JPH0622608U - ローレット釘 - Google Patents
ローレット釘Info
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- JPH0622608U JPH0622608U JP6540092U JP6540092U JPH0622608U JP H0622608 U JPH0622608 U JP H0622608U JP 6540092 U JP6540092 U JP 6540092U JP 6540092 U JP6540092 U JP 6540092U JP H0622608 U JPH0622608 U JP H0622608U
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Landscapes
- Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 特に釘軸部の外周面に刻設したローレットの
谷部にかかる応力の集中によっても谷部の部分の剪断耐
力を増大させ、釘軸部に横方向から作用する衝撃等に強
いローレット釘を提供すること。 【構成】 頭部と軸部と尖端部とを有するとともに軸部
外周面の少なくとも一部にローレットを刻設したローレ
ット釘において、軸部がHV硬度で約600以上で熱処
理された中心部と、ローレット刻設部の前記中心部の外
周側に表面部でHV硬度460乃至500でかつ表面か
らローレットの山の高さ寸法とほぼ同じの深さ部分でH
V硬度530乃至570を維持するように徐々に硬度が
変化された脱炭層を形成したことを特徴とする
谷部にかかる応力の集中によっても谷部の部分の剪断耐
力を増大させ、釘軸部に横方向から作用する衝撃等に強
いローレット釘を提供すること。 【構成】 頭部と軸部と尖端部とを有するとともに軸部
外周面の少なくとも一部にローレットを刻設したローレ
ット釘において、軸部がHV硬度で約600以上で熱処
理された中心部と、ローレット刻設部の前記中心部の外
周側に表面部でHV硬度460乃至500でかつ表面か
らローレットの山の高さ寸法とほぼ同じの深さ部分でH
V硬度530乃至570を維持するように徐々に硬度が
変化された脱炭層を形成したことを特徴とする
Description
【0001】
本考案は、軸部の少なくとも一部にローレットを形成したローレット釘に関し 、特にローレット刻設部における剪断耐力の向上を図ったローレット釘に関する 。
【0002】
一般に、釘の打ち込み後の引抜き耐力を向上させるために、軸部外周面にロー レットを刻設して被打込み材との摩擦力を向上させたローレット釘が知られてい る(例えば実公昭53−4349号公報等)。そして釘軸部の外表面にローレッ トを形成することにより、ローレット稜線で形成される谷部に応力集中が発生し て釘軸部の剪断耐力が低下し施工後の衝撃等により釘軸部が析損して釘止め施工 の信頼性を損ねるという問題があることも知られている。 そこで出願人はローレット釘におけるローレットの谷部を曲面に構成して谷部 への応力集中を分散させる考案を既に出願している。(実願平1−151131 号)
【0003】
しかしながら、上記ローレット釘のうち特に被打込み対象材が鋼板であるロー レット釘の場合には、打込み時の大きな衝撃に耐えられるように釘軸部に熱処理 が施されており、ローレットの谷部に集中するそれほど大きくない応力によって もローレットの谷部から破断してしまう現象が発生していた。従って、上記従来 のローレット釘を用いて外壁板等を止めた場合、地震等による衝撃的な外力を受 けたとき上記ローレットの部分で折れるという現象が生じ、このため支持した外 壁板の止着力が失われ、釘止め施工の信頼性に欠けるという問題があった。
【0004】 本考案は、上記問題点を解消し、特に釘軸部の外周面に刻設したローレットの 谷部にかかる応力の集中によっても谷部の部分の剪断耐力を増大させ、釘軸部に 横方向から作用する衝撃等に強いローレット釘を提供することをその目的とする 。
【0005】
本考案は上記課題を解決するため、頭部と軸部と尖端部とを有するとともに軸 部外周面の少なくとも一部にローレットを刻設したローレット釘において、軸部 がHV硬度で約600以上で熱処理された中心部と、ローレット刻設部の前記中 心部の外周側に表面部でHV硬度460乃至500でかつ表面からローレットの 山の高さ寸法とほぼ同じ深さでHV硬度530乃至570を維持するように徐々 に硬度が変化された脱炭層を形成したことを特徴とするものである。
【0006】
