JPH06208880A - 内燃機関用点火栓の速燃装置 - Google Patents

内燃機関用点火栓の速燃装置

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JPH06208880A
JPH06208880A JP5151393A JP5151393A JPH06208880A JP H06208880 A JPH06208880 A JP H06208880A JP 5151393 A JP5151393 A JP 5151393A JP 5151393 A JP5151393 A JP 5151393A JP H06208880 A JPH06208880 A JP H06208880A
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JP
Japan
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ground electrode
gas
slope
spark
electrode
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JP5151393A
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English (en)
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Takeaki Kashiwabara
武明 柏原
Ryohei Kashiwabara
良平 柏原
Hideaki Kashiwabara
秀明 柏原
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Abstract

(57)【要約】 [目的] ピストン側斜面(10)の延焼ガス膨出作
用に加えてスパーク発生側斜面(9)及び中心電極
(4)表面による延焼ガス反撥作用を同時に得られ、混
合ガスの燃焼時間短縮並びに混合ガスの希薄化などを容
易に図れるようにしたものである。 [構成] 中心電極(4)先端に対向させる接地電極
(6)の小径側にガス孔(8)を開設し、前記ガス孔
(8)周囲の接地電極(6)内外周面にピストン側斜面
(10)とスパーク発生側斜面(9)を形成すると共
に、前記接地電極(6)の小径側を急傾斜面に、またそ
の接地電極(6)の大径側を緩傾斜面に形成したもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車等の内燃機関に使
用するもので、点火機能と共に燃焼装置を設けて燃焼速
度を向上して省燃費効果を得る内燃機関用点火栓の速燃
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、実公昭31-3809 号公報、並びに米
国特許第1390014 号明細書、並びに米国特許第2266999
号明細書に示す如く、シリンダに内挿させる点火栓の固
定体先端部を袋状に閉塞して接地電極を形成し、接地電
極中央の開口に中心電極先端部を貫通させ、接地電極開
口と中心電極周側の間にスパークギャップを形成する技
術があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、中心
電極または接地電極の少なくとも一方を交換する以外に
スパークギャップの修正を行い得ず、スパークギャップ
調節が面倒であり、製造時に不良が発生し易く、また高
精度の加工を必要とすると共に、接地電極の中心電極基
端側に形成される袋状空間にカーボンなどの燃焼残留物
が蓄積され易く、その燃焼残留物の除去を容易に行える
構造ではないから、電気絶縁性を低下させる不具合が生
じる等の機能上及び構造上の問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、中心
電極の軸芯延長線上でこの先端側に中空の円錐台形状の
接地電極を設け、中心電極先端に対向させる接地電極の
小径側にガス孔を開設し、前記ガス孔周囲の接地電極内
