JPH0620969Y2 - 格子干渉型変位検出装置 - Google Patents
格子干渉型変位検出装置Info
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- JPH0620969Y2 JPH0620969Y2 JP1988006587U JP658788U JPH0620969Y2 JP H0620969 Y2 JPH0620969 Y2 JP H0620969Y2 JP 1988006587 U JP1988006587 U JP 1988006587U JP 658788 U JP658788 U JP 658788U JP H0620969 Y2 JPH0620969 Y2 JP H0620969Y2
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- Optical Transform (AREA)
Description
本考案は、格子干渉型変位検出装置に係り、特に、半導
体レーザを光源としてX−Yテーブル等に組込む際に用
いるのに好適な、回折格子が形成されたスケールと、前
記回折格子に光束を照射する光源、及び、前記回折格子
によつて生成された複数の光束の混合波を光電変換する
受光素子を含む検出器とを備え、前記スケールと検出器
の相対変位に応じて、周期的に変化する検出信号を生成
する格子干渉型変位検出装置の改良に関する。
体レーザを光源としてX−Yテーブル等に組込む際に用
いるのに好適な、回折格子が形成されたスケールと、前
記回折格子に光束を照射する光源、及び、前記回折格子
によつて生成された複数の光束の混合波を光電変換する
受光素子を含む検出器とを備え、前記スケールと検出器
の相対変位に応じて、周期的に変化する検出信号を生成
する格子干渉型変位検出装置の改良に関する。
一定ピツチの光学的な目盛の形成されたスケールを用い
て、周期的な検出信号を生成する光電型エンコーダが普
及している。この光電型エンコーダの分解能は、光学格
子の幅及びピツチと、光電変換後の信号を分割する電子
回路の特性により定まる。一般に、光学格子は、エツチ
ング法により製造されるので、4μm前後の光学格子が
最終測定精度上限界に近く、又、電子回路も大幅なコス
トアツプを伴わない範囲で用いるとなると、最終的な分
解能は1μm前後であり、これを更に高精度化するのは
困難であつた。 一方、光電型エンコーダが普及するにつれて、より高分
解能で高精度な検出信号を生成するものが求められてい
る。 光電型エンコーダの高分解能化を図つたものの1つとし
て、スケールにホログラフイの技術を用いて微細なピツ
チ(通常1μm程度)の目盛を形成し、その目盛を回折
格子として積極的に回折を生じさせて検出信号を得る格
子干渉型変位検出装置が提案されている。 第3図は、特開昭47−10034で提案された格子干
渉型変位検出装置を示すものである。この格子干渉型変
位検出装置は、ピツチdの回折格子が形成されたスケー
ル10と、該回折格子に光束としてのレーザビーム14
(波長λ)を照射するHe−Neレーザ光源12と、前
記回折格子によつて生成された0次と1次の回折光(光
束)をそれぞれ反射するミラー16、18と、ミラー1
8で反射された1次光の0次光と、ミラー16で反射さ
れた0次光の1次光との混合波を3分するビームスプリ
ツタ(粗い回折格子)20と、該ビームスプリツタ20
で3分された混合波をそれぞれ光電変換する受光素子2
2A、22B、22Cとを含んで構成されている。ここ
で、前記スケール10を除く各要素は、検出器を構成し
ている。 なお、第3図において、0次光及び1次光の光路中にそ
れぞれ挿入された偏光子24、26の偏光方向は、互い
に直交するように設定されており、3分された中央の混
合波を受光する受光素子22Aでは干渉縞が生じないよ
うにされている。従つて、この受光素子22Aでは、干
渉縞ではなく、単なる和信号が得られるので、参照信号
vrとする。 又、受光素子22Bの直前には干渉縞生成用の検光子2
8Bが配置され、この受光素子22Bからは干渉縞によ
