JPH06213261A - 乾式摩擦材 - Google Patents

乾式摩擦材

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JPH06213261A
JPH06213261A JP550993A JP550993A JPH06213261A JP H06213261 A JPH06213261 A JP H06213261A JP 550993 A JP550993 A JP 550993A JP 550993 A JP550993 A JP 550993A JP H06213261 A JPH06213261 A JP H06213261A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass fiber
resistance
fiber
glass
acid
Prior art date
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Application number
JP550993A
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English (en)
Inventor
Kaoru Kamiya
薫 神谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Chemical Co Ltd
Original Assignee
Aisin Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基材繊維としてガラス繊維を使用し、高温下
での耐摩耗性を向上する。 【構成】 少なくとも、アルカリ金属成分量が僅少であ
るEガラス繊維と耐酸性を有するCガラス繊維とを47
重量%と53重量%の略等量とした割合で混合した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車、産業機械、鉄道
車両などのブレーキライニング、クラッチ用フェーシン
グ等に使用される乾式摩擦材に関するもので、特に、耐
摩耗性を向上させた乾式摩擦材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車のクラッチフェーシン
グなどの乾式摩擦材には、耐熱性、耐摩耗性が要求さ
れ、摩擦係数の変化の少ない安定した摩擦特性が要求さ
れる。
【0003】そこで、これらの各種の特性を満足するた
めに、乾式摩擦材は複合材料によって構成されている。
即ち、ガラス繊維、アラミド繊維等の基材繊維、硫酸バ
リウム、カーボンブラック等の充填剤を配合したゴム、
フェノール系樹脂等の樹脂結合剤、各種添加剤などを複
合化した材料により構成されている。
【0004】ここで、耐摩耗性向上に関しては、例え
ば、特開昭62−149785号公報に、有機系ダスト
と無機化合物とを複合化した添加剤を使用することによ
って高温下での耐摩耗性を向上する技術が開示されてい
る。また、特開昭62−106135号公報には、基材
繊維として、耐アルカリガラス繊維を使用することによ
り、高温下における摩擦係数の急激な低下を防止し、耐
摩耗性を向上する技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、基材繊維と
して、芳香族ポリアミド繊維、ガラス繊維を使用した従
来の摩擦材では耐熱性の点で必ずしも満足いくものでは
なかった。
【0006】即ち、芳香族ポリアミド繊維は耐熱性が高
いといっても有機繊維であるため、一定以上の高温には
耐えられなかった。また、ガラス繊維は無機繊維である
が、通常のガラス繊維では、高温下において溶融するた
め、摩擦係数が急激に低下する不具合があった。これ
は、通常使用されているEガラス繊維では、複合材料中
の酸性物質によって浸蝕される度合が大きいことなどが
起因しているためと考えられる。
【0007】なお、前記特開昭62−149785号公
報に開示の技術は有機系ダストに無機化合物を複合化し
たことによって熱的強度は向上しているものの、有機系
ダストの使用により耐熱性には自ずと限界があり、使用
される高温領域において良好な耐摩耗性を期待し難い。
【0008】そこで、本発明は、基材繊維としてガラス
繊維を使用し、高温下での耐摩耗性を向上した乾式摩擦
材の提供を課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる乾式摩擦
材は、少なくとも、アルカリ金属成分量が僅少であるE
ガラス繊維と耐酸性を有するCガラス繊維とを略等量混
合したものである。
【0010】ここで、Eガラス繊維は耐風化性が良く、
成分にアルカリ金属をほとんど含まないこともあって電
気的性質が良好である。そして、現在生産されているガ
ラス繊維の大部分を占めており、製造コスト的に廉価で
ある。
【0011】一方、Cガラス繊維は耐酸性があり、耐酸
性を要する物に使用されている。
【0012】Eガラス繊維と混合するCガラス繊維のガ
ラス繊維全体に占める割合は40〜70重量%が良く、
とりわけ、50重量%が好ましい。40重量%以下では
耐酸効果が少なく、所定の耐摩耗性が得られない。一
方、70重量%以上ではバースト強度が低下し、また、
コスト高となる。
【0013】乾式摩擦材は基材繊維、樹脂結合材及び充
填剤を複合化して得られる。
【0014】このうち、基材繊維としては、前記Eガラ
ス繊維及びCガラス繊維の他に、例えば、ロックウー
ル、シリケート繊維、アルミナ繊維、カーボン繊維、チ
タン酸カリウム繊維、スラグウール等の無機繊維、スチ
ール繊維、ステンレススチール繊維等の金属繊維、ポリ
アミド繊維、ノボロイド繊維等の有機繊維などを高温下
における耐摩耗性を低下させない範囲で適宜加えること
ができる。
【0015】また、樹脂結合剤として、フェノール系樹
脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂、ポリイミド系樹
脂、ポリエステル系樹脂などを挙げることができる。
【0016】ゴムはSBR(スチレンブタジエンゴ
ム)、NBR(ニトリルゴム)等のゴム材に、硫酸バリ
ウム、活性亜鉛華、カーボンブラック、カシューダス
ト、硫黄、加硫促進剤などの充填剤を配合して得られ
る。
【0017】
