JPH0620717Y2 - 装軌車両の懸架アーム - Google Patents

装軌車両の懸架アーム

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JPH0620717Y2
JPH0620717Y2 JP13550388U JP13550388U JPH0620717Y2 JP H0620717 Y2 JPH0620717 Y2 JP H0620717Y2 JP 13550388 U JP13550388 U JP 13550388U JP 13550388 U JP13550388 U JP 13550388U JP H0620717 Y2 JPH0620717 Y2 JP H0620717Y2
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JP
Japan
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arm
suspension
shaft portion
suspension arm
tracked vehicle
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勝美 橋本
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防衛庁技術研究本部長
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は,戦車,装甲戦闘車両等の高機動性を要求され
る装軌車両の懸架アームに関するのである。
(従来の技術) 従来の装軌車両の懸架アームを第5図乃至第8図により
説明すると,(A)が装軌車両,(a)が同装軌車両(A)の車
体外板,(b)が懸架アームのアーム部,(c)が懸架アーム
のアームシヤフト部,(d)が懸架アームのホイールシヤ
フト部,(e)がアウタローラ軸受,(f)がインナローラ軸
受,(g)が懸架ケース,(h)がインナテーパ軸受,(i)が
アウタテーパ軸受,(j)がハブ,(k)がシエアピン,(l)
が角度検出器,(l′)が検出器ホルダ,(m)がシヤフト
用アウタキヤツプ,(n)がシヤフト用インナキヤツプ,
(o)がロツクナツト,(p)がロードホイール,(q)が履
帯,(s)がオイルシール,(t)が懸架ストツパ,(u)がケ
ース固定具,(v)が揺動リンク,(w)がリンクピン,(x)
がシリンダロツド,(y)が軸受押さえ,(z)が軸受押さえ
固定具で,ロードホイール(p)が履帯(q)の上面を転動し
て,装軌車両(A)が走行してゆく。このとき,路面の凹
凸に応じて懸架アームのアーム部(b)がアームシヤフト
部(c)を中心に揺動する。この懸架アームのアーム部(b)
の揺動運動は,アームシヤフト部(c)を介して同アーム
シヤフト部(c)と一体の揺動リンク(v)に伝わり,シリン
ダロツド(x)の往復運動に変換されて,この往復運動が
油圧シリンダ(図示せず),アキユームレータ等により
吸収,減衰される。
(考案が解決しようとする課題) 前記第5図乃至第8図に示す従来の装軌車両の懸架アー
ムでは,懸架アームのアームシヤフト部(c)をアーム部
(b)に強固に固定する必要上,アームシヤフト部(c)の端
部をアーム部(b)に焼嵌めし(アーム部(b)の孔を加熱炉
により加熱して,膨張させた後,アームシヤフト部(c)
の端部をアーム部(b)の孔に挿入し,常温に戻して,ア
ームシヤフト部(c)の端部をアーム部(b)に焼嵌めし),
次いでアームシヤフト部(c)の端部をアーム部(b)に溶接
している。またトルク容量を持たせるために,アームシ
ヤフト部(c)の端部とアーム部(b)との間にシエアピン
(k)を打ち込んでいる。つまりアームシヤフト部(c)とア
ーム部(b)との連結強度を,焼嵌めの締め代強度と
溶接強度とシエアピン(k)の剪断強度とにより得てい
た。一方,アーム部(b)とホイールシヤフト部(d)との連
結強度も,シエアピン(k)こそ打ち込まないものの,
焼嵌めの締め代強度と溶接強度とにより得ていた。
が,アームシヤフト部(c)及びホイールシヤフト部(d)を
アーム部(b)に焼嵌めする際,アーム部(b)の焼嵌部分の
肉が薄いと,焼嵌めの締め代強度を得られないので,ア
ーム部(b)の焼嵌部分を肉厚にしており(第1,2,3
図の(E)(F)参照),アーム部(b)を鍛造で中実に製作し
ている点と相挨って,アーム部(b)がかなりの重量物に
なっていた。このアーム部(b)をもつ懸架アームは,装
軌車両1台に少なくても8脚,多いものでは,14脚あ
り,懸架アーム1脚の重量増は,8〜14倍の重量増を
招き,不整地を高速走行する装軌車両では,ばね下重量
(懸架ばねで支持しない重量)を重くし,不整地等にお
けるホイールの接地性(ロードホールデイング)を悪化
させて,機動性能を低下させるという問題があった。ま
た戦車や装甲戦闘車両は,高級材料を使用しているで,
アーム部(b)の焼嵌部分を肉厚にしたり,アーム部(b)を
中実にしたりするのは,材料費を嵩ませて,好ましくな
い。
本考案は前記の問題点に鑑み提案するものであり,その