る第1の検出信号aが生成される。 又、受光素子22Cの直前には1/4波長板30と検光子
28Cが配置され、この受光素子22Cからは、前記第
1の検出信号aと90°位相の異なる第2の検出信号b
が生成される。 ここで、レーザビーム14の入射角θと、1次光の回折
角φとは、次式で関係付けられる。 d(sinθ+sinφ)=λ ………(1) このような格子干渉型変位検出装置によれば、例えばス
ケール10をホログラム方式で製造することによつて、
1μm以下の光学格子を形成することができるので、
0.01μmの分解能を達成することも可能である。
て、周期的な検出信号を生成する光電型エンコーダが普
及している。この光電型エンコーダの分解能は、光学格
子の幅及びピツチと、光電変換後の信号を分割する電子
回路の特性により定まる。一般に、光学格子は、エツチ
ング法により製造されるので、4μm前後の光学格子が
最終測定精度上限界に近く、又、電子回路も大幅なコス
トアツプを伴わない範囲で用いるとなると、最終的な分
解能は1μm前後であり、これを更に高精度化するのは
困難であつた。 一方、光電型エンコーダが普及するにつれて、より高分
解能で高精度な検出信号を生成するものが求められてい
る。 光電型エンコーダの高分解能化を図つたものの1つとし
て、スケールにホログラフイの技術を用いて微細なピツ
チ(通常1μm程度)の目盛を形成し、その目盛を回折
格子として積極的に回折を生じさせて検出信号を得る格
子干渉型変位検出装置が提案されている。 第3図は、特開昭47−10034で提案された格子干
渉型変位検出装置を示すものである。この格子干渉型変
位検出装置は、ピツチdの回折格子が形成されたスケー
ル10と、該回折格子に光束としてのレーザビーム14
(波長λ)を照射するHe−Neレーザ光源12と、前
記回折格子によつて生成された0次と1次の回折光(光
束)をそれぞれ反射するミラー16、18と、ミラー1
8で反射された1次光の0次光と、ミラー16で反射さ
れた0次光の1次光との混合波を3分するビームスプリ
ツタ(粗い回折格子)20と、該ビームスプリツタ20
で3分された混合波をそれぞれ光電変換する受光素子2
2A、22B、22Cとを含んで構成されている。ここ
で、前記スケール10を除く各要素は、検出器を構成し
ている。 なお、第3図において、0次光及び1次光の光路中にそ
れぞれ挿入された偏光子24、26の偏光方向は、互い
に直交するように設定されており、3分された中央の混
合波を受光する受光素子22Aでは干渉縞が生じないよ
うにされている。従つて、この受光素子22Aでは、干
渉縞ではなく、単なる和信号が得られるので、参照信号
vrとする。 又、受光素子22Bの直前には干渉縞生成用の検光子2
8Bが配置され、この受光素子22Bからは干渉縞によ
る第1の検出信号aが生成される。 又、受光素子22Cの直前には1/4波長板30と検光子
28Cが配置され、この受光素子22Cからは、前記第
1の検出信号aと90°位相の異なる第2の検出信号b
が生成される。 ここで、レーザビーム14の入射角θと、1次光の回折
角φとは、次式で関係付けられる。 d(sinθ+sinφ)=λ ………(1) このような格子干渉型変位検出装置によれば、例えばス
ケール10をホログラム方式で製造することによつて、
1μm以下の光学格子を形成することができるので、
0.01μmの分解能を達成することも可能である。
しかしながら、前記中央の受光素子22Aで光電交換さ
れる中央の混合波は、本来、偏光方向の直交している2
光束の混合波で干渉信号はなく、参照信号vrは直流レ
ベルとなるはずであるが、(1)スケール10やビームス
プリツタ20が検光子の作用を多少有するため、更に、
(2)偏光方向の直交が完全ではないため、検光子が無い
にもかかわらず干渉信号が重畳し、参照信号vrに交流
成分が含まれてしまうという問題点があつた。
れる中央の混合波は、本来、偏光方向の直交している2
光束の混合波で干渉信号はなく、参照信号vrは直流レ
ベルとなるはずであるが、(1)スケール10やビームス
