JPH0621457Y2 - 咬合器 - Google Patents

咬合器

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JPH0621457Y2
JPH0621457Y2 JP752091U JP752091U JPH0621457Y2 JP H0621457 Y2 JPH0621457 Y2 JP H0621457Y2 JP 752091 U JP752091 U JP 752091U JP 752091 U JP752091 U JP 752091U JP H0621457 Y2 JPH0621457 Y2 JP H0621457Y2
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articulator
base plate
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mounting frame
jaw
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、歯科患者の上下顎歯牙
の歯科保存物、歯科補綴物、および歯科矯正器具等の歯
科製作物の作製のために用いる咬合器に関し、特に、上
顎基底板が上顎基底板取付枠に、および下顎基底板が下
顎基底板取付枠に沿って、それぞれ摺動できる構造を具
備した歯科用咬合器に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に示したように、従来の咬合器31
は、咬合器の基底板取付枠32および33上に設けられた基
底板34および35上に、上下の顎石膏模型(図示せず)を
ワックスバイトに印記された咬合関係でそれぞれを装着
し、咬合器上で上下顎の咬合状態を再現するものであっ
た。さらに、前記従来の咬合器では、口腔内において適
切と思われる上下顎の静動的位置関係をチェックバイト
法等により咬合採得し、生体の下顎の三次元的運動を記
録し、咬合器の各機能を調節して、下顎の三次元的動き
を口腔外、すなわち咬合器上において再現するものであ
った。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の咬合器では、上下歯牙模型の接触状態における三次
元的運動に関してはかなり精密に再現することは可能で
はあるが、咬合高径を咬合器上で変更するということに
対しては留意されていなかった。すなわち、咬合器上で
咬合高径を変更しようとする際に重要なことは、上下顎
模型の開閉運動の中心軸と上下顎模型との距離が、生体
における上下顎とその開閉運動との距離が一致している
ことであり、両者の距離が一致していなければ、咬合高
径を変更した場合、咬合器上ですべての歯が咬合接触す
るように作製された補綴物であっても、口腔内では咬合
器上と同様の咬合接触状態が得られないのである。従っ
て、本考案のような上下顎模型と疑似関節との距離の微
調整が可能な装置を具備していない従来型の咬合器で
は、咬合高径の変更を咬合器上で行うことは考えられ
ず、また実施されてもおらず、実際に咬合高径の変更を
行う時は、まず患者の口腔内で咬合採得を再度行い、次
に、それを用いて上下顎模型を咬合器に装着するという
方法が採られていた。しかし、この方法によると患者の
口腔内で改めて咬合採得を行わねばならぬ等、多大な手
間を要し、患者に少なからずの煩わしさと負担を強いる
ものであった。
【0004】また、生体の上下顎の開閉運動の中心を左
右の顎関節内にある関節頭のほぼ中心を結んだ軸にある
と仮定して、上下顎と顎関節との距離をフェイス棒など
の器具を用いて測定し、それに合うように、咬合器上に
再現しようとする方法も試みられていたが、実際には、
咬合高径を変更しようとする時、その方法でも前述のよ
うな咬合採得からやり直す方法が採られている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、ヒトの上下顎
の開閉運動の中心軸の位置を模型観察および生体観察に
よって的確に推測し得るならば、その距離関係を咬合器
上に上下顎模型を装着した後でも変更可能な咬合器を提
供することを目的としてなされたものであり、また、ヒ
トの上下顎の開閉運動の中心軸の位置を的確に推測でき
なくとも、上下顎模型が開閉運動の中心軸に対して位置
を変更できる装置を備えた咬合器を利用することにより
