JPH06220805A - 融雪・集熱路盤構造、その施工方法、およびこれに使用する路盤構造パネル - Google Patents

融雪・集熱路盤構造、その施工方法、およびこれに使用する路盤構造パネル

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JPH06220805A
JPH06220805A JP3144593A JP3144593A JPH06220805A JP H06220805 A JPH06220805 A JP H06220805A JP 3144593 A JP3144593 A JP 3144593A JP 3144593 A JP3144593 A JP 3144593A JP H06220805 A JPH06220805 A JP H06220805A
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和彦 富田
Hideo Hoshina
秀夫 保科
Koichi Murata
恒一 村田
Seishi Inoue
清史 井上
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Abstract

(57)【要約】 【構成】路盤表面層18の下側において、複数の路盤構造
パネル1・・がその上面を面一にして並置されかつその上
に可撓性のある伝熱管2・・が敷設されて成る融雪・集熱
路盤構造であって、路盤構造パネル1は上面より順に、
伝熱材4、断熱材5、補強材6および軟質下地材7が積
層一体化されたパネルであり、そしてパネル1上に取り
付けた熱伝導性の高いステー3により、伝熱管2がパネ
ル1上に固定され伝熱材4と接続されている。この路盤
は、路盤構造パネル1の並置、ステー3の取り付け、伝
熱管2の敷設そして路盤表面材18の被覆より施工され
る。 【効果】降雪時には路面上の雪を効率よく融解できると
共に、降雪のない季節には路盤に蓄積された太陽光の輻
射熱を効率よく集め、そして熱交換により得られた温水
を家庭用等に供給利用することができる。また、この路
盤は簡単にかつ迅速に施工でき、かつ伝熱管2の位置ず
れがなく確実に所期の効果を発揮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、路面上の雪の融解に加
えて、路面に輻射された太陽光の熱を集めて家庭用温水
の供給等にも利用することができる融雪・集熱路盤構造
と、そのような路盤構造を住宅等の敷地内または道路に
作るときの施工方法と、そして、かかる路盤構造の施工
に使用される路盤構造パネルとに関する。
【0002】本発明は特に、住宅や屋外駐車場の敷地内
の路盤を融雪と集熱が可能な構造にするのに適するもの
である。
【0003】
【従来の技術】従来より、北海道、東北、北陸等の多
雪、豪雪地帯では、生活行動の範囲の確保等のため、様
々な路面消雪法が工夫されている。そのような消雪法に
は、地下水を汲み上げて降雪した路面に散水する方法と
か、また、加温水を別に調製しこれを降雪路面に散水す
る方法等がある。しかし、これらの方法には、地盤沈下
が生じること、加温設備とその運転費が必要であるこ
と、そして路面凍結が発生し易くなること等の問題があ
る。
【0004】かかる事情から、予め伝熱管等を路盤内部
に埋設しておき、降雪時には温水等をその伝熱管に流す
ことにより、路盤自体を加熱して路面の雪を融解すると
いう融雪法、所謂ロードヒーティングが注目されている
(参照 特開昭 61-142203号公報)。
【0005】そしてこの方法においては、熱効率をより
高めるという観点から、樹脂発泡体等よりなる断熱材を
地中に敷設された伝熱管等の下側に埋設して、熱の地下
深部への伝導を抑えるという手法が薦められている。
【0006】図4は、この手法によるところの従来の融
雪路盤構造の典型例を示すものである。この融雪路盤構
造は、例えばポリスチレンフォーム(スタイロフォー
ム)の断熱材15を路盤下地10の上に配置し、その上
にポリアミド樹脂または架橋ポリエチレン等よりなる伝
熱管16を敷設し、これを砂(アスファルト乳剤入り)
20で被覆し、さらにその上に密粒度アスファルトコン
クリート12と細粒度アスファルトコンクリート11と
