JPH0622604B2 - 人工心臓用血液ポンプ - Google Patents
人工心臓用血液ポンプInfo
- Publication number
- JPH0622604B2 JPH0622604B2 JP60046952A JP4695285A JPH0622604B2 JP H0622604 B2 JPH0622604 B2 JP H0622604B2 JP 60046952 A JP60046952 A JP 60046952A JP 4695285 A JP4695285 A JP 4695285A JP H0622604 B2 JPH0622604 B2 JP H0622604B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- blood
- side housing
- pusher plate
- leaflet
- Prior art date
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- Reciprocating Pumps (AREA)
- External Artificial Organs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、人工心臓血液ポンプに関し、特にダイアフラ
ム(隔膜)にプツシヤプレート(円板)を固定したプツ
シヤプレート型の血液ポンプに関するものである。
ム(隔膜)にプツシヤプレート(円板)を固定したプツ
シヤプレート型の血液ポンプに関するものである。
(従来の技術) 一般に補助人工心臓装置は、手術後の生体心臓の機能回
復が充分でなく、必要な血液循環が維持できない様な患
者で、従来の補助循環機器(例えば、大動脈内パルーン
ポンピング:IABP等)では、有効的な処置ができな
い場合に使用される。これらの補助人工心臓装置に用い
られる血液ポンプにはいくつかの型式がある。従来の血
液ポンプとして、例えば、特開昭55−113459号
の第1図,第2図および第3図に示されたものがある。
これをタイプ別に分類すると基本的には、ダイアフラム
型(第1図),サツク型(第2図),チユーブ型(第3
図)の3種類となる。さらに、ダイアフラム型にはダイ
アフラムにプツシヤプレートを固定したプツシヤプレー
ト型がある。これらには次に示すような長所と短所があ
る。チユーブ型は、構造が簡単で血液流はスムースであ
るが、その反面、容積効率が劣る。サツク型は、吸入,
吐出の応答性に優れ、耐久性も優れるが、その反面少な
からず血液の淀みがあり、容積効率も劣る。ダイアフラ
ム型は、容積効率が良い反面、耐久性に難点がある。ま
た、プツシヤプレート型は、容積効率が良く制御性も良
いが、耐久性に難点がある。
復が充分でなく、必要な血液循環が維持できない様な患
者で、従来の補助循環機器(例えば、大動脈内パルーン
ポンピング:IABP等)では、有効的な処置ができな
い場合に使用される。これらの補助人工心臓装置に用い
られる血液ポンプにはいくつかの型式がある。従来の血
液ポンプとして、例えば、特開昭55−113459号
の第1図,第2図および第3図に示されたものがある。
これをタイプ別に分類すると基本的には、ダイアフラム
型(第1図),サツク型(第2図),チユーブ型(第3
図)の3種類となる。さらに、ダイアフラム型にはダイ
アフラムにプツシヤプレートを固定したプツシヤプレー
ト型がある。これらには次に示すような長所と短所があ
る。チユーブ型は、構造が簡単で血液流はスムースであ
るが、その反面、容積効率が劣る。サツク型は、吸入,
吐出の応答性に優れ、耐久性も優れるが、その反面少な
からず血液の淀みがあり、容積効率も劣る。ダイアフラ
ム型は、容積効率が良い反面、耐久性に難点がある。ま
た、プツシヤプレート型は、容積効率が良く制御性も良
いが、耐久性に難点がある。
本発明はこのなかで、プツシヤプレート型の血液ポンプ
に関するものである。従来の血液ポンプの血液流入出部
には、それぞれ逆流防止用の人工弁が装着されて、吸入
弁,吐出弁を構成している。この人工弁は、一般に弁障
害の患者に対して弁置換手術に使用されている各種人工
弁(例えば、Bjrk−Shiley弁)を使用している。
に関するものである。従来の血液ポンプの血液流入出部
には、それぞれ逆流防止用の人工弁が装着されて、吸入
弁,吐出弁を構成している。この人工弁は、一般に弁障
害の患者に対して弁置換手術に使用されている各種人工
弁(例えば、Bjrk−Shiley弁)を使用している。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、人工心臓では、圧が高くかかるため人工弁の
耐久性が問題となっている。また、血液ポンプと人工弁
との素材が異なるため、境界部に血栓形成がおこり易
い。さらに、人工弁の装着部付近には、血液の淀みや渦
などが出来易い。
耐久性が問題となっている。また、血液ポンプと人工弁
との素材が異なるため、境界部に血栓形成がおこり易
い。さらに、人工弁の装着部付近には、血液の淀みや渦
などが出来易い。
一方、生体弁を使用した場合は、流量特性は最も生体心
臓に近いものとなるが、これは完全な消毒で注意深く殺
菌したとしても、感染の心配があり、未だ使用されるに
は至つていない。
臓に近いものとなるが、これは完全な消毒で注意深く殺
菌したとしても、感染の心配があり、未だ使用されるに
は至つていない。
そこで、本発明はプツシヤプレート型血液ポンプにおい
て、淀み、渦等の出来難い弁を備えることにより、弁部
分での抗血栓性を向上させるとともに、耐久性を向上さ
せることを、目的とする。
て、淀み、渦等の出来難い弁を備えることにより、弁部
分での抗血栓性を向上させるとともに、耐久性を向上さ
せることを、目的とする。
(問題点を解決するための手段) そこで本発明は、駆動室側ハウジングと,血液室側ハウ
ジングと,両ハウジングに端部を挟着されたダイアフラ
ムと,ダイアフラムに固着したプツシヤプレートと,駆
動室側ハウジングに形成された駆動圧導入口と、血液室
側ハウジングに形成された吸入口および吐出口と,血液