プリツタ20が検光子の作用を多少有するため、更に、
(2)偏光方向の直交が完全ではないため、検光子が無い
にもかかわらず干渉信号が重畳し、参照信号vrに交流
成分が含まれてしまうという問題点があつた。
本考案は、前記従来の問題点を解消するべくなされたも
ので、参照信号に混合波の干渉による交流成分が含まれ
ることがなく、従つて、安定した検出信号が得られる格
子干渉型変位検出装置を提供することを目的とする。
ので、参照信号に混合波の干渉による交流成分が含まれ
ることがなく、従つて、安定した検出信号が得られる格
子干渉型変位検出装置を提供することを目的とする。
本考案は、回折格子が形成されたスケールと、前記回折
格子に光束を照射する光源、及び、前記回折格子によつ
て生成された複数の光束の混合波を光電交換する受光素
子を含む検出器とを備え、前記スケールと検出器の相対
変位に応じて、周期的に変化する検出信号を生成する格
子干渉型変位検出装置において、前記回折格子で生成さ
れた複数の回折光束を混合する前に、個々の回折光束の
一部をそれぞれ抽出又は分離する光学要素と、該抽出又
は分離された回折光をそれぞれ光電変換する2つの受光
素子と、該2つの受光素子の出力を加算して参照信号を
得るための加算器と、該参照信号で前記検出信号のレベ
ル変動の補償を行う回路とを備えることにより、前記目
的を達成したものである。 又、前記回折格子で生成された光束の一部を抽出する光
学要素を、前記回折格子自体とし、前記2つの受光素子
が、0次回折光を検出するようにしたものである。
格子に光束を照射する光源、及び、前記回折格子によつ
て生成された複数の光束の混合波を光電交換する受光素
子を含む検出器とを備え、前記スケールと検出器の相対
変位に応じて、周期的に変化する検出信号を生成する格
子干渉型変位検出装置において、前記回折格子で生成さ
れた複数の回折光束を混合する前に、個々の回折光束の
一部をそれぞれ抽出又は分離する光学要素と、該抽出又
は分離された回折光をそれぞれ光電変換する2つの受光
素子と、該2つの受光素子の出力を加算して参照信号を
得るための加算器と、該参照信号で前記検出信号のレベ
ル変動の補償を行う回路とを備えることにより、前記目
的を達成したものである。 又、前記回折格子で生成された光束の一部を抽出する光
学要素を、前記回折格子自体とし、前記2つの受光素子
が、0次回折光を検出するようにしたものである。
本考案は、前記のような格子干渉型変位検出装置におい
て、回折格子で生成された複数の回折光束を混合する前
に、個々の回折光束の一部を抽出又は分離し、それぞれ
光電変換した後に加算して参照信号を得るようにしてい
る。従つて、参照信号に混合波の干渉による交流成分が
含まれることがなく、安定した検出信号を得ることがで
きる。
て、回折格子で生成された複数の回折光束を混合する前
に、個々の回折光束の一部を抽出又は分離し、それぞれ
光電変換した後に加算して参照信号を得るようにしてい
る。従つて、参照信号に混合波の干渉による交流成分が
含まれることがなく、安定した検出信号を得ることがで
きる。
以下、図面を参照して、本考案の実施例を詳細に説明す
る。 本考案の第1実施例は、第1図に示す如く、回折格子が
形成されたスケール10と、前記回折格子に波長λのレ
ーザビーム14を照射する、レーザダイオード32及び
コリメータレンズ34からなる光源31、及び、前記回
折格子によつて生成された複数の光束の混合波を光電変
換する受光素子22B、22C、検光子28B、28
C、1/4波長板30を含む検出器とを備え、前記スケー
ル10と検出器の相対変位に応じて周期的に変化する検
出信号a、bを生成する格子干渉型変位検出装置におい
て、前記光源31からのレーザビーム14を2分して、
偏光子42A、42Bで互いに直交する偏光方向とした
後、ほぼ対称(入射角θ1θ2)に回折格子上の2つ
の回折点A、Bに入射する光学要素としてのハーフミラ
ー40と、前記異なる回折点A、Bで生成された回折光
束の一部(入射ビームaの0次光と入射ビームbの0次
光)をそれぞれ抽出する光学要素としての前記回折格子
