JPH06212670A - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JPH06212670A
JPH06212670A JP5004279A JP427993A JPH06212670A JP H06212670 A JPH06212670 A JP H06212670A JP 5004279 A JP5004279 A JP 5004279A JP 427993 A JP427993 A JP 427993A JP H06212670 A JPH06212670 A JP H06212670A
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washing
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 手指の洗浄のために用いられる水、石鹸液、
消毒液をそれぞれ吐出するノズル6、7、8、と、各ノ
ズル付近にそれぞれ備えられ、各ノズルへ接近する手指
をそれぞれ検出するセンサ9、10、11と、手指が接
近するノズルの順序を点滅によって示す誘導ランプ1
5、16、19、20、21、22と、誘導ランプによ
って一つのノズルが示されている状態を検出し、ノズル
に対応するセンサによる手指の検出動作を検出して、ノ
ズルから、各流体を吐出させる制御を行う制御回路47
とを含む洗浄装置1。 【効果】 各個別作業を手指の十分な洗浄に必要な予め
定める期間に亘り行うことができ、従って、手指の洗浄
を高い清浄度となるように行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例として医療、食品製
造業あるいは接客業等に従事する人員の手指の洗浄のた
めに用いられる手洗い装置などの洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】医療や食品製造業等、その性格上、清潔
さが強く要求される業務分野がある。このような業務分
野において、とりわけ、患者に触れ、あるいは製造され
る食品に触れる手指の清潔さが要求される。従って、こ
のような業務を行う施設に於て、手指の洗浄装置が備え
られ、あるいは洗浄装置を備えた洗浄室などが設けられ
ている。このような洗浄装置は、洗浄用の水をノズルか
ら吐出する吐水装置、石鹸液をノズルから吐出する石鹸
液吐出装置等を備えている。このような各種装置は、相
互に比較的近い位置に配置され、手指の洗浄の為の一連
の作業に便利であるように構成されている。
【0003】この洗浄装置を用いて手指の洗浄を行うに
は、以下の複数の個別作業を順次行う。まず水を吐出さ
せて手指を濡らす予洗を行う。次に石鹸液を吐出させ、
両手を擦り合わせて手指を石鹸液で洗浄する。石鹸液に
よる洗浄が十分に行われると、再度水を吐出させ、手指
の洗浄と石鹸分の除去とを行う。次に紙や布などを用い
て、あるいは温風を用いて、手指の乾燥を行う。次に、
消毒液等を用いて手指の消毒を行う。
【0004】この洗浄装置が、洗浄用の専用の洗浄室に
設けられている場合、出入り用のドアを自動ドアとし、
洗浄室の出入りに際して、ドアに手指が触れないように
する場合がある。
【0005】また、従来の洗浄装置に於て、下記の技術
が採用される場合がある。即ち、手指の洗浄に必要な前
記各個別作業が十分に行われたかどうかが、各作業の経
過時間等に基づいて判断される。手指の十分な洗浄が行
われていないと判断されたときには、この洗浄室のドア
を閉鎖し、手指の十分な洗浄が行われることが判断され
るまで閉鎖する。これにより、手指の不用意な汚染が防
止され、医療における患者などに対する細菌などによる
汚染、あるいは製造された食品の細菌などによる汚染が
防止される。
【0006】従来の洗浄装置において、洗浄に必要な前
記各個別作業は、手動モードあるいは強制モードのいず
れかで行われる。手動モードの洗浄装置に於て、洗浄用
の前記水などの各種流体が吐出されるノズル付近に操作
ボタンがそれぞれ設けられ、各操作ボタンを操作するこ
とによって、水などの吐出が一定時間行われる。従っ
て、任意の個別作業から開始し、任意の個別作業で終了
することができる。また、一つの個別作業を、任意回数
繰り返し行うことができる。一方、この手動モードの洗
浄装置に於て、個別作業の省略や、個別作業の作業時間
不足などが生じ易く、手指の洗浄が不十分になり易いと
いう問題点が存在してる。
【0007】一方、強制モードは、手指の洗浄における
前記手順に従う各流体の吐出などを、使用者の操作に基
づくことなく、洗浄装置が自動的に実行するものであ
る。即ち、洗浄装置は、予洗のための水の吐出を予め定
める時間行い、石鹸液の吐出を予め定める時間行う。次
に、再度、水の吐出を予め定める時間行る。操作者は、
洗浄装置のこのような動作順序に従って、各ノズルの下
に手を差し出す。これにより、手指の洗浄が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の強制モードの洗
浄装置に於て、各個別作業に用いられる各流体の吐出
は、予め定める順序に従い、予め定める吐出時間に亘り
行われる。従って、手指の汚損の程度によって、前記予
め定められた時間の個別作業では、手指の洗浄が不十分
になる場合がある。従来では、このような場合に於い
て、個別作業は強制的に進行するので、全てが終了しな
い中間段階に於いて、既に終了した個別作業を再度行う
ことが困難であるという問題点を有している。
【0009】また、従来の洗浄装置に於いて、各個別作
業は、予め定めた順序に従い、予め定めた動作時間だけ
実行される。従って、次に行うべき個別作業に用いられ
る流体が、対応するノズルの下に被洗浄体が出されてい
ない状態で吐出することになる。即ち、被洗浄体をノズ
ルの下に置くまで、吐出される流体が無駄に消費される
という問題点を有している。
【0010】本発明は、上記問題点を解決しようとして
成されたものであり、被洗浄体の洗浄を高い清浄度で行
うことができる洗浄装置を提供することが本発明の目的
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の洗浄装置は、被
洗浄体の洗浄のために用いられる複数種類の流体をそれ
ぞれ吐出する複数のノズルと、各ノズル付近にそれぞれ
備えられ、各ノズルへ接近する被洗浄体をそれぞれ検出
する複数の検出手段と、一つのノズルからの流体による
洗浄が予め定める条件を満たすように行われたとき、被
洗浄体が接近するノズルの順序を示す誘導情報を出力す
る誘導手段と、誘導手段によって一つのノズルが示され
ている状態を検出し、該ノズルに対応する検出手段によ
る被洗浄体の検出動作を検出して、該ノズルから流体を
吐出させる制御手段とを備えており、そのことにより上
記目的が達成される。
【0012】本発明の洗浄装置において、前記誘導手段
は、前記各ノズル付近にそれぞれ備えられ、各誘導手段
がそれぞれ前記誘導情報を出力することにより、前記被
洗浄体が接近するノズルの順序が示されるとを備えてお
り、そのことにより上記目的が達成される。
【0013】
【作用】本発明の洗浄装置を用いて、被洗浄体を洗浄し
ようとするとき、被洗浄体を複数の検出手段のいずれか
一つに近接させる。検出手段が被洗浄体を検出すると、
制御手段によって、この検出手段による検出動作が検出
される。また、一つのノズルからの流体による洗浄が予
め定める条件を満たすように行われたとき、誘導手段に
よって、被洗浄体が接近するノズルの順序を示す誘導情
報が出力される。即ち、誘導手段によって、指示される
一つのノズルからの流体によって、被洗浄体が洗浄され
るように、誘導手段が誘導する。制御手段は、誘導手段
によって一つのノズルが示されている状態を検出し、か
つ該ノズルに対応する検出手段による被洗浄体の検出動
作を検出して、該ノズルから流体を吐出させる。
【0014】従って、一つのノズルからの流体による被
洗浄体の洗浄が、予め定める条件を満たすように行われ
ない場合、誘導手段による次の個別作業への誘導が行わ
れない。従って、一つの個別作業を、前記誘導手段によ
る次の個別作業への誘導が行われるまで持続して行うこ
とになる。これにより、各個別作業を被洗浄体の十分な
洗浄に必要な予め定める期間に亘り行うことができる。
従って、被洗浄体の洗浄を高い清浄度となるように行う
ことができる。
【0015】一つの個別作業が予め定める期間に亘り行
われると、使用者は誘導手段によって次の個別作業に誘
導される。このように誘導された状態で、次の個別作業
に属する検出手段によって、被洗浄体が検出されたとき
に、ノズルから洗浄に用いられる流体が吐出する。従っ
て、次に行うべき個別作業に用いられる流体が、対応す
るノズルの下に被洗浄体が出されていない状態で吐出す
ることが防止され、吐出される流体の資源の節約を図る
ことができる。また、使用者は前記水などの吐出によっ
て、次の個別作業に強制されないので、各個別作業にお
ける前記予め定める期間以上の、使用者が必要と判断す
る期間に亘り、各個別作業を実行することができ、手指
