JPH0620875A - 電気二重層コンデンサ - Google Patents
電気二重層コンデンサInfo
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- JPH0620875A JPH0620875A JP5448893A JP5448893A JPH0620875A JP H0620875 A JPH0620875 A JP H0620875A JP 5448893 A JP5448893 A JP 5448893A JP 5448893 A JP5448893 A JP 5448893A JP H0620875 A JPH0620875 A JP H0620875A
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- Y02E60/13—Energy storage using capacitors
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Abstract
(57)【要約】
【目的】耐振動性および耐衝撃性に優れ、高温の環境下
に長期間にわたり曝されても静電容量の減少およびES
Rの増加を生じない電気二重層コンデンサを提供する。 【構成】筒状ガスケット4内面と分極性電極1A/セパ
レータ3/分極性電極1B積層体外面との間の空隙9
を、ゲル状稀硫酸5やこれと同等の液状希硫酸を含む石
英ウールあるいは吸水性ポリマーなどの補助電解液で充
填する。この補助電解液は、電気二重層コンデンサにお
ける電解液の蒸発・洩れ出しによる減少分を補充すると
ともに、コンデンサに外から加えられる機械的衝撃に対
する緩衝材の作用をもつ。したがって、この発明による
電気二重層コンデンサは、耐高温性、耐衝撃性にすぐれ
ている。
に長期間にわたり曝されても静電容量の減少およびES
Rの増加を生じない電気二重層コンデンサを提供する。 【構成】筒状ガスケット4内面と分極性電極1A/セパ
レータ3/分極性電極1B積層体外面との間の空隙9
を、ゲル状稀硫酸5やこれと同等の液状希硫酸を含む石
英ウールあるいは吸水性ポリマーなどの補助電解液で充
填する。この補助電解液は、電気二重層コンデンサにお
ける電解液の蒸発・洩れ出しによる減少分を補充すると
ともに、コンデンサに外から加えられる機械的衝撃に対
する緩衝材の作用をもつ。したがって、この発明による
電気二重層コンデンサは、耐高温性、耐衝撃性にすぐれ
ている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気二重層コンデンサ
に関し、特に、液体電解質(電解液)を浸み込ませた活
性炭などの分極性電極を用いる電気二重層コンデンサに
関する。
に関し、特に、液体電解質(電解液)を浸み込ませた活
性炭などの分極性電極を用いる電気二重層コンデンサに
関する。
【0002】
【従来の技術】電気二重層コンデンサは、活性炭など電
解液に対して電気化学的に安定で導電性のある多孔質の
固体に電解液を浸み込ませ、活性炭と電解液との界面に
形成される電気二重層を利用したもので、ファラッド
(F)オーダーの大きな静電容量を容易に実現できる。
この大容量、すなわち10〜50F/cm3 に達する大
容量は、通常のコンデンサの誘電体層に相当する電気二
重層の厚さが分子の直径と同程度に小さいことと、活性
炭が多孔質であってその実効表面積がきわめて大きいこ
ととに起因する。この大容量は、この種のコンデンサを
ICメモリやマイクロプロセッサなどのバックアップ電
源など電池の代替品として使うことを可能にしている。
電気化学的現象を利用する電池とは異なり、上記活性炭
の形成する分極性電極および電解液は充放電の際に化学
的変化を生じないので、充放電の繰返しを伴う利用にお
ける寿命、すなわち充放電繰返し寿命が電池に比べては
るかに長い。
解液に対して電気化学的に安定で導電性のある多孔質の
固体に電解液を浸み込ませ、活性炭と電解液との界面に
形成される電気二重層を利用したもので、ファラッド
(F)オーダーの大きな静電容量を容易に実現できる。
この大容量、すなわち10〜50F/cm3 に達する大
容量は、通常のコンデンサの誘電体層に相当する電気二
重層の厚さが分子の直径と同程度に小さいことと、活性
炭が多孔質であってその実効表面積がきわめて大きいこ
ととに起因する。この大容量は、この種のコンデンサを
ICメモリやマイクロプロセッサなどのバックアップ電
源など電池の代替品として使うことを可能にしている。
電気化学的現象を利用する電池とは異なり、上記活性炭
の形成する分極性電極および電解液は充放電の際に化学
的変化を生じないので、充放電の繰返しを伴う利用にお
ける寿命、すなわち充放電繰返し寿命が電池に比べては
るかに長い。
【0003】しかし、電気二重層コンデンサは大きい静
電容量を持つものの、その等価直列抵抗(ESR:Eq
uivalent Series Resistanc
e)も高いので、信号処理回路での高周波成分除去や整
流器出力用の平滑回路には不適であるなど、その用途は
限られている。したがって、大容量の実現容易性と充放
電繰り返し寿命の長いこととを生かした新しい用途の開
拓が望まれている。
電容量を持つものの、その等価直列抵抗(ESR:Eq
uivalent Series Resistanc
e)も高いので、信号処理回路での高周波成分除去や整
流器出力用の平滑回路には不適であるなど、その用途は
限られている。したがって、大容量の実現容易性と充放
