JPH06213675A - 測定器またはセンサまたはアクチュエータの自律的な校正法 - Google Patents
測定器またはセンサまたはアクチュエータの自律的な校正法Info
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- JPH06213675A JPH06213675A JP31074092A JP31074092A JPH06213675A JP H06213675 A JPH06213675 A JP H06213675A JP 31074092 A JP31074092 A JP 31074092A JP 31074092 A JP31074092 A JP 31074092A JP H06213675 A JPH06213675 A JP H06213675A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 変位や角度などの物理量の測定器やセンサお
よびアクチュエータの入出力関係を,特別高精度の標準
測定器を使わないで,安価に正確に校正する。 【構成】 片持ちばりで構成したレバー5の2カ所に,
変位計1,2の目標5a,5bを設定し、マイクロメー
タヘッド6でたわませて,二つの目標に1:nの割合の
変位を与え,基準側変位計1の測定範囲の下限から上限
までの読みを取る。得られた読みの1/nを横軸に,変
位計2の読みを縦軸に取って校正曲線の一部が得られ
る。変位計1の支持台3をマイクロメータヘッド3aを
使って移動して,変位計1の読みを測定範囲下限に戻
し、片持ちはりのたわみの増加を変位計1の読みがその
上限に達するまで続け、変位計1の読みの1/nを先の
校正曲線の横軸に加えて,縦軸に変位計2の読みを取る
と,校正曲線の続きを得る。変位計1の読みを1/n倍
して横軸に変位計2の読みを縦軸に取ると,校正データ
が得られる。
よびアクチュエータの入出力関係を,特別高精度の標準
測定器を使わないで,安価に正確に校正する。 【構成】 片持ちばりで構成したレバー5の2カ所に,
変位計1,2の目標5a,5bを設定し、マイクロメー
タヘッド6でたわませて,二つの目標に1:nの割合の
変位を与え,基準側変位計1の測定範囲の下限から上限
までの読みを取る。得られた読みの1/nを横軸に,変
位計2の読みを縦軸に取って校正曲線の一部が得られ
る。変位計1の支持台3をマイクロメータヘッド3aを
使って移動して,変位計1の読みを測定範囲下限に戻
し、片持ちはりのたわみの増加を変位計1の読みがその
上限に達するまで続け、変位計1の読みの1/nを先の
校正曲線の横軸に加えて,縦軸に変位計2の読みを取る
と,校正曲線の続きを得る。変位計1の読みを1/n倍
して横軸に変位計2の読みを縦軸に取ると,校正データ
が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変位や角度などの物理
量の測定器やセンサおよびアクチュエータの入出力関係
を,特別高精度の基準測定器を使わないで,安価に正確
に校正するために利用される。
量の測定器やセンサおよびアクチュエータの入出力関係
を,特別高精度の基準測定器を使わないで,安価に正確
に校正するために利用される。
【0002】 測定器の校正テータを得るためには従
来,校正しようとする測定器より高精度の測定器を基準
に使い,同一の物理量の変化を校正される側と基準側で
同時に検出してその結果を比較する方法が取られた。ま
た,アクチュエータの入出力関係を校正するためにも,
高精度の測定器が必要とされた。
来,校正しようとする測定器より高精度の測定器を基準
に使い,同一の物理量の変化を校正される側と基準側で
同時に検出してその結果を比較する方法が取られた。ま
た,アクチュエータの入出力関係を校正するためにも,
高精度の測定器が必要とされた。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】測定器を校正するた
めに,その校正しようとする測定器と同じか,それ以下
の精度の測定器を基準に使って単純に比較測定したので
は,必要な精度の校正結果は得られない。そのため,従
来は校正しようとする測定器より精度の高いことが判っ
ている測定器を基準にして,比較測定を行うのが常であ
った。そのため,基準に使える測定器は高価なもので,
使うための技術も難しく,また,その基準を使うために
特別の環境を整える必要の生じることが多かった。
