JPH06225567A - モータ制御装置 - Google Patents
モータ制御装置Info
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- JPH06225567A JPH06225567A JP5012288A JP1228893A JPH06225567A JP H06225567 A JPH06225567 A JP H06225567A JP 5012288 A JP5012288 A JP 5012288A JP 1228893 A JP1228893 A JP 1228893A JP H06225567 A JPH06225567 A JP H06225567A
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- Japan
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- motor
- disturbance
- cycle
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 FG信号の周期帰還により定速制御を行うモ
ータ制御装置において、定常時の回転速度変動を抑制
し、かつモータ起動特性を損なわないモータ制御装置を
提供する。 【構成】 FG信号の周期を検出した周期信号TFGは周
期指令値Trと比較され周期誤差信号ΔTFGとなる。判
定器20は周期誤差信号ΔTFGの大きさを判定し、所定
の範囲内の場合には0を、範囲外の場合には1をリセッ
ト信号として出力する。外乱推定器1は、リセット信号
が0の場合には周期信号TFGと駆動信号Dより外乱トル
クτdを推定して駆動信号に換算した外乱推定信号dを
出力し、リセット信号が1の場合には外乱推定信号dお
よび高域遮断フィルタ14内部のディジタル値Mを零に
初期化する。補正器10は、外乱推定信号dを制御信号
cに加算することにより外乱トルクτdの影響を打ち消
した駆動信号Dを出力するが、リセット信号が1の場合
には実質的に補正は行われない。
ータ制御装置において、定常時の回転速度変動を抑制
し、かつモータ起動特性を損なわないモータ制御装置を
提供する。 【構成】 FG信号の周期を検出した周期信号TFGは周
期指令値Trと比較され周期誤差信号ΔTFGとなる。判
定器20は周期誤差信号ΔTFGの大きさを判定し、所定
の範囲内の場合には0を、範囲外の場合には1をリセッ
ト信号として出力する。外乱推定器1は、リセット信号
が0の場合には周期信号TFGと駆動信号Dより外乱トル
クτdを推定して駆動信号に換算した外乱推定信号dを
出力し、リセット信号が1の場合には外乱推定信号dお
よび高域遮断フィルタ14内部のディジタル値Mを零に
初期化する。補正器10は、外乱推定信号dを制御信号
cに加算することにより外乱トルクτdの影響を打ち消
した駆動信号Dを出力するが、リセット信号が1の場合
には実質的に補正は行われない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータの回転速度を一
定に保つように制御するモータ制御装置に関する。
定に保つように制御するモータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】VTRのドラム・モータあるいはキャプ
スタン・モータの制御装置においては、モータを一定の
速度で回転させる必要がある。したがって、外乱トルク
(テープ走行負荷、軸摩擦、モータトルクリップル、外
部振動等)が制御系に入力されても速度変動が少ないこ
とが要求され、外乱トルクに対して、どれだけの速度変
動が生じるかによって制御系の性能が決定される。
スタン・モータの制御装置においては、モータを一定の
速度で回転させる必要がある。したがって、外乱トルク
(テープ走行負荷、軸摩擦、モータトルクリップル、外
部振動等)が制御系に入力されても速度変動が少ないこ
とが要求され、外乱トルクに対して、どれだけの速度変
動が生じるかによって制御系の性能が決定される。
【0003】(図3)は例えばVTRのドラム・モータ
あるいはキャプスタン・モータの速度制御装置の構成を
示すブロック図である。実際には位相制御系も付加され
ているが、ここでは説明の簡略化のために速度制御系の
みを図示した。
あるいはキャプスタン・モータの速度制御装置の構成を
示すブロック図である。実際には位相制御系も付加され
ているが、ここでは説明の簡略化のために速度制御系の
みを図示した。
【0004】(図3)において、100はドラム・モー
タあるいはキャプスタン・モータであり、外乱トルクτ
dが印加されている。モータ100には周波数発電機1
10がとりつけられており、モータ100の回転速度に
比例した周波数信号を出力する。120は周波数信号の
周期を検出し周期信号TFGを出力する周期検出器、13
0は周期信号TFGと周期指令値Tr(一定値)との偏差
に応じた周期誤差信号ΔTFGを出力する比較器、140
は周期誤差信号ΔTFGに比例・積分等の制御補償を行い
制御信号cを出力する制御器、150は制御信号cに応
じた駆動電流I aをモータに供給する駆動器である。
タあるいはキャプスタン・モータであり、外乱トルクτ
dが印加されている。モータ100には周波数発電機1
10がとりつけられており、モータ100の回転速度に
比例した周波数信号を出力する。120は周波数信号の
周期を検出し周期信号TFGを出力する周期検出器、13
0は周期信号TFGと周期指令値Tr(一定値)との偏差
に応じた周期誤差信号ΔTFGを出力する比較器、140
は周期誤差信号ΔTFGに比例・積分等の制御補償を行い
制御信号cを出力する制御器、150は制御信号cに応
じた駆動電流I aをモータに供給する駆動器である。
【0005】次に動作について説明する。ここでは、
(図3)の構成をマイクロコンピュータを用いたソフト
ウェアサーボで構成した場合について説明する。ソフト
ウェアサーボの場合には、周期検出器120、比較器1
30および制御器140はソフトウェアにより構成され
る。まず、モータ100の回転速度に比例した周波数を
持つ周波数信号(以下、FG信号と呼ぶ)が周波数発電
機110から出力される。周期検出器120においては
FG信号のエッジの入力時刻が順次取り込まれ、その都
度FG信号のエッジの入力時刻とその一つ前のFG信号
のエッジの入力時刻との時間差すなわちFG信号の周期
