JPH06210002A - 消化管用カテーテル - Google Patents
消化管用カテーテルInfo
- Publication number
- JPH06210002A JPH06210002A JP5024967A JP2496793A JPH06210002A JP H06210002 A JPH06210002 A JP H06210002A JP 5024967 A JP5024967 A JP 5024967A JP 2496793 A JP2496793 A JP 2496793A JP H06210002 A JPH06210002 A JP H06210002A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- catheter
- mandolin
- introduction tube
- tube
- twist structure
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 術者の手間を省くと共に、患者の苦痛を大き
く軽減できる消化管用カテーテルを提供する。 【構成】 ショアA50以上の硬度を持つ軟質導入チュ
ーブ2と、少なくとも一部が複撚り構造または重ね撚り
構造を持つワイヤロープであるマンドリン4を組み合わ
せることにより適度の腰の強さと弾性を有し挿入が容易
で、かつ留置後のマンドリンが例えば円状のループ等を
有している場合であっても抜去や再挿入を容易に行うこ
とができる。
く軽減できる消化管用カテーテルを提供する。 【構成】 ショアA50以上の硬度を持つ軟質導入チュ
ーブ2と、少なくとも一部が複撚り構造または重ね撚り
構造を持つワイヤロープであるマンドリン4を組み合わ
せることにより適度の腰の強さと弾性を有し挿入が容易
で、かつ留置後のマンドリンが例えば円状のループ等を
有している場合であっても抜去や再挿入を容易に行うこ
とができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消化管(胃、十二指
腸、空腸等)に用いられる消化管用カテーテルに関する
ものである。
腸、空腸等)に用いられる消化管用カテーテルに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】消化管用カテーテルは、患者の消化管内
に留置され、内容物の排除、吸引・洗浄、薬液・造影剤
注入、手術後の胃内圧減圧、栄養補給等種々の機能を営
むものであるが、カテーテルの具備すべき条件として
は、 (1)挿入し易いこと、即ち早く咽喉を通過し、食道部
などでとぐろを巻かないことに加え、器官内腔を傷つけ
ないこと及び造影し易いこと、消化管に早く進入できる
こと、このためには胃の幽門を通過し易いこと、蠕動で
十二指腸に進んで行き易いことが必要で、さらに再挿入
ができることが要求される。患者は意識的または無意識
的にカテーテルを引き抜き勝ちであるからである。 (2)必要な期間使用できること、即ち、胃液等の消化
液に耐え、必要期間中折れたり、切れたりせず、詰まり
を起こさず 、かつ先端オリーブ(進行の際、錘の作用
を営む)が離脱しないこと。 (3)栄養剤のほか、他の食物、薬剤が注入できるこ
と。 (4)患者にあまり異物感を与えないこと、このために
は導入管は細いこと、生体適合性があること、目立たな
いこと。等が要求される。 このためには、導入チューブは、その挿入時には弾性と
適度の硬さがあり、一方胃に到達後には蠕動作用により
進入するため非常に柔軟性に富むことが望ましい。従
来、柔軟な導入チューブに弾性の導入用芯線を挿入して
形状を保持し、消化管の所望の部位に到達せしめるよう
にしたものが市販されている。その導入用芯線(マンド
リン,以下、マンドリンと呼称する)としては、例えば
特開昭62−66866に使用されているようなねじら
れたワイヤ、即ち単線の金属線を細い螺旋状管に巻いた
ものが用いられて来た。しかしながら、この螺旋状ワイ
ヤは、ある変位以上において塑性変形を生じ湾曲ぐせが
つき、所定部位への柔軟な繰り出し性を損なったり、オ
リーブ部分から先端部が引き出されたりして、手技に多
大な時間と労苦を要する。この改良方法として、実開昭
60−138547では、屈曲性の実質的管状体内に内
芯として少なくとも一部が超弾性金属体を装着したもの
が提案されている。このものは、前記湾曲ぐせ等の欠点
はないが、管状体に内芯を挿入するため管状体の外径、
