JPH06220219A - 化学物質検知用ポリマーフィルム - Google Patents
化学物質検知用ポリマーフィルムInfo
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- JPH06220219A JPH06220219A JP26518693A JP26518693A JPH06220219A JP H06220219 A JPH06220219 A JP H06220219A JP 26518693 A JP26518693 A JP 26518693A JP 26518693 A JP26518693 A JP 26518693A JP H06220219 A JPH06220219 A JP H06220219A
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Abstract
区別して検知し得る検知器を提供する。 【構成】 下記の繰り返し単位(I)を有するホモポリ
マー又はコポリマーから成る化学物質検知用フィルム。 【化1】 (式中、Xは、−H、−F、−Cl、−Br、−CH3
等であり、R1は、−R2又は−Z−R2を表し、Zは、
−O−、−S−、−NH−等であり、R2は、同一の又
は異なる水素、直鎖アルキル基、分枝アルキル基、シク
ロアルキル基、アリール基等である)
Description
物質の存在を検知・区別するために有用なポリマーフィ
ルムに関する。更に詳しくは、ガソリン蒸気とディーゼ
ルオイル蒸気とを区別して検知し得るポリマーフィルム
に関する。
に燃料を補給する際に、誤った種類の燃料を補給してし
まう事故がしばしば起きる。そのような事故を防止する
ために、燃料検知システムを開発することが強く要請さ
れている。
知器としては、電気的又は光学的検知方法を利用したも
のがある。電気的検知方法を利用したものとしては、半
導体物質上に目的物質が吸着することによって、該物質
の抵抗値又はコンダクタンス値が変化することを利用し
たものがある。例えば、特開昭50−74485号公報
には、絶縁基板上に対向電極を設け、両電極間に導電粒
子含有シリコンゴム抵抗体を塗布したガス検知器が開示
されている。これに類似する検知器は、特開平3−96
846号公報及び特開平3−96847号公報並びにド
イツ特許出願公開第2419069号(1975年11
月6日)にも開示されている。
膜)を用い、ガスの吸着によるそのイオン導電性の変化
を、ポーラログラフィーによって検知する方法を開示し
ている(Proceedings of the Jo
int Conferenceon sensing
of Environmental pollutan
ts, AIAA Paper 71−1114(19
71)1−3)。類似の方法は、英国特許出願公開第2
185579号にも開示されている。これらの方法で
は、検知の温度制御が必ず必要であり、しかもそのモニ
ターに複雑な機器を必要とする。
軸ケーブルのインピーダンスの変化により炭化水素類の
漏洩を検知するセンサが開示されている。これらの検知
器においては、電気的に炭化水素類を検知するので、誘
導ノイズ等の外乱による誤動作や、スパーク等による引
火により炭化水素類が爆発する危険があるといった本質
的な問題点がある。
ては、例えば、特開昭55−156838号公報では、
多孔体が油等を吸収することによる屈折率の変化によっ
て油等の存在を検知する方法が開示されている。毛細管
現象を利用した光ファイバーによる同様の方法は、ヨー
ロッパ特許出願公開第0282009号にも記載されて
いる。特開昭60−238746号公報では、炭化水素
ガスが流通するダクトの側面に赤外線検出器を備えるこ
とによって、赤外線吸光度の変化から炭化水素ガスの濃
度を検知する装置が開示されている。また、特開昭62
−47531号では光ファイバーの表面に油や水が付着
することによって、光ファイバーの伝搬モードが漏洩モ
ードに変換されることを利用したセンサが開示されてい
る。
類の存在の有無は検知し得るものの、複数の種類の炭化
水素を個々に区別して検知することは困難である。特に
性状が非常に近似するガソリンとディーゼルオイルとを
区別して検知することは非常に困難である。更に、炭化
水素類は引火の危険性があるが、上記の検知器において
はその安全対策が十分とはいえない。その上、上記の検
知器は、装置が大掛かりなものとなり、且つ高価なもの
になってしまう。
発明は複数の種類の化学物質を安全に、且つ個々に区別
して検知し得る検知器を提供することを目的とする。
ィーゼルオイルとを安全に、且つ区別して検知し得る検
出器を提供することを目的とする。
本発明によれば、特定の側鎖基を有するビニルポリマー
を含む化学物質検知用フィルムが提供される。つまり、
本発明によれば、下記の繰り返し単位(I)を有するホ
モポリマー又はコポリマーから成る化学物質検知用フィ
ルムが提供される。
H3、−CF3、−CN又は−CH2−CH3を表し、R1
は、−R2又は−Z−R2を表し、Zは、−O−、−S
−、−NH−、−NR2’−、−(C=Y)−、−(C
=Y)−Y−、−Y−(C=Y)−、−(SO2)−、
−Y’−(SO2)−、−(SO2)−Y’−、−Y’−
(SO2)−Y’−、−NH−(C=O)−、−(C=
O)−NH−、−(C=O)−NR2’−、−Y’−
(C=Y)−Y’−又は−O−(C=O)−(CH2)n
−(C=O)−O−を表し、Yは、同一の又は異なるO
又はSを表し、Y’は、同一の又は異なるO又はNHを
表し、nは0〜20の整数を表し、R2及びR2’は、同
一の又は異なる水素、直鎖アルキル基、分枝アルキル
基、シクロアルキル基、不飽和炭化水素基、アリール
基、飽和若しくは不飽和ヘテロ環又はそれらの置換体を
表す。但し、R1は水素、直鎖アルキル基、分枝アルキ
ル基でない。)
溶媒を区別して検出し得る化学物質検知用フィルムを見
出すべく鋭意研究した結果、ビニルポリマーにおいて特
定の側鎖基が分子の認識機能を有することを見出し、本
発明の完成に至ったのである。そのような特定の側鎖基
の分子認識機能を利用することによって異種の化学物
質、例えば、シクロアルカン類及びベンゼン類と直鎖ア
ルカン類とを互いに区別し得る。また同様に、炭化水素
類と、アルコール類、ケトン類、エステル類、エーテル
類、ハロゲン化炭化水素類とを区別し得る。
互作用は、ポリマーの膨潤という形態で発現する。つま
