JPH06213833A - X線の反射率計測装置及びその計測方法 - Google Patents
X線の反射率計測装置及びその計測方法Info
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- JPH06213833A JPH06213833A JP5006320A JP632093A JPH06213833A JP H06213833 A JPH06213833 A JP H06213833A JP 5006320 A JP5006320 A JP 5006320A JP 632093 A JP632093 A JP 632093A JP H06213833 A JPH06213833 A JP H06213833A
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Abstract
(57)【要約】
X線の反射率計測精度を向上させ、更に計測時間をも短
縮させた計測装置及びその計測方法を提供することを目
的とする。該X線源からX線を受光し、被計測物に照射
する計測用の出射ビームとモニタ用の出射ビームの少な
くとも2本の平行光出射ビームとして出射する反射手段
が設けられている。モニタ用の出射ビームの光強度は、
被計測物に同時に照射された出射ビームの光強度に等し
いため、結局そのモニタ用の出射ビームの受光量と、該
反射手段より被計測物に出射されそこから反射した該計
測用の出射ビームの受光量とがリアルタイムで求めら
れ、それらから該被計測物における反射率が直ちに計算
されることとなる。また、従来の計測装置においては必
須であった計測ごとの被計測物の除去という作業が不要
となり、計測時間及びその手間が極端に減少することと
なる。
縮させた計測装置及びその計測方法を提供することを目
的とする。該X線源からX線を受光し、被計測物に照射
する計測用の出射ビームとモニタ用の出射ビームの少な
くとも2本の平行光出射ビームとして出射する反射手段
が設けられている。モニタ用の出射ビームの光強度は、
被計測物に同時に照射された出射ビームの光強度に等し
いため、結局そのモニタ用の出射ビームの受光量と、該
反射手段より被計測物に出射されそこから反射した該計
測用の出射ビームの受光量とがリアルタイムで求めら
れ、それらから該被計測物における反射率が直ちに計算
されることとなる。また、従来の計測装置においては必
須であった計測ごとの被計測物の除去という作業が不要
となり、計測時間及びその手間が極端に減少することと
なる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明はX線の反射率計測装置
及びその計測方法に関する。
及びその計測方法に関する。
【0002】
【従来の技術】X線は、物体に照射されたときに、物体
の表面に対する入射線の角度(入射角度)が浅いと、物
体の表面から反射しやすいという性質を有している。そ
の場合におけるX線の入射量に対する出射量の割合(反
射率)は、照射される物体の種類及びその表面の状態に
より変化する。
の表面に対する入射線の角度(入射角度)が浅いと、物
体の表面から反射しやすいという性質を有している。そ
の場合におけるX線の入射量に対する出射量の割合(反
射率)は、照射される物体の種類及びその表面の状態に
より変化する。
【0003】X線の反射率を物体ごとに計測し、X線の
入射角と反射率との関係を求めると、その物体固有の曲
線を描いて変化することが分かっている。X線技術の向
上には、様々な種類の物体について上記関係を求めるこ
とが不可欠である。この内、入射角については比較的容
易に測定が可能である。ところが反射率については、X
線の入射量と出射量とを正確に測定することは比較的困
難であるとされてきた。その理由を以下に述べる。
入射角と反射率との関係を求めると、その物体固有の曲
線を描いて変化することが分かっている。X線技術の向
上には、様々な種類の物体について上記関係を求めるこ
とが不可欠である。この内、入射角については比較的容
易に測定が可能である。ところが反射率については、X
線の入射量と出射量とを正確に測定することは比較的困
難であるとされてきた。その理由を以下に述べる。
【0004】
【解決しようとする課題】X線反射率を正確に計測する
ためには、被計測物へのX線の入射量と反射量を同時に
求めなくてはならない。図3(A)、図3(B)には、
X線の反射率を求めるためその入射量と出射量とを測定
する従来技術の一つの仕方が示されている。すなわち、
まず図3(A)に記載したように、X線の入射ビームA
上に被計測物7を置き、被計測物7の表面から反射した
出射ビームBをビーム強度測定手段4により測定し、出
射量を求める。次に図3(B)に記載したように、被計
測物7を入射ビームA上から取り除き、ビーム強度測定
