JPH06218843A - 山付vベルトの製造方法 - Google Patents
山付vベルトの製造方法Info
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- JPH06218843A JPH06218843A JP25394592A JP25394592A JPH06218843A JP H06218843 A JPH06218843 A JP H06218843A JP 25394592 A JP25394592 A JP 25394592A JP 25394592 A JP25394592 A JP 25394592A JP H06218843 A JPH06218843 A JP H06218843A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 山状の隆起片とベルト本体部の接着強度を高
めた山状ベルトを得ることのできる山付ベルトの製造方
法の提供を目的とする。 【構成】 ラップドベルトゴム付帆布7の表面に未加硫
ゴム層8かと未加硫ゴム付帆布9の両方かまたはいずれ
か一方を設け、ベルト本体2の背面に未加硫ゴムが存在
する状態にし、それに未加硫ゴムからなる山状の隆起片
3を取りつけ加硫し山付ベルトを得る。
めた山状ベルトを得ることのできる山付ベルトの製造方
法の提供を目的とする。 【構成】 ラップドベルトゴム付帆布7の表面に未加硫
ゴム層8かと未加硫ゴム付帆布9の両方かまたはいずれ
か一方を設け、ベルト本体2の背面に未加硫ゴムが存在
する状態にし、それに未加硫ゴムからなる山状の隆起片
3を取りつけ加硫し山付ベルトを得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はVベルトに関し、特に
コンバイン、バインダ、脱殻機、ハーベスタ等に代表さ
れる農業機械において、トウモロコシ、サトウキビなど
のかき分け作業や、搬送作業に使用されるベルト背面部
に所定ピッチで山状の隆起片群を設けた山付ベルトに関
する。
コンバイン、バインダ、脱殻機、ハーベスタ等に代表さ
れる農業機械において、トウモロコシ、サトウキビなど
のかき分け作業や、搬送作業に使用されるベルト背面部
に所定ピッチで山状の隆起片群を設けた山付ベルトに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般にコンバイン、バインダ、脱殻機な
どの農業用機械に適用され、トウモロコシ、サトウキビ
などのかき分け作業や、搬送作業に使用されるベルト背
面部に所定ピッチで山状の突起を設けたベルトには、従
来次のようなものがあった。それは、図7に示すような
ものであり、山付Vベルト21のベルト本体部22とし
て心線24を埋設したVベルト21の全体にゴム糊引き
又はゴム糊付け帆布25を被覆した加硫済みのラップド
タイプのVベルトを使用し、背面のゴム糊引き又はゴム
糊付け帆布を帆布を残してバフしてそのうえにゴム糊そ
の他の接着剤を塗布し、未加硫ゴムからなる山状の隆起
片23群を所定ピッチで配置し加硫することによって、
ベルト本体部22と山状の隆起片23群を接着したもの
がある。しかし、このベルトのようにベルトの背面のゴ
ム糊引き又はゴム糊付け帆布25の上に山状の隆起片2
3を設けたものであると、どうしても問題となってくる
のが、ベルト本体22と山状の隆起片23の接着強度で
ある。
どの農業用機械に適用され、トウモロコシ、サトウキビ
などのかき分け作業や、搬送作業に使用されるベルト背
面部に所定ピッチで山状の突起を設けたベルトには、従
来次のようなものがあった。それは、図7に示すような
ものであり、山付Vベルト21のベルト本体部22とし
て心線24を埋設したVベルト21の全体にゴム糊引き
又はゴム糊付け帆布25を被覆した加硫済みのラップド
タイプのVベルトを使用し、背面のゴム糊引き又はゴム
糊付け帆布を帆布を残してバフしてそのうえにゴム糊そ