り、ポリマーの膨潤によって化学物質の存在の有無が検
知でき、且つポリマーの膨潤の程度によって化学物質の
種類を特定し得るのである。例えば、芳香族炭化水素類
やシクロアルカン類は、直鎖アルキル基を側鎖基として
有するビニルポリマーよりも、芳香族基及び分枝又はシ
クロアルキル基を側鎖基として有するビニルポリマーと
の相互作用が大きい。それ故、ポリマーの膨潤の程度が
相違することとなるのである。その結果、本発明におい
ては、特にガソリンとディーゼルオイルとを区別して検
知することが可能となるのである。本発明によれば、ガ
ソリンとディーゼル油との検知に通常必要とされる温度
範囲−40〜80℃では充分に使用可能であった。化学
物質の区別を更に詳細に行いたい場合には、異なる側鎖
基を有する二種以上のポリマーから形成したフィルムを
用いることが有利である。
の繰り返し単位(I)を有するポリマーから成る。つま
り、単一の繰り返し単位(I)のみから成るホモポリマ
ーでもよく、又は他の繰り返し単位と上述の繰り返し単
位(I)とから成るコポリマー若しくは上述の繰り返し
単位(I)の二種以上から成るコポリマーであってもよ
い。本発明の化学物質検知用フィルムをコポリマーから
形成する場合には、コポリマー中の繰り返し単位の配列
は如何なるものでもよい。例えば、ランダムコポリマ
ー、交互コポリマー、ブロックコポリマー又はグラフト
コポリマーから本発明の化学物質検知用フィルムを形成
することができる。
ーは、上述の繰り返し単位(I)において、XがH又は
CH3を表し、R1が置換若しくは非置換アリール基又は
−Z−R2を表し、Zが−O−、−(C=O)−O−又
は−O−(C=O)−を表し、そしてR2が直鎖アルキ
ル基、分枝アルキル基、シクロアルキル基、不飽和炭化
水素基、アリール基、飽和若しくは不飽和ヘテロ環又は
それらの置換体を表すものである。
ーは、ポリメタクリル酸エステル類、ポリアクリル酸エ
ステル類等である。エステルの側鎖基は、好ましくは直
鎖若しくは分枝アルキル基又はシクロアルキル基であ
り、炭素数は好ましくは4〜22である。
は、例えば以下のものがある。 ポリ(メタクリル酸ドデシル) ポリ(メタクリル酸イソデシル) ポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル) ポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル−co−メタク
リル酸メチル) ポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル−co−スチレ
ン) ポリ(メタクリル酸メチル−co−アクリル酸2−エチ
ルヘキシル) ポリ(メタクリル酸メチル−co−メタクリル酸2−エ
チルヘキシル) ポリ(メタクリル酸イソブチル−co−メタクリル酸グ
リシジル) ポリ(メタクリル酸シクロヘキシル) ポリ(メタクリル酸オクタデシル) ポリ(メタクリル酸オクタデシル−co−スチレン) ポリ(プロピオン酸ビニル) ポリ(メタクリル酸ドデシル−co−スチレン) ポリ(メタクリル酸ドデシル−co−メタクリル酸グリ
シジル) ポリ(メタクリル酸ブチル) ポリ(メタクリル酸ブチル−co−メタクリル酸メチ
ル) ポリ(メタクリル酸ブチル−co−メタクリル酸グリシ
ジル) ポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル−co−メタク
リル酸グリシジル) ポリ(メタクリル酸シクロヘキシル−co−メタクリル
酸グリシジル) ポリ(メタクリル酸シクロヘキシル−co−メタクリル
酸メチル) ポリ(メタクリル酸ベンジル−co−メタクリル酸2−
エチルヘキシル) ポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル−co−ジアセ
トンアクリルアミド) ポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル−co−メタク
リル酸ベンジル−co−メタクリル酸グリシジル) ポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル−co−メタク
リル酸メチル−co−メタクリル酸グリシジル) ポリ(桂皮酸ビニル) ポリ(桂皮酸ビニル−co−メタクリル酸ドデシル) ポリ(メタクリル酸テトラヒドロフルフリル) ポリ(メタクリル酸ヘキサデシル) ポリ(メタクリル酸2−エチルブチル) ポリ(メタクリル酸2−ヒドロキシエチル) ポリ(メタクリル酸シクロヘキシル−co−メタクリル
酸イソブチル) ポリ(メタクリル酸シクロヘキシル−co−メタクリル
酸2−エチルヘキシル) ポリ(メタクリル酸ブチル−co−メタクリル酸2−エ
チルヘキシル) ポリ(メタクリル酸ブチル−co−メタクリル酸イソブ
チル) ポリ(メタクリル酸シクロヘキシル−co−メタクリル
酸ブチル) ポリ(メタクリル酸シクロヘキシル−co−メタクリル
酸ドデシル) ポリ(メタクリル酸ブチル−co−メタクリル酸エチ
ル) ポリ(メタクリル酸ブチル−co−メタクリル酸オクタ
デシル) ポリ(メタクリル酸ブチル−co−スチレン) ポリ(4−メチルスチレン) ポリ(メタクリル酸シクロヘキシル−co−メタクリル
酸ベンジル) ポリ(メタクリル酸ドデシル−co−メタクリル酸ベン
ジル) ポリ(メタクリル酸オクダデシル−co−メタクリル酸
ベンジル) ポリ(メタクリル酸ベンジル−co−メタクリル酸テト
ラヒドロフルフリル) ポリ(メタクリル酸ベンジル−co−メタクリル酸ヘキ
サデシル) ポリ(メタクリル酸ドデシル−co−メタクリル酸メチ
ル) ポリ(メタクリル酸ドデシル−co−メタクリル酸エチ
ル) ポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル−co−メタク
リル酸ドデシル) ポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル−co−メタク
リル酸オクタデシル) ポリ(メタクリル酸2−エチルブチル−co−メタクリ
ル酸ベンジル) ポリ(メタクリル酸テトラヒドロフルフリル−co−メ
タクリル酸グリシジル) ポリ(4−メトキシスチレン) ポリ(メタクリル酸2−エチルブチル−co−メタクリ
ル酸グリシジル) ポリ(スチレン−co−メタクリル酸テトラヒドロフル