従って、カテーテルの管径の細さに限度があり、また構
造も複雑で、コスト高となる。これらに対し、発明者ら
は、軟質導入チューブと4本以上の金属素線を撚り合わ
せてなるワイヤロープ構造を持つマンドリン(実開平2
−8451号)の提案を行なった。しかし、より厳しい
環境において、すなわち、胃等の中でカテーテルがとぐ
ろを巻いたような場合、チューブが旋回を描いているよ
うな場合においては、これら新たな提案においても、マ
ンドリンのカテーテルからの引き抜き難さがあることを
見いだした。
に留置され、内容物の排除、吸引・洗浄、薬液・造影剤
注入、手術後の胃内圧減圧、栄養補給等種々の機能を営
むものであるが、カテーテルの具備すべき条件として
は、 (1)挿入し易いこと、即ち早く咽喉を通過し、食道部
などでとぐろを巻かないことに加え、器官内腔を傷つけ
ないこと及び造影し易いこと、消化管に早く進入できる
こと、このためには胃の幽門を通過し易いこと、蠕動で
十二指腸に進んで行き易いことが必要で、さらに再挿入
ができることが要求される。患者は意識的または無意識
的にカテーテルを引き抜き勝ちであるからである。 (2)必要な期間使用できること、即ち、胃液等の消化
液に耐え、必要期間中折れたり、切れたりせず、詰まり
を起こさず 、かつ先端オリーブ(進行の際、錘の作用
を営む)が離脱しないこと。 (3)栄養剤のほか、他の食物、薬剤が注入できるこ
と。 (4)患者にあまり異物感を与えないこと、このために
は導入管は細いこと、生体適合性があること、目立たな
いこと。等が要求される。 このためには、導入チューブは、その挿入時には弾性と
適度の硬さがあり、一方胃に到達後には蠕動作用により
進入するため非常に柔軟性に富むことが望ましい。従
来、柔軟な導入チューブに弾性の導入用芯線を挿入して
形状を保持し、消化管の所望の部位に到達せしめるよう
にしたものが市販されている。その導入用芯線(マンド
リン,以下、マンドリンと呼称する)としては、例えば
特開昭62−66866に使用されているようなねじら
れたワイヤ、即ち単線の金属線を細い螺旋状管に巻いた
ものが用いられて来た。しかしながら、この螺旋状ワイ
ヤは、ある変位以上において塑性変形を生じ湾曲ぐせが
つき、所定部位への柔軟な繰り出し性を損なったり、オ
リーブ部分から先端部が引き出されたりして、手技に多
大な時間と労苦を要する。この改良方法として、実開昭
60−138547では、屈曲性の実質的管状体内に内
芯として少なくとも一部が超弾性金属体を装着したもの
が提案されている。このものは、前記湾曲ぐせ等の欠点
はないが、管状体に内芯を挿入するため管状体の外径、
従って、カテーテルの管径の細さに限度があり、また構
造も複雑で、コスト高となる。これらに対し、発明者ら
は、軟質導入チューブと4本以上の金属素線を撚り合わ
せてなるワイヤロープ構造を持つマンドリン(実開平2
−8451号)の提案を行なった。しかし、より厳しい
環境において、すなわち、胃等の中でカテーテルがとぐ
ろを巻いたような場合、チューブが旋回を描いているよ
うな場合においては、これら新たな提案においても、マ
ンドリンのカテーテルからの引き抜き難さがあることを
見いだした。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】発明者らは、種々の軟
質導入チューブの硬度と適度な硬度と腰の強さを有し、
外嵌する軟質導入チューブへの張り付き性がなく操作性
の良好なマンドリンの撚り線構造について、試作と臨床
実験を重ね、本発明を完成するに至った。
質導入チューブの硬度と適度な硬度と腰の強さを有し、
外嵌する軟質導入チューブへの張り付き性がなく操作性
の良好なマンドリンの撚り線構造について、試作と臨床
実験を重ね、本発明を完成するに至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】かくして、本発明によれ
ば、カテーテル基部に接続し、先端部にオリーブを取り
付けた軟質導入チューブ及び前記基部及び導入チューブ
を挿通するマンドリンからなるカテーテルであって、前
記軟質チューブの硬度がショアA50以上であり、かつ
前記マンドリンの少なくとも一部が複撚り構造または重
ね撚り構造を持つワイヤロープであることを特徴とする
消化管用カテーテルが提供される。即ち、ショアA50
以上の硬度を持つ軟質導入チューブと少なくとも一部が
複撚り構造または重ね撚り構造を持つワイヤロープであ
るマンドリンとを組み合わせることにより、軟質導入チ