室側ハウジングとダイアフラムにより区画された血液室
と,血液室と吸入口との間に配された吸入弁と,血液室
と吐出弁との間に配された吐出弁とからなる人工心臓用
血液ポンプにおいて、吸入弁をリーフレツト状弁とし、
吸入口とリーフレツト状弁との間の形状を流路断面積が
一様でかつ連続的に、吸入口の円形断面からリーフレツ
ト状弁の楕円形断面へと変化するように形成するととも
に、吐出弁を三尖弁とし、三尖弁の背部に丸み部を形成
する。
ジングと,両ハウジングに端部を挟着されたダイアフラ
ムと,ダイアフラムに固着したプツシヤプレートと,駆
動室側ハウジングに形成された駆動圧導入口と、血液室
側ハウジングに形成された吸入口および吐出口と,血液
室側ハウジングとダイアフラムにより区画された血液室
と,血液室と吸入口との間に配された吸入弁と,血液室
と吐出弁との間に配された吐出弁とからなる人工心臓用
血液ポンプにおいて、吸入弁をリーフレツト状弁とし、
吸入口とリーフレツト状弁との間の形状を流路断面積が
一様でかつ連続的に、吸入口の円形断面からリーフレツ
ト状弁の楕円形断面へと変化するように形成するととも
に、吐出弁を三尖弁とし、三尖弁の背部に丸み部を形成
する。
(作用) これによれば、駆動圧導入口より圧力が供給されると、
ダイアフラムおよびプツシヤプレートが血液室内に圧力
を印加する方向に作動する。これにより、血液室内の血
液は吐出弁である三尖弁を開弁して血液が吐出する。駆
動圧導入口より流体が吸引されると、ダイアフラムおよ
びプツシヤプレートが血液室内の圧力を減少させる方向
に作動する。これにより、吸入弁であるリーフレツト状
弁が開弁して吸入口より血液が吸入される。
ダイアフラムおよびプツシヤプレートが血液室内に圧力
を印加する方向に作動する。これにより、血液室内の血
液は吐出弁である三尖弁を開弁して血液が吐出する。駆
動圧導入口より流体が吸引されると、ダイアフラムおよ
びプツシヤプレートが血液室内の圧力を減少させる方向
に作動する。これにより、吸入弁であるリーフレツト状
弁が開弁して吸入口より血液が吸入される。
この時、吸入口からリーフレツト状弁に至る間の流路は
円形断面から楕円形断面へと変化しているため、血液の
流れが極めてスムースであり、淀み,渦等が出来難い。
また、流出口に配した三尖弁の背後に丸み部を形成した
ことにより、三尖弁の取付け部分の血液の流れがスムー
スとなる。このため、三尖弁の背後に淀み,渦等が出来
難い。
円形断面から楕円形断面へと変化しているため、血液の
流れが極めてスムースであり、淀み,渦等が出来難い。
また、流出口に配した三尖弁の背後に丸み部を形成した
ことにより、三尖弁の取付け部分の血液の流れがスムー
スとなる。このため、三尖弁の背後に淀み,渦等が出来
難い。
(実施例) 以下図面に基づいて、本発明の実施例を説明する。まず
第1図により説明する。血液ポンプ10は、駆動室側ハ
ウジング20と血液室側ハウジング30とにより構成さ
れる。駆動室側ハウジング10には駆動圧導入口21が
形成されている。また、駆動室側ハウジング20の略中
央部には穴22が形成してあり、この穴22に検出素子
固定具23が螺着されている。検出素子固定具23には
磁気検出手段であるホールセンサ24が組み込まれてい
る。駆動室側ハウジング20と血液室側ハウジング30
とは、第2図に示す様に螺子25により固着されてい
る。そして、両ハウジング20,30との間にダイアフ
ラム40の端部41が挟着されている。ダイアフラム4
0の中央部にはプツシヤプレート50が固着されてい
る。プツシヤプレート50は中央部に凹部51が形成し
てあり、この凹部51内に磁石52が配設してある。
第1図により説明する。血液ポンプ10は、駆動室側ハ
ウジング20と血液室側ハウジング30とにより構成さ
れる。駆動室側ハウジング10には駆動圧導入口21が
形成されている。また、駆動室側ハウジング20の略中
央部には穴22が形成してあり、この穴22に検出素子
固定具23が螺着されている。検出素子固定具23には
磁気検出手段であるホールセンサ24が組み込まれてい
る。駆動室側ハウジング20と血液室側ハウジング30
とは、第2図に示す様に螺子25により固着されてい
る。そして、両ハウジング20,30との間にダイアフ
ラム40の端部41が挟着されている。ダイアフラム4
0の中央部にはプツシヤプレート50が固着されてい
る。プツシヤプレート50は中央部に凹部51が形成し
てあり、この凹部51内に磁石52が配設してある。
プツシヤプレート50は、リテーナプレート53とによ
りダイアフラム40を挟むようにしてダイアフラム40
に固定されている。リテーナプレート53の中央部には
穴54が形成してあり、磁石52の磁界を妨げないよう
になつている。
りダイアフラム40を挟むようにしてダイアフラム40
に固定されている。リテーナプレート53の中央部には
穴54が形成してあり、磁石52の磁界を妨げないよう
になつている。
この駆動室側ハウジング20とダイアフラム40および
プツシヤプレート50により区画される空間が駆動室6
0である。
プツシヤプレート50により区画される空間が駆動室6
0である。
血液室側ハウジング30には吸入口31および吐出口3
2が形成してある。吸入弁であるリーフレツト状弁70
は血液室側ハウジング30の段部33に当接する様に固
定されている。これら血液室側ハウジング30,ダイア
フラム40およびプツシヤプレート50,リーフレツト
状弁70とにより区画される空間が血液室61である。
2が形成してある。吸入弁であるリーフレツト状弁70
は血液室側ハウジング30の段部33に当接する様に固
定されている。これら血液室側ハウジング30,ダイア
フラム40およびプツシヤプレート50,リーフレツト
状弁70とにより区画される空間が血液室61である。
そして、吸入口31は血液室側ハウジング30のリーフ
レツト状弁70よりもプツシヤプレート50側に形成さ
れて血液室61に連通している。
レツト状弁70よりもプツシヤプレート50側に形成さ
れて血液室61に連通している。
次に第2図〜第6図により吸入口31および吐出口32
