JPH06221215A - 内燃機関の燃焼状態検出装置及び燃焼制御装置 - Google Patents
内燃機関の燃焼状態検出装置及び燃焼制御装置Info
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- JPH06221215A JPH06221215A JP1270193A JP1270193A JPH06221215A JP H06221215 A JPH06221215 A JP H06221215A JP 1270193 A JP1270193 A JP 1270193A JP 1270193 A JP1270193 A JP 1270193A JP H06221215 A JPH06221215 A JP H06221215A
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- Japan
- Prior art keywords
- internal combustion
- combustion engine
- output shaft
- pattern
- combustion
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】内燃機関の燃焼状態を、特殊なタイミング制御
を必要とせず、かつ過渡時においても正確に検出するこ
とができる燃焼状態検出装置を提供すること。 【構成】代表回転変動テーブル群10から読出した代表
パターンと、この代表パターンの正規直交系のパターン
とを用い、ブロック13と17で乗算積算してブロック
18によりテーブル検索して、内燃機関の燃焼状態を表
わす燃焼指標を求めるようにしたもの。 【効果】回転変動の代表パターンと、その正規直交系の
パターンとを用い、これらと出力軸の回転数変動との積
和を取れば、燃焼状態を検出するときでの位相差を吸収
することができる。従って、そのための特殊なタイミン
グを考慮することなく燃焼状態を検出することができ
る。また、このとき、各回転数毎にそれぞれ回転変動の
代表パターンを設定しておくことにより、過渡時でも燃
焼状態を容易に検出することができ、別途、過渡状態を
検出する手段は不要にできる。
を必要とせず、かつ過渡時においても正確に検出するこ
とができる燃焼状態検出装置を提供すること。 【構成】代表回転変動テーブル群10から読出した代表
パターンと、この代表パターンの正規直交系のパターン
とを用い、ブロック13と17で乗算積算してブロック
18によりテーブル検索して、内燃機関の燃焼状態を表
わす燃焼指標を求めるようにしたもの。 【効果】回転変動の代表パターンと、その正規直交系の
パターンとを用い、これらと出力軸の回転数変動との積
和を取れば、燃焼状態を検出するときでの位相差を吸収
することができる。従って、そのための特殊なタイミン
グを考慮することなく燃焼状態を検出することができ
る。また、このとき、各回転数毎にそれぞれ回転変動の
代表パターンを設定しておくことにより、過渡時でも燃
焼状態を容易に検出することができ、別途、過渡状態を
検出する手段は不要にできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レシプロエンジンなど
間欠的に爆発(燃焼)動作を行なう内燃機関の燃焼状態を
リアルタイムで判定する装置に係り、特に自動車用エン
ジンの燃料供給量制御や回転変動抑制制御に好適な燃焼
状態検出装置に関する。
間欠的に爆発(燃焼)動作を行なう内燃機関の燃焼状態を
リアルタイムで判定する装置に係り、特に自動車用エン
ジンの燃料供給量制御や回転変動抑制制御に好適な燃焼
状態検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガソリンエンジンなどの内燃機関(以
下、単にエンジンと記す)では、その燃焼状態により効
率や排ガス成分などの運転性能が大きく左右され、従っ
て、リアルタイムで燃焼状態が判定できれば、それを制
御に反映させることにより、運転性能の大きな向上が期
待できる。
下、単にエンジンと記す)では、その燃焼状態により効
率や排ガス成分などの運転性能が大きく左右され、従っ
て、リアルタイムで燃焼状態が判定できれば、それを制
御に反映させることにより、運転性能の大きな向上が期
待できる。
【0003】そこで、特開昭60−13938号公報で
は、各爆発(燃焼)行程毎に間欠的に燃焼が行なわれる複
数の気筒(シリンダ)を有するレシプロエンジンエンジン
において、各爆発行程毎に周期的に発生する燃焼変動量
を検出することができる燃焼変動量検出手段を備え、こ
れによりエンジンの燃焼状態が判定できるようになって
いる。
は、各爆発(燃焼)行程毎に間欠的に燃焼が行なわれる複
数の気筒(シリンダ)を有するレシプロエンジンエンジン
において、各爆発行程毎に周期的に発生する燃焼変動量
を検出することができる燃焼変動量検出手段を備え、こ
れによりエンジンの燃焼状態が判定できるようになって
いる。
【0004】そして、この従来技術では、その燃焼変動
量検出手段が、 1.エンジンの回転速度変動量 2.複数の気筒の中から選定した2個の気筒の爆発行程
間におけるトルクの変化量 3.エンジンの筒内圧変動量 の3種のデータを取り込み、それらにより逐次燃焼変動
量を求めた上で、各々の燃焼変動量の2個の気筒の爆発
行程間での変化量を求め、この変化量の標準偏差を計算
し、燃焼指標を得るように構成されていた。
量検出手段が、 1.エンジンの回転速度変動量 2.複数の気筒の中から選定した2個の気筒の爆発行程
間におけるトルクの変化量 3.エンジンの筒内圧変動量 の3種のデータを取り込み、それらにより逐次燃焼変動
量を求めた上で、各々の燃焼変動量の2個の気筒の爆発
行程間での変化量を求め、この変化量の標準偏差を計算
し、燃焼指標を得るように構成されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、各々
の燃焼変動などを、2個の気筒の爆発行程間の変化量か
ら求めるとき、所定のタイミング信号を発生しなければ
ならない点について配慮がされておらず、このため、例
えば、マイクロコンピュータなどにより処理しようとし
た場合、内部のハードウェアを専用に構築しなければな
らず、従って、他の制御処理などが制限を受けてしまう
という問題があった。
の燃焼変動などを、2個の気筒の爆発行程間の変化量か
ら求めるとき、所定のタイミング信号を発生しなければ
ならない点について配慮がされておらず、このため、例
えば、マイクロコンピュータなどにより処理しようとし
た場合、内部のハードウェアを専用に構築しなければな
らず、従って、他の制御処理などが制限を受けてしまう
という問題があった。
【0006】また、上記従来技術では、エンジンの運転
状態が、自動車の運転者の指令など外部からの指令によ
り変更される場合がある点について配慮がされておら
ず、このため、外部からの指令による運転状態の変化も
エンジンの燃焼変動量として捉えられてしまい、これが