を積層してなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】かかる融雪路盤構造の
施工においては、伝熱管の材料が熱膨張率の大きいポリ
アミド樹脂等であるため、これをただ単に断熱材の上に
配設しただけでは、その後のアスファルト施工の際、ア
スファルト熱により伝熱管が膨張し、これによりその位
置ずれが起きやすくなるので、何らかの手段で伝熱管を
固定する必要があった。そこで、従来は、図4に示すよ
うに、伝熱管16をその下側の例えば格子状に組まれた
配筋17に縛り付けて固定するという方法が主に採られ
ていた。しかし、配筋17を格子状等に組み作り、これ
に各伝熱管16を縛り付けるという作業は、大変煩雑で
あり、また断熱材を直接下地路盤に面一に並置すること
は下地路面の不陸のために大変煩雑であり、多くの時間
を必要とする。従って、施工の容易化、迅速化が求めら
れていた。
【0008】また、別の融雪法としては、夏期において
地表部で得られる熱を地中に蓄え、そして冬期において
地中の蓄熱を地表へ放熱することにより、路面の雪を融
解するという方法なども提案されているが(特開平 3-2
33007 号公報、特開昭 60-223505号公報等)、これは、
熱効率、設備費用の面で経済的、実用的でなく、これま
で十分に開発、利用されてはいない。
【0009】また、この種の従来の融雪路盤構造は、降
雪時には機能するが、降雪のない時期には全く使用され
ず、何ら役立たないという点が不利なところであった。
しかし、降雪のない季節における融雪路盤構造の活用、
利用については、これまで殆ど考慮されていない。これ
までは、主に路面の雪を融解する機能に関して改良、工
夫がなされているにすぎなかった。
【0010】ところで、温水を家庭に供給しうる技術に
は、ソーラー温水器を住宅の屋根等の上に設置し、家庭
用冷水をそこに流通させ、太陽光の輻射熱との交換によ
り昇温した温水を回収し利用するところのソーラー加熱
技術がある。この技術は、ボイラ、電気温水器等による
場合と異なり、石油、電気等のエネルギー源を必要とし
ない点で優れている。しかし、ソーラー温水器の設置場
所は、これまで、主に住宅の屋根等、建築物の高いとこ
ろであった。
【0011】本発明は、かかる事情を考慮してなされた
もので、その目的は、降雪時には、路面上の雪を効率よ
く融解することができ、また、降雪のない時には、路面
に照射された太陽光の輻射熱を効率よく集めることがで
き、従って熱交換により温水を家庭用などに供給利用し
得るところの融雪・集熱路盤構造を提供することにあ
る。
【0012】本発明の他の目的は、本発明の融雪・集熱
路盤構造を簡単にかつ迅速な施工により作り上げること
ができるところの融雪・集熱路盤構造の施工方法を提供
することにある。
【0013】さらに、本発明の別の目的は、かかる融雪
・集熱路盤構造の施工において使用されその機能の発揮
に役立つところの路盤構造パネルを提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、断熱材の上に
伝熱材の層を設けて一体のパネルにするとともに、伝熱
管をこのパネルの上に容易にかつ任意に固定し得るよう
にし、そして、これらを地中に埋設することにより、融
雪と集熱とをともに発揮し得るようにした技術である。
【0015】すなわち、本発明による融雪・集熱路盤構
造は、路盤表面層の下側において、複数の路盤構造パネ
ルがその上面を面一にして並置され、かつその上に可撓
性のある伝熱管が敷設されて成り、該路盤構造パネルは
上面より順に、伝熱材、断熱材、補強材および軟質下地
材が積層一体化されたパネルであり、そして、該パネル
上に取り付けた熱伝導性の高いステーにより、前記伝熱
管が同パネル上に固定され上面の伝熱材と接続されてい
ることを特徴とするものである。
【0016】路盤構造パネルは、通常厚肉の板(例えば
900mm×1800mm)の形状を成し、パネルの上面より順
に、伝熱材、断熱材、補強材および軟質下地材が積層一
体化されて成る。
【0017】伝熱材は、地中に埋設されたとき、伝熱管
内を流れる不凍液等の熱を路盤全体に伝達するためのも
のであり、また路盤表面層の全体に蓄積された太陽光の
輻射熱を伝熱管に伝達するためのものである。かかる機
能より、伝熱材には、熱伝導率の高い材料の層がより好