が計算され出力される。周期検出器120より出力され
た周期信号TFG(ディジタル値)は、比較器130にお
いて周期指令値Tr(一定値)から減じられた後、周期
誤差信号ΔTFG(ディジタル値)として出力される。周
期誤差信号ΔTFGは制御器140において制御系の速応
性および安定性を改善するための比例あるいは積分補償
をされた後、制御信号c(ディジタル値)として出力さ
れる。制御信号cは図示していないD/A変換器等によ
りアナログ電圧に変換され、駆動器150に印加され
る。駆動器150からは制御信号cに応じた駆動電流I
aが出力され、モータ100に供給される。以上の動作
が、FG信号のエッジが周期検出器120に入力される
毎に繰り返し行われる。したがって、モータ100は、
周期信号TFGが所定の周期指令値Tr(一定値)に一致
するように駆動制御され、モータ100の回転速度が一
定に保たれる。
(図3)の構成をマイクロコンピュータを用いたソフト
ウェアサーボで構成した場合について説明する。ソフト
ウェアサーボの場合には、周期検出器120、比較器1
30および制御器140はソフトウェアにより構成され
る。まず、モータ100の回転速度に比例した周波数を
持つ周波数信号(以下、FG信号と呼ぶ)が周波数発電
機110から出力される。周期検出器120においては
FG信号のエッジの入力時刻が順次取り込まれ、その都
度FG信号のエッジの入力時刻とその一つ前のFG信号
のエッジの入力時刻との時間差すなわちFG信号の周期
が計算され出力される。周期検出器120より出力され
た周期信号TFG(ディジタル値)は、比較器130にお
いて周期指令値Tr(一定値)から減じられた後、周期
誤差信号ΔTFG(ディジタル値)として出力される。周
期誤差信号ΔTFGは制御器140において制御系の速応
性および安定性を改善するための比例あるいは積分補償
をされた後、制御信号c(ディジタル値)として出力さ
れる。制御信号cは図示していないD/A変換器等によ
りアナログ電圧に変換され、駆動器150に印加され
る。駆動器150からは制御信号cに応じた駆動電流I
aが出力され、モータ100に供給される。以上の動作
が、FG信号のエッジが周期検出器120に入力される
毎に繰り返し行われる。したがって、モータ100は、
周期信号TFGが所定の周期指令値Tr(一定値)に一致
するように駆動制御され、モータ100の回転速度が一
定に保たれる。
【0006】(図3)に示した構成では、モータ100
に印加される外乱トルクτdによって生じる回転速度変
動は、速度制御系および図示していない位相制御系の働
きにより抑えられる。しかし、近年、機器の小型化が進
むにつれてモータが小型化されてきており、この場合、
モータ慣性の低下によって、(図3)に示した構成で
は、外乱トルクτdによる回転速度変動を十分に抑制す
ることが困難となっている。
に印加される外乱トルクτdによって生じる回転速度変
動は、速度制御系および図示していない位相制御系の働
きにより抑えられる。しかし、近年、機器の小型化が進
むにつれてモータが小型化されてきており、この場合、
モータ慣性の低下によって、(図3)に示した構成で
は、外乱トルクτdによる回転速度変動を十分に抑制す
ることが困難となっている。
【0007】このような課題を解決するために、本出願
人は特願平4−313066号にて、モータに加わる外
乱トルクを推定し、この推定値を用いて外乱トルクの影
響を打ち消すことによって、モータの回転速度変動を抑
えるモータ制御装置を提案した。
人は特願平4−313066号にて、モータに加わる外
乱トルクを推定し、この推定値を用いて外乱トルクの影
響を打ち消すことによって、モータの回転速度変動を抑
えるモータ制御装置を提案した。
【0008】(図4(a))は、本出願人が特願平4−
313066号において提案した制御装置の一例を示す
ブロック図であり、同図(b)は、同図(a)における
外乱推定器の構成の一例を示す制御ブロック線図であ
る。
313066号において提案した制御装置の一例を示す
ブロック図であり、同図(b)は、同図(a)における
外乱推定器の構成の一例を示す制御ブロック線図であ
る。
【0009】(図4(a))において、(図3)に示し
た従来例の構成と異なるのは、外乱推定器1および補正
器10を追加している点である。外乱推定器1は周期信
号T FGと駆動信号Dに応じた外乱推定信号dを出力し、
補正器10は制御信号cを外乱推定信号dにより補正し
て駆動信号Dを出力する。その他の構成は、(図3)と
同じであるので、同じ記号を付し、重複した説明を省略
する。
た従来例の構成と異なるのは、外乱推定器1および補正
器10を追加している点である。外乱推定器1は周期信
号T FGと駆動信号Dに応じた外乱推定信号dを出力し、
補正器10は制御信号cを外乱推定信号dにより補正し
て駆動信号Dを出力する。その他の構成は、(図3)と
同じであるので、同じ記号を付し、重複した説明を省略
する。
【0010】次に動作について説明する。モータ100
には外乱トルクτdが印加されており、モータ100の
回転速度に比例した周波数の周波数信号(以下、FG信
号と呼ぶ)が周波数発電機110より出力される。FG
信号は周期検出器120に入力され、その周期を検出し
た周期信号TFGが出力される。周期信号TFGは、比較器
130において周期指令値Tr(一定値)から減じられ
た後、周期誤差信号ΔTFGとして出力される。周期誤差
信号ΔTFGは制御器140において所定の比例あるいは
積分補償され制御信号cとなる。制御信号cは補正器1
0に入力され、外乱推定信号dを加算された後、駆動信
号Dとなる。駆動信号Dは駆動器150に入力され駆動
信号Dに応じた駆動電流Iaがモータ100に供給され
る。以上が基本的な速度制御系の動作であり、周期信号
TFGと周期指令値Trが一致するようにモータ100が
回転駆動され、モータ100の回転速度が一定に保たれ
る。これらの動作は外乱推定信号dが零の場合、(図
3)に示した従来例の場合と全く同様である。また、外
乱推定器1は、周期検出器120から出力される周期信
号TFGと補正器10から出力される駆動信号Dを入力と
し、後述の演算により外乱推定信号dを出力する。
には外乱トルクτdが印加されており、モータ100の
回転速度に比例した周波数の周波数信号(以下、FG信
号と呼ぶ)が周波数発電機110より出力される。FG
信号は周期検出器120に入力され、その周期を検出し