燃焼状態の悪化として判断され、従って、過渡状態にお
いては、この燃焼指標の計算を中止しなければならない
という問題があった。
状態が、自動車の運転者の指令など外部からの指令によ
り変更される場合がある点について配慮がされておら
ず、このため、外部からの指令による運転状態の変化も
エンジンの燃焼変動量として捉えられてしまい、これが
燃焼状態の悪化として判断され、従って、過渡状態にお
いては、この燃焼指標の計算を中止しなければならない
という問題があった。
【0007】しかして、このようにして計算を中止する
としても、そのためには過渡状態にあることを確実に検
出しなければならないが、このためには、例えば高精度
の絞り弁開度センサを正確に設置する必要があり、従っ
て、システムが大規模化してコストアップにつながる。
さらには燃焼指標の判断条件も複雑になり、定数整合時
に困難を極めるなどの問題があった。
としても、そのためには過渡状態にあることを確実に検
出しなければならないが、このためには、例えば高精度
の絞り弁開度センサを正確に設置する必要があり、従っ
て、システムが大規模化してコストアップにつながる。
さらには燃焼指標の判断条件も複雑になり、定数整合時
に困難を極めるなどの問題があった。
【0008】本発明は、このような従来技術の問題点に
着目してなされたもので、その目的とするところは、特
殊な割込みタイミングなどの設定を要することなく、ま
た高精度のセンサ等を新たに設置することなく、エンジ
ンの過渡運転時においても、その影響を受けずに、常に
正確に燃焼指標が検出でき、かつ、初期の定数整合も簡
単に行えるようにした燃焼状態検出装置を提供すること
にある。
着目してなされたもので、その目的とするところは、特
殊な割込みタイミングなどの設定を要することなく、ま
た高精度のセンサ等を新たに設置することなく、エンジ
ンの過渡運転時においても、その影響を受けずに、常に
正確に燃焼指標が検出でき、かつ、初期の定数整合も簡
単に行えるようにした燃焼状態検出装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的は、内燃機関の
回転変動を検出する手段と、検出した回転変動の代表パ
ターンを記憶する手段と、前記回転変動の代表パターン
の正規直交系のパターンを記憶する手段と、これら回転
変動の代表パターン及び前記正規直交系のパターンと前
記内燃機関の回転変動から燃焼指標を演算する手段とを
設け、この燃焼指標により内燃機関の燃焼状態を検出す
るようにして達成される。
回転変動を検出する手段と、検出した回転変動の代表パ
ターンを記憶する手段と、前記回転変動の代表パターン
の正規直交系のパターンを記憶する手段と、これら回転
変動の代表パターン及び前記正規直交系のパターンと前
記内燃機関の回転変動から燃焼指標を演算する手段とを
設け、この燃焼指標により内燃機関の燃焼状態を検出す
るようにして達成される。
【0010】ここで、回転変動の代表パターンとは、回
転変動の大きさの数値、若しくは回転変動を模倣した数
値を時系列データとして記憶したものであり、回転変動
の代表パターンの正規直交系のパターンとは、回転変動
の代表パターンに対して90°の位相差を与えたパター
ンのことである。
転変動の大きさの数値、若しくは回転変動を模倣した数
値を時系列データとして記憶したものであり、回転変動
の代表パターンの正規直交系のパターンとは、回転変動
の代表パターンに対して90°の位相差を与えたパター
ンのことである。
【0011】
【作用】回転変動の代表パターンと、その正規直交系の
パターンとを用い、これらと出力軸の回転数変動との積
和を取れば、燃焼状態を検出するときでの位相差を吸収
することができる。従って、そのための特殊なタイミン
グを考慮することなく燃焼状態を検出することができ
る。
パターンとを用い、これらと出力軸の回転数変動との積
和を取れば、燃焼状態を検出するときでの位相差を吸収
することができる。従って、そのための特殊なタイミン
グを考慮することなく燃焼状態を検出することができ
る。
【0012】また、このとき、各回転数毎にそれぞれ回
転変動の代表パターンを設定しておくことにより、過渡
時でも燃焼状態を容易に検出することができ、別途、過
渡状態を検出する手段は不要にできる。
転変動の代表パターンを設定しておくことにより、過渡
時でも燃焼状態を容易に検出することができ、別途、過
渡状態を検出する手段は不要にできる。
【0013】
【実施例】以下、本発明について、図示の実施例により
詳細に説明する。まず、図2は、本発明の一実施例が適
用されたエンジン制御システムのブロック図で、図にお
いて、100はエンジンを表わす。そして、このシステ
ムは、エンジン100に吸入される空気の質量流量を計
測する熱式空気流量計102と、吸入される空気の流量
を調整する絞り弁(スロットルバルブ)の開度を検出して
開度信号を出力する絞り弁開度センサ103、熱式空気
流量計102に検出されないバイパス通路を通る空気量
を制御する制御弁104、エンジン100が要求する燃
料量を供給する燃料噴射弁105、エンジンの気筒内に
供給された混合気に点火する点火栓106、排気管に設
置され排気ガス中の酸素濃度を検出する酸素濃度センサ
107、エンジン100の出力軸を中心に設置され、同
心円上に複数個、例えば108個の突起が等間隔に並べ
られた鋼製のリングギア109、このリングギア109
の突起の近傍に設置され、エンジンが回転することによ
り、その直前を通過する突起を検出して信号(クランク
角信号POS)を発生する磁気式検出器110、それに
前述した各種のセンサからの信号によりエンジン100
の運転状態を検出し、予め定められた手順でエンジン1
00が要求する燃料量を計算し、燃料噴射弁105など
を駆動するエンジン制御装置108とから構成されてい
る。
詳細に説明する。まず、図2は、本発明の一実施例が適
用されたエンジン制御システムのブロック図で、図にお
いて、100はエンジンを表わす。そして、このシステ
ムは、エンジン100に吸入される空気の質量流量を計
測する熱式空気流量計102と、吸入される空気の流量
を調整する絞り弁(スロットルバルブ)の開度を検出して
開度信号を出力する絞り弁開度センサ103、熱式空気
流量計102に検出されないバイパス通路を通る空気量
を制御する制御弁104、エンジン100が要求する燃
料量を供給する燃料噴射弁105、エンジンの気筒内に
供給された混合気に点火する点火栓106、排気管に設
置され排気ガス中の酸素濃度を検出する酸素濃度センサ
107、エンジン100の出力軸を中心に設置され、同
心円上に複数個、例えば108個の突起が等間隔に並べ
られた鋼製のリングギア109、このリングギア109
の突起の近傍に設置され、エンジンが回転することによ
り、その直前を通過する突起を検出して信号(クランク
角信号POS)を発生する磁気式検出器110、それに
前述した各種のセンサからの信号によりエンジン100
の運転状態を検出し、予め定められた手順でエンジン1