電繰り返し寿命の長いこととを生かした新しい用途の開
拓が望まれている。
【0004】新しい用途を狙って大容量化と低抵抗(E
SR)化とを実現する技術が、この出願発明の譲受人と
同一譲受人による特開平4ー288361号公報および
特開昭63ー226019号公報に開示されている。こ
れら公報記載の分極性電極材料においては、活性炭と電
解液とを接触状態に保つ手段として、活性炭の粉末また
は繊維とフェノール樹脂との混合物を不活性ガス雰囲気
中で加熱し、炭化したフェノール樹脂で活性炭粉末(ま
たは繊維)どうしを結合させて得られる多孔質固体材料
を用いる。この固体材料に電解液を浸み込ませて電気二
重層コンデンサの分極性電極とする。この分極性電極
は、従来技術における分極性電極、すなわち活性炭と電
解液とのペースト状混合物から成る分極性電極に比べて
密度が大きく抵抗率が低いので、電気二重層コンデンサ
の単位体積あたりの容量をさらに大きくでき、また上記
ESRをさらに小さくできる。特に、上記特開平4ー2
88361号公報の発明による分極性電極は、大容量
化、低抵抗(ESR)化の効果が大きく、しかも機械的
に強固である。この分極性電極に希硫酸を浸み込ませた
電気二重層コンデンサを自動車用鉛蓄電池に並列接続で
組合せることによって、鉛蓄電池の充放電繰返し寿命を
少なくとも従来の6〜7倍程度に長くできることが上記
公報に示してある。この応用例は、電気二重層コンデン
サがアクチュエータやモータのような電気ー機械エネル
ギー変換機構における電気エネルギー供給源の小型化お
よび長寿命化に有効であることを示している。
SR)化とを実現する技術が、この出願発明の譲受人と
同一譲受人による特開平4ー288361号公報および
特開昭63ー226019号公報に開示されている。こ
れら公報記載の分極性電極材料においては、活性炭と電
解液とを接触状態に保つ手段として、活性炭の粉末また
は繊維とフェノール樹脂との混合物を不活性ガス雰囲気
中で加熱し、炭化したフェノール樹脂で活性炭粉末(ま
たは繊維)どうしを結合させて得られる多孔質固体材料
を用いる。この固体材料に電解液を浸み込ませて電気二
重層コンデンサの分極性電極とする。この分極性電極
は、従来技術における分極性電極、すなわち活性炭と電
解液とのペースト状混合物から成る分極性電極に比べて
密度が大きく抵抗率が低いので、電気二重層コンデンサ
の単位体積あたりの容量をさらに大きくでき、また上記
ESRをさらに小さくできる。特に、上記特開平4ー2
88361号公報の発明による分極性電極は、大容量
化、低抵抗(ESR)化の効果が大きく、しかも機械的
に強固である。この分極性電極に希硫酸を浸み込ませた
電気二重層コンデンサを自動車用鉛蓄電池に並列接続で
組合せることによって、鉛蓄電池の充放電繰返し寿命を
少なくとも従来の6〜7倍程度に長くできることが上記
公報に示してある。この応用例は、電気二重層コンデン
サがアクチュエータやモータのような電気ー機械エネル
ギー変換機構における電気エネルギー供給源の小型化お
よび長寿命化に有効であることを示している。
【0005】一般に、上述の電気二重層コンデンサは、
それぞれ電解液を浸み込ませた一対の分極性電極を、絶
縁材料から成る板状のセパレータを間に挿んで、薄い筒
状の絶縁材料から成るガスケットの内側空間内に重ね合
せて収容した基本的構成を備える。筒状のガスケットの
両端面には、導電材料から成る平板状集電体がガスケッ
トの蓋板および底板を構成するようにそれぞれ設けられ
る。これら集電体は、上記一対の分極性電極の外部に対
する端子板を構成すると同時に、ガスケットとともに電
解液の封止部材を構成する。
それぞれ電解液を浸み込ませた一対の分極性電極を、絶
縁材料から成る板状のセパレータを間に挿んで、薄い筒
状の絶縁材料から成るガスケットの内側空間内に重ね合
せて収容した基本的構成を備える。筒状のガスケットの
両端面には、導電材料から成る平板状集電体がガスケッ
トの蓋板および底板を構成するようにそれぞれ設けられ
る。これら集電体は、上記一対の分極性電極の外部に対
する端子板を構成すると同時に、ガスケットとともに電
解液の封止部材を構成する。
【0006】上記特開平4ー288361号公報記載の
電気二重層コンデンサを概略的に示す図2を参照する
と、このコンデンサは、一対の平板状分極性電極1A/
1Bと、これら電極の間に挿まれた多孔性絶縁材料から
成る板状のセパレータ3とを含む。分極性電極1A/1
Bは、活性炭粉末とフェノール系樹脂との混合物を板状
に成形した後、1000℃程度の高温で熱処理すること
によって得られるものであって、30wt%程度の濃度
の硫酸が電解液として浸み込ませてある。分極性電極1
A/1Bの活性炭部分は電解液との界面にプラスイオン
(H+ )およびマイナスイオン(SO4 2-)を選択的に
吸着し電気二重層を形成する。セパレータ3は分極性電
極1A/1Bを互いに分離された状態で保持するととも
に電解液中の電解質のイオンを通過させる。図2に示す
構成により、この電気二重層コンデンサは電解液の層中
に二枚の平板状の電極を対向させた構造と等価になる。
電気二重層コンデンサを概略的に示す図2を参照する
と、このコンデンサは、一対の平板状分極性電極1A/
1Bと、これら電極の間に挿まれた多孔性絶縁材料から
成る板状のセパレータ3とを含む。分極性電極1A/1
Bは、活性炭粉末とフェノール系樹脂との混合物を板状
に成形した後、1000℃程度の高温で熱処理すること
によって得られるものであって、30wt%程度の濃度
の硫酸が電解液として浸み込ませてある。分極性電極1
