JPH0621539Y2 - 太陽熱を利用した淡水化装置 - Google Patents
太陽熱を利用した淡水化装置Info
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- JPH0621539Y2 JPH0621539Y2 JP1986109694U JP10969486U JPH0621539Y2 JP H0621539 Y2 JPH0621539 Y2 JP H0621539Y2 JP 1986109694 U JP1986109694 U JP 1986109694U JP 10969486 U JP10969486 U JP 10969486U JP H0621539 Y2 JPH0621539 Y2 JP H0621539Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、太陽熱を熱源とし、蒸気は通過するが液体は
通過しない性質を有する透過膜を使用して海水から淡水
を製造する装置に関するものであり、特に、外洋ヨット
や離島の家庭等での使用に適した淡水化装置に関するも
のである。
通過しない性質を有する透過膜を使用して海水から淡水
を製造する装置に関するものであり、特に、外洋ヨット
や離島の家庭等での使用に適した淡水化装置に関するも
のである。
太陽熱を熱源とし、蒸気は通過するが液体は通過しない
性質を有する透過膜を使用して海水から淡水を製造する
装置は、先行技術としての実公昭50−190号公報及
び特開昭60−34786号公報等によって提案されて
いる。
性質を有する透過膜を使用して海水から淡水を製造する
装置は、先行技術としての実公昭50−190号公報及
び特開昭60−34786号公報等によって提案されて
いる。
そして、これら公報における淡水化装置は、傾斜状に配
設した透過膜の上面側に海水を供給して太陽熱によって
暖め、この温海水から前記透過膜の下面側に透過した蒸
気を、前記透過膜の下面側に配設した凝縮用伝熱板によ
って凝縮させて淡水を製造するようにしたものであっ
た。
設した透過膜の上面側に海水を供給して太陽熱によって
暖め、この温海水から前記透過膜の下面側に透過した蒸
気を、前記透過膜の下面側に配設した凝縮用伝熱板によ
って凝縮させて淡水を製造するようにしたものであっ
た。
一般に、蒸気は通過するが液体は通過しない性質を有す
る透過膜を使用した淡水化装置の性能、つまり淡水の製
造能力は、温海水と凝縮用伝熱板との温度差に比例する
ものであるから、温海水の温度が高い程淡水の製造能力
は増大する。一方、海水の加熱に際しては、その加熱後
の温度が65℃以上になると、海水中の炭酸カルシウム
等のスケールの析出量が急激に増大するものであること
が知られている。
る透過膜を使用した淡水化装置の性能、つまり淡水の製
造能力は、温海水と凝縮用伝熱板との温度差に比例する
ものであるから、温海水の温度が高い程淡水の製造能力
は増大する。一方、海水の加熱に際しては、その加熱後
の温度が65℃以上になると、海水中の炭酸カルシウム
等のスケールの析出量が急激に増大するものであること
が知られている。
ところが、前記先行技術の太陽熱を利用した淡水化装置
は、透過膜の上面側に供給した海水を、太陽熱によって
直接的に暖めるように構成しているので、換言すると、
透過膜を備えた蒸溜器と太陽熱集熱器とが一体的に構成
されていて大型であるため、この淡水装置を、太陽熱を
受け易い場所に設置することが困難であると共に、透過
膜に供給する海水の温度を、スケールの析出がなく、且
つ、淡水の製造能力を高い値に維持できるように制御す
ることは極めて困難である点に問題がある。
は、透過膜の上面側に供給した海水を、太陽熱によって
直接的に暖めるように構成しているので、換言すると、
透過膜を備えた蒸溜器と太陽熱集熱器とが一体的に構成
されていて大型であるため、この淡水装置を、太陽熱を
受け易い場所に設置することが困難であると共に、透過
膜に供給する海水の温度を、スケールの析出がなく、且
つ、淡水の製造能力を高い値に維持できるように制御す
ることは極めて困難である点に問題がある。
すなわち、太陽の日射量は、季節、時間及び場所等によ
