JPH06218295A - 竪型衝撃式破砕機におけるロータの翼構造 - Google Patents

竪型衝撃式破砕機におけるロータの翼構造

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JPH06218295A
JPH06218295A JP5026029A JP2602993A JPH06218295A JP H06218295 A JPH06218295 A JP H06218295A JP 5026029 A JP5026029 A JP 5026029A JP 2602993 A JP2602993 A JP 2602993A JP H06218295 A JPH06218295 A JP H06218295A
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Abstract

(57)【要約】 [目的]翼の寿命を延ばし、メインテナンスを容易にす
る。 [構成]摩耗初期においては、翼本体、特に歯形4と原
石との衝突によって摩耗が生じる。この段階では、ロッ
ド9は原石と衝突しない。摩耗が進行すると、ロッド9
が露出する。ロッド9が露出すると、原石は翼本体より
も硬度が大きいこのロッド9とも衝突することになる。
すなわち、この発明の翼1は、直ちにロッド9が摩耗に
供せられるのではなく、翼本体2が摩耗した後にロッド
9が摩耗に供せられるのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、竪型衝撃式破砕機に
おけるロータの翼構造に関する。さらに詳細には、天然
岩石等の塊状物を所定の粒径に破砕するための竪型衝撃
式破砕機におけるロータの翼構造に関する。
【0002】
【従来の技術】天然岩石等の塊状物は、例えばコンクリ
ート用骨材、敷石、路床材など各種の用途に応じて破砕
される。このような破砕を行う破砕機に衝撃式破砕機が
ある。
【0003】衝撃式破砕機は、岩石を高速で加速し、衝
突面にぶつけて岩石を破砕するという原理に基づいて動
作する。この衝撃式破砕機は、岩石の破砕形式からアン
ビル方式とデッドストック方式とに大別される。
【0004】アンビル方式の衝撃式破砕機は、上面に複
数の翼が設けられたロータを高速回転させ、投入された
原料原石を翼によって加速し、遠心力によってロータの
周囲に配置されたリング状のアンビルに衝突させて破砕
するものである。このアンビル方式は、主として大径の
原料原石を衝突によって破砕し、原石のサイズを小さく
するのを目的として使用される。
【0005】一方、デッドストック方式は、既に所望の
サイズに破砕された原石の表面を滑らかにし、粒径を整
えるために使用される。すなわち、デッドストック方式
は、翼によって原石を加速する点はアンビル方式と同様
であるが、ロータの周囲に破砕された原石によってデッ
ドストックを形成し、このデッドストックを衝突面とし
て原石を衝突させるものである。
【0006】アンビル方式およびデッドストック方式の
いずれも、破砕機の稼働時間が経過するにしたがって、
翼に摩耗が生じる。このため翼の材料としてマンガン鋼
などが使われている。しかし、このような材料を用いて
も摩耗はさけられず、翼の交換回数が多くなる。翼の交
換回数を減らし、メインテナンスを容易にするために従
来種々の提案がなされている。
【0007】例えば、特開昭62−193657号に
は、ロータの上面に放出路を区画する一対の翼を半径方
向に関し対称に設け、ロータを正逆回転させて翼の偏摩
耗を避けるようにした竪型衝撃式破砕機が開示されてい
る。この破砕機によれば、ロータの正逆回転により原石
と翼との衝突範囲が広がり、偏摩耗をある程度防げるの
で、翼の交換回数も減る。しかし、このような衝撃式破
砕機であっても、1つの翼に関してみれば、その翼自体
の寿命が延びるわけではない。
【0008】また、翼の形状を湾曲させて、ロータ上に
翼の側面に沿って破砕岩石によるデッドストックを形成
し、このデッドストックによって翼を摩耗から保護する
ようにした衝撃式破砕機が数多く知られている(例え
ば、実開昭64−56834号公報、実開平1−163
539号公報等)。そして、翼の外周端にはデッドスト
ックが形成されないことから、摩耗回避のために外周端
に表面を露出させて超硬チップを設けている。このデッ
ドストックによって翼を保護する方式は、超硬チップに
より翼の寿命はある程度長くなるが、翼の摩耗が所定以
上になると、その翼全体を交換しなければならず、翼材