た周期信号TFGが出力される。周期信号TFGは、比較器
130において周期指令値Tr(一定値)から減じられ
た後、周期誤差信号ΔTFGとして出力される。周期誤差
信号ΔTFGは制御器140において所定の比例あるいは
積分補償され制御信号cとなる。制御信号cは補正器1
0に入力され、外乱推定信号dを加算された後、駆動信
号Dとなる。駆動信号Dは駆動器150に入力され駆動
信号Dに応じた駆動電流Iaがモータ100に供給され
る。以上が基本的な速度制御系の動作であり、周期信号
TFGと周期指令値Trが一致するようにモータ100が
回転駆動され、モータ100の回転速度が一定に保たれ
る。これらの動作は外乱推定信号dが零の場合、(図
3)に示した従来例の場合と全く同様である。また、外
乱推定器1は、周期検出器120から出力される周期信
号TFGと補正器10から出力される駆動信号Dを入力と
し、後述の演算により外乱推定信号dを出力する。
【0011】次に外乱推定器1について詳細に説明す
る。(図4)(b)において、11は所定の定数Kを掛
ける乗算器であり、12、13は加算器、14は遮断角
周波数がωoの1次の高域遮断フィルタである。なお、
Kは次式で表される定数である。
る。(図4)(b)において、11は所定の定数Kを掛
ける乗算器であり、12、13は加算器、14は遮断角
周波数がωoの1次の高域遮断フィルタである。なお、
Kは次式で表される定数である。
【0012】 K=ωo(J/Kt)・(1/Kamp)・(2π/Z)・(1/Tr 2) ・・・(1) ここで、Jはモータ100の慣性、Ktはトルク定数、
Kampは駆動器150のゲイン、Zはモータ100の1
回転あたりに発生するFG信号のパルス数である。
Kampは駆動器150のゲイン、Zはモータ100の1
回転あたりに発生するFG信号のパルス数である。
【0013】周期検出器120により出力された周期信
号TFGは、乗算器11において定数Kを掛けて出力され
る。乗算器11の出力は、加算器12において、補正器
10より出力される駆動信号Dから減算される。加算器
12の出力は高域遮断フィルタ14でフィルタ処理され
た後、加算器13において乗算器11の出力を加算され
て外乱推定信号dとして出力される。以上が外乱推定器
1の動作であり、外乱推定信号dは、前述のように、補
正器10において制御器140から出力される制御信号
cに加算されることにより外乱トルクτdの影響を打ち
消し、モータ100の回転速度変動を抑圧する。
号TFGは、乗算器11において定数Kを掛けて出力され
る。乗算器11の出力は、加算器12において、補正器
10より出力される駆動信号Dから減算される。加算器
12の出力は高域遮断フィルタ14でフィルタ処理され
た後、加算器13において乗算器11の出力を加算され
て外乱推定信号dとして出力される。以上が外乱推定器
1の動作であり、外乱推定信号dは、前述のように、補
正器10において制御器140から出力される制御信号
cに加算されることにより外乱トルクτdの影響を打ち
消し、モータ100の回転速度変動を抑圧する。
【0014】このように、本出願人が特願平4−313
066号において提案したモータ制御装置では、周期信
号をモータの回転角速度に換算せず、周期信号をそのま
ま入力とするように外乱推定器を構成している。したが
って、(図3)に示したような既存の周期帰還型のモー
タ速度制御装置に外乱推定器を容易に追加できる。
066号において提案したモータ制御装置では、周期信
号をモータの回転角速度に換算せず、周期信号をそのま
ま入力とするように外乱推定器を構成している。したが
って、(図3)に示したような既存の周期帰還型のモー
タ速度制御装置に外乱推定器を容易に追加できる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成では、モータ起動時に、正確な外乱トルクの推定を
行うことができないために、補正器による補正動作が誤
ったものとなり、モータの起動特性の劣化を招くという
問題点があった。以下これについて詳細に説明する。
構成では、モータ起動時に、正確な外乱トルクの推定を
行うことができないために、補正器による補正動作が誤
ったものとなり、モータの起動特性の劣化を招くという
問題点があった。以下これについて詳細に説明する。
【0016】(図4(a))において、モータ100の
回転角速度ωと周期信号TFGとの間には、 ω=(2π/Z)・(1/TFG) ・・・(2) で表される関係式が成り立つ。モータ100は一定の速
度で回転するように駆動制御されているので、周期信号
TFGは周期指令値Trの近傍で変化している。したがっ
て、回転角速度ωの時間微分値と周期信号TFGの時間微
分値との間には、 dω/dt=-(2π/Z)・(1/Tr 2)dTFG/dt ・・・(3) で表される関係式が成立する。
回転角速度ωと周期信号TFGとの間には、 ω=(2π/Z)・(1/TFG) ・・・(2) で表される関係式が成り立つ。モータ100は一定の速
度で回転するように駆動制御されているので、周期信号
TFGは周期指令値Trの近傍で変化している。したがっ
て、回転角速度ωの時間微分値と周期信号TFGの時間微
分値との間には、 dω/dt=-(2π/Z)・(1/Tr 2)dTFG/dt ・・・(3) で表される関係式が成立する。
【0017】(図4)に示した外乱推定器1は、(3)
式の関係を利用することにより、周期信号TFGをモータ
100の回転角速度ωに換算せず直接用いて、外乱トル
クτ dを推定するように構成したものである。
式の関係を利用することにより、周期信号TFGをモータ
100の回転角速度ωに換算せず直接用いて、外乱トル
クτ dを推定するように構成したものである。
【0018】しかし、モータ起動時には、(3)式の関
係が成立しないことから、外乱推定器1から出力される
外乱推定信号dは正確な推定値とならない。したがっ
て、モータ起動時に、このような外乱推定信号dを用い
て制御信号cを補正した場合、誤った補正が行われ、場
合によっては外乱トルクτdによる回転速度変動を逆に
増加させてしまうことも有り得るため、モータの起動特
性の劣化を招くことになる。
係が成立しないことから、外乱推定器1から出力される
外乱推定信号dは正確な推定値とならない。したがっ
て、モータ起動時に、このような外乱推定信号dを用い
て制御信号cを補正した場合、誤った補正が行われ、場