外周面にピストン側斜面とスパーク発生側斜面を形成す
ると共に、前記接地電極を固定体に支柱部材を介して連
結固定させ、中心電極先端部とガス孔の一側開口縁との
間にスパークギャップを形成し、さらに前記接地電極の
小径側を急傾斜面に、またその接地電極の大径側を緩傾
斜面に形成したもので、中空の円錐台形状の接地電極を
支柱部材によって支持するから、中心電極先端面とガス
孔の一側開口縁の間のスパークギャップ調節を容易に行
い得、従来に比べて低精度の加工で製造コストの低減並
びに点火機能の均一化などを容易に行い得ると共に、中
心電極基端側に燃焼残留物が蓄積されても簡単に除去し
得、またスパークギャップの焼損変形を簡便に修理でき
て耐久性向上などを容易に図り得る。しかもピストン側
斜面の延焼ガス膨出作用に加えてスパーク発生側斜面及
び中心電極表面による延焼ガス反撥作用を同時に得られ
るから、混合ガスの燃焼時間短縮並びに混合ガスの希薄
化などを容易に図り得る。さらにスパークギャップで形
成された火炎核は中心電極先端面に反撥するから、ガス
孔方向に延焼する火炎核の延焼速度が著しく加速される
ことになり、増強された火炎核によって二次燃焼を行わ
せ得る一方、前記接地電極の小径側を急傾斜面にその接
地電極の大径側を緩傾斜面に形成したことにより、接地
電極小径側でガス孔周囲の混合気量を小体積にすること
により該部の燃焼を極めて短時間に行えてピストン側に
延焼するガスの燃焼速度を急加速し得ると共に、その燃
焼して膨張した高圧力の延焼ガスを大径側で急速に広角
度で拡散させ得、従来に比べて燃焼時間の短縮と燃焼効
率の向上を容易に図れるものである。
【0005】また、固定体に一端を連結させる支柱部材
他端側に端部を連設する長尺のガス溜り段部と、スパー
ク発生側斜面と、ピストン側斜面とを、接地電極に設け
ると共に、ガス溜り段部に開口するガス孔の開口縁を中
心電極先端面に対向させてスパークギャップを形成し、
また前記接地電極のガス溜り段部長尺側縁に設ける半円
形部で前記各斜面を夫々形成し、さらに接地電極の一対
の半円形部を中心電極軸芯線に対し徐々に離れる方向に
彎曲させ、スパーク発生側斜面を凹面に、またピストン
側斜面を凸面に夫々形成したもので、スパークギャップ
の火炎核によってガス孔を介してガス溜り段部の小容積
の混合ガスを早期に燃焼させ、スパークギャップ及びガ
ス溜り段部からの延焼ガスを前記各斜面の半円形部端縁
から扇形に放射膨出させるから、ガス溜り段部によって
火炎核を増幅して広範囲に拡散膨出させ得、火炎核を種
火とする初期の延焼速度を著しく加速し乍ら延焼火力を
容易に増強し得ると共に、前記支柱部材の折曲操作など
により、スパークギャップの修正並びにガス溜り段部の
支持角度修正などを容易に行い得、またピストン側斜面
の延焼ガス膨出作用に加えてスパーク発生側斜面及び中
心電極表面による延焼ガス反撥作用を同時に得られるか
ら、混合ガスの燃焼時間短縮並びに混合ガスの希薄化な
どを容易に図り得、しかもスパーク発生側斜面の通気性
を良好にして不燃ガスまたは燃焼残留物の滞留付着など
を防止し得、耐久性及び点火機能の向上並びに接地電極
形状の簡略化などを容易に図り得る一方、前記各斜面を
凹凸の曲面にしたから、延焼ガスの反撥を良好に得ら
れ、スパーク発生側及びピストン側に向けて乱流となる
延焼ガスを膨出させ、速燃焼機能の向上などを容易に図
り得るものである。
【0006】また、固定体に一端を連結させる支柱部材
他端側に端部を連設する長尺のガス溜り段部と、スパー
ク発生側斜面と、ピストン側斜面とを、接地電極に設け
ると共に、ガス溜り段部に開口するガス孔の開口縁を中
心電極先端面に対向させてスパークギャップを形成し、
また前記接地電極のガス溜り段部長尺側縁に設ける半円
形部で前記各斜面を夫々形成し、さらに接地電極小径側
のガス孔よりも若干小形でこれと相似する形状に中心電
極先端面を形成したもので、スパークギャップの火炎核
によってガス孔を介してガス溜り段部の小容積の混合ガ
スを早期に燃焼させ、スパークギャップ及びガス溜り段
部からの延焼ガスを前記各斜面の半円形部端縁から扇形
