JPH062189A - チタン含有金属材料用メッキ浴およびメッキ方法 - Google Patents
チタン含有金属材料用メッキ浴およびメッキ方法Info
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- JPH062189A JPH062189A JP15523092A JP15523092A JPH062189A JP H062189 A JPH062189 A JP H062189A JP 15523092 A JP15523092 A JP 15523092A JP 15523092 A JP15523092 A JP 15523092A JP H062189 A JPH062189 A JP H062189A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 チタン含有金属材料にNiおよび/又はCo
メッキを施す場合、得られるメッキ製品の疲労強度を低
下させることなく、すぐれた耐摩耗性を示すメッキ皮膜
を形成する電気メッキ浴、および電気メッキ方法を提供
する。 【構成】 チタン含有金属材料に電気メッキを施すに際
し、30〜120g/リットルのNi2+および/又はC
o2+イオンと、2〜25g/リットルのMoO4 2-イオ
ンを含有し、3.5〜5.0のpHを有する電気メッキ浴
を用いる。
メッキを施す場合、得られるメッキ製品の疲労強度を低
下させることなく、すぐれた耐摩耗性を示すメッキ皮膜
を形成する電気メッキ浴、および電気メッキ方法を提供
する。 【構成】 チタン含有金属材料に電気メッキを施すに際
し、30〜120g/リットルのNi2+および/又はC
o2+イオンと、2〜25g/リットルのMoO4 2-イオ
ンを含有し、3.5〜5.0のpHを有する電気メッキ浴
を用いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はチタン含有金属材料用電
気メッキ浴およびメッキ方法に関するものである。更に
詳しく述べるならば、本発明はチタン含有金属材料の表
面に耐摩耗性にすぐれ、かつ疲労強度にすぐれたメッキ
層を形成するのに有用な電気メッキ浴、および電気メッ
キ方法に関するものである。
気メッキ浴およびメッキ方法に関するものである。更に
詳しく述べるならば、本発明はチタン含有金属材料の表
面に耐摩耗性にすぐれ、かつ疲労強度にすぐれたメッキ
層を形成するのに有用な電気メッキ浴、および電気メッ
キ方法に関するものである。
【0002】本明細書において、チタン含有金属材料と
は、金属チタン材料およびチタン合金材料を包含するも
のである。
は、金属チタン材料およびチタン合金材料を包含するも
のである。
【0003】
【従来の技術】チタン含有金属材料に、湿式メッキ法に
より、各種金属メッキ皮膜を形成することが知られてい
る。しかし、従来技術によって形成された金属メッキ皮
膜は、チタン含有金属材料表面に対する密着性が不良で
あって、金属メッキ皮膜が剥離しやすいという欠点があ
る。
より、各種金属メッキ皮膜を形成することが知られてい
る。しかし、従来技術によって形成された金属メッキ皮
膜は、チタン含有金属材料表面に対する密着性が不良で
あって、金属メッキ皮膜が剥離しやすいという欠点があ
る。
【0004】また、チタン含有金属材料の表面に硬質金
属メッキ皮膜を、従来方法によって形成して得られたメ
ッキ製品は、その疲労強度が低いという問題点がある。
特に、チタン含有金属材料の表面に、従来の技術により
ニッケルおよび/又はコバルトからなる硬質金属メッキ
を施すと、得られたメッキ製品の疲労強度が、実用上不
満足なものであった。
属メッキ皮膜を、従来方法によって形成して得られたメ
ッキ製品は、その疲労強度が低いという問題点がある。
特に、チタン含有金属材料の表面に、従来の技術により
ニッケルおよび/又はコバルトからなる硬質金属メッキ
を施すと、得られたメッキ製品の疲労強度が、実用上不
満足なものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、チタン含有
