと共にこれらフィルムの両端
部を接着あるいは融着する方法により得ることができ
る。このときフッ素樹脂フィルムの片面全面に接着剤を
設け、フィルム相互をその両端部で接着すると共にフィ
ルムと発泡体を接着させるようにしてもよい。
【0007】上記発泡体としてはガラス転移点が0℃以
下(好ましくは−10℃以下)の高分子から成るものを
用いる。かような高分子の具体例としては、シリコーン
ゴム、アクリルゴム、天然ゴム、ブタジエンゴム、スチ
レンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、イソプレンゴ
ム等を挙げることができる。これら高分子製発泡体のう
ちシリコーンゴム製発泡体は、約−60〜250℃の広
範囲の温度環境において使用可能であるので特に好適で
ある。この発泡体として、ガラス転移点が0℃よりも高
い高分子から成るものを用いた場合は、低温時に弾性を
喪失し、シール機能を充分に発揮できないので好ましく
ない。
【0008】本発明において、高分子を発泡体として使
用するのは装置や機器の接合部のギャップ変化に追随す
るための弾性を付与するためであり、その発泡倍率は約
1.5〜10倍とするのが好ましいことが判明してい
る。この発泡体の厚さとしては約0.1〜10mmが実
用上好ましい。また、この発泡体はギャップ変化に対す
る追随性や流体の浸透防止のため、独立発泡タイプのも
のが好ましい。
【0009】この発泡体の両面に設けられるフッ素樹脂
層は特に限定されず、例えば、PTFE、テトラフルオ
ロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重
合体(以下、「PFA」という)、テトラフルオロエチ
レン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、エチレン−
テトラフルオロエチレン共重合体等のいずれのフッ素樹
脂で形成してもよい。
【0010】発泡体の両面にフッ素樹脂層を形成するの
は、耐薬品性を付与すると共に、装置や機器の接合部に
組み込み後、不用になった際の剥離作業性を確保するた
めである。各フッ素樹脂層の厚さは特に限定されない
が、通常、約5〜100μmとする。薄過ぎると機械的
強度が不足し、厚くなり過ぎると接合部の表面形状に対
するフィット(fit)性が不足するようになる。フッ
素樹脂層を多孔質とすることにより、その柔軟性を増し
て、接合部の表面形状に対するフィット性を向上させる
こともできる。
【0011】図3は本発明の他の実例を示し、支持体5
を挟んで2枚(この枚数は限定されない)の発泡体1、
2があり、これらの両面にフッ素樹脂層3および4が設
けられている。このように支持体を介在させることによ
り、ガスケットのハンドリング性や寸法安定性を向上さ
せることができる。支持体としてはポリイミド、ポリフ
ェニレンサルファイド、ポリエーテル・エーテルケト
ン、ポリエチレンテレフタレート等のプラスチックフィ
ルムや金属箔を用いることができる。なお、発泡体と支
持体は接着等により一体化してもよい。
【0012】上記図3の複合ガスケットにおいて、2枚
の発泡体は、発泡倍率を変えたり、気泡径を変えたり、
あるいは厚さを変えたりして柔軟性が異なるようにする
ことができる。このようにすると、一方が平坦状面、他
方が凹凸状面のような接合部への組み込みも容易とな
る。即ち、このタイプのガスケットは、柔軟性の高い発
泡体側を接合部の凹凸状面に、柔軟性の低い発泡体側を
接合部の平坦状面に対応させるように組み込み作業すれ
ば、接合部のいずれの面に対してもフィット性がよい。
なお、支持体の位置は図3に示すものに限られず、例え
ば、発泡体とフッ素樹脂層の間としてもよい。
【0013】上記図2および図3に示す実例では発泡体
の両面に設けたフッ素樹脂層相互をその端末で融着、接
着させたが、本発明において、この融着、接着は必ずし
も必要ではなく、図4に示すように発泡体1の側面が露
出していてもよい。
【0014】本発明に係る複合ガスケットは装置や機器
の接合部に配置し、その厚さが元の厚さの80〜10%
になるように圧縮して使用することにより、優れたシー
ル機能を発揮する。圧縮が不足しその厚さが元の厚さの
80%よりも大きいような状態のときは、ギャップが広
くなった際にそれに追随できずシール性が不充分とな
り、その厚さが元の厚さの10%よりも小さくなるよう
な過度圧縮状態とすると、ギャップが小さくなった際に
ガスケットの破損を招くことがある。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明の実例を更に詳細
に説明する。
【0016】実施例1 ガラス転移点−15℃のポリアクリル酸ブチルから成る
発泡体(発泡倍率3倍、厚さ4mm)および厚さ10μ
mの2枚のPTFEを用意する。なお、PTFEフィル
ムの片面は公知の接着処理を施し、その処理面全面にポ
リアクリル系接着剤溶液を塗布乾燥した。接着剤層の厚
さは20μmである。
【0017】そして、発泡体を2枚のPTFEフィルム
で挟み込み、フィルル相互をその両端部で接着すると共
にフィルムと発泡体を接着することにより、図1および
図2に示すのと同構造の複合ガスケットを得た。
【0018】実施例2 ガラス転移点−55℃のシリコーンゴムから成る発泡体
(発泡倍率2倍、厚さ8mm)および厚さ50μmの2
枚のPFAフィルムを用意する。なお、PFAフィルム