に放射膨出させるから、ガス溜り段部によって火炎核を
増幅して広範囲に拡散膨出させ得、火炎核を種火とする
初期の延焼速度を著しく加速し乍ら延焼火力を容易に増
強し得ると共に、前記支柱部材の折曲操作などにより、
スパークギャップの修正並びにガス溜り段部の支持角度
修正などを容易に行い得、またピストン側斜面の延焼ガ
ス膨出作用に加えてスパーク発生側斜面及び中心電極表
面による延焼ガス反撥作用を同時に得られるから、混合
ガスの燃焼時間短縮並びに混合ガスの希薄化などを容易
に図り得、しかもスパーク発生側斜面の通気性を良好に
して不燃ガスまたは燃焼残留物の滞留付着などを防止し
得、耐久性及び点火機能の向上並びに接地電極形状の簡
略化などを容易に図り得る一方、接地電極小径側のガス
孔よりも若干小形でこれと相似する形状に中心電極先端
面を形成することにより、中心電極に対向するガス孔の
一側開口の範囲内で常にスパークを発生させて火炎核を
形成し得、火炎核形成位置とガス孔一側開口とを常に最
短距離に可及的に近接させ得るものである。
【0007】中心電極と接地電極を対設させてスパーク
ギャップを形成する内燃機関用点火栓の速燃装置におい
て、接地電極を支持する支柱部材を平板形とし、該支柱
部材を捩り形成したもので、支柱部材の捩り部によって
延焼ガスを早期に乱流膨出させ得、燃焼時間の短縮並び
に不燃ガスの残留防止などを容易に図り得るものであ
る。
【0008】また、中心電極と接地電極を対設させてス
パークギャップを形成する内燃機関用点火栓の速燃装置
において、接地電極を支持する支柱部材中間を折曲形成
したもので、支柱部材の折曲部を屈伸させるだけで中心
電極軸芯線上で接地電極を略平行移動させてスパークギ
ャップ調節を行い得るものである。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述す
る。図1は要部断面図、図2は全体図、図3は図1のA
ーA線視図であり、内燃機関のエンジンブロックに螺着
固定する導電金属製固定体(1)と、その固定体(1)
に中間部を埋込み支持する陶磁製電気絶縁体(2)とを
備える。そして一端にターミナル(3)を連結する中心
電極(4)を前記絶縁体(2)に固定支持すると共に、
前記固定体(1)のエンジン挿入端に支柱部材(5)を
介して接地電極(6)を一体固定する。
【0010】前記接地電極(6)を中空の円錐台形状に
形成し、中心電極(4)の軸芯延長線上でこの先端に前
記接地電極(6)を対向させると共に、その接地電極
(6)の小径側を前記中心電極先端に近接させてスパー
クギャプ(7)を形成している。
【0011】さらに、中空の円錐台形状の接地電極
(6)の小径側を急傾斜面に、またその接地電極(6)
の大径側を緩傾斜面とし、前記接地電極(6)をラッパ
形に形成する。そして前記接地電極(6)の小径側端面
にガス孔(8)を開設し、そのガス孔(8)周囲で接地
電極(6)のスパーク発生側に凹面形のスパーク発生側
斜面(9)を、またその電極(6)のピストン側に凸面
形のピストン側斜面(10)を夫々形成する。
【0012】また前記ガス孔(8)のピストン側開口縁
で前記ピストン側斜面(10)に対して略直角方向にガ
ス溜り段部(11)を形成すると共に、前記支柱部材
(5)を平板形に形成し、前記接地電極(6)の大径側
端縁に等間隔に一端を連結する4本の支柱部材(5)…
を同一方向に同一角度に捩り形成し、中心電極(4)と
ガス孔(8)間の起爆点に対してこれに対向する支柱部
材(5)内面を傾斜させることにより、その起爆点で点
火して燃焼し膨張した延焼ガスを支柱部材(5)により
渦巻状に拡散させ、延焼ガス乱流作用によりガス延焼速
度を高めると同時に、均一なガスの延焼を得られるよう
に構成している。
【0013】さらに前記支持部材(5)一端を固定体
(1)のエンジン挿入端面に一体固定すると共に、接地
電極(6)の大径側外形をその固定体(1)のエンジン
挿入端面と略同一大きさに形成し、また前記支持部材
(5)中間を折曲形成してこの折曲部(12)を中心電
極(4)方向に突出させ、その折曲部(12)を伸縮さ
せて支持部材(5)の長さを変更し、前記ガス孔(8)