手段4を入射ビームAを受光可能な位置まで移動させ、
その状態で入射量を求めていた。
ためには、被計測物へのX線の入射量と反射量を同時に
求めなくてはならない。図3(A)、図3(B)には、
X線の反射率を求めるためその入射量と出射量とを測定
する従来技術の一つの仕方が示されている。すなわち、
まず図3(A)に記載したように、X線の入射ビームA
上に被計測物7を置き、被計測物7の表面から反射した
出射ビームBをビーム強度測定手段4により測定し、出
射量を求める。次に図3(B)に記載したように、被計
測物7を入射ビームA上から取り除き、ビーム強度測定
手段4を入射ビームAを受光可能な位置まで移動させ、
その状態で入射量を求めていた。
【0005】この従来技術によりX線の反射率を求める
場合に問題となるのは、何れのX線源から出射されるX
線も、その強度が時間経過とともに変化してしまう性質
を有することである。明らかであるが、出射量を求めた
ときと入射量を求めたときのそれぞれのX線強度が異な
っていた場合、それらのデータから正確な反射率を求め
ることはできない。特に、出射量が入射量に近ければ近
いほど高い測定精度が必要とされる。したがって、正確
な反射率計測のため、リアルタイムで被計測物に照射さ
れるX線強度をモニタする必要が生じた。更に、従来技
術によればビーム強度測定手段4を正確に移動させなく
てはならないため、計測に長時間を要するという別な問
題も生じていた。
場合に問題となるのは、何れのX線源から出射されるX
線も、その強度が時間経過とともに変化してしまう性質
を有することである。明らかであるが、出射量を求めた
ときと入射量を求めたときのそれぞれのX線強度が異な
っていた場合、それらのデータから正確な反射率を求め
ることはできない。特に、出射量が入射量に近ければ近
いほど高い測定精度が必要とされる。したがって、正確
な反射率計測のため、リアルタイムで被計測物に照射さ
れるX線強度をモニタする必要が生じた。更に、従来技
術によればビーム強度測定手段4を正確に移動させなく
てはならないため、計測に長時間を要するという別な問
題も生じていた。
【0006】図2は、可視光等である入射ビームAの一
部のビームBを透過させ残りのビームCを反射させる従
来技術によるビームスプリッタ5(例えばハーフミラ
ー)の側面図である。この場合ビームCの量を測定する
ことにより、リアルタイムで入射ビームAの強度のモニ
タが可能となり、かつその計測時間も短い。しかしなが
ら、図2のビームスプリッタ5は、可視光のようにその
波長が長い場合にのみ使用できるものであり、波長の短
いX線の場合ほとんどが透過してしまい、ビームスプリ
ッタとしての役目を果たさない。本願発明は、X線の反
射率計測精度を向上させ、更に計測時間をも短縮させた
計測装置及びその計測方法を提供することを目的とす
る。
部のビームBを透過させ残りのビームCを反射させる従
来技術によるビームスプリッタ5(例えばハーフミラ
ー)の側面図である。この場合ビームCの量を測定する
ことにより、リアルタイムで入射ビームAの強度のモニ
タが可能となり、かつその計測時間も短い。しかしなが
ら、図2のビームスプリッタ5は、可視光のようにその
波長が長い場合にのみ使用できるものであり、波長の短
いX線の場合ほとんどが透過してしまい、ビームスプリ
ッタとしての役目を果たさない。本願発明は、X線の反
射率計測精度を向上させ、更に計測時間をも短縮させた
計測装置及びその計測方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的のために、本発
明では、入射したX線を、被計測物に照射される計測用
ビームとモニタ用ビームの少なくとも2本の平行光束化
されたビームとして反射する反射手段と、前記被計測物
で反射された計測用ビームを受光してその受光量を測定
する測定手段と、前記モニタ用ビームを受光してその受
光量を測定するモニタ手段とでX線の反射率計測装置を
構成した(請求項1)。
明では、入射したX線を、被計測物に照射される計測用
ビームとモニタ用ビームの少なくとも2本の平行光束化
されたビームとして反射する反射手段と、前記被計測物
で反射された計測用ビームを受光してその受光量を測定
する測定手段と、前記モニタ用ビームを受光してその受
光量を測定するモニタ手段とでX線の反射率計測装置を
構成した(請求項1)。
【0008】そして、入射したX線を、被計測物に照射
される計測用ビームとモニタ用ビームの少なくとも2本
の平行光束化されたビームとして反射させること、前記
被計測物で反射した計測用ビームを受光してその受光量
を測定すること、該計測用ビームの受光量の測定と同時
に前記モニタ用ビームを受光してその受光量を測定する
ことにより、これら測定された前記計測用ビームの受光
量とモニタ用ビームの受光量から前記被計測物のX線に
対する反射率を求めるようにした(請求項4)。