00が要求する燃料量を計算し、燃料噴射弁105など
を駆動するエンジン制御装置108とから構成されてい
る。
【0014】図3は、エンジン制御装置108の内部回
路ブロック図で、このエンジン制御装置108は、図2
に示した各種のセンサからの信号を入力すると共に、小
さいレベルの信号をアクチュエータ駆動用の大レベルの
信号に変換する働きをするドライバ回路200と、入出
力信号をデジタル演算処理が行えるようアナログ−ディ
ジタル信号に変換する入出力回路201、ディジタル演
算処理を行うマイクロコンピュータ或いはそれに準ずる
演算機能を保有する演算回路202、この演算回路20
2の演算処理に用いる定数、変数及びプログラムなどを
格納するための不揮発性メモリとして働くROM20
3、同じく揮発性のメモリとして働くRAM204、そ
れに揮発性のRAM204の内容を保持するバックアッ
プ回路205とで構成されている。
路ブロック図で、このエンジン制御装置108は、図2
に示した各種のセンサからの信号を入力すると共に、小
さいレベルの信号をアクチュエータ駆動用の大レベルの
信号に変換する働きをするドライバ回路200と、入出
力信号をデジタル演算処理が行えるようアナログ−ディ
ジタル信号に変換する入出力回路201、ディジタル演
算処理を行うマイクロコンピュータ或いはそれに準ずる
演算機能を保有する演算回路202、この演算回路20
2の演算処理に用いる定数、変数及びプログラムなどを
格納するための不揮発性メモリとして働くROM20
3、同じく揮発性のメモリとして働くRAM204、そ
れに揮発性のRAM204の内容を保持するバックアッ
プ回路205とで構成されている。
【0015】なお、この実施例では、ディジタル演算装
置で構成されているが、アナログ式演算装置でも構成可
能なことは言うまでもない。そして、この実施例では、
入力信号として酸素濃度センサ107からの酸素濃度信
号、絞り弁開度センサ103からの絞り弁開度信号、磁
気式検出器110からのクランク角度信号、それに熱式
空気流量計102からの空気流量信号の各信号が入力さ
れ、これにより点火栓106に供給すべき点火信号、制
御弁104に供給すべきアイドルスピードコントロール
バルブ制御信号、それに燃料噴射弁105に対する駆動
信号の各信号が出力されるようになっている。
置で構成されているが、アナログ式演算装置でも構成可
能なことは言うまでもない。そして、この実施例では、
入力信号として酸素濃度センサ107からの酸素濃度信
号、絞り弁開度センサ103からの絞り弁開度信号、磁
気式検出器110からのクランク角度信号、それに熱式
空気流量計102からの空気流量信号の各信号が入力さ
れ、これにより点火栓106に供給すべき点火信号、制
御弁104に供給すべきアイドルスピードコントロール
バルブ制御信号、それに燃料噴射弁105に対する駆動
信号の各信号が出力されるようになっている。
【0016】次に、図4は、図2のエンジン制御装置1
08として、信号処理専用集積回路を用いた場合の一実
施例で、クランク角度信号と気筒信号は入出力ドライバ
回路300から信号処理専用集積回路301へ入力され
ている。そして、外部制御装置とのデータ通信用に双方
向バスのRAM302が装備されている。なお、演算装
置303、メモリ304、305、それにバックアップ
回路306などは、図3と同様であるので、説明は割愛
する。
08として、信号処理専用集積回路を用いた場合の一実
施例で、クランク角度信号と気筒信号は入出力ドライバ
回路300から信号処理専用集積回路301へ入力され
ている。そして、外部制御装置とのデータ通信用に双方
向バスのRAM302が装備されている。なお、演算装
置303、メモリ304、305、それにバックアップ
回路306などは、図3と同様であるので、説明は割愛
する。
【0017】なお、この明細書では、回転数と回転速度
を同じ意味で使用している。
を同じ意味で使用している。
【0018】次に、図5は、エンジンの定常運転時での
回転変動を示したもので、この実施例では、4気筒のエ
ンジンの場合を示しており、このため、図6の下側の拡
大図から明らかなように、エンジンの出力軸(クランク
軸)が2回転(720°CA)する間に4個のピークを生
じていることになる。なお、CAはクランク角のことで
ある。
回転変動を示したもので、この実施例では、4気筒のエ
ンジンの場合を示しており、このため、図6の下側の拡
大図から明らかなように、エンジンの出力軸(クランク
軸)が2回転(720°CA)する間に4個のピークを生
じていることになる。なお、CAはクランク角のことで
ある。
【0019】図6は、磁気式検出器110の内部処理ブ
ロック図を示したもので、まず、ブロック600の波形
成形回路で、ここで磁気式検出器110の出力p(PO
S)が正規化され、次いでブロック601のカウンタで
カウントされる。そして、このカウントされたデータ値
が、比較器603により、ブロック602から与えられ
ている所定の値の閾値sと比較される。
ロック図を示したもので、まず、ブロック600の波形
成形回路で、ここで磁気式検出器110の出力p(PO
S)が正規化され、次いでブロック601のカウンタで
カウントされる。そして、このカウントされたデータ値
が、比較器603により、ブロック602から与えられ
ている所定の値の閾値sと比較される。
【0020】こうして、カウントデータが閾値sを越え
ると、ブロック601のカウンタはリセットされ、これ
と同時にブロック604のフリーランタイマの値がブロ
ック605のラッチ回路でラッチされ、制御装置のバス
に出力される。そして、ブロック606では、フリーラ
ンタイマにより計測された時間を、回転速度Nに換算す
る。
ると、ブロック601のカウンタはリセットされ、これ
と同時にブロック604のフリーランタイマの値がブロ
ック605のラッチ回路でラッチされ、制御装置のバス
に出力される。そして、ブロック606では、フリーラ
ンタイマにより計測された時間を、回転速度Nに換算す
る。
【0021】図7は、図6の内部処理ブロック図におけ
る各部の信号の状態を示すタイミンチャートで、図の
(a)は磁気式検出器110の出力信号を表わし、以下、
(b)はブロック600の波形成形回路で正規化された出
力信号qを、(c)はブロック601のカウンタの出力信
号rを、(d)はブロック604のフリーランタイマの出
力信号tを、そして(e)はフリーランタイマでラッチさ
れた値tから計算された回転数Nをそれぞれ表わす。
る各部の信号の状態を示すタイミンチャートで、図の
(a)は磁気式検出器110の出力信号を表わし、以下、
(b)はブロック600の波形成形回路で正規化された出
力信号qを、(c)はブロック601のカウンタの出力信
号rを、(d)はブロック604のフリーランタイマの出
力信号tを、そして(e)はフリーランタイマでラッチさ
れた値tから計算された回転数Nをそれぞれ表わす。
【0022】次に、図8は、エンジン100の回転速度
Nの変動と空燃比A/Fの関係を示したもので、空燃比