本考案にかかるローレット釘は、HV硬度600以上の高い硬度に熱処理され た中心部の周囲に、ローレット形成部の表面でHV硬度460乃至500を維持 し、また該表面からローレットの山の高さの寸法とほぼ同じの深さ部分でHV硬 度530乃至570を維持するように硬度が徐々に変化する脱炭層を形成したも のであるため、ローレットの谷部における応力が分散されるため剪断耐力が向上 し釘軸の析損が防止できる。
【0007】
本考案に係るローレット釘は、建築で外壁板等を止めた場合、例え地震等によ る衝撃を受けてもローレットを形成した釘軸部の特にローレットの谷部から容易 に析損することはないから、釘止め施工の信頼性を高めることができる。更にロ ーレットの谷部を曲面に形成することにより、谷部の小さい領域への応力集中を 分散させることができるので、更に大きな衝撃力に耐えられるローレット釘が得 られる。
【0008】
以下、図面によって本考案の実施例について説明する。図1においてAはロー レット釘を示す。該ローレット釘Aは頭部10と軸部11及び先端部12から構 成され、頭部10は並平頭、半丸頭、丸頭、大平頭の何れの形でもよいが、図示 の例では並平頭に形成されている。軸部11における頭部10側と先端部12の 一部を除いた中間部には転造加工等による綾目状のローレット13’が刻設され 、ローレット部13を形成している。先端部12の先端は砲弾形状、ニードル形 状、ダイヤモンドカット状等鋼板を貫通させる任意の形状で良いが、図示の実施 例ではダイヤモンドカット状に加工された尖端14を形成している。
【0009】 上記ローレット部13は軸部11外周面から外径方向に膨出した山部15と軸 部11外周面から軸芯方向に窪んだ谷部16とから構成されているが、谷部16 は剪断方向の外力による応力の集中を解消させるために曲面16’として形成さ れている。また、山部15は被打込み材Wへの貫入抵抗を低減させるために曲面 15’として構成されている。
【0010】 上記先端部12とローレット部13との間には、ローレット部13の山部15 の外径よりも小径のストレートな非ローレット部17が形成されており、上記軸 部11のローレット部13と非ローレット部17との間は、山部外径が徐々に変 化するテーパー状ローレット部18で連続している。このテーパー状ローレット 部18の断面形状も谷部及び山部が曲面として形成されている。
【0011】 図2に示すように、上記ローレット部13を形成した釘軸部11全体はHV硬 度600以上の高い硬度で熱処理が施されており、更に脱炭処理によりローレッ ト部13の山部15における表面部19aのHV硬度が460乃至500であっ て、この表面部19aからローレットの谷部16底から山部15頂点間の寸法( 即ちローレット山高さ寸法)程度の深さにおけ部分19bがHV硬度で530乃 至570を維持するように硬度が徐々に変化された脱炭層19が形成されている 。この脱炭層19の形成は例えばローレット形成した釘素材を水素ガス雰囲気中 で所定時間加熱処理する等の公知の脱炭処理方法によって形成される。
【0012】 次に、図3乃至図4により本考案のローレット釘Aと従来のローレット釘B及 びCとに軸に対して横方向から荷重を加えた場合の試験結果を説明する。この試 験は、図3に示すようにローレット釘を用いて所定厚さの上材Wを鋼板材Sに打 ち止め施工した状態で、上材Wに矢印方向に所定の荷重Fを加えることにより釘 軸に剪断力を与えて、上材Wと鋼板材S間の相対的な滑り量を把握し、釘軸の曲 がりや破壊の状態をを観察したものである。本考案のローレット釘Aと比較する ために使用したサンプル釘Bはローレットの山部の表面のHV硬度が520でロ ーレットの山高さ寸法のほぼ2倍の深さの部分でHV硬度が軸芯部の硬度と同じ になるように脱炭処理が施されたローレット釘であり、同様にサンプル釘Cは表 面からローレットの山高さ寸法の2倍の深さの部分が本考案のローレット釘Aと 同一のHV硬度となるように脱炭処理されかつ山部の表面のHV硬度が450程 度まで脱炭されたローレット釘である。
【0013】 図4のグラフは上記実験による各ローレット釘の荷重Fの大きさと材料の滑り 変位量に関して得られたデータをグラフ化したものであり、サンプル釘Bは比較 的高い保持能力が示されるものの、上材Wと鋼板材S間の滑り量が少ない状態で 釘軸に析損を発生し以後保持力を全く消失してしまう現象が明かとなった。また 、サンプル釘Cにおいては比較的弱い荷重Fで釘軸の曲がりによる上材Wと鋼板 材S間の滑り量が増大してしまい、結果的には保持力そのものが低くなるという 現象が見られた。またサンプル釘Cにおいては動力釘打機を用いて鋼板材Sに打 ち込む際に座屈による釘軸の曲がりが発生して打ち込む過程での問題が生じるこ とも明かとなっている。本考案のローレット釘Aは比較的高い荷重に耐える保持 力を示す一方で上材の破壊による釘頭部が抜けるまで釘軸の析損が見られず、充 分信頼性のあるローレット釘であることが明かとなった。