り大幅に変化するから、透過膜の上面側に対する海水の
供給量を、太陽の日射量が強い場合において当該海水が
太陽熱によって65℃以上に加熱されないような値に設
定すると、太陽の日射量が弱くなった場合において、温
海水の温度が低くなるから、淡水の製造量は、温海水の
太陽による集熱量に相当する理論的製造量よりも低下す
ることになり、また、透過膜の上面側に対する海水の供
給量を、太陽の日射量が弱い場合を基準にして設定する
と、太陽の日射量が強くなった場合において、温海水の
温度が高くなり過ぎて、スケールが多量に析出すること
になる。
り大幅に変化するから、透過膜の上面側に対する海水の
供給量を、太陽の日射量が強い場合において当該海水が
太陽熱によって65℃以上に加熱されないような値に設
定すると、太陽の日射量が弱くなった場合において、温
海水の温度が低くなるから、淡水の製造量は、温海水の
太陽による集熱量に相当する理論的製造量よりも低下す
ることになり、また、透過膜の上面側に対する海水の供
給量を、太陽の日射量が弱い場合を基準にして設定する
と、太陽の日射量が強くなった場合において、温海水の
温度が高くなり過ぎて、スケールが多量に析出すること
になる。
本考案は、この問題を解消することを目的とするもので
ある。
ある。
この目的を達成するために本考案は、温海水通路を区成
する透過膜と、冷却海水通路を区成する凝縮用伝熱板と
を、その間に蒸気空間室を形成するように並設した透過
膜式蒸溜器、及び太陽熱集熱器を備え、前記透過膜式蒸
溜器における蒸気空間室に淡水取出口を設け、前記冷却
海水通路の入口に海水供給管路を、前記温海水通路の出
口に海水出口管路を各々接続する一方、前記冷却海水通
路の出口を前記太陽熱集熱器の入口に、太陽熱集熱器の
出口を前記温海水通路の入口に各々接続し、且つ、前記
海水供給管路中又は前記冷却海水通路の出口から前記温
海水通路の入口に至る管路中には、前記太陽熱集熱器の
出口における海水の出口温度に関連して、この出口温度
が高くなれば開き作動し、この出口温度が低くなれば閉
じ作動するようにした流量制御弁を設けると言う構成に
したものである。
する透過膜と、冷却海水通路を区成する凝縮用伝熱板と
を、その間に蒸気空間室を形成するように並設した透過
膜式蒸溜器、及び太陽熱集熱器を備え、前記透過膜式蒸
溜器における蒸気空間室に淡水取出口を設け、前記冷却
海水通路の入口に海水供給管路を、前記温海水通路の出
口に海水出口管路を各々接続する一方、前記冷却海水通
路の出口を前記太陽熱集熱器の入口に、太陽熱集熱器の
出口を前記温海水通路の入口に各々接続し、且つ、前記
海水供給管路中又は前記冷却海水通路の出口から前記温
海水通路の入口に至る管路中には、前記太陽熱集熱器の
出口における海水の出口温度に関連して、この出口温度
が高くなれば開き作動し、この出口温度が低くなれば閉
じ作動するようにした流量制御弁を設けると言う構成に
したものである。
この構成において、海水供給管路から透過膜式蒸溜器に
おける冷却海水通路に供給された海水は、冷却海水通路
内において凝縮用伝熱板より蒸気の凝縮潜熱を受けて温
度が上昇したのち、太陽熱集熱器に入り、ここで太陽の
日射により更に暖められて温海水となり、この温海水
が、透過膜式蒸溜器における温海水通路に供給される。
おける冷却海水通路に供給された海水は、冷却海水通路
内において凝縮用伝熱板より蒸気の凝縮潜熱を受けて温
度が上昇したのち、太陽熱集熱器に入り、ここで太陽の
日射により更に暖められて温海水となり、この温海水
が、透過膜式蒸溜器における温海水通路に供給される。
このようにして温海水通路に供給された温海水は、その
一部が蒸気になって透過膜を透過して蒸気空間室に入
り、凝縮用伝熱板の表面において凝縮して淡水となっ
て、淡水出口から器外に取り出される。
一部が蒸気になって透過膜を透過して蒸気空間室に入
り、凝縮用伝熱板の表面において凝縮して淡水となっ
て、淡水出口から器外に取り出される。
そして、太陽の日射量が強い場合において、前記太陽熱
集熱器の出口における温海水の出口温度が、例えば65
℃を越えるように高くなると、この出口温度に関連する
流量制御弁が自動的に開いて、太陽熱集熱器に流れる海