A/Fが、14.7として知られている理想的な混合比
である理論空燃比A/F1になっているときには、図(a)
に示すように、ほぼ三角波状の回転数変動状態を示し、
空燃比がA/F1>A/F2>A/F3と希薄側へと移行
するにつれ、図の(b)、(c)に示すように、三角波状から
崩れて波形が潰れてゆくことが、実験で確認されてい
る。なお、この例は、図5で説明したように、4気筒エ
ンジンによる実施例の場合の例である。
Nの変動と空燃比A/Fの関係を示したもので、空燃比
A/Fが、14.7として知られている理想的な混合比
である理論空燃比A/F1になっているときには、図(a)
に示すように、ほぼ三角波状の回転数変動状態を示し、
空燃比がA/F1>A/F2>A/F3と希薄側へと移行
するにつれ、図の(b)、(c)に示すように、三角波状から
崩れて波形が潰れてゆくことが、実験で確認されてい
る。なお、この例は、図5で説明したように、4気筒エ
ンジンによる実施例の場合の例である。
【0023】図9は、本発明の実施例において使用する
エンジンの回転速度の変動パターンについて示したもの
で、図の(a)は、実際のエンジンの回転速度データから
代表化したパターンを示し、(b)は実データをシミュレ
ートした三角波状の代表パターン、(c)は同じく矩形波
状にシミュレートされた代表パターン、そして(d)は正
弦波状を呈する代表パターンであり、本発明では、何れ
のパターンを採用しても良い。なお、各々の代表パター
ンは、(a)に示す実データに対して位相を合わせて示し
てある。
エンジンの回転速度の変動パターンについて示したもの
で、図の(a)は、実際のエンジンの回転速度データから
代表化したパターンを示し、(b)は実データをシミュレ
ートした三角波状の代表パターン、(c)は同じく矩形波
状にシミュレートされた代表パターン、そして(d)は正
弦波状を呈する代表パターンであり、本発明では、何れ
のパターンを採用しても良い。なお、各々の代表パター
ンは、(a)に示す実データに対して位相を合わせて示し
てある。
【0024】なお、ここで、回転変動の代表パターンと
は、上記したように、回転変動の大きさの数値、若しく
は回転変動を模倣した数値を時系列データとして記憶し
たもののことである。
は、上記したように、回転変動の大きさの数値、若しく
は回転変動を模倣した数値を時系列データとして記憶し
たもののことである。
【0025】次に、図10により、本発明の実施例によ
る燃焼指数検出の基本原理について説明する。この図1
0において、901は、理論空燃比のときでのエンジン
の回転変動パターンを表わす代表波形(理論空燃比なの
で三角波となっている)データ列からなるパターンを実
線jで示し、これを代表パターンと呼び、他方、この波
形に対して90°の位相差を持つ波形データ列からなる
パターンを破線hで示し、これを正規直交系パターンと
呼ぶ。そして、この実施例では、図示のように、これら
2種の波形データを用い、これらの波形データをエンジ
ン制御装置108の中でテーブルデータとして格納記憶
しておき、入力してきた回転変動データと重畳(乗算)し
て燃焼指標を計算するように構成してある。
る燃焼指数検出の基本原理について説明する。この図1
0において、901は、理論空燃比のときでのエンジン
の回転変動パターンを表わす代表波形(理論空燃比なの
で三角波となっている)データ列からなるパターンを実
線jで示し、これを代表パターンと呼び、他方、この波
形に対して90°の位相差を持つ波形データ列からなる
パターンを破線hで示し、これを正規直交系パターンと
呼ぶ。そして、この実施例では、図示のように、これら
2種の波形データを用い、これらの波形データをエンジ
ン制御装置108の中でテーブルデータとして格納記憶
しておき、入力してきた回転変動データと重畳(乗算)し
て燃焼指標を計算するように構成してある。
【0026】そして、このようにして燃焼指標を求める
と、その一定クランク角度間積算値は、回転変動が代表
波形に近づいたとき大きくなるので、この一定クランク
角度間積算値を求めるだけで、回転変動が代表波形に近
づいたことを容易に判定することができ、従って、この
実施例によれば、容易に、しかも精度良く燃焼状態を検
出することができる。
と、その一定クランク角度間積算値は、回転変動が代表
波形に近づいたとき大きくなるので、この一定クランク
角度間積算値を求めるだけで、回転変動が代表波形に近
づいたことを容易に判定することができ、従って、この
実施例によれば、容易に、しかも精度良く燃焼状態を検
出することができる。
【0027】そして、この明細書では、これら2種の波
形データ列、すなわち、代表波形データ列と、これに対
して位相差が90°のデータ列からなる代表波形データ
を正規直交系テーブルデータと呼ぶ。そして、この正規
直交系テーブルデータの理論式は、次の式で表わされ
る。ここで、S1は代表波形データ列による代表波形デ
ータ成分を、そしてS2は代表波形データに位相差90
°を加えた代表波形データ列による代表波形のデータ成
分を表わしており、そして、この実施例では、これら2
種の成分のノルムSを計算して燃料指標とするように構
成されている。
形データ列、すなわち、代表波形データ列と、これに対
して位相差が90°のデータ列からなる代表波形データ
を正規直交系テーブルデータと呼ぶ。そして、この正規
直交系テーブルデータの理論式は、次の式で表わされ
る。ここで、S1は代表波形データ列による代表波形デ
ータ成分を、そしてS2は代表波形データに位相差90
°を加えた代表波形データ列による代表波形のデータ成
分を表わしており、そして、この実施例では、これら2
種の成分のノルムSを計算して燃料指標とするように構
成されている。
【0028】
【数1】
【0029】図1は、本発明における回転変動データと
代表波形データから燃焼指標を計算するようにした処理
ブロックの一実施例で、図2のエンジン制御装置108
内での演算処理の一種として実行されているものであ
り、図において、まずブロック10は、各回転数毎の代
表回転変動の正規直交系データが格納されている代表回
転変動テーブル群で、ここには磁気式検出器110から
供給されるクランク角度信号POSが入力されており、
エンジン100が回転して、その出力軸(クランク軸)が
所定の回転角、例えば、図2の場合には、回転角が36
0/108=10/3°に達する毎に、そこから各代表
回転変動の正規直交系データが読出され、切換スイッチ
12に供給されるようになっている。
代表波形データから燃焼指標を計算するようにした処理
ブロックの一実施例で、図2のエンジン制御装置108
内での演算処理の一種として実行されているものであ
り、図において、まずブロック10は、各回転数毎の代
表回転変動の正規直交系データが格納されている代表回
転変動テーブル群で、ここには磁気式検出器110から
供給されるクランク角度信号POSが入力されており、
エンジン100が回転して、その出力軸(クランク軸)が
所定の回転角、例えば、図2の場合には、回転角が36