料の無駄になる。
【0009】また、超硬チップは摩耗しにくいものであ
るが、露出して設けられているので、破砕機の使用開始
後いきなり超硬チップと原石とが衝突することになり、
翼の寿命はそれ程長くはならない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記のよう
な技術的背景に基づいてなされたものであって、次の目
的を達成するものである。
【0011】この発明の目的は、翼の寿命を長くするこ
とができ、翼の交換回数を減らすことが可能な竪型衝撃
式破砕機におけるロータの翼構造を提供することにあ
る。
【0012】この発明の他の目的は、翼を均一に摩耗さ
せることができ、翼の交換回数を減らすことが可能な竪
型衝撃式破砕機におけるロータの翼構造を提供すること
にある。
【0013】この発明のさらに他の目的は、翼の摩耗部
分のみの交換を可能とし、翼材料を有効に使用できる竪
型衝撃式破砕機におけるロータの翼構造を提供すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を達
成するために、次のような手段を採る。
【0015】この発明は、垂直軸線の回りを高速回転さ
れるロータ(20)と、前記ロータ(20)の外周上面
に等角度間隔を置いて立設された複数の支柱(23)
と、前記各支柱(23)の前記ロータ(20)の半径方
向に実質的に沿った側面を覆うように前記支柱(23)
に配置された翼(1)とを備えた竪型衝撃式破砕機にお
けるロータの翼構造であって、前記支柱への取付部を有
する翼本体(2)と、前記翼本体の内部に前記垂直軸線
と実質的に平行な方向に埋設され、前記翼本体の材料よ
りも硬度が大きい材料よりなる硬質部材(9)とからな
る竪型衝撃式破砕機におけるロータの翼構造である。
【0016】前記硬質部材(9)が超硬合金よりなる。
【0017】前記硬質部材(9)が前記翼本体(2)の
前記ロータ(20)の半径方向内側および外側の両端部
に埋め込まれている。
【0018】さらにこの発明は、垂直軸線の回りを高速
回転されるロータ(20)と、前記ロータ(20)の外
周上面に等角度間隔を置いて立設された複数の支柱(2
3)と、前記各支柱(23)の前記ロータ(20)の半
径方向に実質的に沿った側面を覆うように前記支柱(2
3)に配置された翼(1)とを備えた竪型衝撃式破砕機
におけるロータの翼構造であって、前記各支柱(23)
に前記側面を覆って取付けられる取付部材(52)と、
この取付部材(52)の前記ロータ(22)の半径方向
に実質的に沿った側部に取付けられる翼部材(53)
と、前記取付部材(52)の前記側部に設けられ、前記
翼部材(53)の一部を収容するための収容部(58)
と、前記収容部(58)に収容された翼部材(53)を
着脱自在に保持するための保持手段(68)と、前記翼
部材(53)の前記収容部からの突出部分に前記垂直軸
線と実質的に平行な方向に設けられ、翼部材(53)の
材料よりも硬度が大きい材料よりなる硬質部材(65)
とからなる竪型衝撃式破砕機におけるロータの構造であ
る。
【0019】前記硬質部材(65)が前記翼部材(5
3)に埋設されている。
【0020】前記硬質部材(65)が前記翼部材(5
3)に露出して設けられている。
【0021】前記取付部材(53)が前記各支柱(2
3)の前記ロータ(20)の半径方向に実質的に沿った
両側面を覆って取付けられ、1対の前記翼部材(53,
53)が前記取付部材(52)の前記ロータ(20)の
半径方向に実質的に沿った両側部に取付けられている。
【0022】
【作用】摩耗初期においては、翼本体と原石との衝突に
よって摩耗が生じる。したがって、この段階では、ロッ
ドは原石と衝突しない。摩耗が進行すると、ロッドが露
出する。ロッドが露出すると、原石は翼本体よりも硬度
が大きいこのロッドとも衝突することになる。すなわ
ち、この発明の翼は、直ちにロッドが摩耗に供せられる
のではなく、翼本体が摩耗した後にロッドが摩耗に供せ
られるのである。
【0023】
【実施例】この発明の実施例を図面を参照しながら以下
に説明する。
【0024】図1はこの発明による翼構造の一実施例を
示す平面図、図2は背面図、図3は側面図である。
【0025】翼1は、全体として矩形の翼本体2を有し
ている。翼本体2は、マンガン鋼等の硬質材料からなっ
ている。翼本体2の前面は、原料原石との衝突面3であ
り、この衝突面に複数の歯形4が形成されている。翼本
体2の背面は、後述するロータの支柱への取付面5であ