A/1Bの活性炭部分は電解液との界面にプラスイオン
(H+ )およびマイナスイオン(SO4 2-)を選択的に
吸着し電気二重層を形成する。セパレータ3は分極性電
極1A/1Bを互いに分離された状態で保持するととも
に電解液中の電解質のイオンを通過させる。図2に示す
構成により、この電気二重層コンデンサは電解液の層中
に二枚の平板状の電極を対向させた構造と等価になる。
【0007】上記分極性電極1A/1Bおよびセパレー
タ3の積層体は、絶縁ゴム製の筒状のガスケット4に収
容され、ガスケット4の端面には導電ゴム製の平板状集
電体2A/2Bが設けられる。集電体2Aは分極性電極
1Aおよびガスケット4上面と強固に密着し、集電体2
Bは分極性電極1Bおよびガスケット4下面に密着す
る。これによって、これら集電体2A/2Bは、分極性
電極1A/1Bの外部への接続のための端子板を形成
し、ガスケット4とともに電解液への気密容器を形成す
る。
タ3の積層体は、絶縁ゴム製の筒状のガスケット4に収
容され、ガスケット4の端面には導電ゴム製の平板状集
電体2A/2Bが設けられる。集電体2Aは分極性電極
1Aおよびガスケット4上面と強固に密着し、集電体2
Bは分極性電極1Bおよびガスケット4下面に密着す
る。これによって、これら集電体2A/2Bは、分極性
電極1A/1Bの外部への接続のための端子板を形成
し、ガスケット4とともに電解液への気密容器を形成す
る。
【発明が解決しようとする課題】上述のとおり、大容量
化およびESR低減により新しい用途が見出されてきて
いるものの、信頼性の確保については、まだ大きい課題
が残されている。すなわち、上記分極性電極は長期間に
わたり高温の環境に置かれると電解液の溶媒を失ってコ
ンデンサの静電容量の減少およびESRの増大を生ずる
のに対して、上記新開拓の用途、すなわち鉛蓄電池との
組合せにより自動車のスターターモータ駆動用電源を構
成する用途では、コンデンサはエンジンルームなど高温
で振動、衝撃の多い環境に設置されるので、このような
環境の下における信頼性の確保が不可欠である。
化およびESR低減により新しい用途が見出されてきて
いるものの、信頼性の確保については、まだ大きい課題
が残されている。すなわち、上記分極性電極は長期間に
わたり高温の環境に置かれると電解液の溶媒を失ってコ
ンデンサの静電容量の減少およびESRの増大を生ずる
のに対して、上記新開拓の用途、すなわち鉛蓄電池との
組合せにより自動車のスターターモータ駆動用電源を構
成する用途では、コンデンサはエンジンルームなど高温
で振動、衝撃の多い環境に設置されるので、このような
環境の下における信頼性の確保が不可欠である。
【0008】コンデンサの耐振動性および耐衝撃性を確
保するために、上記ガスケットへの収容において、上記
一対の集電体には外部から機械的圧力がかけられる。こ
の加圧工程にかけるには、上記公報記載の固体材料ベー
スの分極性電極よりも従来技術による上記ペースト状混
合物ベースの分極性電極のほうが適している。前者の場
合は加圧工程を経たあとも十分な耐振動性を実現するこ
とは困難である。すなわち、前者の電気二重層コンデン
サは、分極性電極1A/1Bをプレスなどにより図示の
形状に予めそれぞれ成形し、セパレータ3を間に挿んで
重ね合わせたのち、ガスケット4内に収容する工程を経
て製造されるので、ガスケット4の筒状内面と分極性電
極1A/1Bおよびセパレータ3の積層体外面との間に
は、組立て工程での工具などの寸法精度を考慮して適当
量の空隙9を設ける必要がある。空隙9は、振動や衝撃
がこのコンデンサに加わると集電体2A/2Bの面に平
行な方向に分極性電極1A/1Bの動きを許容するの
で、これら一対の分極性電極1A/1Bは筒状のガスケ
ットに収容されたあとも、セパレータの面と平行な面内
でずれやすい。このため、このコンデンサに横方向の衝
撃が加わると、これら分極性電極1A/1Bと集電体2
A/2Bとの間の密着状態が損なわれESRが増大す
る。また、高温の環境下では分極性電極1A/1B内に
浸み込ませてある電解液が蒸発し、ガスケット4と集電
体2A/2Bとの間の密着部分から漏れ出るので、静電
容量の減少およびESRの増加を招く。
保するために、上記ガスケットへの収容において、上記
一対の集電体には外部から機械的圧力がかけられる。こ
の加圧工程にかけるには、上記公報記載の固体材料ベー
スの分極性電極よりも従来技術による上記ペースト状混
合物ベースの分極性電極のほうが適している。前者の場
合は加圧工程を経たあとも十分な耐振動性を実現するこ
とは困難である。すなわち、前者の電気二重層コンデン
サは、分極性電極1A/1Bをプレスなどにより図示の
形状に予めそれぞれ成形し、セパレータ3を間に挿んで
重ね合わせたのち、ガスケット4内に収容する工程を経
て製造されるので、ガスケット4の筒状内面と分極性電
極1A/1Bおよびセパレータ3の積層体外面との間に
は、組立て工程での工具などの寸法精度を考慮して適当
量の空隙9を設ける必要がある。空隙9は、振動や衝撃
がこのコンデンサに加わると集電体2A/2Bの面に平
行な方向に分極性電極1A/1Bの動きを許容するの
で、これら一対の分極性電極1A/1Bは筒状のガスケ
ットに収容されたあとも、セパレータの面と平行な面内
でずれやすい。このため、このコンデンサに横方向の衝
撃が加わると、これら分極性電極1A/1Bと集電体2
A/2Bとの間の密着状態が損なわれESRが増大す
る。また、高温の環境下では分極性電極1A/1B内に
浸み込ませてある電解液が蒸発し、ガスケット4と集電