0/108=10/3°に達する毎に、そこから各代表
回転変動の正規直交系データが読出され、切換スイッチ
12に供給されるようになっている。
【0030】ブロック11はフィルタで、回転数Nが入
力されており、それをフィルタリングし、平均化された
エンジン回転数を出力して切換スイッチ12に入力し、
そのときのエンジンの回転数に応じて代表回転変動テー
ブル群10からのデータを切換え、そのうちの一種を選
択させて計算ブロックAに入力する。
力されており、それをフィルタリングし、平均化された
エンジン回転数を出力して切換スイッチ12に入力し、
そのときのエンジンの回転数に応じて代表回転変動テー
ブル群10からのデータを切換え、そのうちの一種を選
択させて計算ブロックAに入力する。
【0031】この計算ブロックAは、数1で示した計算
処理を実行する部分で、その中にあるブロック13で
は、まず回転数Nに含まれている回転変動データと、切
換スイッチ12により選択された代表回転変動データ
と、その位相差90°のデータからなる代表回転変動の
正規直交系データとを乗算し、数1に示す代表波形デー
タ成分S1と、代表波形データの位相差90°のデータ
成分S2とを得る。
処理を実行する部分で、その中にあるブロック13で
は、まず回転数Nに含まれている回転変動データと、切
換スイッチ12により選択された代表回転変動データ
と、その位相差90°のデータからなる代表回転変動の
正規直交系データとを乗算し、数1に示す代表波形デー
タ成分S1と、代表波形データの位相差90°のデータ
成分S2とを得る。
【0032】次いで、このブロック13による乗算結果
はブロック17の積分器に供給されて積算され、積算値
Sとなる。
はブロック17の積分器に供給されて積算され、積算値
Sとなる。
【0033】一方、ブロック14、15、16は、クラ
ンク角度信号POSから、数1での積算区間nの決定を
行っている。ここで、この積算区間nは、ブロック16
から与えられている比較データにより、エンジン100
のクランク軸が180°回動する間に発生するクランク
角度信号POSの個数、すなわち、108/2=54個
により定まるようになっている。
ンク角度信号POSから、数1での積算区間nの決定を
行っている。ここで、この積算区間nは、ブロック16
から与えられている比較データにより、エンジン100
のクランク軸が180°回動する間に発生するクランク
角度信号POSの個数、すなわち、108/2=54個
により定まるようになっている。
【0034】こうして、積算区間n毎に、積算値Sのピ
ーク値が、図1ではスイッチで表わしてあるピークホー
ルド手段により取り出されてブロック18に供給され
る。このブロック18は、積算値Sのピーク値と回転数
Nとを検索値(引き数)とするマップ(三次元テーブル)か
らなり、積算値Sのピーク値と回転数Nから定まる燃焼
指標Inを出力する計算を行う。
ーク値が、図1ではスイッチで表わしてあるピークホー
ルド手段により取り出されてブロック18に供給され
る。このブロック18は、積算値Sのピーク値と回転数
Nとを検索値(引き数)とするマップ(三次元テーブル)か
らなり、積算値Sのピーク値と回転数Nから定まる燃焼
指標Inを出力する計算を行う。
【0035】図11は、図1の実施例により計算した燃
焼指標Inと空燃比A/Fの関係を実験値として求めた
特性図で、図のように、空燃比A/Fと燃焼指標Inは
反比例の関係にあることが判り、従って、この実施例に
よれば、常に的確にエンジンの燃焼状態を検出し、判定
することができる。なお、このとき、データにはバラツ
キが有るので、実際の制御装置に適応する場合、加重平
均等で平均化するのが望ましいことは言うまでもない。
焼指標Inと空燃比A/Fの関係を実験値として求めた
特性図で、図のように、空燃比A/Fと燃焼指標Inは
反比例の関係にあることが判り、従って、この実施例に
よれば、常に的確にエンジンの燃焼状態を検出し、判定
することができる。なお、このとき、データにはバラツ
キが有るので、実際の制御装置に適応する場合、加重平
均等で平均化するのが望ましいことは言うまでもない。
【0036】次に、図12は、本発明の他の一実施例
で、この実施例は、エンジンの回転変動と代表波形デー
タから燃焼指標を求め、これにより燃焼失火を判定し、
運転者に表示するようにしたものである。
で、この実施例は、エンジンの回転変動と代表波形デー
タから燃焼指標を求め、これにより燃焼失火を判定し、
運転者に表示するようにしたものである。
【0037】この図12の実施例は、基本的な構成は、
図1の実施例と同じであるが、代表回転変動テーブル群
の中にエンジンがアイドル状態のときの代表回転パター
ンテーブルを持っており、アイドル信号IDLEにより
供給スイッチ12を制御し、アイドル状態のときにも、
このアイドル時代表回転パターンテーブルから読出され
る代表回転変動の正規直交系データを用いて燃焼指標I
nを計算し、計算した結果、失火と判断された場合は、
所定の表示手段により、自動車などの運転者に警報表示
が与えられるように構成したものである。
図1の実施例と同じであるが、代表回転変動テーブル群
の中にエンジンがアイドル状態のときの代表回転パター
ンテーブルを持っており、アイドル信号IDLEにより
供給スイッチ12を制御し、アイドル状態のときにも、
このアイドル時代表回転パターンテーブルから読出され
る代表回転変動の正規直交系データを用いて燃焼指標I
nを計算し、計算した結果、失火と判断された場合は、
所定の表示手段により、自動車などの運転者に警報表示
が与えられるように構成したものである。
【0038】次に、図13は、エンジンの回転数Nと空
燃比A/F、それに図1の実施例により検出した燃焼指
標Inとの関係を示したもので、空燃比A/Fが希薄側
へ移行していくと、エンジンの回転状態が不安定になっ
て燃焼指標Inが小さくなって行くことが判る。そこ
で、この図1の実施例による燃焼指標Inを用いて構成
した本発明によるエンジンの燃焼制御装置の一実施例に
ついて、以下に説明する。
燃比A/F、それに図1の実施例により検出した燃焼指
標Inとの関係を示したもので、空燃比A/Fが希薄側
へ移行していくと、エンジンの回転状態が不安定になっ
て燃焼指標Inが小さくなって行くことが判る。そこ
で、この図1の実施例による燃焼指標Inを用いて構成
した本発明によるエンジンの燃焼制御装置の一実施例に
ついて、以下に説明する。
【0039】図14は本発明による燃焼制御装置の一実
施例を示すブロック図で、図において、ブロック400
は、検出されたエンジン100の吸入空気量と回転数か
ら基本燃料量を計算する。同時にブロック401で燃料
量補正係数を検索し、ブロック402で基本燃料量を補
正する。そして、この補正された基本燃料量がブロック
409に入力される。一方、ブロック403では、目標
とする希薄空燃比を得るための希薄燃焼係数が検索さ
れ、そして、ここで検索された希薄燃焼係数は、さらに
ブロック406で、ブロック405から読出された希薄