めに,その校正しようとする測定器と同じか,それ以下
の精度の測定器を基準に使って単純に比較測定したので
は,必要な精度の校正結果は得られない。そのため,従
来は校正しようとする測定器より精度の高いことが判っ
ている測定器を基準にして,比較測定を行うのが常であ
った。そのため,基準に使える測定器は高価なもので,
使うための技術も難しく,また,その基準を使うために
特別の環境を整える必要の生じることが多かった。
【0004】 また,精度の高い測定器を作製したとき
にはそれを校正する測定器がなかなか入手出来ないこと
も生じている。そのために,ステップ状に物理量の変る
基準段差試料を用意して,それを測定することで,校正
曲線の全体を直線で校正することも多い。
にはそれを校正する測定器がなかなか入手出来ないこと
も生じている。そのために,ステップ状に物理量の変る
基準段差試料を用意して,それを測定することで,校正
曲線の全体を直線で校正することも多い。
【0005】 このように,高精度の測定器では,それ
が有する分解能と安定性の上限まで測定器を正しく利用
することが出来ないことが多くあった。
が有する分解能と安定性の上限まで測定器を正しく利用
することが出来ないことが多くあった。
【0006】 測定器を校正するときには通常,入力と
なる物理量を変化させて,基準側と校正される側の測定
器で同一物理量の変化を読み取るが,その入力を何等か
のてこの原理で拡大して変化させると,二つの測定器の
一方Aで,他方の測定器Bにおける入力物理量の変化の
n倍の変化を測定する形に配置することが出来る。変化
率の大きい方を入力として測定した値を1/n倍して基
準側の読みにすると,その基準値においては,基準側の
測定器Aの校正曲線が持っていた誤差が1/n倍され
る。この様にして,基準側の測定範囲の上限まで物理量
が変化したら,基準側の測定器Aのゼロ点を移動して再
びその測定範囲の下限に出力を調整した後,物理量の変
化を続ける。この手順を繰り返して,校正される側Bの
全測定範囲の校正データを得る。
なる物理量を変化させて,基準側と校正される側の測定
器で同一物理量の変化を読み取るが,その入力を何等か
のてこの原理で拡大して変化させると,二つの測定器の
一方Aで,他方の測定器Bにおける入力物理量の変化の
n倍の変化を測定する形に配置することが出来る。変化
率の大きい方を入力として測定した値を1/n倍して基
準側の読みにすると,その基準値においては,基準側の
測定器Aの校正曲線が持っていた誤差が1/n倍され
る。この様にして,基準側の測定範囲の上限まで物理量
が変化したら,基準側の測定器Aのゼロ点を移動して再
びその測定範囲の下限に出力を調整した後,物理量の変
化を続ける。この手順を繰り返して,校正される側Bの
全測定範囲の校正データを得る。
【0007】 次に,基準側と校正される側の測定器の
配置を交換して,先の測定で得た校正曲線をもつ測定器
Bを基準側にして,先に基準に使った測定器Aを校正す
る。この一巡の相互の校正で,一番最初に不明であった
校正直線からの誤差が(1/n)の2乗倍に低下する。
次に,上に得た測定データを繰り返し交互に使って,校
正曲線の基準値を補正することで最新の校正曲線をもと
に相手の校正曲線の精度を高める計算手順を繰り返す。
配置を交換して,先の測定で得た校正曲線をもつ測定器
Bを基準側にして,先に基準に使った測定器Aを校正す
る。この一巡の相互の校正で,一番最初に不明であった
校正直線からの誤差が(1/n)の2乗倍に低下する。
次に,上に得た測定データを繰り返し交互に使って,校
正曲線の基準値を補正することで最新の校正曲線をもと
に相手の校正曲線の精度を高める計算手順を繰り返す。
【0008】 本発明は,同程度の分解能と同程度の安
定性を有する二つの測定器またはセンサ,またはアクチ
ュエータ(以下の作用の説明では,これらを測定器だけ
で代表する)を相互に校正する手法である。 本発明で
は,校正の際に基準側に使う測定器への入力を,校正さ
れる側の入力のn倍(n>1)にした上で,出力を1/
n倍にして,被校正側の測定器の入力を評価する手段を
取る。このことで,基準側に使う測定器などの有する校
正曲線の誤差を1/nにすることが本発明の基本とな
る。これに,基準側の測定器のゼロ点を移動して,n倍
した入力が測定範囲を超えないような工夫を加え,ま
た,基準側と被校正側を交換した校正データを得ること
