JPH0621133Y2 - 低誘電率電線 - Google Patents
低誘電率電線Info
- Publication number
- JPH0621133Y2 JPH0621133Y2 JP1988065710U JP6571088U JPH0621133Y2 JP H0621133 Y2 JPH0621133 Y2 JP H0621133Y2 JP 1988065710 U JP1988065710 U JP 1988065710U JP 6571088 U JP6571088 U JP 6571088U JP H0621133 Y2 JPH0621133 Y2 JP H0621133Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulator
- dielectric constant
- core
- electric wire
- low
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Communication Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は高速伝送特性に優れた電子機器用電線に関し、
とくに電気特性に優れた絶縁体被覆を3本撚り乃至4本
撚りの金属導体外周に施した低誘電率電線の構造の改良
に関するものである。
とくに電気特性に優れた絶縁体被覆を3本撚り乃至4本
撚りの金属導体外周に施した低誘電率電線の構造の改良
に関するものである。
従来のこの種の電子機器用電線は、信号の高速伝送特性
または低静電容量を得る線心として、電気特性に優れ
た、とくに誘電率の低い絶縁体を、断面形状の丸形の単
線または同心撚構造の銅、或いは銅を主成分とする金属
導体上に被覆した構造の絶縁線心を適用している。
または低静電容量を得る線心として、電気特性に優れ
た、とくに誘電率の低い絶縁体を、断面形状の丸形の単
線または同心撚構造の銅、或いは銅を主成分とする金属
導体上に被覆した構造の絶縁線心を適用している。
従来のこの種の絶縁線心の誘電率は、被覆絶縁体の有す
る固有の誘電率で決定される。すなわち、被覆絶縁体
に、たとえば発泡ポリオレフイン、或いはそれに類する
低誘電率の絶縁材料を使用した場合においても、絶縁線
心の誘電率は1.3程度が下限である。従つて、従来の
絶縁線心を使用した同軸ケーブルなどにおける信号の伝
送速度、或いは静電容量は使用した絶縁線心の誘電率に
よつて制約され、伝送速度の向上および静電容量の低減
には限りがある。
る固有の誘電率で決定される。すなわち、被覆絶縁体
に、たとえば発泡ポリオレフイン、或いはそれに類する
低誘電率の絶縁材料を使用した場合においても、絶縁線
心の誘電率は1.3程度が下限である。従つて、従来の
絶縁線心を使用した同軸ケーブルなどにおける信号の伝
送速度、或いは静電容量は使用した絶縁線心の誘電率に
よつて制約され、伝送速度の向上および静電容量の低減
には限りがある。
本考案は従来の絶縁線心に代る高速伝送速度及び低静電
容量化を実現し、さらに細径化に対応して外径の低減を
はかつた構造の絶縁線心による低誘電率電線を提供する
ことを目的とするものである。
容量化を実現し、さらに細径化に対応して外径の低減を
はかつた構造の絶縁線心による低誘電率電線を提供する
ことを目的とするものである。
本考案は上述の目的を達成するため、本考案の低誘電率
電線は、断面形状が円形の3本または4本の金属導体を
所要のピツチで撚り合わせた集合体の外周に低誘電率の
絶縁体を重ね巻し、集合体と絶縁体の間に、単心または
5心以上の多心金属導体の外周に絶縁体を重ね巻して形
成される金属導体と絶縁体間の空間部より大なる空間部
を有するとともに、絶縁体を重ね巻した外径が、金属導
体を撚り合わせた集合体の外径の5倍以内の構造を備え
た絶縁線心により構成したことを特徴としている。
電線は、断面形状が円形の3本または4本の金属導体を
所要のピツチで撚り合わせた集合体の外周に低誘電率の
絶縁体を重ね巻し、集合体と絶縁体の間に、単心または
5心以上の多心金属導体の外周に絶縁体を重ね巻して形
成される金属導体と絶縁体間の空間部より大なる空間部
を有するとともに、絶縁体を重ね巻した外径が、金属導
体を撚り合わせた集合体の外径の5倍以内の構造を備え
た絶縁線心により構成したことを特徴としている。