燃焼学習係数により補正された上でブロック409に入
力される。
施例を示すブロック図で、図において、ブロック400
は、検出されたエンジン100の吸入空気量と回転数か
ら基本燃料量を計算する。同時にブロック401で燃料
量補正係数を検索し、ブロック402で基本燃料量を補
正する。そして、この補正された基本燃料量がブロック
409に入力される。一方、ブロック403では、目標
とする希薄空燃比を得るための希薄燃焼係数が検索さ
れ、そして、ここで検索された希薄燃焼係数は、さらに
ブロック406で、ブロック405から読出された希薄
燃焼学習係数により補正された上でブロック409に入
力される。
【0040】さらに、ブロック407では、酸素濃度セ
ンサによる空燃比フィードバックが実行される。そし
て、ここで計算された係数は、ブロック408で内燃機
関の回転数とブロック400で計算された基本燃料量を
引き数(検索データ)として、マップに空燃比補正係数と
して学習され、これによりブロック409の空燃比補正
を行う。
ンサによる空燃比フィードバックが実行される。そし
て、ここで計算された係数は、ブロック408で内燃機
関の回転数とブロック400で計算された基本燃料量を
引き数(検索データ)として、マップに空燃比補正係数と
して学習され、これによりブロック409の空燃比補正
を行う。
【0041】従って、ブロック409では、ブロック4
06からの希薄燃焼係数と、ブロック408からの空燃
比補正係数のいずれかによりブロック402から供給さ
れている基本燃料量が補正され、燃料噴射弁105に供
給され、エンジン100に対する燃料供給量制御が実行
されることになる。そして、このブロック409で補正
に使用される係数は、エンジンの運転状態に応じて切換
えられるようになっている。
06からの希薄燃焼係数と、ブロック408からの空燃
比補正係数のいずれかによりブロック402から供給さ
れている基本燃料量が補正され、燃料噴射弁105に供
給され、エンジン100に対する燃料供給量制御が実行
されることになる。そして、このブロック409で補正
に使用される係数は、エンジンの運転状態に応じて切換
えられるようになっている。
【0042】ここで、ブロック404は、図1に示した
燃焼状態検出装置と同様な処理を行なう部分で、エンジ
ン100が希薄燃焼状態となり回転が不安定になると、
図13に示すように、燃焼指数Inが小さくなってゆ
く。そこで、それが限界に達したことを、予め設定して
ある閾値との比較により検出する。そして、このブロッ
ク404からの希薄燃焼限界データによりブロック40
5の希薄燃焼係数学習で学習領域に学習され、ブロック
406の希薄燃焼学習係数に反映させるようになってい
る。
燃焼状態検出装置と同様な処理を行なう部分で、エンジ
ン100が希薄燃焼状態となり回転が不安定になると、
図13に示すように、燃焼指数Inが小さくなってゆ
く。そこで、それが限界に達したことを、予め設定して
ある閾値との比較により検出する。そして、このブロッ
ク404からの希薄燃焼限界データによりブロック40
5の希薄燃焼係数学習で学習領域に学習され、ブロック
406の希薄燃焼学習係数に反映させるようになってい
る。
【0043】従って、この図14の実施例によれば、燃
焼指数Inがある閾値より小さくなると、それに応じて
空燃比A/Fが小さくなる方向に、つまり混合気が濃く
なる方向に制御されることになり、エンジンの運転状態
を常に安定に保つことができる。
焼指数Inがある閾値より小さくなると、それに応じて
空燃比A/Fが小さくなる方向に、つまり混合気が濃く
なる方向に制御されることになり、エンジンの運転状態
を常に安定に保つことができる。
【0044】次に、図15は、図14の実施例における
燃焼制御処理を示すジェネラルフローチャートである。
この処理が開始されると、まず、熱式空気流量計102
から吸入空気量を、磁気式検出器110からなるクラン
ク角度センサからエンジンの回転数を、そして酸素濃度
センサ109から排気ガス中の酸素濃度を、それぞれ読
み込む(ステップ1800、1801、1802)。
燃焼制御処理を示すジェネラルフローチャートである。
この処理が開始されると、まず、熱式空気流量計102
から吸入空気量を、磁気式検出器110からなるクラン
ク角度センサからエンジンの回転数を、そして酸素濃度
センサ109から排気ガス中の酸素濃度を、それぞれ読
み込む(ステップ1800、1801、1802)。
【0045】次に、これらのパラメータをもとにして基
本燃料量を計算する(ステップ1803)。そして、ステ
ップ1804で理論空燃比領域にあるか否かを判断し、
理論空燃比領域であれば、酸素濃度センサ109の出力
にもとづき空燃比フィードバックを開始し、第1の燃料
量を計算する(ステップ1805、1806)。
本燃料量を計算する(ステップ1803)。そして、ステ
ップ1804で理論空燃比領域にあるか否かを判断し、
理論空燃比領域であれば、酸素濃度センサ109の出力
にもとづき空燃比フィードバックを開始し、第1の燃料
量を計算する(ステップ1805、1806)。
【0046】しかして、理論空燃比領域外であれば、目
標空燃比を検索して希薄燃焼限界である燃焼指標を計算
し(ステップ1807、1808)、次いで希薄燃焼係数
を検索し、それにより希薄燃焼補正係数を計算し、第2
の燃料噴射量を計算する(ステップ1809、181
0、1811)。そして、計算された第1と第2の噴射
量は、ステップ1812で燃料噴射制御手段にセットさ
れ、燃焼噴射弁105の制御に使用される。
標空燃比を検索して希薄燃焼限界である燃焼指標を計算
し(ステップ1807、1808)、次いで希薄燃焼係数
を検索し、それにより希薄燃焼補正係数を計算し、第2
の燃料噴射量を計算する(ステップ1809、181
0、1811)。そして、計算された第1と第2の噴射
量は、ステップ1812で燃料噴射制御手段にセットさ
れ、燃焼噴射弁105の制御に使用される。
【0047】次に、図16は、図6で説明したエンジン
回転数検出処理のジェネラルフローチャートで、まず、
始動直後か否かを判断し(ステップ1900)、始動直後
であれば、カウンタ、フリーランタイマ等を初期化する
(ステップ1901)。その後、カウンタをインクリメン
トし(ステップ1902)、次いでカウンタが閾値以上か
どうかを判断し(ステップ1903)、閾値以上になって
いたときにはフリーランタイマの値をラッチし(ステッ
プ1904)、その値をエンジン制御装置108のCP
Uへ送り(ステップ1905)、その後、フリーランタイ
マ、カウンタをリセットするのである(ステップ190
6、1907)。
回転数検出処理のジェネラルフローチャートで、まず、
始動直後か否かを判断し(ステップ1900)、始動直後
であれば、カウンタ、フリーランタイマ等を初期化する
(ステップ1901)。その後、カウンタをインクリメン
トし(ステップ1902)、次いでカウンタが閾値以上か
どうかを判断し(ステップ1903)、閾値以上になって