金属材料の表面上にニッケルおよびコバルトから選ばれ
た少なくとも1種を含む硬質メッキ皮膜を形成したと
き、得られるメッキ製品に疲労強度の低下を生ずること
のないチタン含有金属材料用電気メッキ浴および電気メ
ッキ方法を提供しようとするものである。
金属材料の表面上にニッケルおよびコバルトから選ばれ
た少なくとも1種を含む硬質メッキ皮膜を形成したと
き、得られるメッキ製品に疲労強度の低下を生ずること
のないチタン含有金属材料用電気メッキ浴および電気メ
ッキ方法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ニッケル
イオン(Ni2+)およびコバルトイオン(Co2+)から
選ばれた少なくとも1種を含む、チタン含有金属材料用
電気メッキ浴に、特定量のモリブデン酸イオン(MoO
4 2- ) を含有せしめることによって、上記課題の解決に
成功した。
イオン(Ni2+)およびコバルトイオン(Co2+)から
選ばれた少なくとも1種を含む、チタン含有金属材料用
電気メッキ浴に、特定量のモリブデン酸イオン(MoO
4 2- ) を含有せしめることによって、上記課題の解決に
成功した。
【0007】すなわち本発明に係るチタン含有金属材料
用メッキ浴は、30〜120g/リットルの、Ni2+イ
オンおよびCo2+イオンから選ばれた少なくとも1種
と、2〜25g/リットルのMoO4 2- イオンとを含
み、かつ3.5〜5.0のpHを有することを特徴とする
ものである。
用メッキ浴は、30〜120g/リットルの、Ni2+イ
オンおよびCo2+イオンから選ばれた少なくとも1種
と、2〜25g/リットルのMoO4 2- イオンとを含
み、かつ3.5〜5.0のpHを有することを特徴とする
ものである。
【0008】本発明のチタン含有金属材料の電気メッキ
方法は、30〜120g/リットルの、Ni2+イオンお
よびCo2+イオンから選ばれた少なくとも1種と、2〜
25g/リットルのMoO4 2- イオンとを含有し、かつ
3.5〜7.0のpHを有するメッキ浴中において、チタ
ン含有金属材料を電気メッキすることを特徴とするもの
である。
方法は、30〜120g/リットルの、Ni2+イオンお
よびCo2+イオンから選ばれた少なくとも1種と、2〜
25g/リットルのMoO4 2- イオンとを含有し、かつ
3.5〜7.0のpHを有するメッキ浴中において、チタ
ン含有金属材料を電気メッキすることを特徴とするもの
である。
【0009】更に、本発明方法において上記メッキ浴が
硬質微粒子を含み、前記硬質微粒子を含む複合メッキ皮
膜が形成されててもよい。
硬質微粒子を含み、前記硬質微粒子を含む複合メッキ皮
膜が形成されててもよい。
【0010】
【作用】本発明において、チタン含有金属材料は、金属
チタン材料、およびチタン合金材料、例えば6Al−4
V−Ti合金材料およびTi−3Al−8V−6Cr−
4Mo−4Zr合金材料(通称BETAC)などを包含
し、これらの材料は、例えば内燃機関用摺動部材、例え
ばカムシャフト、コネクティングロッド、エンジンバル
ブ、およびバルブスプリングなどの用途に用いられるも
のである。
チタン材料、およびチタン合金材料、例えば6Al−4
V−Ti合金材料およびTi−3Al−8V−6Cr−
4Mo−4Zr合金材料(通称BETAC)などを包含
し、これらの材料は、例えば内燃機関用摺動部材、例え
ばカムシャフト、コネクティングロッド、エンジンバル
ブ、およびバルブスプリングなどの用途に用いられるも
のである。
【0011】本発明の電気メッキ浴は、30〜120g
/リットル、好ましくは50〜100g/リットルのN
i2+イオンおよびCo2+イオンから選ばれた少なくとも
1種と、2〜25g/リットルのMoO4 2- イオンとを
含むものであり、このような電気メッキ浴を用いて、チ
タン含有金属材料に電気メッキを施すと、この材料表面
にNi−Mo,Co−Mo、又はNi−Co−Mo合金
の硬質金属皮膜を形成することができ、得られるメッキ
