JPH06226183A - 被膜形成方法及び被膜形成装置 - Google Patents
被膜形成方法及び被膜形成装置Info
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- JPH06226183A JPH06226183A JP1973993A JP1973993A JPH06226183A JP H06226183 A JPH06226183 A JP H06226183A JP 1973993 A JP1973993 A JP 1973993A JP 1973993 A JP1973993 A JP 1973993A JP H06226183 A JPH06226183 A JP H06226183A
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- JP
- Japan
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- glass tube
- coating
- nozzle
- coating liquid
- liquid
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 直管形ガラス管の内面に水溶性塗布液を能率
良く塗布し、これを乾燥斑無く乾燥させて、品質と外観
の良い被膜を形成する。 【構成】 コンベア(7)(8)で複数の直管形ガラス管
(1)を等間隔で鉛直に支持して水平方向に連続送り
し、その途中でガラス管(1)の上端開口にノズル(2)
を挿入してガラス管(1)の内面に塗布液を流し塗り
し、塗布液の塗布が終了したガラス管(1)を別のコン
ベア(9)に鉛直のまま移動させ、コンベア(9)のチャ
ック(14)でガラス管(1)の上下端だけを支持してお
いて、ガラス管(1)を水平方向に連続送りしながら、
ガラス管内面の塗布液を乾燥させる。ノズル(2)の先
端には、液噴出時にガラス管(1)の上端開口部内を積
極的に大気開放させる大気開放孔が形成され、また、ノ
ズル(2)に塗布液を供給するヘッドタンク(4)の上部
に塗布液中の泡を抜くエア抜き孔が形成される。
良く塗布し、これを乾燥斑無く乾燥させて、品質と外観
の良い被膜を形成する。 【構成】 コンベア(7)(8)で複数の直管形ガラス管
(1)を等間隔で鉛直に支持して水平方向に連続送り
し、その途中でガラス管(1)の上端開口にノズル(2)
を挿入してガラス管(1)の内面に塗布液を流し塗り
し、塗布液の塗布が終了したガラス管(1)を別のコン
ベア(9)に鉛直のまま移動させ、コンベア(9)のチャ
ック(14)でガラス管(1)の上下端だけを支持してお
いて、ガラス管(1)を水平方向に連続送りしながら、
ガラス管内面の塗布液を乾燥させる。ノズル(2)の先
端には、液噴出時にガラス管(1)の上端開口部内を積
極的に大気開放させる大気開放孔が形成され、また、ノ
ズル(2)に塗布液を供給するヘッドタンク(4)の上部
に塗布液中の泡を抜くエア抜き孔が形成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直管形ガラス管の内面
に塗布液を塗布し乾燥させて蛍光体被膜などの被膜を形
成する方法とその装置に関する。
に塗布液を塗布し乾燥させて蛍光体被膜などの被膜を形
成する方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】蛍光ランプのガラス管内面に蛍光体被膜
は、蛍光体とバインダと溶剤を含む塗布液〔蛍光体懸濁
液〕をガラス管の内面に塗布し、これを乾燥させてから
焼成して形成される。塗布液の蛍光体懸濁液は、蛍光体
とニトロセルロースなどの有機バインダと有機溶剤を含