り、この取付け面5には支柱への取付けのための突起部
6が高さ方向全体に亘って形成されている。
【0026】翼本体2の上下面に突条7,8が形成され
ている。翼本体2の衝突面3と取付面5との間に硬質部
材である一対のロッド9,9が埋め込まれている。翼本
体2はマンガン鋼などの通常の耐摩耗材料で作られてい
る。ロッド9,9は翼本体2の材料よりも硬度が大きい
材料、この実施例ではWC−CO系、WC−TiC−C
O系等の超硬合金で作られている。
【0027】ロッド9,9はこの実施例では次のように
して翼本体2に埋め込まれる。すなわち、翼本体2には
ロッド9,9に対応して、これを埋め込むための2つの
孔10,10があらかじめ設けられている。孔10、1
0はその直径方向の両側に拡径部10a,10aを有し
ている。ロッド9,9は、孔10,10に挿入され、さ
らに拡径部10a,10aに例えばエポキシ系の接着
剤、充填材を充填することにより、翼本体2と一体化さ
れる。
【0028】翼1は、例えば次のようなロータに固定配
置される。図5は一部断面で示したロータの平面図、図
6は図5のA−A線で切断した断面図、図7はE−E矢
視図である。ロータ20はロータ本体21、分配板2
2、複数の支柱23、翼1および放出路ライナ25とを
有している。
【0029】ロータ本体21は、円板からなっている。
ロータ本体21は、その下面に設けたボス26に垂直回
転軸24が嵌合され、ボルト27によって締結されてい
る。垂直回転軸は、図示しない正逆回転可能なモータに
連結され、ロータ20は正逆回転する。ロータ20の周
囲には、図示しないが、ロータ20から放出された原料
原石を衝突させるためのアンビルが配置されている。
【0030】ロータ本体21の外周には保護のためのラ
イナ34が設けられ、ボルト35によって固定されてい
る。分配板22は、ロータ本体21の上面中央に配置さ
れている。分配板22は、上面中央が平坦面28となっ
ており、その外周がテーパ面29となっている。
【0031】また分配板22の下面には円形の凹部30
が形成され、この凹部30にロータ本体21の上面に形
成した円形の段部31が嵌合され、分配板22の位置決
めがなされている。分配板22は、その中心部に孔32
が設けられ、組立・分解時に吊下部材の係止具が孔32
に引掛けられる。
【0032】複数の支柱23は、ロータ本体21の上面
の分配板22の外周に配置されている。支柱23は、こ
の実施例では3つ設けられ、互いに120度の角度間隔
を置いて配置されている。
【0033】放出路ライナ25は、各支柱23,23間
に配置されている。放出路ライナ25は下面に突起36
が設けられ、この突起36がロータ本体21の上面に設
けた凹部37に嵌合され、放出路ライナ25の位置決め
がなされる。放出路ライナ25の上面には、ロータ10
の周方向両端部に半径方向に延びる段部38が形成さ
れ、段部38の内側面39はテーパ面となっている。放
出路ライナ25は、これをロータ本体21上に配置する
と内周端部が分配板22の切欠部45に係合し、分配板
22を押え付けるようになっている。
【0034】支柱23には、ロータ本体21の半径方向
に沿った両側面に、縦方向に延びる溝96が形成され、
これらの縦溝96は支柱23の上面まで延びている。こ
の溝96に前述の翼1に形成した突起部6が嵌合可能と
なっている。溝96は横方向に形成してもよいが、縦方
向に形成することにより、後述するように一対の翼1,
1を上方から落とし込むようにして支柱23に取付ける
ことができる。
【0035】一対の翼1,1は、支柱23上に被覆され
る頂板100によって支柱23に保持される。頂板10
0には、ロータ本体21の半径方向内側の端部に垂下部
101が設けられている。垂下部101は、外側面にテ
ーパ面102を有し、支柱23におけるロータ本体21
の半径方向内側の端面に係合可能となっている。頂板1
00には、ロータ本体21の半径方向に沿った両端部の
下面にも垂下部103,103が設けられ、この垂下部
103,103に翼1,1の突条7が係合可能となって
いる。
【0036】頂板100の中央部の下面に、段部104
及び垂下板105が設けられている。段部104は、支
柱23の上面に設けられた段部106に係合可能となっ
ている。垂下板105は、支柱23の上面に設けられた
凹部107に受入れ可能となっている。支柱23には、
ロータ本体21の半径方向外側の端部に、凹部107と
連なりかつ縦方向に延びるあり溝108が形成され、こ
のあり溝108に端部ライナ109が係合可能となって