水の量が多くなることにより、当該太陽熱集熱器の出口
からの温海水の出口温度が高くなり過ぎることを防止で
きる。
集熱器の出口における温海水の出口温度が、例えば65
℃を越えるように高くなると、この出口温度に関連する
流量制御弁が自動的に開いて、太陽熱集熱器に流れる海
水の量が多くなることにより、当該太陽熱集熱器の出口
からの温海水の出口温度が高くなり過ぎることを防止で
きる。
一方、太陽の日射量が弱くなって、前記太陽熱集熱器の
出口における温海水の出口温度が低くなると、この出口
温度に関連する流量制御弁が自動的に閉じて、太陽熱集
熱器に流れる海水の量が少なくすることにより、当該太
陽熱集熱器の出口からの温海水の出口温度を高い状態に
維持できるのである。
出口における温海水の出口温度が低くなると、この出口
温度に関連する流量制御弁が自動的に閉じて、太陽熱集
熱器に流れる海水の量が少なくすることにより、当該太
陽熱集熱器の出口からの温海水の出口温度を高い状態に
維持できるのである。
つまり、透過膜式蒸溜器における温海水通路に入る温海
水の温度を、太陽の日射量の強弱に対して、スケールの
析出がなく、且つ、淡水の製造量が低下しない温度範囲
に自動的に維持することができるのである。
水の温度を、太陽の日射量の強弱に対して、スケールの
析出がなく、且つ、淡水の製造量が低下しない温度範囲
に自動的に維持することができるのである。
以下、本考案の実施例を図面(第1図)について説明す
ると、図において、符号1は透過膜式蒸溜器、符号11
は太陽熱集熱器を各々示し、前記透過膜式蒸溜器1は、
温海水通路2を区成する透過膜3と、冷却海水通路4を
区成する凝縮用伝熱板5とを、これら透過膜3と凝縮用
伝熱板5との間に蒸気空間室6を形成するように並設し
たものに構成されている。
ると、図において、符号1は透過膜式蒸溜器、符号11
は太陽熱集熱器を各々示し、前記透過膜式蒸溜器1は、
温海水通路2を区成する透過膜3と、冷却海水通路4を
区成する凝縮用伝熱板5とを、これら透過膜3と凝縮用
伝熱板5との間に蒸気空間室6を形成するように並設し
たものに構成されている。
一方、前記太陽熱集熱器11は、一般の家庭や業務用等
において広く使用されている平板式や真空ガラス管式等
の集熱器であり、海水に接する部分には、銅又は銅合金
製の部品を使用するのが好ましい。
において広く使用されている平板式や真空ガラス管式等
の集熱器であり、海水に接する部分には、銅又は銅合金
製の部品を使用するのが好ましい。
前記透過膜式蒸溜器1における蒸気空間室6に設けた淡
水出口18には、淡水取出管路19が接続され、前記冷
却海水通路4の入口7には、海水ポンプ9付き海水供給
管路9が、前記温海水通路2の出口16には、海水出口
管路17が各々接続されている。
水出口18には、淡水取出管路19が接続され、前記冷
却海水通路4の入口7には、海水ポンプ9付き海水供給
管路9が、前記温海水通路2の出口16には、海水出口
管路17が各々接続されている。
また、前記透過膜式蒸溜器1における冷却海水通路4の
出口10と前記太陽熱集熱器11における入口12とを
管路21を介して接続する一方、前記太陽熱集熱器11
における出口13と前記透過膜式蒸溜器1における温海
水通路2の入口14とを管路22を介して接続する。
出口10と前記太陽熱集熱器11における入口12とを
管路21を介して接続する一方、前記太陽熱集熱器11
における出口13と前記透過膜式蒸溜器1における温海
水通路2の入口14とを管路22を介して接続する。
そして、前記太陽熱集熱器11における出口13から前
記透過膜式蒸溜器1における温海水通路2の入口14に
至る管路22中には、流量制御弁15を設け、この流量
制御弁15を、前記出口13に近い部位に設けた温度計
23に関連して、出口13における海水の出口温度が高
いときには開き作動し、海水の出口温度が低いときには
閉じ作動するように構成する。
記透過膜式蒸溜器1における温海水通路2の入口14に
至る管路22中には、流量制御弁15を設け、この流量
制御弁15を、前記出口13に近い部位に設けた温度計
23に関連して、出口13における海水の出口温度が高
いときには開き作動し、海水の出口温度が低いときには