の他の接着剤を塗布し、未加硫ゴムからなる山状の隆起
片23群を所定ピッチで配置し加硫することによって、
ベルト本体部22と山状の隆起片23群を接着したもの
がある。しかし、このベルトのようにベルトの背面のゴ
ム糊引き又はゴム糊付け帆布25の上に山状の隆起片2
3を設けたものであると、どうしても問題となってくる
のが、ベルト本体22と山状の隆起片23の接着強度で
ある。
【0003】このベルトの接着は、未加硫ゴム同志の加
硫接着ではなく未加硫ゴムと加硫ゴムとの接着になるの
で加硫による架橋度が低く強度がある程度以下のもので
しかなく、山付ベルトとして前記のようなトウモロコ
シ、サトウキビなどのかき分け作業の用途に用いた場
合、山状の隆起片がちょうど根元の接着部分にて剥がれ
てしまうことによってベルトの寿命となっていた。そこ
で、ベルト本体と山状の隆起片との接着強度を上げるた
めに、ベルト本体も完全に未加硫をものを用い、やはり
未加硫ゴムからなる山状の隆起片を加硫して接着する山
付ベルトの製造方法も考えられる。
硫接着ではなく未加硫ゴムと加硫ゴムとの接着になるの
で加硫による架橋度が低く強度がある程度以下のもので
しかなく、山付ベルトとして前記のようなトウモロコ
シ、サトウキビなどのかき分け作業の用途に用いた場
合、山状の隆起片がちょうど根元の接着部分にて剥がれ
てしまうことによってベルトの寿命となっていた。そこ
で、ベルト本体と山状の隆起片との接着強度を上げるた
めに、ベルト本体も完全に未加硫をものを用い、やはり
未加硫ゴムからなる山状の隆起片を加硫して接着する山
付ベルトの製造方法も考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法にお
いてはベルト本体22中のゴムが未加硫であるため心線
24の位置が安定しておらず、ベルトの加硫後に埋設し
た心線24の並びが図8に示すように悪くなり、ベルト
が走行している時に転覆してしまったりする欠点があっ
た。そこで、本発明は山付ベルトの製造方法においてベ
ルト本体から山状の隆起片が離脱しにくく、心線の並び
も乱れがなく、ベルトの走行も安定している山付ベルト
の製造方法の提供を目的とする。
いてはベルト本体22中のゴムが未加硫であるため心線
24の位置が安定しておらず、ベルトの加硫後に埋設し
た心線24の並びが図8に示すように悪くなり、ベルト
が走行している時に転覆してしまったりする欠点があっ
た。そこで、本発明は山付ベルトの製造方法においてベ
ルト本体から山状の隆起片が離脱しにくく、心線の並び
も乱れがなく、ベルトの走行も安定している山付ベルト
の製造方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記のような
目的を達成するためにベルトの背面側に山状の隆起片群
を有する山付Vベルトの製造方法において、ラップドV
ベルトの表面に未加硫のゴムシートを被覆し、背面側に
所定ピッチで未加硫ゴムからなる山状の隆起片群を取り
つけた後に加硫することを特徴とする。
目的を達成するためにベルトの背面側に山状の隆起片群
を有する山付Vベルトの製造方法において、ラップドV
ベルトの表面に未加硫のゴムシートを被覆し、背面側に
所定ピッチで未加硫ゴムからなる山状の隆起片群を取り
つけた後に加硫することを特徴とする。
【0007】更に他の例としてはラップドVベルトの表
面に未加硫のゴムシートを被覆するとともにその表面に
未加硫ゴム糊引き又は未加硫ゴム糊付け帆布を被覆し、
背面側に所定ピッチで未加硫ゴムからなる山状の隆起片
群を取りつけた後に加硫すること、及び、ラップドVベ
ルトの表面に未加硫のゴムシートを被覆し、更に背面側
を除く表面に未加硫ゴム糊引き又は未加硫ゴム糊付け帆
布を被覆し、背面側に所定ピッチで未加硫ゴムからなる
山状の隆起片群を取りつけた後、またラップドVベルト
の表面に未加硫ゴム糊引き又は未加硫ゴム糊付け帆布を
被覆し、背面側に所定ピッチで未加硫ゴムからなる山状