む有機溶剤系塗布液か、蛍光体とポリエチレンオキサイ
ドなどの水溶性バインダと溶剤である水を含む水溶性塗
布液が使用されている。
は、蛍光体とバインダと溶剤を含む塗布液〔蛍光体懸濁
液〕をガラス管の内面に塗布し、これを乾燥させてから
焼成して形成される。塗布液の蛍光体懸濁液は、蛍光体
とニトロセルロースなどの有機バインダと有機溶剤を含
む有機溶剤系塗布液か、蛍光体とポリエチレンオキサイ
ドなどの水溶性バインダと溶剤である水を含む水溶性塗
布液が使用されている。
【0003】ガラス管内面に蛍光体被膜を形成する製造
工程を自動的に能率良く方法として、例えば図6に示す
ようなトレー(30)とノズルヘッド(31)を使って行う
方法がある。トレー(30)は矩形の箱枠で、この中に複
数本の直管形ガラス管(1)が縦横複数列に詰めて鉛直
に整列収納される。ノズルヘッド(31)は、横一直線状
に複数のノズル(32)を下方に向けて突出する。ノズル
ヘッド(31)のノズル(32)の数、中心間ピッチは、ト
レー(30)に収納されたガラス管(1)の横一列の数、
中心間ピッチに合わせてある。ノズル(32)の先端部は
開閉する構造で、この先端部には定圧の塗布液〔図示せ
ず〕が供給されている。
工程を自動的に能率良く方法として、例えば図6に示す
ようなトレー(30)とノズルヘッド(31)を使って行う
方法がある。トレー(30)は矩形の箱枠で、この中に複
数本の直管形ガラス管(1)が縦横複数列に詰めて鉛直
に整列収納される。ノズルヘッド(31)は、横一直線状
に複数のノズル(32)を下方に向けて突出する。ノズル
ヘッド(31)のノズル(32)の数、中心間ピッチは、ト
レー(30)に収納されたガラス管(1)の横一列の数、
中心間ピッチに合わせてある。ノズル(32)の先端部は
開閉する構造で、この先端部には定圧の塗布液〔図示せ
ず〕が供給されている。
【0004】トレー(30)に収容されたガラス管(1)
がノズルヘッド(31)の真下に搬入されると、ノズルヘ
ッド(31)が下降して複数のノズル(32)の先端部が対
応する横一列のガラス管(1)の上端開口に挿入され
る。各ノズル(32)の先端部を同時に開いて、先端部か
らガラス管(1)の内面に向けて塗布液を噴出させ、噴
出した塗布液をガラス管(1)の内面に自重で流下させ
て、ガラス管(1)の内面全域に塗布液を塗布する。横
一列のガラス管(1)への塗布液の同時塗布が終了する
と、ノズル(32)の先端部が閉じられ、ノズルヘッド
(31)が上昇する。そして、トレー(30)が1ピッチ移
動して、次の横一列のガラス管(1)がノズルヘッド(3
1)の真下に移動し、上記動作が繰り返される。
がノズルヘッド(31)の真下に搬入されると、ノズルヘ
ッド(31)が下降して複数のノズル(32)の先端部が対
応する横一列のガラス管(1)の上端開口に挿入され
る。各ノズル(32)の先端部を同時に開いて、先端部か
らガラス管(1)の内面に向けて塗布液を噴出させ、噴
出した塗布液をガラス管(1)の内面に自重で流下させ
て、ガラス管(1)の内面全域に塗布液を塗布する。横
一列のガラス管(1)への塗布液の同時塗布が終了する
と、ノズル(32)の先端部が閉じられ、ノズルヘッド
(31)が上昇する。そして、トレー(30)が1ピッチ移
動して、次の横一列のガラス管(1)がノズルヘッド(3
1)の真下に移動し、上記動作が繰り返される。
【0005】トレー(30)の全てのガラス管(1)の内
面に塗布液が塗布されると、トレー(30)と共にガラス
管(1)が乾燥工程に送られて、各ガラス管(1)の内面
に塗布された塗布液の乾燥が行われる。
面に塗布液が塗布されると、トレー(30)と共にガラス
管(1)が乾燥工程に送られて、各ガラス管(1)の内面