ましく、例えばアルミニウム箔、銅箔等が適用されう
る。アルミニウム箔の場合には、およそ50μmの厚さ
が適当である。
【0018】断熱材は、地中に埋設されたとき、伝熱管
より放出される不凍液等の熱や路盤表面層に蓄積された
太陽光の輻射熱が、路盤のさらに深部へ伝わるのを抑
え、無駄な熱拡散の防止により融雪・集熱の効率を高め
るためのものである。この機能より、断熱材には、断熱
効率の高い材料の層がより好ましい。もっとも、断熱材
は、路盤表面層の重量に十分耐え得る強度を有する材料
でなければならない。従って、これらの面を考慮する
と、適する断熱材としては、例えば、硬質ポリウレタン
フォーム、硬質ポリスチレンフォーム、ヌレートフォー
ムまたは押出スチレン板等が挙げられる。そしてまた、
その厚みは、約25ないし30mm程度が適当である。
断熱材は、単独の層でも二つ以上の層でもよい。
【0019】補強材は、上記の断熱材を補強するための
ものであり、施工時およびその後において加わるアスフ
ァルト・コンクリート等の路盤表面材の荷重に対して、
断熱材の破損や亀裂等が生じないように強度を補充しう
るものであることが求められる。この点から、例えば、
鉄ラス等の金属ラス材が実用上適当である。
【0020】軟質下地材は、路面の不陸を調整したり、
凍上による地盤歪みを吸収するためのものであり、地中
に埋設したとき、路盤下地の凹凸に応じて、また路面に
加わる荷重に応じて適度に圧縮変形し得るほどのクッシ
ョン性、柔軟性を有することが求められる。この点よ
り、軟質下地材には、例えば、熱プレスされた軟質ウレ
タンフォーム、発泡ポリエチレンまたは発泡ポリプロピ
レン等が適用し得る。この軟質下地材の厚みは、約5な
いし15mm程度が適当である。軟質下地材は、単独の
層でも二つ以上の層でもよい。
【0021】また軟質下地材は、埋設せんとする地盤の
状況等によっては、埋設状態において地下深部からの滲
出水の、断熱材等のパネル内部への浸透を防止すること
ができるものであることが求められる。水の浸透は、パ
ネル上面の伝熱材、伝熱管等の腐食を引き起こし、熱伝
達の効率の著しい低下をもたらすからである。これゆ
え、軟質下地材が特に連続気泡の発泡体である場合に
は、下地材の下面側に防水層、例えばポリエチレンフィ
ルム、ポリプロピレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィル
ム等の合成樹脂膜層を設ける必要がある。
【0022】なお、路盤構造パネルは、以上の各層の他
に、別の層例えば耐薬品層等を積層要素として備えるこ
ともできる。
【0023】そして路盤構造パネルは、上記の各要素の
積層成形により、例えば、まず補強材と軟質下地材の積
層体を作り、次いでこれと伝熱材との間に、断熱材の発
泡前における材料を流し入れ、その後これを発泡させる
ことにより、断熱材の生成と同時に路盤構造パネルを形
成するという方法により、製造することができる。
【0024】以上の路盤構造パネルは、本発明の融雪・
集熱路盤構造を形成する主要な要素である。従って、こ
のパネルも本発明の要旨を構成するものである。
【0025】そして、かかる路盤構造パネルは、本発明
の融雪・集熱路盤構造の中で、路盤表面層の下側におい
て、パネル上面を面一にして複数個並置される。この場
合、路盤構造パネルの対向する2つの辺部を例えば相尺
りの仕口に形成しておくことにより、地中埋設の際、複
数の路盤構造パネルを大変容易にその上面が面一となる
ように並置することができる。なお、路盤構造パネルと
同構造パネルとの継ぎ目は、路盤表面材の侵入防止のた
め、通常アルミ箔等を基材とするアスファルト粘着テー
プ等で被覆される。
【0026】本発明の路盤構造は、路盤表面層の下側に
おいて、かように並置された複数の路盤構造パネルの上
に、熱伝導性の高いステーを取り付け、そして該ステー
により、可撓性のある伝熱管を、伝熱管が路盤構造パネ
ル上に固定され上面の伝熱材と接続されるように、敷設
して成る。
【0027】伝熱管は、内部の流体の熱を路盤表面層、
路盤構造パネルの上面の伝熱材に伝達し、逆に同パネル
上面の熱を管の内部流体に伝達するためのもので、曲
げ、屈曲、弯曲等を行なって路盤構造パネル上に敷設さ
れる。この面より、可撓性を有する金属管例えば、ステ
ンレス鋼製コルゲート管、銅製コルゲート管等が適当で