の隆起片群を取りつけた後に加硫することを特徴とする
山付Vベルトの製造方法も含まれる。
面に未加硫のゴムシートを被覆するとともにその表面に
未加硫ゴム糊引き又は未加硫ゴム糊付け帆布を被覆し、
背面側に所定ピッチで未加硫ゴムからなる山状の隆起片
群を取りつけた後に加硫すること、及び、ラップドVベ
ルトの表面に未加硫のゴムシートを被覆し、更に背面側
を除く表面に未加硫ゴム糊引き又は未加硫ゴム糊付け帆
布を被覆し、背面側に所定ピッチで未加硫ゴムからなる
山状の隆起片群を取りつけた後、またラップドVベルト
の表面に未加硫ゴム糊引き又は未加硫ゴム糊付け帆布を
被覆し、背面側に所定ピッチで未加硫ゴムからなる山状
の隆起片群を取りつけた後に加硫することを特徴とする
山付Vベルトの製造方法も含まれる。
【0008】
【作用】本発明の製造方法から得られる山付Vベルト
は、すでに加硫された伝動用Vベルトに未加硫のゴムシ
ートかまたは未加硫ゴム糊引き又は未加硫ゴム糊付け帆
布を被覆して、山状の隆起片群を取りつけるベルトの背
面側には、未加硫状態のゴムを配置しているので、未加
硫ゴム同志の架橋を行うことができ、その架橋接着は強
固なものとなる。 そして、山状の隆起片群とベルト本
体のあいだでの剥離が起こりにくいベルトを得ることが
できる。
は、すでに加硫された伝動用Vベルトに未加硫のゴムシ
ートかまたは未加硫ゴム糊引き又は未加硫ゴム糊付け帆
布を被覆して、山状の隆起片群を取りつけるベルトの背
面側には、未加硫状態のゴムを配置しているので、未加
硫ゴム同志の架橋を行うことができ、その架橋接着は強
固なものとなる。 そして、山状の隆起片群とベルト本
体のあいだでの剥離が起こりにくいベルトを得ることが
できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図1は本発明によって製造される山付ベルト1
の要部斜視図である。山付ベルト1はVベルト状のベル
ト本体2とゴム製山状の隆起片3からなり、Vベルト状
のベルト本体2は、心線4及び該心線4の上部に伸張ゴ
ム層5を配置し、下部には圧縮ゴム層6を配置し、この
ベルト本体2には全面にゴム糊引き又はゴム糊付け帆布
7が被覆されていると共に更にゴム層8が全面に渡って
被覆され、その外周側にベルト背面側を除いてゴム糊引
き又はゴム糊付け帆布9が被覆されている。
明する。図1は本発明によって製造される山付ベルト1
の要部斜視図である。山付ベルト1はVベルト状のベル
ト本体2とゴム製山状の隆起片3からなり、Vベルト状
のベルト本体2は、心線4及び該心線4の上部に伸張ゴ
ム層5を配置し、下部には圧縮ゴム層6を配置し、この
ベルト本体2には全面にゴム糊引き又はゴム糊付け帆布
7が被覆されていると共に更にゴム層8が全面に渡って
被覆され、その外周側にベルト背面側を除いてゴム糊引
き又はゴム糊付け帆布9が被覆されている。
【0010】図1の山付ベルト1ではベルト本体2の背
面はゴム層8が露出しているが、背面側にはゴム糊引き
又はゴム糊付け帆布9が配置されていてもよい。ベルト
本体2に使用されるゴムとしては、クロロプレンゴム、
天然ゴム、ニトリルゴム、ブチルゴム、ブタジエンゴム
等が挙げられるが特に限定されるものではない。また、
心線4として使用されるのはポリエステル繊維、ポリア
ミド繊維、芳香族ポリアミド繊維などからなる高強力低
伸度のコードが用いられる。
面はゴム層8が露出しているが、背面側にはゴム糊引き
又はゴム糊付け帆布9が配置されていてもよい。ベルト
本体2に使用されるゴムとしては、クロロプレンゴム、
天然ゴム、ニトリルゴム、ブチルゴム、ブタジエンゴム
等が挙げられるが特に限定されるものではない。また、
心線4として使用されるのはポリエステル繊維、ポリア
ミド繊維、芳香族ポリアミド繊維などからなる高強力低
伸度のコードが用いられる。
【0011】また、ベルト本体2に被覆されるゴム糊引
き又はゴム糊付け帆布7、9は、耐摩耗性に優れたも