合によっては外乱トルクτdによる回転速度変動を逆に
増加させてしまうことも有り得るため、モータの起動特
性の劣化を招くことになる。
【0019】本発明は、このような点を考慮して、既存
の周期帰還型のモータ速度制御装置に外乱推定器を容易
に追加でき、しかも、モータ起動時に、誤った補正を行
わないように工夫したものである。
の周期帰還型のモータ速度制御装置に外乱推定器を容易
に追加でき、しかも、モータ起動時に、誤った補正を行
わないように工夫したものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、モータの回転速度に比例した周波数信号を
発生する周波数発電機と、周波数信号の周期を検出し周
期信号を出力する周期検出手段と、周期信号と周期指令
値との差に応じた周期誤差信号を出力する比較手段と、
周期誤差信号の大きさを判定する判定手段と、周期誤差
信号に応じた制御信号を出力する制御手段と、駆動信号
に応じた電力をモータに供給する駆動手段と、周期信号
あるいは周期誤差信号のどちらか一方と駆動信号から前
記モータに印加される外乱トルクを推定し、駆動信号に
換算した外乱推定信号を出力する外乱推定手段と、制御
信号を外乱推定信号により補正して駆動信号を出力する
補正手段を具備し、判定手段の判定結果に応じて外乱推
定手段を初期化するように構成したものである。
するために、モータの回転速度に比例した周波数信号を
発生する周波数発電機と、周波数信号の周期を検出し周
期信号を出力する周期検出手段と、周期信号と周期指令
値との差に応じた周期誤差信号を出力する比較手段と、
周期誤差信号の大きさを判定する判定手段と、周期誤差
信号に応じた制御信号を出力する制御手段と、駆動信号
に応じた電力をモータに供給する駆動手段と、周期信号
あるいは周期誤差信号のどちらか一方と駆動信号から前
記モータに印加される外乱トルクを推定し、駆動信号に
換算した外乱推定信号を出力する外乱推定手段と、制御
信号を外乱推定信号により補正して駆動信号を出力する
補正手段を具備し、判定手段の判定結果に応じて外乱推
定手段を初期化するように構成したものである。
【0021】
【作用】本発明では上記のように構成することによっ
て、周期誤差信号が所定の範囲内に収まっていない場合
には、外乱推定信号による補正を行わないようにしてい
る。その結果、モータ起動時に、外乱推定器の影響がな
く、スムーズな起動を行うことができ、しかも、モータ
が定速状態に至ってからは優れた外乱抑圧効果が得られ
る。
て、周期誤差信号が所定の範囲内に収まっていない場合
には、外乱推定信号による補正を行わないようにしてい
る。その結果、モータ起動時に、外乱推定器の影響がな
く、スムーズな起動を行うことができ、しかも、モータ
が定速状態に至ってからは優れた外乱抑圧効果が得られ
る。
【0022】
【実施例】(図1)は本発明の一実施例によるモータ制
御装置の構成を示すブロック図である。以下、図面を参
照しながら説明する。
御装置の構成を示すブロック図である。以下、図面を参
照しながら説明する。
【0023】(図1(a))は、本実施例によるモータ
制御装置の全体の構成を示すブロック図である。(図1
(a))において、100はモータであり、外乱トルク
τdが印加されている。モータ100には周波数発電機
110がとりつけられており、モータ100の回転速度
に比例した周波数信号(以下、FG信号と呼ぶ)を出力
する。120はFG信号の周期を検出し周期信号TFGを
出力する周期検出器、130は周期信号TFGと周期指令
値Tr(一定値)との偏差に応じた周期誤差信号ΔTFG
を出力する比較器、140は周期誤差信号ΔTFGに比例
・積分等の制御補償を行い制御信号cを出力する制御
器、10は制御信号cを後述の外乱推定信号dにより補
正して駆動信号Dを出力する補正器、150は駆動信号
Dに応じた駆動電流Iaをモータに供給する駆動器であ
り、1は周期信号TFGと駆動信号Dに応じた外乱推定信
号dを出力する外乱推定器、20は周期誤差信号ΔTFG
の大きさを判定し、その判定結果に応じて外乱推定器1
をリセットするためのリセット信号を出力する判定器で
ある。
制御装置の全体の構成を示すブロック図である。(図1
(a))において、100はモータであり、外乱トルク
τdが印加されている。モータ100には周波数発電機
110がとりつけられており、モータ100の回転速度
に比例した周波数信号(以下、FG信号と呼ぶ)を出力
する。120はFG信号の周期を検出し周期信号TFGを
出力する周期検出器、130は周期信号TFGと周期指令
値Tr(一定値)との偏差に応じた周期誤差信号ΔTFG
を出力する比較器、140は周期誤差信号ΔTFGに比例
・積分等の制御補償を行い制御信号cを出力する制御
器、10は制御信号cを後述の外乱推定信号dにより補
正して駆動信号Dを出力する補正器、150は駆動信号
Dに応じた駆動電流Iaをモータに供給する駆動器であ
り、1は周期信号TFGと駆動信号Dに応じた外乱推定信
号dを出力する外乱推定器、20は周期誤差信号ΔTFG
の大きさを判定し、その判定結果に応じて外乱推定器1
をリセットするためのリセット信号を出力する判定器で
ある。
【0024】また、(図1(b))は外乱推定器1の構
成の一例を示す制御ブロック線図である。ここでは、
(図1(a))に示した制御装置をマイクロコンピュー
タを用いたソフトウェアサーボで構成するために離散系
の制御ブロック線図で示している。(図1(b))にお
いて、11は所定の係数Kを掛ける第1の乗算器であ
り、12は第1の加算器、13は第2の加算器である。
なお、Kは次式で表される定数である。
成の一例を示す制御ブロック線図である。ここでは、
(図1(a))に示した制御装置をマイクロコンピュー
タを用いたソフトウェアサーボで構成するために離散系
の制御ブロック線図で示している。(図1(b))にお
いて、11は所定の係数Kを掛ける第1の乗算器であ
り、12は第1の加算器、13は第2の加算器である。
なお、Kは次式で表される定数である。
【0025】 K=ωo(J/Kt)・(1/Kamp)・(2π/Z)・(1/Tr 2) ・・・(4) ここで、Jはモータ100の慣性、Ktはトルク定数、
Kampは駆動器150のゲイン、Zはモータ100の1
回転あたりに発生するFG信号のパルス数である。ま
た、14は遮断角周波数がωoの1次の高域遮断フィル
タである。(図1(b))では、連続系での伝達関数ω