(スケール10)と、該抽出された回折光束をそれぞれ
光電変換し、加算して参照信号vrを得るための2つの
受光素子44A、44B及び加算器45と、該参照信号
vrで前記検出信号a、bのレベル変動の補償を行う回
路としての差演算器46A、46Bとを設けたものであ
る。 前記2つの回折点A、Bでほぼ対称に生成された2つの
1次(回折)光a、bの混合波は、ハーフミラー48に
より、それぞれ検光子28B又は検光子28Cと1/4波
長板30を介して従来例と同様の受光素子22B、22
Cに入射される。 図において、50は、前記受光素子44A、44B、2
2B、22Cの出力をそれぞれ増幅するためのプリアン
プである。 なお前記スケール10上方のハーフミラー40と2個の
偏光子42A、42Bは、1個の偏光ビームスプリツタ
で置換することも可能である。 他の構成は、従来例と同様であるので説明は省略する。 以下、第1実施例の作用を説明する。 スケール10上の回折格子自体によつて抽出された光束
は、0次(回折)光aと0次(回折)光bであり、受光
素子44A、44Bの出力はプリアンプ50で増幅され
た後、加算器45で和演算されて参照信号vrとなる。 一方、受光素子22B、22C及びプリアンプ50によ
つて得られた、位相が90°異なる検出信号a、bは、
レベル変動の補償を行う回路としての差演算器46A、
46Bで参照信号vrを減算されて、検出信号a′、
b′が生成される。 レーザダイオード14の出力変動や、スケール10の汚
れによるレーザビームの強度の減衰に対しては、検出信
号a、bと参照信号vrとは同じ傾向で減衰するため、
最終的な信号a′、b′の直流レベルは安定で、良好な
計数処理ができる。 この際、回折格子で生成された複数の回折光束を混合す
る前に、個々の回折光束の一部を抽出して参照信号vr
としているので、混合波の干渉信号によつて参照信号に
交流成分が含まれてしまうことがなく、安定した参照信
号vr、従つて検出信号a′、b′を得ることができ
る。 本実施例においては、本来無駄となる0次光a、bを活
用するので効率が良い。又、回折光束の一部を抽出する
光学要素を回折格子自体としているので、構成が簡略で
ある。 又、レーザダイオード32の波長λが変化しても、1次
光aと1次光bとは、共に対称に回折角φ1、φ2が小
さくなるので、受光素子22B、22Cに入射する方向
と位置はほぼ一定であり、検出信号は安定である。又、
レーザダイオード32に戻るバツクトークが存在しな
い。更に、スケール10表面での反射光も、直接受光素
子に入射することがない。 次に、第2図を参照して、本考案の第2実施例を詳細に
説明する。 この第2実施例は、前記従来例と同様の、スケール10
と、レーザダイオード32及びコリメータレンズ34か
らなる光源31と、受光素子22B、22C、検光子2
8B、28C、1/4波長板30を含む検出器とを備え、
前記スケール10と検出器の相対変位に応じて周期的に
変化する検出信号を生成する格子干渉型変位検出装置に
おいて、前記光源31からのレーザビーム14を2分す
る光学要素としてのハーフミラー60と、該2分された
光束を同一の入射角θでそれぞれ対称に前記回折格子上
の同一の回折点Cに入射させる光学要素である。一対の
ミラー62A、62Bと、1次(回折)光b、aをそれ
ぞれ偏光子64A、64Bで互いに直交する偏光方向と
し、一対のミラー66A、66Bで反射し、更に、その
一部を分離する光学要素としてのハーフミラー68A、
68Bと、該分離された回折光を光電変換して参照信号
vrを得るための、前記第1実施例と同様の受光素子4
4A、44B及び加算器45と、該参照信号vrで前記
検出信号a、bのレベル変動の補償を行うための、同じ
く前記第1実施例と同様の差演算器46A、46Bとを
備えたものである。 前記入射角θ及び回折角φは、例えば回折格子のピツチ
dが0.5μm、レーザビーム14の波長λが0.78
μmの場合、入射角θ=58.5°、回折角φ=45°
と大きく異なる値に設定されている。これは、入射角θ
と回折角φが近い値とされていると、0次光と1次光が