体2A/2Bとの間の密着部分から漏れ出るので、静電
容量の減少およびESRの増加を招く。
【0009】したがって、本発明の目的は、耐振動性、
耐衝撃性に優れ、高温の環境下に長期間にわたり曝され
ても静電容量の減少およびESRの増加を生じない電気
二重層コンデンサを提供することである。
耐衝撃性に優れ、高温の環境下に長期間にわたり曝され
ても静電容量の減少およびESRの増加を生じない電気
二重層コンデンサを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の電気二重層コン
デンサは、電解質溶液をそれぞれ浸み込ませた多孔質の
導電性固体材料からなる板状の一対の分極性電極と、こ
れら分極性電極の間に挿入され絶縁材料からなる板状の
イオン透過性セパレータ部材と、これら分極性電極およ
びセパレータ部材の積層体の両端面に導電的にそれぞれ
接触して配置された一対の板状の集電体部材と、前記積
層体を内部に収容するとともに前記集電体部材との結合
により前記積層体に対する気密容器を構成する筒状のガ
スケットとを含む電気二重層コンデンサにおいて、前記
ガスケット部材の筒状の内面と前記積層体との間に空隙
が形成されていることと、前記電解質溶液と共通の溶媒
および溶質をもち実効的に同一の濃度をもつゲル状の補
助電解質溶液または同等の液状電解質溶液を浸み込ませ
た電解質溶液保持体により前記空隙を充填したこととを
特徴とする。
デンサは、電解質溶液をそれぞれ浸み込ませた多孔質の
導電性固体材料からなる板状の一対の分極性電極と、こ
れら分極性電極の間に挿入され絶縁材料からなる板状の
イオン透過性セパレータ部材と、これら分極性電極およ
びセパレータ部材の積層体の両端面に導電的にそれぞれ
接触して配置された一対の板状の集電体部材と、前記積
層体を内部に収容するとともに前記集電体部材との結合
により前記積層体に対する気密容器を構成する筒状のガ
スケットとを含む電気二重層コンデンサにおいて、前記
ガスケット部材の筒状の内面と前記積層体との間に空隙
が形成されていることと、前記電解質溶液と共通の溶媒
および溶質をもち実効的に同一の濃度をもつゲル状の補
助電解質溶液または同等の液状電解質溶液を浸み込ませ
た電解質溶液保持体により前記空隙を充填したこととを
特徴とする。
【0011】
【作用】本発明によるコンデンサは、上記空隙中に上記
ゲル状または液状の補助電解液を含んでいるので、気密
容器内の電解液の量が従来のこの種のコンデンサに比べ
て多い。したがって、長期間にわたり高温の環境に置か
れても、電解液逸失の影響、すなわち静電容量の減少お
よびESRの増大を緩和できる。
ゲル状または液状の補助電解液を含んでいるので、気密
容器内の電解液の量が従来のこの種のコンデンサに比べ
て多い。したがって、長期間にわたり高温の環境に置か
れても、電解液逸失の影響、すなわち静電容量の減少お
よびESRの増大を緩和できる。
【0012】また、上記空隙内の補助電解液は外部から
電気二重層コンデンサに加わる振動や衝撃に対する緩衝
材として作用するので、耐振動性、耐衝撃性を高めるこ
とができる。なお、上記補助電解液による電解液の補充
は液状電解液に依存していないので、上記気密容器の破
裂などによる電解液の飛散は伴わない。
電気二重層コンデンサに加わる振動や衝撃に対する緩衝
材として作用するので、耐振動性、耐衝撃性を高めるこ
とができる。なお、上記補助電解液による電解液の補充
は液状電解液に依存していないので、上記気密容器の破
裂などによる電解液の飛散は伴わない。
【0013】
【実施例】図1を参照すると、本発明による電気二重層
コンデンサは、上記空隙9(図2参照) を充填して配置
されるゲル状電解液5または電解液の保持体を備える。
すなわち、この電気二重層コンデンサは、分極性電極1
A/1Bに浸み込んでいる電解液に加えて、この電解液
とほぼ同じ溶質および溶媒を含みほぼ等しい濃度をもつ
補助電解液を備える。したがって、本発明の電気二重層
コンデンサは、従来の電気二重層コンデンサよりも多量
の電解液を含み、高温の環境下でも電解液の減少、それ
に伴う静電容量の減少やESRの増大を生じさせない。
しかも、空隙9に液状の電解液をそのまま注入する代わ
りにゲル状電解液または液状電解液を浸み込ませたガラ
ス繊維などの採用により、外部からの振動、衝撃に対す
る緩衝部材を形成させているので、コンデンサの耐振動
性、耐衝撃性が改善される。以下に、本発明の実施例に
よる電気二重層コンデンサの製造工程を詳細に述べる。
コンデンサは、上記空隙9(図2参照) を充填して配置
されるゲル状電解液5または電解液の保持体を備える。
すなわち、この電気二重層コンデンサは、分極性電極1
A/1Bに浸み込んでいる電解液に加えて、この電解液
とほぼ同じ溶質および溶媒を含みほぼ等しい濃度をもつ
補助電解液を備える。したがって、本発明の電気二重層
コンデンサは、従来の電気二重層コンデンサよりも多量
の電解液を含み、高温の環境下でも電解液の減少、それ
に伴う静電容量の減少やESRの増大を生じさせない。
しかも、空隙9に液状の電解液をそのまま注入する代わ
りにゲル状電解液または液状電解液を浸み込ませたガラ
ス繊維などの採用により、外部からの振動、衝撃に対す
る緩衝部材を形成させているので、コンデンサの耐振動
性、耐衝撃性が改善される。以下に、本発明の実施例に
よる電気二重層コンデンサの製造工程を詳細に述べる。
【0014】先ず、フェノール系粉末活性炭と粉末状フ
ェノール系樹脂とを、重量比で70:30になるように
計り採り、高速乾式ミキサーにより乾式混合する。混合