の清浄度を格段に向上することができる。
【0016】本発明の洗浄装置として、前記複数種類の
流体をそれぞれ吐出する複数のノズル及び各ノズルから
前記複数種類の流体を吐出する装置を一体的に構成した
場合、前記複数種類の流体毎の装置を組合せた場合と比
較し、洗浄動作を行う使用者の作業が簡略化される。
【0017】
【実施例】本発明を実施例について以下に説明する。図
1〜図25に本発明の一実施例を示す。図1は本発明の
一実施例の洗浄装置1の正面図であり、図2は洗浄装置
1の側面図であり、図3は洗浄装置1の平面図である。
【0018】(A) 洗浄装置1の構成 洗浄装置1は、医療分野や食品製造業等、その性格上、
従事者の清潔さが要求される業務分野に好適に用いられ
る。このような業務分野において、患者に触れ、あるい
は製造される食品に触れる手指の清潔さが特に要求され
る。このような業務分野に於て、業務の前後に、とりわ
け業務の開始に先立って、手指の洗浄が励行されてい
る。このような業務の施設において、手指の洗浄装置が
備えられ、あるいは手指の洗浄装置を備えた洗浄室など
が設けられている。
【0019】本実施例の洗浄装置1は、水と石鹸液と消
毒液とを吐出あるいは噴霧して、使用者の手指の洗浄を
行う。また、洗浄装置1は、動作モードとして、通常モ
ードと誘導モードとを有する。通常モードは、各ノズル
6〜8からの水、石鹸液及び消毒液の吐出及び噴霧を、
各ノズル6〜8の近傍に設けられている、例として赤外
線センサなどからなるセンサ9、10、11による手指
の検出動作に基づいて行う動作モードである。誘導モー
ドは、例として石鹸液による手洗いを使用者が行ってい
るとき、予め定める条件が成立すると、水を吐出するノ
ズル6に対応する誘導ランプ16が点滅して、水による
手洗いを行うように使用者を誘導する動作モードであ
る。即ち、洗浄動作の各個別作業の持続期間及び各個別
作業間の移行の指示を、例としてパイロットランプの点
灯などによって使用者に報知し、使用者を次の個別作業
に誘導する。
【0020】また、本実施例の洗浄装置1は、手指の洗
浄を行う環境を清浄に維持するために、自動ドアを有す
る洗浄室の内部に設置され、自動ドアの制御装置77と
電気的に接続される場合がある。即ち、自動ドアは、洗
浄すべき手指をドアに非接触とするために、赤外線セン
サなどの検出素子を用いて入室及び退室の為に開閉制御
される。一方、手指の洗浄が不十分であれば、重大な事
故が発生する可能性がある。従って、本実施例に於て、
洗浄装置1の使用者が洗浄室内に入室すると、自動ドア
の制御装置77に室内の前記素子による人の検出出力の
制御装置77への取り込みを禁止する。即ち、手指の洗
浄が不十分であれば、前記検出素子が退室しようとする
人のドアへの接近を検出しても、ドア駆動用のモータ7
8の駆動を禁止し、自動ドアが開放駆動されないように
する。手指の洗浄が十分に行われたときに、自動ドアの
制御装置77に開放許可信号を出力し、ドアを退室のた
めに開放可能とする。
【0021】洗浄装置1は、例として壁に固定されるカ
バー2を備え、カバー2の上端に手洗器3が配置され
る。手洗器3の上端の背後側にヘッダ4が配置される。
ヘッダ4において、前記背後側から手洗器3の凹所5の
上方の位置に延びる突出部12、13、14がそれぞれ
設けられる。突出部12〜14の各下面において、前記
凹所5にそれぞれ対向した位置に、水を吐出するノズル
6、石鹸液を吐出するノズル7及び消毒液を噴霧するノ
ズル8がそれぞれ設けられる。突出部12〜14の各下
面において、各ノズル6、7及び8の近傍に、各ノズル
6、7及び8への手指等の接近を検知する、例として赤
外線センサなどからなるセンサ9、10、11がそれぞ
れ配置される。
【0022】突出部12の上面に於て、後述する予洗動
作を指示する誘導ランプ15と、水による手洗い動作へ
の作業の移行を指示する誘導ランプ16と、ノズル6か
ら水を吐出させるための操作ボタン41とが配置され
る。突出部13の上面に於て、電源ランプ17と、石鹸
液の不足を報知するランプ18と、石鹸液による手洗へ
の作業の移行を指示する誘導ランプ19と、ノズル7か
ら石鹸液を吐出させるための操作ボタン42とがそれぞ
れ配置される。突出部14の上面に於て、手拭き動作へ
の作業の移行を指示する誘導ランプ20と、消毒液によ
るて手指の消毒動作への作業の移行を指示する誘導ラン
プ21と、消毒液の不足を報知するランプ22と、ノズ
ル8から消毒液を噴霧させるための操作ボタン43とが
配置される。これらの誘導ランプ15、16、19、2
0、21を含んで、誘導手段が構成される。
【0023】前記カバー2の内部に於て、石鹸液タンク
23と消毒液タンク24とが設けられ、各タンク23、
24は、予め定める残量になると検出信号を発生するフ
ロートスイッチ25、26をそれぞれ備える。石鹸液タ
ンク23内の石鹸液は、吐出ポンプ27を介して前記ノ
ズル7に供給され、消毒液タンク24内の消毒液は、噴
霧ポンプ29を介して前記ノズル8に供給される。一
方、外部から供給される水道水などの上水は、電磁弁3
0を介して前記ノズル6に供給される。
【0024】カバー2の内部には、洗浄装置1の後述す
る制御動作を実現する集積回路素子などを備える配線基
板などが収納された基板ボックス31が設けられる。基
板ボックス31の前面に於て、例としてロータリスイッ
チからそれぞれ構成され、石鹸液の吐出時間、水の吐出
時間、消毒液の噴霧時間及び手拭き時間をそれぞれ設定
する設定スイッチ32、33、34、35が配置され
る。前記前面に於て、石鹸液、水及び消毒液の吐出及び
噴霧の状態をそれぞれテストするためのテストスイッチ
36、37、38がそれぞれ配置される。また、前記前
面に於て、本実施例の洗浄装置1の動作状態を、後述す
る通常モードと誘導モードとの間で切り換えるモード切
換スイッチ39と、誘導モードに於て、後述する第1誘
導モードと第2誘導モードとの間で動作状態を切り換え
るモード切換スイッチ40とが配置される。カバー2の
前面に於て、洗浄装置1の起動/停止を切り換える運転
スイッチ65が配置される。
【0025】図4は、洗浄装置1の電気的構成を示す配
線図であり、図5は洗浄装置1の機能を説明するブロッ
ク図である。前記各センサ9〜11は、各センサ9〜1
1からの信号の波形整形或は信号のレベル増幅などを行
う増幅回路44を介して、制御回路47に接続される。
制御回路47は、例としてマイクロコンピュータを含ん
で構成され、前記各センサ9〜11などからの信号の受
信と信号処理及び信号の出力などを、ROM(リードオ
ンリメモリ)等に記憶された予め定められたプログラム
に基づいて実行する。
【0026】制御回路47は制御信号を駆動回路48に
供給し、駆動回路48は、例として100vなどの電圧
レベルの駆動信号を、前記ポンプ27、29及び電磁弁
30に出力し、ポンプ27、29及び電磁弁30が制御
される。制御回路47には、例として交流100vの電
源が接続され、この電源が前記駆動回路48にも接続さ
れる。
【0027】制御回路47は、AND部49、50、5
1を備え、AND部49、50、51へ、モード切換ス
イッチ39をそれぞれ介して、各センサ9〜11からの
信号がそれぞれ入力され、かつ各操作ボタン41、4
2、43からの信号がそれぞれ入力される。各AND部
49〜51の出力は、各駆動回路52、53、54に入
力される。駆動回路52、53、54は、前記吐出ポン
プ27、電磁弁30並びに消毒液用の噴霧ポンプ29を
それぞれ駆動する。
【0028】駆動回路52には、設定スイッチ32によ
って設定される石鹸液の吐出時間を計時する経過タイマ
55と、後述する予洗時間を計時するタイマ56とが接
続される。駆動回路53には、設定スイッチ33によっ
て設定される水の吐出時間を計時する経過タイマ57が
接続される。水で洗浄した手指を、乾燥した布や紙など
のタオルで拭くか、あるいは乾燥した温風によって乾燥
させる拭き時間を設定する前記設定スイッチ35によっ
て設定された前記拭き時間を計時するタイマ58が、経
過タイマ57に接続される。また、制御回路47に於
て、後述するように用いられるオンディレータイマ6
6、オフディレータイマ69、経過タイマ72、73、
初期モード復帰タイマ56及び経過タイマ76が設けら
れる。駆動回路54には、前記設定スイッチ34によっ
て設定される消毒液の吐出時間を計時する上限タイマ5
9が接続される。前記各ランプ19、16、20、2
1、15は、ランプ駆動回路60、61、62、63、
64によって、後述するように点灯あるいは点滅駆動さ
れる。
【0029】(B) 洗浄装置1の動作 図6は、洗浄装置1の通常モードにおける動作を説明す
るタイムチャートであり、図7〜図10は洗浄装置1の
前記通常モードに於ける動作を説明するフローチャート
である。洗浄装置1が設置されている洗浄室には、自動
ドアが設置され、入室及び退室のためのドアの開閉を、
室外および室内に設置される例として赤外線センサなど
の検出素子による検出動作によって行う。洗浄室へ入室
