JPH0622424A - 被識別対象物の識別方法 - Google Patents
被識別対象物の識別方法Info
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- JPH0622424A JPH0622424A JP4172385A JP17238592A JPH0622424A JP H0622424 A JPH0622424 A JP H0622424A JP 4172385 A JP4172385 A JP 4172385A JP 17238592 A JP17238592 A JP 17238592A JP H0622424 A JPH0622424 A JP H0622424A
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- Japan
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- cable
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- signal
- cables
- voltage
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- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
- Electric Cable Installation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ケーブル等の導電性の被識別対象物間の静電
容量に影響を受けず、複数の被識別対象物の中から所定
の被識別対象物を正確に識別する。 【構成】 目標ケーブルAに発振部10からの信号電圧
VS を印加するとともに、静電結合方法による検出部2
0によって目標ケーブルAから検出電圧を検出し、目標
ケーブルAを検出する被識別対象物の識別方法におい
て、目標ケーブルAをアースから切り離し、かつ、発振
部10及びケーブルB〜Dの中から不使用のケーブルを
それぞれアース接地するとともに、検出部20で検出し
た検出電圧のレベルに応じ、目標ケーブルA以外のケー
ブルから信号電圧を検出することがないように、検出部
20の感度調整を行って、誤判断することなく目標ケー
ブルAを検出する。
容量に影響を受けず、複数の被識別対象物の中から所定
の被識別対象物を正確に識別する。 【構成】 目標ケーブルAに発振部10からの信号電圧
VS を印加するとともに、静電結合方法による検出部2
0によって目標ケーブルAから検出電圧を検出し、目標
ケーブルAを検出する被識別対象物の識別方法におい
て、目標ケーブルAをアースから切り離し、かつ、発振
部10及びケーブルB〜Dの中から不使用のケーブルを
それぞれアース接地するとともに、検出部20で検出し
た検出電圧のレベルに応じ、目標ケーブルA以外のケー
ブルから信号電圧を検出することがないように、検出部
20の感度調整を行って、誤判断することなく目標ケー
ブルAを検出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導電性の被識別対象
物、例えば鉄道のトラフに収容された複数ケーブルの中
から所定ケーブルを識別する被識別対象物の識別方法に
関する。
物、例えば鉄道のトラフに収容された複数ケーブルの中
から所定ケーブルを識別する被識別対象物の識別方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】通常、鉄道のトラフには、数十本のケー
ブルが収容されており、これらケーブルの中には、経時
変化によって寿命がきたり、障害が発生して使用できな
いものが含まれていることがある。このような状態で、
新たにケーブルを敷設する場合、上記不要なケーブルを
撤去しないと、新たなケーブルを敷設できないことが多
くある。ところが、このような場合に、どのケーブルが
必要で、どのケーブルが不要か判らないために、不要ケ
ーブルを撤去できなくなることが非常に増え、また使用
しているケーブルを誤って撤去してしまう事故も発生し
ており、任意の場所でトラフの蓋を開けて特定のケーブ
ルを捜し出すことができる装置が要望されていた。
ブルが収容されており、これらケーブルの中には、経時
変化によって寿命がきたり、障害が発生して使用できな
いものが含まれていることがある。このような状態で、
新たにケーブルを敷設する場合、上記不要なケーブルを
撤去しないと、新たなケーブルを敷設できないことが多
くある。ところが、このような場合に、どのケーブルが
必要で、どのケーブルが不要か判らないために、不要ケ
ーブルを撤去できなくなることが非常に増え、また使用
しているケーブルを誤って撤去してしまう事故も発生し
ており、任意の場所でトラフの蓋を開けて特定のケーブ
ルを捜し出すことができる装置が要望されていた。
【0003】従来では、上記要望に対し、撤去するケー
ブルの心線に直接に信号電圧を印加し、上記ケーブルと
静電容量結合された電極を介して上記信号電圧を検出し
てケーブルを識別する方法があった。
ブルの心線に直接に信号電圧を印加し、上記ケーブルと
静電容量結合された電極を介して上記信号電圧を検出し
てケーブルを識別する方法があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、実際のトラ
フの中には、通常識別対象となるケーブルが数十本、非
常に乱雑に存在しており、この各ケーブル間には、静電
結合があり、場合によっては、隣同士のケーブル間の静
電容量が、検出部の信号電極と所定の目標ケーブル間に
存在する静電容量より大きいこともある。このような場
合には、上記ケーブル間の静電容量の影響で、目標ケー
ブルの隣のケーブルからも印加信号を検出することとな
り、上記識別対象のケーブルから目標ケーブルを検出で
きなくなる現象が生じるという問題点があった。
フの中には、通常識別対象となるケーブルが数十本、非
常に乱雑に存在しており、この各ケーブル間には、静電
結合があり、場合によっては、隣同士のケーブル間の静
電容量が、検出部の信号電極と所定の目標ケーブル間に
存在する静電容量より大きいこともある。このような場
合には、上記ケーブル間の静電容量の影響で、目標ケー
ブルの隣のケーブルからも印加信号を検出することとな
り、上記識別対象のケーブルから目標ケーブルを検出で
きなくなる現象が生じるという問題点があった。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、ケーブル間の静電容量に影響を受けず、複数のケー