フリル) ポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル−co−メタク
リル酸プロピル) ポリ(メタクリル酸オクタデシル−co−メタクリル酸
イソプロピル)
ー又はコポリマーにおいて、メタクリル酸に代えてアク
リル酸を用いたものも好ましい。
組み合わせを用いてコポリマーとし、その組成を調節す
ることにより、ある種の化学物質に対する選択性を高め
る等の効果が得られる。
るためのポリマーは、それ自体架橋することが可能であ
るか、又は該ポリマー中に架橋用の反応性基を有する化
合物を導入せしめることによって架橋することが可能で
ある。そのような架橋用の反応性基には、例えばアミノ
基、水酸基、カルボキシル基、エポキシ基、カルボニル
基及びウレタン基並びにそれらの誘導体基がある。その
他の例には、例えばC=C二重結合がある。そのような
二重結合を有する化合物としては、例えばマレイン酸、
フマル酸、ソルビン酸、イタコン酸及び桂皮酸並びにそ
れらの誘導体がある。可視光、紫外光又は高エネルギー
放射線の照射によってカルベン又はニトレンが形成可能
な化学構造を有する物質もまた架橋剤として使用し得
る。ポリマーを架橋することの利点は、架橋ポリマーよ
り形成されたフィルムは不溶性であるので安定性が増す
という点にある。架橋方法には特に制限はなく、従来公
知の架橋方法、例えば加熱による方法の他に、光や放射
線の照射による方法を用いることができる。
合には、公知の如何なるフィルム形成法をも使用するこ
とができる。例えば、スピンコーティング、ポリマー溶
液のキャスティング及び溶融押出法等を使用することが
できる。検出感度を高めるためにはフィルムの厚みはで
きる限り小さいことが好ましいので、フィルムの厚みを
小さくし得るようなフィルム形成法、特にスピンコーテ
ィング法を用いることが好ましい。
て、その応答時間を短縮したい場合には、該フィルム形
成用ポリマーのガラス転移温度が検知環境の温度よりも
低いことが望ましい。
ら成る化学物質検知用フィルムを有する化学物質検知器
が提供される。上述のように、本発明の化学物質検知用
フィルムは、化学物質と相互作用することによって膨潤
するので、この膨潤を利用して化学物質を検知すること
が可能となる。つまり、フィルムの膨潤に伴う物理的変
化、例えば重量変化、フィルム厚の変化又は屈折率の変
化から化学物質を検知することができる。したがって、
本発明の化学物質検知器は、化学物質検知用フィルムか
ら成り、更に化学物質検知用フィルムの物理的変化を検
出するための検出手段から成る。該検出手段としては、
光学的手段が好ましい。
法、表面プラズモン共鳴法、異なるトップコーティング
を有するマッハ−ツェンダー干渉計、導波路における伝
搬モードの膨潤による変化等を用いることができる。本
発明の化学物質検知器において、検出手段として干渉増
幅反射法測定手段を用いる場合には、一層感度が高くな
るので特に好ましい。
も勿論可能であり、例えば電気的検出手段や、水晶振動
子を用いた検出手段等を使用することができる。
e Enhanced Reflection:IER
法)は、高反射性基板上のポリマーフィルムの反射特性
を利用した方法である。ポリマーフィルムの表面で反射
した光と、ポリマーフィルムと基板との界面で反射した
光とは互いに干渉する。反射光の強度は、ポリマーフィ
ルムの厚み及び屈折率に大きく依存する。すなわち、ポ
リマーフィルムの厚み若しくは屈折率の変化又はその両
者の変化は、反射光の強度の変化となってあらわれる。
更に、複数のポリマーフィルムにおける膨潤挙動が異な
る場合であっても、反射光の強度のそれぞれの変化か
ら、それぞれのポリマーフィルムの膨潤を容易に判別し
得る。つまり、IER法では、化学物質検知用フィルム
の物理的変化として、フィルム厚及び屈折率の変化を利
用している。
Plasmon Resonance:SPR法)で
は、金属−誘電体の界面での光子の運動量及びエネルギ
ーが表面プラズモンのそれと一致するような光が臨界角
で入射することによって、金属−誘電体の界面を光学的
に励起せしめることができる。その結果として光子のエ
ネルギーが表面プラズモンとカップリングし、反射光の
鋭敏な強度低下が観察される。そのような表面プラズモ
ンカップリングは、金属フィルムの厚み及び金属フィル
ムの一方の面上の誘電体の特性に対して非常に影響され
る。つまり、SPR法では、化学物質検知用フィルムの
物理的変化として、フィルム厚及び屈折率の変化を利用
している。
ィルムをサポートする基板と共に用いることが好まし
い。そのような基板の種類は、該フィルムの物理的変化
を検出するための検出手段の種類によって異なる。例え
ば、IER法を使用する場合には、シリコンウエハー、
ガラス、ポリマー及び金属等を使用することができる。
一方、SPR法を使用する場合には、ガラス又は透明ポ
リマー上に施した金属薄膜、好ましくは銀薄膜又は金薄
膜を使用することができる。
チルヘキシルと164ミリグラムのアゾビスイソブチロ
ニトリル(AIBN)とを100ミリリットルのテトラ
ヒドロフランに20℃において溶解せしめた。この溶液
を窒素で1時間パージした。次いで、溶液を加熱して6
5℃で7時間還流した。還流中は、溶液を窒素でパージ
して酸素が混入しないようにした。溶液を20℃まで冷
却し、引き続き溶液を1リットルのメタノール中に注ぐ
とポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル)が沈殿し
た。このポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル)の純
度を更に高めるために、このポリ(メタクリル酸2−エ
チルヘキシル)を50ミリリットルのテトラヒドロフラ
ンに溶解せしめ、引き続き1リットルのメタノールで沈
殿せしめた。最後に、粘稠なポリ(メタクリル酸2−エ
チルヘキシル)を捕集し、真空中60℃にて乾燥した。
乾燥後に、得られたポリ(メタクリル酸2−エチルヘキ
シル)中に残留するモノマーを検出するために、薄層ク
ロマトグラフィーによる試験をしたが、このポリ(メタ
クリル酸2−エチルヘキシル)中には残留モノマーは全
く含まれていなかった。
−エチルヘキシル)が12.2グラム得られた。このポ
リ(メタクリル酸2−エチルヘキシル)の屈折率をアッ
ベ屈折計を用いて測定したところ、23℃において1.