するためにドアの前に人が立つと、前記室外の前記セン
サが人を検出してドアを開放する。洗浄室内に、使用者
が入室すると、洗浄装置1は、入室者が手指の洗浄が不
十分な状態で退室することを防止するために、自動ドア
の制御装置77への前記室内のセンサによる検出出力の
取り込みを禁止する。即ち、前記室内のセンサによって
人が検出されても、ドア駆動用のモータ78の駆動を禁
止する。洗浄装置1に於て、前記運転スイッチ65を操
作して電源を投入すると、制御回路47は、図7ステッ
プa1において、洗浄装置1の動作モードが、通常モー
ドと誘導モードとのいずれであるかを判断する。
【0030】(a) 通常モード (1) 各動作の選択 モード切換スイッチ39によって、洗浄装置1の動作モ
ードが通常動作モードに設定されていると、ステップa
1の判断が肯定になり、ステップa2において水用セン
サ9による使用者の手指の検出が判断される。ステップ
a1において判断が否定であれば、処理は図12に示さ
れるステップb1に移り、後述する誘導モードが開始さ
れる。ステップa2において判断が肯定であれば、図8
に示されるステップa20に処理が移り、水の吐出動作
に関する処理が行われる。次にステップa3の消毒液の
液量の確認処理が行われる。ステップa3の処理の詳細
は、図9に示される。その後、ステップa4に於て、消
毒液用センサ11による手指の検出が判断される。ステ
ップa4の判断が肯定になると、図10に示されるステ
ップa37に処理が移り、消毒液の噴霧に関する処理が
行われる。
【0031】(2) 石鹸液の吐出に関する処理 ステップa4の判断が否定であれば、ステップa5にお
いてフロートスイッチ25によるタンク23内の石鹸液
の液量が比較的少量であることの検知、即ちフロートス
イッチ25のオンが判断される。図6(7)に示される
ように時刻t1において、フロートスイッチ25がオン
すると、ステップ5の判断が肯定になり、ステップa6
に於て、前記フロートスイッチ25がオンして以降、石
鹸液用の吐出ポンプ27が駆動される度に、その駆動回
数n1が+1インクリメントされる計数動作が行われ、
計数結果n1が、予め定める数値N1に到達したかどう
かが判断される。この数値N1は、石鹸液の1回の吐出
量とタンク23の容量とから算出される。この判断が否
定であれば、ステップa7において、図6(12)に示
されるように時刻t1において、石鹸液の補充を促すラ
ンプ18が点滅する。その後、処理はステップa8に移
る。前記ステップa6の判断が肯定であれば、ステップ
a9において、図6(12)に示されるように時刻t2
において、前記ランプ18が点灯し処理はステップa5
に戻る。
【0032】即ち、石鹸液の減少を、フロートスイッチ
25が検出した段階において、ランプ18は点滅し、こ
の点滅によって、使用者に石鹸液が比較的少量となって
いて、補充が必要であることを報知する。更に、吐出ポ
ンプ27の駆動回数n1が、前記数値N1に到達した場
合、石鹸液が極めて少量であって、早急に補充が必要で
あることをあることを、前記ランプ18の点灯によっ
て、使用者に報知する。このような石鹸液の補充が必要
な状態に於て、図6(1)に示されるように時刻t3に
おいて、石鹸液用センサ10が手指を検出しても、制御
回路47は、吐出ポンプ27を駆動しない。
【0033】一方、ステップa5の判断が否定であれ
ば、処理はステップa10に移る。このような判断が成
立するのは、前記タンク23内に石鹸液が十分に残って
いる場合か、あるいは、タンク23に石鹸液が補充され
た直後の場合である。このような場合、ステップa10
に於て、図6(12)に示されるように時刻t4におい
て、ランプ18が消灯され、ステップa11に於て、前
記駆動回数n1が例として0となるようにクリアされ
る。ステップa8に於て、前記石鹸液用センサ10が使
用者の手指を検知したオン状態であるかどうかが判断さ
れる。この判断が否定であれば、処理はステップa2に
戻る。
【0034】図6(1)に示されるように時刻t5にお
いて、石鹸液用センサ10が手指を検出すると、ステッ
プa8の判断が肯定になり、ステップa12に於て、オ
ンディレータイマ66が起動される。ここで、図6
(2)、同図(3)及び(9)に示されるように、洗浄
装置1の各センサ9〜11からの信号は、最先に手指を
検出したものからの信号が優先され、2番目以降に手指
を検出したセンサからの信号は、前記制御回路47で処
理されずキャンセルされる。
【0035】ステップa13に於て、前記オンディレー
タイマ66が予め定める限時時間T1を計時したかどう
かが判断される。この判断が否定なら処理はステップa
2に戻る。このオンディレータイマ66は、洗浄装置1
の不要動作を防止するために用いられる。この不要動作
とは、石鹸液用センサ10が、小生物の移動あるいはい
たずらなどによって瞬間的な検出動作を行い、これによ
りノズル7から石鹸液が吐出することである。ステップ
a13の判断が肯定なら、ステップa14に於て、石鹸
液の吐出時間T2を計時する経過タイマ55が起動され
る。
【0036】ステップa15に於て、図6(9)に示さ
れるように時刻t6において、吐出ポンプ27が起動さ
れ、石鹸液がノズル7から吐出される。ステップa16
に於て、前記タイマ67が限時時間T2を計時したかど
うかが判断され、前記限時時間T2の計時まで、吐出ポ
ンプ27を駆動する。ステップa17に於て、図6
(9)に示されるように時刻t7において、前記ポンプ
27が停止される。即ち、この吐出ポンプ27は、石鹸
液用センサ10が前記限時時間T2より長く手指を検出
すると起動され、検出時間が限時時間T2より短いと吐
出ポンプ27は起動されない。その後、石鹸液用センサ
10が手指を検出しなくなっても、石鹸液の吐出動作が
継続される。
【0037】その後、ステップa18に於て、前記石鹸
液用センサ10が使用者の手指を検知したかどうかを判
断する。石鹸液用センサ10が、使用者の手指を検知し
ていれば、ステップa17において、前記ポンプ27が
停止状態を維持し、手指を検出していなければ、処理は
ステップa2に戻る。
【0038】前記ステップa18において判断が肯定と
なるのは、例として以下の場合である。即ち、ステップ
a8において石鹸液用センサ10が検出した手指が、前
記吐出ポンプ27が停止しても、石鹸液用センサ10の
検知範囲に存在したままの場合や、石鹸液用センサ10
によって検出された手指を、センサ10の検知範囲から
一旦外した後に、再度石鹸液用センサ10の検知範囲に
挿入した場合などである。前記限時時間T2に亘るポン
プ27の動作が停止すると、他のノズル6、8からの水
や消毒液の吐出あるいは噴霧が行われない限り、吐出ポ
ンプ27が直ちに動作を再開することが防止される。
【0039】(3) 水の吐出に関する処理 図6(2)に示されるように時刻t8において、水用セ
ンサ9が手指を検出した場合、前記ステップa2の判断
が肯定になり、処理は図8に示すフローチャートのステ
ップa20に移る。ステップa20に於て、図6(1
0)に示されるように時刻t8において、オンディレー
タイマ66が、予め定める限時時間T3の計時を開始す
る。ステップa21に於て、オンディレータイマ66
が、前記限時時間T3を計時したかどうかを判断し、限
時時間T3が経過するまでオンディレータイマ66が計
時を行う。このオンディレータイマ66も、水用センサ
9の前述したような不要動作を防止するために用いられ
る。
【0040】オンディレータイマ66が前記限時時間T
3を計時すると、ステップa22に於て、水の吐出時間
の上限値T4を計時する上限タイマ68が計時を開始す
る。ステップa23に於て、電磁弁30が開弁状態に切
り換えられ、ステップa24に於て、水用センサ9が手
指を検知したかどうかを判断する。この判断が肯定なら
ば、ステップa25に於て、前記上限タイマ68が限時
時間T4を計時するまで、水の吐出を継続する。ステッ
プa25における判断が肯定になると、ステップa26
において、水の吐出停止時に用いられるオフディレータ
イマ69が駆動され、ステップa27に於て、オフディ
レータイマ69が限時時間T5を計時したかどうか判断
される。この判断が否定ならば処理はステップa24に
戻る。また、図6(2)に示されるように時刻t9にお
いて、水用センサ9が手指を検出しなくなると、ステッ
プa24の判断が否定になる。この時、処理はステップ
a26に移り、オフディレータイマ69を駆動し、ステ
ップa27において前記限時時間T5が計時されるのを
待つ。
【0041】即ち、水用センサ9が手指を検出している
期間、あるいは前記限時時間T4の短い期間に亘りノズ
ル6から水が吐出される。また、前記限時時間T5の期
間に亘り、前記水用センサ9が手指を検知しない状態が
継続した場合に、図6(10)に示されるように時刻t
10において、ステップa28において電磁弁30を閉
弁状態に切り換える。これにより、手洗い中の手指の動
きによって水用センサ9が手指を瞬間的に検出しなくな
ることが断続しても、ノズル6からの水の吐出が断続す
るという事態を防止し、また、手指を水用センサ9の検