閉じ作動するように構成する。
なお、温度計23としてはバイメタル式やワックス式の
ものを採用する等して、これを前記流量制御弁15に対
して一体的に組み込んだものにしても良く、また、流量
制御弁15と温度計23とを別体に構成した場合には、
例えば温度計23をキャピラリー管からなる温度検出端
とし、キャピラリー管に封入した液体の膨脹、収縮によ
って弁開度が作動する流量制御弁15を、前記海水供給
管路9中に設けたり、或いは、前記透過膜式蒸溜器1に
おける冷却海水通路4の出口10と前記太陽熱集熱器1
1における入口12とを繋ぐ管路21中に設けたりする
ようにしても良いのである。
ものを採用する等して、これを前記流量制御弁15に対
して一体的に組み込んだものにしても良く、また、流量
制御弁15と温度計23とを別体に構成した場合には、
例えば温度計23をキャピラリー管からなる温度検出端
とし、キャピラリー管に封入した液体の膨脹、収縮によ
って弁開度が作動する流量制御弁15を、前記海水供給
管路9中に設けたり、或いは、前記透過膜式蒸溜器1に
おける冷却海水通路4の出口10と前記太陽熱集熱器1
1における入口12とを繋ぐ管路21中に設けたりする
ようにしても良いのである。
この構成において、海水供給管路9中における海水ポン
プ8により、約25℃の海水が透過膜式蒸溜器1におけ
る冷却海水通路4に供給される。
プ8により、約25℃の海水が透過膜式蒸溜器1におけ
る冷却海水通路4に供給される。
この冷却海水通路4内では、透過膜3を透過した蒸気が
凝縮用伝熱板5の蒸気空間室6内における表面で凝縮す
る際の凝縮潜熱を受けて温度が上昇し、出口10で約4
0℃になった海水が太陽熱集熱器11内に導入される。
凝縮用伝熱板5の蒸気空間室6内における表面で凝縮す
る際の凝縮潜熱を受けて温度が上昇し、出口10で約4
0℃になった海水が太陽熱集熱器11内に導入される。
太陽熱集熱器11内では、太陽からの日射を受けて海水
が暖められて温海水になる。この場合、太陽熱集熱器1
1の出口13に設けた温度計23と、該温度計23に関
連する流量制御弁15とによって、温海水は約65℃を
越えることがないように維持されたのち、透過膜式蒸溜
器1における温海水通路2に入る。
が暖められて温海水になる。この場合、太陽熱集熱器1
1の出口13に設けた温度計23と、該温度計23に関
連する流量制御弁15とによって、温海水は約65℃を
越えることがないように維持されたのち、透過膜式蒸溜
器1における温海水通路2に入る。
前記温海水通路2では、約65℃の温海水と、海水によ
り冷却されている凝縮用伝熱板5との温度差により、温
海水から蒸気が発生し、この蒸気が透過膜3を透過して
蒸気空間室6内に入る。
り冷却されている凝縮用伝熱板5との温度差により、温
海水から蒸気が発生し、この蒸気が透過膜3を透過して
蒸気空間室6内に入る。
前記の蒸発より蒸発潜熱分に相当する熱量を失い、温度
が下がって温海水は、約40℃になって、海水出口管路
17から器外に排出される。
が下がって温海水は、約40℃になって、海水出口管路
17から器外に排出される。
一方、前記蒸気空間室6内に透過した蒸気は、前記凝縮
用伝熱板5の蒸気空間室6内における表面において凝縮
し、水滴となって凝縮用伝熱板5の表面を流下し、淡水
出口18より淡水取出管路19を介して器外に取り出さ
れる。
用伝熱板5の蒸気空間室6内における表面において凝縮
し、水滴となって凝縮用伝熱板5の表面を流下し、淡水
出口18より淡水取出管路19を介して器外に取り出さ
れる。
第2図は、外洋ヨットに搭載した場合の実施例を示し、
透過膜式蒸溜器1を外洋ヨット20におけるキャビン内
に、太陽熱集熱器11をデッキの上面に各々設置して、
その間を前記第1図の場合と同様に接続する。
透過膜式蒸溜器1を外洋ヨット20におけるキャビン内
に、太陽熱集熱器11をデッキの上面に各々設置して、
その間を前記第1図の場合と同様に接続する。
海水は海水供給管路9により透過膜式蒸溜器1における
冷却海水通路4を経て太陽熱集熱器11に至り、ここで
太陽熱により暖められたのち、透過膜式蒸溜器1におけ
る温海水通路2を通過し、海水出口管路17から船外に