時間は4時間である。次に、この混合物を180℃で熱
プレスし、長さ(L)70mm、幅(W)50mm、厚
さ(t)4mmの方形平板に成形した後、この平板状成
形体を、窒素ガス雰囲気中で1000℃、2時間熱処理
し、活性炭とする。この炭化熱処理中に、約10%の等
方的収縮が起るので、上記炭化後の活性炭板の寸法は、
L6.3mm、W4.5mm、t3.6mmである。
ェノール系樹脂とを、重量比で70:30になるように
計り採り、高速乾式ミキサーにより乾式混合する。混合
時間は4時間である。次に、この混合物を180℃で熱
プレスし、長さ(L)70mm、幅(W)50mm、厚
さ(t)4mmの方形平板に成形した後、この平板状成
形体を、窒素ガス雰囲気中で1000℃、2時間熱処理
し、活性炭とする。この炭化熱処理中に、約10%の等
方的収縮が起るので、上記炭化後の活性炭板の寸法は、
L6.3mm、W4.5mm、t3.6mmである。
【0015】次に、この活性炭板を分極性電極1Aと
し、ブチルゴムにカーボンを分散させて導電性を付与し
た板状の導電性ゴムを集電体2Aとして、両者を重ね合
せたうえ圧力10kg/cm2 、温度80℃、時間30
分の条件で熱プレスして一体化させる。同様に、分極性
電極1Bと集電体2Bも密着、一体化させる。
し、ブチルゴムにカーボンを分散させて導電性を付与し
た板状の導電性ゴムを集電体2Aとして、両者を重ね合
せたうえ圧力10kg/cm2 、温度80℃、時間30
分の条件で熱プレスして一体化させる。同様に、分極性
電極1Bと集電体2Bも密着、一体化させる。
【0016】一方、長さ(L)80mm、幅(W)60
mm、厚さ(t)8mmの方形平板状の絶縁性ブチルゴ
ムを準備し、各辺に幅5mmの部分を残して内側部分を
切除し、額縁状のガスケット4を作る。このガスケット
4の一辺には、このガスケットの面に平行な面内でガス
ケットの内外に延びる直径3mmの断面円形の貫通孔1
0を設ける。また、長さ(L)70mm、幅(W)50
mm、厚さ(t)0.1mmの方形平板状の多孔性ポリ
エステルから成るセパレータ3を準備する。
mm、厚さ(t)8mmの方形平板状の絶縁性ブチルゴ
ムを準備し、各辺に幅5mmの部分を残して内側部分を
切除し、額縁状のガスケット4を作る。このガスケット
4の一辺には、このガスケットの面に平行な面内でガス
ケットの内外に延びる直径3mmの断面円形の貫通孔1
0を設ける。また、長さ(L)70mm、幅(W)50
mm、厚さ(t)0.1mmの方形平板状の多孔性ポリ
エステルから成るセパレータ3を準備する。
【0017】次に、分極性電極1Aおよび集電体2Aの
上記一体化物と、分極性電極1Bおよび集電体2Bの上
記一体化物との間に多孔性セパレータ3を挿んでガスケ
ット4内に収容したのち、集電体2A/2Bとガスケッ
ト4の両端面との間を熱圧着により接着して一体化する
(詳細については、上記公報第27ページ第20行〜第
24行の記載参照)。
上記一体化物と、分極性電極1Bおよび集電体2Bの上
記一体化物との間に多孔性セパレータ3を挿んでガスケ
ット4内に収容したのち、集電体2A/2Bとガスケッ
ト4の両端面との間を熱圧着により接着して一体化する
(詳細については、上記公報第27ページ第20行〜第
24行の記載参照)。
【0018】上記工程を経て得られた集電体/分極性電
極/ガスケット構造体の内部のガスを貫通孔10からの
吸引により除去した後、同じ貫通孔10から30wt%
の稀硫酸を注入し分極性電極1A/1Bの内部に浸み込
ませる。この工程の後、空隙9内の余分の稀硫酸を貫通
孔10から排出する。
極/ガスケット構造体の内部のガスを貫通孔10からの
吸引により除去した後、同じ貫通孔10から30wt%
の稀硫酸を注入し分極性電極1A/1Bの内部に浸み込
ませる。この工程の後、空隙9内の余分の稀硫酸を貫通
孔10から排出する。
【0019】次に、40wt%のシリカ(無水珪酸)を
含むコロイダルシリカ溶液(シリカゾル)と96wt%
の濃硫酸との容積比が50:7の混合溶液を貫通孔10
からガスケット4内部に注入した後、貫通孔10を接着
剤11で封止する。上記混合液は濃度20wt%の稀硫
酸に相当し、混合当初は通常の20wt%稀硫酸と同程
度に粘度の低い液体であるが、上記空隙内への注入後約
1時間程度でゲル化する。上記シリカゾルは、pH2〜
4の範囲ではゾル状で準安定状態にあるが、pHが上記
範囲から酸性側またはアルカリ性側にずれると、シリカ
粒子の表面電荷のバランスが崩れゲル化する。本実施例
では、電解液として用いている硫酸の強酸性を利用し
て、空隙内の硫酸をゲル化している。このシリカゾル
は、無機溶媒ばかりではなく、有極性の有機溶媒すなわ
ち、有機電解液の溶媒に対しても同様にゲル化現象を示
すので、稀硫酸を電解液としたコンデンサのみならず有
機電解液を用いたコンデンサにおいても、本実施例と同
様の効果が得られる。したがって、例えば、低いESR
を必要とするコンデンサには電解液として希硫酸を用
い、高い耐電圧を必要とするコンデンサには有機電解液
を用いるなどの選択ができる。シリカゾルと同様のゲル
化現象を示すものとして、他に、アルミナゾルが知られ
ている。強アルカリ性領域におけるシリカの溶解のため
にシリカゾルがアルカリ性電解液で使いにくいのに対し
て、アルミナは酸性にもアルカリ性にも安定であるの
で、20〜30wt%程度の水酸化カリウム溶液を電解
液として用いることを可能にし、電解液に対する選択の
範囲を広げる。なお、シリカゾルとアルミナゾルとは均