に塗布された塗布液の乾燥が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図6の被膜形成方法と
装置は、塗布液が乾燥し易い有機溶剤系のものであれ
ば、ガラス管内面に塗布された後の塗布液乾燥が、短時
間で乾燥斑無く行え、高品質の蛍光体被膜形成を可能に
する。しかし、有機溶剤系塗布液は自然環境に対して有
害であるため、これの廃液等の無害処理対策が必要であ
り、そのための費用が高く付く難点がある。そこで、近
年は、自然環境に対して無害であり、コスト的にも有利
な水溶性塗布液を使用して、ガラス管内面に蛍光体被膜
を形成することが主流になっている。
装置は、塗布液が乾燥し易い有機溶剤系のものであれ
ば、ガラス管内面に塗布された後の塗布液乾燥が、短時
間で乾燥斑無く行え、高品質の蛍光体被膜形成を可能に
する。しかし、有機溶剤系塗布液は自然環境に対して有
害であるため、これの廃液等の無害処理対策が必要であ
り、そのための費用が高く付く難点がある。そこで、近
年は、自然環境に対して無害であり、コスト的にも有利
な水溶性塗布液を使用して、ガラス管内面に蛍光体被膜
を形成することが主流になっている。
【0007】ところが、図6の被膜形成方法と装置でガ
ラス管(1)の内面に水溶性塗布液を塗布し、これを乾
燥させると、ガラス管(1)のトレー(30)に当る部分
の塗布液に乾燥斑が生じる不具合があった。すなわち、
ガラス管(1)の内面に塗布された水溶性塗布液は、乾
燥し難くて乾燥時間が長く、この長時間の乾燥時にガラ
ス管(1)のトレー(30)に接触する部分の管壁温度が
トレー(30)の放熱作用でもって他より低くなり、ガラ
ス管(1)のトレー(30)に接触する部分の塗布液の乾
燥が他より遅れて乾燥斑が生じる。この塗布液の乾燥斑
は、塗布液を乾燥し焼成して形成される蛍光体被膜の膜
厚のバラツキとなって現われ、蛍光ランプの品質、外
観、商品価値を損なう原因となっている。
ラス管(1)の内面に水溶性塗布液を塗布し、これを乾
燥させると、ガラス管(1)のトレー(30)に当る部分
の塗布液に乾燥斑が生じる不具合があった。すなわち、
ガラス管(1)の内面に塗布された水溶性塗布液は、乾
燥し難くて乾燥時間が長く、この長時間の乾燥時にガラ
ス管(1)のトレー(30)に接触する部分の管壁温度が
トレー(30)の放熱作用でもって他より低くなり、ガラ
ス管(1)のトレー(30)に接触する部分の塗布液の乾
燥が他より遅れて乾燥斑が生じる。この塗布液の乾燥斑
は、塗布液を乾燥し焼成して形成される蛍光体被膜の膜
厚のバラツキとなって現われ、蛍光ランプの品質、外
観、商品価値を損なう原因となっている。
【0008】また、鉛直のガラス管(1)の上端開口部
内面にノズル(32)から噴き付けられて流下する水溶性
塗布液の表面には微小な泡が生じ、この泡が塗布液と共
にガラス管内面を流下し、流下しながら泡同士が合体し
て大きな泡となり、この泡がガラス管内面を流下しなく
なった塗布液乾燥被膜の表面に泡紋として残り、蛍光ラ
ンプの外観を損なうことがある。ガラス管内面を流下す
る塗布液表面の泡は、ノズル(32)に供給される水溶性
塗布液自体に含まれる微小な泡や、ガラス管内面に噴き
付けられたときに巻き込まれる空気によってできる泡
で、この泡の絶対量が多い程、前記蛍光ランプの外観を
損なう確率が高い。
内面にノズル(32)から噴き付けられて流下する水溶性
塗布液の表面には微小な泡が生じ、この泡が塗布液と共
にガラス管内面を流下し、流下しながら泡同士が合体し
て大きな泡となり、この泡がガラス管内面を流下しなく
なった塗布液乾燥被膜の表面に泡紋として残り、蛍光ラ
ンプの外観を損なうことがある。ガラス管内面を流下す
る塗布液表面の泡は、ノズル(32)に供給される水溶性
塗布液自体に含まれる微小な泡や、ガラス管内面に噴き