ブルの中から目標ケーブルを正確に識別することができ
るケーブルの識別方法を提供することを目的とする。
で、ケーブル間の静電容量に影響を受けず、複数のケー
ブルの中から目標ケーブルを正確に識別することができ
るケーブルの識別方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、収容される導電性の複数の被識別対象
物の中から所定被識別対象物に直接に発振部からの信号
電圧を印加するとともに、静電結合方法による検出部に
よって前記所定被識別対象物から前記信号電圧を検出
し、前記所定被識別対象物を検出する被識別対象物の識
別方法において、前記所定被識別対象物をアース接地さ
せず、かつ、前記発振部及び前記被識別対象物の中から
不使用の被識別対象物をそれぞれアース接地するととも
に、前記検出部に感度調整手段を設け、前記検出した信
号電圧のレベルに応じて前記感度調整手段の感度調整を
行い、前記所定被識別対象物を検出するケーブルの識別
方法が提供される。
め、本発明では、収容される導電性の複数の被識別対象
物の中から所定被識別対象物に直接に発振部からの信号
電圧を印加するとともに、静電結合方法による検出部に
よって前記所定被識別対象物から前記信号電圧を検出
し、前記所定被識別対象物を検出する被識別対象物の識
別方法において、前記所定被識別対象物をアース接地さ
せず、かつ、前記発振部及び前記被識別対象物の中から
不使用の被識別対象物をそれぞれアース接地するととも
に、前記検出部に感度調整手段を設け、前記検出した信
号電圧のレベルに応じて前記感度調整手段の感度調整を
行い、前記所定被識別対象物を検出するケーブルの識別
方法が提供される。
【0007】
【作用】アース接地されていない所定被識別対象物であ
る目標ケーブルに、アース接地された発振部から信号電
圧を印加し、かつ、静電容量結合の非接触の検出部で検
出した信号のゲイン調整を行って、上記信号電圧を検出
する。従って、目標ケーブル以外のケーブルから信号電
圧を検出することがなくなり、誤判断することなく正確
に目標ケーブルを識別することができる。
る目標ケーブルに、アース接地された発振部から信号電
圧を印加し、かつ、静電容量結合の非接触の検出部で検
出した信号のゲイン調整を行って、上記信号電圧を検出
する。従って、目標ケーブル以外のケーブルから信号電
圧を検出することがなくなり、誤判断することなく正確
に目標ケーブルを識別することができる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図4の図面に基づ
き説明する。図1乃至図3は、本発明の原理を説明する
ために、想定した3種類の典型的な状況の原理図とその
等価回路であり、これらの図によってケーブル間の静電
容量の影響を理論的に解析する。これら図において、A
〜Dは、識別対象のケーブルであり、ケーブルAは、目
標ケーブルである。また、図1乃至図3の(a) には、各
ケーブルA〜Dの断面がそれぞれ示されており、各ケー
ブルA〜Dは、芯線A 1 〜D1 とシールド層A2 〜D2
とから構成されている。これらケーブルA〜Dは、長手
方向においては互いに平行に敷設されているものとす
る。なお、上記の各図では、隣同士のケーブル間の結合
容量は、説明の都合上、問題を簡単化するため、全て同
じCT とし、そのインピーダンスをZとする。
き説明する。図1乃至図3は、本発明の原理を説明する
ために、想定した3種類の典型的な状況の原理図とその
等価回路であり、これらの図によってケーブル間の静電
容量の影響を理論的に解析する。これら図において、A
〜Dは、識別対象のケーブルであり、ケーブルAは、目
標ケーブルである。また、図1乃至図3の(a) には、各
ケーブルA〜Dの断面がそれぞれ示されており、各ケー
ブルA〜Dは、芯線A 1 〜D1 とシールド層A2 〜D2
とから構成されている。これらケーブルA〜Dは、長手
方向においては互いに平行に敷設されているものとす
る。なお、上記の各図では、隣同士のケーブル間の結合
容量は、説明の都合上、問題を簡単化するため、全て同
じCT とし、そのインピーダンスをZとする。
【0009】まず、図1において目標ケーブルAの検出
を行う場合を説明する。図1(a) において、アース接地
された発振部10から、目標ケーブルAの芯線A1 に直
接、特定の電圧信号(例えば信号電圧VS )を印加し、
ケーブルAの芯線A1 と信号電極21との間の静電結合
容量CA (図1(b) 参照)を利用し、検出部20で上記
特定電圧信号を検出する。ここで、結合容量CA のイン
ピーダンスをZCA、後述する検出回路の入力インピーダ
ンスをZIN、上記特定電圧信号の検出電圧をV INとし、
実際にVINの飽和を防ぐために、ZIN≪ZCAとすると、
図1(b) の等価回路から検出電圧VINを求めると、 VIN=VS ・ZIN/(ZIN+ZCA)=VS ・ZIN/ZCA …(1) となる。なお、検出部20は、検出した信号内に含んで
いる、例えば3種類の周波数の信号電圧(以下、「周波
数信号」という。)のレベルで目標ケーブルAかどうか
判別、言い換えれば検出電圧VINの大きさによって目標
ケーブルAかどうか判別する。
を行う場合を説明する。図1(a) において、アース接地
された発振部10から、目標ケーブルAの芯線A1 に直
接、特定の電圧信号(例えば信号電圧VS )を印加し、
ケーブルAの芯線A1 と信号電極21との間の静電結合
容量CA (図1(b) 参照)を利用し、検出部20で上記
特定電圧信号を検出する。ここで、結合容量CA のイン
ピーダンスをZCA、後述する検出回路の入力インピーダ
ンスをZIN、上記特定電圧信号の検出電圧をV INとし、
実際にVINの飽和を防ぐために、ZIN≪ZCAとすると、
図1(b) の等価回路から検出電圧VINを求めると、 VIN=VS ・ZIN/(ZIN+ZCA)=VS ・ZIN/ZCA …(1) となる。なお、検出部20は、検出した信号内に含んで
いる、例えば3種類の周波数の信号電圧(以下、「周波
数信号」という。)のレベルで目標ケーブルAかどうか
判別、言い換えれば検出電圧VINの大きさによって目標
ケーブルAかどうか判別する。
【0010】ここで、信号電圧VS を十分に大きくする
ためには、一つの重要な制限条件として、目標ケーブル
Aの芯線A1 、シールド層A2 又は外装の一切がアース
接地されていないことが必要である。なぜなら、信号電
圧VS を印加する導体部分がアースと切り離せないと発