を中心電極(4)先端に対してこの軸芯延長線上で略平
行に接離移動させ、接地電極(6)の取付角度を変更す
ることなくこれと中心電極(4)の間に形成するスパー
クギャップ(7)を調節設定するように構成している。
【0014】次いで、前記中心電極(4)の軸芯延長線
上に接地電極(6)のガス孔(8)中心を位置させ、前
記ガス孔(8)よりも若干小形でこれと相似する形状に
中心電極(4)先端面を形成し、前記ガス孔(8)の開
口縁と中心電極(4)先端面の外周縁との間にスパーク
を円筒状に発生させ、そのガス孔(8)の開口範囲内で
常にスパークを発生させることにより、そのガス孔
(8)を介して接地電極(6)のピストン側の点火延焼
を最短距離で行えるように構成している。
【0015】本発明は上記の如く構成するもので、エン
ジンに固定体(1)を取付け、ターミナル(3)に通電
することにより、中心電極(4)と接地電極(6)間の
スパークギャップ(7)にスパークが発生するもので、
エンジンのシリンダに供給される混合気はピストンによ
って圧縮され、ピストンの上死点直前で中心電極(4)
に通電されると、中心電極(4)先端面と接地電極
(6)のガス孔(8)開口部の間にスパークが生じて混
合気に点火され、混合気が燃焼してこの爆発力によりピ
ストンが押戻される。ガス孔(8)より点火された接地
電極(6)の急斜面の小径側は混合気が小体積のため速
やかに燃焼し膨張して高圧となった延焼ガスは接地電極
(6)のピストン側斜面(10)に制限されて、その高
圧力は延焼ガスの加速力となってピストン側に延焼して
突出し、緩傾斜面の大径側に至って急速にピストン側と
その周囲に拡散してシリンダ混合気の迅速な燃焼を得る
ことが出来る。又スパーク発生側斜面(9)に沿って延
焼するガスも、燃焼し膨張して生ずる高圧力がスパーク
発生側斜面(9)に反撥してその周囲に乱流を生じると
共に、支柱部材(5)の案内により延焼ガスが渦巻状の
乱流となってシリンダ内混合気の早期燃焼に効果を有す
るものである。内燃機関に於いてシリンダ内混合気の早
期燃焼はそのままパワーアップとなって省燃費効果を得
ることが出来る。その早期燃焼を得るためには延焼ガス
の乱流が最も必要な要素である。中空円錐台形状に形成
した接地電極(6)に設けたスパーク発生側斜面(9)
とピストン側斜面(10)の機能は能くその要件を備え
るものである。
【0016】特に従来技術に比して接地電極(6)のス
パーク発生側斜面(9)及びピストン側斜面(10)に
よってピストン側とその周囲の略360°方向へ均一に
延焼ガスを放出してシリンダ混合気の早期燃焼をし得る
ことは大なる特徴である。
【0017】さらに図4乃至図6は上記支柱部材(5)
の変形例を示すもので、図4に示すように、1本の支柱
部材(5)で接地電極(6)を支持することにより、ス
パーク発生側斜面(9)による延焼ガス拡散効率を向上
させることができる。さらに図5の如く、2本の支柱部
材(5)(5)で接地電極(6)を支持することによ
り、中心電極(4)の軸芯延長線上に接地電極(6)を
正確に最適姿勢で支持することができ、接地電極(6)
の取付角度を変更することなくスパークギャップ(7)
の調節を行える。また図6の如く、等間隔に設ける3本
の支柱部材(5)…で接地電極(6)を支持することに
より、スパーク発生側斜面(9)による延焼ガス拡散効
率を向上させることができると共に、支柱部材(5)…
の延焼ガス乱流作用も充分に得られるものである。
【0018】さらに、図7は上記中心電極(4)及び接
地電極(6)の変形例を示すもので、真円形のガス孔
(8)に対しこれより若干小径の円柱頭(4a)を中心
電極(4)先端に設け、その円柱頭(4a)先端とガス
孔(8)開口縁との間にスパークギャップ(7)を形成
すると共に、図1に示す凹面形のスパーク発生側斜面
(9)並びに凸面形のピストン側斜面(10)に代え、
前記各斜面(9)(10)を偏平に形成し、ピストン側
斜面(10)で囲む混合気体積を大きく形成し、ピスト
ン側斜面(10)におけるガス延焼速度を比例変化させ
るものである。
【0019】さらに図8乃至図10は上記実施例と同様