ューブの所望部位への進入を速やかにし、かつ、導入チ
ューブへのマンドリンの挿入、引き抜きを容易にできる
ようにしたものである。ここで、ショアとはASTM
D2240によるプラスチックの硬度測定方法である。
ば、カテーテル基部に接続し、先端部にオリーブを取り
付けた軟質導入チューブ及び前記基部及び導入チューブ
を挿通するマンドリンからなるカテーテルであって、前
記軟質チューブの硬度がショアA50以上であり、かつ
前記マンドリンの少なくとも一部が複撚り構造または重
ね撚り構造を持つワイヤロープであることを特徴とする
消化管用カテーテルが提供される。即ち、ショアA50
以上の硬度を持つ軟質導入チューブと少なくとも一部が
複撚り構造または重ね撚り構造を持つワイヤロープであ
るマンドリンとを組み合わせることにより、軟質導入チ
ューブの所望部位への進入を速やかにし、かつ、導入チ
ューブへのマンドリンの挿入、引き抜きを容易にできる
ようにしたものである。ここで、ショアとはASTM
D2240によるプラスチックの硬度測定方法である。
【0005】
【実施例】本発明の1実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は一部省略正面図で、カテーテル基部1が導入
チューブ2の手元に、オリーブ3が先端部に取り付けら
れ、カテーテル基部からマンドリン4が導入チューブに
挿入され、その先端はオリーブ先端部に達している。カ
テーテル基部1は中硬質プラスチック製で、ルアーテー
パー付きのものが用いられ、図2に示すように、主剤注
入,マンドリン挿入用の筒状部5と該筒状部から分岐し
た枝管6から形成されている。なお、カテーテル基部1
は枝管がなく、単一の筒状部5から形成されるコネクタ
ーでもよい。
る。図1は一部省略正面図で、カテーテル基部1が導入
チューブ2の手元に、オリーブ3が先端部に取り付けら
れ、カテーテル基部からマンドリン4が導入チューブに
挿入され、その先端はオリーブ先端部に達している。カ
テーテル基部1は中硬質プラスチック製で、ルアーテー
パー付きのものが用いられ、図2に示すように、主剤注
入,マンドリン挿入用の筒状部5と該筒状部から分岐し
た枝管6から形成されている。なお、カテーテル基部1
は枝管がなく、単一の筒状部5から形成されるコネクタ
ーでもよい。
【0006】カテーテル基部1は通常使用されるカテー
テル基部材料、例えば塩化ビニル、ポリウレタン、ナイ
ロン、ポリエチレン等から作られる。導入チューブ2は
本実施例では、例えば外径2.7mm、内径1.7mm
でチューブ壁には造影剤として硫酸バリウム20%を練
り込んだ造影ライン7が含まれている。導入チューブは
蠕動を受けるため、できるだけ柔軟であることが好まし
く、軟質プラスチック材料例えばポリウレタン、シリコ
ーン、軟質塩化ビニル樹脂等から作られるが、後述する
ように、軟質チューブからのマンドリンの引き抜き易さ
を検討すると、ショアA50以上の硬度を持つチューブ
が適当であり、該チューブにおいてはチューブを引き上
げることなくスムーズにマンドリンを引き抜くことがで
きることがわかった。好ましくは、ショアA60以上で
ある。硬さの上限は、前述の消化管の蠕動の影響や患者
の受ける苦痛とも関係し、チューブの外径や肉厚にもよ
るが、ショアDで80位までが限界と思われる。
テル基部材料、例えば塩化ビニル、ポリウレタン、ナイ
ロン、ポリエチレン等から作られる。導入チューブ2は
本実施例では、例えば外径2.7mm、内径1.7mm
でチューブ壁には造影剤として硫酸バリウム20%を練
り込んだ造影ライン7が含まれている。導入チューブは
蠕動を受けるため、できるだけ柔軟であることが好まし
く、軟質プラスチック材料例えばポリウレタン、シリコ
ーン、軟質塩化ビニル樹脂等から作られるが、後述する
ように、軟質チューブからのマンドリンの引き抜き易さ
を検討すると、ショアA50以上の硬度を持つチューブ
が適当であり、該チューブにおいてはチューブを引き上
げることなくスムーズにマンドリンを引き抜くことがで
きることがわかった。好ましくは、ショアA60以上で
ある。硬さの上限は、前述の消化管の蠕動の影響や患者
の受ける苦痛とも関係し、チューブの外径や肉厚にもよ
るが、ショアDで80位までが限界と思われる。
【0007】マンドリン4は、図3に示すように必要に
より操作用コネクター8を設けたマンドリン基部からワ
イヤロープ9が延設されている。なお、操作用コネクタ
ーを設けず端部を湾曲させてもよい。ワイヤロープ9