振部10の内部インピーダンス(通常約50Ω)の影響
で、ケーブルAの信号電位レベルが零に近くなり、この
結果として検出電圧V INも零に近くなって、目標ケーブ
ルAの識別が不可能になるためである。
ためには、一つの重要な制限条件として、目標ケーブル
Aの芯線A1 、シールド層A2 又は外装の一切がアース
接地されていないことが必要である。なぜなら、信号電
圧VS を印加する導体部分がアースと切り離せないと発
振部10の内部インピーダンス(通常約50Ω)の影響
で、ケーブルAの信号電位レベルが零に近くなり、この
結果として検出電圧V INも零に近くなって、目標ケーブ
ルAの識別が不可能になるためである。
【0011】次に、図2において目標ケーブルAと大き
な結合容量を持つケーブルBを判別する場合を説明す
る。この場合、図2(a) に示すように、ケーブルBは、
目標ケーブルAと隣合い、アース接地されており、その
インピーダンスをZB とする。図2(b) に示すこの等価
回路において、ケーブルBの芯線B1 と信号電極21と
の間の静電結合容量をCB 、そのインピーダンスをZCB
とする。この場合の検出電圧VINを求めると、 VIN=[ZB ・ZCB/{Z(ZB +ZCB)+ZB ・ZCB}]・[VS ・ZIN/ ZCB] …(2) となる。なお、インピーダンスZ,ZCBは、トラフ内の
ケーブルの配列状況によるが、人為的に変更することが
不可能である。このため、検出電圧VINの値は、インピ
ーダンスZB によって大きく変わる。また、使用中のケ
ーブルは、必ずある交流電源を使い、アース接地される
ので、インピーダンスZB は、大きくても10KΩのオ
ーダーにすぎない。インピーダンスZ,ZCBは、通常1
0MΩのオーダーであるので、ZB ≪ZCB、かつ、ZB
≪Zは明らかである。式(2) で求めた検出電圧VINは、 VIN=(ZB /Z)・(VS ・ZIN/ZCB) …(3) と簡略化できる。ここで、式(3) のVIN≪式(2) のVIN
なので、信号電極21がケーブルBに接触しても、検出
部20は、ケーブルBからの検出電圧VINを発生せず、
目標ケーブルAとケーブルBを確実に区別することがで
きる。
な結合容量を持つケーブルBを判別する場合を説明す
る。この場合、図2(a) に示すように、ケーブルBは、
目標ケーブルAと隣合い、アース接地されており、その
インピーダンスをZB とする。図2(b) に示すこの等価
回路において、ケーブルBの芯線B1 と信号電極21と
の間の静電結合容量をCB 、そのインピーダンスをZCB
とする。この場合の検出電圧VINを求めると、 VIN=[ZB ・ZCB/{Z(ZB +ZCB)+ZB ・ZCB}]・[VS ・ZIN/ ZCB] …(2) となる。なお、インピーダンスZ,ZCBは、トラフ内の
ケーブルの配列状況によるが、人為的に変更することが
不可能である。このため、検出電圧VINの値は、インピ
ーダンスZB によって大きく変わる。また、使用中のケ
ーブルは、必ずある交流電源を使い、アース接地される
ので、インピーダンスZB は、大きくても10KΩのオ
ーダーにすぎない。インピーダンスZ,ZCBは、通常1
0MΩのオーダーであるので、ZB ≪ZCB、かつ、ZB
≪Zは明らかである。式(2) で求めた検出電圧VINは、 VIN=(ZB /Z)・(VS ・ZIN/ZCB) …(3) と簡略化できる。ここで、式(3) のVIN≪式(2) のVIN
なので、信号電極21がケーブルBに接触しても、検出
部20は、ケーブルBからの検出電圧VINを発生せず、
目標ケーブルAとケーブルBを確実に区別することがで
きる。
【0012】ここで、目標ケーブル以外のケーブルの検
出電圧VINを十分小さくするためには、一つの重要な制
限条件として、発振部10を確実にアース接地する必要
がある。なぜなら、インピーダンスZB は、発振部10
とアース間のインピーダンス(このインピーダンスは、
1KΩの値であれば十分小さいといえる。)を含んでお
り、もし発振部10をアース接地しなかった場合には、
信号電極21が全てのケーブルにそれぞれ接触すると、
それぞれに検出電圧VINを発生するためである。
出電圧VINを十分小さくするためには、一つの重要な制
限条件として、発振部10を確実にアース接地する必要
がある。なぜなら、インピーダンスZB は、発振部10
とアース間のインピーダンス(このインピーダンスは、
1KΩの値であれば十分小さいといえる。)を含んでお
り、もし発振部10をアース接地しなかった場合には、
信号電極21が全てのケーブルにそれぞれ接触すると、
それぞれに検出電圧VINを発生するためである。
【0013】このように検出電圧VINがそれぞれに発生
する理由は、上記の場合、インピーダンスZB が無限大
に近くなり、またトラフ内のケーブルが非常に長くなっ
て、各ケーブル間の結合容量が静電結合容量CB より十
分大きくなるためで、この結果、ZB ≫Z、ZB ≫
ZCB、Z≪ZCBとなるので、式(2) の検出電圧VINは、 VIN=VS ・ZIN/(ZCB+ZIN)=VS ・ZIN/ZCB …(4) と簡略化できる。この式(4) のVINは、式(1) のVINと
ほぼ同じ値である。それゆえに、目標ケーブルの識別が
できなくなる。
する理由は、上記の場合、インピーダンスZB が無限大
に近くなり、またトラフ内のケーブルが非常に長くなっ
て、各ケーブル間の結合容量が静電結合容量CB より十
分大きくなるためで、この結果、ZB ≫Z、ZB ≫
ZCB、Z≪ZCBとなるので、式(2) の検出電圧VINは、 VIN=VS ・ZIN/(ZCB+ZIN)=VS ・ZIN/ZCB …(4) と簡略化できる。この式(4) のVINは、式(1) のVINと
ほぼ同じ値である。それゆえに、目標ケーブルの識別が
できなくなる。
【0014】次に、ケーブルBが使用中でない場合に、
目標ケーブルAを判別するについて説明する。この場
合、トラフ内にはケーブルが上記A,Bの2本の時に
は、図2に示すインピーダンスZB は、無限大に近くな
り、式(4) に表した状況と同じであるため、ケーブルA
とBを確実に識別することが困難である。そこで、ケー
ブルBの導体をアース接地すれば、インピーダンスZB
は零に近くなるため、ケーブルBからの検出電圧VINも
零に近くなり、目標ケーブルAとケーブルBの識別が簡
単に行えるようになる。従って、この場合も、目標ケー
ブル以外の不使用のケーブルBの検出電圧VINを十分小
さくするためには、ケーブルBをアース接地すること
が、一つの重要な条件となる。
目標ケーブルAを判別するについて説明する。この場