いたときにはフリーランタイマの値をラッチし(ステッ
プ1904)、その値をエンジン制御装置108のCP
Uへ送り(ステップ1905)、その後、フリーランタイ
マ、カウンタをリセットするのである(ステップ190
6、1907)。
【0048】次に、図17は、燃焼指標計算のジェネラ
ルフローチャートで、まずステップ2000で、エンジ
ンが始動直後であるか否かを判断し、始動直後であれ
ば、ステップ2003で各々の変数を初期化する。そし
て、初期化終了後は、次の計算タイミングで、図16の
処理で得られている回転変動時間を取り込み、回転数換
算する(ステップ2001)。
ルフローチャートで、まずステップ2000で、エンジ
ンが始動直後であるか否かを判断し、始動直後であれ
ば、ステップ2003で各々の変数を初期化する。そし
て、初期化終了後は、次の計算タイミングで、図16の
処理で得られている回転変動時間を取り込み、回転数換
算する(ステップ2001)。
【0049】ステップ2002では、この回転数にフィ
ルタリングを施し、次いでステップ2004で、このフ
ィルタリングされた回転数を用いて基準回転変動テーブ
ルを検索する。続いて、ステップ2005で、代表回転
変動テーブルのデータと、取り込まれた回転変動とを乗
算し、積算する。これは、位相差90°データについて
も同様に実行する。こうして一定角度のクランク角度分
積算されたらステップ2007でノルムを計算し、続く
ステップ2008で燃焼指標を検索計算するのである。
なお、燃焼指標と燃焼失火を計算する場合でも、ジェネ
ラルフローチャートはほぼ同様であるので、ここでは割
愛する。
ルタリングを施し、次いでステップ2004で、このフ
ィルタリングされた回転数を用いて基準回転変動テーブ
ルを検索する。続いて、ステップ2005で、代表回転
変動テーブルのデータと、取り込まれた回転変動とを乗
算し、積算する。これは、位相差90°データについて
も同様に実行する。こうして一定角度のクランク角度分
積算されたらステップ2007でノルムを計算し、続く
ステップ2008で燃焼指標を検索計算するのである。
なお、燃焼指標と燃焼失火を計算する場合でも、ジェネ
ラルフローチャートはほぼ同様であるので、ここでは割
愛する。
【0050】従って、上記の実施例によれば、安定した
エンジンの希薄燃焼制御を容易に得ることができる。ま
た、エンジンがアイドル状態のときでも燃焼状態を検出
できるので、アイドル時でも確実に失火検出を行うこと
ができる。
エンジンの希薄燃焼制御を容易に得ることができる。ま
た、エンジンがアイドル状態のときでも燃焼状態を検出
できるので、アイドル時でも確実に失火検出を行うこと
ができる。
【0051】ところで、以上の実施例では、エンジンの
回転数を検出する手段として、リングギアと磁気式検出
器を用いているが、自動車用のエンジンでは、ディスト
リビュータ(配電器)に内蔵され、その軸に取付けられた
スリット付円板を用い、このスリットを光源とフォトダ
イオードなどからなる光学式検出器で検出して回転数を
求めるようにした回転数検出器が用いられることがあ
る。
回転数を検出する手段として、リングギアと磁気式検出
器を用いているが、自動車用のエンジンでは、ディスト
リビュータ(配電器)に内蔵され、その軸に取付けられた
スリット付円板を用い、このスリットを光源とフォトダ
イオードなどからなる光学式検出器で検出して回転数を
求めるようにした回転数検出器が用いられることがあ
る。
【0052】従って、本発明でも、このような光学式の
回転検出器を用いて実施が可能なことは言うまでもな
い。
回転検出器を用いて実施が可能なことは言うまでもな
い。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、内燃機関の回転変動の
代表パターンと、その正規直交系のパターンの双方を用
い、それを回転変動に積和するようにしているので、計
算開始のタイミング、及び位相あわせ等を考慮する必要
がないから構成が簡単になり、コストアップの虞れを無
くすことができる。
代表パターンと、その正規直交系のパターンの双方を用
い、それを回転変動に積和するようにしているので、計
算開始のタイミング、及び位相あわせ等を考慮する必要
がないから構成が簡単になり、コストアップの虞れを無
くすことができる。
【0054】また、回転変動の代表パターンとして、各
回転数毎に設置することができるので、高精度のアクセ
ル開度センサなどを用いる必要が無く、過渡変動におい
ても確実に燃焼状態の検出ができ、且つ、アイドル時に
おいても、燃焼状態を検出することができる。
回転数毎に設置することができるので、高精度のアクセ
ル開度センサなどを用いる必要が無く、過渡変動におい
ても確実に燃焼状態の検出ができ、且つ、アイドル時に
おいても、燃焼状態を検出することができる。
【図1】本発明の一実施例による燃焼状態検出の制御ブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】本発明の一実施例が適用されたエンジン制御シ
ステムの一例を示すブロック図である。
ステムの一例を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例におけるエンジン制御装置の
一例を示すブロック図である。
一例を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施例におけるエンジン制御装置の
他の一例を示すブロック図である。
他の一例を示すブロック図である。
【図5】内燃機関の出力軸の回転変動の一例を示す説明
図である。
図である。
【図6】本発明の一実施例における回転変動計測処理の
一例を示す制御ブロック図である。
一例を示す制御ブロック図である。
【図7】図6の処理を説明するためのタイミングチャー
トである。
トである。
【図8】内燃機関の回転変動と空燃比の関係を示す波形
図である。
図である。
【図9】本発明の一実施例において採用される内燃機関
の回転変動の代表パターンの説明図である。
の回転変動の代表パターンの説明図である。
【図10】本発明による燃焼状態検出の基本概念を示す
説明図である。
説明図である。
【図11】本発明による燃焼指標と内燃機関の空燃比と
の関係を示す特性図である。
の関係を示す特性図である。
【図12】本発明の他の一実施例による燃焼状態検出の
制御ブロック図である。
制御ブロック図である。
【図13】本発明の一実施例における内燃機関の回転数
と空燃比それに燃焼指標の関係を示す特性図である。
と空燃比それに燃焼指標の関係を示す特性図である。
【図14】本発明による内燃機関の燃料噴射量制御装置
の一実施例を示すブロック図である。
の一実施例を示すブロック図である。
【図15】本発明による内燃機関の燃料噴射量制御装置
の一実施例の動作を説明するためのジェネラルフローチ
ャートである。
の一実施例の動作を説明するためのジェネラルフローチ
ャートである。
【図16】本発明の一実施例における回転変動取り込み