また本考案は上記絶縁線心単心で構成した低誘電率電
線、或いは上記絶縁線心を複数本集合した多心の低誘電
率電線も含むものである。
線、或いは上記絶縁線心を複数本集合した多心の低誘電
率電線も含むものである。
本考案に係る絶縁線心は、断面円形状の丸形の金属導体
3本または4本撚り合わせた集合体の外周に絶縁体を重
ね巻した構造であることから、金属導体を撚り合わせた
集合体の外周と絶縁体の重ね巻の間には空間部が形成さ
れる。
3本または4本撚り合わせた集合体の外周に絶縁体を重
ね巻した構造であることから、金属導体を撚り合わせた
集合体の外周と絶縁体の重ね巻の間には空間部が形成さ
れる。
絶縁線心の誘電率は、金属からなる導体部を除く部分に
おいて、誘電率の異なる部分が存在すると、それら誘電
率の異なる部分を含めた全体の複合体としての等価誘電
率となる。従つて絶縁体の誘電率が同一の場合、比誘電
率が1に近い空気の部分が多い程等価誘電率を低減せし
めることができる。
おいて、誘電率の異なる部分が存在すると、それら誘電
率の異なる部分を含めた全体の複合体としての等価誘電
率となる。従つて絶縁体の誘電率が同一の場合、比誘電
率が1に近い空気の部分が多い程等価誘電率を低減せし
めることができる。
本考案に係る3本または4本の丸形素線を撚り合わせた
金属導体では、通常の単線、或いは7本または19本な
どの多心の同心撚構造の金属導体を使用する場合に比し
て、より大きな空間部を金属導体の集合体と絶縁体の重
ね巻の間に形成することにより、絶縁線心全体として等
価誘電率を低減することができる。
金属導体では、通常の単線、或いは7本または19本な
どの多心の同心撚構造の金属導体を使用する場合に比し
て、より大きな空間部を金属導体の集合体と絶縁体の重
ね巻の間に形成することにより、絶縁線心全体として等
価誘電率を低減することができる。
本考案の構造による低誘電率電線の効果は、電気特性の
優れた金属導体の集合体のまわりの重ね巻した絶縁体と
の間に存在する空間部の大きさに依存することから、同
一外径の金属導体の集合体の場合、絶縁線心の径が大き
くなるに伴ない、すなわち絶縁線心が太くなるに伴つて
効果が薄くなり、十分な効果を得るには、絶縁線心の外
径が金属導体の集合体の外径の5倍以内が好適で、5倍
を越えると、殆んど効果が認められなくなる。以下図面
にもとづき実施例について説明する。
優れた金属導体の集合体のまわりの重ね巻した絶縁体と
の間に存在する空間部の大きさに依存することから、同
一外径の金属導体の集合体の場合、絶縁線心の径が大き
くなるに伴ない、すなわち絶縁線心が太くなるに伴つて
効果が薄くなり、十分な効果を得るには、絶縁線心の外
径が金属導体の集合体の外径の5倍以内が好適で、5倍
を越えると、殆んど効果が認められなくなる。以下図面
にもとづき実施例について説明する。
第1図a,bは本考案の低誘電率電線実施例の断面構造
を示す図である。第1図aは断面形状が円形の丸形素線
からなる金属導体1を3本、所要のピツチで撚り合わせ
た外周に、たとえば低誘電率のプラスチツクテープから
なる絶縁体2を重ね巻した構造の絶縁線心である。ここ
で絶縁線心の外径Bは、金属導体1の撚り合わせた後の
集合体の外径Aの5倍以内に形成される。
を示す図である。第1図aは断面形状が円形の丸形素線
からなる金属導体1を3本、所要のピツチで撚り合わせ
た外周に、たとえば低誘電率のプラスチツクテープから
なる絶縁体2を重ね巻した構造の絶縁線心である。ここ
で絶縁線心の外径Bは、金属導体1の撚り合わせた後の
集合体の外径Aの5倍以内に形成される。
第1図bは、金属導体1を4本撚り合わせた実施例で、
第1図aと同様、絶縁線心の外径Bは、金属導体1を撚
り合わせた集合体の外径Aの5倍以内に形成される。
第1図aと同様、絶縁線心の外径Bは、金属導体1を撚
り合わせた集合体の外径Aの5倍以内に形成される。
第1図aおよび第1図bに断面構造を示した本実施例の
一つの特徴は、3本または4本の金属導体1を収納した
構造とすることにより、5本以上、たとえば通常7本或
いは19本の金属導体1を撚り合わせ集合した電線に比
して、金属導体1と絶縁体2との間に形成される空間部
3を大きくしたことである。
一つの特徴は、3本または4本の金属導体1を収納した
構造とすることにより、5本以上、たとえば通常7本或
いは19本の金属導体1を撚り合わせ集合した電線に比