の形状を説明する。まず、吸入口31は第3図にその断
面を示す様に、円形に形成されている。この円形はその
流路断面積を一定に保ちながら、徐々に楕円形に変化し
ている。この変化途中を第4図に示す。この変化は、リ
ーフレツト状弁70の中心部に相当する部分に対応して
その楕円形が最も大きいものとなつている。これを第5
図に示す。血液室側ハウジング30にはリーフレツト状
弁70の形状に対応して穴33が形成してあり、この部
分にリーフレツト状弁70が螺子71により固定されて
いる。
の形状を説明する。まず、吸入口31は第3図にその断
面を示す様に、円形に形成されている。この円形はその
流路断面積を一定に保ちながら、徐々に楕円形に変化し
ている。この変化途中を第4図に示す。この変化は、リ
ーフレツト状弁70の中心部に相当する部分に対応して
その楕円形が最も大きいものとなつている。これを第5
図に示す。血液室側ハウジング30にはリーフレツト状
弁70の形状に対応して穴33が形成してあり、この部
分にリーフレツト状弁70が螺子71により固定されて
いる。
次に、吐出口32は吸入口31に対してV字形状となる
位置に形成してある。そして、流出口31には三尖弁7
2が形成されている。この三尖弁72の背部には丸み部
73が形成してある。なお、流出口32は円形である。
位置に形成してある。そして、流出口31には三尖弁7
2が形成されている。この三尖弁72の背部には丸み部
73が形成してある。なお、流出口32は円形である。
また、血液室側ハウジング30の血液室61を形成する
部分34は、第2図に示す様に、円形状ではなく、滑ら
かな曲線形状となつている。
部分34は、第2図に示す様に、円形状ではなく、滑ら
かな曲線形状となつている。
なお、上記血液ポンプ10は、抗血栓性と機械的耐久性
の優れた部材を用いて構成される。この時、抗血栓性の
部材そのものを用いて、血液ポンプ10を構成する代わ
りに、抗血栓性の部材を表面に塗布する方法でも良い。
この例では、ポリウレタンを用いて構成されている。
の優れた部材を用いて構成される。この時、抗血栓性の
部材そのものを用いて、血液ポンプ10を構成する代わ
りに、抗血栓性の部材を表面に塗布する方法でも良い。
この例では、ポリウレタンを用いて構成されている。
以上の構成により、次に血液ポンプ10の作動を説明す
る。
る。
駆動圧導入口21より圧力が導入されると、ダイアフラ
ム40およびプツシヤプレート50が第1図示右方向に
力を受ける。これにより、血液室61内の血液に圧力が
生じる。従つて、血液が吐出弁である三尖弁72を開弁
して、吐出口32より吐出する。この時、三尖弁72の
背部には丸み部73が形成してあるため、三尖弁72の
背部の血液流がこの丸みに沿つて流れることとなり、流
れがスムースにできる。従つて、三尖弁72の背部の血
液に渦が生じたり、また淀みが生じたりすることがな
い。次に、駆動圧導入口21より圧力が排出されると、
ダイアフラム40およびプツシヤプレート50が第1図
示左方向に力を受ける。これにより、血液室61内に負
圧が生じる。従つて、血液が吸入口であるリーフレツト
状弁70より吸入される。この時、吸入口31よりリー
フレツト状弁72との間は、前述した通り、吸入口31
の断面形状は円形であり、この円形がその流路断面積を
一定に保ちながら、徐々に楕円形に変化している。従つ
て、吸入口31より吸入される血液は吸入口31からリ
ーフレツト状弁70への形状変化に沿つて、流れること
となり、血液の流れに淀みや渦が生じることがない。
ム40およびプツシヤプレート50が第1図示右方向に
力を受ける。これにより、血液室61内の血液に圧力が
生じる。従つて、血液が吐出弁である三尖弁72を開弁
して、吐出口32より吐出する。この時、三尖弁72の
背部には丸み部73が形成してあるため、三尖弁72の
背部の血液流がこの丸みに沿つて流れることとなり、流
れがスムースにできる。従つて、三尖弁72の背部の血
液に渦が生じたり、また淀みが生じたりすることがな
い。次に、駆動圧導入口21より圧力が排出されると、
ダイアフラム40およびプツシヤプレート50が第1図
示左方向に力を受ける。これにより、血液室61内に負
圧が生じる。従つて、血液が吸入口であるリーフレツト
状弁70より吸入される。この時、吸入口31よりリー
フレツト状弁72との間は、前述した通り、吸入口31
の断面形状は円形であり、この円形がその流路断面積を
一定に保ちながら、徐々に楕円形に変化している。従つ
て、吸入口31より吸入される血液は吸入口31からリ
ーフレツト状弁70への形状変化に沿つて、流れること
となり、血液の流れに淀みや渦が生じることがない。
血液ポンプ10は以上の動作を繰り返すことにより、血
液を吸入,吐出する。
液を吸入,吐出する。
ここで、上記した血液ポンプ10においては、リーフレ
ツト状弁72は血液室側ハウジング30とは別体にて構
成されているが、これは血液室側ハウジング30と一体
的に構成されても良い。この時、リーフレツト状弁72
の結合部付近に補強部材を挿入して構成することも可能
である。
ツト状弁72は血液室側ハウジング30とは別体にて構
成されているが、これは血液室側ハウジング30と一体
的に構成されても良い。この時、リーフレツト状弁72
の結合部付近に補強部材を挿入して構成することも可能
である。
次に、本発明の血液ポンプ10の補助人工心臓駆動装置
を用いて駆動する場合の一例を、第7図に示す。この例
は、駆動圧導入口21によりシリコンオイル等の液体を
導入,排出して血液ポンプ10を駆動するものである。
第7図により駆動装置を説明する。往復駆動手段110
は、駆動軸111を備えている。往復駆動手段110
は、例えば、コイル,可動コアおよびスプリング等を備
えて、コイルにより発生する磁力がスプリングと釣り合
う位置まで可動コアを変位させる電磁モータを用いるこ
とができる。このものは、通電電流値によりコアの変位
量を容易に制御できるとともに、その位置にて保持する
際も通電を継続するのみで良い。また、リニアモータあ
るいはステツプモータ等のモータにより、駆動軸111