合、トラフ内にはケーブルが上記A,Bの2本の時に
は、図2に示すインピーダンスZB は、無限大に近くな
り、式(4) に表した状況と同じであるため、ケーブルA
とBを確実に識別することが困難である。そこで、ケー
ブルBの導体をアース接地すれば、インピーダンスZB
は零に近くなるため、ケーブルBからの検出電圧VINも
零に近くなり、目標ケーブルAとケーブルBの識別が簡
単に行えるようになる。従って、この場合も、目標ケー
ブル以外の不使用のケーブルBの検出電圧VINを十分小
さくするためには、ケーブルBをアース接地すること
が、一つの重要な条件となる。
【0015】ところが、現実の状況では、もっと複雑
で、トラフ内には数十本のケーブルが存在しており、そ
の大多数が使用中である。また、使用していないケーブ
ルを全てアース接地することも容易に行い難い。そこ
で、本発明では、図3に示すような実施例の状況を検討
する。本実施例では、トラフ内に使用していないケーブ
ルA,Bがあり、両ケーブルは隣合って配置され、お互
い大きな結合容量を持っている。また、上記ケーブル
A,Bの回りに存在するケーブルC,Dは、全て使用中
のものとする。このような状況下で、各ケーブルC,D
のアースとのインピーダンスは、それぞれZC ,ZD と
し、ケーブルB,C及びケーブルB,D間のそれぞれの
結合容量は、上述したごとくCT 、そのインピーダンス
をZとする。
で、トラフ内には数十本のケーブルが存在しており、そ
の大多数が使用中である。また、使用していないケーブ
ルを全てアース接地することも容易に行い難い。そこ
で、本発明では、図3に示すような実施例の状況を検討
する。本実施例では、トラフ内に使用していないケーブ
ルA,Bがあり、両ケーブルは隣合って配置され、お互
い大きな結合容量を持っている。また、上記ケーブル
A,Bの回りに存在するケーブルC,Dは、全て使用中
のものとする。このような状況下で、各ケーブルC,D
のアースとのインピーダンスは、それぞれZC ,ZD と
し、ケーブルB,C及びケーブルB,D間のそれぞれの
結合容量は、上述したごとくCT 、そのインピーダンス
をZとする。
【0016】この場合、図3(b) に示すこの等価回路に
おいて、使用中のケーブルC,Dは、ZC ≪Z,ZD ≪
Zとなり、インピーダンスZC ,ZD は、無視しても差
し支えないので、ケーブルBの電圧VB と信号電圧VS
の関係及び検出電圧VINと信号電圧VS の関係は、 VB =VS ・ZCB/(Z+3ZCB) …(5) VIN=VS ・{ZCB/(Z+3ZCB)}・ZIN/ZCB =VS ・ZIN/(Z+3ZCB) …(6) となり、ケーブルBからの検出電圧VINのレベルは、目
標ケーブルからの検出電圧VINのレベルの1/3以下に
過ぎないことが式(1) と式(6) とから判明した。従っ
て、使用中でないケーブルBをアース接地しない場合で
も、上記ケーブルBからの検出信号VINのレベルは、周
囲の使用中のケーブルの影響で、目標ケーブルからの検
出信号VINのレベルの1/3以下であり、このような場
合、適当に検出部20の感度を調整すれば、目標ケーブ
ルAの識別が可能となる。
おいて、使用中のケーブルC,Dは、ZC ≪Z,ZD ≪
Zとなり、インピーダンスZC ,ZD は、無視しても差
し支えないので、ケーブルBの電圧VB と信号電圧VS
の関係及び検出電圧VINと信号電圧VS の関係は、 VB =VS ・ZCB/(Z+3ZCB) …(5) VIN=VS ・{ZCB/(Z+3ZCB)}・ZIN/ZCB =VS ・ZIN/(Z+3ZCB) …(6) となり、ケーブルBからの検出電圧VINのレベルは、目
標ケーブルからの検出電圧VINのレベルの1/3以下に
過ぎないことが式(1) と式(6) とから判明した。従っ
て、使用中でないケーブルBをアース接地しない場合で
も、上記ケーブルBからの検出信号VINのレベルは、周
囲の使用中のケーブルの影響で、目標ケーブルからの検
出信号VINのレベルの1/3以下であり、このような場
合、適当に検出部20の感度を調整すれば、目標ケーブ
ルAの識別が可能となる。
【0017】上記検証に基づき、本発明では、例えば図
4に示す静電結合方式のケーブル識別装置を用いて、目
標ケーブルを識別する際には、次のような制限条件を用
いた方法を取る。 (1) 撤去するケーブルを接続端子或いはアースから切り
離す。 (2) 発振回路及び、作業するトラフの中に、使用してい
ないケーブルが存在すれば、上記ケーブルのシールド層
(シールド層がない場合には、束ねられた各ケーブルの
心線)をアース接地する。
4に示す静電結合方式のケーブル識別装置を用いて、目
標ケーブルを識別する際には、次のような制限条件を用
いた方法を取る。 (1) 撤去するケーブルを接続端子或いはアースから切り
離す。 (2) 発振回路及び、作業するトラフの中に、使用してい
ないケーブルが存在すれば、上記ケーブルのシールド層
(シールド層がない場合には、束ねられた各ケーブルの
心線)をアース接地する。
【0018】(3) ただし、特殊な事情がある場合にはア
ース接地しなくても、後述する検出部の感度の調整によ
って目標ケーブルを識別する。図4は、上述したごと
く、本発明に係るケーブルの識別方法を用いた識別装置
の構成を示すブロック図である。なお、図4において、
図1乃至図3に示した構成部分と同様の構成部分につい
ては、説明の都合上、同一符号とする。
ース接地しなくても、後述する検出部の感度の調整によ
って目標ケーブルを識別する。図4は、上述したごと
く、本発明に係るケーブルの識別方法を用いた識別装置
の構成を示すブロック図である。なお、図4において、
図1乃至図3に示した構成部分と同様の構成部分につい
ては、説明の都合上、同一符号とする。
【0019】図において、目標ケーブルAは、シールド
層A2 と、該シールド層A2 で絶縁被覆された心線A1
とから構成され、かつ、上記制限条件(1) に基づきアー
スから切り離なされている。また、トラフ内に存在する
目標ケーブルA以外のケーブルは、上記制限条件(2) に
基づき不使用の場合は、アース接地される。識別装置
は、特定周波数の周波数信号を、目標ケーブルAの心線
A1 に印加する発振部10と、上記発振部10から離れ
た任意の場所でトラフの蓋を開けて収納されている上記
目標ケーブルAと非接触又は接触で上記印加された周波
数信号の信号電圧を検出してケーブルを識別する検出部
20とからなっている。
層A2 と、該シールド層A2 で絶縁被覆された心線A1
とから構成され、かつ、上記制限条件(1) に基づきアー