付けられたときに巻き込まれる空気によってできる泡
で、この泡の絶対量が多い程、前記蛍光ランプの外観を
損なう確率が高い。
【0009】本発明の目的とするところは、直管形ガラ
ス管の内面に塗布された水溶性塗布液を乾燥斑無く乾燥
させ、ガラス管内面に高品質で被膜を形成する方法、装
置を提供することにある。
ス管の内面に塗布された水溶性塗布液を乾燥斑無く乾燥
させ、ガラス管内面に高品質で被膜を形成する方法、装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的を達成
する被膜形成方法は、等間隔で鉛直に支持されて連続送
りされる複数の直管形ガラス管が所定の搬送区間を移動
する間に、ガラス管と同速で移動するノズルをガラス管
の上端開口部に挿入し、ノズル先端部から塗布液を噴出
してガラス管内面に塗布する液塗布工程と、この液塗布
工程で内面に塗布液が塗布された鉛直のガラス管の上下
端部だけを支持した状態で、ガラス管を鉛直のまま水平
に連続送りして内面の塗布液を乾燥させる乾燥工程を含
むことを特徴とする。
する被膜形成方法は、等間隔で鉛直に支持されて連続送
りされる複数の直管形ガラス管が所定の搬送区間を移動
する間に、ガラス管と同速で移動するノズルをガラス管
の上端開口部に挿入し、ノズル先端部から塗布液を噴出
してガラス管内面に塗布する液塗布工程と、この液塗布
工程で内面に塗布液が塗布された鉛直のガラス管の上下
端部だけを支持した状態で、ガラス管を鉛直のまま水平
に連続送りして内面の塗布液を乾燥させる乾燥工程を含
むことを特徴とする。
【0011】また、本発明の上記目的を達成する被膜形
成装置は、鉛直に保持された直管形ガラス管の上端開口
部に挿入されたノズルから塗布液をガラス管内面に向け
て噴出させて、ガラス管内面に塗布液を塗布し、これを
乾燥させて被膜を形成する装置において、ノズルの先端
部に、ノズルをガラス管の上端開口部に挿入したとき
に、ガラス管の上端開口部内を大気開放する大気開放孔
を形成したことを特徴とする。
成装置は、鉛直に保持された直管形ガラス管の上端開口
部に挿入されたノズルから塗布液をガラス管内面に向け
て噴出させて、ガラス管内面に塗布液を塗布し、これを
乾燥させて被膜を形成する装置において、ノズルの先端
部に、ノズルをガラス管の上端開口部に挿入したとき
に、ガラス管の上端開口部内を大気開放する大気開放孔
を形成したことを特徴とする。
【0012】更に、本発明の上記目的を達成する被膜形
成装置は、鉛直に保持された直管形ガラス管の上端開口
部に挿入されたノズルから塗布液をガラス管内面に向け
て噴出させて、ガラス管内面に塗布液を塗布し、これを
乾燥させて被膜を形成する装置において、ノズルに直結
され、常時定圧で塗布液が充満されて、この充満された
塗布液をノズルの先端部へと供給する密閉容器形状で、
塗布液が充満される液収容室の上部にエア抜き孔を有す
るヘッドタンクを具備したことを特徴とする。
成装置は、鉛直に保持された直管形ガラス管の上端開口
部に挿入されたノズルから塗布液をガラス管内面に向け
て噴出させて、ガラス管内面に塗布液を塗布し、これを
乾燥させて被膜を形成する装置において、ノズルに直結
され、常時定圧で塗布液が充満されて、この充満された
塗布液をノズルの先端部へと供給する密閉容器形状で、
塗布液が充満される液収容室の上部にエア抜き孔を有す
るヘッドタンクを具備したことを特徴とする。
【0013】
【作用】複数の直管形ガラス管を等間隔で鉛直に保持し
た状態で連続送りしながら、ガラス管と同速で移動する
ノズルをガラス管の上端開口部に挿入し、ノズル先端部
から塗布液を噴出してガラス管内面に塗布してから、塗
布液が塗布された鉛直のガラス管の上下端部だけを支持
して、ガラス管を鉛直のまま水平に連続送りしながら内