いる。
【0037】翼1,1は、縦溝96に突起部6が嵌合さ
れるように、支柱23の上方から落とし込まれる。その
際図示しない吊り具を引っ掛けるための孔114が翼
1,1に設けられている。翼1,1が支柱23の両側面
に配置された状態で、翼1,1の下部の突条8が放出路
ライナ25の周方向端部に係合し、放出路ライナ25は
翼1,1とロータ本体21との間に挟持される。
【0038】端部ライナ109があり溝108に挿入さ
れた後、支柱23に頂板100が被覆される。この状態
で頂板100の段部104が支柱23の段部106に係
合するとともに、垂下板105が凹部107に受入れら
れる。また頂板100の垂下部103が翼1,1の上部
の突条7に係合する。このようにして、翼1,1が支柱
23に保持される。翼1,1の取付けによって、隣接す
る支柱23の翼1,1間に原料原石の放出路44が区画
される。
【0039】頂板100の垂下部101、支柱23及び
頂板100の垂下板105に、互いに整合する孔11
0,111,112が設けられ、これらの孔にピン11
3が挿入され、頂板100が支柱23に保持される。
【0040】動作 ロータ20は、駆動モータの駆動によってまず正方向に
高速回転させられる。原料原石は図示しないハウジング
の供給口からロータ20上に投下される。投下された原
石は、分配板22によって3つの放出路44のいずれか
に分配され、翼1によって加速され、遠心力によってロ
ータ周囲のアンビルに向けて放出される。原石はアンビ
ルとの衝突によって破砕され、図示しない排出口から排
出される。 このような破砕プロセスによって分配板2
2、放出路ライナ25、翼1に摩耗が生ずる。
【0041】特に翼1の摩耗は、ロータ20の正転中は
1つの支柱23に関して一方の翼1に主として生じる。
そして、その摩耗部分は、図8に示すように翼1の衝突
面3を縦横に4等分してなる4つの領域のうち、ロータ
の半径方向外側部分であって下側部分に位置する第1の
領域である。この第1の領域の摩耗が所定量以上に
なったら、翼1を上下逆にして支柱23に取付ける。そ
うすると、第1の領域の対角位置にある第2の領域に
摩耗が生じる。
【0042】第2の領域に摩耗を生じたら、1つの支
柱23に関する2つの翼1,1の取付け位置を逆にす
る。そして、ロータ20を逆転させると、残りの2つの
領域のうちの1つである第3の領域に摩耗を生じ、さ
らに翼1を上下逆に支柱23に取付けることによって第
3の領域と対角位置にある第4の領域に摩耗を生じ
る。このように、ロータ20を正逆回転させること、翼
1を上下逆にして支柱に取付けること、支柱23に対す
る翼1,1の取付位置を逆にすることによって翼の全面
に亘って均一に摩耗させることができる。このことは、
他方の翼1についても、ロータ20の回転が正逆異なる
だけで、同様である。
【0043】各領域での摩耗は、次のような態様で生じ
る。まず、摩耗初期においては、翼本体2、特に歯形4
と原石との衝突によって摩耗が生じる。したがって、こ
の段階では、ロッド9は原石と衝突しない。摩耗が進行
するとロッド9が露出する。
【0044】ロッド9が露出すると、原石は超硬合金製
であって摩耗しにくいこのロッド9とも衝突することに
なる。すなわち、この発明の翼1は、直ちにロッド9が
摩耗に供せられるのではなく、翼本体2が摩耗した後に
ロッド9が摩耗に供せられるのである。したがって、ロ
ッド9を露出させて直ちに原石と衝突させるよりも、翼
本体2のみが摩耗する時間だけ翼1の寿命が延びること
になる。
【0045】第2実施例 図9は、この発明の第2実施例の一部断面で示した平面
図、図10は図8のC−C線に沿った断面図、図11は
図9のD−D線に沿った断面図である。
【0046】この実施例の翼51は、支柱23への取付
部材52と、この取付部材52に支持される一対の翼部
材53とからなる複合翼である。取付部材52は、中央
部にほぼ四角形の孔54を有し、全体に四角筒状となっ
ていて、この孔54を介して支柱23に嵌合される。
【0047】取付部材52は、ロータ20の半径方向外
側の両端部に、周方向に延びる張出し部55,55が設
けられ、この張出し部55の先端にロータ20の外側に
突出する突出部56,56が設けられている。取付部材
52のロータ20の半径方向に沿った両側面に、周方向
に互いに平行に延び、かつ張出し部55に連なる上下一
対の取付板57,57がそれぞれ形成されている。この
一対の取付板57,57は、両者間に翼部材53の収容
部58を区画している。取付板57,57には、ピン挿