製品は、すぐれた疲労強度を示す。
/リットル、好ましくは50〜100g/リットルのN
i2+イオンおよびCo2+イオンから選ばれた少なくとも
1種と、2〜25g/リットルのMoO4 2- イオンとを
含むものであり、このような電気メッキ浴を用いて、チ
タン含有金属材料に電気メッキを施すと、この材料表面
にNi−Mo,Co−Mo、又はNi−Co−Mo合金
の硬質金属皮膜を形成することができ、得られるメッキ
製品は、すぐれた疲労強度を示す。
【0012】本発明の電気メッキ浴に含まれる各成分に
ついて説明する。 1)Ni2+イオン、およびCo2+イオン これらの金属イオンは、電気メッキによりチタン含有金
属材料の表面上に電折し、その際に、メッキ浴中に水素
を発生する。メッキ浴中には、モリブデンか、メリブデ
ン酸イオンとして存在しているが、このモリブデン酸イ
オンが上記水素により金属モリブデンに還元され、この
金属モリブデンと、ニッケルおよび/又はコバルトとに
より合金メッキ皮膜が形成される。
ついて説明する。 1)Ni2+イオン、およびCo2+イオン これらの金属イオンは、電気メッキによりチタン含有金
属材料の表面上に電折し、その際に、メッキ浴中に水素
を発生する。メッキ浴中には、モリブデンか、メリブデ
ン酸イオンとして存在しているが、このモリブデン酸イ
オンが上記水素により金属モリブデンに還元され、この
金属モリブデンと、ニッケルおよび/又はコバルトとに
より合金メッキ皮膜が形成される。
【0013】Ni2+イオンおよび/又はCo2+イオンの
濃度は、30〜120g/リットルである。この濃度
が、30g/リットル未満であるとき、および120g
/リットルより高い場合は、ニッケルおよび/又はコバ
ルトと、モリブデンとの電析量のバランスが不良とな
り、そのため得られる合金メッキ皮膜の強度が不十分に
なる。
濃度は、30〜120g/リットルである。この濃度
が、30g/リットル未満であるとき、および120g
/リットルより高い場合は、ニッケルおよび/又はコバ
ルトと、モリブデンとの電析量のバランスが不良とな
り、そのため得られる合金メッキ皮膜の強度が不十分に
なる。
【0014】本発明の電気メッキ浴において、Ni2+イ
オンを供給する化合物としては、例えば、スルファミン
酸ニッケル、硫酸ニッケル、および塩化ニッケルなどを
用いることができる。
オンを供給する化合物としては、例えば、スルファミン
酸ニッケル、硫酸ニッケル、および塩化ニッケルなどを
用いることができる。
【0015】また、Co2+イオンを供給する化合物とし
ては、例えばスルファミン酸コバルト、および硫酸コバ
ルトなどを用いることができる。
ては、例えばスルファミン酸コバルト、および硫酸コバ
ルトなどを用いることができる。
【0016】2)MoO4 2- イオン 上述の通り、モリブデン酸イオンは、Niおよび/又は
Coイオンの電析の際に発生する水素により金属モリブ
デンに還元され、Niおよび/又はCoとともに合金メ
ッキ皮膜を形成する。
Coイオンの電析の際に発生する水素により金属モリブ
デンに還元され、Niおよび/又はCoとともに合金メ
ッキ皮膜を形成する。
【0017】本発明の電気メッキ浴において、MoO4
2- イオンの濃度は2〜25g/リットルであることが
必要である。この濃度が2g/リットル未満のときは、
得られるメッキ製品における疲労強度低下防止効果が不
十分になり、またそれが25g/リットルよりも高くな
ると、得られる合金メッキ皮膜の強度が不十分になる。
2- イオンの濃度は2〜25g/リットルであることが
必要である。この濃度が2g/リットル未満のときは、
得られるメッキ製品における疲労強度低下防止効果が不
十分になり、またそれが25g/リットルよりも高くな
ると、得られる合金メッキ皮膜の強度が不十分になる。
【0018】電気メッキ浴にMoO4 2- イオンを供給す
る化合物としては、例えばモリブデン酸アンモニウム、
およびモリブデン酸ナトリウムなどを用いることができ
る。
る化合物としては、例えばモリブデン酸アンモニウム、
およびモリブデン酸ナトリウムなどを用いることができ