一によく混合しあうので、それぞれ単独で用いるだけで
なく両者を混合して用いることもできる。
含むコロイダルシリカ溶液(シリカゾル)と96wt%
の濃硫酸との容積比が50:7の混合溶液を貫通孔10
からガスケット4内部に注入した後、貫通孔10を接着
剤11で封止する。上記混合液は濃度20wt%の稀硫
酸に相当し、混合当初は通常の20wt%稀硫酸と同程
度に粘度の低い液体であるが、上記空隙内への注入後約
1時間程度でゲル化する。上記シリカゾルは、pH2〜
4の範囲ではゾル状で準安定状態にあるが、pHが上記
範囲から酸性側またはアルカリ性側にずれると、シリカ
粒子の表面電荷のバランスが崩れゲル化する。本実施例
では、電解液として用いている硫酸の強酸性を利用し
て、空隙内の硫酸をゲル化している。このシリカゾル
は、無機溶媒ばかりではなく、有極性の有機溶媒すなわ
ち、有機電解液の溶媒に対しても同様にゲル化現象を示
すので、稀硫酸を電解液としたコンデンサのみならず有
機電解液を用いたコンデンサにおいても、本実施例と同
様の効果が得られる。したがって、例えば、低いESR
を必要とするコンデンサには電解液として希硫酸を用
い、高い耐電圧を必要とするコンデンサには有機電解液
を用いるなどの選択ができる。シリカゾルと同様のゲル
化現象を示すものとして、他に、アルミナゾルが知られ
ている。強アルカリ性領域におけるシリカの溶解のため
にシリカゾルがアルカリ性電解液で使いにくいのに対し
て、アルミナは酸性にもアルカリ性にも安定であるの
で、20〜30wt%程度の水酸化カリウム溶液を電解
液として用いることを可能にし、電解液に対する選択の
範囲を広げる。なお、シリカゾルとアルミナゾルとは均
一によく混合しあうので、それぞれ単独で用いるだけで
なく両者を混合して用いることもできる。
【0020】上述の実施例には、次の変形が可能であ
る。 変形1:空隙9(図2参照)を石英ウール5(図1
(a)参照)で充填し、これにシリカゾル無添加の30
wt%の稀硫酸を含ませる。 変形2:上記変形1における石英ウールに替えて、吸水
性ポリマー5で空隙9(図2参照)を充填する。上記ポ
リマー5は、アクリル酸を重合させた直径数100μm
程度の粉末状高分子材料であって、自重の300〜1、
000倍程度の水を吸収する。この吸水性ポリマーに3
0〜40wt%程度の稀硫酸を吸収させる。
る。 変形1:空隙9(図2参照)を石英ウール5(図1
(a)参照)で充填し、これにシリカゾル無添加の30
wt%の稀硫酸を含ませる。 変形2:上記変形1における石英ウールに替えて、吸水
性ポリマー5で空隙9(図2参照)を充填する。上記ポ
リマー5は、アクリル酸を重合させた直径数100μm
程度の粉末状高分子材料であって、自重の300〜1、
000倍程度の水を吸収する。この吸水性ポリマーに3
0〜40wt%程度の稀硫酸を吸収させる。
【0021】上述の工程を経て得られた電気二重層コン
デンサ(単位コンデンサ)を6個重ね合せて、図1
(b)に示す積層型の電気二重層コンデンサ(積層コン
デンサ)とした。これら積層した単位コンデンサの個数
は、必要とされる耐電圧の大きさに応じて適宜選択でき
る。
デンサ(単位コンデンサ)を6個重ね合せて、図1
(b)に示す積層型の電気二重層コンデンサ(積層コン
デンサ)とした。これら積層した単位コンデンサの個数
は、必要とされる耐電圧の大きさに応じて適宜選択でき
る。
【0022】上記の積層コンデンサは、6つの単位コン
デンサ6から成る積層体の上側端面に、電極端子板7
A、絶縁板12Aおよび金属製加圧板8Aを備え、下側
端面には、電極端子板7B、絶縁板12Bおよび加圧板
8Bを備える。加圧板8A/8Bの四隅に設けられたボ
ルト13によって上記単位コンデンサの積層体は加圧さ
れている。この加圧は、単位コンデンサ6相互間の接触
抵抗を下げるためのものであり、加圧板8A/8Bは、
その加圧を平均化できるように十分な剛性を備えてい
る。この積層コンデンサの耐電圧は、単位コンデンサ6
の耐電圧約1.2Vの6倍すなわち約7.2Vである。
デンサ6から成る積層体の上側端面に、電極端子板7
A、絶縁板12Aおよび金属製加圧板8Aを備え、下側
端面には、電極端子板7B、絶縁板12Bおよび加圧板
8Bを備える。加圧板8A/8Bの四隅に設けられたボ
ルト13によって上記単位コンデンサの積層体は加圧さ
れている。この加圧は、単位コンデンサ6相互間の接触
抵抗を下げるためのものであり、加圧板8A/8Bは、
その加圧を平均化できるように十分な剛性を備えてい
る。この積層コンデンサの耐電圧は、単位コンデンサ6
の耐電圧約1.2Vの6倍すなわち約7.2Vである。
【0023】上記実施例および2つの変形による積層コ
ンデンサと図2の従来技術による単位コンデンサから成
る6層積層コンデンサとを次に略述する性能試験にかけ
た結果は表1に示すとおりである。 (1)試験対象の積層コンデンサに電圧5.0Vを印加
した状態で温度70℃の環境に240h置いた後、十分
に放電させてから静電容量を測定し、静電容量の変化量
△Cの初期値Cに対する割合△C/C(%)を求めた。
静電容量値の測定は、コンデンサに5.0Vを連続6時
間にわたり印加したのち電流0.1Aで定電流放電を行
い、コンデンサの端子電圧が3.0Vから2.5Vへ変
化するまでの時間を測定することによって行なった。 (2)2時間の期間中に機械的振動数を10Hzから2
000Hzまで変化させて、ESRの変化量△ESRの
初期値ESRに対する割合△ESR/ESR(%)を求
めた。ESRの測定は、1kHzの試験信号周波数にお