スから切り離なされている。また、トラフ内に存在する
目標ケーブルA以外のケーブルは、上記制限条件(2) に
基づき不使用の場合は、アース接地される。識別装置
は、特定周波数の周波数信号を、目標ケーブルAの心線
A1 に印加する発振部10と、上記発振部10から離れ
た任意の場所でトラフの蓋を開けて収納されている上記
目標ケーブルAと非接触又は接触で上記印加された周波
数信号の信号電圧を検出してケーブルを識別する検出部
20とからなっている。
【0020】発振部10は、それぞれ異なる種類の周波
数信号を発振させる正弦波発振回路11〜13と、これ
ら周波数信号を合成して上記目標ケーブルAの心線A1
に印加する電圧信号合成・印加回路14と、上記心線A
1 に挟着され、電圧信号合成・印加回路14からの電圧
信号を心線A1 に印加するクリップ15とから構成され
ている。なお、この場合には、クリップ15をシールド
層A2 に接続させることも可能である。
数信号を発振させる正弦波発振回路11〜13と、これ
ら周波数信号を合成して上記目標ケーブルAの心線A1
に印加する電圧信号合成・印加回路14と、上記心線A
1 に挟着され、電圧信号合成・印加回路14からの電圧
信号を心線A1 に印加するクリップ15とから構成され
ている。なお、この場合には、クリップ15をシールド
層A2 に接続させることも可能である。
【0021】正弦波発振回路11〜13は、上記制限条
件(2) に基づきそれぞれアース接地されるとともに、例
えば通常あまり使用されていない周波数である875
[Hz]、3.7[KHz]、10[KHz]の3種類
の正弦波の周波数信号をそれぞれ発振させている。な
お、本発明に係る発振回路は、本実施例の他に、例えば
特定の周波数信号を一定の時間間隔で発振する回路を使
用することも可能である。
件(2) に基づきそれぞれアース接地されるとともに、例
えば通常あまり使用されていない周波数である875
[Hz]、3.7[KHz]、10[KHz]の3種類
の正弦波の周波数信号をそれぞれ発振させている。な
お、本発明に係る発振回路は、本実施例の他に、例えば
特定の周波数信号を一定の時間間隔で発振する回路を使
用することも可能である。
【0022】電圧信号合成・印加回路14は、上記3種
類の周波数信号を合成し、電圧信号として出力する。検
出部20は、絶縁被覆された目標ケーブルAの近傍に配
置された金属板からなる信号電極21と、上記信号電極
21と接続され、心線A1 からの電圧信号を検出する検
出回路22と、電圧信号を増幅するとともに、上記制限
条件(3) に基づき増幅のゲイン調整が可能な増幅回路2
3と、上記増幅された電圧信号から目標ケーブルAを識
別する信号識別回路24と、識別された目標ケーブルA
を表示する表示回路32とから構成されている。
類の周波数信号を合成し、電圧信号として出力する。検
出部20は、絶縁被覆された目標ケーブルAの近傍に配
置された金属板からなる信号電極21と、上記信号電極
21と接続され、心線A1 からの電圧信号を検出する検
出回路22と、電圧信号を増幅するとともに、上記制限
条件(3) に基づき増幅のゲイン調整が可能な増幅回路2
3と、上記増幅された電圧信号から目標ケーブルAを識
別する信号識別回路24と、識別された目標ケーブルA
を表示する表示回路32とから構成されている。
【0023】上記検出部20において、信号電極21と
目標ケーブルAの心線A1 の間には、非常に小さいが、
ある静電容量が存在しており、この静電容量結合で、心
線A 1 の電圧を検出するため、検出回路22には、入力
インピーダンスの非常に高いバファー回路、本実施例で
は、例えば電界効果トランジスタを使用したボルテージ
フローワ回路を使用し、電圧信号を検出する。なお、上
記電圧信号には、上述した875[Hz]、3.7[K
Hz]、10[KHz]の3種類の信号周波数成分の他
に、例えば50[Hz]とその他のノイズ成分が含まれ
ている。
目標ケーブルAの心線A1 の間には、非常に小さいが、
ある静電容量が存在しており、この静電容量結合で、心
線A 1 の電圧を検出するため、検出回路22には、入力
インピーダンスの非常に高いバファー回路、本実施例で
は、例えば電界効果トランジスタを使用したボルテージ
フローワ回路を使用し、電圧信号を検出する。なお、上
記電圧信号には、上述した875[Hz]、3.7[K
Hz]、10[KHz]の3種類の信号周波数成分の他
に、例えば50[Hz]とその他のノイズ成分が含まれ
ている。
【0024】上記検出回路22で検出した電圧信号の大
きさは、次の主な要因 (1) 信号電極21と心線A1 間の距離 (2) 目標ケーブルAの絶縁層材質の誘電率 (3) 検出回路22のインピーダンス で変化する。そこで、このような変化に対応するため
に、電圧信号を増幅するための増幅回路23が必要とな
る。また、増幅回路23には、他にもう一つ重要な役割
がある。それは、同じトラフにある数十本のケーブルの
中から目標ケーブルを捜し出すための役割であり、増幅
回路23は、この役割のためにゲイン調整(感度調整)
が可能に設定されている。
きさは、次の主な要因 (1) 信号電極21と心線A1 間の距離 (2) 目標ケーブルAの絶縁層材質の誘電率 (3) 検出回路22のインピーダンス で変化する。そこで、このような変化に対応するため
に、電圧信号を増幅するための増幅回路23が必要とな
る。また、増幅回路23には、他にもう一つ重要な役割
がある。それは、同じトラフにある数十本のケーブルの
中から目標ケーブルを捜し出すための役割であり、増幅
回路23は、この役割のためにゲイン調整(感度調整)
が可能に設定されている。
【0025】なお、上記感度とは、検出信号VINのレベ
ルについての1つの判断基準で、感度の高いほど必要な
検出信号VINの信号レベルが低い。すなわち、感度と
は、信号電極21が、目標ケーブルAとどの位の距離離
れて、上記目標ケーブルAを確実に識別できるかという
意味であり、具体的な実用機の場合には、上記感度の高
い時には、信号電極21を目標ケーブルAから若干離れ
ても、検出信号を発生するので、感度調整することな
く、目標ケーブルAを識別できる。しかしながら、上記
制限条件(3) に示したように、不使用のケーブルが存在
し、しかもそのケーブルがアース接地できない場合は、
上記不使用のケーブルと目標ケーブルとの区別ができな
くなる事情がある。そこで、上記制限条件(3) に基づき
増幅回路23の感度を適当に調整することが不可欠にな
る。
ルについての1つの判断基準で、感度の高いほど必要な
検出信号VINの信号レベルが低い。すなわち、感度と