る。
【0019】本発明の電気メッキ浴に、20〜60g/
リットルのほう酸アルカリ金属塩、例えばほう酸ナトリ
ウム、ほう酸カリウムなど、を添加することが好まし
い。ほう酸アルカリ金属塩は、メッキ浴のpHの調整のた
めのバッファーとして有効なものである。
リットルのほう酸アルカリ金属塩、例えばほう酸ナトリ
ウム、ほう酸カリウムなど、を添加することが好まし
い。ほう酸アルカリ金属塩は、メッキ浴のpHの調整のた
めのバッファーとして有効なものである。
【0020】ほう酸アルカリ金属塩の濃度が、20g/
リットル未満であると、上記pH調整効果が不十分になる
ことがあり、また、それが60g/リットルより多くし
ても上記pH調整効果が飽和し、その結果が向上するわけ
ではない。
リットル未満であると、上記pH調整効果が不十分になる
ことがあり、また、それが60g/リットルより多くし
ても上記pH調整効果が飽和し、その結果が向上するわけ
ではない。
【0021】本発明の電気メッキ浴に、3〜7g/リッ
トルのサッカリン、およびサッカリン酸塩、例えば、サ
ッカリン酸ナトリウム、サッカリン酸カリウムなど、か
ら選ばれた少なくとも1種を添加することが好ましい。
このようなサッカリン化合物は、チタン含有金属材料の
表面に形成されるメッキ皮膜の平滑性を向上させるとい
う効果を奏するものである。サッカリン化合物の濃度
が、3g/リットル未満であると、上記平滑性向上の効
果が不十分になることがあり、またそれが7g/リット
ルよりも多くなると上記平滑性向上効果が飽和するばか
りでなく、皮膜密着性に悪影響をおよぼすことがある。
トルのサッカリン、およびサッカリン酸塩、例えば、サ
ッカリン酸ナトリウム、サッカリン酸カリウムなど、か
ら選ばれた少なくとも1種を添加することが好ましい。
このようなサッカリン化合物は、チタン含有金属材料の
表面に形成されるメッキ皮膜の平滑性を向上させるとい
う効果を奏するものである。サッカリン化合物の濃度
が、3g/リットル未満であると、上記平滑性向上の効
果が不十分になることがあり、またそれが7g/リット
ルよりも多くなると上記平滑性向上効果が飽和するばか
りでなく、皮膜密着性に悪影響をおよぼすことがある。
【0022】本発明の電気メッキ浴のpHは3.5〜7.
0に、好ましくは3.5〜5.0に調整される。pHが
3.5未満のときはメッキ処理時にメッキ前処理皮膜の
溶解がおこり、良好な密着性が得られないという不都合
を生じ、またそれが7.0よりも高くなると、モリブデ
ン酸塩、ニッケル化合物などがメッキ浴から固体として
析出し、正常なメッキ皮膜が得られないという不都合を
生ずる。
0に、好ましくは3.5〜5.0に調整される。pHが
3.5未満のときはメッキ処理時にメッキ前処理皮膜の
溶解がおこり、良好な密着性が得られないという不都合
を生じ、またそれが7.0よりも高くなると、モリブデ
ン酸塩、ニッケル化合物などがメッキ浴から固体として
析出し、正常なメッキ皮膜が得られないという不都合を
生ずる。
【0023】本発明の電気メッキ方法において、電気メ
ッキ工程に供されるチタン含有金属材料は常法により、
表面清浄処理され、必要に応じて、銅ストライクメッキ
処理を施される。上記前処理を施されたチタン含有金属
材料に、本発明方法により、所定組成を有する電気メッ
キ浴中において、電気メッキが施される。この電気メッ
キ工程は、40〜60℃の電気メッキ浴中において、好
ましくは0.1〜10A/dmの電流密度の直流を流すこ
とによって行われる。一般に、得られる合金メッキ皮膜
の厚さは5〜50μmであることが好ましく、またその
重量は45〜450g/m2 であることが好ましい。
ッキ工程に供されるチタン含有金属材料は常法により、
表面清浄処理され、必要に応じて、銅ストライクメッキ
処理を施される。上記前処理を施されたチタン含有金属
材料に、本発明方法により、所定組成を有する電気メッ
キ浴中において、電気メッキが施される。この電気メッ
キ工程は、40〜60℃の電気メッキ浴中において、好
ましくは0.1〜10A/dmの電流密度の直流を流すこ