される計測用ビームとモニタ用ビームの少なくとも2本
の平行光束化されたビームとして反射させること、前記
被計測物で反射した計測用ビームを受光してその受光量
を測定すること、該計測用ビームの受光量の測定と同時
に前記モニタ用ビームを受光してその受光量を測定する
ことにより、これら測定された前記計測用ビームの受光
量とモニタ用ビームの受光量から前記被計測物のX線に
対する反射率を求めるようにした(請求項4)。
【0009】
【作用】本願発明のX線の反射率計測装置によれば、入
射したX線を、被計測物に照射する計測用の出射ビーム
とモニタ用の出射ビームの少なくとも2本の平行光出射
ビームとして出射する反射手段が設けられている。モニ
タ用の出射ビームの光強度は、被計測物に同時に照射さ
れた出射ビームの光強度に等しいため、結局そのモニタ
用の出射ビームの受光量と、該反射手段より被計測物に
出射されそこから反射した該計測用の出射ビームの受光
量とがリアルタイムで求められ、それらから該被計測物
における反射率が直ちに計算されることとなる。また、
従来の計測装置においては必須であった計測ごとの被計
測物の除去という作業が不要となり、計測時間及びその
手間が極端に減少することとなる。
射したX線を、被計測物に照射する計測用の出射ビーム
とモニタ用の出射ビームの少なくとも2本の平行光出射
ビームとして出射する反射手段が設けられている。モニ
タ用の出射ビームの光強度は、被計測物に同時に照射さ
れた出射ビームの光強度に等しいため、結局そのモニタ
用の出射ビームの受光量と、該反射手段より被計測物に
出射されそこから反射した該計測用の出射ビームの受光
量とがリアルタイムで求められ、それらから該被計測物
における反射率が直ちに計算されることとなる。また、
従来の計測装置においては必須であった計測ごとの被計
測物の除去という作業が不要となり、計測時間及びその
手間が極端に減少することとなる。
【0010】更に、本願発明のX線の反射率計測方法に
よれば、入射したX線を、被計測物に照射する計測用の
出射ビームとモニタ用の出射ビームの少なくとも2本の
平行光出射ビームとして出射するステップを有している
ため、上記と同様にそのモニタ用の出射ビームの受光量
と、該反射手段より被計測物に出射されそこから反射し
た該計測用の出射ビームの受光量とがリアルタイムで求
められ、それらから該被計測物における反射率が直ちに
計算されることとなる。また、従来の計測方法において
成されていた被計測物の除去というステップが不要とな
り、計測時間及びその手間が極端に減少することとな
る。
よれば、入射したX線を、被計測物に照射する計測用の
出射ビームとモニタ用の出射ビームの少なくとも2本の
平行光出射ビームとして出射するステップを有している
ため、上記と同様にそのモニタ用の出射ビームの受光量
と、該反射手段より被計測物に出射されそこから反射し
た該計測用の出射ビームの受光量とがリアルタイムで求
められ、それらから該被計測物における反射率が直ちに
計算されることとなる。また、従来の計測方法において
成されていた被計測物の除去というステップが不要とな
り、計測時間及びその手間が極端に減少することとな
る。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本願発明の実施例につ
き以下に説明する。図1は、本願発明によるX線の反射
率計測装置の概念図である。図1の実施例においては、
X線源1は固定焦点電子線励起型X線発生装置である
が、X線を発生するものであれば、いかなるものもX線
源1となり得る。
き以下に説明する。図1は、本願発明によるX線の反射
率計測装置の概念図である。図1の実施例においては、
X線源1は固定焦点電子線励起型X線発生装置である
が、X線を発生するものであれば、いかなるものもX線
源1となり得る。
【0012】点光源であるX線源1より照射されたX線
の一部Rは、コリメート鏡2の内側面(反射面)に入射
する。コリメート鏡2はテーパ状の略筒型形状を有し、
その内側面2aは大きな曲率半径を有する凹面となって
いる。内側面2aの曲率半径は、反射されたX線が平行
光となるように所定の値に設定されているものとし、本
実施例では前記凹面が回転放物面の一部を形成するよう
になっている。また本実施例においては、X線を反射し
易いように内側面2aに単層膜のコーティングが成され
ているが、このコーティングは多層膜であっても良く、
また場合によってはコーティングしなくても良い。
の一部Rは、コリメート鏡2の内側面(反射面)に入射
する。コリメート鏡2はテーパ状の略筒型形状を有し、
その内側面2aは大きな曲率半径を有する凹面となって
いる。内側面2aの曲率半径は、反射されたX線が平行
光となるように所定の値に設定されているものとし、本
実施例では前記凹面が回転放物面の一部を形成するよう
になっている。また本実施例においては、X線を反射し