の、例えば、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、アラミ
ド繊維、無機繊維などの単独またはこれらの混紡糸から
なる耐摩耗に優れた織布をもって構成されており、その
帆布にゴム糊を糊引き又はコーチング、フリクション等
のゴム糊付けを行ったものである。そして、ベルト本体
2の背面には所定の傾斜角度をもって山状の隆起片3が
所定間隔にて突設されている。山状の隆起片3はゴムか
らなるものであり、また、その形状は用途によっていろ
いろなものがあり限定されるものではない。
き又はゴム糊付け帆布7、9は、耐摩耗性に優れたも
の、例えば、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、アラミ
ド繊維、無機繊維などの単独またはこれらの混紡糸から
なる耐摩耗に優れた織布をもって構成されており、その
帆布にゴム糊を糊引き又はコーチング、フリクション等
のゴム糊付けを行ったものである。そして、ベルト本体
2の背面には所定の傾斜角度をもって山状の隆起片3が
所定間隔にて突設されている。山状の隆起片3はゴムか
らなるものであり、また、その形状は用途によっていろ
いろなものがあり限定されるものではない。
【0012】ベルト本体2に山状の隆起片3を設ける方
法であるが、山状の隆起片3は、圧縮ゴム層6を成形ド
ラムに巻き付けて心線4をスパイラル状に巻いて伸張ゴ
ム層5を巻きベルトの形にカットしてから未加硫ゴム糊
引き又は未加硫ゴム糊付け帆布7を被覆し、更にそれを
加硫し、従来のラップドVベルトを作るのと同じ方法で
作られたラップドVベルトに図2に示すように更に未加
硫のゴム層8を被覆するとともに図3に示すように背面
を除くベルトの周面に未加硫ゴム糊引き又は未加硫ゴム
糊付け帆布9を被覆する。そしてベルトの背面側の未加
硫のゴム層8に未加硫ゴムからなる山状の隆起片3を取
りつけ、再度加硫することによって山付ベルト1が得ら
れる。
法であるが、山状の隆起片3は、圧縮ゴム層6を成形ド
ラムに巻き付けて心線4をスパイラル状に巻いて伸張ゴ
ム層5を巻きベルトの形にカットしてから未加硫ゴム糊
引き又は未加硫ゴム糊付け帆布7を被覆し、更にそれを
加硫し、従来のラップドVベルトを作るのと同じ方法で
作られたラップドVベルトに図2に示すように更に未加
硫のゴム層8を被覆するとともに図3に示すように背面
を除くベルトの周面に未加硫ゴム糊引き又は未加硫ゴム
糊付け帆布9を被覆する。そしてベルトの背面側の未加
硫のゴム層8に未加硫ゴムからなる山状の隆起片3を取
りつけ、再度加硫することによって山付ベルト1が得ら
れる。
【0013】このような方法にて山付ベルト1を製造す
ると、山状の隆起片3のベルト本体2に対する接合強度
は非常に高いものが得られる。それは、製造工程におい
てベルト本体2の外周に未加硫のゴム層8を配し、その
未加硫のゴム層8に対して未加硫ゴムからなる山状の隆
起片3を密着させて加硫しているので、ベルト本体2の
外周側に設けたゴム層8と山状の隆起片3は充分な架橋
度をもって架橋し、ほとんど一体化してしまうからであ
る。
ると、山状の隆起片3のベルト本体2に対する接合強度
は非常に高いものが得られる。それは、製造工程におい
てベルト本体2の外周に未加硫のゴム層8を配し、その
未加硫のゴム層8に対して未加硫ゴムからなる山状の隆
起片3を密着させて加硫しているので、ベルト本体2の
外周側に設けたゴム層8と山状の隆起片3は充分な架橋
度をもって架橋し、ほとんど一体化してしまうからであ
る。
【0014】また、本実施例ではベルト本体2は加硫済
みのラップドVベルトに未加硫ゴム層8を被覆し未加硫
ゴム糊引き又は未加硫ゴム糊付け帆布9をベルト背面を
除く周面に被覆しているが、この例に限られるものでな
く、図4、図5、図6に示すように加硫済みのラップド
Vベルトに未加硫ゴム層8のみを全面に被覆したもの
や、未加硫ゴム糊引き又は未加硫ゴム糊付け帆布9のみ