の片面は公知の接着処理を施し、その処理面全面にシリ
コーン系接着剤(東レ・ダウコーニング社製、商品名S
E9166)を塗布乾燥した。接着剤層の厚さは30μ
mである。
【0019】そして、発泡体を2枚の発泡体で挟み込
み、フィルム相互をその両端部で接着すると共にフィル
ムと発泡体を接着することにより、図1および図2に示
すのと同構造の複合ガスケットを得た。
【0020】実施例3 ガラス転移点−50℃のシリコーンゴムから成る発泡体
(発泡倍率5倍、厚さ9mm)をステンレス箔の両面に
各々接着させる。
【0021】次に、厚さ25μmのPTFEフィルム2
枚の間に上記ステンレス箔と発泡体の一体化物を挟み込
み、PTFEフィルム相互をその両端部で接着させるこ
とにより、図3に示すのと同構造の複合ガスケットを得
た。
【0022】比較例1 ガラス転移点28℃のポリ酢酸ビニルを主成分とする発
泡体(発泡倍率5倍、厚さ4mm)を用いること以外は
実施例2と同様に作業して、複合ガスケットを得た。
【0023】比較例2 厚さ4mmの膨張黒鉛を図1に示す形状に加工してガス
ケットとした。
【0024】比較例3 厚さ3mmのPTFEを図1に示す形状に加工してガス
ケットとした。
【0025】上記実施例および比較例で得た複合ガスケ
ット(いずれもその外径は130mm、貫通孔径は70
mmである)を外径140mm、内径70mm、表面粗
さが10μmのフランジ部に配置し、その厚さが元の厚
さの50%(ただし、比較例3については元の厚さの8
0%)になるように圧縮してシールした。
【0026】そして、これを冷熱サイクル試験機中に入
れシール内部の圧力(10気圧に調整)が変化しないか
どうか試験した。この試験機は−10℃の低温と150
℃の高温を各々10時間づつ維持し且つ低温状態から高
温状態へ又は高温状態から低温状態へはいずれも4時間
かけて移行するよう調整した(この低温から高温へまた
は高温から低温への温度変化の際に、フランジ部のギャ
ップは30%変動するよう設計した)。24時間を1サ
イクルとし、10サイクル毎に内部圧力を測定した結果
を下記の表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】
【発明の効果】本発明は上記のように構成され、ガスケ
ットの基材として特定のガラス転移点を有する発泡体を
用いているので、ギャップが変化してもその変化に追随
でき、シール機能を充分に発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複合ガスケットの実例を示す正面
図である。
【図2】図1中のA−B線で切断した断面図である。
【図3】本発明に係る複合ガスケットの他の実例を示す
断面図である。
【図4】本発明に係る複合ガスケットの他の実例を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 発泡体 2 発泡体 3 フッ素樹脂層 4 フッ素樹脂層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】実施例1 ガラス転移点−15℃のポリアクリル酸ブチルから成る
発泡体(発泡倍率3倍、厚さ4mm)および厚さ10μ
mの2枚のPTFEフィルムを用意する。なお、PTF
Eフィルムの片面は公知の接着処理を施し、その処理面
全面にポリアクリル系接着剤溶液を塗布乾燥した。接着
剤層の厚さは20μmである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】そして、発泡体を2枚のPFAフィルムで
挟み込み、フィルム相互をその両端部で接着すると共に
フィルムと発泡体を接着することにより、図1および図
2に示すのと同構造の複合ガスケットを得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅上 彰 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス転移点が0℃以下の高分子から成
    る発泡体の両面にフッ素樹脂層を設けたことを特徴とす
    る複合ガスケット。
  2. 【請求項2】 ガラス転移点が0℃以下の高分子から成
    る発泡体の両面にフッ素樹脂層を設けたことを特徴とす
    る複合ガスケットを接合部に配置し、該ガスケットの厚
    さが元の厚さの80〜10%になるように圧縮するシー
    ル方法。
JP182493A 1993-01-08 1993-01-08 複合ガスケットおよびそれを用いるシール方法 Pending JPH06207163A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7909938B2 (en) * 2004-11-08 2011-03-22 Eltek S.P.A. Washing agent dispenser for a household washing machine, in particular a dishwasher, and process for manufacturing said dispenser
WO2025121514A1 (ko) * 2023-12-08 2025-06-12 주식회사 에스엠티 불소층을 포함하는 가스켓용 적층 필름 및 그 제조방법

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