【図1】本考案のローレット釘を示す正面図。
【図2】図1のローレット釘のローレット部の部分的な
拡大断面図。
拡大断面図。
【図3】従来のローレット釘との比較実験を行った状態
を示す図。
を示す図。
【図4】荷重の大きさと保持能力に関して上記実験デー
タを表したグラフである。
タを表したグラフである。
A.ローレット釘 10.頭部 11.軸部 12.先端部 13.ローレット部 14.尖端 15.山部 15’.曲面 16.谷部 16’.曲面 17.非ローレット部 18.テーパー状ローレット部 19.脱炭層
Claims (2)
- 【請求項1】頭部と軸部と尖端部とを有するとともに軸
部外周面の少なくとも一部にローレットを刻設したロー
レット釘において、軸部がHV硬度で約600以上で熱
処理された中心部と、ローレット刻設部の前記中心部の
外周側に表面部でHV硬度460乃至500でかつ表面
からローレットの山の高さ寸法とほぼ同じ深さでHV硬
度530乃至570を維持するように徐々に硬度が変化
された脱炭層を形成したことを特徴とするローレット
釘。 - 【請求項2】前記ローレット部の谷部が曲面で構成され
ていることを特徴とする請求項1に記載のローレット
釘。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6540092U JPH0622608U (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | ローレット釘 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6540092U JPH0622608U (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | ローレット釘 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0622608U true JPH0622608U (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=13285932
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6540092U Pending JPH0622608U (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | ローレット釘 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0622608U (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008115995A (ja) * | 2006-11-07 | 2008-05-22 | Max Co Ltd | 段付きコンクリートピン |
| JP2012086579A (ja) * | 2007-03-07 | 2012-05-10 | Jtekt Corp | 樹脂巻き部品 |
| KR101963743B1 (ko) * | 2018-07-16 | 2019-03-29 | 유대업 | 육각헤드 토크볼트의 제조방법 |
| JP2020060293A (ja) * | 2018-10-05 | 2020-04-16 | エスアール システムズ リミテッド ライアビリティ カンパニー | 移行ゾーン付き留め具および使用法 |
-
1992
- 1992-08-26 JP JP6540092U patent/JPH0622608U/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008115995A (ja) * | 2006-11-07 | 2008-05-22 | Max Co Ltd | 段付きコンクリートピン |
| JP2012086579A (ja) * | 2007-03-07 | 2012-05-10 | Jtekt Corp | 樹脂巻き部品 |
| KR101963743B1 (ko) * | 2018-07-16 | 2019-03-29 | 유대업 | 육각헤드 토크볼트의 제조방법 |
| JP2020060293A (ja) * | 2018-10-05 | 2020-04-16 | エスアール システムズ リミテッド ライアビリティ カンパニー | 移行ゾーン付き留め具および使用法 |
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