易いように内側面2aに単層膜のコーティングが成され
ているが、このコーティングは多層膜であっても良く、
また場合によってはコーティングしなくても良い。
【0013】コリメート鏡2の内側面2aから反射され
た直後のX線Rは、平行ではあるが断面がリング状の出
射ビームとなっている。このリング状の出射ビームは、
コリメート鏡2に隣接配置された図示しないスリット板
を介して、計測用の出射ビームAとモニタ用の出射ビー
ムBとに分割される。本実施例ではコリメート鏡2とス
リット板とで反射手段を構成する。このようなコリメー
ト鏡を用いないで平行光を得るために、X線源を遠ざけ
るか市販のモノクロメータを用いるという方法もある
が、いずれも被計測物に到達する光強度が極端に低くな
るという問題を有し、またX線源を遠ざける方法は装置
が巨大化するという問題も有している。なお本実施例に
おいては反射されたX線は2本のビームに分割された
が、必要に応じて3本あるいはそれ以上のビームに分割
することができる。
た直後のX線Rは、平行ではあるが断面がリング状の出
射ビームとなっている。このリング状の出射ビームは、
コリメート鏡2に隣接配置された図示しないスリット板
を介して、計測用の出射ビームAとモニタ用の出射ビー
ムBとに分割される。本実施例ではコリメート鏡2とス
リット板とで反射手段を構成する。このようなコリメー
ト鏡を用いないで平行光を得るために、X線源を遠ざけ
るか市販のモノクロメータを用いるという方法もある
が、いずれも被計測物に到達する光強度が極端に低くな
るという問題を有し、またX線源を遠ざける方法は装置
が巨大化するという問題も有している。なお本実施例に
おいては反射されたX線は2本のビームに分割された
が、必要に応じて3本あるいはそれ以上のビームに分割
することができる。
【0014】コリメート鏡2から出射された計測用の出
射ビームは、被計測物7に照射される。そこで一部が吸
収あるいは分散されるが、残りは被計測物7で反射され
て出射ビームBとなり、測定手段である出射ビーム強度
測定装置4に入射する。出射ビーム強度測定装置4は、
入射した出射ビームBの受光量を測定してその量に応じ
た信号を出力するようになっている。
射ビームは、被計測物7に照射される。そこで一部が吸
収あるいは分散されるが、残りは被計測物7で反射され
て出射ビームBとなり、測定手段である出射ビーム強度
測定装置4に入射する。出射ビーム強度測定装置4は、
入射した出射ビームBの受光量を測定してその量に応じ
た信号を出力するようになっている。
【0015】コリメート鏡2から出射されたモニタ用の
出射ビームは、モニタ手段である入射ビーム強度測定装
置3に受光されその受光量が測定される。入射ビーム強
度測定装置3の測定した受光量は、被計測物へのリアル
タイムの入射量とは厳密に言えば異なるが、その差は無
視できるほど小さい。被計測物のX線反射率は、被計測
物からの出射量を被計測物への入射量で割算することに
よって得られるから、出射ビーム強度測定装置4で測定
した受光量を入射ビーム強度測定装置3の測定した受光
量で割ることにより、リアルタイムにその反射率が得ら
れることとなる。なお、出射及び入射ビーム強度測定装
置3、4についてはよく知られたものであるため、以下
に詳細は記載しない。
出射ビームは、モニタ手段である入射ビーム強度測定装
置3に受光されその受光量が測定される。入射ビーム強
度測定装置3の測定した受光量は、被計測物へのリアル
タイムの入射量とは厳密に言えば異なるが、その差は無
視できるほど小さい。被計測物のX線反射率は、被計測
物からの出射量を被計測物への入射量で割算することに
よって得られるから、出射ビーム強度測定装置4で測定
した受光量を入射ビーム強度測定装置3の測定した受光
量で割ることにより、リアルタイムにその反射率が得ら
れることとなる。なお、出射及び入射ビーム強度測定装
置3、4についてはよく知られたものであるため、以下
に詳細は記載しない。
【0016】ところで、出射及び入射ビーム強度測定装
置3、4の間に若干の感度差が生じていることがある。
このような場合、予め同一強度のX線に対する出射及び
入射ビーム強度測定装置3、4のそれぞれの出力を測定
し、それら出力の比を補正係数として予め求めておけ
ば、実際の計測において補正係数を掛け合わせることに
より、より正確な反射率を求めることができる。
置3、4の間に若干の感度差が生じていることがある。
このような場合、予め同一強度のX線に対する出射及び
入射ビーム強度測定装置3、4のそれぞれの出力を測定
し、それら出力の比を補正係数として予め求めておけ
ば、実際の計測において補正係数を掛け合わせることに
より、より正確な反射率を求めることができる。
【0017】X線源から照射されるX線強度は、時間経
過と共に変化することは既に述べており、また図1の実