は、少なくともその一部が複撚りまたは重ね撚りであ
る。ここで、複撚りとは、複数の細素線例えば3本又は
7本の素線を単撚りして、子綱(ストランド)を形成
し、この子綱を複数本単撚りした構造で、また、重ね撚
りとは、子綱を芯線としてその外周に必要数の素線を単
撚りした構造を言い、いずれも、単撚りワイヤに代え
て、子綱をワイヤの構成成分とする素線数の多いもので
ある。図4は複撚りワイヤロープ断面図の1例で、素線
12を3本単撚りして得られた子綱13を7本撚り合わ
せた(7×3)ものであり、図5は重ね撚りの場合の断
面構造例で、7本の素線の単撚りからなる子綱を芯線と
し、その外周を12本の素線12を用いて撚り合わせた
(1×19)ものである。素線は、金属線好ましくはス
テンレス鋼線で作られるのが一般的である。次に、先端
部に取り付けられるオリーブ3は、例えばポリウレタ
ン,ポリアミド,軟質塩化ビニル樹脂等の軟質プラスチ
ックスで作られ、図6に示すように、円筒状で、本実施
例では、例えば長さ15mm,外径5mm,内腔径1.5mmで
ある。先端には内部の詰まりを防止し、かつマンドリン
が突き抜けないように0.4mm径の先端孔10が設けら
れていてもよい。
より操作用コネクター8を設けたマンドリン基部からワ
イヤロープ9が延設されている。なお、操作用コネクタ
ーを設けず端部を湾曲させてもよい。ワイヤロープ9
は、少なくともその一部が複撚りまたは重ね撚りであ
る。ここで、複撚りとは、複数の細素線例えば3本又は
7本の素線を単撚りして、子綱(ストランド)を形成
し、この子綱を複数本単撚りした構造で、また、重ね撚
りとは、子綱を芯線としてその外周に必要数の素線を単
撚りした構造を言い、いずれも、単撚りワイヤに代え
て、子綱をワイヤの構成成分とする素線数の多いもので
ある。図4は複撚りワイヤロープ断面図の1例で、素線
12を3本単撚りして得られた子綱13を7本撚り合わ
せた(7×3)ものであり、図5は重ね撚りの場合の断
面構造例で、7本の素線の単撚りからなる子綱を芯線と
し、その外周を12本の素線12を用いて撚り合わせた
(1×19)ものである。素線は、金属線好ましくはス
テンレス鋼線で作られるのが一般的である。次に、先端
部に取り付けられるオリーブ3は、例えばポリウレタ
ン,ポリアミド,軟質塩化ビニル樹脂等の軟質プラスチ
ックスで作られ、図6に示すように、円筒状で、本実施
例では、例えば長さ15mm,外径5mm,内腔径1.5mmで
ある。先端には内部の詰まりを防止し、かつマンドリン
が突き抜けないように0.4mm径の先端孔10が設けら
れていてもよい。
【0008】また、側部には栄養液の流出口としての側
孔11が穿設されている。側孔の内径は2.0mm程度であ
る。側孔は、オリーブ先端側内壁面とオリーブ外表面と
の交差角度が直角以下であることが必要である。即ち、
マンドリンをオリーブに挿入したとき、その先端が側孔
壁に当たっても、側孔から飛び出すことができないよう
にし、安全を確保するためである。なお、必要により、
オリーブ及び導入チューブの器官内腔と接触する部分、
さらにはマンドリン表面にも親水性高分子皮膜を形成せ
しめ、カテーテル操作をより容易にするようにしてもよ
い。
孔11が穿設されている。側孔の内径は2.0mm程度であ
る。側孔は、オリーブ先端側内壁面とオリーブ外表面と
の交差角度が直角以下であることが必要である。即ち、
マンドリンをオリーブに挿入したとき、その先端が側孔
壁に当たっても、側孔から飛び出すことができないよう
にし、安全を確保するためである。なお、必要により、
オリーブ及び導入チューブの器官内腔と接触する部分、
さらにはマンドリン表面にも親水性高分子皮膜を形成せ
しめ、カテーテル操作をより容易にするようにしてもよ
い。
【0009】
【作用】本発明に係る消化管用カテーテルの使用法は、
マンドリンをカテーテル内にセットした状態で、鼻腔か
ら挿入する。この際、マンドリンが複撚りあるいは重ね
撚り構造を有しているために、単線あるいは単撚り構造
のようなワイヤ自身の弾性のためにワイヤが内壁に押し
付けられることによる抵抗を避けることができる。ま
た、断面構造から判るように複撚りあるいは重ね撚り構
造では、外嵌した導入チューブの内壁間とに適度の空間
が確保され、接触摩擦が分散されるとともに潤滑剤保持
性がよく、管内壁に素線が斜め方向で接触し滑り易く、
従って挿入し易く、患者の苦痛が少なく、術者は目的の
部位に確実にカテーテルを留置できる。次にマンドリン
を抜去するが、上述の理由によりスムーズに抜出され、