思考錯誤的な補綴物を何種類か作製して生体と一致する
上下顎の開閉運動の中心軸の位置を規定することを可能
にするのである。さらに、生体の顎の開閉運動の中心軸
がその生体にとって不適切であると診断した場合など
は、積極的に顎の開閉運動の中心軸の位置が変更された
補綴物を作製することも可能となるような咬合器の提供
を目的としてなされたものである。すなわち、本考案の
要旨とするところは、上顎基底板取付枠、該上顎基底板
取付枠の長手方向に沿って摺動可能に装着された上顎基
底板、下顎基底板取付枠、該下顎基底板取付枠の長手方
向に摺動可能に装着された下顎基底板、および該下顎基
底板取付枠に対して該上顎基底板取付枠を回動可能に連
結し、疑似顎関節として機能する蝶番を有した咬合器で
ある。
【0006】
【作用】上記構成により、咬合器上での咬合高径の変更
に当たって、上下顎の開閉運動の中心軸の位置が、術者
の意図に沿って、所望の位置に容易に位置変更ができる
のである。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を、図面に沿って説明
する。
【0008】(1) 本考案の咬合器の構成 図1は、本考案の咬合器の全体斜視図であり、本考案の
咬合器1は、基本的には、上顎基底板取付枠2、該取付
枠2の長手方向に沿って摺動可能に装着された上顎基底
板3、下顎基底板取付枠4、該取付枠4の長手方向に摺
動可能に装着された下顎基底板6、および該取付枠4に
対して該取付枠2を回動可能に連結し、疑似関節として
機能する蝶番8、さらに、咬合時(すなわち、噛合状態
時)に取付枠4の先端部分に設けられた切歯ピン受け座
4cにピン先端が当接し、かつ取付枠2に対して上下にス
ライド可能で、留めネジ7aにより取付枠2に固定されて
いる切歯ピン7から構成されている。なお、蝶番8の内
孔にピン8aを挿脱することにより、該取付枠2と該取付
枠4は互いに連結、分離ができる。
【0009】該取付枠2は、図1に示すように、疑似顎
関節として機能する蝶番8によって該取付枠4に対して
回動可能に連結されており、取付枠2の本体部2aには、
本体部2aの長手方向に上部スライド部材3aおよび上顎模
型固定台21から構成される上顎基底板3が摺動可能に装
着された構成になっている。また、本体部2aの側面部に
は、本体部2aの長手方向に適宜の長さにわたって、適宜
の間隔で目盛9が刻設されている。さらに、本体部2aの
先端部近傍には、前記切歯ピン7が貫設されている。
【0010】また、取付枠2は、図3(a) に示すよう
に、スライド部材3aに周囲を覆われるようにして外装さ
れ、スライド部材3aが本体部2aの長手方向に摺動可能な
構造となっている。さらに、スライド部材3aの上面には
螺子穴3bが貫通して穿設され、これに留めネジ11が螺着
され、ネジ11を締めることにより、スライド部材3a、す
なわち基底板3を本体部2aの任意の位置にて固定可能と
している。なお、図2に示したように、スライド部材3a
の側面に設けられた窓9aを介して本体部2aの側面に刻設
された目盛9と対応し、スライド部材3aの位置を示すた
めの読取点9bが、スライド部材3aの側面に刻設されてい
る。
【0011】さらに、図3(a) に示すように、スライド
部材3aに連設されている角柱状の支柱3cは、支柱3cに沿
って摺動可能な断面略コの字型の上顎模型固定台21に周
囲を覆われるようにして外装されている。該固定台21の
上部側面部には螺子穴10a と該穴10a に螺着する留めネ
ジ10が具備されており、留めネジ10を締めることによ
り、支柱3cと固定台21は互いに連結される。また、固定
台21の底面部21a には、石膏模型を装着した際の顎模型
の安定を確実ならしめるよう、複数個の突起16が設けら
れており、また該底面部21a の中央部には磁石20が埋設
されている。かような構造が故に、固定台21に装着した
上顎石膏模型23の下顎石膏模型19に対する間隔 (高さ)
調節が、支柱3cに沿って固定台21を摺動させ、適宜の位
置にて留めネジ10を締める操作によって可能である。
【0012】一方、該取付枠4は、作業台等の机上での
使用時に、咬合器1を安定して置けるように、その基端
底部4aが台座形状であり、該基端底部4aから水平方向に
延設された平板形状の下顎基底取付枠本体部4bから構成
されている。また、本体部4bの両側部には、図1および
図3(b) に示すように、下部スライド部材6aと下顎模型