施例はリアルタイムで測定するため、そのような変化を
考慮する必要がないこともまた既に述べた通りである。
しかしながら、計測においてX線の強度が一定であるほ
うが都合が良いことがある。以下に述べる第2実施例
は、X線源を制御して照射されるX線の強度をほぼ一定
にするものである。
過と共に変化することは既に述べており、また図1の実
施例はリアルタイムで測定するため、そのような変化を
考慮する必要がないこともまた既に述べた通りである。
しかしながら、計測においてX線の強度が一定であるほ
うが都合が良いことがある。以下に述べる第2実施例
は、X線源を制御して照射されるX線の強度をほぼ一定
にするものである。
【0018】図4は、本願発明の第2実施例の概念図で
ある。図4において、図1の実施例と異なる点のみ説明
し、同じ点については同一符号を付してその説明を省略
する。図4の入射ビーム強度測定装置3は、制御手段で
ある比較制御装置6に接続され入射量をデータとして出
力するようになっている。比較制御装置6はまた、X線
源1へ駆動出力を印加するものである。比較制御装置6
に入力された入射量データは、予め記憶された目標値T
G と比較され、それらの差に基づいた量だけ、X線源1
への駆動出力を調整する。したがって、調整された駆動
出力に基づきX線源1は制御され、それによりほぼ一定
のX線を照射するようになる。
ある。図4において、図1の実施例と異なる点のみ説明
し、同じ点については同一符号を付してその説明を省略
する。図4の入射ビーム強度測定装置3は、制御手段で
ある比較制御装置6に接続され入射量をデータとして出
力するようになっている。比較制御装置6はまた、X線
源1へ駆動出力を印加するものである。比較制御装置6
に入力された入射量データは、予め記憶された目標値T
G と比較され、それらの差に基づいた量だけ、X線源1
への駆動出力を調整する。したがって、調整された駆動
出力に基づきX線源1は制御され、それによりほぼ一定
のX線を照射するようになる。
【0019】
【発明の効果】以上、詳細に述べてきた本願発明のX線
の反射率計測装置によれば、入射したX線を、被計測物
に照射する計測用の出射ビームとモニタ用の出射ビーム
の少なくとも2本の平行光出射ビームとして出射する反
射手段が設けられている。モニタ用の出射ビームの光強
度は、被計測物に同時に照射された出射ビームの光強度
に等しいため、結局そのモニタ用の出射ビームの受光量
と、該反射手段より被計測物に出射されそこから反射し
た該計測用の出射ビームの受光量とがリアルタイムで求
められ、それらから該被計測物における反射率が直ちに
計算されることとなる。また、従来の計測装置において
は必須であった計測ごとの被計測物の除去という作業が
不要となり、計測時間及びその手間が極端に減少するこ
ととなる。
の反射率計測装置によれば、入射したX線を、被計測物
に照射する計測用の出射ビームとモニタ用の出射ビーム
の少なくとも2本の平行光出射ビームとして出射する反
射手段が設けられている。モニタ用の出射ビームの光強
度は、被計測物に同時に照射された出射ビームの光強度
に等しいため、結局そのモニタ用の出射ビームの受光量
と、該反射手段より被計測物に出射されそこから反射し
た該計測用の出射ビームの受光量とがリアルタイムで求
められ、それらから該被計測物における反射率が直ちに
計算されることとなる。また、従来の計測装置において
は必須であった計測ごとの被計測物の除去という作業が
不要となり、計測時間及びその手間が極端に減少するこ
ととなる。
【0020】更に、本願発明のX線の反射率計測方法に
よれば、入射したX線を、被計測物に照射する計測用の
出射ビームとモニタ用の出射ビームの少なくとも2本の
平行光出射ビームとして出射するステップを有している
ため、上記と同様にそのモニタ用の出射ビームの受光量
と、該反射手段より被計測物に出射されそこから反射し
た該計測用の出射ビームの受光量とがリアルタイムで求
められ、それらから該被計測物における反射率が直ちに
計算されることとなる。また、従来の計測方法において
成されていた被計測物の除去というステップが不要とな
り、計測時間及びその手間が極端に減少することとな
る。
よれば、入射したX線を、被計測物に照射する計測用の
出射ビームとモニタ用の出射ビームの少なくとも2本の
平行光出射ビームとして出射するステップを有している
ため、上記と同様にそのモニタ用の出射ビームの受光量
と、該反射手段より被計測物に出射されそこから反射し
た該計測用の出射ビームの受光量とがリアルタイムで求
められ、それらから該被計測物における反射率が直ちに
計算されることとなる。また、従来の計測方法において
成されていた被計測物の除去というステップが不要とな
り、計測時間及びその手間が極端に減少することとな
る。
【図1】本願発明によるX線の反射率計測装置の概念
図。
図。
【図2】従来技術によるビームスプリッタの側面図。