o/(s+ωo)を、 s=(2/Ts)・(1-z-1)/(1+z-1) ・・・(5) で表される双一次変換により離散系の伝達関数に変換し
たものを用いている。この場合、高域遮断フィルタ14
は所定の係数α1、α2を掛ける乗算器41、45、加算
器42、44および1サンプリング時間の遅延を行う遅
延器43で構成される。ここで、Tsはサンプリング時
間、z-1は1サンプリング時間の遅延を表す演算子であ
り、α1、α2は次式で表される定数である。
Kampは駆動器150のゲイン、Zはモータ100の1
回転あたりに発生するFG信号のパルス数である。ま
た、14は遮断角周波数がωoの1次の高域遮断フィル
タである。(図1(b))では、連続系での伝達関数ω
o/(s+ωo)を、 s=(2/Ts)・(1-z-1)/(1+z-1) ・・・(5) で表される双一次変換により離散系の伝達関数に変換し
たものを用いている。この場合、高域遮断フィルタ14
は所定の係数α1、α2を掛ける乗算器41、45、加算
器42、44および1サンプリング時間の遅延を行う遅
延器43で構成される。ここで、Tsはサンプリング時
間、z-1は1サンプリング時間の遅延を表す演算子であ
り、α1、α2は次式で表される定数である。
【0026】 α1=(2-ωoTs)/(2+ωoTs) ・・・(6) α2=ωoTs/(2+ωoTs) ・・・(7) 次に、本実施例によるモータ制御装置の動作について説
明する。ここでは、(図1)に示した本発明の実施例に
よる制御装置をマイクロコンピュータを用いたソフトウ
ェアサーボで構成した場合について説明する。(図2
(a))は(図1)に示したモータ制御装置をソフトウ
ェアサーボで構成した場合の処理の一例を説明するフロ
ーチャートであり、同図(b)は(図1(b))に示し
た外乱推定器1の処理を詳細に説明するフローチャート
である。
明する。ここでは、(図1)に示した本発明の実施例に
よる制御装置をマイクロコンピュータを用いたソフトウ
ェアサーボで構成した場合について説明する。(図2
(a))は(図1)に示したモータ制御装置をソフトウ
ェアサーボで構成した場合の処理の一例を説明するフロ
ーチャートであり、同図(b)は(図1(b))に示し
た外乱推定器1の処理を詳細に説明するフローチャート
である。
【0027】(図1(a))において、周期検出器12
0、比較器130、制御器140、補正器10、判定器
20および外乱推定器1はメモリに格納されたソフトウ
ェア・プログラムに従って動作する演算処理ユニット
(マイクロコンピュータ等)により実現される。補正器
10、判定器20および外乱推定器1を除いた基本的な
速度制御系については、既にソフトウェアサーボが広く
用いられているので、ここではその詳細な説明は省略す
る。
0、比較器130、制御器140、補正器10、判定器
20および外乱推定器1はメモリに格納されたソフトウ
ェア・プログラムに従って動作する演算処理ユニット
(マイクロコンピュータ等)により実現される。補正器
10、判定器20および外乱推定器1を除いた基本的な
速度制御系については、既にソフトウェアサーボが広く
用いられているので、ここではその詳細な説明は省略す
る。
【0028】モータ100が回転を停止している状態か
らモータ100を起動させる場合、ソフトウェアサーボ
では、まず、マイクロコンピュータにモータ起動信号が
入力される。マイクロコンピュータはこの信号を受け
て、起動トルクに相当する駆動信号Dを出力する。駆動
信号Dは図示していないD/A変換器によりアナログ電
圧に変換され、駆動器150に供給される。駆動器15
0は駆動信号Dに応じた駆動電流Iaをモータ100に
供給し、モータ100は回転を開始する。モータ100
が回転を開始すると、周波数発電機110はモータ10
0の回転速度に応じた周波数の周波数信号(以下、FG
信号と呼ぶ)を出力する。FG信号はマイクロコンピュ
ータ内部に構成されている周期検出器120に入力され
る。以後、(図2)に示した処理の流れに従って、モー
タ100の回転速度制御が行われる。次に、このマイク
ロコンピュータ内部でのソフトウェア処理について説明
する。
らモータ100を起動させる場合、ソフトウェアサーボ
では、まず、マイクロコンピュータにモータ起動信号が
入力される。マイクロコンピュータはこの信号を受け
て、起動トルクに相当する駆動信号Dを出力する。駆動
信号Dは図示していないD/A変換器によりアナログ電
圧に変換され、駆動器150に供給される。駆動器15
0は駆動信号Dに応じた駆動電流Iaをモータ100に
供給し、モータ100は回転を開始する。モータ100
が回転を開始すると、周波数発電機110はモータ10
0の回転速度に応じた周波数の周波数信号(以下、FG
信号と呼ぶ)を出力する。FG信号はマイクロコンピュ
ータ内部に構成されている周期検出器120に入力され
る。以後、(図2)に示した処理の流れに従って、モー
タ100の回転速度制御が行われる。次に、このマイク
ロコンピュータ内部でのソフトウェア処理について説明
する。
【0029】まず、処理50において、FG信号のエッ
ジが入力されたかどうかの判断を行う。エッジが入力さ
れていない場合は入力されるまで待ち、エッジが入力さ
れた場合は処理51において所定の演算によりFG信号
の周期を検出して周期信号T FG(ディジタル値)を出力
する(周期検出器120の動作に対応)。処理52にお
いては、周期信号TFGを周期指令値Tr(ディジタル
値)から減じることにより周期誤差信号ΔTFG(ディジ
タル値)を算出する(比較器130の動作に対応)。
ジが入力されたかどうかの判断を行う。エッジが入力さ
れていない場合は入力されるまで待ち、エッジが入力さ
れた場合は処理51において所定の演算によりFG信号
の周期を検出して周期信号T FG(ディジタル値)を出力
する(周期検出器120の動作に対応)。処理52にお
いては、周期信号TFGを周期指令値Tr(ディジタル
値)から減じることにより周期誤差信号ΔTFG(ディジ
タル値)を算出する(比較器130の動作に対応)。
【0030】次に、処理80において、周期誤差信号Δ
TFGの大きさが所定の範囲内に収まっているかの判定を
行い、収まっている場合には、処理81において、リセ
ット信号REを0(ローレベル)とする。収まっていな
い場合には、処理82において、リセット信号REを1
(ハイレベル)とする。処理80、81、82の処理が
判定器20の動作に対応する。ここでいう「所定の範