は、信号電極21が、目標ケーブルAとどの位の距離離
れて、上記目標ケーブルAを確実に識別できるかという
意味であり、具体的な実用機の場合には、上記感度の高
い時には、信号電極21を目標ケーブルAから若干離れ
ても、検出信号を発生するので、感度調整することな
く、目標ケーブルAを識別できる。しかしながら、上記
制限条件(3) に示したように、不使用のケーブルが存在
し、しかもそのケーブルがアース接地できない場合は、
上記不使用のケーブルと目標ケーブルとの区別ができな
くなる事情がある。そこで、上記制限条件(3) に基づき
増幅回路23の感度を適当に調整することが不可欠にな
る。
【0026】増幅回路23の感度調整機構には、例えば
以下の2つの実施例が考えられえる。 (実施例1)上記感度調整機構としては、検出感度を連
続調整するツマミを設け、上記ツマミで調整された感度
レベルを液晶パネルで連続的に表示するものが考えられ
る。この例では、パネル表示が、例えば0.3Vに設定
されている場合、検出した信号レベルが上記0.3Vを
越えると、所定の例えば光や音の検出信号が出力され
る。 (実施例2)他の例としては、感度を回転位置によって
段階的に調整するツマミを設けるものが考えられる。こ
の例では、例えば感度のランクを1〜6とし、検出信号
を発生させる信号レベルを上記ランクに対応させて、そ
れぞれ0.3V、0.6V、1.2V、2.4V、4.
8V、9.6Vとして、信号検出を行う。
以下の2つの実施例が考えられえる。 (実施例1)上記感度調整機構としては、検出感度を連
続調整するツマミを設け、上記ツマミで調整された感度
レベルを液晶パネルで連続的に表示するものが考えられ
る。この例では、パネル表示が、例えば0.3Vに設定
されている場合、検出した信号レベルが上記0.3Vを
越えると、所定の例えば光や音の検出信号が出力され
る。 (実施例2)他の例としては、感度を回転位置によって
段階的に調整するツマミを設けるものが考えられる。こ
の例では、例えば感度のランクを1〜6とし、検出信号
を発生させる信号レベルを上記ランクに対応させて、そ
れぞれ0.3V、0.6V、1.2V、2.4V、4.
8V、9.6Vとして、信号検出を行う。
【0027】信号識別回路24は、上述した電圧信号の
中から3種類の特定の周波数信号をそれぞれ通過させる
バンドパスフィルタ25〜27と、バンドパスフィルタ
25〜27を通過した各周波数信号の平滑化を行い、か
つ、上記各周波数信号をそれぞれ基準信号と比較する平
滑化・コンパレータ回路28〜30と、上記比較結果を
論理積演算するアンド回路31とから構成されている。
中から3種類の特定の周波数信号をそれぞれ通過させる
バンドパスフィルタ25〜27と、バンドパスフィルタ
25〜27を通過した各周波数信号の平滑化を行い、か
つ、上記各周波数信号をそれぞれ基準信号と比較する平
滑化・コンパレータ回路28〜30と、上記比較結果を
論理積演算するアンド回路31とから構成されている。
【0028】バンドパスフィルタ25〜27は、正弦波
発振回路11〜13と対応しており、上記正弦波発振回
路11〜13から発振された周波数が875[Hz]、
3.7[KHz]、10[KHz]の3種類の周波数信
号をそれぞれ検出している。なお、電圧信号に含まれる
ノイズ成分は、このバンドパスフィルタ25〜27によ
って取り除かれる。
発振回路11〜13と対応しており、上記正弦波発振回
路11〜13から発振された周波数が875[Hz]、
3.7[KHz]、10[KHz]の3種類の周波数信
号をそれぞれ検出している。なお、電圧信号に含まれる
ノイズ成分は、このバンドパスフィルタ25〜27によ
って取り除かれる。
【0029】平滑化・コンパレータ回路28〜30は、
バンドパスフィルタ25〜27に対応して設けられてお
り、平滑化した各周波数信号を所定の基準信号と比較、
つまり各周波数信号が上記各回路28〜30に設定され
ている所定の閾値レベルより上か又は下かをそれぞれ判
断し、上記周波数信号が基準信号より大きい場合には、
アンド回路31への出力をそれぞれ“1”にする。
バンドパスフィルタ25〜27に対応して設けられてお
り、平滑化した各周波数信号を所定の基準信号と比較、
つまり各周波数信号が上記各回路28〜30に設定され
ている所定の閾値レベルより上か又は下かをそれぞれ判
断し、上記周波数信号が基準信号より大きい場合には、
アンド回路31への出力をそれぞれ“1”にする。
【0030】アンド回路31は、上記3つの各平滑化・
コンパレータ回路28〜30からの出力が共に“1”の
場合には、その出力を“1”にする。このアンド回路3
1の出力は、正弦波発振回路11〜13で発振された3
種類の周波数信号を検出した旨を示すものである。表示
回路32は、図示しないランプ及びブザーを有し、アン
ド回路31の出力が“1”の場合、上記ランプを点灯さ
せ、かつ、ブザーを鳴らして、信号電極21が近接する
ケーブルが周波数信号を印加した目標ケーブルAである
ことを表す。
コンパレータ回路28〜30からの出力が共に“1”の
場合には、その出力を“1”にする。このアンド回路3
1の出力は、正弦波発振回路11〜13で発振された3
種類の周波数信号を検出した旨を示すものである。表示
回路32は、図示しないランプ及びブザーを有し、アン
ド回路31の出力が“1”の場合、上記ランプを点灯さ
せ、かつ、ブザーを鳴らして、信号電極21が近接する
ケーブルが周波数信号を印加した目標ケーブルAである
ことを表す。
【0031】次に、上記実施例2の感度調整機構を用い
て、感度を調整する方法を具体的に説明する。まず目標
ケーブルに、発振部10から上記信号電圧を印加した
後、検出部20の増幅回路23の感度調整を行う。な
お、この場合、調整場所は、信号電極21の当接してい
るケーブルが目標ケーブルAであるかどうか判別できる
信号電圧の印加場所の近辺が望ましい。
て、感度を調整する方法を具体的に説明する。まず目標
ケーブルに、発振部10から上記信号電圧を印加した
後、検出部20の増幅回路23の感度調整を行う。な
お、この場合、調整場所は、信号電極21の当接してい
るケーブルが目標ケーブルAであるかどうか判別できる
信号電圧の印加場所の近辺が望ましい。
【0032】上記感度調整の手順としては、まず、感度
をランク1に設定し、信号電極21を全てのケーブルに
当接させる。ここで、全てのケーブルに対し、検出部2
0から検出信号が発生しない場合には、目標ケーブルA
の電圧印加状況とアースとの切り離し状況をチェックす
る。また、検出部20から発生する検出信号が、目標ケ