知範囲から外したときに、ノズル6からの水の吐出が不
意に停止する事態を防止する。
【0042】ステップa29に於て、前記水用センサ9
がオン状態であるかどうかを判断する。この判断が否定
ならば、処理はステップa2に戻り、前記判断が肯定な
らば、ステップa28において電磁弁30の閉弁状態を
継続する。
【0043】前記ステップa29において判断が肯定と
なるのは、例として以下の場合である。即ち、ステップ
a24において水液用センサ9が検出した手指が、前記
電磁弁30が閉弁状態となっても、水用センサ9の検知
範囲に存在したままの場合や、水用センサ9によって検
出された手指を、水センサ9の検知範囲から一旦外した
後に、再度水用センサ9の検知範囲に挿入した場合など
である。前記限時時間T4に亘る電磁弁30の開弁状態
が閉弁状態に切り換えられると、他のノズル7、8から
の石鹸液や消毒液の吐出あるいは噴霧が行われない限
り、ノズル6から水が直ちに吐出されることが防止され
る。
【0044】(4) 消毒液噴霧に関する処理 前記ステップa3の消毒液量確認処理の詳細は、図9に
示される。図9ステップa31に於て、消毒液のタンク
24内のフロートスイッチ26が、タンク24内の消毒
液の液量が比較的少量であることを検知したかどうか、
即ちフロートスイッチ26がオンしたかが判断される。
図6(8)に示されるように時刻t11において、フロ
ートスイッチ26がオン状態になると、ステップa31
の判断が肯定になり、ステップa32に於て、前記フロ
ートスイッチ26がオンして以降、消毒液用の噴霧ポン
プ29が駆動される度に、その駆動回数n2が+1イン
クリメントされる計数動作が行われ、計数結果n2が、
予め定める数値N2に到達したかどうかが判断される。
この数値N2は、消毒液の1回の噴霧量とタンク24の
容量とから算出される。
【0045】ステップa32の判断が否定であれば、ス
テップa33において、図6(13)に示されるように
消毒液の補充を促すランプ22が点滅する。その後、処
理は図7のステップa4に移る。前記ステップa32の
判断が肯定であれば、ステップa34において、図6
(13)に示されるように前記ランプ22が点灯し、処
理はステップa31に戻る。
【0046】即ち、タンク24内の消毒液の減少を、フ
ロートスイッチ26が検出した段階において、ランプ2
2は点滅し、使用者に消毒液が比較的少量となってい
て、補充が必要であることを報知する。更に、噴霧ポン
プ29の駆動回数n2が、前記数値N2に到達した場
合、タンク24内の消毒液が極めて少量であって、早急
に補充が必要であることをあることを、使用者に報知す
る。
【0047】一方、ステップa31の判断が否定であれ
ば、処理はステップa35に移る。このような判断が成
立するのは、前記タンク24内に消毒液が十分に残って
いる場合か、あるいは、タンク24に消毒液が補充され
た直後の場合である。このような場合、ステップa35
に於て、ランプ22が消灯され、ステップa36に於
て、前記駆動回数n2が例として0となるようにクリア
される。
【0048】図6(3)に示されるように時刻t12に
おいて、消毒液用センサ11が手指を検出すると、前記
ステップa4の判断が肯定になり、処理は図10に示さ
れるフローチャートのステップa37に移る。ステップ
a37に於て、図6(11)に示されるように、前記オ
ンディレータイマ66が、予め定める限時時間T6の計
時を開始する。ステップa38に於て、オンディレータ
イマ66が、前記限時時間T6を計時したかどうかを判
断し、限時時間T6が経過するまでオンディレータイマ
66が計時を行う。このオンディレータイマ66も、消
毒液用センサ11が前述したような不要動作を発生する
ことを防止するために用いられる。
【0049】オンディレータイマ66が前記限時時間T
6を計時すると、ステップa39に於て、図6(11)
に示されるように時刻t13において、消毒液の噴霧時
間の上限値T7を計時する上限タイマ70が計時を開始
する。ステップa40に於て、図6(11)に示される
ように、噴霧ポンプ29が駆動され、ステップa41に
於て、消毒液用センサ11が使用者の手指を検知したか
どうかを判断する。この判断が肯定ならば、ステップa
42に於て、前記上限タイマ70による限時時間T7の
計時を判断し、否定ならばステップa41に戻り、消毒
液の噴霧を継続する。ステップa42における判断が肯
定になると、ステップa43において、図6(11)に
示されるように、前記噴霧ポンプ29を停止する。前記
ステップa41の判断が否定となったときも、処理はス
テップa43に移る。
【0050】ステップa44に於て、前記消毒液用セン
サ11が使用者の手指を検知したかどうかを判断する。
この判断が肯定ならば、処理はステップa43に戻っ
て、噴霧ポンプ29の停止状態を継続する。ステップa
44の判断が否定ならば、処理はステップa45を経
て、図7のステップa2に戻る。
【0051】ステップa45に於て、前記自動ドアの制
御装置77に、ドア開放許可信号を出力する。従って、
ドアへの人の接近が室内の赤外線センサなどによって検
出されると、前記制御装置77は、この赤外線センサか
らの検出信号に基づいて、モータ78を駆動し、ドアを
開放する。各個別作業が不十分であれば、洗浄装置1の
動作は前記ステップa49に到達しない。従って、ドア
は、洗浄室内の人がドアに接近し、前記室内のセンサに
よって検出されても開放されない。
【0052】前記ステップa44において判断が肯定と
なるのは、例として以下の場合である。即ち、ステップ
a4において消毒液用センサ11が検出した手指が、前
記噴霧ポンプ29が停止した後、消毒液用センサ11の
検知範囲に存在したままの場合や、消毒液用センサ11
によって検出された手指を、消毒液用センサ11の検知
範囲から一旦外した後に、再度消毒液用センサ11の検
知範囲に挿入した場合などである。前記限時時間T7に
亘る噴霧ポンプ29の動作が停止すると、他のノズル
6、7からの水や石鹸液の吐出が行われない限り、噴霧
ポンプ29が直ちに動作を再開することが防止される。
【0053】(5) テスト動作 洗浄装置1は、各ノズル6〜8からの各流体の吐出状態
あるいは噴霧状態をテストすることができる。このテス
トは、前記テストスイッチ36〜38を操作することに
よって、洗浄装置1の動作モードが、前記通常モードあ
るいは後述する誘導モードのいずれであっても、直ちに
実行される。
【0054】図6(4)、同図(5)及び(6)に示さ
れるように、石鹸液用、水用及び消毒液用のテストスイ
ッチ36〜38を、それぞれ時刻t15、t16、t1
7において操作すると、図6(9)、同図(10)及び
(11)に示されるように、各テストスイッチ36〜3
8が操作されている期間に亘り、吐出ポンプ27、電磁
弁30及び噴霧ポンプ29が、それぞれ動作し、各ノズ
ル6〜8から、石鹸液、水及び消毒液が吐出され或は噴
霧される。
【0055】(b) 第1誘導モード (1) 予洗に関する処理 図11は、前記第1誘導モードの洗浄装置1の動作を示
すタイムチャートであり、図12〜図19は、洗浄装置
1の第1誘導モードの動作例をそれぞれ示すフローチャ
ートである。前記モード切換スイッチ39、40によっ
て、洗浄装置1の動作モードを第1誘導モードに設定し
ておくと、前記図7のステップa1の判断が否定にな
り、処理は図12のステップb1に移る。ステップb1
において、図11(1)に示されるように時刻t21に
おいて、使用者に対して予洗をするように誘導する誘導
ランプ15が点滅する。ステップb2において、水用ノ
ズル6に対応する水用センサ9が、使用者の手指を検知
するのを待機する。ステップb2に於て、図11(7)
に示されるように時刻t22において、手指が検知され
ると、ステップb3に於て、オンディレータイマ66
が、予め定める限時時間T13の計時を開始する。ステ
ップb4に於て、オンディレータイマ66が、前記限時
時間T13を計時したかどうかを判断し、限時時間T1
3が経過するまでオンディレータイマ66が計時を行
う。このオンディレータイマ66は、水用センサ9の不
要動作を防止するために用いられる。
【0056】オンディレータイマ66が前記限時時間T
13を計時すると、ステップb5に於て、水の吐出時間
の上限値T14を計時する上限タイマ68が計時を開始
する。ステップb6に於て、図11(13)に示される
ように時刻t23において、電磁弁30が開弁状態に切
り換えられ、ステップb7に於て、水用センサ9が手指
を検知したかどうかを判断する。この判断が肯定なら
ば、ステップb8に於て、前記上限タイマ68が限時時
間T14を計時するまで、水の吐出を継続する。
【0057】ステップb8における判断が肯定になる
と、ステップb9において、水の吐出停止時に用いられ
るオフディレータイマ69が駆動され、ステップb10
に於て、オフディレータイマ69が限時時間T15を計
時したかどうか判断される。この判断が否定ならば処理
はステップb7に戻る。また、ステップb7の判断が否
定ならば、処理はステップb9に移り、オフディレータ