ある。
【0028】ステーは、伝熱管を路盤構造パネル上に固
定するとともに、その管の内部流体とパネル上面の伝熱
材との間で熱伝達を円滑にするべく両者を接続するため
のものである。かかる機能より、ステーには、熱伝導性
の高い材料、例えば銅、アルミニウム等の金属からなる
ものがより好ましい。また、ステーは、路盤構造パネル
上に容易にしかも任意の部位に取り付け可能な構造であ
ることが好ましく、そのような構造の例としては、パネ
ル内部に突き差しうる差し足をステー下面に設け、さら
に、ステーは、伝熱管の固定を確実にするべく、例えば
その上面部に伝熱管の受け溝を形成した構造のものがよ
り好都合に適用することができる。また、両端に差し足
を有し、中央部で伝熱管を上から支えるU字形状のステ
ーも適用することができる。
【0029】而して、以上の各部材を使用して、最初
に、路盤をその下地が見えるまで穿設し、次に、複数の
路盤構造パネルを、路盤下地の上にパネル上面が面一と
なるように並置し、次いで、ステーを路盤構造パネル上
に取り付け、続いて可撓性のある伝熱管をステーにより
パネル上面の伝熱材と接続されるように固定しながら敷
設し、その後、アスファルト、コンクリート等の路盤表
面材をその上に被覆することにより、融雪・集熱路盤構
造を施工することができる。
【0030】したがって、本発明は、まず、上面より順
に伝熱材、断熱材、補強材および軟質下地材が積層一体
化された複数の路盤構造パネルを、路盤下地の上に同パ
ネル上面が面一となるように並置し、次いで、熱伝導性
の高いステーを該路盤構造パネル上に取り付け、続いて
可撓性のある伝熱管を該ステーにより前記伝熱材と接続
されるように固定しながら敷設し、その後、路盤表面材
をその上に被覆することを特徴とする融雪・集熱路盤構
造の施工方法に関する。
【0031】
【作用】本発明の融雪・集熱路盤構造では、路盤構造パ
ネルが路盤全面にわたって並置されるとともに、熱伝導
性の高いステーにより伝熱管と該パネル上面の伝熱材と
の間で円滑な熱伝達が可能となっており、かつ、該伝熱
材の下側の断熱材により路盤深部への熱の拡散が抑止さ
れている。
【0032】従って、降雪時においては、不凍液等を伝
熱管に流通させることにより、その熱が伝熱管の表面か
ら路盤表面層に伝わり、またステーを介して路盤構造パ
ネルの上面の伝熱材に拡散伝達され、そして路盤表面層
に全面にわたり伝わり、これにより路面上の雪を融解す
ることができる。
【0033】一方、降雪のない時においては、路面に照
射された太陽光の輻射熱は路盤表面層に蓄積されるが、
その表面層の温度よりも低い温度の冷水等を伝熱管に流
通させることにより、路盤表面層の蓄積熱が伝熱管の表
面、路盤構造パネルの上面の伝熱材およびステーを介し
て集められ、伝熱管内の流通液に伝達され、これにより
その流通液は昇温する。従って、この昇温した流通液と
の熱交換により、水道水等の冷水を温水に変え、これを
家庭用等に供給することができる。
【0034】その上、本発明では、伝熱管が可撓性を有
し、ステーを用いて路盤構造パネル上に任意の配置、態
様で、即ち直線形の配置にも曲げた形の配置にも、また
密にも粗にも、敷設可能であるので、施工場所の降雪、
日照条件等に応じて、任意に融雪・集熱の性能を変更す
ることができる。
【0035】また、本発明の施工方法では、路盤構造パ
ネルの並置、ステーの取り付け、伝熱管の固定そして路
盤表面材の被覆という作業を行なうだけで、融雪・集熱
路盤構造を作り上げることができる。特に、配筋の設置
並びにそれとの縛り付けによる伝熱管の固定という煩雑
な作業を行なわずに済む。従って、本発明では、従来よ
り、格段に容易かつ簡単に施工を行なうことができる。
【0036】その上、本発明の方法では、伝熱管がステ
ーにより路盤構造パネル上に固定され、かつ可撓性があ
る故、これらの敷設後アスファルト等の路盤表面材を被
覆する際、該表面材の熱により伝熱管が膨張したとして
も、伝熱管の位置ずれが起きない。従って、本発明で
は、確実に所期通りの融雪・集熱効果を発揮せしめるこ
とができる。
【0037】
【実施例】以下、本発明を実施例に従って詳細に説明す
る。
【0038】まず、実施例の融雪・集熱路盤構造は、図
1に示すように、路盤表面層18の下側において、複数