482であった。
ル)の元素分析を行ったところ、以下の結果が得られ
た。なお、ポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル)は
C12H22O2で表され、その分子量を198.31とし
て計算した。
ヘキシル)のゲルパ−ミエ−ションクロマトグラフィー
を測定した。溶媒としてテトラヒドロフランを用い、ポ
リスチレンをスタンダードに用いてキャリブレーション
した。その結果、このポリ(メタクリル酸2−エチルヘ
キシル)の重量平均分子量Mwは63,100であり、
数平均分子量Mnは30,400であった。また、分子
量分布Mw/Mnは2.08であった。
リル酸メチル)の調製 18.428グラム(0.1モル)のアクリル酸2−エ
チルヘキシルと20.024グラム(0.2モル)のメ
タクリル酸メチルと164ミリグラムのAIBNをとを
100ミリリットルのテトラヒドロフランに20℃にお
いて溶解せしめた。この溶液を窒素で1時間パージし
た。次いで、溶液を加熱して65℃で7時間還流した。
還流中は、溶液を窒素でパージして酸素が混入しないよ
うにした。溶液を20℃まで冷却し、引き続き溶液を8
00ミリリットルのメタノール中に注ぐとポリ(メタク
リル酸2−エチルヘキシル−co−メタクリル酸メチ
ル)が沈殿した。このポリ(メタクリル酸2−エチルヘ
キシル−co−メタクリル酸メチル)の純度を更に高め
るために、このポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル
−co−メタクリル酸メチル)を100ミリリットルの
テトラヒドロフランに溶解せしめ、引き続き800ミリ
リットルのメタノールで沈殿せしめた。最後に、得られ
たポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル−co−メタ
クリル酸メチル)を捕集し、真空中60℃にて乾燥し
た。乾燥後に、得られたポリ(メタクリル酸2−エチル
ヘキシル−co−メタクリル酸メチル)中に残留するモ
ノマーを検出するために、薄層クロマトグラフィーによ
る試験をしたが、このポリ(メタクリル酸2−エチルヘ
キシル−co−メタクリル酸メチル)中には残留モノマ
ーは全く含まれていなかった。
−エチルヘキシル−co−メタクリル酸メチル)が1
5.3グラム得られた。このポリ(メタクリル酸2−エ
チルヘキシル−co−メタクリル酸メチル)の屈折率を
アッベ屈折計を用いて測定したところ、24℃において
1.457であった。
ー社製DSC7)により、このポリ(メタクリル酸2−
エチルヘキシル−co−メタクリル酸メチル)のガラス
転移温度を測定したところ、22℃であった(昇温速度
10℃/分)。
ル−co−メタクリル酸メチル)の元素分析を行ったと
ころ、炭素が64.65%であり、水素が9.41%で
あった。この結果より、ポリ(メタクリル酸2−エチル
ヘキシル−co−メタクリル酸メチル)中の二種のコモ
ノマーの割合は、メタクリル酸2−エチルヘキシルが
0.29であり、メタクリル酸メチルが0.71である
ことが分かった。
ヘキシル−co−メタクリル酸メチル)のゲルパーミエ
ーションクロマトグラフィーを測定した。溶媒としてテ
トラヒドロフランを用い、ポリスチレンをスタンダード
に用いてキャリブレーションした。その結果、このポリ
(メタクリル酸2−エチルヘキシル−co−メタクリル
酸メチル)の重量平均分子量Mwは57,800であ
り、数平均分子量Mnは32,500であった。また、
分子量分布Mw/Mnは1.8であった。
シルと164ミリグラムのAIBNとを100ミリリッ
トルのテトラヒドロフランに20℃において溶解せしめ
た。この溶液を窒素で1時間パージした。次いで、溶液
を加熱して65℃で7時間還流した。還流中は、溶液を
窒素でパージして酸素が混入しないようにした。溶液を
20℃まで冷却し、引き続き溶液を800ミリリットル
のメタノール中に注ぐとポリ(メタクリル酸ドデシル)
が沈殿した。このポリ(メタクリル酸ドデシル)の純度
を更に高めるために、このポリ(メタクリル酸ドデシ
ル)を100ミリリットルのテトラヒドロフランに溶解
せしめ、引き続き800ミリリットルのメタノールで沈
殿せしめた。最後に、粘稠なポリ(メタクリル酸ドデシ
ル)を捕集し、真空中60℃にて乾燥した。乾燥後に、
得られたポリ(メタクリル酸ドデシル)中に残留するモ
ノマーを検出するために、薄層クロマトグラフィーによ
る試験をしたが、このポリ(メタクリル酸ドデシル)中
には残留モノマーは全く含まれていなかった。
デシル)が23.6グラム得られた。このポリ(メタク
リル酸ドデシル)の屈折率をアッベ屈折計を用いて測定
したところ、24℃において1.474であった。
分析を行ったところ、以下の結果が得られた。なお、ポ
リ(メタクリル酸ドデシル)はC16H30O2で表され、
その分子量を254.41として計算した。
のゲルパーミエーションクロマトグラフィーを測定し
た。溶媒としてテトラヒドロフランを用い、ポリスチレ
ンをスタンダードに用いてキャリブレーションした。そ
の結果、このポリ(メタクリル酸ドデシル)の重量平均
分子量Mwは111,100であり、数平均分子量Mn
は49,000であった。また、分子量分布Mw/Mn
は2.3であった。
ン)の調製 19.83グラム(0.1モル)のメタクリル酸2−エ
チルヘキシルと10.4グラム(0.1モル)のスチレ
ンと164ミリグラムのAIBNとを120ミリリット
ルのテトラヒドロフランに20℃において溶解せしめ
た。この溶液を窒素で1時間パージした。次いで、溶液
を加熱して65℃で7時間還流した。還流中は、溶液を
窒素でパージして酸素が混入しないようにした。溶液を
20℃まで冷却し、引き続き溶液を800ミリリットル