【図3】(A)X線の反射率を求めるためその入射量と
出射量とを測定する従来技術の一つの仕方を示した図。 (B)X線の反射率を求めるためその入射量と出射量と
を測定する従来技術の一つの仕方を示した図。
出射量とを測定する従来技術の一つの仕方を示した図。 (B)X線の反射率を求めるためその入射量と出射量と
を測定する従来技術の一つの仕方を示した図。
【図4】本願発明による第2の実施例であるX線の反射
率計測装置の概念図。
率計測装置の概念図。
1 X線源 2 コリメート鏡 3 入射ビーム強度測定装置 4 出射ビーム強度測定装置 6 比較制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 降幡 惠司 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内
Claims (5)
- 【請求項1】 入射したX線を、被計測物に照射される
計測用ビームとモニタ用ビームの少なくとも2本の平行
光束化されたビームとして反射する反射手段と、 前記被計測物で反射された計測用ビームを受光してその
受光量を測定する測定手段と、 前記モニタ用ビームを受光してその受光量を測定するモ
ニタ手段とを有することを特徴とするX線の反射率計測
装置。 - 【請求項2】 前記反射手段がコリメート鏡であること
を特徴とする請求項1記載のX線の反射率計測装置。 - 【請求項3】 入力信号に比例した強度のX線を出射す
るX線源と、前記モニタ手段が測定した受光量に基づい
て前記X線源への入力信号を制御する制御手段とを更に
有することを特徴とする請求項1記載のX線の反射率計
測装置。 - 【請求項4】 入射したX線を、被計測物に照射される
計測用ビームとモニタ用ビームの少なくとも2本の平行
光束化されたビームとして反射させること、 前記被計測物で反射した計測用ビームを受光してその受
光量を測定すること、 該計測用ビームの受光量の測定と同時に前記モニタ用ビ
ームを受光してその受光量を測定すること、および測定
された前記計測用ビームの受光量とモニタ用ビームの受
光量から前記被計測物のX線に対する反射率を求めるこ
と、からなるX線の反射率計測方法。 - 【請求項5】 請求項4記載のX線の反射率計測方法に
おいて、 前記測定されたモニタ用ビームの受光量に基づいて前記
入射するX線の強度を制御することを特徴とするX線の
反射率計測装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5006320A JPH06213833A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | X線の反射率計測装置及びその計測方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5006320A JPH06213833A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | X線の反射率計測装置及びその計測方法 |
Publications (1)
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| JPH06213833A true JPH06213833A (ja) | 1994-08-05 |
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| JP5006320A Withdrawn JPH06213833A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | X線の反射率計測装置及びその計測方法 |
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Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013508683A (ja) * | 2009-10-14 | 2013-03-07 | リガク イノベイティブ テクノロジーズ インコーポレイテッド | 多重配置x線光学装置 |
| JP2023542674A (ja) * | 2020-09-17 | 2023-10-11 | シグレイ、インコーポレイテッド | X線を用いた深さ分解計測および分析のためのシステムおよび方法 |
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-
1993
- 1993-01-19 JP JP5006320A patent/JPH06213833A/ja not_active Withdrawn
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