の路盤構造パネル1・・がその上面を面一にして並置さ
れ、かつその上に可撓性のある伝熱管2・・が、ステー
3により固定されて、敷設されている。
【0039】路盤構造パネル1は、図2に参照されるよ
うに、 900mm×1800mmの大きさを有する厚肉板の形状を
成し、その上面より順に、伝熱材4、断熱材5、補強材
6、軟質下地材7および防水材8が積層一体化されてな
る。
【0040】伝熱材4はおよそ50μmの厚さをもつア
ルミニウム箔よりなり、その表面にはステー3の取付位
置がプリント表示されている。断熱材5は約25ないし
30mm程度の厚さを有する硬質ポリウレタンフォーム
よりなる。また補強材6は鉄ラスであり、そして軟質下
地材7は、一旦製造された厚さ約50ないし150mm
の軟質ウレタンフォームを加熱プレスにより圧縮成形す
ることによって約5ないし15mmの厚さとした軟質ウ
レタンフォームよりなる。さらに、防水材8はポリエチ
レンフィルムよりなる。
【0041】また、路盤構造パネル1は、地中埋設の
際、複数のパネルを容易にその上面が面一となるように
並置できるようにするべく、対向する2つの辺部につい
て相尺りの仕口9が形成されている。また、路盤構造パ
ネル1と同パネル1との継ぎ目は、路盤表面材18の侵
入防止のため、アスファルト粘着テープ19で被覆され
ている。
【0042】なお、この路盤構造パネル1は、積層成形
により、例えば、まず、補強材6と軟質下地材7と防水
材8との積層体を作り、次いで、この積層体と伝熱材4
との間に断熱材5の発泡前における材料を流し入れ、そ
の後これを発泡させることにより、断熱材5の生成と同
時に路盤構造パネル1を形成するという方法により、製
造される。
【0043】実施例の路盤構造は、図1に示すように、
路盤表面層18の下側において、並置された複数の路盤
構造パネル1・・の上にステー3を取り付け、そしてス
テー3により、弯曲蛇行する伝熱管2・・を路盤構造パ
ネル1上に固定し、上面の伝熱材4と接続してなる(図
2 参照)。
【0044】伝熱管2は、ステンレス鋼製コルゲート管
よりなり、可撓性を有し、曲げ、屈曲、弯曲等が自在で
ある。
【0045】ステー3は、板状ブロック部品で、熱伝導
性の高い材料、例えば銅、アルミニウム等の金属からな
る。ステー3の下面には、パネル1の内部に突き差しう
る差し足(図示せず。)が設けられており、それをパネ
ル上面に突き差すことによりステー3をパネル1上に固
定し得るようになっている。
【0046】また、ステー3の上面部には、受け溝1
3、13が縦方向と横方向とに形成されており、伝熱管
2は、溝13の中に収め入れることによって確実に固定
されうるようになっている。
【0047】そして、本実施例の路盤構造は、パネル
1、伝熱管2等の上に路盤表面材18を被覆してなる。
この路盤表面材18は、路面側の密粒度アスファルトコ
ンクリート12と下側の細粒度アスファルトコンクリー
ト11よりなる。
【0048】次に、以上の融雪・集熱路盤構造の施工手
順を述べる。まず最初に、路盤をその下地10が見える
まで穿設し、次に、複数の路盤構造パネル1・・を、路
盤下地10の上に、相尺り仕口9と同仕口9との継ぎに
よりパネル上面が面一となるように並置し、次いで、ス
テー3・・を路盤構造パネル1上の適当な部位に取り付
け、続いて、可撓性のある伝熱管2をステー3により固
定しパネル上面の伝熱材4と接続しながら敷設し、その
後、その上に、路盤表面材18の細粒度アスファルトコ
ンクリート11と密粒度アスファルトコンクリート12
とを順に被覆することにより、融雪・集熱路盤構造を施
工することができた。
【0049】本実施例では、配筋を組み作り、そして伝
熱管をそれに縛り付けて固定するという煩雑な作業が不
要であり、従って、従来よりも、格段に容易かつ簡単に
路盤施工を行なうことができた。その上、アスファルト
等の路盤表面材18を被覆する際、伝熱管2が熱膨張に
より位置ずれを起こすこともなかった。
【0050】而して、本実施例の路盤構造においては、
降雪時には、不凍液等を伝熱管2に流通させることによ
り、その熱がステー3を介して路盤構造パネル1の伝熱
材4に伝わり、そして路盤表面層18の全体に拡がって
伝達され、これにより路面上の雪を効率よく融解するこ
とができた。
【0051】一方、降雪のない時においては、図3に示