囲」とは、通常、周期指令値Trに対する周期誤差信号
ΔTFGの割合が数%程度となる範囲として設定すれば良
い。これは、(図3)に示したような外乱トルクの補正
を行わない従来例においてもモータ起動後ただちに満足
される範囲である。
TFGの大きさが所定の範囲内に収まっているかの判定を
行い、収まっている場合には、処理81において、リセ
ット信号REを0(ローレベル)とする。収まっていな
い場合には、処理82において、リセット信号REを1
(ハイレベル)とする。処理80、81、82の処理が
判定器20の動作に対応する。ここでいう「所定の範
囲」とは、通常、周期指令値Trに対する周期誤差信号
ΔTFGの割合が数%程度となる範囲として設定すれば良
い。これは、(図3)に示したような外乱トルクの補正
を行わない従来例においてもモータ起動後ただちに満足
される範囲である。
【0031】次に、処理60においては、処理51にお
いて算出された周期信号TFGおよび前回のFG信号のエ
ッジが入力した時点の処理70において既に算出されて
いる駆動信号Dを入力として後述の処理に従い、外乱推
定信号d(ディジタル値)を算出する(外乱推定器1の
動作に対応)。処理53においては、周期誤差信号ΔT
FGを比例あるいは積分補償した制御信号c(ディジタル
値)を算出する(制御器140の動作に対応)。処理7
0においては、処理53で算出された制御信号cに処理
60で算出された外乱推定信号dを加算することにより
駆動信号D(ディジタル値)を算出する(補正器10の
動作に対応)。最後に、処理54において、処理70で
算出された駆動信号DをD/A変換器に出力し、処理5
0に戻る。以上が、ソフトウェアの処理であり、FGの
エッジが入力される毎にこれらの処理が繰り返される。
いて算出された周期信号TFGおよび前回のFG信号のエ
ッジが入力した時点の処理70において既に算出されて
いる駆動信号Dを入力として後述の処理に従い、外乱推
定信号d(ディジタル値)を算出する(外乱推定器1の
動作に対応)。処理53においては、周期誤差信号ΔT
FGを比例あるいは積分補償した制御信号c(ディジタル
値)を算出する(制御器140の動作に対応)。処理7
0においては、処理53で算出された制御信号cに処理
60で算出された外乱推定信号dを加算することにより
駆動信号D(ディジタル値)を算出する(補正器10の
動作に対応)。最後に、処理54において、処理70で
算出された駆動信号DをD/A変換器に出力し、処理5
0に戻る。以上が、ソフトウェアの処理であり、FGの
エッジが入力される毎にこれらの処理が繰り返される。
【0032】さらに、処理54においてD/A変換器に
出力された駆動信号Dは、アナログ電圧に変換され、駆
動器150に印加される。駆動器150は印加された電
圧に応じた駆動電流Iaをモータ100に供給すること
により、モータ100を回転駆動する。以上が、全体の
動作である。
出力された駆動信号Dは、アナログ電圧に変換され、駆
動器150に印加される。駆動器150は印加された電
圧に応じた駆動電流Iaをモータ100に供給すること
により、モータ100を回転駆動する。以上が、全体の
動作である。
【0033】次に、外乱推定器1の動作に対応する処理
60について詳細に説明する。(図2(b))に示すよ
うに、処理60は処理600から処理610に分けるこ
とができる。外乱推定器1は判定器120から出力され
るリセット信号REに応じて動作が異なる。処理60で
は、最初に、処理600において、処理81あるいは処
理82で出力されたリセット信号REが0であるか1で
あるかを判断する。リセット信号REが0の場合には、
周期誤差信号ΔTFGが所定の範囲内に収まっているの
で、通常の外乱推定器の処理である処理601から処理
608を行う。一方、リセット信号REが1の場合に
は、周期誤差信号ΔTFGが所定の範囲内に収まっていな
いので、外乱推定器を初期化するための処理である処理
609および処理610を行う。
60について詳細に説明する。(図2(b))に示すよ
うに、処理60は処理600から処理610に分けるこ
とができる。外乱推定器1は判定器120から出力され
るリセット信号REに応じて動作が異なる。処理60で
は、最初に、処理600において、処理81あるいは処
理82で出力されたリセット信号REが0であるか1で
あるかを判断する。リセット信号REが0の場合には、
周期誤差信号ΔTFGが所定の範囲内に収まっているの
で、通常の外乱推定器の処理である処理601から処理
608を行う。一方、リセット信号REが1の場合に
は、周期誤差信号ΔTFGが所定の範囲内に収まっていな
いので、外乱推定器を初期化するための処理である処理
609および処理610を行う。
【0034】まず、リセット信号REが0の場合の処理
について説明する。処理601において、周期信号TFG
に所定に係数Kを掛けてディジタル値aを算出する(第
1の乗算器11の動作に対応)。処理602において、
前回のFG信号のエッジが入力された時点での処理70
において算出されている駆動信号Dから処理601にお
いて算出されたディジタル値aを減算してディジタル値
bを算出する(第1の加算器12の動作に対応)。処理
603においては、あらかじめメモリに格納されている
ディジタル値Mに所定の係数α1を掛けてディジタル値
pを算出する(乗算器41の動作に対応)。処理604
においては、処理602で算出されたディジタル値bと
処理603で算出されたディジタル値pを加算してディ
ジタル値qを算出する(加算器42の動作に対応)。次
に、処理605において、処理604で算出されたディ
ジタル値qと前述のディジタル値Mを加算してディジタ
ル値xを算出する(加算器44の動作に対応)。処理6
06においては、処理604で算出されたディジタル値
qをメモリに格納し、ディジタル値Mを更新する(遅延
器43の動作に対応)。処理607においては、処理6
05で算出されたディジタル値xに所定の係数α2を掛
けてディジタル値yを算出する(乗算器45の動作に対
応)。最後に、処理608において、処理607で算出
されたディジタル値yと処理601で算出されたディジ
タル値aを加算して外乱推定信号dを出力する(第2の
加算器13の動作に対応)。
について説明する。処理601において、周期信号TFG
に所定に係数Kを掛けてディジタル値aを算出する(第
1の乗算器11の動作に対応)。処理602において、
前回のFG信号のエッジが入力された時点での処理70