の構造並びに作用を有する変形例を示すもので、接地電
極(6)のガス溜り段部(11)を左右両端縁まで延設
し、この段部(11)左右端部に支柱部材(5)(5)
を一体連設させると共に、前記段部(11)の長尺側縁にス
パーク発生側斜面(9)とピストン側斜面(10)を形
成し、ピストン側斜面(10)はガス溜り段部(11)
に接して急斜面とし端縁は緩傾斜面として半円形に形成
する。さらに固定体(1)のエンジン挿入端面の外形よ
り若干小さく、またその端面内孔よりも若干大きく、前
記接地電極(6)の平面外径を形成すると共に、前記段
部(11)の長手方向に長い長円形にガス孔(8)を形
成し、そのガス孔(8)よりも若干小さい長円形に中心
電極(4)先端面を形成している。
【0020】而して、中心電極(4)先端面とガス孔
(8)開口縁の間のスパークにより、ガス孔(8)を介
してガス溜り段部(11)の混合気が最短距離で点火さ
れて延焼が起る。前記段部(11)の混合気は小体積の
ため燃焼が速くこれを起爆点として燃焼し膨張したガス
は、ピストン側斜面(10)に制限されて高圧となり、
これが延焼ガスの加速力となって急速にピストン側と共
にガス溜り段部(11)に沿って両側方にも広がり延焼
する。他方、ピストン側斜面(10)に案内されて延焼
するガスは緩傾斜面に至って急拡大し、半円形に形成さ
れたピストン側斜面(10)の端縁の形状に従って周囲
に拡散し、前記ガス溜り段部(11)の両側方への延焼
と共に広範囲に高速度で混合気を燃焼させることが出来
る。
【0021】さらに点火されてスパーク発生側斜面
(9)に沿って延焼するガスも燃焼し膨張して発生した
高圧力はその接するスパーク発生側斜面(9)の角度に
応じて強力に反撥して拡散しその両側方に延焼ガスの乱
流を起すものである。
【0022】さらに図11及び図12は他の実施例を示
すもので、図9の実施例においてガス溜り段部(11)
を中心にこの両側に対称にスパーク発生側斜面(9)を
凹面形に、またピストン側斜面(10)を凸面形に夫々
形成していたが、これに代え、前記各斜面(9)(1
0)を偏平としそのピストン方向の端縁を半円形に形成
すると共に、図10のように長円形のガス孔(8)に対
して先端面がこれより若干小径の長円柱頭(4a)を中
心電極(4)先端に設けている。この接地電極の製造は
スパーク発生側斜面及びピストン側斜面が偏平であって
その加工は折曲作業が主であって容易に大量生産をする
ことが出来る。
【0023】下記表1において、図11及び図12の実
施例に示す構造の試作品を使用した試走実験結果を示
す。
【0024】
【表1】
【0025】試走実験の条件 試走実験車…普通貨物自動車(1300 cc・4サイクル・4
気筒) 試走地域…大阪市街地の略同一コース 試走車の載貨状態…空車 試走の速度…最高60KM/H(平均40 50KM/H) 試走時の調整…点火時期調整、燃料供給量調整 計測方法…燃料タンクを満タンクにして後、走行キロ数
とタンク減量分の補給量を測り、1リットル当りの走行
キロ数を算出。
【0026】図13乃至図15は、図11と図12に示
す実施例の類形を示すものであって、図11及び図12
においては接地電極(4)の各斜面(9)(10)は偏
平に形成されているが、ガス溜り段部(11)の両側に
対称に設けた両斜面(9)(10)の端縁中央部をスパ
ーク発生側に押出し湾曲成形すると共に、スパーク発生
側斜面(9)を球状凸面形に形成したものであって、こ
れにより接地電極(4)のピストン側斜面(10)の両
側斜面端縁間の混合気体積を増すと共に、スパーク発生
側斜面(9)に沿って延焼するガスが燃焼し膨張して発
生した高圧力はその接するスパーク発生側斜面(9)の
球状凸面の角度に応じて強力に反発して放射状に拡散す
る一方、前記斜面(9)(10)の端縁中央部をスパー
ク発生側に押出し湾曲成形したことにより、延焼ガスが
スパーク発生側斜面(9)の角度に応じて反発する方向
が更に拡大されて乱流の効果を増すことが出来ると同時
に、ピストン側方向へのガス延焼速度を一層増速し得る
ものである。