で,2つの測定器の校正曲線の横軸(被校正側の入力の
評価値)を交互に補正計算することを可能にする。この
補正計算を繰返して1/n倍の誤差低減を積み重ねて,
基準側と被校正側が当初に有していた,校正曲線の誤差
を極限まで低減する手法を組合わせ,二つの測定器の全
測定範囲にわたって,線形誤差(校正直線からの誤差)
の詳細を,それらの測定器の有する精度の限界まで校正
するのが本発明の手法である。
定性を有する二つの測定器またはセンサ,またはアクチ
ュエータ(以下の作用の説明では,これらを測定器だけ
で代表する)を相互に校正する手法である。 本発明で
は,校正の際に基準側に使う測定器への入力を,校正さ
れる側の入力のn倍(n>1)にした上で,出力を1/
n倍にして,被校正側の測定器の入力を評価する手段を
取る。このことで,基準側に使う測定器などの有する校
正曲線の誤差を1/nにすることが本発明の基本とな
る。これに,基準側の測定器のゼロ点を移動して,n倍
した入力が測定範囲を超えないような工夫を加え,ま
た,基準側と被校正側を交換した校正データを得ること
で,2つの測定器の校正曲線の横軸(被校正側の入力の
評価値)を交互に補正計算することを可能にする。この
補正計算を繰返して1/n倍の誤差低減を積み重ねて,
基準側と被校正側が当初に有していた,校正曲線の誤差
を極限まで低減する手法を組合わせ,二つの測定器の全
測定範囲にわたって,線形誤差(校正直線からの誤差)
の詳細を,それらの測定器の有する精度の限界まで校正
するのが本発明の手法である。
【0009】 なお,現在のコンピュータの利用の普及
状況と記憶素子の低価格化を考慮すると,校正データを
直線近似して使う必要は少なく,詳細な校正データをそ
のまま記憶してそれを使って計算機で補正を加えながら
測定器を使うのも十分に可能である。また,最初に基準
側に使う測定器の感度は,本方法で決定できないが,段
差試料などのように,ステップ状に入力を変化させるこ
とで,測定範囲内の比較的間隔の広い2点を結ぶ校正直
線を決めることは,全測定範囲での詳細な校正曲線を得
ることに比べれば,ずっと容易である。そして,このよ
うな固定基準は,連続的な変化をさせる必要のある基準
に比べて,極めて安定で,また高精度である。
状況と記憶素子の低価格化を考慮すると,校正データを
直線近似して使う必要は少なく,詳細な校正データをそ
のまま記憶してそれを使って計算機で補正を加えながら
測定器を使うのも十分に可能である。また,最初に基準
側に使う測定器の感度は,本方法で決定できないが,段
差試料などのように,ステップ状に入力を変化させるこ
とで,測定範囲内の比較的間隔の広い2点を結ぶ校正直
線を決めることは,全測定範囲での詳細な校正曲線を得
ることに比べれば,ずっと容易である。そして,このよ
うな固定基準は,連続的な変化をさせる必要のある基準
に比べて,極めて安定で,また高精度である。
【0010】 従って,本発明により,どの様な高精度
の測定器でも,その有する限界近くの精度まで正しく校
正して,使用するすることが可能になる。
の測定器でも,その有する限界近くの精度まで正しく校
正して,使用するすることが可能になる。
【0011】 以下には、実施例を挙げながら、考案の
原理の詳細について、図を使って説明する。
原理の詳細について、図を使って説明する。
【0012】 図1は,2本の変位計を本発明の方法で
校正するときの原理構造を示す図である。片持ちばりで
構成したレバー(5)の2ヵ所に,変位計A(1),B
(2)の目標(5a),(5b)を設定し,この片持ち
ばりをマイクロメータヘッド(6)でたわませて,二つ
の目標に1:nの割合の変位を与え,基準側変位計A
(1)の測定範囲の下限から上限までの読みを取る。得
られた変位計A(1)の読みの1/nを横軸に,変位計
B(2)の読みを縦軸に取って図を描くと校正曲線の一
部が得られる。次に,変位計A(1)の支持台(3)を
マイクロメータヘッド(3a)を使って移動して,変位
計A(1)の読みを測定範囲下限に戻した後,片持ちは
りのたわみの増加を変位計A(1)の読みがその上限に
達するまで続ける。その時,変位計A(1)の読みの1
/nを先の校正曲線の横軸に加えて,縦軸に変位計B
(2)の読みを取ると,校正曲線の続きを得る。この手
順を,被校正側の変位計B(2)の入力が,その測定範
囲上限に達するまで繰返す。変位計A(1)の読みを1
/n倍して横軸(校正曲線の基準側入力)に,変位計B