において算出されている駆動信号Dから処理601にお
いて算出されたディジタル値aを減算してディジタル値
bを算出する(第1の加算器12の動作に対応)。処理
603においては、あらかじめメモリに格納されている
ディジタル値Mに所定の係数α1を掛けてディジタル値
pを算出する(乗算器41の動作に対応)。処理604
においては、処理602で算出されたディジタル値bと
処理603で算出されたディジタル値pを加算してディ
ジタル値qを算出する(加算器42の動作に対応)。次
に、処理605において、処理604で算出されたディ
ジタル値qと前述のディジタル値Mを加算してディジタ
ル値xを算出する(加算器44の動作に対応)。処理6
06においては、処理604で算出されたディジタル値
qをメモリに格納し、ディジタル値Mを更新する(遅延
器43の動作に対応)。処理607においては、処理6
05で算出されたディジタル値xに所定の係数α2を掛
けてディジタル値yを算出する(乗算器45の動作に対
応)。最後に、処理608において、処理607で算出
されたディジタル値yと処理601で算出されたディジ
タル値aを加算して外乱推定信号dを出力する(第2の
加算器13の動作に対応)。
【0035】次に、リセット信号REが1の場合の処理
について説明する。処理609において、前述のディジ
タル値Mを0とする。この処理609は(図1(b))
に示した高域フィルタ14を初期化するための処理であ
る。処理610においては、外乱推定信号dを0とす
る。この処理610は、補正器10の処理に対応する処
理70において、実質的に補正を行わないようにするた
めの処理である。
について説明する。処理609において、前述のディジ
タル値Mを0とする。この処理609は(図1(b))
に示した高域フィルタ14を初期化するための処理であ
る。処理610においては、外乱推定信号dを0とす
る。この処理610は、補正器10の処理に対応する処
理70において、実質的に補正を行わないようにするた
めの処理である。
【0036】以上が外乱推定器1、補正器10および判
定器20の動作を含めてソフトウェアサーボで構成した
場合の処理である。これらの処理を実現するようにソフ
トウェアプログラムを作成して制御装置を動作させれ
ば、モータ起動時など、周期誤差信号ΔTFGが所定の範
囲内に収まっていない場合には、実質的に外乱トルクの
補正が行われず、所定の範囲に収まった時点から外乱ト
ルクの補正が行われる。したがって、モータ起動時に
は、(図3)に示した従来の制御装置の持つ外乱抑圧性
能が保たれ、さらに、モータが定速回転状態に至ってか
らは、外乱トルクの補正による優れた外乱抑圧効果(特
願平4−313066号を参照)が得られる。
定器20の動作を含めてソフトウェアサーボで構成した
場合の処理である。これらの処理を実現するようにソフ
トウェアプログラムを作成して制御装置を動作させれ
ば、モータ起動時など、周期誤差信号ΔTFGが所定の範
囲内に収まっていない場合には、実質的に外乱トルクの
補正が行われず、所定の範囲に収まった時点から外乱ト
ルクの補正が行われる。したがって、モータ起動時に
は、(図3)に示した従来の制御装置の持つ外乱抑圧性
能が保たれ、さらに、モータが定速回転状態に至ってか
らは、外乱トルクの補正による優れた外乱抑圧効果(特
願平4−313066号を参照)が得られる。
【0037】なお、本実施例では、速度制御系のみを図
示して説明したが、これに位相制御系を追加することは
従来の技術を用いて簡単に実現でき、この場合にも同様
の効果を得ることができる。また、外乱推定器1に入力
される信号として周期検出器120から出力される周期
信号TFGを用いて説明したが、比較器130から出力さ
れる周期誤差信号ΔTFGを用いても良い。また、周期検
出器120はFG信号の周期を検出した周期信号を出力
するものとして説明を行ったが、周期信号はFG信号の
周期に実質的に対応した信号を用いれば良く、マイクロ
コンピュータに内蔵されたカウンタで計測して得られた
周期のカウンタ換算値を用いても良い。
示して説明したが、これに位相制御系を追加することは
従来の技術を用いて簡単に実現でき、この場合にも同様
の効果を得ることができる。また、外乱推定器1に入力
される信号として周期検出器120から出力される周期
信号TFGを用いて説明したが、比較器130から出力さ
れる周期誤差信号ΔTFGを用いても良い。また、周期検
出器120はFG信号の周期を検出した周期信号を出力
するものとして説明を行ったが、周期信号はFG信号の
周期に実質的に対応した信号を用いれば良く、マイクロ
コンピュータに内蔵されたカウンタで計測して得られた
周期のカウンタ換算値を用いても良い。
【0038】また、本実施例では、高域遮断フィルタ1
4は連続系の伝達関数を双一次変換により離散系に変換
したものを用いたが、変換には前進差分や後進差分等の
方法を用いても良く、外乱推定器の構成は本実施例に示
した構成に限られるものではない。また、ソフトウェア
での処理に関しては、処理の順序等の変更が可能であ
る。さらに、本実施例では、ソフトウェアサーボで構成
した場合について説明したが、ハードウェアで同様の動
作を実現するように構成しても良いことは言うまでもな
い。その他、本発明の主旨を変えずして種々の変更が可
能である。
4は連続系の伝達関数を双一次変換により離散系に変換
したものを用いたが、変換には前進差分や後進差分等の
方法を用いても良く、外乱推定器の構成は本実施例に示
した構成に限られるものではない。また、ソフトウェア
での処理に関しては、処理の順序等の変更が可能であ
る。さらに、本実施例では、ソフトウェアサーボで構成
した場合について説明したが、ハードウェアで同様の動
作を実現するように構成しても良いことは言うまでもな
い。その他、本発明の主旨を変えずして種々の変更が可
能である。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明のモータ制御装置
は、FG信号の周期を検出した周期信号あるいは周期誤
差信号を用いて外乱トルクを推定するように構成し、周
期誤差信号が所定の範囲内に収まっていない場合には、
外乱トルクの補正を行わないようにしているので、VT
R等に用いられているFG信号の周期を帰還してモータ
の回転速度を一定に制御する従来のモータ制御装置に、
ハードウェアを大幅に変更することなく容易に応用する