【作用】本発明においては、Eガラス繊維とCガラス繊
維とを混合しているので、高温下における耐摩耗性が向
上する。これは、Eガラス繊維の一般的特性に加え、C
ガラス繊維の耐酸作用によって成分中の酸性物質による
ガラス繊維の浸蝕を防止し、性能低下を防止するためと
推測される。
【0018】
【実施例】以下、本発明を自動車のクラッチフェーシン
グに具体化した実施例を説明する。
【0019】本実施例のクラッチフェーシングは基材繊
維、樹脂結合剤、充填剤を複合化してなり、基材繊維と
して、Eガラス繊維及びCガラス繊維を使用した。ま
た、樹脂結合剤として、フェノール系樹脂を使用した。
充填剤は、黄銅線、SBR(スチレンブタジエンラバ
ー)、硫酸バリウム、活性亜鉛華、カーボンブラック、
カシューダスト、硫黄及び加硫促進剤を用いた。
【0020】ここで、上記Eガラス繊維及びCガラス繊
維の成分を表1に、それぞれのガラスの物性を表2に示
す。
【0021】表1は本実施例のEガラス繊維及びCガラ
ス繊維の成分例を示す表、表2は表1のEガラス繊維及
びCガラス繊維の各ガラスの物性を示す表である。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】本実施例のクラッチフェーシングは従来か
ら知られたモールド法によって製作した。
【0025】まず、Eガラス繊維47重量部、Cガラス
繊維53重量部の割合で混合したガラス繊維(日本硝子
繊維(株)製)32重量部に、フェノール系樹脂(大日
本インキ化学工業(株)製)11重量部を付着させ、更
に、黄銅線(三重線工(株)製)3重量部を合わせた。
次いで、SBR31重量%、硫酸バリウム31重量%、
活性亜鉛華8重量%、カーボンブラック8重量%、カシ
ューダスト10重量%、硫黄11重量%、加硫促進剤1
重量%からなる配合ゴム(エラストミックス(株)製)
54重量部を付着させた。
【0026】次に、これをリング状に巻き取った後、金
型内に配置して圧力160kg/cm2、温度165℃にて
加熱加圧成形し、熱処理後、研磨してクラッチフェーシ
ングを得た。
【0027】なお、比較例として、基材繊維をEガラス
繊維100%としたクラッチフェーシングを併せて作製
した。
【0028】次に、実施例と比較例のクラッチフェーシ
ングについて200℃の摩耗率及び安定期摩擦係数を測
定した。
【0029】摩耗率と安定期摩擦係数は、各供試クラッ
チフェーシングをフルサイズダイナモ試験機に取付け、
回転数1500rpm、慣性量0.4kg・m ・ sec2
温度200℃、係合回数4000回の条件でフルサイズ
摩擦試験を行なって測定した。
【0030】測定結果を表3に示す。
【0031】
【表3】
【0032】これにより、実施例のクラッチフェーシン
グの摩耗率は比較例のクラッチフェーシングに比べて低
いことが分る。なお、安定期摩擦係数はいずれも適度な
値であった。
【0033】このように、上記実施例の乾式摩擦材は、
少なくとも、アルカリ金属成分量が僅少であるEガラス
繊維と耐酸性を有するCガラス繊維とを47重量%と5
3重量%の略等量とした割合で混合した繊維を有するも
のである。
【0034】したがって、上記実施例によれば、Eガラ
ス繊維の一般的特性に加え、耐酸性を有するガラス繊維
を混合して基材繊維としているので、高温下における耐
摩耗性を向上できる。これは、Cガラス繊維が成分中の
酸性物質によるガラス繊維の浸蝕を防止して性能低下を
防止するためと推測される。
【0035】ところで、上記実施例のEガラス繊維とC
ガラス繊維の混合割合は、47重量%と53重量%の略
等量としているが、本発明を実施する場合には、耐摩耗
性の効果及び材料コスト等から、ガラス繊維全体におけ
るCガラス繊維の混合量は40〜70重量%程度の範囲
内にあればよい。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明の乾式摩擦材は、
少なくとも、アルカリ金属成分量が僅少であるEガラス
繊維と耐酸性を有するCガラス繊維とを略等量混合した
ものである。したがって、Eガラス繊維の一般的特性に
加え、耐酸性を有するガラス繊維を混合しているので、
高温下における耐摩耗性を向上することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルカリ金属成分を有するEガラス繊維
    と、耐酸性を有するCガラス繊維とを略等量混合してな
    る繊維を具備することを特徴とする乾式摩擦材。
JP550993A 1993-01-18 1993-01-18 乾式摩擦材 Pending JPH06213261A (ja)

Priority Applications (1)

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JP550993A JPH06213261A (ja) 1993-01-18 1993-01-18 乾式摩擦材

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JP550993A JPH06213261A (ja) 1993-01-18 1993-01-18 乾式摩擦材

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JPH06213261A true JPH06213261A (ja) 1994-08-02

Family

ID=11613168

Family Applications (1)

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JP550993A Pending JPH06213261A (ja) 1993-01-18 1993-01-18 乾式摩擦材

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JP (1) JPH06213261A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109185370A (zh) * 2018-10-29 2019-01-11 温州市钢泰冲压件有限公司 一种耐腐蚀刹车片及其制备工艺

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