カテーテルが消化管から抜け出て来るおそれがない。特
に、カテーテルが円を描いていたり弧を描いていたりし
た場合、マンドリンはチューブの内壁に強い力で押し付
けられることになるが、チューブがショアA50以上の
硬度である場合、マンドリンがチューブに食い込んだ
り、チューブに皺を寄せたり、チューブを同時に引っ張
ったりすることなく速やかに抜き取ることができる。こ
のようにして留置されたカテーテルで、吸引や栄養補給
が開始される。
マンドリンをカテーテル内にセットした状態で、鼻腔か
ら挿入する。この際、マンドリンが複撚りあるいは重ね
撚り構造を有しているために、単線あるいは単撚り構造
のようなワイヤ自身の弾性のためにワイヤが内壁に押し
付けられることによる抵抗を避けることができる。ま
た、断面構造から判るように複撚りあるいは重ね撚り構
造では、外嵌した導入チューブの内壁間とに適度の空間
が確保され、接触摩擦が分散されるとともに潤滑剤保持
性がよく、管内壁に素線が斜め方向で接触し滑り易く、
従って挿入し易く、患者の苦痛が少なく、術者は目的の
部位に確実にカテーテルを留置できる。次にマンドリン
を抜去するが、上述の理由によりスムーズに抜出され、
カテーテルが消化管から抜け出て来るおそれがない。特
に、カテーテルが円を描いていたり弧を描いていたりし
た場合、マンドリンはチューブの内壁に強い力で押し付
けられることになるが、チューブがショアA50以上の
硬度である場合、マンドリンがチューブに食い込んだ
り、チューブに皺を寄せたり、チューブを同時に引っ張
ったりすることなく速やかに抜き取ることができる。こ
のようにして留置されたカテーテルで、吸引や栄養補給
が開始される。
【0010】本発明の、ショアA硬度50以上を持つ軟
質導入チューブから複撚り構造または重ね撚り構造を持
つワイヤロープであるマンドリンを引き抜く時に要する
力の測定結果を表1に示す。ここで用いたチューブは、
外径2.7mm、内径1.7mm、長さ120cmであ
り、本チューブの先端近くを直径10cmの円状(ルー
プ状 1回巻き)に保持してある。引抜最小力は、カテ
ーテル基部のみを固定した状態で直径0.9mmのマン
ドリンを引き抜いたときの測定値である。なお、比較例
のチューブ及びマンドリンの各径も同様でマンドリンの
引き抜き測定を行った。結果を同じく表1に示す。
質導入チューブから複撚り構造または重ね撚り構造を持
つワイヤロープであるマンドリンを引き抜く時に要する
力の測定結果を表1に示す。ここで用いたチューブは、
外径2.7mm、内径1.7mm、長さ120cmであ
り、本チューブの先端近くを直径10cmの円状(ルー
プ状 1回巻き)に保持してある。引抜最小力は、カテ
ーテル基部のみを固定した状態で直径0.9mmのマン
ドリンを引き抜いたときの測定値である。なお、比較例
のチューブ及びマンドリンの各径も同様でマンドリンの
引き抜き測定を行った。結果を同じく表1に示す。
【0011】
【表1】 *1) たとえば、「62A」とはショアAで62の硬
度をあらわす。 *2) チューブが一緒に引き出されてしまう。
度をあらわす。 *2) チューブが一緒に引き出されてしまう。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、ショアA50以上の硬
度を持つ軟質導入チューブと、少なくとも一部が複撚り
構造または重ね撚り構造を持つワイヤロープであるマン
ドリンを用いるため、適度の腰の強さと弾性を有し、留
置後のマンドリンが例えば円状のループ等を有している
場合であっても抜去や再挿入が容易に行える消化管用カ
テーテルを提供できる。本カテーテルは術者の手間を省
くと共に、患者の苦痛を大きく軽減でき、きわめて有用
である。
度を持つ軟質導入チューブと、少なくとも一部が複撚り
構造または重ね撚り構造を持つワイヤロープであるマン
ドリンを用いるため、適度の腰の強さと弾性を有し、留
置後のマンドリンが例えば円状のループ等を有している
場合であっても抜去や再挿入が容易に行える消化管用カ
テーテルを提供できる。本カテーテルは術者の手間を省
くと共に、患者の苦痛を大きく軽減でき、きわめて有用
である。
【図1】本発明に係る消化管用カテーテルの一部省略正
面図である。
面図である。
【図2】カテーテル基部の拡大斜視図である。
【図3】マンドリン基部の拡大斜視図である。
【図4】複撚り構造を持つマンドリンワイヤロープ例の