イマ69を駆動し、ステップb10において前記限時時
間T15が計時されるのを待つ。即ち、前記限時時間T
15の期間内でも、水用センサ9が手指を検出しなくな
った場合、および前記限時時間T15の期間に亘り、前
記水用センサ9が手指を検知しない状態が継続した場
合、ステップb11において電磁弁30を閉弁状態に切
り換え、水の吐出を停止する。
【0058】前記オフディレータイマ69は、以下の目
的で使用される。即ち、手洗い中の手指の動きによって
水用センサ9が手指を瞬間的に検出しなくなることが断
続しても、ノズル6からの水の吐出が断続するという事
態を防止し、また、手指を水用センサ9の検知範囲から
外したときに、ノズル6からの水の吐出が不意に停止す
る事態を防止する。
【0059】ステップb12に於て、前記誘導ランプ1
5が消灯される。ステップb13に於て、前記水用セン
サ9のオン状態を判断する。この判断が否定ならば、処
理は図13のステップb14に移る。前記判断が肯定な
らば、処理はステップb11に移り、電磁弁30の閉弁
状態と、誘導ランプ15の消灯状態とを継続する。前記
ステップb13において判断が肯定となるのは、例とし
て以下の場合である。即ち、ステップb7において水用
センサ9が検出した手指が、前記電磁弁30が開弁状態
から閉弁状態に切り換えられても、水用センサ9の検知
範囲に存在したままの場合や、水用センサ9によって検
出された手指を、水用センサ9の検知範囲から一旦外し
た後に、再度水用センサ9の検知範囲に挿入した場合な
どである。前記限時時間T14に亘る電磁弁30の開弁
状態が終了すると、他のノズル7、8からの石鹸液や消
毒液の吐出あるいは噴霧が行われない限り、ノズル6か
ら水が直ちに吐出することが防止される。
【0060】(2) 石鹸液による手洗いに関する処理 図13のステップb14に於て、石鹸液による手洗いを
使用者に促す誘導ランプ19が、図11(2)に示され
るように時刻t24において、点滅される。ステップb
15に於て、前記誘導ランプ19の駆動期間T10を規
定する経過タイマ72が駆動され、予め定める限時時間
T10が計時される。ステップb16に於て、図14に
詳細が示される石鹸液の液量検出処理が行われる。
【0061】図14は、前述したステップb16の処理
の詳細を示すフローチャートである。ステップc1にお
いてフロートスイッチ25が、タンク23内の石鹸液の
液量が比較的少量であることを検知したかどうか、即ち
フロートスイッチ25がオンしたかどうかが判断され
る。ステップc1の判断が肯定であれば、ステップc2
に於て、前記フロートスイッチ25がオンして以降、石
鹸液用の吐出ポンプ27が駆動される度に、その駆動回
数n1が+1インクリメントされる計数動作が行われ、
計数結果n1が、予め定める数値N1に到達したかどう
かが判断される。この判断が否定であれば、ステップc
3において石鹸液の補充を促すランプ18が点滅する。
その後、処理はステップb17に移る。前記ステップc
2の判断が肯定であれば、ステップc4において、前記
ランプ18が点灯し、ステップc5において、石鹸液の
吐出が禁止される。この禁止処理は、例として制御回路
47に於て、予め定めるフラグを論理「1」に設定する
ようにしてもよい。この後、処理はステップb17に移
る。
【0062】即ち、石鹸液の減少を、フロートスイッチ
25が検出した段階において、ランプ18は点滅し、使
用者に石鹸液が比較的少量となっていて、石鹸液の使用
は可能であるが、補充が必要であることを報知する。更
に、ポンプ27の駆動回数n1が、前記数値N1に到達
した場合、石鹸液が極めて少量であって、石鹸液の使用
が禁止され、早急に石鹸液の補充が必要であることをあ
ることを、使用者に報知する。
【0063】一方、ステップc1の判断が否定であれ
ば、処理はステップc6に移る。このような判断が成立
するのは、前記タンク23内に石鹸液が十分に残ってい
る場合か、あるいは、タンク23に石鹸液が補充された
直後の場合である。このような場合、ステップc6に於
て、ランプ18が消灯され、ステップc7に於て、前記
駆動回数n1が例として0となるようにクリアされる。
ステップc8において、石鹸液の前記吐出禁止状態が解
除される。即ち、前記フラグを論理「0」に設定する。
この後、処理はステップb17に移る。本実施例の誘導
モードに於て、石鹸液を吐出しようとする場合、前記フ
ラグの状態が参照され、フラグの前記論理状態に対応し
て、吐出ポンプ27が駆動され或は停止される。
【0064】ステップb17に於て、石鹸液用センサ1
0が使用者の手指を検知したかどうかが判断される。図
11(6)に示されるように時刻t25において、石鹸
液用センサ10が手指を検出すると、この判断が肯定と
なり、ステップb18において石鹸液の吐出が禁止され
ているかどうかが判断され、吐出禁止が解除されるのを
待機する。即ち、石鹸液が極めて不足しているときに
は、石鹸液の補充が行われるのを待つ。
【0065】ステップb17の判断が否定の場合、処理
はステップb20に移り、前記経過タイマ72が前記限
時時間T10を計時するまで、前記ステップb16、b
17を計時しつつ待機する。ステップb20で経過タイ
マ72が限時時間T10を計時すると、処理はステップ
b1に戻る。ステップb18の吐出禁止が解除される
と、ステップb19において、前記オンディレータイマ
66が駆動される。ステップb21に於て、図11(1
2)に示されるように、オンディレータイマ66が限時
時間T11を計時するまで、前記ステップb16〜b2
0を繰り返し実行しつつ待機する。
【0066】ステップb21において前記限時時間T1
1が計時されると、ステップb22に於て、吐出タイマ
55が駆動され、予め定める限時時間T12を計時す
る。ステップb23に於て、図11(12)に示される
ように時刻t26において、石鹸液用の吐出ポンプ27
が駆動され、石鹸液がノズル7から吐出される。ステッ
プb24に於て、前記吐出タイマ55が限時時間T12
を計時するまで、ステップb23を繰り返し実行する。
ステップb24に於て、吐出タイマ55が限時時間T1
2を計時すると、ステップb25に於て、図11(1
2)に示されるように、吐出ポンプ27を停止する。ス
テップb26に於て、図11(2)に示されるように、
前記誘導ランプ19を消灯する。ステップb27に於
て、石鹸用ノズル7に対応する石鹸液用センサ10が、
手指を検出したかどうかを判断する。
【0067】この判断が肯定であれば、前記ステップb
25、b26を繰り返し実行し、前記判断が否定であれ
ば、処理は図16のステップb28に移る。ステップb
27の判断が肯定の時に、ステップb25、b26を繰
り返し実行するのは、前記ステップb11〜b13の処
理について説明したように、ノズル7からの石鹸液の吐
出が一旦停止すると、他のノズル6、8からの水あるい
は消毒液の吐出あるいは噴霧が行われないと、ノズル7
からの石鹸液の吐出が、直ちには再開されないようにす
るためである。
【0068】(3) 水による手洗いに関する処理 図16は、洗浄装置1の吐水動作に関連する処理を示す
フローチャートである。ステップb28に於て、図11
(3)に示されるように時刻t27において、ノズル6
からの水の吐出による手洗いを行うべく、使用者を促す
誘導ランプ16が点滅される。ステップb29に於て、
誘導ランプ16の動作期間T20を規定する経過タイマ
73が駆動される。ステップb30に於て、石鹸を吐出
するための手動の操作ボタン42が操作されたかどうか
を判断する。操作ボタン42が操作されていれば、処理
はステップb14に移る。操作ボタン42が操作されて
いなければ、ステップb31に於て、水用センサ9が手
指を検出したかどうかを判断する。図11(7)に示さ
れるように時刻t28において手指が検出されると、こ
の判断が肯定になり、ステップb32においてオンディ
レータイマ66を駆動する。
【0069】ステップb31の判断が否定の場合、処理
はステップb34に移り、前記経過タイマ72が前記限
時時間T20を計時するまで、前記ステップb30、b
31を実行しつつ待機する。ステップb34で経過タイ
マ72が限時時間T20を計時すると、処理はステップ
b1に戻る。ステップb32の後に続く処理は、ステッ
プb33であり、オンディレータイマ66が限時時間T
16を計時するまで、前記ステップb30〜b33を繰
り返し実行しつつ待機する。
【0070】ステップb33において前記限時時間T1
6が計時されると、ステップb35に於て、前記上限タ
イマ68が駆動され、予め定める限時時間T17を計時
する。
【0071】ステップb36に於て、図11(13)に
示されるように、水をノズル6から吐出するための電磁
弁30が開弁状態に切り換えられ、ノズル6から水が吐
出される。ステップb37に於て、水用センサ9が手指
を検出しているかどうかを判断する。この判断が肯定で
あれば、ステップb38に於て、前記上限タイマ68が
前記限時時間T17を計時するのを待機する。上限タイ
マ68が、前記限時時間T17を計時すると、ステップ