の往復動をその変位量および変位速度を制御するものを
用いることもできる。これら、リニアモータおよびステ
ツプモータはその通電電流あるいは通電パルスにより、
変位量および変位速度が容易に制御できる。なお、この
駆動手段110は、特にこれらのモータ手段を用いなく
とも、駆動軸111の変位量および変位速度を応答性良
く制御できるものであれば良い。
を用いて駆動する場合の一例を、第7図に示す。この例
は、駆動圧導入口21によりシリコンオイル等の液体を
導入,排出して血液ポンプ10を駆動するものである。
第7図により駆動装置を説明する。往復駆動手段110
は、駆動軸111を備えている。往復駆動手段110
は、例えば、コイル,可動コアおよびスプリング等を備
えて、コイルにより発生する磁力がスプリングと釣り合
う位置まで可動コアを変位させる電磁モータを用いるこ
とができる。このものは、通電電流値によりコアの変位
量を容易に制御できるとともに、その位置にて保持する
際も通電を継続するのみで良い。また、リニアモータあ
るいはステツプモータ等のモータにより、駆動軸111
の往復動をその変位量および変位速度を制御するものを
用いることもできる。これら、リニアモータおよびステ
ツプモータはその通電電流あるいは通電パルスにより、
変位量および変位速度が容易に制御できる。なお、この
駆動手段110は、特にこれらのモータ手段を用いなく
とも、駆動軸111の変位量および変位速度を応答性良
く制御できるものであれば良い。
この駆動手段110には、第1の位置検出手段である位
置検出センサ180が配置されており、この位置検出セ
ンサ180により駆動軸111の変位位置を検出して電
子制御手段160に信号を出力する。
置検出センサ180が配置されており、この位置検出セ
ンサ180により駆動軸111の変位位置を検出して電
子制御手段160に信号を出力する。
駆動ポンプ手段120は、第1ハウジング121および
第2ハウジング122により構成されて、両ハウジング
121,122により、ダイアフラム123が挟持され
ている。ダイアフラム123は、その中央部にプレート
124が設けてあり、このプレート124に出力軸11
1が固着されている。そして、第2のハウジング122
とダイアフラム123とにより出力室125が形成され
る。また、第1のハウジング121には連通穴126が
設けてあり、大気と連通している。第2のハウジング1
22には、圧力検出手段である圧力センサ181が配置
されており、出力室125の圧力を検出して、電子制御
手段160に信号を出力する。
第2ハウジング122により構成されて、両ハウジング
121,122により、ダイアフラム123が挟持され
ている。ダイアフラム123は、その中央部にプレート
124が設けてあり、このプレート124に出力軸11
1が固着されている。そして、第2のハウジング122
とダイアフラム123とにより出力室125が形成され
る。また、第1のハウジング121には連通穴126が
設けてあり、大気と連通している。第2のハウジング1
22には、圧力検出手段である圧力センサ181が配置
されており、出力室125の圧力を検出して、電子制御
手段160に信号を出力する。
また、出力室125は、第2のハウジング122を介し
て流体回路である流体通路130に接続されている。
て流体回路である流体通路130に接続されている。
血液ポンプ10のホールセンサ24の出力は、電子制御
手段160に信号を出力する。電子制御手段160は、
電源としてバツテリ190を備えており、このバツテリ
190は充電器191で充電される。
手段160に信号を出力する。電子制御手段160は、
電源としてバツテリ190を備えており、このバツテリ
190は充電器191で充電される。
血液ポンプ10の駆動圧導入口21はパイプ130に接
続されている。
続されている。
次に、パイプ130に配された圧力補正手段である圧力
補正回路150を説明する。圧力補正回路150は、パ
イプ130と駆動ポンプ120の出力室125との間に
配設されている。パイプ130よりチエツクバルブ15
3,154を介して圧力室155に接続されている。圧
力室155はオリフイス151を介して出力室125に
接続されている。圧力室155にはバツフア152が配
してある。
補正回路150を説明する。圧力補正回路150は、パ
イプ130と駆動ポンプ120の出力室125との間に
配設されている。パイプ130よりチエツクバルブ15
3,154を介して圧力室155に接続されている。圧
力室155はオリフイス151を介して出力室125に
接続されている。圧力室155にはバツフア152が配
してある。
パイプ130には、流体の流量を検出する流量検出手段
である流量センサ182が配してある。
である流量センサ182が配してある。
なお、作動媒体である流体としてはシリコンオイルを用
いている。
いている。
次に、駆動装置の概略動作を説明する。駆動手段110
が作動して、駆動軸111が第7図において右方向に移
動すると(以後これを前進と呼ぶ)、駆動ポンプ手段1
20のプツシヤプレート124およびダイアフラム12
3がシリコンオイルを圧縮する。これにより、血液ポン
プ10の駆動室60に圧力が生じることとなり、プツシ
ヤプレート50およびダイアフラム40が第7図におい
て右方向に移動する。従つて、血液室61内に圧力が生
じ、血液が三尖弁72を開弁して、血液が吐出される。
逆に、駆動手段110が作動して、駆動軸111が第7
図において、左方向に移動すると(以後これを後進と呼
ぶ)、駆動ポンプ手段120のプツシヤプレート124
およびダイアフラム123がシリコンオイルを吸引す
る。これにより、血液ポンプ10の駆動室60に吸引力
が働き、プツシヤプレート50およびダイアフラム40
が第7図において左方向に移動する。従つて、血液室6
1内に吸引力が生じ、血液がリーフレツト状弁70を開
弁して、血液が吸入される。以上の動作を繰り返すこと
により、血液が吸入、吐出されて補助人工心臓として動
作する。
が作動して、駆動軸111が第7図において右方向に移
動すると(以後これを前進と呼ぶ)、駆動ポンプ手段1