(2)の読みを縦軸に取ると,校正データが得られる。
校正するときの原理構造を示す図である。片持ちばりで
構成したレバー(5)の2ヵ所に,変位計A(1),B
(2)の目標(5a),(5b)を設定し,この片持ち
ばりをマイクロメータヘッド(6)でたわませて,二つ
の目標に1:nの割合の変位を与え,基準側変位計A
(1)の測定範囲の下限から上限までの読みを取る。得
られた変位計A(1)の読みの1/nを横軸に,変位計
B(2)の読みを縦軸に取って図を描くと校正曲線の一
部が得られる。次に,変位計A(1)の支持台(3)を
マイクロメータヘッド(3a)を使って移動して,変位
計A(1)の読みを測定範囲下限に戻した後,片持ちは
りのたわみの増加を変位計A(1)の読みがその上限に
達するまで続ける。その時,変位計A(1)の読みの1
/nを先の校正曲線の横軸に加えて,縦軸に変位計B
(2)の読みを取ると,校正曲線の続きを得る。この手
順を,被校正側の変位計B(2)の入力が,その測定範
囲上限に達するまで繰返す。変位計A(1)の読みを1
/n倍して横軸(校正曲線の基準側入力)に,変位計B
(2)の読みを縦軸に取ると,校正データが得られる。
【0013】 図2に,この変位計Aの未知の線形誤差
(与えられた感度SAを示す直線からの誤差)を示し,
図3に,上で述べた方法で得た変位計Bの校正データに
生じる誤差の関係を示す。
(与えられた感度SAを示す直線からの誤差)を示し,
図3に,上で述べた方法で得た変位計Bの校正データに
生じる誤差の関係を示す。
【0014】 次に,変位計AとBの配置と役割を交換
して,変位計Bを基準にして,変位計Aの校正データを
上と同じ手順で取る。このとき,変位計Bの読みは,既
に上で得た校正曲線を用いて補正する。
して,変位計Bを基準にして,変位計Aの校正データを
上と同じ手順で取る。このとき,変位計Bの読みは,既
に上で得た校正曲線を用いて補正する。
【0015】 この後,先に得た変位計Bの校正曲線の
横軸を,新しく得たAの校正曲線で補正し,さらに,そ
の結果の変位計Bの新しい校正曲線を用いて変位計Aの
校正曲線の横軸を補正する。この補正計算の手順を,両
方の校正曲線が収束するまで繰返す。
横軸を,新しく得たAの校正曲線で補正し,さらに,そ
の結果の変位計Bの新しい校正曲線を用いて変位計Aの
校正曲線の横軸を補正する。この補正計算の手順を,両
方の校正曲線が収束するまで繰返す。
【0016】 なお,考案の校正の手順に入る前には,
最初に基準に使う側の変位計の平均的感度すなわち,直
線で表した校正曲線をできるだけ正しく推定しておく必
要がある。例えば,変位計AまたはBの測定範囲の上限
近くの幅に相当する。既知の段差基準を測定してみて変
位計の示す出力値で,感度(校正直線の傾き)を決定す
る。
最初に基準に使う側の変位計の平均的感度すなわち,直
線で表した校正曲線をできるだけ正しく推定しておく必
要がある。例えば,変位計AまたはBの測定範囲の上限
近くの幅に相当する。既知の段差基準を測定してみて変
位計の示す出力値で,感度(校正直線の傾き)を決定す
る。
【0017】 また,最初に基準に使った変位計の感度
は与えられているので,新たに得られたその変位計の校
正曲線でも,この与えられた平均感度を変えてはならな
い。もし,計算の結果,変位計Aの平均感度が変るよう
なら,それは,nの値が設計値と実際値で違っているこ
とを意味するので,変位計Aの平均感度が変らないよう
に,nを補正して使う必要がある。
は与えられているので,新たに得られたその変位計の校
正曲線でも,この与えられた平均感度を変えてはならな
い。もし,計算の結果,変位計Aの平均感度が変るよう
なら,それは,nの値が設計値と実際値で違っているこ
とを意味するので,変位計Aの平均感度が変らないよう
に,nを補正して使う必要がある。
【0018】 もし,後に,もっと正確な平均感度が判
明したら,以前に使った値と,新しく判明した値との比
で,最終の校正曲線の横軸のスケールを補正すればよ
い。また,レバーによる点(5b)の可動範囲が,被校
正側の変位計の測定範囲に達しない時は,点(5b)の
可動範囲だけの部分的な校正を済ませた後,被校正側の
支持台(4)を使って,校正範囲を移動することで全体
の校正ができる。
明したら,以前に使った値と,新しく判明した値との比
で,最終の校正曲線の横軸のスケールを補正すればよ
い。また,レバーによる点(5b)の可動範囲が,被校
正側の変位計の測定範囲に達しない時は,点(5b)の