ーブルAだけである場合は、感度をランク3に設定し、
目標ケーブルAに当接する。
をランク1に設定し、信号電極21を全てのケーブルに
当接させる。ここで、全てのケーブルに対し、検出部2
0から検出信号が発生しない場合には、目標ケーブルA
の電圧印加状況とアースとの切り離し状況をチェックす
る。また、検出部20から発生する検出信号が、目標ケ
ーブルAだけである場合は、感度をランク3に設定し、
目標ケーブルAに当接する。
【0033】ここで、検出部20から検出信号が発生し
た場合には、その感度が適当な感度であることを示すの
で、感度調整を終了する。また、検出信号が発生しない
場合には、上記検出信号が発生するまで、感度のランク
を高くして、感度調整を行う。複数のケーブルに対し、
検出部20から検出信号が発生した場合には、目標ケー
ブルA以外の上記検出信号が発生したケーブルは、不使
用で、かつ、アース接地されていないことを示してい
る。この場合には、まず、目標ケーブルAに対しての
み、検出部20が検出信号を発生するまで、感度のラン
クを下げる。例えば、その時のランクを3とすると、次
に上記感度のランクをさらに2段階下げて、感度を5と
し、目標ケーブルAに対し、検出部20から検出信号が
発生するかどうかチェックする。
た場合には、その感度が適当な感度であることを示すの
で、感度調整を終了する。また、検出信号が発生しない
場合には、上記検出信号が発生するまで、感度のランク
を高くして、感度調整を行う。複数のケーブルに対し、
検出部20から検出信号が発生した場合には、目標ケー
ブルA以外の上記検出信号が発生したケーブルは、不使
用で、かつ、アース接地されていないことを示してい
る。この場合には、まず、目標ケーブルAに対しての
み、検出部20が検出信号を発生するまで、感度のラン
クを下げる。例えば、その時のランクを3とすると、次
に上記感度のランクをさらに2段階下げて、感度を5と
し、目標ケーブルAに対し、検出部20から検出信号が
発生するかどうかチェックする。
【0034】ここで、検出部20によって目標ケーブル
の識別ができる場合は、感度調整を終了する。また、目
標ケーブルの識別ができない場合は、不使用のケーブル
の導体部分を確実にアース接地する。以上の作業が終了
したら、必要な任意のトラフの位置で目標ケーブルAの
識別作業を行い、上記トラフ内に存在するケーブルを一
本づつチェックして目標ケーブルAを捜し出す。これに
より、ケーブルを最初から一本一本チェックする手間が
省け、作業時間を大幅に節約できる。
の識別ができる場合は、感度調整を終了する。また、目
標ケーブルの識別ができない場合は、不使用のケーブル
の導体部分を確実にアース接地する。以上の作業が終了
したら、必要な任意のトラフの位置で目標ケーブルAの
識別作業を行い、上記トラフ内に存在するケーブルを一
本づつチェックして目標ケーブルAを捜し出す。これに
より、ケーブルを最初から一本一本チェックする手間が
省け、作業時間を大幅に節約できる。
【0035】従って、本実施例では、アース接地されて
いない目標ケーブルに、アース接地された発振部から信
号電圧を印加し、かつ、ゲイン調整された静電容量結合
の検出部で上記信号電圧を検出するので、目標ケーブル
以外のケーブルから信号電圧を検出することがなくな
り、誤判断することなく正確に目標ケーブルを識別する
ことができる。
いない目標ケーブルに、アース接地された発振部から信
号電圧を印加し、かつ、ゲイン調整された静電容量結合
の検出部で上記信号電圧を検出するので、目標ケーブル
以外のケーブルから信号電圧を検出することがなくな
り、誤判断することなく正確に目標ケーブルを識別する
ことができる。
【0036】なお、特定のケーブルを捜し出すための検
出部の感度調整は、上述したごとく増幅回路23のゲイ
ンを上げることによって、感度を上げることが可能にな
るが、本発明はこれに限らず、例えば平滑化・コンパレ
ータ回路28〜30の基準信号の閾値レベルを調整、す
なわち感度を上げるためには、上記閾値レベルを下げる
ように調整することによっても可能である。
出部の感度調整は、上述したごとく増幅回路23のゲイ
ンを上げることによって、感度を上げることが可能にな
るが、本発明はこれに限らず、例えば平滑化・コンパレ
ータ回路28〜30の基準信号の閾値レベルを調整、す
なわち感度を上げるためには、上記閾値レベルを下げる
ように調整することによっても可能である。
【0037】また、本実施例では、合成信号は、3種類
の周波数信号を合成したものを用いたが、本発明はこれ
に限らず、2又は4種類以上の周波数信号を合成したも
のを用いても良い。また、被識別対象物は、通常の電線
等のケーブルの他、例えば鉄パイプ、プラスチックパイ
プの上に鉄線を巻き付けた鉄線鎧装プラスチックパイ
プ、橋等のテンションワイヤーとして使用される鋼撚線
(スチールワイヤー)、及び金属補強流体輸送管等の導
電性の長尺物であれば、本発明による識別が可能とな
る。
の周波数信号を合成したものを用いたが、本発明はこれ
に限らず、2又は4種類以上の周波数信号を合成したも
のを用いても良い。また、被識別対象物は、通常の電線
等のケーブルの他、例えば鉄パイプ、プラスチックパイ
プの上に鉄線を巻き付けた鉄線鎧装プラスチックパイ
プ、橋等のテンションワイヤーとして使用される鋼撚線
(スチールワイヤー)、及び金属補強流体輸送管等の導
電性の長尺物であれば、本発明による識別が可能とな
る。
【0038】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明では、収
容される導電性の複数の被識別対象物の中から所定被識
別対象物に直接に発振部からの信号電圧を印加するとと
もに、静電結合方法による検出部によって前記所定被識
別対象物から前記信号電圧を検出し、前記所定被識別対
象物を検出する被識別対象物の識別方法において、前記
所定被識別対象物をアース接地させず、かつ、前記発振
部及び前記被識別対象物の中から不使用の被識別対象物
をそれぞれアース接地するとともに、前記検出部に感度
調整手段を設け、前記検出した信号電圧のレベルに応じ
て前記感度調整手段の感度調整を行い、前記所定被識別
対象物を検出するので、ケーブル間の静電容量に影響を
受けず、複数のケーブルの中から所定の被識別対象物を
正確に識別することができる。
容される導電性の複数の被識別対象物の中から所定被識
別対象物に直接に発振部からの信号電圧を印加するとと
もに、静電結合方法による検出部によって前記所定被識
別対象物から前記信号電圧を検出し、前記所定被識別対
象物を検出する被識別対象物の識別方法において、前記