【0027】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、中心電極(4)の軸芯延長線上でこの先端側に中空
の円錐台形状の接地電極(6)を設け、中心電極(4)
先端に対向させる接地電極(6)の小径側にガス孔
(8)を開設し、前記ガス孔(8)周囲の接地電極
(6)内外周面にピストン側斜面(10)とスパーク発
生側斜面(9)を形成すると共に、前記接地電極(6)
を固定体(1)に支柱部材(5)を介して連結固定さ
せ、中心電極(4)先端部とガス孔(8)の一側開口縁
との間にスパークギャップ(7)を形成し、さらに前記
接地電極(6)の小径側を急傾斜面に、またその接地電
極(6)の大径側を緩傾斜面に形成したもので、中空の
円錐台形状の接地電極(6)を支柱部材(5)によって
支持するから、中心電極(4)先端面とガス孔(8)の
一側開口縁の間のスパークギャップ(7)調節を容易に
行うことができ、従来に比べて低精度の加工で製造コス
トの低減並びに点火機能の均一化などを容易に行うこと
ができると共に、中心電極(4)基端側に燃焼残留物が
蓄積されても簡単に除去でき、またスパークギャップ
(7)の焼損変形を簡便に修理できて耐久性向上などを
容易に図ることができる。しかもピストン側斜面(1
0)の延焼ガス膨出作用に加えてスパーク発生側斜面
(9)及び中心電極(4)表面による延焼ガス反撥作用
を同時に得られるから、混合ガスの燃焼時間短縮並びに
混合ガスの希薄化などを容易に図ることができる。さら
にスパークギャップ(7)で形成された火炎核は中心電
極(4)先端面に反撥するから、ガス孔(8)方向に延
焼する火炎核の延焼速度が著しく加速されることにな
り、増強された火炎核によって二次燃焼を行わせること
ができる一方、前記接地電極(6)の小径側を急傾斜面
にその接地電極(6)の大径側を緩傾斜面に形成したこ
とにより、接地電極(6)小径側でガス孔(8)周囲の
混合気量を小体積にすることにより該部の燃焼を極めて
短時間に行えてピストン側に延焼するガスの燃焼速度を
急加速させることができると共に、その燃焼して膨張し
た高圧力の延焼ガスを大径側で急速に広角度で拡散させ
ることができ、従来に比べて燃焼時間の短縮と燃焼効率
の向上を容易に図ることができるものである。
【0028】また、固定体(1)に一端を連結させる支
柱部材(5)他端側に端部を連設する長尺のガス溜り段
部(11)と、スパーク発生側斜面(9)と、ピストン
側斜面(10)とを、接地電極(6)に設けると共に、
ガス溜り段部(11)に開口するガス孔(8)の開口縁
を中心電極(4)先端面に対向させてスパークギャップ
(7)を形成し、また前記接地電極(6)のガス溜り段
部(11)長尺側縁に設ける半円形部で前記各斜面
(9)(10)を夫々形成し、さらに接地電極(6)の
一対の半円形部を中心電極(4)軸芯線に対し徐々に離
れる方向に彎曲させ、スパーク発生側斜面(9)を凹面
に、またピストン側斜面(10)を凸面に夫々形成した
もので、スパークギャップ(7)の火炎核によってガス
孔(8)を介してガス溜り段部(11)の小容積の混合
ガスを早期に燃焼させ、スパークギャップ(7)及びガ
ス溜り段部(11)からの延焼ガスを前記各斜面(9)
(10)の半円形部端縁から扇形に放射膨出させるか
ら、ガス溜り段部(11)によって火炎核を増幅して広
範囲に拡散膨出させることができ、火炎核を種火とする
初期の延焼速度を著しく加速し乍ら延焼火力を容易に増
強させることができると共に、前記支柱部材(5)の折
曲操作などにより、スパークギャップ(7)の修正並び
にガス溜り段部(11)の支持角度修正などを容易に行
うことができ、またピストン側斜面(10)の延焼ガス
膨出作用に加えてスパーク発生側斜面(9)及び中心電
極(4)表面による延焼ガス反撥作用を同時に得られる
から、混合ガスの燃焼時間短縮並びに混合ガスの希薄化
などを容易に図ることができ、しかもスパーク発生側斜
面(9)の通気性を良好にして不燃ガスまたは燃焼残留
物の滞留付着などを防止でき、耐久性及び点火機能の向
上並びに接地電極(6)形状の簡略化などを容易に図る
ことができる一方、前記各斜面(9)(10)を凹凸の