とによって行われる。一般に、得られる合金メッキ皮膜
の厚さは5〜50μmであることが好ましく、またその
重量は45〜450g/m2 であることが好ましい。
【0024】本発明方法に用いられる電気メッキ浴に
は、上記の成分に加えて他の成分、例えば、硬質微粒子
(例えばSiC,Si3 N4 ,Al2 O3 ,WC,Zr
B2 ,ダイヤモンド,CrBなどから選ばれるファイン
セラミックスなどの粒径0.1〜10μmの微粒子)が
含まれていてもよい。この場合、硬質微粒子を含む複合
メッキ皮膜が得られる。前記硬質微粒子は、電気メッキ
浴中に、30〜300g/リットルの濃度で含まれるこ
とが好ましい。
は、上記の成分に加えて他の成分、例えば、硬質微粒子
(例えばSiC,Si3 N4 ,Al2 O3 ,WC,Zr
B2 ,ダイヤモンド,CrBなどから選ばれるファイン
セラミックスなどの粒径0.1〜10μmの微粒子)が
含まれていてもよい。この場合、硬質微粒子を含む複合
メッキ皮膜が得られる。前記硬質微粒子は、電気メッキ
浴中に、30〜300g/リットルの濃度で含まれるこ
とが好ましい。
【0025】本発明方法を用いるチタン含有金属材料の
メッキ処理は、一般に下記工程により行われる。 1 脱脂 2 水洗 3 酸洗 4 水洗 5 銅ストライクメッキ 6 水洗 7 本発明方法によるメッキ 8 水洗 9 真空熱処理 上記真空熱処理において、一般に10-1〜10-5Torrの
真空下において少なくとも450℃の温度における加熱
が少なくとも1時間施されることが好ましい。
メッキ処理は、一般に下記工程により行われる。 1 脱脂 2 水洗 3 酸洗 4 水洗 5 銅ストライクメッキ 6 水洗 7 本発明方法によるメッキ 8 水洗 9 真空熱処理 上記真空熱処理において、一般に10-1〜10-5Torrの
真空下において少なくとも450℃の温度における加熱
が少なくとも1時間施されることが好ましい。
【0026】
【実施例】本発明を、下記実施例により更に説明する。
【0027】実施例1 下記工程によりチタン含有金属材料にNi−Mo合金メ
ッキを施した。 (1)供試材料:6A14VTi材 形状寸法はJIS−Z−2274、金属の回転曲げ疲れ
試験法に規定されている1−6号試験片に同じ。
ッキを施した。 (1)供試材料:6A14VTi材 形状寸法はJIS−Z−2274、金属の回転曲げ疲れ
試験法に規定されている1−6号試験片に同じ。
【0028】 (2)表面処理 (a)表面清浄:アルカリ脱脂 (日本パーカライジング社製、アルカリクリーナーCL−3 91、50g/リットル水溶液に2分浸漬) (b)水洗 (c)酸洗 50%HCl水溶液 50℃ 10分 (d)水洗 (e)銅ストライクメッキ 浴組成 シアン化銅(CuCN) 60g/リットル シアン化ナトリウム(NaCN) 70g/リットル 酒石酸カリウムナトリウム 50g/リットル (KNaC4 H4 O6) 液温度 40℃ 電流密度 5A/dm2 皮膜厚 2μm (f)水洗
【0029】 (g)ニッケル−モリブデン合金メッキ 浴組成 Ni2+イオン 90g/リットル (スルファミン酸ニッケル) MoO4 2- イオン 5g/リットル (モリブデン酸ナトリウム) pH 4.0 液温度 60℃ 電流密度 2A/dm2 皮膜厚 20μm (h)水洗 (i)真空加熱処理 圧力 10-2Torr 温度 450℃ 加熱時間 1時間 (j)放冷
【0030】(3)疲労強度テスト 得られたメッキ製品を、JIS−Z−2274「金属材
料の回曲げ疲れ試験方法」による疲労強度テストに供し
た。但し、テスト雰囲気の温度は30℃であった。テス
ト結果を図1に示す。
料の回曲げ疲れ試験方法」による疲労強度テストに供し
た。但し、テスト雰囲気の温度は30℃であった。テス
ト結果を図1に示す。
【0031】実施例2 下記によりチタン含有金属材料にコバルト−モリブデン
合金メッキを施した。 (1)供試材料:実施例1と同じ
合金メッキを施した。 (1)供試材料:実施例1と同じ
【0032】(2)表面処理 (g)工程を下記条件下に行ったことを除き実施例1と