して、金属導体1と絶縁体2との間に形成される空間部
3を大きくしたことである。
第2図は本考案の低誘電率電線を適用した同軸ケーブル
の実施例の構造概要を示す図である。本実施例の同軸ケ
ーブルは、第1図aに示した金属導体3本収納の絶縁線
心を用いた例である。
の実施例の構造概要を示す図である。本実施例の同軸ケ
ーブルは、第1図aに示した金属導体3本収納の絶縁線
心を用いた例である。
外径0.2mmの銀めつき軟銅線を適用した金属導体4
を3本撚り合わせ集合した集合体の外周に、厚さ75μ
mの多孔質延伸弗素樹脂のテープからなる絶縁体5を重
ね巻して外径を約0.8mmとした絶縁線心を用い、こ
の絶縁線心の外周に厚さ15μmのアルミ貼ポリエステ
ルテープを重ね巻してシールド層6を設け、外層に外被
7を押出被覆した同軸ケーブルである。
を3本撚り合わせ集合した集合体の外周に、厚さ75μ
mの多孔質延伸弗素樹脂のテープからなる絶縁体5を重
ね巻して外径を約0.8mmとした絶縁線心を用い、こ
の絶縁線心の外周に厚さ15μmのアルミ貼ポリエステ
ルテープを重ね巻してシールド層6を設け、外層に外被
7を押出被覆した同軸ケーブルである。
本実施例の低誘電率電線を用いた同軸ケーブルについ
て、誘電率と直接に相関のとれる伝搬遅延時間を測定し
たところ、3.5n sec/mの結果が得られた。
て、誘電率と直接に相関のとれる伝搬遅延時間を測定し
たところ、3.5n sec/mの結果が得られた。
本実施例と同一の構造で、金属導体4の3本撚り集合体
の代りに単心および同心撚導体をそれぞれ収納した絶縁
線心を用い、シールド層および外被を施した比較例の同
軸ケーブルについて、同様に伝搬遅延時間を測定したと
ころ、最良の結果でも、3.7n sec/mであつた。
の代りに単心および同心撚導体をそれぞれ収納した絶縁
線心を用い、シールド層および外被を施した比較例の同
軸ケーブルについて、同様に伝搬遅延時間を測定したと
ころ、最良の結果でも、3.7n sec/mであつた。
すなわち、本考案の構造の絶縁線心を用いた同軸ケーブ
ルは、通常の比較例の構造の絶縁線心を用いた同軸ケー
ブルに比し、約6%の伝送速度の向上が得られることを
確認した。
ルは、通常の比較例の構造の絶縁線心を用いた同軸ケー
ブルに比し、約6%の伝送速度の向上が得られることを
確認した。
また静電容量について測定した結果、本考案による絶縁
線心を用いた同軸ケーブルは、従来の単心または同心撚
導体を収納する構造の絶縁線心を用いた同軸ケーブルに
比し、約10%低い値であり、同一寸法で、より低静電
容量の特性が得られた。すなわち、本考案にかかる同軸
ケーブルの誘電率は、従来構造の絶縁線心を用いた同軸
ケーブルに比し、同一絶縁材料を用い、同一寸法で形成
した構造では10%低減されることが確認された。
線心を用いた同軸ケーブルは、従来の単心または同心撚
導体を収納する構造の絶縁線心を用いた同軸ケーブルに
比し、約10%低い値であり、同一寸法で、より低静電
容量の特性が得られた。すなわち、本考案にかかる同軸
ケーブルの誘電率は、従来構造の絶縁線心を用いた同軸
ケーブルに比し、同一絶縁材料を用い、同一寸法で形成
した構造では10%低減されることが確認された。
〔考案の効果〕 以上説明したように、本考案の低誘電率電線は、丸形素
線の金属導体3本または4本を所要のピツチで撚り合わ
せた金属導体集合体に、電気特性の優れた、とくに低誘
電率のテープ状の絶縁体を巻付けた構造の絶縁線心から
構成されていることから、低誘電率の絶縁電線を実現す
ることができ、信号の伝送速度の向上および静電容量の
低減、さらには同じ性能を備えた従来構造の絶縁電線に
比し、外径が細径となり細線化にも有効となる。
線の金属導体3本または4本を所要のピツチで撚り合わ
せた金属導体集合体に、電気特性の優れた、とくに低誘
電率のテープ状の絶縁体を巻付けた構造の絶縁線心から
構成されていることから、低誘電率の絶縁電線を実現す
ることができ、信号の伝送速度の向上および静電容量の
低減、さらには同じ性能を備えた従来構造の絶縁電線に
比し、外径が細径となり細線化にも有効となる。
従つて本考案の低誘電率電線は、とくに高速伝送の要求
される電子機器および低静電容量の利点を生かした音響
機器へ適用して効果があり、加えて細線化による実装密
度の向上にも寄与する。