20のプツシヤプレート124およびダイアフラム12
3がシリコンオイルを圧縮する。これにより、血液ポン
プ10の駆動室60に圧力が生じることとなり、プツシ
ヤプレート50およびダイアフラム40が第7図におい
て右方向に移動する。従つて、血液室61内に圧力が生
じ、血液が三尖弁72を開弁して、血液が吐出される。
逆に、駆動手段110が作動して、駆動軸111が第7
図において、左方向に移動すると(以後これを後進と呼
ぶ)、駆動ポンプ手段120のプツシヤプレート124
およびダイアフラム123がシリコンオイルを吸引す
る。これにより、血液ポンプ10の駆動室60に吸引力
が働き、プツシヤプレート50およびダイアフラム40
が第7図において左方向に移動する。従つて、血液室6
1内に吸引力が生じ、血液がリーフレツト状弁70を開
弁して、血液が吸入される。以上の動作を繰り返すこと
により、血液が吸入、吐出されて補助人工心臓として動
作する。
以上が基本的な動作である。次に、細かな制御について
説明する。補助人工心臓の場合は、生体の心臓の拍動に
同期させて駆動する必要がある。すなわち、生体心臓の
心拍数,血圧,吐出流量等に応じて、補助心臓(血液ポ
ンプ10)の動作タイミング,吐出圧,吐出流量等を制
御する必要がある。特に、この中でも吐出圧に関して
は、生体の心臓の拍動に似たものとするために、吐出圧
の立ち上がりが急峻な方形波状に変化させるのが好まし
い。本装置はこれらを以下の制御論理に基づいて制御し
ている。
説明する。補助人工心臓の場合は、生体の心臓の拍動に
同期させて駆動する必要がある。すなわち、生体心臓の
心拍数,血圧,吐出流量等に応じて、補助心臓(血液ポ
ンプ10)の動作タイミング,吐出圧,吐出流量等を制
御する必要がある。特に、この中でも吐出圧に関して
は、生体の心臓の拍動に似たものとするために、吐出圧
の立ち上がりが急峻な方形波状に変化させるのが好まし
い。本装置はこれらを以下の制御論理に基づいて制御し
ている。
(1)血液ポンプ10のプツシヤプレート50の変位量
と、吐出量との関係を測定すると第8図に示すようにな
る。ここで、プツシヤプレート50の変位量はホールセ
ンサ24により検出される。すなわち、ホールセンサ2
4の検出出力は、プツシヤプレート50の位置に比例し
て得られるため、一回の変位におけるホールセンサ24
の検出出力の最大値と最小値との差分により、プツシヤ
プレート50の変位量を検出できる。第8図によれば、
プツシヤプレート50の変位量と血液ポンプ10の吐出
流量とは比例関係にある。従つて、血液ポンプ10の吐
出流量はプツシヤプレート50の変位量を制御すること
により制御することができる。
と、吐出量との関係を測定すると第8図に示すようにな
る。ここで、プツシヤプレート50の変位量はホールセ
ンサ24により検出される。すなわち、ホールセンサ2
4の検出出力は、プツシヤプレート50の位置に比例し
て得られるため、一回の変位におけるホールセンサ24
の検出出力の最大値と最小値との差分により、プツシヤ
プレート50の変位量を検出できる。第8図によれば、
プツシヤプレート50の変位量と血液ポンプ10の吐出
流量とは比例関係にある。従つて、血液ポンプ10の吐
出流量はプツシヤプレート50の変位量を制御すること
により制御することができる。
(2)血液ポンプ10の吐出圧は、プツシヤプレート5
0の前進速度により制御することができる。すなわち、
プツシヤプレート50の前進速度を速くすることによ
り、血液室61内に生ずる圧力の立ち上がりが急峻とな
る。従つて、吐出圧および吐出流量の立ち上がりを急峻
にすることができる。
0の前進速度により制御することができる。すなわち、
プツシヤプレート50の前進速度を速くすることによ
り、血液室61内に生ずる圧力の立ち上がりが急峻とな
る。従つて、吐出圧および吐出流量の立ち上がりを急峻
にすることができる。
(3)血液ポンプ10の吸入時においては、プツシヤプ
レート50の後進速度を遅くすることにより、吸入側に
過度の負圧を生じることなく血液を吸入することができ
る。
レート50の後進速度を遅くすることにより、吸入側に
過度の負圧を生じることなく血液を吸入することができ
る。
以上は、血液ポンプ10に関する動作制御であり、本駆
動装置はシリコンオイルを介して駆動ポンプ手段120
により制御するものである。そこで、本装置では、血液
ポンプ10の動作をホールセンサ24により検出するこ
とにより、この信号に基づいて駆動手段110を制御す
る。
動装置はシリコンオイルを介して駆動ポンプ手段120
により制御するものである。そこで、本装置では、血液
ポンプ10の動作をホールセンサ24により検出するこ
とにより、この信号に基づいて駆動手段110を制御す
る。
上記制御論理によれば、駆動手段110の制御信号とし
て、次の信号がある。
て、次の信号がある。
(イ)生体心臓の拍動に対して同期して動作するタイミ
ングを指示する信号。
ングを指示する信号。
(ロ)吐出,吸入の時間比(S/D比)を指示する信
号。
号。
(ハ)駆動軸の初期位置と変位幅を指示する信号。
(ニ)駆動軸の変位速度を指示する信号。
これらの制御論理を基に、以下に本装置の制御を詳細に
説明する。
説明する。
電子制御手段160には、生体より心電図(ECG)信
号を入力している。この心電図信号を第9図に示す。こ
の心電図信号をもとに電子制御手段160が波形を解析
し、R波のパターンを抽出して、これをトリガー信号と
する。
号を入力している。この心電図信号を第9図に示す。こ
の心電図信号をもとに電子制御手段160が波形を解析
し、R波のパターンを抽出して、これをトリガー信号と
する。
さらに電子制御手段160に入力される外部信号とし
て、設定手段170により吐出流量を指示する。この吐
出流量は、生体心臓の状態により決まるものである。す
なわち、生体の心臓の吐出能力に応じて補助循環量を指
示する。電子制御手段160はこの心電図信号と吐出流
量の二つの指示に基づいて基本的な制御が可能である。
て、設定手段170により吐出流量を指示する。この吐
出流量は、生体心臓の状態により決まるものである。す