重畳されるようになつて、検出信号のS/N比が悪化す
るためである。 他の構成及び作用は、前記第1実施例と同様であるの
で、説明は省略する。 本実施例においては、ハーフミラー68A、68Bによ
つて分離した回折光の一部から参照信号vrを作成して
いるので、レーザダイオード32の出力変動やスケール
10の汚れによるレーザビームの強度の減衰の他に、ス
ケール10の回折効率の場所による変動によるレーザビ
ームの強度変化があつても、回折光自体の一部の光を参
照信号vrに変換しているため、検出信号a′、b′の
直流レベルが安定に保たれる。 又、レーザダイオード32の波長λが変化しても、1次
光aと1次光bとは、共に回折角φが共通であるため、
対称に回折角φが小さくなる。従つて、各受光素子22
B、22Cに入射する方向と位置はほぼ一定であり、検
出信号a、bは安定である。又、スケール10表面での
反射光も直接受光素子に入射することがない。更に、回
折点Cが一致しているので、回折格子面の傾きによる誤
差を生じることもない。
る。 本考案の第1実施例は、第1図に示す如く、回折格子が
形成されたスケール10と、前記回折格子に波長λのレ
ーザビーム14を照射する、レーザダイオード32及び
コリメータレンズ34からなる光源31、及び、前記回
折格子によつて生成された複数の光束の混合波を光電変
換する受光素子22B、22C、検光子28B、28
C、1/4波長板30を含む検出器とを備え、前記スケー
ル10と検出器の相対変位に応じて周期的に変化する検
出信号a、bを生成する格子干渉型変位検出装置におい
て、前記光源31からのレーザビーム14を2分して、
偏光子42A、42Bで互いに直交する偏光方向とした
後、ほぼ対称(入射角θ1θ2)に回折格子上の2つ
の回折点A、Bに入射する光学要素としてのハーフミラ
ー40と、前記異なる回折点A、Bで生成された回折光
束の一部(入射ビームaの0次光と入射ビームbの0次
光)をそれぞれ抽出する光学要素としての前記回折格子
(スケール10)と、該抽出された回折光束をそれぞれ
光電変換し、加算して参照信号vrを得るための2つの
受光素子44A、44B及び加算器45と、該参照信号
vrで前記検出信号a、bのレベル変動の補償を行う回
路としての差演算器46A、46Bとを設けたものであ
る。 前記2つの回折点A、Bでほぼ対称に生成された2つの
1次(回折)光a、bの混合波は、ハーフミラー48に
より、それぞれ検光子28B又は検光子28Cと1/4波
長板30を介して従来例と同様の受光素子22B、22
Cに入射される。 図において、50は、前記受光素子44A、44B、2
2B、22Cの出力をそれぞれ増幅するためのプリアン
プである。 なお前記スケール10上方のハーフミラー40と2個の
偏光子42A、42Bは、1個の偏光ビームスプリツタ
で置換することも可能である。 他の構成は、従来例と同様であるので説明は省略する。 以下、第1実施例の作用を説明する。 スケール10上の回折格子自体によつて抽出された光束
は、0次(回折)光aと0次(回折)光bであり、受光
素子44A、44Bの出力はプリアンプ50で増幅され
た後、加算器45で和演算されて参照信号vrとなる。 一方、受光素子22B、22C及びプリアンプ50によ
つて得られた、位相が90°異なる検出信号a、bは、
レベル変動の補償を行う回路としての差演算器46A、
46Bで参照信号vrを減算されて、検出信号a′、
b′が生成される。 レーザダイオード14の出力変動や、スケール10の汚
れによるレーザビームの強度の減衰に対しては、検出信
号a、bと参照信号vrとは同じ傾向で減衰するため、
最終的な信号a′、b′の直流レベルは安定で、良好な
計数処理ができる。 この際、回折格子で生成された複数の回折光束を混合す
る前に、個々の回折光束の一部を抽出して参照信号vr
としているので、混合波の干渉信号によつて参照信号に
交流成分が含まれてしまうことがなく、安定した参照信
号vr、従つて検出信号a′、b′を得ることができ
る。 本実施例においては、本来無駄となる0次光a、bを活