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図5】重ね撚り構造を持つマンドリンワイヤロープ例
の拡大断面図である。
の拡大断面図である。
【図6】オリーブ部分の拡大断面図である。
【図7】比較例単撚り構造のマンドリン例の拡大断面図
である。
である。
【図8】比較例単線構造のマンドリン例の拡大断面図で
ある。
ある。
1 カテーテル基部 2 導入チューブ 3 オリーブ 4 マンドリン 7 造影ライン 8 操作用コネクター 9 ワイヤロープ 11 側孔 12 素線 13 子綱
Claims (1)
- 【請求項1】 カテーテル基部に接続し、先端部にオリ
ーブを取り付けた軟質導入チューブ及び前記基部及び導
入チューブを挿通するマンドリンからなるカテーテルで
あって、前記軟質チューブの硬度がショアA50以上で
あり、かつ前記マンドリンの少なくとも一部が複撚り構
造または重ね撚り構造を持つワイヤロープであることを
特徴とする消化管用カテーテル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5024967A JPH06210002A (ja) | 1993-01-21 | 1993-01-21 | 消化管用カテーテル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5024967A JPH06210002A (ja) | 1993-01-21 | 1993-01-21 | 消化管用カテーテル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06210002A true JPH06210002A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=12152747
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5024967A Pending JPH06210002A (ja) | 1993-01-21 | 1993-01-21 | 消化管用カテーテル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06210002A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008539996A (ja) * | 2005-05-17 | 2008-11-20 | エヌエスゲーネ・アクティーゼルスカブ | 活性因子によって生物を治療する移植可能な療法システム |
| CN110152170A (zh) * | 2019-04-28 | 2019-08-23 | 陈一奇 | 一种鼻肠管 |
| US10772755B2 (en) | 2003-09-09 | 2020-09-15 | Convatec Technologies Inc. | Fecal management appliance and method and apparatus for introducing same |
-
1993
- 1993-01-21 JP JP5024967A patent/JPH06210002A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10772755B2 (en) | 2003-09-09 | 2020-09-15 | Convatec Technologies Inc. | Fecal management appliance and method and apparatus for introducing same |
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| US9364427B2 (en) | 2005-05-17 | 2016-06-14 | Nsgene A/S | Implantable therapy system for treating a living being with an active factor |
| CN110152170A (zh) * | 2019-04-28 | 2019-08-23 | 陈一奇 | 一种鼻肠管 |
| CN110152170B (zh) * | 2019-04-28 | 2024-08-23 | 陈一奇 | 一种鼻肠管 |
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