面の塗布液を乾燥させるようにすると、塗布液が水溶性
塗布液であっても、これをガラス管内面に連続して生産
性良く塗布し乾燥させることができ、而も、ガラス管内
面での塗布液の乾燥斑が無くなり、高品質で被膜形成が
行える。
た状態で連続送りしながら、ガラス管と同速で移動する
ノズルをガラス管の上端開口部に挿入し、ノズル先端部
から塗布液を噴出してガラス管内面に塗布してから、塗
布液が塗布された鉛直のガラス管の上下端部だけを支持
して、ガラス管を鉛直のまま水平に連続送りしながら内
面の塗布液を乾燥させるようにすると、塗布液が水溶性
塗布液であっても、これをガラス管内面に連続して生産
性良く塗布し乾燥させることができ、而も、ガラス管内
面での塗布液の乾燥斑が無くなり、高品質で被膜形成が
行える。
【0014】また、ガラス管の上端開口部内面に塗布液
を噴出するノズルの先端部に大気開放孔を形成しておく
と、ノズル先端部からガラス管内面に塗布液を噴き付け
たときに、ガラス管の上端開口部内が積極的に大気開放
されて、ガラス管内面を流下する塗布液やその表面の泡
の流れ性が良くなり、ガラス管内面で乾燥する塗布液乾
燥被膜の表面に残る泡紋が減少する。
を噴出するノズルの先端部に大気開放孔を形成しておく
と、ノズル先端部からガラス管内面に塗布液を噴き付け
たときに、ガラス管の上端開口部内が積極的に大気開放
されて、ガラス管内面を流下する塗布液やその表面の泡
の流れ性が良くなり、ガラス管内面で乾燥する塗布液乾
燥被膜の表面に残る泡紋が減少する。
【0015】また、ノズルに塗布液を供給するヘッドタ
ンクに定圧の塗布液を充満させ、このヘッドタンクの上
部にエア抜き孔を形成しておくと、ヘッドタンク内に充
満された塗布液中の泡がエア抜き孔から抜けて、ノズル
に供給される塗布液中の泡が少なくなり、その分、ガラ
ス管内面で乾燥する塗布液乾燥被膜の表面に残る泡紋の
絶対数が減少する。
ンクに定圧の塗布液を充満させ、このヘッドタンクの上
部にエア抜き孔を形成しておくと、ヘッドタンク内に充
満された塗布液中の泡がエア抜き孔から抜けて、ノズル
に供給される塗布液中の泡が少なくなり、その分、ガラ
ス管内面で乾燥する塗布液乾燥被膜の表面に残る泡紋の
絶対数が減少する。
【0016】
【実施例】以下、実施例について図1乃至図5を参照し
て説明する。
て説明する。
【0017】図1及び図2は、直管形ガラス管(1)に
水溶性塗布液を塗布し乾燥させる装置の概要を示す平面
図及び正面図である。同図の装置は、複数本のガラス管
(1)を等間隔で鉛直に支持して、水平な搬送ラインに
沿って連続送りする4つの併設された第1〜第4コンベ
ア(7)〜(10)と、第2コンベア(8)に連結された塗
布機(11)を備える。第1〜第4コンベア(7)〜(1
0)の各々は、エンドレスの水平搬送ラインに沿って等
間隔で第1〜第4チャック(12)〜(15)を有し、この
第1〜第4チャック(12)〜(15)のいずれかでガラス
管(1)を1本ずつ鉛直に支持して、ガラス管(1)を同
速度で搬送する。
水溶性塗布液を塗布し乾燥させる装置の概要を示す平面
図及び正面図である。同図の装置は、複数本のガラス管
(1)を等間隔で鉛直に支持して、水平な搬送ラインに
沿って連続送りする4つの併設された第1〜第4コンベ
ア(7)〜(10)と、第2コンベア(8)に連結された塗
布機(11)を備える。第1〜第4コンベア(7)〜(1
0)の各々は、エンドレスの水平搬送ラインに沿って等
間隔で第1〜第4チャック(12)〜(15)を有し、この
第1〜第4チャック(12)〜(15)のいずれかでガラス
管(1)を1本ずつ鉛直に支持して、ガラス管(1)を同
速度で搬送する。
【0018】第1コンベア(7)はガラス管洗浄乾燥用
コンベアで、これの第1チャック(12)に外部からガラ