すように、路盤表面層18の温度よりも低い温度の水等
を伝熱管2に流通させることにより、路面に照射され路
盤表面層18に蓄積された太陽光の輻射熱は、路盤構造
パネル1の伝熱材4およびステー3を介して集められ、
伝熱管2内の流通液に伝達され、これによりその流通液
は昇温する。従って、熱交換器14を用いて、昇温した
流通液との間で熱交換を行なうことにより、水道水等の
冷水を温水に変え、これを家庭用温水としてあるいは冬
期には融雪用温水として供給することができた。
【0052】その上、本実施例では、伝熱管2を路盤構
造パネル1上に任意の配置態様で敷設することができる
ため、施工場所の条件等により任意に融雪・集熱の性能
を変更することができた。
【0053】
【発明の効果】以上の説明よりわかるように、本発明に
よれば、提供された融雪・集熱路盤構造により、降雪時
には、路面上の雪を効率よく融解することができ、また
降雪のない時には、路面に照射された太陽光の輻射熱を
効率よく集め、そして熱交換により得られた温水を家庭
用などに供給利用することができるという効果が得られ
る。
【0054】その上、本発明は、施工場所の降雪、日照
条件等に応じて、任意に融雪・集熱の効果を変更するこ
とができるという利点をも有する。
【0055】また、本発明の方法によれば、本発明の融
雪・集熱路盤構造を簡単にかつ迅速な施工により作り上
げることができ、しかも、施工の際伝熱管の位置ずれが
起きず、確実に所期通りの融雪・集熱効果を発揮せしめ
ることができるという効果が得られる。
【0056】さらに、本発明により、かかる融雪・集熱
路盤構造の施工において使用されその機能の発揮に役立
つ路盤構造パネルが提供されるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の融雪・集熱路盤構造を示す断
面図である。
【図2】図1の融雪・集熱路盤構造に使用される路盤構
造パネルと伝熱管等を示す斜視図である。
【図3】降雪のない季節における実施例の融雪・集熱路
盤構造の利用法を説明する図である。
【図4】従来の融雪路盤構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 路盤構造パネル 2 可撓性のある伝熱管 3 熱伝導性の高いステー 4 伝熱材 5 断熱材 6 補強材 7 下地材 8 防水材 10 路盤下地 14 熱交換器 18 路盤表面材
フロントページの続き (72)発明者 富田 和彦 北海道札幌市北区北19条西11丁目1番地 北海道立工業試験場内 (72)発明者 保科 秀夫 北海道札幌市北区北19条西11丁目1番地 北海道立工業試験場内 (72)発明者 村田 恒一 北海道美唄市東明1条3丁目6−12−3 (72)発明者 井上 清史 北海道札幌市白石区本郷通8丁目南1番5 号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路盤表面層の下側において、複数の路盤
    構造パネルがその上面を面一にして並置され、かつその
    上に可撓性のある伝熱管が敷設されて成り、該路盤構造
    パネルは上面より順に、伝熱材、断熱材、補強材および
    軟質下地材が積層一体化されたパネルであり、そして、
    該パネル上に取り付けた熱伝導性の高いステーにより、
    前記伝熱管が同パネル上に固定され上面の伝熱材と接続
    されていることを特徴とする融雪・集熱路盤構造。
  2. 【請求項2】 まず、上面より順に伝熱材、断熱材、補
    強材および軟質下地材が積層一体化された複数の路盤構
    造パネルを、路盤下地の上に同パネル上面が面一となる
    ように並置し、次いで、熱伝導性の高いステーを該路盤
    構造パネル上に取り付け、続いて可撓性のある伝熱管を
    該ステーにより前記伝熱材と接続されるように固定しな
    がら敷設し、その後、路盤表面材をその上に被覆するこ
    とを特徴とする融雪・集熱路盤構造の施工方法。
  3. 【請求項3】 パネル上面より順に、伝熱材、断熱材、
    補強材および軟質下地材が積層一体化されてなることを
    特徴とする融雪・集熱路盤に使用する路盤構造パネル。
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