排出される一方、透過膜式蒸溜器1における蒸気空間室
6から淡水取出管路19を介して取り出された淡水は、
キャビン内における淡水タンク24に蓄えられる。な
お、前記海水供給管路9中の海水ポンプ8は、デッキの
上面に搭載した太陽電池(図示せず)によって駆動され
るもので、太陽の日射量が十分であるときには、前記海
水ポンプ8は自動的に始動して、淡水を製造を開始する
ことができ、太陽の日射量が弱くなると前記海水ポンプ
8は自動的に止まって、淡水の製造を停止するのであ
る。
冷却海水通路4を経て太陽熱集熱器11に至り、ここで
太陽熱により暖められたのち、透過膜式蒸溜器1におけ
る温海水通路2を通過し、海水出口管路17から船外に
排出される一方、透過膜式蒸溜器1における蒸気空間室
6から淡水取出管路19を介して取り出された淡水は、
キャビン内における淡水タンク24に蓄えられる。な
お、前記海水供給管路9中の海水ポンプ8は、デッキの
上面に搭載した太陽電池(図示せず)によって駆動され
るもので、太陽の日射量が十分であるときには、前記海
水ポンプ8は自動的に始動して、淡水を製造を開始する
ことができ、太陽の日射量が弱くなると前記海水ポンプ
8は自動的に止まって、淡水の製造を停止するのであ
る。
そして、前記のように本考案による淡水化装置を搭載し
た外洋ヨットを、3月から5月までの二ケ月にわたっ
て、オーストラリアから日本まで航海した場合におい
て、各海域における太陽の日射量と、太陽熱集熱器11
に対する海水流量、淡水製造量との関係を求める試験を
行った結果は第1表の通りであり、また、グアム島近海
における一日の日射量の時間変化に対する太陽熱集熱器
11の海水流量と、淡水の製造量とを求める試験を行っ
た結果は第2表の通りであった。
た外洋ヨットを、3月から5月までの二ケ月にわたっ
て、オーストラリアから日本まで航海した場合におい
て、各海域における太陽の日射量と、太陽熱集熱器11
に対する海水流量、淡水製造量との関係を求める試験を
行った結果は第1表の通りであり、また、グアム島近海
における一日の日射量の時間変化に対する太陽熱集熱器
11の海水流量と、淡水の製造量とを求める試験を行っ
た結果は第2表の通りであった。
なお、この両試験は、いずれも太陽熱集熱器11におけ
る集熱面積を1m2とし、且つ、当該太陽熱集熱器11の
出口における海水の温度を60℃に設定した場合であ
る。
る集熱面積を1m2とし、且つ、当該太陽熱集熱器11の
出口における海水の温度を60℃に設定した場合であ
る。
〔考案の効果〕 以上の通り本考案によると、透過膜式蒸溜器における温
海水通路に入る温海水の温度を、太陽の日射量の強弱に
対して、スケールの析出がなく、且つ、淡水の製造量が
低下しない温度範囲に自動的に維持することができるか
ら、淡水を長期間にわたって安定して製造できるのであ
り、しかも、透過膜式蒸溜器と太陽熱集熱器とを別体に
構成したことにより、太陽熱集熱器を透過膜式蒸溜器と
は別個に、船におけるデッキとか屋根の上とかのように
太陽熱を受け易い場所に設置することが自在に、且つ、
容易にできるから、淡水の製造能力を向上できる効果を
有する。
海水通路に入る温海水の温度を、太陽の日射量の強弱に
対して、スケールの析出がなく、且つ、淡水の製造量が
低下しない温度範囲に自動的に維持することができるか
ら、淡水を長期間にわたって安定して製造できるのであ
り、しかも、透過膜式蒸溜器と太陽熱集熱器とを別体に
構成したことにより、太陽熱集熱器を透過膜式蒸溜器と
は別個に、船におけるデッキとか屋根の上とかのように
太陽熱を受け易い場所に設置することが自在に、且つ、
容易にできるから、淡水の製造能力を向上できる効果を
有する。
第1図は本考案の実施例を示す図、第2図は外洋ヨット
に搭載した場合の実施例を示す図である。 1……透過膜式蒸溜器、2……温海水通路、3……透過
膜、4……冷却海水通路、5……凝縮用伝熱板、6……
蒸気空間室、7……冷却海水通路の入口、8……海水ポ
ンプ、9……海水供給管路、10……冷却海水通路の出
口、11……太陽熱集熱器、12……太陽熱集熱器の入
口、13……太陽熱集熱器の出口、14……温海水通路
の入口、15……流量制御弁、16……温海水通路の出