曲面にしたから、延焼ガスの反撥を良好に得ることがで
き、スパーク発生側及びピストン側に向けて乱流となる
延焼ガスを膨出させ、速燃焼機能の向上などを容易に図
ることができるものである。
【0029】また、固定体(1)に一端を連結させる支
柱部材(5)他端側に端部を連設する長尺のガス溜り段
部(11)と、スパーク発生側斜面(9)と、ピストン
側斜面(10)とを、接地電極(6)に設けると共に、
ガス溜り段部(11)に開口するガス孔(8)の開口縁
を中心電極(4)先端面に対向させてスパークギャップ
(7)を形成し、また前記接地電極(6)のガス溜り段
部(11)長尺側縁に設ける半円形部で前記各斜面
(9)(10)を夫々形成し、さらに接地電極(6)小
径側のガス孔(8)よりも若干小形でこれと相似する形
状に中心電極(4)先端面を形成したもので、スパーク
ギャップ(7)の火炎核によってガス孔(8)を介して
ガス溜り段部(11)の小容積の混合ガスを早期に燃焼
させ、スパークギャップ(7)及びガス溜り段部(1
1)からの延焼ガスを前記各斜面(9)(10)の半円
形部端縁から扇形に放射膨出させるから、ガス溜り段部
(11)によって火炎核を増幅して広範囲に拡散膨出さ
せることができ、火炎核を種火とする初期の延焼速度を
著しく加速し乍ら延焼火力を容易に増強させることがで
きると共に、前記支柱部材(5)の折曲操作などによ
り、スパークギャップ(7)の修正並びにガス溜り段部
(11)の支持角度修正などを容易に行うことができ、
またピストン側斜面(10)の延焼ガス膨出作用に加え
てスパーク発生側斜面(9)及び中心電極(4)表面に
よる延焼ガス反撥作用を同時に得られるから、混合ガス
の燃焼時間短縮並びに混合ガスの希薄化などを容易に図
ることができ、しかもスパーク発生側斜面(9)の通気
性を良好にして不燃ガスまたは燃焼残留物の滞留付着な
どを防止でき、耐久性及び点火機能の向上並びに接地電
極(6)形状の簡略化などを容易に図ることができる一
方、接地電極(6)小径側のガス孔(8)よりも若干小
形でこれと相似する形状に中心電極(4)先端面を形成
することにより、中心電極(4)に対向するガス孔
(8)の一側開口の範囲内で常にスパークを発生させて
火炎核を形成でき、火炎核形成位置とガス孔(8)一側
開口とを常に最短距離に可及的に近接させることができ
るものである。
【0030】中心電極(4)と接地電極(6)を対設さ
せてスパークギャップ(7)を形成する内燃機関用点火
栓の速燃装置において、接地電極(6)を支持する支柱
部材(5)を平板形とし、該支柱部材(5)を捩り形成
したもので、支柱部材(5)の捩り部によって延焼ガス
を早期に乱流膨出させることができ、燃焼時間の短縮並
びに不燃ガスの残留防止などを容易に図ることができる
ものである。
【0031】また、中心電極(4)と接地電極(6)を
対設させてスパークギャップ(7)を形成する内燃機関
用点火栓の速燃装置において、接地電極(6)を支持す
る支柱部材(5)中間を折曲形成したもので、支柱部材
(5)の折曲部を屈伸させるだけで中心電極(4)軸芯
線上で接地電極(6)を略平行移動させてスパークギャ
ップ(7)調節を行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部断面図。
【図2】全体図。
【図3】図1のA−A線視図。
【図4】前図の変形例を示す説明図。
【図5】同説明図。
【図6】同説明図。
【図7】図1の変形例を示す説明図。
【図8】他の実施例を示す要部説明図。
【図9】同説明図。
【図10】同説明図。
【図11】前図の変形例を示す説明図。
【図12】同説明図。
【図13】同変形例を示す説明図。
【図14】同説明図。
【図15】同説明
【符号の説明】
(1) 固定体 (4) 中心電極 (5) 支柱部材 (6) 接地電極 (7) スパークギャップ (8) ガス孔 (9) スパーク発生側斜面 (10) ピストン側斜面 (11) ガス溜り段部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柏原 武明 大阪市平野区長吉出戸3丁目3番37−411 号 (72)発明者 柏原 良平 堺市鳳西町1丁85番地ノ6 西村ビル302 (72)発明者 柏原 秀明 京都市伏見区向島2の丸町151番地の30 3−B棟611号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心電極の軸芯延長線上でこの先端側に