処理を説明するためのジェネラルフローチャートであ
る。
処理を説明するためのジェネラルフローチャートであ
る。
【図17】本発明の一実施例における燃焼指標計算処理
を説明するためのジェネラルフローチャートである。
を説明するためのジェネラルフローチャートである。
100 内燃機関 102 熱式空気流量計 103 絞り弁開度センサ 105 燃料噴射弁 106 点火栓 107 酸素濃度センサ 108 エンジン制御装置 109 リングギア 110 磁気式検出器
Claims (12)
- 【請求項1】 内燃機関の出力軸の回転数を検出する手
段と、この手段により検出された回転数から回転変動を
検出する手段と、検出した回転変動の代表パターンを記
憶する手段と、前記回転変動の代表パターンの正規直交
系のパターンを記憶する手段と、これら回転変動の代表
パターン及び前記正規直交系のパターンと前記内燃機関
の回転変動から燃焼指標を演算する手段とを設け、この
燃焼指標により内燃機関の燃焼状態を検出するように構
成したことを特徴とする内燃機関の燃焼状態検出装置。 - 【請求項2】 請求項1の発明において、前記内燃機関
の出力軸の回転数を検出する手段が、内燃機関の出力軸
を中心とする同一円周面に沿って等間隔で配列された磁
性体の突起列を有するギヤと、このギアの突起列から一
定間隔をおいて設置された磁気式検出器とで構成されて
いることを特徴とする内燃機関の燃焼状態検出装置。 - 【請求項3】 請求項1の発明において、前記内燃機関
の出力軸の回転数を検出する手段が、内燃機関の出力軸
から回転伝達手段を介して駆動される軸上に設置された
スリットつき円板と、この円板のスリットを検出する光
学式検出器とで構成されていることを特徴とする内燃機
関の燃焼状態検出装置。 - 【請求項4】 請求項1の発明において、前記内燃機関
の回転数変動を検出する手段が、出力軸の一定回転角度
を回転するときの所要時間の時系列変数として回転数変
動を検出するように構成されていることを特徴とする内
燃機関の燃焼状態検出装置。 - 【請求項5】 請求項1の発明において、前記内燃機関
の回転数変動を検出する手段が、一定時間内の内燃機関
の出力軸の回転角度の時系列変数として回転数変動を検
出するように構成されていることを特徴とする内燃機関
の燃焼状態検出装置。 - 【請求項6】 請求項1の発明において、前記出力軸の
回転変動の代表パターンが、内燃機関の実データを記憶
したパターンであることを特徴とする内燃機関の燃焼状
態検出装置。 - 【請求項7】 請求項1の発明において、前記出力軸の
回転変動の代表パターンが、内燃機関の実データを模倣
した三角波パターンであることを特徴とする内燃機関の
燃焼状態検出装置。 - 【請求項8】 請求項1の発明において、前記出力軸の
回転変動の代表パターンが、内燃機関の実データを模倣
した矩形波パターンであることを特徴とする内燃機関の
燃焼状態検出装置。 - 【請求項9】 請求項1の発明において、前記出力軸の
回転変動の代表パターンが、内燃機関の実データを模倣
した正弦波パターンであることを特徴とする内燃機関の
燃焼状態検出装置。 - 【請求項10】 請求項1の発明において、前記燃焼指
標を演算する手段が、出力軸の一定回転角度間での前記
出力軸の回転変動と、前記出力軸の回転変動の代表パタ
ーンの積和と、前記出力軸の回転変動と、前記正規直交
系のパターンの積和の2乗和から燃焼指標を求めるよう
に構成されていることを特徴とする内燃機関の燃焼状態
検出装置。 - 【請求項11】 請求項1〜10の発明において、前記
燃焼指標を表示する手段を設け、燃焼状態がリアルタイ
ムで表示されるように構成されていることを特徴とする
内燃機関の燃焼状態検出装置。 - 【請求項12】 内燃機関の吸入空気量と回転数から燃
料供給量を算出する燃料量算出手段を備えた内燃機関の
制御装置において、請求項1〜11に記載の内燃機関の
燃焼状態検出装置のいずれかを用い、それにより与えら
れる燃焼指標により前記燃料供給量を補正するように構
成したことを特徴とする内燃機関の燃焼制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1270193A JPH06221215A (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 内燃機関の燃焼状態検出装置及び燃焼制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1270193A JPH06221215A (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 内燃機関の燃焼状態検出装置及び燃焼制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06221215A true JPH06221215A (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=11812705
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1270193A Pending JPH06221215A (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 内燃機関の燃焼状態検出装置及び燃焼制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06221215A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005163624A (ja) * | 2003-12-02 | 2005-06-23 | Hitachi Ltd | エンジンコージェネレーションシステム |
| JP2007198368A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-08-09 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関の失火検出装置 |
-
1993
- 1993-01-28 JP JP1270193A patent/JPH06221215A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005163624A (ja) * | 2003-12-02 | 2005-06-23 | Hitachi Ltd | エンジンコージェネレーションシステム |
| JP2007198368A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-08-09 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関の失火検出装置 |
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