けるインピーダンスを交流四端子法により測定しその実
数部を算出することによって行った。
ンデンサと図2の従来技術による単位コンデンサから成
る6層積層コンデンサとを次に略述する性能試験にかけ
た結果は表1に示すとおりである。 (1)試験対象の積層コンデンサに電圧5.0Vを印加
した状態で温度70℃の環境に240h置いた後、十分
に放電させてから静電容量を測定し、静電容量の変化量
△Cの初期値Cに対する割合△C/C(%)を求めた。
静電容量値の測定は、コンデンサに5.0Vを連続6時
間にわたり印加したのち電流0.1Aで定電流放電を行
い、コンデンサの端子電圧が3.0Vから2.5Vへ変
化するまでの時間を測定することによって行なった。 (2)2時間の期間中に機械的振動数を10Hzから2
000Hzまで変化させて、ESRの変化量△ESRの
初期値ESRに対する割合△ESR/ESR(%)を求
めた。ESRの測定は、1kHzの試験信号周波数にお
けるインピーダンスを交流四端子法により測定しその実
数部を算出することによって行った。
【0024】
【表1】
【0025】表1に示されるとおり、この発明による積
層コンデンサの静電容量およびESRは、従来技術によ
るコンデンサとほぼ同等の初期値をもつものの、上記性
能試験(1)(高温負荷試験)のあとでは、静電容量の
変化率は−4.6%−3.2%を示し、比較対象の変化
率(−15.5%)の約1/4〜1/5であり、大幅な
改善を示している。また、上記性能試験(2)(振動試
験)のあとでは、比較対象におけるESRが320%も
増加しているのに対して、本発明によるもののESR変
化は無視できるほど小さく高い安定性を示している。
層コンデンサの静電容量およびESRは、従来技術によ
るコンデンサとほぼ同等の初期値をもつものの、上記性
能試験(1)(高温負荷試験)のあとでは、静電容量の
変化率は−4.6%−3.2%を示し、比較対象の変化
率(−15.5%)の約1/4〜1/5であり、大幅な
改善を示している。また、上記性能試験(2)(振動試
験)のあとでは、比較対象におけるESRが320%も
増加しているのに対して、本発明によるもののESR変
化は無視できるほど小さく高い安定性を示している。
【0026】上述の実施例およびその変形による単位コ
ンデンサにおいては、分極性電極1A/セパレータ3/
分極性電極1Bの積層体を圧接により形成しているが、
上記特開平4ー288361号公報記載の実施例17の
ように、それぞれの分極性電極とセパレータとが直接接
触しあわない構造にしても差支えない。
ンデンサにおいては、分極性電極1A/セパレータ3/
分極性電極1Bの積層体を圧接により形成しているが、
上記特開平4ー288361号公報記載の実施例17の
ように、それぞれの分極性電極とセパレータとが直接接
触しあわない構造にしても差支えない。
【0027】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明による電気
二重層コンデンサは、筒状ガスケット内面と分極性電極
・セパレータ積層体外面との間の空間を、ゲル状稀硫酸
や同等の液状希硫酸を含む石英ウールや吸水性ポリマー
などの補助電解液で充填することにより、耐振動性、耐
衝撃性を確保するとともに、高温環境での長期間にわた
る動作に伴う静電容量の減少およびESRの増大を防止
できる。
二重層コンデンサは、筒状ガスケット内面と分極性電極
・セパレータ積層体外面との間の空間を、ゲル状稀硫酸
や同等の液状希硫酸を含む石英ウールや吸水性ポリマー
などの補助電解液で充填することにより、耐振動性、耐
衝撃性を確保するとともに、高温環境での長期間にわた
る動作に伴う静電容量の減少およびESRの増大を防止
できる。
【図1】分図(a)は、本発明による電気二重層コンデ
ンサの構造の断面図である。分図(b)は、分図(a)
の二重層コンデンサを積層して構成した積層電気二重層
コンデンサの側面図である。
ンサの構造の断面図である。分図(b)は、分図(a)
の二重層コンデンサを積層して構成した積層電気二重層
コンデンサの側面図である。
【図2】従来技術による電気二重層コンデンサの断面図
である。
である。
1A,1B 分極性電極 2A,2B 集電体 3 セパレータ 4 ガスケット 5 ゲル状電解液,石英ウール,吸水性ポリマー 6 単位コンデンサ 7A,7B 電極端子板 8A,8B 加圧板 9 空隙 10 貫通孔 11 接着剤 12A,12B 絶縁板 13 ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 越智 篤 東京都港区芝五丁目7番1号日本電気株式 会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 電解質溶液をそれぞれ浸み込ませた多孔
質の導電性固体材料からなる板状の一対の分極性電極
と、これら分極性電極の間に挿入され絶縁材料からなる
板状のイオン透過性セパレータ部材と、これら分極性電
極およびセパレータ部材の積層体の両端面に導電的にそ
れぞれ接触して配置された一対の板状の集電体部材と、
前記積層体を内部に収容するとともに前記集電体部材と
の結合により前記積層体に対する気密容器を構成する筒
状のガスケットとを含む電気二重層コンデンサにおい
て、 前記ガスケット部材の筒状の内面と前記積層体との間に
空隙が形成されていることと、前記電解質溶液と共通の
溶媒および溶質をもち実効的に同一の濃度をもつゲル状
の補助電解質溶液または同等の液状電解質溶液を浸み込
ませた電解質溶液保持体により前記空隙を充填したこと