口、18……淡水出口、20……外洋ヨット、21,2
2……管路、23……温度計。
に搭載した場合の実施例を示す図である。 1……透過膜式蒸溜器、2……温海水通路、3……透過
膜、4……冷却海水通路、5……凝縮用伝熱板、6……
蒸気空間室、7……冷却海水通路の入口、8……海水ポ
ンプ、9……海水供給管路、10……冷却海水通路の出
口、11……太陽熱集熱器、12……太陽熱集熱器の入
口、13……太陽熱集熱器の出口、14……温海水通路
の入口、15……流量制御弁、16……温海水通路の出
口、18……淡水出口、20……外洋ヨット、21,2
2……管路、23……温度計。
Claims (1)
- 【請求項1】温海水通路を区成する透過膜と、冷却海水
通路を区成する凝縮用伝熱板とを、その間に蒸気空間室
を形成するように並設した透過膜式蒸溜器、及び太陽熱
集熱器を備え、前記透過膜式蒸溜器における蒸気空間室
に淡水取出口を設け、前記冷却海水通路の入口に海水供
給管路を、前記温海水通路の出口に海水出口管路を各々
接続する一方、前記冷却海水通路の出口を前記太陽熱集
熱器の入口に、太陽熱集熱器の出口を前記温海水通路の
入口に各々接続し、且つ、前記海水供給管路中又は前記
冷却海水通路の出口から前記温海水通路の入口に至る管
路中には、前記太陽熱集熱器の出口における海水の出口
温度に関連して、この出口温度が高くなれば開き作動
し、この出口温度が低くなれば閉じ作動するようにした
流量制御弁を設けたことを特徴とする太陽熱を利用した
淡水化装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986109694U JPH0621539Y2 (ja) | 1986-07-17 | 1986-07-17 | 太陽熱を利用した淡水化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986109694U JPH0621539Y2 (ja) | 1986-07-17 | 1986-07-17 | 太陽熱を利用した淡水化装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6316802U JPS6316802U (ja) | 1988-02-04 |
| JPH0621539Y2 true JPH0621539Y2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=30988023
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986109694U Expired - Lifetime JPH0621539Y2 (ja) | 1986-07-17 | 1986-07-17 | 太陽熱を利用した淡水化装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0621539Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007137765A (ja) * | 2006-12-22 | 2007-06-07 | Takenaka Komuten Co Ltd | 濃塩水生成装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58222317A (ja) * | 1982-06-21 | 1983-12-24 | Toshiba Corp | 太陽熱集熱装置の温度制御装置 |
| JPS6034786A (ja) * | 1983-08-04 | 1985-02-22 | Kurita Water Ind Ltd | 造水装置 |
-
1986
- 1986-07-17 JP JP1986109694U patent/JPH0621539Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6316802U (ja) | 1988-02-04 |
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