のヘキサン中に注ぐとポリ(メタクリル酸2−エチルヘ
キシル−co−スチレン)が沈殿した。このポリ(メタ
クリル酸2−エチルヘキシル−co−スチレン)の純度
を更に高めるために、このポリ(メタクリル酸2−エチ
ルヘキシル−co−スチレン)を50ミリリットルのテ
トラヒドロフランに溶解せしめ、引き続き800ミリリ
ットルのヘキサンで沈殿せしめた。最後に、得られたポ
リ(メタクリル酸2−エチルヘキシル−co−スチレ
ン)を捕集し、真空中60℃にて乾燥した。乾燥後に、
得られたポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル−co
−スチレン)中に残留するモノマーを検出するために、
薄層クロマトグラフィーによる試験をしたが、このポリ
(メタクリル酸2−エチルヘキシル−co−スチレン)
中には残留モノマーは全く含まれていなかった。
−エチルヘキシル−co−スチレン)が19.8グラム
得られた。このポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル
−co−スチレン)の屈折率をアッベ屈折計を用いて測
定したところ、23℃において1.522であった。
ー社製DSC7)により、このポリ(メタクリル酸2−
エチルヘキシル−co−スチレン)のガラス転移温度を
測定したところ、13℃であった(昇温速度10℃/
分)。
ル−co−スチレン)の元素分析を行ったところ、炭素
が79.58%であり、水素が9.96%であった。こ
の結果より、ポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル−
co−スチレン)中の二種のコモノマーの割合は、メタ
クリル酸2−エチルヘキシルが0.49であり、スチレ
ンが0.51であることが分かった。
ヘキシル−co−スチレン)のゲルパーミエーションク
ロマトグラフィーを測定した。溶媒としてテトラヒドロ
フランを用い、ポリスチレンをスタンダードに用いてキ
ャリブレーションした。その結果、このポリ(メタクリ
ル酸2−エチルヘキシル−co−スチレン)の重量平均
分子量Mwは50,300であり、数平均分子量Mnは
29,300であった。また、分子量分布Mw/Mnは
1.73であった。
リシジル)の調製 30.0グラム(0.21モル)のメタクリル酸イソブ
チルと1.58グラム(0.00222モル)のメタク
リル酸グリシジルと164ミリグラムのAIBNとを3
00ミリリットルのテトラヒドロフランに20℃におい
て溶解せしめた。この溶液を窒素で1時間パージした。
次いで、溶液を加熱して65℃で7時間還流した。還流
中は、溶液を窒素でパージして酸素が混入しないように
した。溶液を20℃まで冷却し、引き続き溶液を800
ミリリットルのヘキサン中に注ぐとポリ(メタクリル酸
イソブチル−co−メタクリル酸グリシジル)が沈殿し
た。このポリ(メタクリル酸イソブチル−co−メタク
リル酸グリシジル)の純度を更に高めるために、このポ
リ(メタクリル酸イソブチル−co−メタクリル酸グリ
シジル)を50ミリリットルのテトラヒドロフランに溶
解せしめ、引き続き800ミリリットルのメタノールで
沈殿せしめた。最後に、得られたポリ(メタクリル酸イ
ソブチル−co−メタクリル酸グリシジル)を捕集し、
真空中60℃にて乾燥した。乾燥後に、得られたポリ
(メタクリル酸イソブチル−co−メタクリル酸グリシ
ジル)中に残留するモノマーを検出するために、薄層ク
ロマトグラフィーによる試験をしたが、このポリ(メタ
クリル酸イソブチル−co−メタクリル酸グリシジル)
中には残留モノマーは全く含まれていなかった。
ソブチル−co−メタクリル酸グリシジル)が16グラ
ム得られた。このポリ(メタクリル酸イソブチル−co
−メタクリル酸グリシジル)の屈折率をアッベ屈折計を
用いて測定したところ、22℃において1.475であ
った。
ー社製DSC7)により、このポリ(メタクリル酸イソ
ブチル−co−メタクリル酸グリシジル)のガラス転移
温度を測定したところ、29.0℃であった(昇温速度
10℃/分)。
−メタクリル酸グリシジル)の元素分析を行ったとこ
ろ、炭素が66.97%であり、水素が9.92%であ
った。この結果より、ポリ(メタクリル酸イソブチル−
co−メタクリル酸グリシジル)中の二種のコモノマー
のモル分率は、メタクリル酸イソブチルが0.93であ
り、メタクリル酸グリシジルが0.07であることが分
かった。
−co−メタクリル酸グリシジル)のゲルパーミエーシ
ョンクロマトグラフィーを測定した。溶媒としてテトラ
ヒドロフランを用い、ポリスチレンをスタンダードに用
いてキャリブレーションした。その結果、このポリ(メ
タクリル酸イソブチル−co−メタクリル酸グリシジ
ル)の重量平均分子量Mwは61,000であり、数平
均分子量Mnは40,500であった。また、分子量分
布Mw/Mnは1.55であった。
増幅反射法(IER法)によってガソリン及びディーゼ
ルオイル蒸気並びにその他の炭化水素類を室温下光学的
に検出した。
す。ポリマーを、シクロヘキサノンに溶解して濃度5〜
10重量%の溶液となし、次いで、シリコン基板上にス
ピンコートした。スピンコーティング後に、真空下でそ
のガラス転移温度近傍にて約1.5時間フィルムをベー
キングした。このようにして得られたフィルムの厚み
を、DEKTAK社製の3030STサーフェス・テク
スチャー分析システムによって測定した。最高の検出感
度を得るためには、ポリマーフィルムの厚みは1μm未
満であるべきであり、典型的には130nm前後であっ
た。
するシリコン基板を、フロースルーセル中に密閉した。
フロースルーセルには、空気又は窒素と共にガソリン蒸
気及びディーゼルオイル蒸気並びにその他の化学物質を