可動範囲だけの部分的な校正を済ませた後,被校正側の
支持台(4)を使って,校正範囲を移動することで全体
の校正ができる。
【0019】 図4は、物理量として電圧を取上げて,
本考案の原理的構造を示す図である。点(5)の電位を
基準にして,点(3),(4),(6)の電位は可変で
ある。ただし,点(4)の電位は点(3)の電位を固定
抵抗(9),(10)で分圧しているので,常に,点
(3)の電位に比例して変化する。また,点(3),
(6)の点(5)からの電位は,可変抵抗(7),
(8)を使って,独立に変えられるようにする。このと
き,点(3)と点(6)の間の電位差を基準側の電圧計
A(1)(出力v1)に,点(4)と点(5)間の電位
差を電圧計B(2)(出力v2)に入力する。
本考案の原理的構造を示す図である。点(5)の電位を
基準にして,点(3),(4),(6)の電位は可変で
ある。ただし,点(4)の電位は点(3)の電位を固定
抵抗(9),(10)で分圧しているので,常に,点
(3)の電位に比例して変化する。また,点(3),
(6)の点(5)からの電位は,可変抵抗(7),
(8)を使って,独立に変えられるようにする。このと
き,点(3)と点(6)の間の電位差を基準側の電圧計
A(1)(出力v1)に,点(4)と点(5)間の電位
差を電圧計B(2)(出力v2)に入力する。
【0020】 点(5),(6)の電位を固定し,固定
抵抗9(抵抗値R1),10(抵抗値R2)の電流を変
化させるとA(1)の電圧v1の変化はB(2)の電圧
v2の変化の(R1+R2)/R2倍になっている。
抵抗9(抵抗値R1),10(抵抗値R2)の電流を変
化させるとA(1)の電圧v1の変化はB(2)の電圧
v2の変化の(R1+R2)/R2倍になっている。
【0021】 点(3)と(6)の間の電位差を電圧計
A(1)の測定範囲の下限v1sから始めて,上限v1
uに達するまで変化させて測定をする。得られたデータ
のv2を縦軸に,v1をn=(R1+R2)/R2で除
した値を横軸に取ると電圧計A(1)の校正曲線の一
部,すなわち下限から(v1u−v1s)/nまでが求
まる。次に,点5の電位を電圧計A(1)の読みが下限
v1sに戻るように調節をしてから点(3)と(6)の
電位差の増加を,電圧計A(1)が測定範囲上限に達す
るまで続ける。このときのv1/nの値を先の校正曲線
の横軸の続きに加える形で取り,v2を縦軸にとり,先
に求めた校正データの続きを得る。この手順を,電圧計
B(2)の測定範囲上限まで繰り返して,B(2)の全
測定範囲の校正データを得る。
A(1)の測定範囲の下限v1sから始めて,上限v1
uに達するまで変化させて測定をする。得られたデータ
のv2を縦軸に,v1をn=(R1+R2)/R2で除
した値を横軸に取ると電圧計A(1)の校正曲線の一
部,すなわち下限から(v1u−v1s)/nまでが求
まる。次に,点5の電位を電圧計A(1)の読みが下限
v1sに戻るように調節をしてから点(3)と(6)の
電位差の増加を,電圧計A(1)が測定範囲上限に達す
るまで続ける。このときのv1/nの値を先の校正曲線
の横軸の続きに加える形で取り,v2を縦軸にとり,先
に求めた校正データの続きを得る。この手順を,電圧計
B(2)の測定範囲上限まで繰り返して,B(2)の全
測定範囲の校正データを得る。
【0022】 つぎに,点(3)と点(6)の電位差を
電圧計B(2)に,点(4)と点(5)の電位差を電圧
計A(1)に入力し,上述の手順と同じ様に,電圧計B
(2)を基準にした,電圧計Aの校正曲線を得る。この
とき,電圧計B(2)の読みは,先の校正曲線を利用し
て補正をして使う。
電圧計B(2)に,点(4)と点(5)の電位差を電圧
計A(1)に入力し,上述の手順と同じ様に,電圧計B
(2)を基準にした,電圧計Aの校正曲線を得る。この
とき,電圧計B(2)の読みは,先の校正曲線を利用し
て補正をして使う。
【0023】 なお,電圧の絶対値を決めるには,電圧
計AまたはBの測定範囲の上限近くの既知の電圧基準を
測定してみて,そのときの電圧計の示す出力値で,校正
曲線のスケールを補正する必要がある。
計AまたはBの測定範囲の上限近くの既知の電圧基準を
測定してみて,そのときの電圧計の示す出力値で,校正
曲線のスケールを補正する必要がある。
【0024】 図5は,二つの光学式角度計A(1),
B(2)を本発明の方法で校正するときの原理構造を示
す図である。角度計が目標とするT字型の回転鏡(4)