同様に行った。 (g)コバルト−モリブデン合金メッキ 浴組成 Co2+イオン 90g/リットル (スルファミン酸コバルト) MoO4 2- イオン 5g/リットル (モリブデン酸ナトリウム) ほう酸ナトリウム 40g/リットル pH 5.5(但し、アンモニウム塩を用いて調整した。) 液温度 60℃ 電流密度 5A/dm2 皮膜厚 20μm
同様に行った。 (g)コバルト−モリブデン合金メッキ 浴組成 Co2+イオン 90g/リットル (スルファミン酸コバルト) MoO4 2- イオン 5g/リットル (モリブデン酸ナトリウム) ほう酸ナトリウム 40g/リットル pH 5.5(但し、アンモニウム塩を用いて調整した。) 液温度 60℃ 電流密度 5A/dm2 皮膜厚 20μm
【0033】(3)疲労強度テスト:実施例1に同じ テスト結果を図1に示す。
【0034】実施例3 下記によりチタン含有金属材料にニッケル−コバルト−
モリブデン合金メッキを施した。 (1)供試材料:実施例1と同じ
モリブデン合金メッキを施した。 (1)供試材料:実施例1と同じ
【0035】(2)表面処理 (g)工程を下記条件下に行ったことを除き実施例1と
同様に行った。 (g)ニッケル−コバルト−モリブデン合金メッキ 浴組成 Ni2+イオン 55g/リットル (スルファミン酸ニッケル) Co2+イオン 45g/リットル (スルファミン酸コバルト) MoO4 2- イオン 5g/リットル (モリブデン酸ナトリウム) ほう酸ナトリウム 40g/リットル サッカリンソーダ 5g/リットル pH 3.5 液温度 60℃ 電流密度 0.5A/dm2 皮膜厚 20μm
同様に行った。 (g)ニッケル−コバルト−モリブデン合金メッキ 浴組成 Ni2+イオン 55g/リットル (スルファミン酸ニッケル) Co2+イオン 45g/リットル (スルファミン酸コバルト) MoO4 2- イオン 5g/リットル (モリブデン酸ナトリウム) ほう酸ナトリウム 40g/リットル サッカリンソーダ 5g/リットル pH 3.5 液温度 60℃ 電流密度 0.5A/dm2 皮膜厚 20μm
【0036】(3)疲労強度テスト:実施例1に同じ テスト結果を図1に示す。
【0037】比較例1 下記によりチタン含有金属材料にニッケルメッキを施し
た。 (1)供試材料:実施例1と同じ
た。 (1)供試材料:実施例1と同じ
【0038】(2)試験片の表面処理 (g)工程を下記条件下で行ったことを除き実施例1と
同様に行った。 (g)ニッケルメッキ 浴組成 スルファミン酸ニッケル 480g/リットル ほう酸ナトリウム 40g/リットル サッカリンソーダ 5g/リットル pH 4.2 液温度 60℃ 電流密度 10A/dm2 皮膜厚 20μm
同様に行った。 (g)ニッケルメッキ 浴組成 スルファミン酸ニッケル 480g/リットル ほう酸ナトリウム 40g/リットル サッカリンソーダ 5g/リットル pH 4.2 液温度 60℃ 電流密度 10A/dm2 皮膜厚 20μm
【0039】(3)疲労強度テスト:実施例1に同じ テスト結果を図1に示す。
【0040】比較例2 下記によりチタン含有金属材料にコバルトメッキを施し
た。 (1)供試材料:実施例1と同じ
た。 (1)供試材料:実施例1と同じ
【0041】(2)表面処理 (g)工程を下記条件下で行ったことを除き実施例1と
同様に行った。 (g)コバルトメッキ 浴組成 スルファミン酸コバルト 450g/リットル ほう酸ナトリウム 40g/リットル サッカリンソーダ 5g/リットル pH 4.5 液温度 60℃ 電流密度 10A/dm2 皮膜厚 20μm
同様に行った。 (g)コバルトメッキ 浴組成 スルファミン酸コバルト 450g/リットル ほう酸ナトリウム 40g/リットル サッカリンソーダ 5g/リットル pH 4.5 液温度 60℃ 電流密度 10A/dm2 皮膜厚 20μm
【0042】(3)疲労強度テスト:実施例1に同じ テスト結果を図1に示す
【0043】図1が明らかに示しているように、本発明