を被覆したもの、また未加硫ゴム層8を全面に被覆し未
加硫ゴム糊引き又は未加硫ゴム糊付け帆布9も全面に被
覆したものも、ベルト本体2と山状の隆起片3との界面
は製造工程において未加硫ゴム同志の接着になるので本
発明に含まれるものであり接着強度は高くなる。
みのラップドVベルトに未加硫ゴム層8を被覆し未加硫
ゴム糊引き又は未加硫ゴム糊付け帆布9をベルト背面を
除く周面に被覆しているが、この例に限られるものでな
く、図4、図5、図6に示すように加硫済みのラップド
Vベルトに未加硫ゴム層8のみを全面に被覆したもの
や、未加硫ゴム糊引き又は未加硫ゴム糊付け帆布9のみ
を被覆したもの、また未加硫ゴム層8を全面に被覆し未
加硫ゴム糊引き又は未加硫ゴム糊付け帆布9も全面に被
覆したものも、ベルト本体2と山状の隆起片3との界面
は製造工程において未加硫ゴム同志の接着になるので本
発明に含まれるものであり接着強度は高くなる。
【0015】ここで、従来の山付ベルトと、本発明の製
造方法によって得られた山付ベルト1とのベルト本体2
と山状の隆起片3間の静的接着力を比較した。比較例で
ある従来のベルトとしては図7に示すような加硫済みの
ラップドVベルトに隆起片を再加硫することによって接
着した山付ベルトを使用し、実施例である本発明のベル
トとしては図1に示すような加硫済みのラップドVベル
トに更に未加硫のゴム層8を被覆するとともに背面を除
くベルトの周面に未加硫ゴム糊引き又は未加硫ゴム糊付
け帆布9を被覆する。そしてベルトの背面側の未加硫ゴ
ム層8に未加硫ゴムからなる山状の隆起片3を取りつ
け、再度加硫することによって得られた山付ベルト1を
使用した。また、測定方法は山状の隆起片3の先端とベ
ルト本体2とをそれぞれ別につかんで、ベルト本体2と
山状の隆起片3のなす角度が鋭角の方向へ引張速度50
mm/分で山状ベルトが切断するまで引っ張るものであ
る。
造方法によって得られた山付ベルト1とのベルト本体2
と山状の隆起片3間の静的接着力を比較した。比較例で
ある従来のベルトとしては図7に示すような加硫済みの
ラップドVベルトに隆起片を再加硫することによって接
着した山付ベルトを使用し、実施例である本発明のベル
トとしては図1に示すような加硫済みのラップドVベル
トに更に未加硫のゴム層8を被覆するとともに背面を除
くベルトの周面に未加硫ゴム糊引き又は未加硫ゴム糊付
け帆布9を被覆する。そしてベルトの背面側の未加硫ゴ
ム層8に未加硫ゴムからなる山状の隆起片3を取りつ
け、再度加硫することによって得られた山付ベルト1を
使用した。また、測定方法は山状の隆起片3の先端とベ
ルト本体2とをそれぞれ別につかんで、ベルト本体2と
山状の隆起片3のなす角度が鋭角の方向へ引張速度50
mm/分で山状ベルトが切断するまで引っ張るものであ
る。
【0016】その結果、従来のベルトはベルト本体と山
状の隆起片間の剥離時の接着力が50kgであったのに
対し、本発明の製造方法によって得られたベルトはベル
ト本体と山状の隆起片間の剥離時の接着力は140kg
であった。このことから本発明の製造方法によって得ら
れた山付ベルト1のベルト本体2と山状の隆起片3との
界面の接着力が強力であることがわかる。更に、従来の
山付ベルトと、本発明の製造方法によって得られた山付
ベルト1のベルト本体2と山状の隆起片3の界面の接着
強度を比較するために動的な接着評価試験を行った。
状の隆起片間の剥離時の接着力が50kgであったのに
対し、本発明の製造方法によって得られたベルトはベル
ト本体と山状の隆起片間の剥離時の接着力は140kg
であった。このことから本発明の製造方法によって得ら
れた山付ベルト1のベルト本体2と山状の隆起片3との
界面の接着力が強力であることがわかる。更に、従来の
山付ベルトと、本発明の製造方法によって得られた山付
ベルト1のベルト本体2と山状の隆起片3の界面の接着
強度を比較するために動的な接着評価試験を行った。
【0017】駆動プーリと従動プーリとの間に山付ベル