所定被識別対象物をアース接地させず、かつ、前記発振
部及び前記被識別対象物の中から不使用の被識別対象物
をそれぞれアース接地するとともに、前記検出部に感度
調整手段を設け、前記検出した信号電圧のレベルに応じ
て前記感度調整手段の感度調整を行い、前記所定被識別
対象物を検出するので、ケーブル間の静電容量に影響を
受けず、複数のケーブルの中から所定の被識別対象物を
正確に識別することができる。
【図1】本発明に係る被識別対象物の識別方法の原理を
説明するための典型的な状況の原理図とその等価回路で
ある。
説明するための典型的な状況の原理図とその等価回路で
ある。
【図2】本発明に係る被識別対象物の識別方法の原理を
説明するための他の典型的な状況の原理図とその等価回
路である。
説明するための他の典型的な状況の原理図とその等価回
路である。
【図3】本発明に係る被識別対象物の識別方法の原理を
説明するための他の典型的な状況の原理図とその等価回
路である。
説明するための他の典型的な状況の原理図とその等価回
路である。
【図4】本発明に係るケーブルの識別方法を用いた識別
装置の構成を示すブロック図である。
装置の構成を示すブロック図である。
10 発振部 11〜13 正弦波発振回路 14 電位信号合成・印加回路 15 クリップ 20 検出部 21 信号電極 22 検出回路 23 増幅回路 24 信号識別回路 32 表示回路 A 目標ケーブル B〜D ケーブル A1 〜D1 心線
Claims (1)
- 【請求項1】 収容される導電性の複数の被識別対象物
の中から所定被識別対象物に直接に発振部からの信号電
圧を印加するとともに、静電結合方法による検出部によ
って前記所定被識別対象物から前記信号電圧を検出し、
前記所定被識別対象物を検出する被識別対象物の識別方
法において、前記所定被識別対象物をアース接地させ
ず、かつ、前記発振部及び前記被識別対象物の中から不
使用の被識別対象物をそれぞれアース接地するととも
に、前記検出部に感度調整手段を設け、前記検出した信
号電圧のレベルに応じて前記感度調整手段の感度調整を
行い、前記所定被識別対象物を検出することを特徴とす
る被識別対象物の識別方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4172385A JPH0622424A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 被識別対象物の識別方法 |
| CA002113836A CA2113836C (en) | 1992-05-20 | 1993-05-20 | Method and apparatus for identifying objects using compound signal and a detector employing an electrical static coupling technique |
| US08/185,953 US5570010A (en) | 1992-05-20 | 1993-05-20 | Method and apparatus for identifying objects using compound signal and a detector employing an electrical static coupling technique |
| PCT/JP1993/000667 WO1993023759A1 (fr) | 1992-05-20 | 1993-05-20 | Procede pour discriminer des objets de discrimination, detecteur prevu a cet effet et circuit d'entree dudit detecteur |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4172385A JPH0622424A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 被識別対象物の識別方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0622424A true JPH0622424A (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=15940942
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4172385A Pending JPH0622424A (ja) | 1992-05-20 | 1992-06-30 | 被識別対象物の識別方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0622424A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015151994A1 (ja) * | 2014-04-04 | 2015-10-08 | 本田技研工業株式会社 | 筒内圧検出装置 |
| JP2015215329A (ja) * | 2014-04-21 | 2015-12-03 | 本田技研工業株式会社 | 筒内圧検出装置 |
| US10221782B2 (en) | 2014-04-04 | 2019-03-05 | Honda Motor Co., Ltd. | In-cylinder pressure detecting apparatus |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP4172385A patent/JPH0622424A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015151994A1 (ja) * | 2014-04-04 | 2015-10-08 | 本田技研工業株式会社 | 筒内圧検出装置 |
| US10221782B2 (en) | 2014-04-04 | 2019-03-05 | Honda Motor Co., Ltd. | In-cylinder pressure detecting apparatus |
| JP2015215329A (ja) * | 2014-04-21 | 2015-12-03 | 本田技研工業株式会社 | 筒内圧検出装置 |
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