の縦棒部をコの字型の固定鏡(3)で囲み,一方の角度
計A(1)の光源からの平行光はTの字(4)の縦棒で
n回反射した後に角度計A(1)に戻り,Tの字(4)
の回転角のn倍の角度変位が検出され,他方の角度計B
(2)の光源からの平行光はTの字(4)の横棒部で1
回反射をして角度計B(2)に戻り,Tの字(4)の回
転角度が検出される。基準側の角度検出器A(1)は,
コの字鏡(3),ビームシフタ(6)とともに回転円盤
固定されて,回転円盤(5)とは独立に回転する。回転
円盤(5)が,図1の,基準側の変位計の支持台(3)
に相当していて,角度検出器A(1)の読みを上限から
下限に移す時に使う。
B(2)を本発明の方法で校正するときの原理構造を示
す図である。角度計が目標とするT字型の回転鏡(4)
の縦棒部をコの字型の固定鏡(3)で囲み,一方の角度
計A(1)の光源からの平行光はTの字(4)の縦棒で
n回反射した後に角度計A(1)に戻り,Tの字(4)
の回転角のn倍の角度変位が検出され,他方の角度計B
(2)の光源からの平行光はTの字(4)の横棒部で1
回反射をして角度計B(2)に戻り,Tの字(4)の回
転角度が検出される。基準側の角度検出器A(1)は,
コの字鏡(3),ビームシフタ(6)とともに回転円盤
固定されて,回転円盤(5)とは独立に回転する。回転
円盤(5)が,図1の,基準側の変位計の支持台(3)
に相当していて,角度検出器A(1)の読みを上限から
下限に移す時に使う。
【0025】 図6は,2本の積層ピエゾアクチュエー
タA(1),B(2)において,入力電圧と出力変位の
関係を校正する様子を示す。レバー(5)についた非接
触位置検出器(5a),(5b)が,マイクロメータヘ
ッド(6)で移動させられる。てこの原理で(5a)の
変位が(5b)の変位のn倍に拡大される。このとき,
位置検出器(5a),(5b)でそれぞれ圧電素子A
(1),B(2)の端面を監視し,それが何時も検出器
に対して同じ位置に来るように,それぞれの圧電素子に
フィードバックをかける。基準側の圧電素子の固定端
は,支持台(3)の上に固定される。校正は図1で説明
した変位計と同様の手順で行う。その時の,圧電素子へ
の入力電圧が読み取られ,校正データとなる。
タA(1),B(2)において,入力電圧と出力変位の
関係を校正する様子を示す。レバー(5)についた非接
触位置検出器(5a),(5b)が,マイクロメータヘ
ッド(6)で移動させられる。てこの原理で(5a)の
変位が(5b)の変位のn倍に拡大される。このとき,
位置検出器(5a),(5b)でそれぞれ圧電素子A
(1),B(2)の端面を監視し,それが何時も検出器
に対して同じ位置に来るように,それぞれの圧電素子に
フィードバックをかける。基準側の圧電素子の固定端
は,支持台(3)の上に固定される。校正は図1で説明
した変位計と同様の手順で行う。その時の,圧電素子へ
の入力電圧が読み取られ,校正データとなる。
【0026】 図7は,光スポットの重心位置を検出す
る半導体位置検出素子,A(1),B(2)を組合わせ
て,その位置−出力特性を図6と同様のレバー機構を使
って校正する様子を示す。レバー(5)に固定した光源
からのビーム(5a),(5b)のスポットの位置を,
そのビームに対向して,空間に固定された半導体位置検
出素子A(1),B(2)で検出できるように配置し,
図1で説明した変位計と同様の手順で校正する。
る半導体位置検出素子,A(1),B(2)を組合わせ
て,その位置−出力特性を図6と同様のレバー機構を使
って校正する様子を示す。レバー(5)に固定した光源
からのビーム(5a),(5b)のスポットの位置を,
そのビームに対向して,空間に固定された半導体位置検
出素子A(1),B(2)で検出できるように配置し,
図1で説明した変位計と同様の手順で校正する。
【0027】 本考案の方法を用いることにより,測定
器またはセンサまたはアクチュエータをそれがもつ分解
能と安定性で決まる限界の精度まで校正することができ
るようになる。測定器の分解能や安定性が使用環境で変
ることがあっても,その使用環境と同じに合せた環境で
校正をすることで使用上必要な精度の校正データを得る
ことができる。この方法で市販の容量型変位計を自律校
正したところ,与えられた感度で決まる校正直線からの
誤差が厳密に校正でき,校正しないで使った時の測定誤
差に比べ,校正した結果を使った時の誤差は1/20以