トを掛架し、ベルト回転接触領域にゴム板を抵抗体とし
て配置し、ベルトを走行させ、この抵抗体と接触を繰り
返す山状の隆起片群がベルト本体から剥離するまでの時
間を測定した。
トを掛架し、ベルト回転接触領域にゴム板を抵抗体とし
て配置し、ベルトを走行させ、この抵抗体と接触を繰り
返す山状の隆起片群がベルト本体から剥離するまでの時
間を測定した。
【0018】ただし山付ベルトのベルト本体はラップド
VベルトのスタンダードA−39インチ(三ツ星ベルト
株式会社製)、山状の隆起片のピッチ間隔P=95m
m、山状の隆起片の形状は長さL=83mm、角度α=
45°の形状を呈し、実施例としては図1に示されるよ
うな加硫済みのラップドVベルトに更に未加硫のゴム層
8を被覆するとともに背面を除くベルトの周面に未加硫
ゴム糊引き又は未加硫ゴム糊付け帆布9を被覆する。そ
してベルトの背面側の未加硫ゴム層8に未加硫ゴムから
なる山状の隆起片3を取りつけ、再度加硫することによ
って得られた山付ベルト1を使用し、比較例としては図
7に示すような加硫済みのラップドVベルトに隆起片を
再加硫することによって接着した山付ベルトを使用し、
またプーリはJIS−A形で駆動プーリの外径φ160
mm、従動プーリの外径はφ60mm、回転数240r
pm、軸荷重W=20kgfの条件下にて走行実験を実
施した。この実験結果は表1に示す。
VベルトのスタンダードA−39インチ(三ツ星ベルト
株式会社製)、山状の隆起片のピッチ間隔P=95m
m、山状の隆起片の形状は長さL=83mm、角度α=
45°の形状を呈し、実施例としては図1に示されるよ
うな加硫済みのラップドVベルトに更に未加硫のゴム層
8を被覆するとともに背面を除くベルトの周面に未加硫
ゴム糊引き又は未加硫ゴム糊付け帆布9を被覆する。そ
してベルトの背面側の未加硫ゴム層8に未加硫ゴムから
なる山状の隆起片3を取りつけ、再度加硫することによ
って得られた山付ベルト1を使用し、比較例としては図
7に示すような加硫済みのラップドVベルトに隆起片を
再加硫することによって接着した山付ベルトを使用し、
またプーリはJIS−A形で駆動プーリの外径φ160
mm、従動プーリの外径はφ60mm、回転数240r
pm、軸荷重W=20kgfの条件下にて走行実験を実
施した。この実験結果は表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】表1に示される実験結果より本発明の製造
方法によって得られた山付ベルト1のベルト本体2と山
状の隆起片3間の界面の接着強度は従来のものに比べ約
5倍〜7倍と非常に優れている。
方法によって得られた山付ベルト1のベルト本体2と山
状の隆起片3間の界面の接着強度は従来のものに比べ約
5倍〜7倍と非常に優れている。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上のようにベルトの背面側に
山状の隆起片群を有する山付Vベルトの製造方法におい
て、ラップドVベルトの表面に未加硫のゴムシートを被
覆し、背面側に所定ピッチで未加硫ゴムからなる山状の
隆起片群を取りつけた後に加硫すること、また他の例と
してはラップドVベルトの表面に未加硫のゴムシートを
被覆するとともにその表面に未加硫ゴム糊引き又は未加
硫ゴム糊付け帆布を被覆し、背面側に所定ピッチで未加
硫ゴムからなる山状の隆起片群を取りつけた後に加硫す
ること、及び、ラップドVベルトの表面に未加硫のゴム
シートを被覆し、更に背面側を除く表面に未加硫ゴム糊
引き又は未加硫ゴム糊付け帆布を被覆し、背面側に所定
ピッチで未加硫ゴムからなる山状の隆起片群を取りつけ
た後、またラップドVベルトの表面に未加硫ゴム糊引き
又は未加硫ゴム糊付け帆布を被覆し、背面側に所定ピッ
チで未加硫ゴムからなる山状の隆起片群を取りつけた後
に加硫することを特徴としており、ベルト本体と山状の
隆起片が製造工程において未加硫のゴム同志が接触し加
硫され接着されるので、その界面での架橋により極めて