目的とする処は,軽量化及びコストダウンを達成でき
る。ホイールの接地性を改善できて,機動性能を向上で
きる。さらにアームシヤフト部及びホイールシヤフト部
のアーム部に対する連結強度の信頼性を向上できる装軌
車両の懸架アームを提供しようとする点にある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために,本考案の装軌車両の懸架ア
ームは,懸架アームのアームシヤフト部とアーム部とホ
イールシヤフト部とを鋳造等により一体に且つ中空に形
成し,上記アームシヤフト部と上記アーム部との間のL
状部外側の肉及び同アーム部と上記ホイールシヤフト部
との間のL状部外側の肉を略三日月状に落とし,上記ア
ームシヤフト部と上記アーム部との間のL状部内に同ア
ームシヤフト部の内部と同アーム部の内部とを連通する
肉抜き孔を設け,同アーム部の横幅をW,同肉抜き孔
の直径をW,同アーム部のホイールシヤフト部側側面
から同肉抜き孔までの距離に同肉抜き孔の直径Wを加
えた距離をWとすると,W/W=1/2以下の値
にするとともに,W/W=1/4以下の値にし,上
記ホイールシヤフト部のアーム部側開口部に盲栓の先端
部を挿入して、同盲栓の中間部に設けた円板を上記アー
ム部に溶接,固定している。
(作用) 本考案の装軌車両の懸架アームは前記のように構成され
ており,次の作用が達成される。即ち,懸架アームの全
体を強度を低下させずに,一体に且つ中空に鋳造する場
合,W/W=1/2以下の値にし,W/W=1
/4以下の値にするのが最適である。しかもアームシヤ
フト部とアーム部との間のL字状外側の肉及びアーム部
とホイールシヤフト部との間のL字部外側の肉を略三日
月状に落としても差し支えなく,上記の値にする点と相
挨って懸架アームの軽量化及びコストダウンが達成され
る。
またばね下重量(懸架ばねで支持しない重量)が軽減さ
れるので,不整地等におけるホイールの接地性(ロード
ホールデイング)が改善されて,機動性能が向上する。
また懸架アームの全体が強度の低下を来さずに,一体に
且つ中空に製作されるので,焼嵌めの締め代強度や溶接
強度に依存して連結強度を得ている前記従来の懸架アー
ムに比べると,アームシヤフト部及びホイールシヤフト
部のアーム部に対する連結強度の信頼性が向上する。
(実施例) 次に本考案の装軌車両の懸架アームを第1図乃至第4図
に示す一実施例により説明すると,(1)が同装軌車両の
車体外板,(2)が懸架アーム,(2a)が懸架アーム(2)のア
ームシヤフト部,(2b)が懸架アーム(2)のアーム部,(2
c)が懸架アーム(2)のホイールシヤフト部,(3)がアウタ
ローラ軸受,(4)がインナローラ軸受,(5)が懸架ケー
ス,(6)が盲栓,(6a)が同盲栓(6)の先端部,(6b)が同盲
栓(6)の円板部,(6c)が同盲栓(6)の打当て部(懸架スト
ツパ(18)に打当たる打当て部),(7)がインナテーパ軸
受,(8)がアウタテーパ軸受,(9)がロツクナツト,(10)
がハブ,(11)がロードホイール,(12)が履帯,(13)がオ
イルシール,(14)が角度検出器,(14′)が検出器ホル
ダ,(15)がシヤフト用アウタキヤツプ,(16)がシヤフト
用インナキヤツプ,(17)がケース固定具,(18)が懸架ス
トツパ,(19)が軸受押さえ,(20)が軸受押さえ固定具
で,懸架アーム(2)のアームシヤフト部(2a)とアーム部
(2b)とホイールシヤフト部(2c)とを鋳造により一体に且
つ中空に形成し,アームシヤフト部(2a)とアーム部(2b)
との間のL状部外側の肉(E)及びアーム部(2b)とホイー
ルシヤフト部(2c)との間のL状部外側の肉(F)を略三日
月状に落とし,アームシヤフト部(2a)とアーム部(2b)と
の間のL状部内に同アームシヤフト部(2a)の内部と同ア
ーム部(2b)の内部とを連通する肉抜き孔(中子孔)(H)
を設け,アーム部(2b)の横幅をW,肉抜き孔(H)の直
径(中子幅)をW,アーム部(2b)のホイールシヤフト
部(2c)側側面から肉抜き孔(H)までの距離に肉抜き孔(H)
の直径Wを加えた距離(中子位置)をWとすると,
/W=1/2以下の値にするとともに,W/W
=1/4以下の値にし,ホイールシヤフト部(2c)のア
ーム部(2b)側開口部に盲栓(6)の先端部(6a)を挿入し
て,同盲栓(6)の中間部に設けた円板(6b)をアーム部(6
b)に溶接,固定している。
次にW/W=1/2以下の値にし,W/W=1
/4以下の値にした理由を説明すると,懸架アーム(2)
の全体を鋳造により一体に且つ中空に形成して,軽量化
及びコストダウンを達成しようとする場合,懸架アーム
(2)の強度上からは,Wを一定とし,Wを小さくす
ればする程よいが,鋳造上からは,Wを大きくする方
がよい。一方,Wには,次のことが必要になる。即
ち,Wの径が小さいと,W部の中子が溶湯の浮力
(外力)により折損するので,Wには,W部の中子
を折損させない径が必要になる。W部の中子には,
部の中子のガス抜きをよくするために,ガス抜きパ
イプを通しているが,このガス抜きパイプには,W
により決まる径が必要になる。W部には,W
部の中子の砂落としを可能にする径が必要になる。これ