導入せしめることができる。それらの蒸気は、液体のガ
ソリン等の中に空気又は窒素をバブリングすることによ
って得た。本実施例において使用した化学物質はヘキサ
ン及びトルエンであった。
ポリマーフィルムに照射した。このレーザー光は入射面
に対して直角の方向に線形に偏光していた。反射光の強
度を光検出器でモニターした。光検出器の出力をチャー
ト・レコーダー及びパーソナルコンピュータ(Comp
aq 386 PC)に記録した。
は、反射光の強度の変化を反射光の強度の絶対値で除し
たものを百分率で表したものである。
によって測定感度が相違した。特に、ガソリンとディー
ゼルオイルとでは、両者の感度差が非常に大きいことに
留意すべきである。
チルヘキシル−co−スチレン) (メタクリル酸2−エチルヘキシル:スチレン=0.4
9:0.51) PEHMA:ポリ(メタクリル酸エチルヘキシル) CoP(MMA−EHA):ポリ(メタクリル酸メチル
−co−アクリル酸2−エチルヘキシル) (メタクリル酸メチル:アクリル酸2−エチルヘキシル
=0.71:0.29) CoP(MMA−EHMA):ポリ(メタクリル酸メチ
ル−co−メタクリル酸2−エチルヘキシル) (メタクリル酸メチル:メタクリル酸2−エチルヘキシ
ル=0.62:0.38) PCHA:ポリ(アクリル酸シクロヘキシル) PDDMA:ポリ(メタクリル酸ドデシル) PVP:ポリ(プロピオン酸ビニル)
レンアジペート)、ポリ(エチレンテレフタレート)、
ポリ(1,4−ブチレンテレフタレート)、ポリ(エチ
レンスクシネート)、ポリ(ε−カプロラクタム)、ナ
イロン66、セルロース及びポリアクリロニトリルの薄
膜を用いて、実施例6と同様の手順にて炭化水素蒸気の
検知を行ったが、十分な感度は得られなかった。
ラヒドロフルフリルと164ミリグラムのAIBNとを
100ミリリットルのテトラヒドロフランに20℃にお
いて溶解せしめた。この溶液を窒素で1時間パージし
た。次いで、溶液を加熱して65℃で4時間還流した。
還流中は、溶液を窒素でパージして酸素が混入しないよ
うにした。溶液を20℃まで冷却し、引き続き溶液を8
00ミリリットルのメタノール中に注ぐとポリ(メタク
リル酸テトラヒドロフルフリル)が沈殿した。このポリ
(メタクリル酸テトラヒドロフルフリル)の純度を更に
高めるために、このポリ(メタクリル酸テトラヒドロフ
ルフリル)を100ミリリットルのテトラヒドロフラン
に溶解せしめ、引き続き1.0リットルのメタノールで
沈殿せしめた。最後に、ポリ(メタクリル酸テトラヒド
ロフルフリル)を捕集し、真空中60℃にて乾燥した。
乾燥後に、得られたポリ(メタクリル酸テトラヒドロフ
ルフリル)中に残留するモノマーを検出するために、薄
層クロマトグラフィーによる試験をしたが、このポリ
(メタクリル酸テトラヒドロフルフリル)中には残留モ
ノマーは全く含まれていなかった。
トラヒドロフルフリル)が12.53グラム得られた。
このポリ(メタクリル酸テトラヒドロフルフリル)の5
重量%THF溶液を調製しシリコン基板にスピンコート
して薄膜を作製し、屈折率をルドルフリサーチ社製三波
長自動エリプソメータAuto EL IV NIRIII
で測定したところ、23℃において1.503であっ
た。
社製DSC7)により、このポリ(メタクリル酸テトラ
ヒドロフルフリル)のガラス転移温度を測定したところ
(昇温速度20℃/分)、49℃であった。
ロフルフリル)のゲルパーミエーションクロマトグラフ
ィーを測定した。溶媒としてテトラヒドロフランを用
い、ポリスチレンをスタンダードに用いてキャリブレー
ションした。その結果、このポリ(メタクリル酸テトラ
ヒドロフルフリル)の重量平均分子量Mwは95800
であり、数平均分子量Mnは45200であった。ま
た、分子量分布Mw/Mnは2.12であった。
リル酸グリシジル)の調製 19.83グラム(0.1モル)のメタクリル酸2−エ
チルヘキシルと14.22グラム(0.1モル)のメタ
クリル酸グリシジルと164ミリグラムのAIBNとを
120ミリリットルのテトラヒドロフランに20℃にお
いて溶解せしめた。この溶液を窒素で1時間パージし
た。次いで、溶液を加熱して65℃で7時間還流した。
還流中は、溶液を窒素でパージして酸素が混入しないよ
うにした。溶液を20℃まで冷却し、引き続き溶液を
1.2リットルのメタノール中に注ぐとポリ(メタクリ
ル酸2−エチルヘキシル−co−メタクリル酸グリシジ
ル)が沈殿した。このポリ(メタクリル酸2−エチルヘ
キシル−co−メタクリル酸グリシジル)の純度を更に
高めるために、このポリ(メタクリル酸2−エチルヘキ
シル−co−メタクリル酸グリシジル)を100ミリリ
ットルのテトラヒドロフランに溶解せしめ、引き続き
1.5リットルのメタノールで沈殿せしめた。最後に、
得られたポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル−co
−メタクリル酸グリシジル)を捕集し、真空中60℃に
て乾燥した。乾燥後に、得られたポリ(メタクリル酸2
−エチルヘキシル−co−メタクリル酸グリシジル)中
に残留するモノマーを検出するために、薄層クロマトグ
ラフィーによる試験をしたが、このポリ(メタクリル酸
2−エチルヘキシル−co−メタクリル酸グリシジル)
中には残留モノマーは全く含まれていなかった。
−エチルヘキシル−co−メタクリル酸グリシジル)が
29.7グラム得られた。このポリ(メタクリル酸2−
エチルヘキシル−co−メタクリル酸グリシジル)の1
0重量%シクロヘキサノン溶液を調製しシリコン基板に
スピンコートして薄膜を作製し、屈折率をルドルフリサ
ーチ社製三波長自動エリプソメータAuto EL IV
NIR IIIで測定したところ、23℃において1.