下になった。この校正の精度は,変位計の信号のノイズ
レベルと温度ドリフトで決まる限界とほぼ同じであっ
た。
器またはセンサまたはアクチュエータをそれがもつ分解
能と安定性で決まる限界の精度まで校正することができ
るようになる。測定器の分解能や安定性が使用環境で変
ることがあっても,その使用環境と同じに合せた環境で
校正をすることで使用上必要な精度の校正データを得る
ことができる。この方法で市販の容量型変位計を自律校
正したところ,与えられた感度で決まる校正直線からの
誤差が厳密に校正でき,校正しないで使った時の測定誤
差に比べ,校正した結果を使った時の誤差は1/20以
下になった。この校正の精度は,変位計の信号のノイズ
レベルと温度ドリフトで決まる限界とほぼ同じであっ
た。
【0028】 また,半導体レーザとPSD(半導体位
置検出素子)とで作製した光電式の2個のオートコリメ
ータの校正曲線を,高価な標準器を使うこと無く,0.
1秒より高い角度分解能で校正することもできた。一般
に,新しく開発された,従来品以上の分解能や安定性を
有する測定器も,本発明の方法を用いれば,簡単にその
限界まで校正することが出来る。
置検出素子)とで作製した光電式の2個のオートコリメ
ータの校正曲線を,高価な標準器を使うこと無く,0.
1秒より高い角度分解能で校正することもできた。一般
に,新しく開発された,従来品以上の分解能や安定性を
有する測定器も,本発明の方法を用いれば,簡単にその
限界まで校正することが出来る。
【0029】 形状の精密測定のために2本以上の変位
計を工作機械上に並ベて同時に変位を読み取る方法など
でも,その使用状況と同じ環境でその変位計の校正実験
が出来るので,形状測定の精度を向上させることができ
る。
計を工作機械上に並ベて同時に変位を読み取る方法など
でも,その使用状況と同じ環境でその変位計の校正実験
が出来るので,形状測定の精度を向上させることができ
る。
【0030】 また,STM(走査トンネル顕微鏡)な
どの測定器で使われる追従のためのアクチュエータの入
力電圧と出力変位の関係も本発明の方法で校正できる。
どの測定器で使われる追従のためのアクチュエータの入
力電圧と出力変位の関係も本発明の方法で校正できる。
【図1】は変位計の校正に本考案の原理を適用するとき
の例を示す説明図。 1,2………………校正の対象となる一対の変位計 3a,4a,6……マイクロメータヘッド 3……………………基準側変位計の支持台 4……………………被校正側の変位計の支持台 5……………………レバー 5a、5b…………レバー上の点
の例を示す説明図。 1,2………………校正の対象となる一対の変位計 3a,4a,6……マイクロメータヘッド 3……………………基準側変位計の支持台 4……………………被校正側の変位計の支持台 5……………………レバー 5a、5b…………レバー上の点
【図2】は、通常の直線近似をした校正曲線の持つ未知
の誤差の例を示す図。
の誤差の例を示す図。
【図3】は,校正曲線のプロットに際して基準側の校正
曲線の持つ誤差が1/nになる様子を示す。
曲線の持つ誤差が1/nになる様子を示す。
【図4】は電圧計の校正に本考案の原理を適用した様子
を示す説明図。
を示す説明図。
【図5】は,光学式角度計の校正の説明図。
【図6】は,積層ピエゾアクチュエータの入力電圧−変
位の関係の校正の説明図。
位の関係の校正の説明図。
【図7】は,半導体位置検出素子の,光スポット重心位
置−出力の関係の校正の説明図。
置−出力の関係の校正の説明図。
(図1〜4) 1,2………………校正対象の電圧計 3,4,5,6……端子記号を変える 7,8………………可変抵抗 9,10……………固定抵抗 図5 1,2………………校正対象の一対の角度検出器 3……………………コの字の形の鏡(円盤3に固定) 4……………………Tの字の回転鏡(円盤3と同軸で,
3とは独立した回転軸に固定) 5……………………回転円盤 6……………………ビームシフタ 図6 1,2………………校正対象の積層ピエゾアクチ
ュエータ 3……………………基準側アクチュエータ支持台 5……………………レバー 4……………………被校正側アクチュエータ支持台 5a,5b…………非接触位置検出器 6……………………マイクロメータヘッド 図7 1,2………………校正対象の半導体位置検出素
子 3……………………基準側半導体位置検出素子の支持台 4……………………被校正側半導体位置検出素子の支持