b39に於て、オフディレータイマ69が駆動され、限
時時間T18を計時する。ステップb37の判断が否定
の場合、ステップb39が実行される。即ち、手指が水
用センサ9の検知範囲から外れるか、あるいは上限タイ
マ68が限時時間T17を計時するか、いずれか早く発
生する事象によって、処理はステップb39に移る。
【0072】ステップb40に於て、オフディレータイ
マ69が、図11(13)に示される限時時間T18を
計時するまで、ステップb39を繰り返し実行する。ス
テップb40に於て、オフディレータイマ69が限時時
間T18を計時すると、ステップb41に於て、電磁弁
30を閉弁状態に切り換える。ステップb42に於て、
前記誘導ランプ16を消灯する。ステップb43に於
て、水吐出用ノズル6に対応する水用センサ9が、手指
を検出したかどうかを判断する。この判断が肯定であれ
ば、前記ステップb41〜b43を繰り返し実行する。
前記判断が否定になれば、処理は図17のステップb4
4に移る。
【0073】ステップb43の判断が肯定の時に、ステ
ップb41、b42を繰り返し実行するのは、前記ステ
ップb11〜b13の処理について説明したように、ノ
ズル6からの水の吐出が一旦停止すると、他のノズル
7、8からの石鹸液あるいは消毒液の吐出あるいは噴霧
が行われないと、ノズル6からの水の吐出が、直ちには
再開されないようにするためである。
【0074】(4) 手拭き動作に関する処理 図17は、洗浄装置1における手拭き及び消毒液噴霧処
理を示すフローチャートである。ステップb44に於
て、石鹸液及び水による手指の洗浄が終了した後、紙や
布あるいは温風による乾燥によって、手指の水分を除去
する手拭き動作の期間を規定する手拭きタイマ58が駆
動され、図11(4)に示されるように時刻t29にお
いて、予め定める限時時間T21を計時する。ステップ
b45に於て、前記手拭き動作を行うように使用者を誘
導する誘導ランプ20が点滅する。この時、以前の個別
作業の石鹸液による洗浄や水による洗浄が不十分と判断
した使用者は、手拭き動作に移る前に、再度これらの個
別作業を望む場合がある。
【0075】ステップb46に於て、石鹸液を吐出させ
るための操作ボタン42が操作されたかどうかを判断
し、否定ならば、ステップb47において、水を吐出さ
せるための操作ボタン41が操作されたかどうかを判断
する。ステップb46の判断が肯定ならば、処理は図1
3のステップb14に移る。ステップb47の判断が肯
定ならば、処理は図16のステップb28に移る。ステ
ップb47の判断が否定ならば、ステップb48に於
て、手拭き動作の期間を規定する手拭きタイマ58が、
前記限時時間T21を計時したかどうか判断し、限時時
間T21が計時されるまで、前記ステップb44〜b4
8を繰り返し実行する。ステップb48に於て、手拭き
タイマ58が限時時間T21を計時したことが判断され
ると、ステップb49に於て、前記誘導ランプ20を消
灯する。ここまでで、手拭き動作が終了する。
【0076】(5) 消毒に関する処理 ステップb50に於て、水分が除去された手指を消毒液
によって消毒するように、使用者を誘導する誘導ランプ
21が、図11(5)に示されるように時刻t30にお
いて、点滅される。ステップb51に於て、この消毒動
作の期間を規定する経過タイマ59が起動される。ステ
ップb52及びb53に於て、前記ステップb46及び
b47と同様に、操作ボタン42、41が操作されたか
どうかを判断する。この後、処理はステップb54に移
る。ステップb54の詳細は、図15に示される。
【0077】図15は洗浄装置1における消毒液の液量
検出動作を説明するフローチャートである。ステップd
1においてフロートスイッチ26が、タンク24内の消
毒液の液量が比較的少量であることを検知したかどう
か、即ちフロートスイッチ26がオンしたかどうかが判
断される。ステップd1の判断が肯定であれば、ステッ
プd2に於て、前記フロートスイッチ26がオンして以
降、消毒液用の噴霧ポンプ29が駆動される度に、その
駆動回数n2が+1インクリメントされる計数動作が行
われ、計数結果n2が、予め定める数値N2に到達した
かどうかが判断される。前記数値N2は、消毒液の1回
の噴霧量と、タンク24の容量とから算出される。ステ
ップd2の判断が否定であれば、ステップd3において
消毒液の補充を促すランプ22が点滅する。その後、処
理は後述する図18のステップb55に移る。
【0078】前記ステップd2の判断が肯定であれば、
ステップd4において、前記ランプ22が点灯しステッ
プd5において、消毒液の噴霧が禁止される。この禁止
処理として、例として前述したように制御回路47に於
て、予め定めるフラグを論理「1」に設定するようにし
てもよい。この後、処理はステップb55に移る。即
ち、フロートスイッチ26が消毒液の減少を検出した段
階において、ランプ22は点滅し、使用者に消毒液が比
較的少量となっていて、補充が必要であることを報知す
る。更に、噴霧ポンプ29の駆動回数n2が、前記数値
N2に到達した場合、消毒液が極めて少量であって、消
毒液の噴霧は禁止され、早急に補充が必要であることを
あることを使用者に報知する。
【0079】一方、ステップd1の判断が否定であれ
ば、処理はステップd6に移る。このような判断が成立
するのは、前記タンク24内に消毒液が十分に残ってい
る場合か、あるいは、タンク24に消毒液が補充された
直後の場合である。このような場合、ステップd6に於
て、ランプ22が消灯され、ステップd7に於て、前記
駆動回数n2が例として0となるようにクリアされる。
ステップd8において、消毒液の前記吐出禁止状態が解
除される。即ち、前記フラグを論理「0」に設定する。
この後、処理は前記ステップb55に移る。本実施例の
誘導モードに於て、消毒液を吐出しようとする場合、前
記フラグの状態が参照され、フラグの状態に対応して、
噴霧ポンプ29が駆動され或は駆動されないことにな
る。
【0080】図18は、洗浄装置1の消毒噴霧動作を説
明するフローチャートである。ステップb55に於て、
消毒液を噴霧するための消毒液用センサ11が手指を検
知したかどうかが判断される。図11(8)に示される
ように時刻t31において、消毒用センサ11が手指を
検出すると、ステップb55の判断が肯定になる。ステ
ップb56において、図15を参照して説明したよう
に、消毒液の噴霧が禁止されているかどうかが、対応す
るフラグの状態が読み取られるなどして判断され、禁止
状態が解除されるのを待機する。ステップb55の判断
が否定であれば、ステップb57に於て、前記誘導ラン
プ21の点滅時間を規定する経過タイマ76が、限時時
間T23を計時したかどうかを判断する。この判断が否
定であれば、処理は図17のステップb52に移る。ス
テップb57の判断が肯定であれば、処理は図12のス
テップb1に移る。
【0081】ステップb56に於て、前記噴霧禁止状態
が解除されると、ステップb58に於て、オンディレー
タイマ66が起動される。ステップb59に於て、前記
オンディレータイマ66による限時時間T24の計時を
判断し、否定であれば処理は前記ステップb52に移
る。ステップb59の判断が肯定であれば、ステップb
60に於て、上限タイマ59を起動し、限時時間T22
を計時する。ステップb61に於て、図11(14)に
示されるように時刻t31において、噴霧ポンプ59を
駆動し、ノズル8から消毒液を噴霧する。ステップb6
2に於て、消毒液を噴霧するための消毒液用センサ11
による手指の検出を判断する。この判断が肯定であれ
ば、ステップb63に於て、前記上限タイマ70が限時
時間T22を計時したかどうかを判断し、限時時間T2
2が計時されるまで噴霧を継続する。ステップb62の
判断が否定の場合及びステップb63の判断が肯定の場
合、処理は図19のステップb64に移り、噴霧ポンプ
29が停止される。
【0082】即ち、手指が消毒液用センサ11の検知範
囲から外れるか、あるいは上限タイマ70が限時時間T
22を計時するか、いずれか早く発生する事象によっ
て、処理はステップb64に移る。
【0083】図19は洗浄装置1の消毒噴霧動作を示す
フローチャートである。ステップb64に於て、前記ス
テップb61において起動された噴霧ポンプ59が、図
11(14)に示されるように停止され、ノズル8から
の消毒液の噴霧が停止される。続いて、ステップb65
に於て、前記誘導ランプ21が消灯される。
【0084】ステップb66に於て、消毒液用センサ1
1が手指を検出したかどうかが判断され、この判断が肯
定の場合には、前記ステップb64及びb65が繰り返
し実行され、ノズル6〜8のいずれからも吐出あるいは
噴霧が行われず、且つ前記誘導ランプ21が消灯した状
態を維持する。即ち、消毒液のノズル8からの噴霧が一
旦停止されると、他のノズル6、7から水あるいは石鹸
液が吐出される動作が実行されなければ、ノズル8から
消毒液の噴霧が直ちに再開されることはない。
【0085】ステップb66の判断が否定であれば、ス