498であった。
ー社製DSC7)により、このポリ(メタクリル酸2−
エチルヘキシル−co−メタクリル酸グリシジル)のガ
ラス転移温度を測定したところ、29℃であった(昇温
速度10℃/分)。
ル−co−メタクリル酸グリシジル)の元素分析を行っ
たところ、炭素が66.53%であり、水素が9.54
%であった。この結果より、ポリ(メタクリル酸2−エ
チルヘキシル−co−メタクリル酸グリシジル)中の二
種のコモノマーの割合は、メタクリル酸2−エチルヘキ
シルが0.5であり、メタクリル酸グリシジルが0.5
であることが分かった。
ヘキシル−co−メタクリル酸グリシジル)のゲルパー
ミエーションクロマトグラフィーを測定した。溶媒とし
てテトラヒドロフランを用い、ポリスチレンをスタンダ
ードに用いてキャリブレーションした。その結果、この
ポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル−co−メタク
リル酸グリシジル)の重量平均分子量Mwは95,00
0であり、数平均分子量Mnは42,000であった。
また、分子量分布Mw/Mnは2.26であった。
エチルヘキシル)の調製 24.67グラム(0.14モル)のメタクリル酸ベン
ジルと13.88グラム(0.07モル)のメタクリル
酸2−エチルヘキシルと164ミリグラムのAIBNと
を100ミリリットルのテトラヒドロフランに20℃に
おいて溶解せしめた。この溶液を窒素で1時間パージし
た。次いで、溶液を加熱して65℃で6時間還流した。
還流中は、溶液を窒素でパージして酸素が混入しないよ
うにした。溶液を20℃まで冷却し、引き続き溶液を1
リットルのメタノール中に注ぐとポリ(メタクリル酸ベ
ンジル−co−メタクリル酸2−エチルヘキシル)が沈
殿した。このポリ(メタクリル酸ベンジル−co−メタ
クリル酸2−エチルヘキシル)の純度を更に高めるため
に、このポリ(メタクリル酸ベンジル−co−メタクリ
ル酸2−エチルヘキシル)を50ミリリットルのテトラ
ヒドロフランに溶解せしめ、引き続き1リットルのメタ
ノールで沈殿せしめた。最後に、得られたポリ(メタク
リル酸ベンジル−co−メタクリル酸2−エチルヘキシ
ル)を捕集し、真空中60℃にて乾燥した。乾燥後に、
得られたポリ(メタクリル酸ベンジル−co−メタクリ
ル酸2−エチルヘキシル)中に残留するモノマーを検出
するために、薄層クロマトグラフィーによる試験をした
が、このポリ(メタクリル酸ベンジル−co−メタクリ
ル酸2−エチルヘキシル)中には残留モノマーは全く含
まれていなかった。
ンジル−co−メタクリル酸2−エチルヘキシル)が3
4.5グラム得られた。このポリ(メタクリル酸ベンジ
ル−co−メタクリル酸2−エチルヘキシル)の10重
量%シクロヘキサノン溶液を調製しシリコン基板にスピ
ンコートして薄膜を作製し、屈折率をルドルフリサーチ
社製三波長自動エリプソメータAuto EL IV N
IR IIIで測定したところ、23℃において1.53
4であった。
ー社製DSC7)により、このポリ(メタクリル酸ベン
ジル−co−メタクリル酸2−エチルヘキシル)のガラ
ス転移温度を測定したところ、36.0℃であった(昇
温速度10℃/分)。
メタクリル酸2−エチルヘキシル)の元素分析を行った
ところ、炭素が74.56%であり、水素が8.62%
であった。この結果より、ポリ(メタクリル酸ベンジル
−co−メタクリル酸2−エチルヘキシル)中の二種の
コモノマーのモル分率は、メタクリル酸ベンジルが0.
73であり、メタクリル酸2−エチルヘキシルが0.2
7であることが分かった。
co−メタクリル酸2−エチルヘキシル)のゲルパーミ
エーションクロマトグラフィーを測定した。溶媒として
テトラヒドロフランを用い、ポリスチレンをスタンダー
ドに用いてキャリブレーションした。その結果、このポ
リ(メタクリル酸ベンジル−co−メタクリル酸2−エ
チルヘキシル)の重量平均分子量Mwは88,800で
あり、数平均分子量Mnは37,100であった。ま
た、分子量分布Mw/Mnは2.42であった。
と164ミリグラムのAIBNとを100ミリリットル
のテトラヒドロフランに20℃において溶解せしめた。
この溶液を窒素で1時間パージした。次いで、溶液を加
熱して65℃で7時間還流した。還流中は、溶液を窒素
でパージして酸素が混入しないようにした。溶液を20
℃まで冷却し、引き続き溶液を1リットルのメタノール
中に注ぐとポリ(メタクリル酸ブチル)が沈殿した。こ
のポリ(メタクリル酸ブチル)の純度を更に高めるため
に、このポリ(メタクリル酸ブチル)を50ミリリット
ルの塩化メチレンに溶解せしめ、引き続き800ミリリ
ットルのメタノールで沈殿せしめた。最後に、粘稠なポ
リ(メタクリル酸ブチル)を捕集し、真空中60℃にて
乾燥した。乾燥後に、得られたポリ(メタクリル酸ブチ
ル)中に残留するモノマーを検出するために、薄層クロ
マトグラフィーによる試験をしたが、このポリ(メタク
リル酸ブチル)中には残留モノマーは全く含まれていな
かった。
チル)が8.44グラム得られた。このポリ(メタクリ
ル酸ブチル)の5重量%シクロヘキサノン溶液を調製し
シリコン基板にスピンコートして薄膜を作製し、屈折率
をルドルフリサーチ社製三波長自動エリプソメータAu
to EL IV NIR IIIで測定したところ、23
℃において1.480であった。
析を行ったところ、以下の結果が得られた。なお、ポリ
(メタクリル酸ブチル)はC8H14O2で表され、その分
子量を142.2として計算した。
ゲルパーミエーションクロマトグラフィーを測定した。
溶媒としてテトラヒドロフランを用い、ポリスチレンを
スタンダードに用いてキャリブレーションした。その結
果、このポリ(メタクリル酸ブチル)の重量平均分子量
Mwは45,000であり、数平均分子量Mnは22,
500であった。また、分子量分布Mw/Mnは2.0
であった。
リル酸グリシジル)薄膜の調製 ポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル−co−メタク
リル酸グリシジル)1.0グラムと4,4’−ジアミノ
ジフェニルメタン0.201グラム(1.015ミリモ
ル)とを、シクロヘキサノンに溶解し全量を20グラム
とした。この溶液をシリコン基板上に滴下し、4000
rpmで30秒間回転させてスピンコーティングした。
このフィルムを60℃の真空中で2時間乾燥させた後、
150℃で2時間加熱してポリマーを架橋させた。この
ようにして厚さ165.0nmの不溶性のポリ(メタク
リル酸2−エチルヘキシル−co−メタクリル酸グリシ
ジル)の薄膜を得た。
増幅反射法(IER法)により実施例6と同様の方法
で、ガソリン及びディーゼル並びにその他の有機溶媒を
室温下にて光学的に検出した。使用したポリマーを表2
に示す。本実施例において使用した有機化学物質は、ガ
ソリン、ディーゼル、アセトン、ジクロロメタン、ジエ
チルエーテル、エタノール、ヘキサン及びトルエンであ
った。また、ポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル−
co−メタクリル酸グリシジル)の薄膜を用いた場合の
ガソリンに対する応答を0.2秒毎に記録し、図1に示
した。
ジル−co−メタクリル酸2−エチルヘキシル) (メタクリル酸ベンジル:メタクリル酸2−エチルヘキ