固定台17から構成される下顎基底板6が本体部4bの長手
方向に適宜の長さにわたって摺動できるよう、スライド
部材6a摺動用の溝5、5が凹設され、溝5の下方には図
2に示したように溝5と平行に適宜の間隔で目盛12が刻
設されている。
【0013】さらに、本体部4b上面の先端部近傍には、
前記切歯ピン7の受け座4cが付設されている。
【0014】また、本体部4bには、図3(b) に示すよう
に、断面略コの字型のスライド部材6aの下端両端部近傍
において内側向きに突設した突設部6b、6bが、本体部4b
に設けられた溝5、5内にそれぞれ嵌合するように装着
され、スライド部材6aが本体部4b上を長手方向に摺動可
能としている。さらに、スライド部材6aの一側面には螺
子穴6cが貫通して穿設され、これに留めネジ14が螺着さ
れ、ネジ14を締めることにより、スライド部材6aを本体
部4bの任意の位置にて固定可能としている。なお、スラ
イド部材6aの側面には、本体部4bの側面に刻設された目
盛12と対応し、スライド部材6aの位置を示すための読取
点13が刻設されている。
【0015】さらに、図3(b) に示すように、スライド
部材6aに連設されている角柱状の支柱6dは、支柱6dに沿
って摺動可能な断面略コの字型の下顎模型固定台17に周
囲を覆われるようにして外装されている。該固定台17の
下部側面部には螺子穴15a と該穴15a に螺着する留めネ
ジ15が具備されており、留めネジ15を締めることによ
り、支柱6dと固定台17は互いに連結される。また、固定
台17の上面部17a には、石膏模型を載置した際の顎模型
の安定を確実ならしめるよう、複数個の突起16が設けら
れており、また該上面部17a の中央部には磁石20が埋設
されている。かような構造が故に、固定台17上に載置し
た下顎石膏模型19の上顎石膏模型23に対する間隔 (高
さ) 調節が、支柱6dに沿って固定台17を摺動させ、適宜
の位置にて留めネジ15を締める操作によって可能であ
る。
【0016】図4は、本考案の咬合器の他の実施態様を
示す全体斜視図であるが、上顎基底取付枠2および下顎
基底取付枠4の長手方向に沿って各二本の基底板3およ
び6をそれぞれ摺動させる構造、および図5(a)(b)にそ
れぞれ示したように、固定台21および17が、スライド部
材3aおよび6aから、留めネジ24および25によって着脱で
きる構造を除いて、他は図1に示した咬合器の構成と実
質的に同様である。
【0017】(2) 本考案の咬合器の使用態様 本考案の咬合器の使用態様を、図2に沿って説明する。
【0018】 咬合器への上下顎模型の装着 まず、患者の上下顎間にワックスバイトを置き、上下顎
を咬合させて咬合採得を行う。咬合採得して得られたワ
ックスバイトを上下顎模型の間に挿入し、上下顎模型の
対咬 (咬合) 関係を維持させるために、細いワイヤー糸
等で上下顎模型を縛り、固定して、上下顎一体とする。
【0019】次に、下顎模型固定台17に埋設された磁石
20上に金属板20a を置き、該板20a上に石膏泥の適量を
盛って、模型と固定台との連結のための未乾燥の石膏台
座、すなわち装着用石膏22とし、該石膏22が乾かない内
に、上下顎模型の向きおよび傾斜を考慮しながら、先に
上下顎一体とした上下顎模型を該石膏22上に置く。
【0020】そして、上顎模型固定台21に埋設された磁
石20に金属板20a を吸着させる一方で、上顎模型23の上
面部に石膏泥の適量を盛って、装着用石膏18とし、切歯
ピン7が受座4cに当接する状態、すなわち、未乾燥の装
着用石膏22を押さえ付けた状態で乾燥させて、咬合器へ
の上下顎模型の装着作業を終了する。
【0021】装着が終了した時に、スライド部材3aおよ
び6aの側面に設けられている読取点9bおよび13と対応し
ている目盛9および12の位置それぞれを読み取る。
【0022】 咬合器上の上下顎模型の位置調整 咬合器への上下顎模型の装着が完了したならば、術者
は、患者の顎運動および作製された顎模型を観察し、該
観察状況から適切な顎模型と疑似関節との距離をスライ
ド部材3aおよび6aそれぞれを摺動させることにより変更
し、生体の上下顎と開閉運動の中心との距離を一致させ
る。摺動が終了した位置にて、ネジ11および14それぞれ
を締め、上下顎模型の取り付け位置を確定する。
【0023】 前記工程およびを経て咬合器上に
装着された上下顎模型を用いて、歯科保存物、歯科補綴
物、および歯科矯正器具等の歯科製作物の作製を行う。