テップb67に於て、初期モード復帰タイマ75が起動
され、予め定める限時時間を計時する。ステップb68
に於て、初期モード復帰タイマ75が限時時間を計時し
たかどうかが判断され、この判断が肯定であれば、ステ
ップb72を経て、図12のステップb1に処理が移
る。
【0086】ステップb72に於て、前記自動ドアの制
御装置77に、ドア開放許可信号を出力する。従って、
ドアへ洗浄室内の人の接近が室内の赤外線センサなどに
よって検出されると、前記制御装置77は、この赤外線
センサからの検出信号に基づいて、モータ78を駆動
し、ドアを開放する。各個別作業が不十分であれば、洗
浄装置1の動作は前記ステップb72に到達しない。従
って、洗浄室内の人がドアに接近して、室内の赤外線セ
ンサがこの人の接近を検出しても、ドアは開放されな
い。
【0087】ステップb68の判断が否定であれば、ス
テップb69に於て、石鹸液の吐出のための操作ボタン
42の操作を判断し、肯定ならば図13のステップb1
4に処理が移り、判断が否定ならば、ステップb70に
於て、水を吐出するための操作ボタン41の操作を判断
する。ステップb70の判断が肯定ならば、図16のス
テップb28に処理が移り、否定ならばステップb71
に於て、消毒液を噴霧するための操作ボタン43の操作
を判断する。ステップb71に於て、判断が肯定なら
ば、図17のステップb50に処理が移る。
【0088】ステップb71の判断が否定ならば、処理
はステップb68に戻る。ステップb69〜b71のい
ずれの判断も否定であって、前記初期モード復帰タイマ
75が、前記限時時間を計時すると、処理は、図12の
ステップb1に移る。図12のステップb1では、前述
したように予洗を使用者に指示する誘導ランプ15が点
滅される。即ち、この誘導ランプ15の点滅状態が、第
1誘導モードの洗浄装置1の初期状態である。
【0089】(c) 第2誘導モード 図20は本実施例の洗浄装置1の第2誘導モードの動作
を説明するタイムチャートであり、図21、図22及び
図23は洗浄装置1の第2誘導モードの動作を説明する
フローチャートである。第2誘導モードに於ける洗浄装
置1の洗浄動作は、前述した第1誘導モードの洗浄動作
と類似する。第2誘導モードの動作の第1誘導モードの
動作との相違は、洗浄装置1の各誘導ランプ15、1
6、19、20、21、22の誘導動作による洗浄動作
の進行途中に於て、既に終了した個別作業を再度行う際
に、前記操作ボタン41〜43を用いることなく、各ノ
ズル6〜8に対応するセンサ9、10、11の検知範囲
に、手指を差し出すことによって、前記個別作業を再実
行できるようにしたことである。
【0090】即ち、図4及び図5に於けるモード切換ス
イッチ40を切り換えることにより、第1誘導モードの
動作を規定する図12〜図19に示される処理の内、図
16におけるステップb30、図17におけるステップ
b46、b47、b52、b53及び図19におけるス
テップb69〜b71に示される処理に代えて、後述す
る他の処理が実行される。その他の処理は、前述した第
1誘導モードに於ける、図12〜図19を参照して説明
された洗浄装置1の動作と同様である。
【0091】図16におけるステップb30に代えて、
図21のステップb30aが用いられる。即ち、図16
に於けるステップb28、b29によって、図20
(3)に示されるように時刻t30において、誘導ラン
プ16の点滅によって、水による手洗いを行うことを誘
導される。水による手洗いを開始するに先立って、図2
0(6)に示されるように時刻t31において、石鹸液
用センサ10による手指の検出が判断されと、ステップ
b30aの判断が肯定になる。この時、処理は図13に
於けるステップb14に移り、図20(2)に示される
ように、誘導ランプ19が点滅して、使用者に石鹸液に
よる手洗いを行うように誘導する。これ以降、図20
(9)に示されるように、吐出ポンプ27が駆動され、
前述した石鹸液による手洗いが行われる。ステップb3
0aの判断が否定の時、処理は、図16に於けるステッ
プb31に移り、水用センサ9による手指の検出が行わ
れる。
【0092】図17のステップb46及びb47に代え
て、図22に示すステップb46a、b47aが用いら
れる。即ち、手拭き動作を行うように、誘導ランプ20
の点滅によって誘導されているときに、ステップb46
aにおいて、石鹸液用センサ10による手指の検出を判
断する。この判断が肯定なら、図13のステップb14
に処理が移り、判断が否定ならば、ステップb47aに
おいて、水用センサ9による手指の検出が判断される。
ステップb47aにおいて、判断が肯定ならば、処理は
図16のステップb28に移る。ステップb47aの判
断が否定ならば、図17のステップb48に処理が移
る。
【0093】即ち、手拭き動作を行うように、誘導ラン
プ20の点滅によって誘導されているときに、水用セン
サ9あるいは石鹸液用センサ10に検知範囲に手指を差
し出すと、対応するノズル6またはノズル7から、水ま
たは石鹸液が吐出される。
【0094】図17におけるステップb52及びb53
に代えて、図22に示したステップb46a及びb47
aが実行され、消毒液による手指の消毒を行うように、
誘導ランプ21の点滅によって誘導されているときに、
水用センサ9あるいは石鹸液用センサ10に検知範囲に
手指を差し出すと、対応するノズル6またはノズル7か
ら、水または石鹸液が吐出される。
【0095】図19におけるステップb69〜b71に
代えて、図23のステップb69a、b70a、b71
aがそれぞれ実行される。即ち、ステップb69aにお
いて、石鹸液用センサ10による手指の検出を判断す
る。この判断が肯定なら、図13のステップb14に処
理が移り、判断が否定ならば、ステップb70aにおい
て、水用センサ9による手指の検出が判断される。ステ
ップb70aにおいて、判断が肯定ならば、処理は図1
6のステップb28に移る。ステップb70aの判断が
否定ならば、ステップb71aにおいて、消毒液用セン
サ11による手指の検出が判断される。この判断が肯定
なら、図17のステップb50に処理が移る。ステップ
b71aの判断が否定ならば、図19のステップb68
に処理が移る。
【0096】即ち、水による予洗、石鹸液による手洗
い、水による手洗い、手拭き及び消毒の各個別作業がす
べて終了し、前記初期モード復帰タイマ75が限時時間
の計時を行っている期間に於て、使用者が、各センサ9
〜11のいずれかの検知範囲にて指を差し出すと、対応
するノズル6〜8のいずれかから、水、石鹸液、あるい
は消毒液が吐出され、あるいは噴霧される。前記初期モ
ード復帰タイマ75が、前記限時時間の計時を終了する
と、前記予洗を促す誘導ランプ15が点滅し、前記水用
センサ9による手指の検出のみが可能となる。
【0097】以上のように、本実施例の洗浄装置1を用
いることにより、下記の利点を達成することができる。
【0098】(1) 水の吐出用ノズル、石鹸液の吐出用
ノズル、消毒液の噴霧用ノズルが相互に比較的近い位置
に配置されて、単一の洗浄装置1が構成される。従っ
て、手指を洗浄する際に、使用者が身体を移動させるこ
となく、手指の洗浄を行うことができ、洗浄作業の作業
効率が向上する。
【0099】(2) 一つの個別作業が、予め定める十分
な時間に亘って行われない場合、洗浄装置1による使用
者に対する次の個別作業への誘導が行われない。従っ
て、一つの個別作業を、前記各誘導ランプ15、16、
19、20、21、22による次の個別作業への誘導が
行われるまで持続して行うことになる。これにより、各
個別作業を手指の十分な洗浄に必要な予め定める期間に
亘り行うことができる。従って、手指の洗浄を高い清浄
度となるように行うことができる。
【0100】(3) 一つの個別作業が予め定める期間に
亘り行われると、使用者は誘導ランプ15、16、1
9、20、21、22によって、次の個別作業に誘導さ
れる。このように誘導された状態で、次の個別作業に属
するセンサによって、洗浄すべき手指が検出されたとき
に、対応するノズルから水や石鹸液あるいは消毒液など
が吐出されあるいは噴霧される。従って、次に行うべき
個別作業に用いられる水、石鹸液あるいは消毒液など
が、対応するノズルの下に手指が出されていない状態で
吐出されあるいは噴霧されることが防止され、水などの
資源の節約を図ることができる。また、使用者は前記水
などの吐出によって、次の個別作業に強制されないの
で、各個別作業における前記予め定める期間以上の、使
用者が必要と判断する期間に亘り、各個別作業を行うこ
とができ、手指の清浄度を格段に向上することができ
る。
【0101】(4) 洗浄装置1に於いて、手指の洗浄動
作を構成する複数の個別作業間を洗浄動作が進行する場
合、全ての洗浄動作が終了する以前の中間段階に於い
て、既に終了済みの個別作業を容易に再開することがで
きる。これにより、使用者が不十分と考える個別作業を
再度実行することができ、洗浄される手指の清浄度が格
段に向上される。
【0102】(5) 本実施例に於て、洗浄装置1は、自