とを特徴とする電気二重層コンデンサ。 - 【請求項2】 前記ゲル状の補助電解液が、シリカ、ア
ルミナおよびそれらの混合物のいずれか一つを含むゾル
溶液と前記電解質溶液よりも高濃度の電解質溶液との混
合液のゲル化により得られたものであることを特徴とす
る請求項1記載の電気二重層コンデンサ。 - 【請求項3】 前記電解質溶液保持体が、繊維状のガラ
ス、セラミックおよびプラスチックの少なくとも一つか
らなることを特徴とする請求項1記載の電気二重層コン
デンサ。 - 【請求項4】 前記電解質溶液保持体が、吸水性ポリマ
ーであることを特徴とする請求項1記載の電気二重層コ
ンデンサ。 - 【請求項5】 前記電解質溶液が、硫酸の水溶液である
ことを特徴とする請求項1記載の電気二重層コンデン
サ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5448893A JP3270175B2 (ja) | 1992-04-15 | 1993-03-16 | 電気二重層コンデンサ |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9511392 | 1992-04-15 | ||
| JP4-95113 | 1992-04-15 | ||
| JP5448893A JP3270175B2 (ja) | 1992-04-15 | 1993-03-16 | 電気二重層コンデンサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0620875A true JPH0620875A (ja) | 1994-01-28 |
| JP3270175B2 JP3270175B2 (ja) | 2002-04-02 |
Family
ID=26395249
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5448893A Expired - Fee Related JP3270175B2 (ja) | 1992-04-15 | 1993-03-16 | 電気二重層コンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3270175B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6324049B1 (en) | 1996-12-09 | 2001-11-27 | Nec Corporation | Electric double layer capacitor |
| JP2012190968A (ja) * | 2011-03-10 | 2012-10-04 | Panasonic Corp | 金属化フィルムコンデンサ |
| JP2015520923A (ja) * | 2012-05-08 | 2015-07-23 | バテル・メモリアル・インスティテュートBattelle Memorial Institute | 構造用途のための多機能セル |
| CN114730949A (zh) * | 2019-11-13 | 2022-07-08 | 株式会社丰田自动织机 | 蓄电装置 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5693971A (en) | 1994-07-14 | 1997-12-02 | Micron Technology, Inc. | Combined trench and field isolation structure for semiconductor devices |
| JP5728263B2 (ja) * | 2011-03-18 | 2015-06-03 | 太陽誘電株式会社 | 電気化学デバイス |
| CN103698274B (zh) * | 2013-12-23 | 2015-09-30 | 上海交通大学 | 一种用于喷雾、燃烧、碳烟生成特性测试的多功能定容弹 |
-
1993
- 1993-03-16 JP JP5448893A patent/JP3270175B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6324049B1 (en) | 1996-12-09 | 2001-11-27 | Nec Corporation | Electric double layer capacitor |
| JP2012190968A (ja) * | 2011-03-10 | 2012-10-04 | Panasonic Corp | 金属化フィルムコンデンサ |
| JP2015520923A (ja) * | 2012-05-08 | 2015-07-23 | バテル・メモリアル・インスティテュートBattelle Memorial Institute | 構造用途のための多機能セル |
| CN114730949A (zh) * | 2019-11-13 | 2022-07-08 | 株式会社丰田自动织机 | 蓄电装置 |
| CN114730949B (zh) * | 2019-11-13 | 2024-04-16 | 株式会社丰田自动织机 | 蓄电装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3270175B2 (ja) | 2002-04-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |