JPH06222035A - 検出領域担持テープ、検出要素、検出装置及び検出系 - Google Patents
検出領域担持テープ、検出要素、検出装置及び検出系Info
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- JPH06222035A JPH06222035A JP5092176A JP9217693A JPH06222035A JP H06222035 A JPH06222035 A JP H06222035A JP 5092176 A JP5092176 A JP 5092176A JP 9217693 A JP9217693 A JP 9217693A JP H06222035 A JPH06222035 A JP H06222035A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 検出領域担持テープ、検出要素、検出装置及
び検出系を提供する。 【構成】 検出領域担持テープ10はテープ状基盤1と
その上に長手方向に間隔をあけて配置された複数の独立
検出領域2とからなり、前記検出領域2は、生物学的触
媒を担持する多孔質反応体層3、電極4,4’及び接合
端子5,5’を含む。検出要素はそのテープを収納して
含む外部読取装置接合型である。検出装置及び検出系は
その検出要素や検出領域担持テープを含む。 【効果】 使い捨てテープ側に電極対を設け、繰り返し
使用する装置側では電気信号を受け取るので汚染されに
くく、高精度を維持できる。
び検出系を提供する。 【構成】 検出領域担持テープ10はテープ状基盤1と
その上に長手方向に間隔をあけて配置された複数の独立
検出領域2とからなり、前記検出領域2は、生物学的触
媒を担持する多孔質反応体層3、電極4,4’及び接合
端子5,5’を含む。検出要素はそのテープを収納して
含む外部読取装置接合型である。検出装置及び検出系は
その検出要素や検出領域担持テープを含む。 【効果】 使い捨てテープ側に電極対を設け、繰り返し
使用する装置側では電気信号を受け取るので汚染されに
くく、高精度を維持できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定化酵素などを担持
する多孔質体と電極とからなる複数の独立検出領域を連
続的に配置したテープ;そのテープを収納して含み、外
部読取装置接合型で、使い捨て可能な検出要素;その検
出要素を嵌め込んで、血液や尿などに含まれる検査対象
物を検出することのできる検出装置;及び前記テープを
用いる検出系に関する。
する多孔質体と電極とからなる複数の独立検出領域を連
続的に配置したテープ;そのテープを収納して含み、外
部読取装置接合型で、使い捨て可能な検出要素;その検
出要素を嵌め込んで、血液や尿などに含まれる検査対象
物を検出することのできる検出装置;及び前記テープを
用いる検出系に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭63−165749号公報には、
選択透過膜で被覆された電極を有するバイオセンサが記
載されている。このバイオセンサでは、固定化酵素など
を担持した固定膜テープに血液試料を次々に付けた後、
このテープを選択透過膜被覆電極の上に連続的に移動さ
せる。前記選択透過膜は、試料中の検査対象微量物質と
固定膜中の酵素との反応生成物又は反応消費物のみを透
過するので、それらの変化を電極で検出することができ
る。従って、このバイオセンサでは、試料と接触して酵
素反応を行なう固定膜として、常に新鮮なものを使用す
ることができる。しかしながら、前記固定膜と連続的に
接触する選択透過膜被覆電極は常に同じものであるの
で、選択透過膜や電極が試料で汚染され、検出精度が低
下する欠点があった。検出精度を維持するためには、頻
繁に電極や選択透過膜を洗浄したり、交換することなど
が考えられるが、作業が煩雑になる上、洗浄の効果にも
限界があった。
選択透過膜で被覆された電極を有するバイオセンサが記
載されている。このバイオセンサでは、固定化酵素など
を担持した固定膜テープに血液試料を次々に付けた後、
このテープを選択透過膜被覆電極の上に連続的に移動さ
せる。前記選択透過膜は、試料中の検査対象微量物質と
固定膜中の酵素との反応生成物又は反応消費物のみを透
過するので、それらの変化を電極で検出することができ
る。従って、このバイオセンサでは、試料と接触して酵
素反応を行なう固定膜として、常に新鮮なものを使用す
ることができる。しかしながら、前記固定膜と連続的に
接触する選択透過膜被覆電極は常に同じものであるの
で、選択透過膜や電極が試料で汚染され、検出精度が低
下する欠点があった。検出精度を維持するためには、頻
繁に電極や選択透過膜を洗浄したり、交換することなど
が考えられるが、作業が煩雑になる上、洗浄の効果にも
限界があった。
【0003】また、特開平2−257050号公報に
は、選択透過膜を有する試料透過口を所定の間隔で配置
したテープを、その透過口が固定化酵素電極上を移動で
きるようにした濃度測定装置が記載されている。この装
置では、選択透過膜を移動させるのでこの部分は汚染さ
れないが、固定化酵素電極は繰り返し使用されるので汚
染され、検出精度を維持することは困難であった。
は、選択透過膜を有する試料透過口を所定の間隔で配置
したテープを、その透過口が固定化酵素電極上を移動で
きるようにした濃度測定装置が記載されている。この装
置では、選択透過膜を移動させるのでこの部分は汚染さ
れないが、固定化酵素電極は繰り返し使用されるので汚
染され、検出精度を維持することは困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前記従来
技術の欠点を解消するために種々研究を重ねたところ、
1回の測定にしか使用しないで使い捨てにする固定化酵
素担持テープ側に簡易な電極対を一緒に設け、繰り返し
使用する装置側では電極からの信号だけを受け取る構成
を採用することにより、繰り返し使用する装置側が試料
によって汚染されず、検出精度を高度に維持することが
でき、しかも選択透過膜などを使用する必要もないこと
を見出した。本発明はこうした知見に基づくものであ
る。
技術の欠点を解消するために種々研究を重ねたところ、
1回の測定にしか使用しないで使い捨てにする固定化酵
素担持テープ側に簡易な電極対を一緒に設け、繰り返し
使用する装置側では電極からの信号だけを受け取る構成
を採用することにより、繰り返し使用する装置側が試料
によって汚染されず、検出精度を高度に維持することが
でき、しかも選択透過膜などを使用する必要もないこと
を見出した。本発明はこうした知見に基づくものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、
(A)テープ状基盤と(B)その基盤上に長手方向に間
隔をあけて配置された複数の独立検出領域とからなり、
前記の各独立検出領域が、(1)試料中に含まれる検査
対象物と反応して電極によって検出可能な変化を生じる
ことのできる生物学的触媒を多孔質支持体の表面全体に
担持する多孔質反応体層、(2)前記多孔質反応体層と
接触し、試料中に含まれる検査対象物と生物学的触媒と
の反応による変化を検出することのできる一対の電極、
及び(3)前記電極からの信号を外部読取装置へ送るこ
とのできる接合端子を含むことを特徴とする、検出領域
担持テープに関する。また、本発明は、(1)前記の検
出領域担持テープの収納部、(2)試料受入口、(3)
外部読取装置接合部、(4)移送駆動力を前記の検出領
域担持テープに与える手段との連絡部、(5)使用済の
検出領域担持テープの収容部、並びに(6)前記の移送
駆動力によって前記の検出領域担持テープを前記収納
部、前記試料受入口、前記外部読取装置接合部及び前記
収容部へ順に案内する手段を含むことを特徴とする、検
出要素にも関する。更に、本発明は、(1)前記の検出
要素の設置部、(2)前記検出要素の試料受入口に連絡
する試料採取装置、(3)前記検出要素の外部読取装置
接合部に連絡し、前記の検出領域担持テープの接合端子
からの信号を読取る装置、及び(4)移送駆動力を前記
の検出領域担持テープに与える手段を含むことを特徴と
する、検出装置にも関する。更にまた、本発明は、前記
の検出領域担持テープを用いる検出系であって、その検
出系全体では、(1)前記の検出領域担持テープの収納
部、(2)試料採取装置、(3)その試料採取装置で採
取した試料を前記検出領域担持テープの多孔質反応体層
に供給する手段、(4)電気信号読取装置、(5)前記
検出領域担持テープの接合端子に接触して電極からの信
号を前記電気信号読取装置に送る手段、(6)移送駆動
力を前記の検出領域担持テープに与える手段、(7)検
査済の検出領域担持テープを収容する手段、及び(8)
前記の移送駆動力によって前記の検出領域担持テープを
前記収納部から前記収容部へ順に案内する手段を含み、
そして前記検出系が、(A)少なくとも前記検出領域担
持テープを収納するテープ収納単位と、(B)少なくと
も前記試料採取装置と電気信号読取装置とを含む読取単
位とからなることを特徴とする、前記の検出系にも関す
る。
(A)テープ状基盤と(B)その基盤上に長手方向に間
隔をあけて配置された複数の独立検出領域とからなり、
前記の各独立検出領域が、(1)試料中に含まれる検査
対象物と反応して電極によって検出可能な変化を生じる
ことのできる生物学的触媒を多孔質支持体の表面全体に
担持する多孔質反応体層、(2)前記多孔質反応体層と
接触し、試料中に含まれる検査対象物と生物学的触媒と
の反応による変化を検出することのできる一対の電極、
及び(3)前記電極からの信号を外部読取装置へ送るこ
とのできる接合端子を含むことを特徴とする、検出領域
担持テープに関する。また、本発明は、(1)前記の検
出領域担持テープの収納部、(2)試料受入口、(3)
外部読取装置接合部、(4)移送駆動力を前記の検出領
域担持テープに与える手段との連絡部、(5)使用済の
検出領域担持テープの収容部、並びに(6)前記の移送
駆動力によって前記の検出領域担持テープを前記収納
部、前記試料受入口、前記外部読取装置接合部及び前記
収容部へ順に案内する手段を含むことを特徴とする、検
出要素にも関する。更に、本発明は、(1)前記の検出
要素の設置部、(2)前記検出要素の試料受入口に連絡
する試料採取装置、(3)前記検出要素の外部読取装置
接合部に連絡し、前記の検出領域担持テープの接合端子
からの信号を読取る装置、及び(4)移送駆動力を前記
の検出領域担持テープに与える手段を含むことを特徴と
する、検出装置にも関する。更にまた、本発明は、前記
の検出領域担持テープを用いる検出系であって、その検
出系全体では、(1)前記の検出領域担持テープの収納
部、(2)試料採取装置、(3)その試料採取装置で採
取した試料を前記検出領域担持テープの多孔質反応体層
に供給する手段、(4)電気信号読取装置、(5)前記
検出領域担持テープの接合端子に接触して電極からの信
号を前記電気信号読取装置に送る手段、(6)移送駆動
力を前記の検出領域担持テープに与える手段、(7)検
査済の検出領域担持テープを収容する手段、及び(8)
前記の移送駆動力によって前記の検出領域担持テープを
前記収納部から前記収容部へ順に案内する手段を含み、
そして前記検出系が、(A)少なくとも前記検出領域担
持テープを収納するテープ収納単位と、(B)少なくと
も前記試料採取装置と電気信号読取装置とを含む読取単
位とからなることを特徴とする、前記の検出系にも関す
る。
【0006】本発明による検出領域担持テープの代表的
態様を図1及び図2(図2は図1のAA線断面図であ
る)に示す。検出領域担持テープ10は、テープ状基盤
1と、その上に形成された独立検出領域2とからなる。
独立検出領域2は、テープ状基盤1の長手方向に間隔を
あけてそれぞれ不連続に独立して複数個が配置されてい
る。各々の独立検出領域2は、多孔質反応体層3と、一
対の電極4,4’と、接合端子5,5’とを含む。本発
明による検出領域担持テープ10においては、必要に応
じて各々の独立検出領域2の間に緩衝領域6を設けるこ
とができる。この場合、独立検出領域2と緩衝領域6と
の間に液体試料の透過を防止するバリヤー部7を設け、
独立検出領域2相互間の影響を避けるのが好ましい。ま
た、多孔質反応体層3と接合端子5との間には、絶縁層
8を設ける。更に必要により、テープ状基盤1の両耳部
にピッチガイド穴9を設けることもできる。
態様を図1及び図2(図2は図1のAA線断面図であ
る)に示す。検出領域担持テープ10は、テープ状基盤
1と、その上に形成された独立検出領域2とからなる。
独立検出領域2は、テープ状基盤1の長手方向に間隔を
あけてそれぞれ不連続に独立して複数個が配置されてい
る。各々の独立検出領域2は、多孔質反応体層3と、一
対の電極4,4’と、接合端子5,5’とを含む。本発
明による検出領域担持テープ10においては、必要に応
じて各々の独立検出領域2の間に緩衝領域6を設けるこ
とができる。この場合、独立検出領域2と緩衝領域6と
の間に液体試料の透過を防止するバリヤー部7を設け、
独立検出領域2相互間の影響を避けるのが好ましい。ま
た、多孔質反応体層3と接合端子5との間には、絶縁層
8を設ける。更に必要により、テープ状基盤1の両耳部
にピッチガイド穴9を設けることもできる。
【0007】テープ状基盤1は、電気絶縁性で耐湿性の
ポリエステルフィルム、ポリオレフィンフィルムなどの
シート状材料からなる。電極4は銀やカーボンなどのペ
ーストをプリントしたり、銅などからなるプリント回路
に白金などの金属をメッキすることによって基盤1上に
設けることができる。電極対4,4’と接合端子5とを
同時に形成すると製造工程が簡単になるので好ましい。
電極対4,4’と多孔質反応体層3とは、互いに少なく
とも1部分が接触していればよい。多孔質反応体層3を
形成する多孔質支持体の材質は特に制限されるものでは
ないが、繊維集合体(例えば、不織布、フェルト、織
物、編み物)若しくは発泡体又はこれらの複合体が好ま
しく、不織布は3次元的な立体構造を有し、吸液性が良
いので特に好ましい。なお、図示していないが、検査対
象物に含まれる夾雑物質や反応を妨害する粒子などを除
去する目的で、多孔質反応体層3の上に、メンブレンフ
ィルター、ろ紙などの分離フィルターを設けてもよい。
接合端子5,5’は、電極対4,4’と電気的に連絡す
るが、多孔質反応体層3とは絶縁層8によって、電気的
に絶縁される。絶縁層8は、テープ状基盤1上に長手方
向に連続して、もしくは不連続に、各電極対4,4’の
一部を接合端子5,5’と電極対4,4’とを仕切るよ
うに覆うのが好ましく、多孔質反応体層3は、その絶縁
層8に覆われていない電極対4,4’の上に積層するの
が好ましい。
ポリエステルフィルム、ポリオレフィンフィルムなどの
シート状材料からなる。電極4は銀やカーボンなどのペ
ーストをプリントしたり、銅などからなるプリント回路
に白金などの金属をメッキすることによって基盤1上に
設けることができる。電極対4,4’と接合端子5とを
同時に形成すると製造工程が簡単になるので好ましい。
電極対4,4’と多孔質反応体層3とは、互いに少なく
とも1部分が接触していればよい。多孔質反応体層3を
形成する多孔質支持体の材質は特に制限されるものでは
ないが、繊維集合体(例えば、不織布、フェルト、織
物、編み物)若しくは発泡体又はこれらの複合体が好ま
しく、不織布は3次元的な立体構造を有し、吸液性が良
いので特に好ましい。なお、図示していないが、検査対
象物に含まれる夾雑物質や反応を妨害する粒子などを除
去する目的で、多孔質反応体層3の上に、メンブレンフ
ィルター、ろ紙などの分離フィルターを設けてもよい。
接合端子5,5’は、電極対4,4’と電気的に連絡す
るが、多孔質反応体層3とは絶縁層8によって、電気的
に絶縁される。絶縁層8は、テープ状基盤1上に長手方
向に連続して、もしくは不連続に、各電極対4,4’の
一部を接合端子5,5’と電極対4,4’とを仕切るよ
うに覆うのが好ましく、多孔質反応体層3は、その絶縁
層8に覆われていない電極対4,4’の上に積層するの
が好ましい。
【0008】緩衝領域6は、多孔質反応体層3と別に形
成してもよいが、多孔質反応体層3を連続的にテープ状
基盤1上に形成し、その一部領域を緩衝領域6として使
用すると、製造工程が簡単なので好ましい。緩衝領域6
は独立検出領域2間の液体試料の移行を防止するだけで
なく、先行する独立検出領域2に供給された液体試料が
検出装置に付着した場合にそれらを払拭するクリーニン
グ作用も有する。バリヤー部7は、例えば多孔質反応体
層3をヒートシールすることによって形成することがで
きる。従って、検出領域担持テープ10の好ましい態様
によれば、テープ状基盤1の上に長手方向に連続的に設
けた多孔質反応体層3を、一定区域毎にヒートシール等
からなるバリヤー部7によって仕切ることによって独立
検出領域2と緩衝領域6とを交互に連続的に配置し、電
極対4,4’を含む領域を独立検出領域2として用い、
電極対4,4’を含まない領域を緩衝領域6として用い
る。なお、パルスモーター等を用いてテープを一定距離
ごとに間欠的に移送する場合にはピッチガイド穴9を設
ける必要はない。
成してもよいが、多孔質反応体層3を連続的にテープ状
基盤1上に形成し、その一部領域を緩衝領域6として使
用すると、製造工程が簡単なので好ましい。緩衝領域6
は独立検出領域2間の液体試料の移行を防止するだけで
なく、先行する独立検出領域2に供給された液体試料が
検出装置に付着した場合にそれらを払拭するクリーニン
グ作用も有する。バリヤー部7は、例えば多孔質反応体
層3をヒートシールすることによって形成することがで
きる。従って、検出領域担持テープ10の好ましい態様
によれば、テープ状基盤1の上に長手方向に連続的に設
けた多孔質反応体層3を、一定区域毎にヒートシール等
からなるバリヤー部7によって仕切ることによって独立
検出領域2と緩衝領域6とを交互に連続的に配置し、電
極対4,4’を含む領域を独立検出領域2として用い、
電極対4,4’を含まない領域を緩衝領域6として用い
る。なお、パルスモーター等を用いてテープを一定距離
ごとに間欠的に移送する場合にはピッチガイド穴9を設
ける必要はない。
【0009】また、図1及び図2には示していないが、
本発明の検出領域担持テープを調製してから実際に使用
するまでの貯蔵期間に、多孔質反応体層が気体又は液体
等と接触して、汚染されたり検出機能が低下することを
防止するために、簡単に除去可能な保護フィルムを多孔
質反応体層の上に設けるのが好ましい。この場合、本発
明の検出領域担持テープを使用する直前に、この保護フ
ィルムを除去し、多孔質反応体層を露出させる。保護フ
ィルムは、多孔質反応体層の上にのみ不連続に設けても
よいが、例えば、前記図1及び図2に示す検出領域担持
テープに保護フィルムを設ける場合には、検出領域担持
テープの多孔質反応体層担持面の全領域又はピッチガイ
ド穴9以外の全領域を連続的に覆う剥離テープの形態で
設けるのが、配設及び剥離操作が簡単なので好ましい。
粘着剤を利用して、この連続的な剥離型の保護フィルム
テープを調製する場合には、検出領域担持テープ上に担
持されている多孔質反応体層等が、保護フィルムテープ
を剥離する際に保護フィルムテープと一緒に剥離しない
ようにする必要がある。保護フィルムとしては、ガス及
び/又は液体バリヤー性を有する合成樹脂製フィルム、
例えば、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、
又はポリオレフィン系樹脂からなり、厚みが約10〜1
00μmのフィルムを用いることができる。
本発明の検出領域担持テープを調製してから実際に使用
するまでの貯蔵期間に、多孔質反応体層が気体又は液体
等と接触して、汚染されたり検出機能が低下することを
防止するために、簡単に除去可能な保護フィルムを多孔
質反応体層の上に設けるのが好ましい。この場合、本発
明の検出領域担持テープを使用する直前に、この保護フ
ィルムを除去し、多孔質反応体層を露出させる。保護フ
ィルムは、多孔質反応体層の上にのみ不連続に設けても
よいが、例えば、前記図1及び図2に示す検出領域担持
テープに保護フィルムを設ける場合には、検出領域担持
テープの多孔質反応体層担持面の全領域又はピッチガイ
ド穴9以外の全領域を連続的に覆う剥離テープの形態で
設けるのが、配設及び剥離操作が簡単なので好ましい。
粘着剤を利用して、この連続的な剥離型の保護フィルム
テープを調製する場合には、検出領域担持テープ上に担
持されている多孔質反応体層等が、保護フィルムテープ
を剥離する際に保護フィルムテープと一緒に剥離しない
ようにする必要がある。保護フィルムとしては、ガス及
び/又は液体バリヤー性を有する合成樹脂製フィルム、
例えば、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、
又はポリオレフィン系樹脂からなり、厚みが約10〜1
00μmのフィルムを用いることができる。
【0010】多孔質反応体層3は上記のように検出領域
担持テープ10の長手方向に連続していてもよいが、場
合によっては不連続に形成されていてもよく、例えば、
図3に示すように、多孔質反応体層3の小片を各電極対
4,4’の上に貼着したものであってもよい。図3に示
す3つの独立検出領域2(A,B,C)において、Aは
一対の電極4,4’及び接合端子5,5’の上に絶縁層
8を設け、更にその上に円形小片の多孔質反応体層3を
設けた完全な独立検出領域の状態を示し、Bはその完全
な独立検出領域の状態から多孔質反応体層3と絶縁層8
を取り除いて、電極4,4’及び接合端子5,5’の態
様を示すものであり、更にCは多孔質反応体層3の一部
を切り欠いて示すものである。なお、3つの独立検出領
域2(A,B,C)はいずれも、連続的な剥離型の保護
フィルム37によって、使用直前まで保護するのが好ま
しい。
担持テープ10の長手方向に連続していてもよいが、場
合によっては不連続に形成されていてもよく、例えば、
図3に示すように、多孔質反応体層3の小片を各電極対
4,4’の上に貼着したものであってもよい。図3に示
す3つの独立検出領域2(A,B,C)において、Aは
一対の電極4,4’及び接合端子5,5’の上に絶縁層
8を設け、更にその上に円形小片の多孔質反応体層3を
設けた完全な独立検出領域の状態を示し、Bはその完全
な独立検出領域の状態から多孔質反応体層3と絶縁層8
を取り除いて、電極4,4’及び接合端子5,5’の態
様を示すものであり、更にCは多孔質反応体層3の一部
を切り欠いて示すものである。なお、3つの独立検出領
域2(A,B,C)はいずれも、連続的な剥離型の保護
フィルム37によって、使用直前まで保護するのが好ま
しい。
【0011】図3に示す態様の場合、多孔質反応体層3
を所定形状の小片に裁断し、それを各電極対上の所定の
位置に貼着しなければならないが、反面、多孔質反応体
層3の反応に寄与しない緩衝領域のような部分がないの
で、生物学的触媒が無駄なく有効に利用される。また、
多孔質反応体層3の小片と小片との間には、多孔質支持
体は存在しないため、試料溶液が隣の多孔質反応体層3
の小片に移動する心配はないためバリヤー部も設ける必
要がない。更に、多孔質支持体の小片を各電極対の上に
貼着した後に、生物学的触媒を溶液の状態で付与し、乾
燥して多孔質反応体層3を形成するようにすれば、各独
立検出領域における生物学的触媒の量を正確にコントロ
ールでき、生物学的触媒が均一に分散した多孔質反応体
層3が得られるのでよい。
を所定形状の小片に裁断し、それを各電極対上の所定の
位置に貼着しなければならないが、反面、多孔質反応体
層3の反応に寄与しない緩衝領域のような部分がないの
で、生物学的触媒が無駄なく有効に利用される。また、
多孔質反応体層3の小片と小片との間には、多孔質支持
体は存在しないため、試料溶液が隣の多孔質反応体層3
の小片に移動する心配はないためバリヤー部も設ける必
要がない。更に、多孔質支持体の小片を各電極対の上に
貼着した後に、生物学的触媒を溶液の状態で付与し、乾
燥して多孔質反応体層3を形成するようにすれば、各独
立検出領域における生物学的触媒の量を正確にコントロ
ールでき、生物学的触媒が均一に分散した多孔質反応体
層3が得られるのでよい。
【0012】本発明の検出領域担持テープ10の独立検
出領域2に用いられる多孔質反応体層3を構成する多孔
質支持体の表面全体には、生物学的触媒を担持させる。
生物学的触媒は、試料中に含まれる検査対象物と反応し
て電極4によって検出可能な変化を生じることができる
ものであればよく、例えば、酵素、抗体、オルガネラ、
微生物又は動植物細胞を用いることができる。本発明で
は、検査対象物の種類に応じて生物学的触媒を選択す
る。生物学的触媒として、各独立検出領域2に同じもの
を設けても、又は各独立検出領域2毎に或いは1群の独
立検出領域2毎に異なるものを設けてもよい。検査対象
物と1種又はそれ以上の生物学的触媒(特には酵素)と
の反応により、最終的に過酸化水素、又はアンモニアを
発生する組合せを選択するのが好ましい。それらの組合
せとしては既に多くの例が知られているが、代表例を挙
げると、グルコース−グルコースオキシダーゼ(過酸化
水素)、ピルビン酸−ピルビン酸オキシダーゼ(過酸化
水素)、尿酸−ウリカーゼ(過酸化水素)、尿素−ウレ
アーゼ(アンモニア)、中性脂肪−リパーゼとグリセロ
ールオキシダーゼ(過酸化水素)、コレステロール−コ
レステロールオキシダーゼ(過酸化水素)、Lアミノ酸
−Lアミノ酸オキシダーゼ(過酸化水素)、エタノール
−アルコールオキシダーゼ(過酸化水素)、抗体タンパ
ク−抗体とペルオキシダーゼなどがある。また、検査対
象物と生物学的触媒との反応生成物の種類に応じて電極
を選択する。例えば、過酸化水素生成反応に対しては白
金、金、銀や炭素などの電極を用いて定電位電解法によ
り反応を検出することができる。また、アンモニア生成
反応に対してはアンモニア電極やイオン選択性電界効果
トランジスタ(FET)電極など好適に利用することが
できる。
出領域2に用いられる多孔質反応体層3を構成する多孔
質支持体の表面全体には、生物学的触媒を担持させる。
生物学的触媒は、試料中に含まれる検査対象物と反応し
て電極4によって検出可能な変化を生じることができる
ものであればよく、例えば、酵素、抗体、オルガネラ、
微生物又は動植物細胞を用いることができる。本発明で
は、検査対象物の種類に応じて生物学的触媒を選択す
る。生物学的触媒として、各独立検出領域2に同じもの
を設けても、又は各独立検出領域2毎に或いは1群の独
立検出領域2毎に異なるものを設けてもよい。検査対象
物と1種又はそれ以上の生物学的触媒(特には酵素)と
の反応により、最終的に過酸化水素、又はアンモニアを
発生する組合せを選択するのが好ましい。それらの組合
せとしては既に多くの例が知られているが、代表例を挙
げると、グルコース−グルコースオキシダーゼ(過酸化
水素)、ピルビン酸−ピルビン酸オキシダーゼ(過酸化
水素)、尿酸−ウリカーゼ(過酸化水素)、尿素−ウレ
アーゼ(アンモニア)、中性脂肪−リパーゼとグリセロ
ールオキシダーゼ(過酸化水素)、コレステロール−コ
レステロールオキシダーゼ(過酸化水素)、Lアミノ酸
−Lアミノ酸オキシダーゼ(過酸化水素)、エタノール
−アルコールオキシダーゼ(過酸化水素)、抗体タンパ
ク−抗体とペルオキシダーゼなどがある。また、検査対
象物と生物学的触媒との反応生成物の種類に応じて電極
を選択する。例えば、過酸化水素生成反応に対しては白
金、金、銀や炭素などの電極を用いて定電位電解法によ
り反応を検出することができる。また、アンモニア生成
反応に対してはアンモニア電極やイオン選択性電界効果
トランジスタ(FET)電極など好適に利用することが
できる。
【0013】生物学的触媒を多孔質支持体に担持させる
方法としては、任意の方法を利用することができるが、
例えば、多孔質支持体の表面に直接又は間接に生物学的
触媒を共有結合又はイオン結合などにより結合させる担
体結合法(例えば、特開昭60-224618 号公報記載の方
法)や、絹フィブロインなどの高分子ゲルの格子内や樹
脂膜内に生物学的触媒を閉じ込めて固定化する包括法
(特開平2-245189号又は特開昭60-120988 号各公報記載
の方法)などを使用することができる。また、生物学的
触媒を界面活性剤や安定化剤とともに、多孔質支持体に
付着させる方法も有用である。
方法としては、任意の方法を利用することができるが、
例えば、多孔質支持体の表面に直接又は間接に生物学的
触媒を共有結合又はイオン結合などにより結合させる担
体結合法(例えば、特開昭60-224618 号公報記載の方
法)や、絹フィブロインなどの高分子ゲルの格子内や樹
脂膜内に生物学的触媒を閉じ込めて固定化する包括法
(特開平2-245189号又は特開昭60-120988 号各公報記載
の方法)などを使用することができる。また、生物学的
触媒を界面活性剤や安定化剤とともに、多孔質支持体に
付着させる方法も有用である。
【0014】本発明の検出領域担持テープ10を用いて
各種の検出要素を構成することができる。その代表的態
様を図4及び図5に示す。オーディオカセットテープ型
の検出要素20は、ケーシング21内に、前記検出領域
担持テープ10の収容部22、試料受入口23、外部読
取装置接合部24、ピッチ送りガイドロールやパルスモ
ーターとの連絡部25、使用済の検出領域担持テープの
収容部26、並びに前記の検出領域担持テープの案内手
段27を含む。更に、検出領域担持テープ10が保護フ
ィルムテープ37を担持する場合には、剥離後の保護フ
ィルムテープ37の案内手段38及びその収容部(図示
の態様では、検出領域担持テープの収容部26を兼用)
を含む。
各種の検出要素を構成することができる。その代表的態
様を図4及び図5に示す。オーディオカセットテープ型
の検出要素20は、ケーシング21内に、前記検出領域
担持テープ10の収容部22、試料受入口23、外部読
取装置接合部24、ピッチ送りガイドロールやパルスモ
ーターとの連絡部25、使用済の検出領域担持テープの
収容部26、並びに前記の検出領域担持テープの案内手
段27を含む。更に、検出領域担持テープ10が保護フ
ィルムテープ37を担持する場合には、剥離後の保護フ
ィルムテープ37の案内手段38及びその収容部(図示
の態様では、検出領域担持テープの収容部26を兼用)
を含む。
【0015】リール28に巻かれて収容されている検出
領域担持テープ10は、保護フィルムテープ37と別れ
た後、ピッチガイド穴9に噛み合うピッチ送りガイドロ
ール29の間欠的回転に伴って、ローラ27を経て試料
受入口23に移送され一時的に停止する。この一時的停
止の際に、試料供給ノズル30から、独立検出領域2の
多孔質反応体層3上に試料を滴下する。試料受入口23
の内側に支持台31を設けるのが好ましい。続いて、ピ
ッチ送りガイドロール29を回転させて前記試料が滴下
された独立検出領域2を外部読取装置接合部24に移送
して一時的に停止する。ここで、検出領域担持テープ1
0の接続端子5,5’に、外部読取装置32に連絡する
読取ヘッド33の先端に設けた接続端子34,34’を
接触させる。接合部24の内側にも支持台35を設ける
のが好ましい。検査終了後、ピッチ送りガイドロール2
9を回転させて検出領域担持テープ10を、ローラ27
を経て、リール36に巻き取る。
領域担持テープ10は、保護フィルムテープ37と別れ
た後、ピッチガイド穴9に噛み合うピッチ送りガイドロ
ール29の間欠的回転に伴って、ローラ27を経て試料
受入口23に移送され一時的に停止する。この一時的停
止の際に、試料供給ノズル30から、独立検出領域2の
多孔質反応体層3上に試料を滴下する。試料受入口23
の内側に支持台31を設けるのが好ましい。続いて、ピ
ッチ送りガイドロール29を回転させて前記試料が滴下
された独立検出領域2を外部読取装置接合部24に移送
して一時的に停止する。ここで、検出領域担持テープ1
0の接続端子5,5’に、外部読取装置32に連絡する
読取ヘッド33の先端に設けた接続端子34,34’を
接触させる。接合部24の内側にも支持台35を設ける
のが好ましい。検査終了後、ピッチ送りガイドロール2
9を回転させて検出領域担持テープ10を、ローラ27
を経て、リール36に巻き取る。
【0016】一方、保護フィルムテープ37は、ローラ
38を経てリール36に巻き取る。保護フィルムテープ
37の巻取りリールは、使用済検出領域担持テープ10
の巻取りリール36と別途設けてもよいが、両者を兼用
すると部品点数が減り、スペースも小さくすることがで
きる。ピッチ送りガイドロール29の回転及び停止、試
料供給ノズル30による試料の滴下、及び読取ヘッド3
3と接合端子5,5’との接触は、適当な制御装置によ
って同調させる。
38を経てリール36に巻き取る。保護フィルムテープ
37の巻取りリールは、使用済検出領域担持テープ10
の巻取りリール36と別途設けてもよいが、両者を兼用
すると部品点数が減り、スペースも小さくすることがで
きる。ピッチ送りガイドロール29の回転及び停止、試
料供給ノズル30による試料の滴下、及び読取ヘッド3
3と接合端子5,5’との接触は、適当な制御装置によ
って同調させる。
【0017】図4及び図5の態様ではピッチ送りガイド
ロールやパルスモーターとの連絡部25を外部読取装置
接合部24の後ろに設けたが、試料受入口23の前や、
試料受入口23と外部読取装置接合部24との間に設け
てもよい。なお、外部読取装置接合部24は必ずしも図
5のように検出領域担持テープ10の上にくるように設
ける必要はなく、例えば、試料受入口23の近傍に設け
てもよい。この場合、試料受入口23で試料を供給する
位置において、検出領域担持テープの接続端子5,5’
と接触可能な電気信号伝達手段をケーシング21内に設
ければよい。電気信号伝達手段は、通電可能な材料の両
端に接続端子を設けたものが望ましく、これにより、一
方の端部を検出領域担持テープの接続端子5,5’と接
続させ、他方の端部を外部読取装置接合部24として読
取ヘッド33の先端に設けた接続端子34,34’と接
触させることができる。このようにすれば、予め電極対
4,4’間に電位を印加しておくことによって、試料を
多孔質反応体層3に付着すると同時に反応を検出するこ
とができ、試料受入口23から外部読取装置接合部24
へのテープの移送による検出誤差を無くすことができ
る。リール28及び36の上部に透明材料で形成した窓
39を設け、未使用検出領域担持テープ10の残量の確
認ができるようにするのが好ましい。また、前記の外部
読取装置32としては定電位電解装置などを好適に用い
ることができ、これに適当な記録及び/又は表示装置を
連絡して設けるのが好ましい。
ロールやパルスモーターとの連絡部25を外部読取装置
接合部24の後ろに設けたが、試料受入口23の前や、
試料受入口23と外部読取装置接合部24との間に設け
てもよい。なお、外部読取装置接合部24は必ずしも図
5のように検出領域担持テープ10の上にくるように設
ける必要はなく、例えば、試料受入口23の近傍に設け
てもよい。この場合、試料受入口23で試料を供給する
位置において、検出領域担持テープの接続端子5,5’
と接触可能な電気信号伝達手段をケーシング21内に設
ければよい。電気信号伝達手段は、通電可能な材料の両
端に接続端子を設けたものが望ましく、これにより、一
方の端部を検出領域担持テープの接続端子5,5’と接
続させ、他方の端部を外部読取装置接合部24として読
取ヘッド33の先端に設けた接続端子34,34’と接
触させることができる。このようにすれば、予め電極対
4,4’間に電位を印加しておくことによって、試料を
多孔質反応体層3に付着すると同時に反応を検出するこ
とができ、試料受入口23から外部読取装置接合部24
へのテープの移送による検出誤差を無くすことができ
る。リール28及び36の上部に透明材料で形成した窓
39を設け、未使用検出領域担持テープ10の残量の確
認ができるようにするのが好ましい。また、前記の外部
読取装置32としては定電位電解装置などを好適に用い
ることができ、これに適当な記録及び/又は表示装置を
連絡して設けるのが好ましい。
【0018】図4に示した検出要素は、その検出要素の
設置部と、前記検出要素の試料受入口に連絡する試料採
取装置と、前記検出要素の外部読取装置接合部に連絡
し、前記の検出領域担持テープの接合端子からの信号を
読取る装置と、移送駆動力を前記の検出領域担持テープ
に与える手段とを含む検出装置と組み合わせて用いるこ
とができる。この検出装置は、例えば病院などの集中検
査室などで、試料採取装置を便器ボウル内に取り付けれ
ば、尿試料に手を触れずに尿の検査を行うことができ
る。
設置部と、前記検出要素の試料受入口に連絡する試料採
取装置と、前記検出要素の外部読取装置接合部に連絡
し、前記の検出領域担持テープの接合端子からの信号を
読取る装置と、移送駆動力を前記の検出領域担持テープ
に与える手段とを含む検出装置と組み合わせて用いるこ
とができる。この検出装置は、例えば病院などの集中検
査室などで、試料採取装置を便器ボウル内に取り付けれ
ば、尿試料に手を触れずに尿の検査を行うことができ
る。
【0019】本発明は、前記検出領域担持テープを用い
る各種の検出系にも関する。この検出系は、(A)前記
検出領域担持テープを収納し、1回の検出にのみ使用す
る使い捨て型のテープ収納単位と、(B)少なくとも試
料採取装置と電気信号読取装置とを含む読取単位との組
み合わせからなり、前記テープ収納単位(A)の構成を
変化させると、もう一方の読取単位(B)の構成も変化
する。最も簡単な構造のテープ収納単位(A)は、円筒
形ケーシング内に検出領域担持テープをロール状に収納
し、検出領域担持テープの先端を円筒形ケーシングの側
面に設けたスリットから取り出し可能にした、ロール写
真フィルムパトローネ型のものである。この場合には、
読取単位(B)内に、前記の試料採取装置や前記の電気
信号読取装置に加え、その試料採取装置で採取した試料
を前記検出領域担持テープの多孔質反応体層に供給する
手段、前記検出領域担持テープの接合端子に接触して電
極からの信号を前記電気信号読取装置に送る手段、移送
駆動力を前記の検出領域担持テープに与える手段、検査
済の検出領域担持テープを収容する手段又は切り離して
廃棄する手段、及び前記の移送駆動力によって前記の検
出領域担持テープを前記収納部から前記収容部へ順に案
内する手段を配置する。使用済の検出領域担持テープ
を、好ましくは前記収容部に設けた袋に集め、袋ごと廃
棄するのが好ましい。一方、テープ収納単位(A)に各
種の手段を備えた1例が図4及び図5に示した前記検出
要素20である。従って、前記のロール写真フィルムパ
トローネ型のテープ収納単位(A)から検出要素20型
のテープ収納単位(A)までの間に種々の変形があり、
それらに応じてもう一方の読取単位(B)の構成も変化
する。
る各種の検出系にも関する。この検出系は、(A)前記
検出領域担持テープを収納し、1回の検出にのみ使用す
る使い捨て型のテープ収納単位と、(B)少なくとも試
料採取装置と電気信号読取装置とを含む読取単位との組
み合わせからなり、前記テープ収納単位(A)の構成を
変化させると、もう一方の読取単位(B)の構成も変化
する。最も簡単な構造のテープ収納単位(A)は、円筒
形ケーシング内に検出領域担持テープをロール状に収納
し、検出領域担持テープの先端を円筒形ケーシングの側
面に設けたスリットから取り出し可能にした、ロール写
真フィルムパトローネ型のものである。この場合には、
読取単位(B)内に、前記の試料採取装置や前記の電気
信号読取装置に加え、その試料採取装置で採取した試料
を前記検出領域担持テープの多孔質反応体層に供給する
手段、前記検出領域担持テープの接合端子に接触して電
極からの信号を前記電気信号読取装置に送る手段、移送
駆動力を前記の検出領域担持テープに与える手段、検査
済の検出領域担持テープを収容する手段又は切り離して
廃棄する手段、及び前記の移送駆動力によって前記の検
出領域担持テープを前記収納部から前記収容部へ順に案
内する手段を配置する。使用済の検出領域担持テープ
を、好ましくは前記収容部に設けた袋に集め、袋ごと廃
棄するのが好ましい。一方、テープ収納単位(A)に各
種の手段を備えた1例が図4及び図5に示した前記検出
要素20である。従って、前記のロール写真フィルムパ
トローネ型のテープ収納単位(A)から検出要素20型
のテープ収納単位(A)までの間に種々の変形があり、
それらに応じてもう一方の読取単位(B)の構成も変化
する。
【0020】本発明の検出装置或いは検出系は、任意の
試料に含まれる各種の生物学的検査対象物の検出及び定
量に用いることができるが、特には生物学的液体試料、
例えば、血液、血清、血漿などに含まれる脂質(例え
ば、コレステロール、リン脂質、中性脂肪)、糖又は窒
素化合物(例えば、尿素、尿酸、クレアチニン)、ホル
モン(例えば、成長ホルモン、黄体化ホルモン、副腎皮
質刺激ホルモン、インスリン、ガストリン)、各種マー
カータンパク(例えば、腫瘍マーカー)、尿などに含ま
れる糖、窒素化合物(例えば、尿酸、尿素態窒素)の検
出及び定量に用いる。本発明の検出要素で検査を実施す
る前に、場合により、生物学的液体試料を生理食塩水な
どで希釈したり、血球などの粒子を分離除去したり、血
液凝固防止剤などの薬剤で処理することもできる。
試料に含まれる各種の生物学的検査対象物の検出及び定
量に用いることができるが、特には生物学的液体試料、
例えば、血液、血清、血漿などに含まれる脂質(例え
ば、コレステロール、リン脂質、中性脂肪)、糖又は窒
素化合物(例えば、尿素、尿酸、クレアチニン)、ホル
モン(例えば、成長ホルモン、黄体化ホルモン、副腎皮
質刺激ホルモン、インスリン、ガストリン)、各種マー
カータンパク(例えば、腫瘍マーカー)、尿などに含ま
れる糖、窒素化合物(例えば、尿酸、尿素態窒素)の検
出及び定量に用いる。本発明の検出要素で検査を実施す
る前に、場合により、生物学的液体試料を生理食塩水な
どで希釈したり、血球などの粒子を分離除去したり、血
液凝固防止剤などの薬剤で処理することもできる。
【0021】
【発明の効果】本発明の検出領域担持テープは、1回の
測定にしか使用しないで使い捨てにする固定化酵素担持
テープ側に簡易な電極対を一緒に担持してなり、それと
組み合わせて繰り返し使用する装置側では電極からの電
気信号だけを受け取る構成を採用することにより、繰り
返し使用する装置側が試料によって汚染されにくく、検
出精度を高度に維持することができ、しかも選択透過膜
などを使用する必要もない。また、本発明の検出要素を
用いると、試料に直接手を触れることなく連続的な検査
を簡便に実施することができる。更に、本発明では前記
の検出領域担持テープを利用して各種の検出系を構成す
ることができる。
測定にしか使用しないで使い捨てにする固定化酵素担持
テープ側に簡易な電極対を一緒に担持してなり、それと
組み合わせて繰り返し使用する装置側では電極からの電
気信号だけを受け取る構成を採用することにより、繰り
返し使用する装置側が試料によって汚染されにくく、検
出精度を高度に維持することができ、しかも選択透過膜
などを使用する必要もない。また、本発明の検出要素を
用いると、試料に直接手を触れることなく連続的な検査
を簡便に実施することができる。更に、本発明では前記
の検出領域担持テープを利用して各種の検出系を構成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による検出領域担持テープの一態様の一
部を切り欠いて示す部分平面図である。
部を切り欠いて示す部分平面図である。
【図2】図1のAA線断面図である。
【図3】本発明による検出領域担持テープの別の態様の
一部を切り欠いて示す部分平面図である。
一部を切り欠いて示す部分平面図である。
【図4】本発明による検出要素の一態様の斜視図であ
る。
る。
【図5】図4の検出要素を、本発明の検出装置内に組み
込んで使用する状態を模式的に示す断面図である。
込んで使用する状態を模式的に示す断面図である。
1・・テープ状基盤;2・・独立検出領域;3・・多孔
質反応体層;4・・電極;5・・接合端子;10・・検
出領域担持テープ;20・・検出要素;22・・検出領
域担持テープの収容部;23・・試料受入口;24・・
外部読取装置接合部;25・・ピッチ送りガイドロール
連絡部;26・・使用済検出領域担持テープ収容部;2
7・・検出領域担持テープの案内手段;30・・試料供
給ノズル;32・・読取装置;33・・読取ヘッド;3
7・・保護フィルム。
質反応体層;4・・電極;5・・接合端子;10・・検
出領域担持テープ;20・・検出要素;22・・検出領
域担持テープの収容部;23・・試料受入口;24・・
外部読取装置接合部;25・・ピッチ送りガイドロール
連絡部;26・・使用済検出領域担持テープ収容部;2
7・・検出領域担持テープの案内手段;30・・試料供
給ノズル;32・・読取装置;33・・読取ヘッド;3
7・・保護フィルム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 27/327 27/416
Claims (4)
- 【請求項1】 (A)テープ状基盤と(B)その基盤上
に長手方向に間隔をあけて配置された複数の独立検出領
域とからなり、前記の各独立検出領域が、(1)試料中
に含まれる検査対象物と反応して電極によって検出可能
な変化を生じることのできる生物学的触媒を多孔質支持
体の表面全体に担持する多孔質反応体層、(2)前記多
孔質反応体層と接触し、試料中に含まれる検査対象物と
生物学的触媒との反応による変化を検出することのでき
る一対の電極、及び(3)前記電極からの信号を外部読
取装置へ送ることのできる接合端子を含むことを特徴と
する、検出領域担持テープ。 - 【請求項2】 (1)請求項1記載の検出領域担持テー
プの収納部、(2)試料受入口、(3)外部読取装置接
合部、(4)移送駆動力を前記の検出領域担持テープに
与える手段との連絡部、(5)使用済の検出領域担持テ
ープの収容部、並びに(6)前記の移送駆動力によって
前記の検出領域担持テープを前記収納部、前記試料受入
口、前記外部読取装置接合部及び前記収容部へ順に案内
する手段を含むことを特徴とする、検出要素。 - 【請求項3】 (1)請求項2記載の検出要素の設置
部、(2)前記検出要素の試料受入口に連絡する試料採
取装置、(3)前記検出要素の外部読取装置接合部に連
絡し、請求項1記載の検出領域担持テープの接合端子か
らの信号を読取る装置、及び(4)移送駆動力を前記の
検出領域担持テープに与える手段を含むことを特徴とす
る、検出装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の検出領域担持テープを用
いる検出系であって、その検出系全体では、(1)請求
項1記載の検出領域担持テープの収納部、(2)試料採
取装置、(3)その試料採取装置で採取した試料を前記
検出領域担持テープの多孔質反応体層に供給する手段、
(4)電気信号読取装置、(5)前記検出領域担持テー
プの接合端子に接触して電極からの信号を前記電気信号
読取装置に送る手段、(6)移送駆動力を前記の検出領
域担持テープに与える手段、(7)検査済の検出領域担
持テープを収容する手段、及び(8)前記の移送駆動力
によって前記の検出領域担持テープを前記収納部から前
記収容部へ順に案内する手段を含み、そして前記検出系
が、(A)少なくとも前記検出領域担持テープを収納す
るテープ収納単位と、(B)少なくとも前記試料採取装
置と電気信号読取装置とを含む読取単位とからなること
を特徴とする、前記の検出系。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5092176A JPH06222035A (ja) | 1992-03-28 | 1993-03-26 | 検出領域担持テープ、検出要素、検出装置及び検出系 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4-102110 | 1992-03-28 | ||
| JP10211092 | 1992-03-28 | ||
| JP5092176A JPH06222035A (ja) | 1992-03-28 | 1993-03-26 | 検出領域担持テープ、検出要素、検出装置及び検出系 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06222035A true JPH06222035A (ja) | 1994-08-12 |
Family
ID=26433645
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5092176A Pending JPH06222035A (ja) | 1992-03-28 | 1993-03-26 | 検出領域担持テープ、検出要素、検出装置及び検出系 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06222035A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002310972A (ja) * | 2001-04-18 | 2002-10-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | バイオセンサシート、バイオセンサカートリッジ、およびバイオセンサ分与装置 |
| JP2003042994A (ja) * | 2001-08-01 | 2003-02-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | バイオセンサカートリッジ及びバイオセンサ分与装置 |
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