らの点を勘案すると,懸架シーム(2)の全体を強度を低
下させずに,一体に且つ中空に鋳造する場合,W/W
=1/2以下の値にし,W/W=1/4以下の値
にするのが最適である。しかもアームシヤフト部(2a)と
アーム部(2b)との間のL状部外側の肉(E)及びアーム部
(2b)とホイールシヤフト部(2c)との間のL状部外側の肉
(F)を略三日月状に落としても差し支えなく,上記の値
にする点と相挨って懸架アーム(2)の軽量化及びコスト
ダウンが達成される。
またばね下重量(懸架ばねで支持しない重量)が軽減す
るのて,不整地等におけるホイールの接地性(ロードホ
ールデイング)が改善されて,機動性能が向上する。
また懸架アーム(2)の全体が強度の低下を来さずに,一
体に且つ中空に製作さているので,焼嵌めの締め代強度
や溶接強度に依存して連結強度を得ている前記従来の懸
架アームに比べると,アームシヤフト部(2a)及びホイー
ルシヤフト部(2c)のアーム部(2b)に対する連結強度の信
頼性が向上する。
(考案の効果) 本考案の装軌車両の懸架アームは前記のように構成され
ており,次の効果を達成できる。即ち,懸架シームの全
体を強度を低下させずに,一体に且つ中空に鋳造する場
合,W/W=1/2以下の値にし,W/W=1
/4以下の値にするのが最適である。しかもアームシヤ
フト部とアーム部との間のL状部外側の肉及びアーム部
とホイールシヤフト部との間のL状部外側の肉を略三日
月状に落としても差し支えなく,上記の値にする点と相
挨って懸架アームの軽量化及びコストダウンを達成でき
る。
またばね下重量(懸架ばねで支持しない重量)を軽減で
きるのて,不整地等におけるホイールの接地性(ロード
ホールデイング)を改善できて,機動性能を向上でき
る。
また懸架アームの全体を強度の低下を来さずに,一体に
且つ中空に製作できるので,焼嵌めの締め代強度や溶接
強度に依存して連結強度を得ている前記従来の懸架アー
ムに比べると,アームシヤフト部及びホイールシヤフト
部のアーム部に対する連結強度の信頼性を向上できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わる装軌車両の懸架アームの一実施
例を示す縦断正面図,第2図は第1図の矢印II方向から
みた懸架アームの側面図,第3図は第2図の矢視III−I
II線に沿う懸架アームの縦断正面図,第4図は盲栓の斜
視図,第5図は従来の装軌車両の側面図,第6図は第5
図の矢視VI−VI線に沿う懸架アームの縦断正面図,第7
図は第6図の矢印VII方向からみた懸架アームの側面
図,第8図は第6図の矢印VIII方向からみたホイールシ
ヤフト部の端面図である。 (1)……装軌車両の車体外板,(2)……懸架アーム,(2a)
……アームシヤフト部,(2b)……アーム部,(2c)……ホ
イールシヤフト部,(3)……アウタローラ軸受,(4)……
インナローラ軸受,(5)……懸架ケース,(6)……盲栓,
(6a)……盲栓(6)の先端部,(6b)……盲栓(6)の円板部,
(6c)……盲栓(6)の打当て部,(7)……インナテーパ軸
受,(8)……アウタテーパ軸受,(9)……ロツクナツト,
(10)……ハブ,(11)……ロードホイール,(12)……履
帯,(13)……オイルシール,(14)……角度検出器,(1
4′)……検出器ホルダ,(15)……シヤフト用アウタキ
ヤツプ,(16)……シヤフト用インナキヤツプ,(17)……
ケース固定具,(18)……懸架ストツパ,(19)……軸受押
さえ,(20)……軸受押さえ固定具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】懸架アームのアームシヤフト部とアーム部
    とホイールシヤフト部とを鋳造等により一体に且つ中空
    に形成し,上記アームシヤフト部と上記アーム部との間
    のL状部外側の肉及び同アーム部と上記ホイールシヤフ
    ト部との間のL状部外側の肉を略三日月状に落とし,上
    記アームシヤフト部と上記アーム部との間のL状部内に
    同アームシヤフト部の内部と同アーム部の内部とを連通
    する肉抜き孔を設け,同アーム部の横幅をW,同肉抜
    き孔の直径をW,同アーム部のホイールシヤフト部側
    側面から同肉抜き孔までの距離に同肉抜き孔の直径W
    を加えた距離をWとすると,W/W=1/2以下
    の値にするとともに,W/W=1/4以下の値に
    し,上記ホイールシヤフト部のアーム部側開口部に盲栓
    の先端部を挿入して,同盲栓の中間部に設けた円板を上
    記アーム部に溶接,固定したことを特徴とする装軌車両
    の懸架アーム。
JP13550388U 1988-10-19 1988-10-19 装軌車両の懸架アーム Expired - Lifetime JPH0620717Y2 (ja)

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JPH0256084U JPH0256084U (ja) 1990-04-23
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