によりチタン含有金属材料上に形成されたメッキ皮膜
は、得られたメッキ製品の疲労強度を低下させることが
なく、又は著しく少ないものであって、比較例1および
2により得られたニッケルメッキ、およびコバルトメッ
キ製品が顕著な疲労強度低下を示していることに対比す
ると、モリブデン添加のすぐれた効果が確認された。
によりチタン含有金属材料上に形成されたメッキ皮膜
は、得られたメッキ製品の疲労強度を低下させることが
なく、又は著しく少ないものであって、比較例1および
2により得られたニッケルメッキ、およびコバルトメッ
キ製品が顕著な疲労強度低下を示していることに対比す
ると、モリブデン添加のすぐれた効果が確認された。
【0044】
【発明の効果】本発明の電気メッキ浴、および電気メッ
キ方法は、チタン含有金属材料上に、メッキ製品の疲労
強度を低下させることなく、又は極めて軽微な低下によ
り、すぐれた耐摩耗性メッキ皮膜を形成することを可能
にするものであって、実用上すぐれた価値を有するもの
である。
キ方法は、チタン含有金属材料上に、メッキ製品の疲労
強度を低下させることなく、又は極めて軽微な低下によ
り、すぐれた耐摩耗性メッキ皮膜を形成することを可能
にするものであって、実用上すぐれた価値を有するもの
である。
【図1】実施例1〜3および比較例1〜2において、調
製されたメッキ製品の疲労強度を示すグラフである。
製されたメッキ製品の疲労強度を示すグラフである。
Claims (3)
- 【請求項1】 30〜120g/リットルの、Ni2+イ
オンおよびCo2+イオンから選ばれた少なくとも1種
と、2〜25g/リットルのMoO4 2- イオンとを含
み、かつ3.5〜7.0のpHを有する、チタン含有金属
材料用メッキ浴。 - 【請求項2】 30〜120g/リットルの、Ni2+イ
オンおよびCo2+イオンから選ばれた少なくとも1種
と、2〜25g/リットルのMoO4 2- イオンとを含有
し、かつ、3.5〜7.0のpHを有するメッキ浴中にお
いてチタン含有金属材料を電気メッキすることを特徴と
する、チタン含有金属材料の電気メッキ方法。 - 【請求項3】 前記メッキ浴に、更に硬質微粒子が含ま
れ、前記硬質微粒子を含む複合メッキ皮膜が形成され
る、請求項2に記載の電気メッキ方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15523092A JPH062189A (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | チタン含有金属材料用メッキ浴およびメッキ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15523092A JPH062189A (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | チタン含有金属材料用メッキ浴およびメッキ方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH062189A true JPH062189A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=15601378
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15523092A Pending JPH062189A (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | チタン含有金属材料用メッキ浴およびメッキ方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH062189A (ja) |
-
1992
- 1992-06-15 JP JP15523092A patent/JPH062189A/ja active Pending
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