用するので効率が良い。又、回折光束の一部を抽出する
光学要素を回折格子自体としているので、構成が簡略で
ある。 又、レーザダイオード32の波長λが変化しても、1次
光aと1次光bとは、共に対称に回折角φ1、φ2が小
さくなるので、受光素子22B、22Cに入射する方向
と位置はほぼ一定であり、検出信号は安定である。又、
レーザダイオード32に戻るバツクトークが存在しな
い。更に、スケール10表面での反射光も、直接受光素
子に入射することがない。 次に、第2図を参照して、本考案の第2実施例を詳細に
説明する。 この第2実施例は、前記従来例と同様の、スケール10
と、レーザダイオード32及びコリメータレンズ34か
らなる光源31と、受光素子22B、22C、検光子2
8B、28C、1/4波長板30を含む検出器とを備え、
前記スケール10と検出器の相対変位に応じて周期的に
変化する検出信号を生成する格子干渉型変位検出装置に
おいて、前記光源31からのレーザビーム14を2分す
る光学要素としてのハーフミラー60と、該2分された
光束を同一の入射角θでそれぞれ対称に前記回折格子上
の同一の回折点Cに入射させる光学要素である。一対の
ミラー62A、62Bと、1次(回折)光b、aをそれ
ぞれ偏光子64A、64Bで互いに直交する偏光方向と
し、一対のミラー66A、66Bで反射し、更に、その
一部を分離する光学要素としてのハーフミラー68A、
68Bと、該分離された回折光を光電変換して参照信号
vrを得るための、前記第1実施例と同様の受光素子4
4A、44B及び加算器45と、該参照信号vrで前記
検出信号a、bのレベル変動の補償を行うための、同じ
く前記第1実施例と同様の差演算器46A、46Bとを
備えたものである。 前記入射角θ及び回折角φは、例えば回折格子のピツチ
dが0.5μm、レーザビーム14の波長λが0.78
μmの場合、入射角θ=58.5°、回折角φ=45°
と大きく異なる値に設定されている。これは、入射角θ
と回折角φが近い値とされていると、0次光と1次光が
重畳されるようになつて、検出信号のS/N比が悪化す
るためである。 他の構成及び作用は、前記第1実施例と同様であるの
で、説明は省略する。 本実施例においては、ハーフミラー68A、68Bによ
つて分離した回折光の一部から参照信号vrを作成して
いるので、レーザダイオード32の出力変動やスケール
10の汚れによるレーザビームの強度の減衰の他に、ス
ケール10の回折効率の場所による変動によるレーザビ
ームの強度変化があつても、回折光自体の一部の光を参
照信号vrに変換しているため、検出信号a′、b′の
直流レベルが安定に保たれる。 又、レーザダイオード32の波長λが変化しても、1次
光aと1次光bとは、共に回折角φが共通であるため、
対称に回折角φが小さくなる。従つて、各受光素子22
B、22Cに入射する方向と位置はほぼ一定であり、検
出信号a、bは安定である。又、スケール10表面での
反射光も直接受光素子に入射することがない。更に、回
折点Cが一致しているので、回折格子面の傾きによる誤
差を生じることもない。
以上説明した通り、本考案によれば、混合波への干渉信
号の重畳の有無にかかわらず、参照信号に交流成分が含
まれてしまうことがない。従つて、安定した検出信号を
得ることができるという優れた効果を有する。
号の重畳の有無にかかわらず、参照信号に交流成分が含
まれてしまうことがない。従つて、安定した検出信号を
得ることができるという優れた効果を有する。
第1図は、本考案に係る格子干渉型変位検出装置の第1
実施例の構成を示す断面図、第2図は、同じく第2実施
例の構成を示す断面図、第3図は、従来の格子干渉型変
位検出装置の一例の構成を示す断面図である。 10……スケール、 A、B、C……回折点、 14……レーザビーム、 22B、22C、44A、44B……受光素子、 31……光源、 42A、42B、62A、62B……偏光子、 45……加算器、 46A、46B……差演算器、 60、68A、68B……ハーフミラー、 62A、62B……ミラー、 a、b……入射ビーム。
実施例の構成を示す断面図、第2図は、同じく第2実施