入孔59が設けられている。
【0048】図12は、翼部材53の断面図である。翼
部材53は、基部60と、この基部60の上下部から水
平方向に互いに平行に延びる一対のプレート61,61
とからなっている。基部60は中央にくびれ部62を有
し、このくびれ部62の両側にピン挿入用孔63および
ロッド埋め込み用孔64が設けられている。ロッド埋め
込み用孔64には、前記実施例と同様に超硬合金からな
るロッド65が挿入され、接着剤等で固定される。
【0049】ロッド65は、埋込みとするに限らず、露
出させてもよい。この場合、ロッド65の周面の一部を
露出させてもよいし、基部60への上下の取付部分以外
の全周面を露出させてもよい。
【0050】基部60は、くびれ部62を境としたピン
挿入孔63側の上下面に段部66がそれぞれ形成されて
いる。プレート61,61にも、この段部66に応じた
段部67が形成されている。
【0051】複合翼51は、翼部材53,53が取付部
材52にあらかじめ取付けられた状態で支柱23に取付
けられる。すなわち、翼部材53,53は、その段部6
6が取付部材52の収容部58に収容され、孔59,6
3にピン68が挿入されることによって取付部材52に
保持される。この状態で翼51が支柱23に嵌合され
る。翼部材53,53の保持手段は、ピン68に限ら
ず、ボルト、偏心クランプ等であっても良い。
【0052】さらに、取付部材52のロータ20の半径
方向内側端部にライナ69が配置され、このライナ6
9、取付部材52、支柱23に整合してそれぞれ設けた
孔70,71,72,73にピン74が挿入され、翼5
1が支柱23に保持される。この翼51の支柱23への
取付けによって、放出路ライナ25の周方向の両端部が
ロータ本体21と取付部材52との間に挟持される。
【0053】動作 ロータ20が駆動モータの駆動によって正逆回転される
のは前記実施例と同様である。摩耗は、ロータ20の正
転中は、翼51の一方の翼部材53の下半部に主として
生じる。したがって、一方の翼部材53の摩耗が所定量
以上になったら、ロータ10を逆転させ、他方の翼部材
53を摩耗に供させる。
【0054】さらに他方の翼部材53の摩耗が所定量以
上になったら、ピン74を引抜き、翼51を支柱23か
ら取外し、上下に反転して再び支柱23に取付ける。そ
してロータ20を正転次いで逆転させ、一方の翼部材5
3および他方の翼部材53の順で残り半部を摩耗に供さ
せる。このようにして、翼部材53のほぼ全面にわたっ
て摩耗に供させることができる。その操作もピン74を
引抜けば、翼53を取外せるので極めて簡単である。翼
部材53自体の交換もピン68を引き抜けばよく、簡単
に行える。
【0055】摩耗の態様は、ロッド65付近に関して
は、前記実施例と同様であり、ロッド65の周囲の部分
が摩耗した後、ロッド65が露出しこれが摩耗する。ロ
ッド65から離れた部分に関しては、前記実施例と摩耗
の態様が異なる。すなわち、この実施例においては、原
料原石との衝突面を形成するのは、プレート61の端縁
である。
【0056】したがって、プレート61は摩耗しやす
く、その摩耗形状も支柱23側にえぐられた円弧状のも
のとなる。この摩耗部分には、破砕された岩石が溜ま
り、デッドストックを形成する。デッドストックが形成
された後は、原料原石は、デッドストックに衝突して加
速され、放出路44から放出されることになる。
【0057】その他の実施例 前記各実施例では、硬質部材であるロッドの材料として
超硬合金を用いたが、硬度が大のものであれば、他の材
料例えばセラミック等を用いてもよい。また、ロッドは
接着によって固定したが、翼1または翼部材53を鋳造
する際に、あらかじめ鋳型にロッドを配置して埋め込む
ようにしてもよい。さらに、硬質部材として円柱状のロ
ッドを用いたが角柱状、板状等のものであっても良い。
【0058】第1、第2実施例とも、支柱の両側面に翼
を設けたが、一方の側面にのみ翼を設けても良い。
【0059】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、翼の寿
命が延び、その交換回数を減らすことができる。
【0060】また、この発明によれば、翼の摩耗部分の
みの交換が可能であるので、翼材料を有効に使用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例を示す平面図であ
る。
【図2】図2は、この発明の一実施例を示す背面図であ
る。