強度の高い接着力が得られる。よって、高負荷の用途に
使用しても山状の隆起片がベルト本体から離脱してしま
うことのないような山付ベルトを得ることができる。
山状の隆起片群を有する山付Vベルトの製造方法におい
て、ラップドVベルトの表面に未加硫のゴムシートを被
覆し、背面側に所定ピッチで未加硫ゴムからなる山状の
隆起片群を取りつけた後に加硫すること、また他の例と
してはラップドVベルトの表面に未加硫のゴムシートを
被覆するとともにその表面に未加硫ゴム糊引き又は未加
硫ゴム糊付け帆布を被覆し、背面側に所定ピッチで未加
硫ゴムからなる山状の隆起片群を取りつけた後に加硫す
ること、及び、ラップドVベルトの表面に未加硫のゴム
シートを被覆し、更に背面側を除く表面に未加硫ゴム糊
引き又は未加硫ゴム糊付け帆布を被覆し、背面側に所定
ピッチで未加硫ゴムからなる山状の隆起片群を取りつけ
た後、またラップドVベルトの表面に未加硫ゴム糊引き
又は未加硫ゴム糊付け帆布を被覆し、背面側に所定ピッ
チで未加硫ゴムからなる山状の隆起片群を取りつけた後
に加硫することを特徴としており、ベルト本体と山状の
隆起片が製造工程において未加硫のゴム同志が接触し加
硫され接着されるので、その界面での架橋により極めて
強度の高い接着力が得られる。よって、高負荷の用途に
使用しても山状の隆起片がベルト本体から離脱してしま
うことのないような山付ベルトを得ることができる。
【0022】またベルト本体の心体が埋設されている部
分は山状の隆起片を取りつける以前に既に加硫されたラ
ップドVベルトを使用しているので山状の隆起片を着け
るときに心線の並びが乱れることもなく走行の安定した
山付ベルトを得ることができる。
分は山状の隆起片を取りつける以前に既に加硫されたラ
ップドVベルトを使用しているので山状の隆起片を着け
るときに心線の並びが乱れることもなく走行の安定した
山付ベルトを得ることができる。
【図1】本発明の製造方法によって得られる山付ベルト
の要部斜視図である。
の要部斜視図である。
【図2】本発明の製造方法の工程を示す要部斜視図であ
る。
る。
【図3】本発明の製造方法の別の工程を示す要部斜視図
である。
である。
【図4】本発明の製造方法で得られる別の山付ベルトの
要部斜視図である。
要部斜視図である。
【図5】本発明の製造方法で得られる更に別の山付ベル
トの要部斜視図である。
トの要部斜視図である。
【図6】本発明の製造方法で得られる更に別の山付ベル
トの要部斜視図である。
トの要部斜視図である。
【図7】従来の山付ベルトの要部斜視図である。
【図8】心線の乱れた状態を示す従来の山付ベルトの要
部斜視図である。
部斜視図である。
1 山付ベルト 2 ベルト本体 3 山状の隆起片 4 心線 5 伸張ゴム層 6 圧縮ゴム層 7 ゴム糊引き又はゴム糊付け帆布 8 ゴム層 9 ゴム糊引き又はゴム糊付け帆布
Claims (4)
- 【請求項1】 Vベルトの背面側に山状の隆起片群を有
する山付Vベルトの製造方法において、ラップドVベル
トの表面に未加硫のゴムシートを被覆し、背面側に所定
ピッチで未加硫ゴムからなる山状の隆起片群を取りつけ
た後に加硫することを特徴とする山付Vベルトの製造方
法。 - 【請求項2】 Vベルトの背面側に山状の隆起片群を有
する山付Vベルトの製造方法において、ラップドVベル
トの表面に未加硫のゴムシートを被覆し、更にその表面
に未加硫ゴム糊引き又は未加硫ゴム糊付け帆布を被覆
し、背面側に所定ピッチで未加硫ゴムからなる山状の隆
起片群を取りつけた後に加硫することを特徴とする山付
Vベルトの製造方法。 - 【請求項3】 Vベルトの背面側に山状の隆起片群を有
する山付Vベルトの製造方法において、ラップドVベル
トの表面に未加硫のゴムシートを被覆し、更に背面側を
除く表面に未加硫ゴム糊引き又は未加硫ゴム糊付け帆布
を被覆し、背面側に所定ピッチで未加硫ゴムからなる山
状の隆起片群を取りつけた後に加硫することを特徴とす