例の構成を示す断面図、第3図は、従来の格子干渉型変
位検出装置の一例の構成を示す断面図である。 10……スケール、 A、B、C……回折点、 14……レーザビーム、 22B、22C、44A、44B……受光素子、 31……光源、 42A、42B、62A、62B……偏光子、 45……加算器、 46A、46B……差演算器、 60、68A、68B……ハーフミラー、 62A、62B……ミラー、 a、b……入射ビーム。
Claims (2)
- 【請求項1】回折格子が形成されたスケールと、 前記回折格子に光束を照射する光源、及び、前記回折格
子によつて生成された複数の光束の混合波を光電変換す
る受光素子を含む検出器とを備え、 前記スケールと検出器の相対変位に応じて、周期的に変
化する検出信号を生成する格子干渉型変位検出装置にお
いて、 前記回折格子で生成された複数の回折光束を混合する前
に、個々の回折光束の一部をそれぞれ抽出又は分離する
光学要素と、 該抽出又は分離された回折光をそれぞれ光電変換する2
つの受光素子と、 該2つの受光素子の出力を加算して参照信号を得るため
の加算器と、 該参照信号で前記検出信号のレベル変動の補償を行う回
路と、 を備えたことを特徴とする格子干渉型変位検出装置。 - 【請求項2】前記回折格子で生成された光束の一部を抽
出する光学要素が、前記回折格子自体とされ、前記2つ
の受光素子が、0次回折光を検出するようにされている
実用新案登録請求の範囲第1項記載の格子干渉型変位検
出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988006587U JPH0620969Y2 (ja) | 1988-01-21 | 1988-01-21 | 格子干渉型変位検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988006587U JPH0620969Y2 (ja) | 1988-01-21 | 1988-01-21 | 格子干渉型変位検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01112416U JPH01112416U (ja) | 1989-07-28 |
| JPH0620969Y2 true JPH0620969Y2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=31210894
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988006587U Expired - Lifetime JPH0620969Y2 (ja) | 1988-01-21 | 1988-01-21 | 格子干渉型変位検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0620969Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5380887B2 (ja) * | 2008-04-04 | 2014-01-08 | 株式会社ニコン | 露光方法及びデバイス製造方法、並びに露光装置 |
| JP5734484B2 (ja) * | 2014-03-12 | 2015-06-17 | 太陽誘電株式会社 | 変位計測装置及び変位計測方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5939683A (ja) * | 1982-08-27 | 1984-03-05 | 株式会社日立製作所 | 吊り具 |
-
1988
- 1988-01-21 JP JP1988006587U patent/JPH0620969Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01112416U (ja) | 1989-07-28 |
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