シル=0.73:0.27) CoP(EHMA-GLMA):ポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシ
ル−co−メタクリル酸グリシジル) (メタクリル酸2−エチルヘキシル:メタクリル酸グリ
シジル=0.5:0.5) PBMA:ポリ(メタクリル酸ブチル) PTHFMA:ポリ(メタクリル酸テトラヒドロフリフリル)
めて短い時間でガソリンを検知することができた。
学物質の種類によって測定感度が相違した。従って、複
数のフィルムを組み合わせて用いることによって、種々
の化学物質を同時に測定することが可能である。
適のカップリングを得るために、真空蒸着によりスライ
ドガラス基板上に厚さ50nmの銀薄膜を形成せしめ
た。銀薄膜の表面に、シクロヘキサノンに溶解した濃度
2.5重量%のポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル
−co−スチレン)をスピンコーティングした。その結
果得られたポリマーフィルムの厚みは約50nmであっ
た。なお、ポリマーフィルムの厚みはスピン速度に依存
していた。スピンコーティング終了後、ポリマーフィル
ムを真空下においてポリマーのガラス転移温度近傍にて
乾燥せしめた。
−Neレーザー光1は、ビームスプリッター2で分割さ
れた後に偏光子3でP偏光された後に、フリントガラス
製直角プリズム4(n=1.745)に入射し、銀薄膜
5とカップリングする。プリズム4はスライドガラス
(n=1.5143)上に配置した。プリズム4とスラ
イドガラスとの屈折率を合わせるために両者間をイマー
ジョン・オイル(n=1.514)で満たした。プリズ
ム−ガラス/銀薄膜/ポリマーフィルムのアセンブリー
を、ポリマーフィルム6の面がフロースルーセル(図示
せず)の内側を向くように該セル内に設置した。表面プ
ラズモンの臨界角は、レーザー光1の入射角を種々変え
て決定した。入射角は、共鳴の一方の側の半最大強度に
ほぼ相当するような値に設定した。この様子を図3に示
す。ガソリンその他の炭化水素類の蒸気をフロースルー
セルに流通せしめた状態で、反射光の強度を室温下光検
出器によってモニターした。使用した炭化水素類は、ト
ルエン、ガソリン、ヘキサン及びディーゼルオイルであ
った。このようにして、炭化水素蒸気とポリマーフィル
ム6との相互作用によるポリマーフィルムの厚さの変化
又は屈折率の変化を高感度で測定できた。その結果を表
3に示す。同表中の数値は、反射光の強度の相対変化を
百分率で表したものである。
によって測定感度が相違した。特に、ガソリンとディー
ゼルオイルとでは、両者の感度が1オーダーも相違する
ことに留意すべきである。
−メタクリル酸グリシジル)の薄膜を用いてIER法に
よりガソリンを検知した場合の、ガソリンに対する応答
を示した図である。
る。
係を表す図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 下記の繰り返し単位(I)を有するホモ
ポリマー又はコポリマーから成る化学物質検知用フィル
ム。 【化1】 (式中、Xは、−H、−F、−Cl、−Br、−C
H3、−CF3、−CN又は−CH2−CH3を表し、 R1は、−R2又は−Z−R2を表し、 Zは、−O−、 −S−、 −NH−、 −NR2’−、 −
(C=Y)−、 −(C=Y)−Y−、 −Y−(C=Y)
−、 −(SO2)−、 −Y’−(SO2)−、 −(S
O2)−Y’−、 −Y’−(SO2)−Y’−、 −NH−
(C=O)−、 −(C=O)−NH−、−(C=O)−
NR2’−、 −Y’−(C=Y)−Y’−又は−O−
(C=O)−(CH2)n−(C=O)−O−を表し、 Yは、同一の又は異なるO又はSを表し、 Y’は、同一の又は異なるO又はNHを表し、 nは0〜20の整数を表し、 R2及びR2’は、同一の又は異なる水素、直鎖アルキル
基、分枝アルキル基、シクロアルキル基、不飽和炭化水
素基、アリール基、飽和若しくは不飽和ヘテロ環又はそ
れらの置換体を表す。但し、R1は水素、直鎖アルキル
基、分枝アルキル基でない。) - 【請求項2】 XがH又はCH3を表し、R1が置換若し
くは非置換アリール基又は−Z−R2を表し、Zが−O
−、−(C=O)−O−又は−O−(C=O)−を表
し、そしてR2が直鎖アルキル基、分枝アルキル基、シ
クロアルキル基、不飽和炭化水素基、アリール基、飽和
若しくは不飽和ヘテロ環又はそれらの置換体を表す、請
求項1に記載の化学物質検知用フィルム。 - 【請求項3】 ポリマーが架橋されている、請求項1に
記載の化学物質検知用フィルム。 - 【請求項4】 請求項1に記載のポリマーから成る化学
物質検知用フィルムを有する、化学物質検知器。 - 【請求項5】 フィルムの膨潤により化学物質を検知す
る、請求項4に記載の検知器。 - 【請求項6】 フィルムの厚みの変化により化学物質を
検知する、請求項4に記載の検知器。 - 【請求項7】 フィルムの屈折率の変化により化学物質
を検知する、請求項4に記載の検知器。 - 【請求項8】 光学的手段により化学物質を検知する、
請求項4〜7の何れかに記載の検知器。 - 【請求項9】 光学的手段として干渉増幅反射法測定手
段が用いられる、請求項8に記載の検知器。 - 【請求項10】 ガソリンとディーゼルオイルとを区別
して検知する、請求項4〜9の何れかに記載の検知器。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP26518693A JP3326251B2 (ja) | 1992-11-17 | 1993-10-22 | 化学物質検知用ポリマーフィルム |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4-307283 | 1992-11-17 | ||
| JP30728392 | 1992-11-17 | ||
| JP26518693A JP3326251B2 (ja) | 1992-11-17 | 1993-10-22 | 化学物質検知用ポリマーフィルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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Family Applications (1)
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3326251B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5015843A (en) | 1990-02-15 | 1991-05-14 | Polysense, Inc. | Fiber optic chemical sensors based on polymer swelling |
-
1993
- 1993-10-22 JP JP26518693A patent/JP3326251B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
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