る山付Vベルトの製造方法。 - 【請求項4】 Vベルトの背面側に山状の隆起片群を有
する山付Vベルトの製造方法において、ラップドVベル
トの表面に未加硫ゴム糊引き又は未加硫ゴム糊付け帆布
を被覆し、背面側に所定ピッチで未加硫ゴムからなる山
状の隆起片群を取りつけた後に加硫することを特徴とす
る山付Vベルトの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4253945A JP2700370B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 山付vベルトの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4253945A JP2700370B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 山付vベルトの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06218843A true JPH06218843A (ja) | 1994-08-09 |
| JP2700370B2 JP2700370B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=17258178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4253945A Expired - Lifetime JP2700370B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 山付vベルトの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2700370B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110370697A (zh) * | 2019-07-18 | 2019-10-25 | 三力士股份有限公司 | 一种包布v带的包布工艺 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6071199A (ja) * | 1983-09-27 | 1985-04-23 | 住友ベークライト株式会社 | 紙器打抜き用ダイボ−ド |
| JPS61149627A (ja) * | 1984-12-20 | 1986-07-08 | Honda Motor Co Ltd | キヤリパピストン |
-
1992
- 1992-08-28 JP JP4253945A patent/JP2700370B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6071199A (ja) * | 1983-09-27 | 1985-04-23 | 住友ベークライト株式会社 | 紙器打抜き用ダイボ−ド |
| JPS61149627A (ja) * | 1984-12-20 | 1986-07-08 | Honda Motor Co Ltd | キヤリパピストン |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110370697A (zh) * | 2019-07-18 | 2019-10-25 | 三力士股份有限公司 | 一种包布v带的包布工艺 |
| CN110370697B (zh) * | 2019-07-18 | 2021-04-06 | 三力士股份有限公司 | 一种包布v带的包布工艺 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2700370B2 (ja) | 1998-01-21 |
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