ことができ、定速状態において優れた外乱抑圧効果を得
ることができると同時に、スムーズなモータ起動が行え
る。さらに、制御装置がマイクロコンピュータを用いた
ソフトウェアサーボで構成されている場合には、簡単な
プログラムを追加するだけで外乱推定器の動作が実現可
能である。したがって、本発明の制御装置によれば、制
御特性の優れた、しかも、安価かつ小型な制御機器を得
ることができる。
は、FG信号の周期を検出した周期信号あるいは周期誤
差信号を用いて外乱トルクを推定するように構成し、周
期誤差信号が所定の範囲内に収まっていない場合には、
外乱トルクの補正を行わないようにしているので、VT
R等に用いられているFG信号の周期を帰還してモータ
の回転速度を一定に制御する従来のモータ制御装置に、
ハードウェアを大幅に変更することなく容易に応用する
ことができ、定速状態において優れた外乱抑圧効果を得
ることができると同時に、スムーズなモータ起動が行え
る。さらに、制御装置がマイクロコンピュータを用いた
ソフトウェアサーボで構成されている場合には、簡単な
プログラムを追加するだけで外乱推定器の動作が実現可
能である。したがって、本発明の制御装置によれば、制
御特性の優れた、しかも、安価かつ小型な制御機器を得
ることができる。
【図1】本発明の一実施例によるモータ制御装置の構成
を示すブロック図
を示すブロック図
【図2】本発明の一実施例によるモータ制御装置をソフ
トウェアサーボで構成した場合の処理を説明するフロー
チャート
トウェアサーボで構成した場合の処理を説明するフロー
チャート
【図3】従来のVTRにおけるモータ制御装置の構成の
一例を示すブロック図
一例を示すブロック図
【図4】本出願人が先に提案したモータ制御装置の構成
の一例を示すブロック図
の一例を示すブロック図
1 外乱推定器 10 補正器 20 判定器 11 第1の乗算器 12 第1の加算器 13 第2の加算器 14 高域遮断フィルタ 100 モータ 110 周波数発電機 120 周期検出器 130 比較器 140 制御器 150 駆動器
Claims (3)
- 【請求項1】モータの回転速度に比例した周波数信号を
発生する周波数発電機と、前記周波数信号の周期を検出
し周期信号を出力する周期検出手段と、前記周期信号と
周期指令値との差に応じた周期誤差信号を出力する比較
手段と、前記周期誤差信号の大きさを判定する判定手段
と、前記周期誤差信号に応じた制御信号を出力する制御
手段と、駆動信号に応じた電力をモータに供給する駆動
手段と、前記周期信号あるいは前記周期誤差信号のどち
らか一方と前記駆動信号から前記モータに印加される外
乱トルクを推定し、前記駆動信号に換算した外乱推定信
号を出力する外乱推定手段と、前記制御信号を前記外乱
推定信号により補正して前記駆動信号を出力する補正手
段を具備し、前記判定手段の判定結果に応じて前記外乱
推定手段を初期化するように構成されたことを特徴とす
るモータ制御装置。 - 【請求項2】外乱推定手段は、周期信号あるいは周期誤
差信号のどちらか一方に所定の係数を乗じる第1の乗算
手段と、前記第1の乗算手段の出力と駆動信号を加算ま
たは減算する第1の加算手段と、第1の加算手段に接続
され高域遮断特性を有するフィルタ手段と、前記フィル
タ手段の出力と前記第1の乗算手段の出力を加算または
減算し外乱推定信号を出力する第2の加算手段より構成
されたことを特徴とする請求項1記載のモータ制御装
置。 - 【請求項3】判定手段は、前記周期誤差信号の大きさが
所定の範囲内に収まっているかを判定し、所定の範囲を
超えている場合にフィルタ手段および外乱推定信号を初
期化するように構成されたことを特徴とする請求項2記
載のモータ制御装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5012288A JPH06225567A (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | モータ制御装置 |
| US08/153,102 US5467004A (en) | 1992-11-24 | 1993-11-17 | Motor speed control apparatus for keeping the speed of the motor fixed in the presence of a disturbance torque |
| DE69309857T DE69309857T2 (de) | 1992-11-24 | 1993-11-18 | Einrichtung zur Drehzahlregelung von Motoren |
| EP93118534A EP0599190B1 (en) | 1992-11-24 | 1993-11-18 | Motor speed control apparatus |
| KR1019930024979A KR0133354B1 (ko) | 1992-11-24 | 1993-11-23 | 모터제어장치 |
| CN93121407A CN1038172C (zh) | 1992-11-24 | 1993-11-24 | 电动机速度控制装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5012288A JPH06225567A (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | モータ制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06225567A true JPH06225567A (ja) | 1994-08-12 |
Family
ID=11801168
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5012288A Pending JPH06225567A (ja) | 1992-11-24 | 1993-01-28 | モータ制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06225567A (ja) |
-
1993
- 1993-01-28 JP JP5012288A patent/JPH06225567A/ja active Pending
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