なわち、生体の心臓の吐出能力に応じて補助循環量を指
示する。電子制御手段160はこの心電図信号と吐出流
量の二つの指示に基づいて基本的な制御が可能である。
以下、各部の波形を第10図〜第13図に示し、動作を
説明する。
説明する。
電子制御手段160は、まず入力された吐出流量指示信
号に基づいて、初期制御信号を出力する。この信号を第
10図に示す。この時の初期制御信号は、デイレイ時
間,前進信号および後進信号の三つである。デイレイ時
間は心電図信号より電子制御手段160により計算され
て、所定値に設定される。前進信号は、前述したように
変位速度を変化させている。この例では、変位速度を二
段階に制御している。動作初期は変位速度を比較的大き
くし、その後は、比較的ゆつくりした変位速度としてい
る。これらの変位速度は生体の状態より求められた所定
の値に設定される。また、二つの変位速度の割合は、こ
の例では、3:7に設定してある。後進信号は、吸引時
に過度の負圧が生じないように、予め求められた値に設
定される。この後進信号は、次のR波信号が来るまで継
続して出力される。次のR波信号がトリガーされると、
デイレイ時間となるが、この時間も引続き後進信号を保
持する。
号に基づいて、初期制御信号を出力する。この信号を第
10図に示す。この時の初期制御信号は、デイレイ時
間,前進信号および後進信号の三つである。デイレイ時
間は心電図信号より電子制御手段160により計算され
て、所定値に設定される。前進信号は、前述したように
変位速度を変化させている。この例では、変位速度を二
段階に制御している。動作初期は変位速度を比較的大き
くし、その後は、比較的ゆつくりした変位速度としてい
る。これらの変位速度は生体の状態より求められた所定
の値に設定される。また、二つの変位速度の割合は、こ
の例では、3:7に設定してある。後進信号は、吸引時
に過度の負圧が生じないように、予め求められた値に設
定される。この後進信号は、次のR波信号が来るまで継
続して出力される。次のR波信号がトリガーされると、
デイレイ時間となるが、この時間も引続き後進信号を保
持する。
この制御において、変位速度の切り換えおよび前進,後
進の切り換えは、位置検出センサ180の検出出力によ
り制御される。これによれば、R波信号トリガーが生ず
ると、所定のデイレイ時間を経て駆動軸111が比較的
速く前進し、所定変位位置に達すると、比較的ゆつくり
した速度に切り換えて前進する。この駆動軸111の動
作により圧力が血液ポンプ10に生じて、血液が吐出さ
れる。次ぎに、吸入動作に移る。すなわち、所定の速度
で駆動軸111が後進することにより、血液ポンプ10
のプツシヤプレート50が後進して、血液が血液室61
に吸入される。そして、この状態で駆動軸111が所定
変位位置に達すると、その位置で保持される。
進の切り換えは、位置検出センサ180の検出出力によ
り制御される。これによれば、R波信号トリガーが生ず
ると、所定のデイレイ時間を経て駆動軸111が比較的
速く前進し、所定変位位置に達すると、比較的ゆつくり
した速度に切り換えて前進する。この駆動軸111の動
作により圧力が血液ポンプ10に生じて、血液が吐出さ
れる。次ぎに、吸入動作に移る。すなわち、所定の速度
で駆動軸111が後進することにより、血液ポンプ10
のプツシヤプレート50が後進して、血液が血液室61
に吸入される。そして、この状態で駆動軸111が所定
変位位置に達すると、その位置で保持される。
以上の駆動軸111の変位を第11図に示す。
上記の制御により、血液ポンプ10のプツシヤプレート
50により生ずる吐出圧力を第12図に示す。この吐出
圧力は、前述したとおりプツシヤプレート50の変位速
度に応じたものとなつている。すなわち、変位速度の速
い動作初期の立ち上がりが急峻なものとなつている。
50により生ずる吐出圧力を第12図に示す。この吐出
圧力は、前述したとおりプツシヤプレート50の変位速
度に応じたものとなつている。すなわち、変位速度の速
い動作初期の立ち上がりが急峻なものとなつている。
第13図は血液ポンプ10により吐出される吐出流量を
示してある。
示してある。
これらの制御動作は、血液ポンプ10に配したホールセ
ンサ24により検出される。すなわち、以上に述べた制
御はすべて駆動手段110の駆動軸111を所定値に制
御したものであり、実際の血液ポンプ10のプツシヤプ
レート50の動作を直接制御したものではない。そこ
で、ホールセンサ24の出力により、フイードバツク制
御を行う。これは、第8図に示した特性線図による。す
なわち、ホールセンサ24の出力により、プツシヤプレ
ート50の変位量を検出して、これより血液ポンプ10
の吐出量を計算する。この計算吐出量を設定手段170
より入力された設定吐出量と比較する。この比較値に基
づいて、次の制御を行う。
ンサ24により検出される。すなわち、以上に述べた制
御はすべて駆動手段110の駆動軸111を所定値に制
御したものであり、実際の血液ポンプ10のプツシヤプ
レート50の動作を直接制御したものではない。そこ
で、ホールセンサ24の出力により、フイードバツク制
御を行う。これは、第8図に示した特性線図による。す
なわち、ホールセンサ24の出力により、プツシヤプレ
ート50の変位量を検出して、これより血液ポンプ10
の吐出量を計算する。この計算吐出量を設定手段170
より入力された設定吐出量と比較する。この比較値に基
づいて、次の制御を行う。
すなわち、設定吐出量をVset,計算吐出量をVc,設定吐
出量より初期設定された変位量をSoo,フイードバツク
制御された変位量をSoとすると次の如く制御する。
出量より初期設定された変位量をSoo,フイードバツク
制御された変位量をSoとすると次の如く制御する。
(1)Vest−Vc>0の時; So=Soo+α (2)Vest−Vc<0の時; So=Soo−α (3)Vest−Vc=0の時; So=Soo ここで、αは所定の微少変位量とする このフイードバツク制御により、駆動手段110の変位
量が制御されて、設定された吐出流量に調整される。
量が制御されて、設定された吐出流量に調整される。