【図3】図3は、この発明の一実施例を示す側面図であ
る。
【図4】図4は、ロッドの平面図である。
【図5】図5は、翼が取付られるロータの平面図であ
る。
【図6】図6は、図5のA−A線に沿った断面図であ
る。
【図7】図7は、図5のB−B線に沿った矢視図であ
る。
【図8】図8は、翼の摩耗順序を説明するための図であ
る。
【図9】図9は、この発明の第2実施例の翼が取付けら
れるロータの平面図である。
【図10】図10は、図9のC−C線に沿った断面図で
ある。
【図11】図11は、図9のD−D線に沿った断面図で
ある。
【図12】図12は、この発明の第2実施例の翼の一部
を示す図13のH−H線に沿った断面図である。
【図13】図13は、図12のE−E線に沿ってみた矢
視図である。
【図14】図14は、図12のF−F線に沿った断面図
である。
【図15】図15は、図12のG−G線に沿った断面図
である。
【符号の説明】
1…翼 2…翼本体 9…ロッド 10…挿入孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】垂直軸線の回りを高速回転されるロータ
    (20)と、 前記ロータ(20)の外周上面に等角度間隔を置いて立
    設された複数の支柱(23)と、 前記各支柱(23)の前記ロータ(20)の半径方向に
    実質的に沿った側面を覆うように前記支柱(23)に配
    置された翼(1)とを備えた竪型衝撃式破砕機における
    ロータの翼構造であって、 前記支柱への取付部を有する翼本体(2)と、 前記翼本体の内部に前記垂直軸線と実質的に平行な方向
    に埋設され、前記翼本体の材料よりも硬度が大きい材料
    よりなる硬質部材(9)とからなる竪型衝撃式破砕機に
    おけるロータの翼構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記硬質部材(9)が超硬合金よりなることを特徴とす
    る竪型衝撃式破砕機におけるロータの翼構造。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、 前記硬質部材(9)が前記翼本体(2)の前記ロータ
    (20)の半径方向内側および外側の両端部に埋め込ま
    れていることを特徴とする竪型衝撃式破砕機におけるロ
    ータの翼構造。
  4. 【請求項4】垂直軸線の回りを高速回転されるロータ
    (20)と、 前記ロータ(20)の外周上面に等角度間隔を置いて立
    設された複数の支柱(23)と、 前記各支柱(23)の前記ロータ(20)の半径方向に
    実質的に沿った側面を覆うように前記支柱(23)に配
    置された翼(1)とを備えた竪型衝撃式破砕機における
    ロータの翼構造であって、 前記各支柱(23)に前記側面を覆って取付けられる取
    付部材(52)と、 この取付部材(52)の前記ロータ(22)の半径方向
    に実質的に沿った側部に取付けられる翼部材(53)
    と、 前記取付部材(52)の前記側部に設けられ、 前記翼部材(53)の一部を収容するための収容部(5
    8)と、 前記収容部(58)に収容された翼部材(53)を着脱
    自在に保持するための保持手段(68)と、 前記翼部材(53)の前記収容部からの突出部分に前記
    垂直軸線と実質的に平行な方向に設けられ、翼部材(5
    3)の材料よりも硬度が大きい材料よりなる硬質部材
    (65)とからなる竪型衝撃式破砕機におけるロータの
    構造。
  5. 【請求項5】請求項4において、 前記硬質部材(65)が前記翼部材(53)に埋設され
    ていることを特徴とする竪型衝撃式破砕機におけるロー
    タの翼構造。
  6. 【請求項6】請求項4において、 前記硬質部材(65)が前記翼部材(53)に露出して
    設けられていることを特徴とする竪型衝撃式破砕機にお
    けるロータの翼構造。
  7. 【請求項7】請求項4において、 前記取付部材(53)が前記各支柱(23)の前記ロー
    タ(20)の半径方向に実質的に沿った両側面を覆って
    取付けられ、 1対の前記翼部材(53,53)が前記取付部材(5
    2)の前記ロータ(20)の半径方向に実質的に沿った
    両側部に取付けられていることを特徴とする竪型衝撃式
    破砕機におけるロータの翼構造。
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