台 5……………………レバー 5a,5b…………光源 6……………………マイクロメータヘッド
3とは独立した回転軸に固定) 5……………………回転円盤 6……………………ビームシフタ 図6 1,2………………校正対象の積層ピエゾアクチ
ュエータ 3……………………基準側アクチュエータ支持台 5……………………レバー 4……………………被校正側アクチュエータ支持台 5a,5b…………非接触位置検出器 6……………………マイクロメータヘッド 図7 1,2………………校正対象の半導体位置検出素
子 3……………………基準側半導体位置検出素子の支持台 4……………………被校正側半導体位置検出素子の支持
台 5……………………レバー 5a,5b…………光源 6……………………マイクロメータヘッド
Claims (3)
- 【請求項1】 測定器の入力と出力の関係を二つの測
定器A,Bの比較測定で調べる校正において,入力とな
る物理量をその変化率がn:1(ただし,n>1とす
る)になる2種類の経路a,bで変化させ,経路aの変
化をAで測定し,その値を1/n倍した値を基準にし
て,経路bの変化をBで測定して得た値と比較する測定
器Bの校正データと,経路aの変化をBで測定した値を
1/n倍して基準にして,経路bの変化をAで測定して
得た値と比較する,測定器Aの校正データの二組のデー
タを交互に利用して,二つの測定器を精度良く,相互に
校正する方法。 - 【請求項2】 測定器A,Bの一方もしくは両方をセ
ンサに代えて,一方のセンサの入出力の関係と他方の測
定器またはセンサの入出力の関係と他方の測定器または
センサの入出力関係を,相互に校正する請求項1に記載
の校正方法。 - 【請求項3】 測定器A,Bの一方もしくは両方をア
クチュエータでの追従装置に代えて,アクチュエータ側
では,物理量の変化を読み取る代りに,その変化に追従
するように,アクチュエータにフィードバックをかけ
て,その時のアクチュエータへの駆動入力を読み取る形
に変えて,一方のアクチュエータの入出力の関係と他方
の測定器またはアクチュエータの入出力関係を,相互に
校正する請求項1に記載の校正方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31074092A JPH06213675A (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 測定器またはセンサまたはアクチュエータの自律的な校正法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31074092A JPH06213675A (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 測定器またはセンサまたはアクチュエータの自律的な校正法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06213675A true JPH06213675A (ja) | 1994-08-05 |
Family
ID=18008921
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31074092A Pending JPH06213675A (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 測定器またはセンサまたはアクチュエータの自律的な校正法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06213675A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114878166A (zh) * | 2022-06-21 | 2022-08-09 | 核工业理化工程研究院 | 一种微型传感器标定装置 |
-
1992
- 1992-10-08 JP JP31074092A patent/JPH06213675A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114878166A (zh) * | 2022-06-21 | 2022-08-09 | 核工业理化工程研究院 | 一种微型传感器标定装置 |
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