【0024】
【考案の効果】本考案により、上下の顎石膏模型が装着
された各基底板の位置が、各顎基底板取付枠に沿って摺
動可能であるので、所期の目的であった、咬合器上での
咬合高径の変更を可能とし、ヒトの上下顎と上下顎の開
閉運動の中心軸との距離関係が再現でき、生体と一致す
る上下顎の開閉運動の中心軸の位置が特定でき、および
積極的に開閉運動の中心軸の位置を変更した補綴物の作
製を可能ならしめる咬合器が提供されたのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の全体斜視図である。
【図2】本考案の使用状態を示す側面図である。
【図3】(a)は、図2のA−A拡大断面図である。 (b)
は、図2のB−B拡大断面図である。
【図4】本考案の一実施態様の全体斜視図である。
【図5】(a)は、図4のC−C拡大断面図である。 (b)
は、図4のD−D拡大断面図である。
【図6】従来の咬合器の全体斜視図である。
【符号の説明】
1…咬合器 2…上顎基底板取付枠 3…上顎基底板 3a…上部スライド部材 3b…螺子穴 3c…支柱 4…下顎基底板取付枠 4a…基端底部 4b…下顎基底板取付枠本体部 4c…切歯ピン受け座 5…溝 6…下顎基底板 6a…下部スライド部材 6b…突設部 6c…螺子穴 6d…支柱 7…切歯ピン 7a…留めネジ 8…蝶番 8a…ピン 9…目盛 9a…窓 9b…読取点 10…留めネジ 11…留めネジ 12…目盛 13…読取点 14…留めネジ 15…留めネジ16…突起17…下顎模型固定台17a…上面部1
8…装着用石膏19…下顎石膏模型20…磁石20a …金属板2
1…上顎模型固定台21a …底面部22…装着用石膏23…上
顎石膏模型24…留めネジ25…留めネジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上顎基底板取付枠、該上顎基底板取付枠
    の長手方向に沿って摺動可能に装着された上顎基底板、
    下顎基底板取付枠、該下顎基底板取付枠の長手方向に摺
    動可能に装着された下顎基底板、および該下顎基底板取
    付枠に対して該上顎基底板取付枠を回動可能に連結する
    蝶番からなる咬合器。
JP752091U 1991-02-20 1991-02-20 咬合器 Expired - Lifetime JPH0621457Y2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP752091U JPH0621457Y2 (ja) 1991-02-20 1991-02-20 咬合器
PCT/JP1992/000176 WO1992014418A1 (en) 1991-02-20 1992-02-19 Articulator
CA 2079906 CA2079906A1 (en) 1991-02-20 1992-02-19 Articulator
AU12090/92A AU1209092A (en) 1991-02-20 1992-02-19 Articulator
EP19920905104 EP0525209A4 (en) 1991-02-20 1992-02-19 Articulator

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JP752091U JPH0621457Y2 (ja) 1991-02-20 1991-02-20 咬合器

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Publication Number Publication Date
JPH04104817U JPH04104817U (ja) 1992-09-09
JPH0621457Y2 true JPH0621457Y2 (ja) 1994-06-08

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ID=31739418

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JP752091U Expired - Lifetime JPH0621457Y2 (ja) 1991-02-20 1991-02-20 咬合器

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