これらの吐出量制御に対し、圧力に対しては圧力補正回
路150が圧力を補正する。駆動手段110の駆動軸1
11はその変位初期においては、比較的速い速度で変位
するため、圧力の立ち上がりは急峻なものとなる。とこ
ろがこの立ち上がりが急峻であると瞬間的に非常に高い
圧力がプツシヤプレート50に生ずることとなる。これ
は、生体に過度の圧力が加わることとなり、好ましくな
い。そこで、圧力補正回路150のチエツクバルブ15
3により過度の圧力をカツトしている。このチエツクバ
ルブ153の開弁圧は、生体に対して悪影響を及ぼさな
い程度の高圧力に設定してある。これは生体の血圧が一
般に80〜140mmHgであることにより、この例では1
40mmHgに設定してある。従つて、吐出圧力は第12図
に示す如く急峻な立ち上がりの後のオーバーシユートを
カツトした波形となる。なお、過度の圧力が生ずると、
チエツクバルブ153が開弁することにより、圧力が圧
力室155内に発生してバツフア152を収縮させてこ
れを吸収している。圧力が減少してチエツクバルブ15
3が閉弁すると、圧力室155内の圧力はオリフイス1
51を介して徐々に出力室125に戻される。
路150が圧力を補正する。駆動手段110の駆動軸1
11はその変位初期においては、比較的速い速度で変位
するため、圧力の立ち上がりは急峻なものとなる。とこ
ろがこの立ち上がりが急峻であると瞬間的に非常に高い
圧力がプツシヤプレート50に生ずることとなる。これ
は、生体に過度の圧力が加わることとなり、好ましくな
い。そこで、圧力補正回路150のチエツクバルブ15
3により過度の圧力をカツトしている。このチエツクバ
ルブ153の開弁圧は、生体に対して悪影響を及ぼさな
い程度の高圧力に設定してある。これは生体の血圧が一
般に80〜140mmHgであることにより、この例では1
40mmHgに設定してある。従つて、吐出圧力は第12図
に示す如く急峻な立ち上がりの後のオーバーシユートを
カツトした波形となる。なお、過度の圧力が生ずると、
チエツクバルブ153が開弁することにより、圧力が圧
力室155内に発生してバツフア152を収縮させてこ
れを吸収している。圧力が減少してチエツクバルブ15
3が閉弁すると、圧力室155内の圧力はオリフイス1
51を介して徐々に出力室125に戻される。
次に、血液の吸入時には逆に過度の吸入負圧が生じると
生体に対して好ましくない。そこで、チエツクバルブ1
54の開弁圧を設定してこれを吸収している。すなわ
ち、過度の負圧が生ずるとチエツクバルブ154が開弁
して圧力室155に負圧が生じ、バツフア152が拡張
することによりこれを吸収する。圧力が回復すると、オ
リフイス151を介して流体が出力室125より圧力室
155内に流入する。
生体に対して好ましくない。そこで、チエツクバルブ1
54の開弁圧を設定してこれを吸収している。すなわ
ち、過度の負圧が生ずるとチエツクバルブ154が開弁
して圧力室155に負圧が生じ、バツフア152が拡張
することによりこれを吸収する。圧力が回復すると、オ
リフイス151を介して流体が出力室125より圧力室
155内に流入する。
さらに、この装置では圧力センサ181により出力室1
25の圧力を監視している。そして、圧力補正回路15
0が正常に作動しない場合等により、異常圧力が発生し
た場合には、これを検出して表示することができる。さ
らには、この信号により駆動手段110の動作を停止す
ることもできる。
25の圧力を監視している。そして、圧力補正回路15
0が正常に作動しない場合等により、異常圧力が発生し
た場合には、これを検出して表示することができる。さ
らには、この信号により駆動手段110の動作を停止す
ることもできる。
また、流量センサ182により、流体回路130の実際
の流量を検出してこれを表示し、これをモニタすれば、
より正確な指示を設定手段170より指示することがで
きる。
の流量を検出してこれを表示し、これをモニタすれば、
より正確な指示を設定手段170より指示することがで
きる。
以上の動作により、血液ポンプ10の吐出量が設定値に
制御される。
制御される。
この装置では、設定手段170により、吐出量を指示し
てこれに制御するものであるが、設定手段170により
前進速度,後進速度,吐出,吸入の比すなわちS/D
比,および駆動軸111の変位開始位置等を可変とすれ
ばより細かな制御が可能となる。
てこれに制御するものであるが、設定手段170により
前進速度,後進速度,吐出,吸入の比すなわちS/D
比,および駆動軸111の変位開始位置等を可変とすれ
ばより細かな制御が可能となる。
以上の如く、本発明によれば、吸入弁をリーフレツト状
弁とし、吸入口とリーフレツト状弁との間の形状を流路
断面が一様でかつ連続的に吸入口の円形断面からリーフ
レツト状弁の楕円形断面へと変化するように形成すると
ともに、吐出弁を三尖弁とし、三尖弁の背部に丸み部を
形成したものである。これにより、吸入口からリーフレ
ツト状弁に至る間の流路内の血液の流れが極めてスムー
スであり、淀み、渦等が出来難い。また、吐出口に配し
た三尖弁の背部の丸み部により、三尖弁の取付け部分の
血液の流れがスムースとなる。このため、三尖弁の背後
に淀み,渦等が出来難い。
弁とし、吸入口とリーフレツト状弁との間の形状を流路
断面が一様でかつ連続的に吸入口の円形断面からリーフ
レツト状弁の楕円形断面へと変化するように形成すると
ともに、吐出弁を三尖弁とし、三尖弁の背部に丸み部を
形成したものである。これにより、吸入口からリーフレ
ツト状弁に至る間の流路内の血液の流れが極めてスムー
スであり、淀み、渦等が出来難い。また、吐出口に配し
た三尖弁の背部の丸み部により、三尖弁の取付け部分の
血液の流れがスムースとなる。このため、三尖弁の背後
に淀み,渦等が出来難い。
第1図は本発明の血液ポンプの一実施例を示す断面図、
第2図は本発明の血液ポンプの一実施例を示す平面図、
第3図は第2図のIII−III断面図、第4図は第2図のIV
−IV断面図、第5図は第2図のV−V断面図、第6図は
第2図のVI−VI断面図、第7図は本発明の血液ポンプを