動ドアを有する洗浄室内に設置されている。制御装置7
7は、洗浄室内への入室を常時許可状態とし、退室に関
して、前述したような制限を課している。即ち、洗浄装
置1は、手指の洗浄動作が十分に行われたとき、自動ド
アの制御装置77に、ドア開放許可信号を出力する。従
って、ドアへの洗浄室内の人の接近が、室内の赤外線セ
ンサなどによって検出されると、制御装置77は、この
赤外線センサからの検出信号に基づいて、モータ78を
駆動し、ドアを開放する。一方、各個別作業が不十分で
あれば、洗浄装置1は、前記制御装置77に退室のため
のドア開放禁止信号を出力している。従って、この場
合、ドアは、洗浄室内の人がドアに接近しても開放され
ない。但し、室外の人が入室しようとして、ドアに接近
した場合、制御装置は、しつがいの赤外線センサの検出
信号に基づいて、モータ78を駆動し、ドアを開放す
る。
【0103】このように、自動ドアの開放を、洗浄装置
1が禁止あるいは許可する制御を行うことにより、手指
の洗浄が不十分な使用者が、そのままの状態で洗浄室か
ら外部に退出し、細菌汚染などの事故が発生する事態を
防止することができる。
【0104】図24は、本発明の他の実施例の洗浄装置
80の電気的構成を示す回路図である。本実施例の洗浄
装置80の特徴は、図4及び図5に示した前記実施例の
洗浄装置1における操作ボタン41、42、43を除い
た構成としたことである。即ち、前記実施例の洗浄装置
1に於ける通常モードと第2誘導モードとのみを行い、
第1誘導モードを行わない構成である。本実施例の洗浄
装置80は、前述したような各誘導ランプ15、16、
19、20、21を用いる誘導動作に於て、手指の洗浄
動作の途中で、既に終了した個別作業を再度行う場合、
任意のセンサ9、10、11のいずれかに、手指を近接
させることにより、対応するノズル6、7、8のいずれ
かから、水、石鹸液、あるいは消毒液を吐出あるいは噴
霧させるようにする。
【0105】このような洗浄装置80によっても、洗浄
装置1に関して述べた効果と同様な効果を達成すること
ができる。
【0106】本発明の洗浄装置1、80は、上述した手
指の洗浄に用いられるに限らず、人体各部の洗浄あるい
は電気部品などの物体の洗浄にも用いられる。
【0107】前記各実施例の洗浄装置1、80は、手指
からの水分の除去を、洗浄装置1、80の外部の構成を
用いて行うようにしたが、洗浄装置1、80に、紙や布
などの供給装置、あるいは温風の吹き出し装置などを備
えるようにしてもよい。
【0108】本発明の誘導手段は、前記各実施例の誘導
ランプ15、16、19、20、21に限るものではな
い。例として、図4に於いて、制御回路47と電気的に
接続されたROM(リードオンリメモリ)を配置し、こ
のROMの相互に区分されたアドレスに、各誘導ランプ
15、16、19、20、21の行う誘導動作の意味に
対応する音声情報データを、それぞれ記憶する構成を用
いてもよい。この時、ROMに記憶されている音声上方
データは、周知の音声発生回路とスピーカとによって音
声化される。従って、各誘導ランプ15、16、19、
20、21が駆動される条件に於て、音声によって、使
用者に誘導情報が提供される。
【0109】あるいは、前記ROMに画像データを記憶
し、洗浄装置1、80の前面側に、例として液晶パネル
などの表示デバイスを設置するようにしてもよい。この
例に於て、前記誘導情報は、視覚情報として、使用者に
提供される。
【0110】洗浄装置1、80は、洗浄装置1、80が
備えられる洗浄室のドアを自動ドアとし、予め定める手
順に従う手指の洗浄動作が終了したときに、自動ドアを
開放する信号を出力するようにしている。本発明の洗浄
装置に置いて、前記自動ドアとの組合せを有していない
構成の洗浄装置も、本発明の変形例にに含まれるもので
ある。
【0111】
【発明の効果】本発明の洗浄装置を用いることにより、
下記の効果を奏することができる。
【0112】一つのノズルからの流体による洗浄が、予
め定める条件を満たすように行われない場合、誘導手段
による使用者に対する次の個別作業への誘導が行われな
い。従って、一つの個別作業を、前記誘導手段による次
の個別作業への誘導が行われるまで持続して行うことに
なる。これにより、各個別作業を手指の十分な洗浄に必
要な予め定める期間に亘り行うことができる。従って、
手指の洗浄を高い清浄度となるように行うことができ
る。
【0113】一つの個別作業が予め定める期間に亘り行
われると、使用者は誘導手段によって次の個別作業に誘
導される。このように誘導された状態で、次の個別作業
に属する検出手段によって、被洗浄体が検出されたとき
に、ノズルから洗浄に用いられる流体が吐出する。従っ
て、次に行うべき個別作業に用いられる流体が、対応す
るノズルの下に被洗浄体が出されていない状態で吐出す
ることが防止され、吐出される流体の資源の節約を図る
ことができる。また、使用者は前記水などの吐出によっ
て、次の個別作業に強制されないので、各個別作業にお
ける前記予め定める期間以上の、使用者が必要と判断す
る期間に亘り、各個別作業を実行することができ、手指
の清浄度を格段に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の洗浄装置1の正面図であ
る。
【図2】本実施例の洗浄装置1の側面図である。
【図3】洗浄装置1の平面図である。
【図4】洗浄装置1の電気的構成を示す配線図である。
【図5】洗浄装置1の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図6】洗浄装置1の通常モードの動作を示すタイムチ
ャートである。
【図7】洗浄装置1の通常モードに於ける石鹸液の吐出
動作を示すフローチャートである。
【図8】洗浄装置1の通常モードに於ける水の吐出動作
を示すフローチャートである。
【図9】洗浄装置1の通常モードに於ける消毒液の噴霧
動作を示すフローチャートである。
【図10】洗浄装置1の通常モードのに於ける於ける於
ける消毒液の噴霧動作を示すフローチャートである。
【図11】洗浄装置1の第1誘導モードの動作を示すタ
イムチャートである。
【図12】洗浄装置1の第1誘導モードに於ける予洗動
作を示すフローチャートである。
【図13】洗浄装置1の第1誘導モードに於ける石鹸液
の吐出動作を示すフローチャートである。
【図14】洗浄装置1の第1誘導モードに於ける石鹸液
量検出処理を示すフローチャートである。
【図15】洗浄装置1の第1誘導モードに於ける消毒液
量検出処理を示すフローチャートである。
【図16】洗浄装置1の第1誘導モードに於ける水によ
る手洗い動作を示すフローチャートである。
【図17】洗浄装置1の第1誘導モードに於ける手拭き
及び消毒噴霧動作を示すフローチャートである。
【図18】洗浄装置1の第1誘導モードに於ける消毒噴
霧動作を示すフローチャートである。
【図19】洗浄装置1の第1誘導モードに於ける消毒噴
霧動作を示すフローチャートである。
【図20】洗浄装置1の第2誘導モードの動作を示すタ
イムチャートである。
【図21】洗浄装置1の第2誘導モードの動作を示すフ
ローチャートである。
【図22】洗浄装置1の第2誘導モードの動作を示すフ
ローチャートである。
【図23】洗浄装置1の第2誘導モードの動作を示すフ
ローチャートである。
【図24】本発明の第2の実施例の洗浄装置80の電気
的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1、80 洗浄装置 6、7、8 ノズル 9、10、11 センサ 15、16、19、20、21、22 誘導ランプ 27 吐出ポンプ 30 電磁弁 29 噴霧ポンプ 39、40 モード切換スイッチ 41、42、43 操作ボタン 47 制御回路 55、57、72、73、76 経過タイマ 56、58 タイマ 59、68 上限タイマ 66 オンディレータイマ 69 オフディレータイマ 71 電磁弁タイマ 75 初期モード復帰タイマ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗浄体の洗浄のために用いられる複数
    種類の流体をそれぞれ吐出する複数のノズルと、 各ノズル付近にそれぞれ備えられ、各ノズルへ接近する
    被洗浄体をそれぞれ検出する複数の検出手段と、 被洗浄体が接近するノズルの順序を示す誘導情報を出力
    する誘導手段と、 誘導手段によって一つのノズルが示されている状態を検
    出し、該ノズルに対応する検出手段による被洗浄体の検
    出動作を検出して、該ノズルから流体を吐出させる制御
    手段とを含む洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記誘導手段は、前記各ノズル付近にそ
    れぞれ備えられ、各誘導手段がそれぞれ前記誘導情報を
    出力することにより、前記被洗浄体が接近するノズルの
    順序が示される請求項1に記載の洗浄装置。
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