される電子機器および低静電容量の利点を生かした音響
機器へ適用して効果があり、加えて細線化による実装密
度の向上にも寄与する。
第1図a,bは本考案の低誘電率電線実施例の断面構造
図、第2図は本考案の低誘電率電線を適用した同軸ケー
ブル実施例の構造概要図である。 1……金属導体、2,5……絶縁体、3……空間部、4
……金属導体、5……絶縁体、6……シールド層、7…
…外被
図、第2図は本考案の低誘電率電線を適用した同軸ケー
ブル実施例の構造概要図である。 1……金属導体、2,5……絶縁体、3……空間部、4
……金属導体、5……絶縁体、6……シールド層、7…
…外被
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 森 昭典 栃木県鹿沼市さつき町3番3号 住友電気 工業株式会社関東製作所内 (72)考案者 上木戸 耕三 東京都港区芝5丁目33番1号 日本電気株 式会社内 (72)考案者 西山 倫明 東京都港区芝5丁目33番1号 日本電気株 式会社内 (72)考案者 高本 光男 東京都港区芝5丁目33番1号 日本電気株 式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−126207(JP,A) 実開 昭62−71822(JP,U)
Claims (3)
- 【請求項1】断面形状が円形の3本または4本の金属導
体(1)を所要のピツチで撚り合わせた集合体の外周に、 低誘電率の絶縁体(2)を重ね巻し、 前記集合体と絶縁体の間に、単心または5心以上の多心
金属導体の外周に絶縁体を重ね巻して形成される金属導
体と絶縁体間の空間部より大なる空間部(3)を有し、 前記絶縁体(2)を重ね巻きした外径(B)が前記金属導
体(1)を撚り合わせた集合体の外径(A)の5倍以内の
構造を備えた絶縁線心からなることを特徴とする低誘電
率電線。 - 【請求項2】請求項1記載の絶縁線心単心からなる低誘
電率電線。 - 【請求項3】請求項1記載の絶縁線心を多心集合してな
る多心の低誘電率電線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988065710U JPH0621133Y2 (ja) | 1988-05-18 | 1988-05-18 | 低誘電率電線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988065710U JPH0621133Y2 (ja) | 1988-05-18 | 1988-05-18 | 低誘電率電線 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01168918U JPH01168918U (ja) | 1989-11-29 |
| JPH0621133Y2 true JPH0621133Y2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=31291138
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988065710U Expired - Lifetime JPH0621133Y2 (ja) | 1988-05-18 | 1988-05-18 | 低誘電率電線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0621133Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7214880B2 (en) * | 2002-09-24 | 2007-05-08 | Adc Incorporated | Communication wire |
| JP5062200B2 (ja) | 2009-02-26 | 2012-10-31 | 住友電気工業株式会社 | 同軸ケーブルの製造方法 |
-
1988
- 1988-05-18 JP JP1988065710U patent/JPH0621133Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01168918U (ja) | 1989-11-29 |
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