    中空の円錐台形状の接地電極を設け、中心電極先端に対
    向させる接地電極の小径側にガス孔を開設し、前記ガス
    孔周囲の接地電極内外周面にピストン側斜面とスパーク
    発生側斜面を形成すると共に、前記接地電極を固定体に
    支柱部材を介して連結固定させ、中心電極先端部とガス
    孔の一側開口縁との間にスパークギャップを形成し、さ
    らに前記接地電極の小径側を急傾斜面に、またその接地
    電極の大径側を緩傾斜面に形成したことを特徴とする内
    燃機関用点火栓の速燃装置。
  2. 【請求項2】 固定体に一端を連結させる支柱部材他端
    側に端部を連設する長尺のガス溜り段部と、スパーク発
    生側斜面と、ピストン側斜面とを、接地電極に設けると
    共に、ガス溜り段部に開口するガス孔の開口縁を中心電
    極先端面に対向させてスパークギャップを形成し、また
    前記接地電極のガス溜り段部長尺側縁に設ける半円形部
    で前記各斜面を夫々形成し、さらに接地電極の一対の半
    円形部を中心電極軸芯線に対し徐々に離れる方向に彎曲
    させ、スパーク発生側斜面を凹面に、またピストン側斜
    面を凸面に夫々形成したことを特徴とする内燃機関用点
    火栓の速燃装置。
  3. 【請求項3】 固定体に一端を連結させる支柱部材他端
    側に端部を連設する長尺のガス溜り段部と、スパーク発
    生側斜面と、ピストン側斜面とを、接地電極に設けると
    共に、ガス溜り段部に開口するガス孔の開口縁を中心電
    極先端面に対向させてスパークギャップを形成し、また
    前記接地電極のガス溜り段部長尺側縁に設ける半円形部
    で前記各斜面を夫々形成し、さらに接地電極小径側のガ
    ス孔よりも若干小形でこれと相似する形状に中心電極先
    端面を形成したことを特徴とする内燃機関用点火栓の速
    燃装置。
  4. 【請求項4】 中心電極と接地電極を対設させてスパー
    クギャップを形成する内燃機関用点火栓の速燃装置にお
    いて、接地電極を支持する支柱部材を平板形とし、該支
    柱部材を捩り形成したことを特徴とする内燃機関用点火
    栓の速燃装置。
  5. 【請求項5】 中心電極と接地電極を対設させてスパー
    クギャップを形成する内燃機関用点火栓の速燃装置にお
    いて、接地電極を支持する支柱部材中間を折曲形成した
    ことを特徴とする内燃機関用点火栓の速燃装置。
JP5151393A 1993-02-16 1993-02-16 内燃機関用点火栓の速燃装置 Pending JPH06208880A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007013765A3 (en) * 2005-07-26 2007-04-05 In Tae Johng Ignition spark plug

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5141141A (ja) * 1974-06-06 1976-04-06 Esupaada Ansutaaruto Nainenkikanyotenkasochi
JPS5512715A (en) * 1978-07-13 1980-01-29 Zenkiyou Kasei Kogyo Kk Container for high purity ic wafer
JPS60147042A (ja) * 1984-01-11 1985-08-02 Nippon Denso Co Ltd 空調装置

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