駆動する駆動装置の一例を示す構成図、第8図は本発明
の血液ポンプの吐出量とホールセンサの出力との関係を
示すグラフ、第9図は生体の心電図を示すグラフ、第1
0図は駆動手段を駆動するための制御信号を示すグラ
フ、第11図は駆動手段の駆動軸の変位を示すグラフ、
第12図は駆動ポンプ手段の駆動圧力を示すグラフ、第
13図は血液ポンプの吐出量を示すグラフである。 10……血液ポンプ、20……駆動側ハウジング、21
……駆動圧導入口、24……ホールセンサ(磁気検出手
段)、30……血液室、31……吸入口、32……吐出
口、40……ダイアフラム、50……プツシヤプレー
ト、60……駆動室、61……血液室、70……リーフ
レツト状弁(吸入弁)、71……三尖弁(吐出弁)
第2図は本発明の血液ポンプの一実施例を示す平面図、
第3図は第2図のIII−III断面図、第4図は第2図のIV
−IV断面図、第5図は第2図のV−V断面図、第6図は
第2図のVI−VI断面図、第7図は本発明の血液ポンプを
駆動する駆動装置の一例を示す構成図、第8図は本発明
の血液ポンプの吐出量とホールセンサの出力との関係を
示すグラフ、第9図は生体の心電図を示すグラフ、第1
0図は駆動手段を駆動するための制御信号を示すグラ
フ、第11図は駆動手段の駆動軸の変位を示すグラフ、
第12図は駆動ポンプ手段の駆動圧力を示すグラフ、第
13図は血液ポンプの吐出量を示すグラフである。 10……血液ポンプ、20……駆動側ハウジング、21
……駆動圧導入口、24……ホールセンサ(磁気検出手
段)、30……血液室、31……吸入口、32……吐出
口、40……ダイアフラム、50……プツシヤプレー
ト、60……駆動室、61……血液室、70……リーフ
レツト状弁(吸入弁)、71……三尖弁(吐出弁)
Claims (4)
- 【請求項1】駆動室側ハウジングと,血液室側ハウジン
グと,該両ハウジングに端部を挟着されたダイアフラム
と,該ダイアフラムに固着したプツシヤプレートと,前
記駆動室側ハウジングに形成された駆動圧導入口と,前
記血液室側ハウジングに形成された吸入口および吐出口
と,前記血液室側ハウジングと前記ダイアフラムにより
区画された血液室と,該血液室と前記吸入口との間に配
された吸入弁と,前記血液室と前記吐出口との間に配さ
れた吐出弁とからなる人工心臓用血液ポンプにおいて、
前記吸入弁をリーフレツト状弁とし、前記吸入口と該リ
ーフレツト状弁との間の形状を流路断面積が一様でかつ
連続的に、吸入口の円形断面からリーフレツト状弁の楕
円形断面へと変化するように形成するとともに、前記吐
出弁を三尖弁とし、該三尖弁の背部に丸み部を形成した
人工心臓用血液ポンプ。 - 【請求項2】前記血液室側ハウジングは、前記リーフレ
ツト状弁が前記プツシヤプレートに対向する位置に配設
され、前記吸入口が前記リーフレツト状弁に対して略平
行状態に配設され、前記吐出口は前記リーフレツト状弁
よりも前記プツシヤプレート側に配設された、前記特許
請求の範囲第1項記載の人工心臓用血液ポンプ。 - 【請求項3】前記吐出口は、前記吸入口に対して略V字
形状を形成する位置に配設された、前記特許請求の範囲
第2項記載の人工心臓用血液ポンプ。 - 【請求項4】前記駆動室側ハウジングは、前記駆動室側
ハウジングの略中央部に固着された磁気検出手段を備
え、前記プツシヤプレートは、前記プツシヤプレートの
略中央部に固着された磁石を備える、前記特許請求の範
囲第1項記載の人工心臓用血液ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60046952A JPH0622604B2 (ja) | 1985-03-08 | 1985-03-08 | 人工心臓用血液ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60046952A JPH0622604B2 (ja) | 1985-03-08 | 1985-03-08 | 人工心臓用血液ポンプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61206454A JPS61206454A (ja) | 1986-09-12 |
| JPH0622604B2 true JPH0622604B2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=12761622
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60046952A Expired - Lifetime JPH0622604B2 (ja) | 1985-03-08 | 1985-03-08 | 人工心臓用血液ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0622604B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63288162A (ja) * | 1987-05-21 | 1988-11-25 | Setsuo Takatani | 人工心臓駆動装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5145920B2 (ja) | 2007-12-25 | 2013-02-20 | コベルコクレーン株式会社 | ブーム構成表示装置 |
-
1985
- 1985-03-08 JP JP60046952A patent/JPH0622604B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5145920B2 (ja) | 2007-12-25 | 2013-02-20 | コベルコクレーン株式会社 | ブーム構成表示装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61206454A (ja) | 1986-09-12 |
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