ス管(1)が1本ずつ連続して供給される。第1コンベ
ア(7)で鉛直に支持されたガラス管(1)は、水平搬送
ラインに沿って搬送される間に内面洗浄と乾燥が行われ
る。内面洗浄と乾燥が行われたガラス管(1)が第2コ
ンベア(8)の近くに来ると、第1チャック(12)から
第2コンベア(8)の第2チャック(13)にガラス管
(1)が鉛直なまま受け渡される。
コンベアで、これの第1チャック(12)に外部からガラ
ス管(1)が1本ずつ連続して供給される。第1コンベ
ア(7)で鉛直に支持されたガラス管(1)は、水平搬送
ラインに沿って搬送される間に内面洗浄と乾燥が行われ
る。内面洗浄と乾燥が行われたガラス管(1)が第2コ
ンベア(8)の近くに来ると、第1チャック(12)から
第2コンベア(8)の第2チャック(13)にガラス管
(1)が鉛直なまま受け渡される。
【0019】第2コンベア(8)の第2チャック(13)
で鉛直に支持されたガラス管(1)は、1本ずつ鉛直な
まま塗布機(11)に連続送りされる。塗布機(11)は、
連続回転する円形のターンテーブル(16)の周辺部に等
間隔で複数の塗布ヘッド(17)を有し、塗布ヘッド(1
7)に第2コンベア(8)で支持されたガラス管(1)が
1本ずつ水平送りされる。塗布ヘッド(17)が所定の区
間を移動する間に、塗布ヘッド(17)がガラス管(1)
の内面に水溶性塗布液を塗布する。塗布機(11)を離れ
たガラス管(1)が第3コンベア(9)に近付くと、第2
チャック(13)から第3コンベア(9)の第3チャック
(14)にガラス管(1)が鉛直なまま受け渡される。
で鉛直に支持されたガラス管(1)は、1本ずつ鉛直な
まま塗布機(11)に連続送りされる。塗布機(11)は、
連続回転する円形のターンテーブル(16)の周辺部に等
間隔で複数の塗布ヘッド(17)を有し、塗布ヘッド(1
7)に第2コンベア(8)で支持されたガラス管(1)が
1本ずつ水平送りされる。塗布ヘッド(17)が所定の区
間を移動する間に、塗布ヘッド(17)がガラス管(1)
の内面に水溶性塗布液を塗布する。塗布機(11)を離れ
たガラス管(1)が第3コンベア(9)に近付くと、第2
チャック(13)から第3コンベア(9)の第3チャック
(14)にガラス管(1)が鉛直なまま受け渡される。
【0020】第3コンベア(9)は、ガラス管(1)の内
面に塗布された水溶性塗布液を半乾燥させる予備乾燥コ
ンベアで、これの第3チャック(14)は、鉛直のガラス
管(1)の上下端部だけを支持する。第3チャック(1
4)で鉛直に支持されて水平に連続送りされる間に、ガ
ラス管(1)内面の塗布液が半乾燥状態となる。つま
り、ガラス管(1)内面の塗布液の乾燥は、ガラス管
(1)の上部から下部へと進み、ガラス管(1)の上部の
塗布液がほぼ乾燥したところで、第3コンベア(9)か
ら第4コンベア(10)にガラス管(1)が鉛直なまま受
け渡される。
面に塗布された水溶性塗布液を半乾燥させる予備乾燥コ
ンベアで、これの第3チャック(14)は、鉛直のガラス
管(1)の上下端部だけを支持する。第3チャック(1
4)で鉛直に支持されて水平に連続送りされる間に、ガ
ラス管(1)内面の塗布液が半乾燥状態となる。つま
り、ガラス管(1)内面の塗布液の乾燥は、ガラス管
(1)の上部から下部へと進み、ガラス管(1)の上部の
塗布液がほぼ乾燥したところで、第3コンベア(9)か
ら第4コンベア(10)にガラス管(1)が鉛直なまま受
け渡される。
【0021】第4コンベア(10)は、ガラス管(1)の
内面に塗布され、予備乾燥された水溶性塗布液を完全に
乾燥させる本乾燥コンベアである。これの第4チャック
(15)は、鉛直なガラス管(1)の上部を支持する。第
4コンベア(10)でガラス管(1)が連続送りされる間
に、内面の塗布液の本乾燥が行われ、塗布液乾燥が終了
したガラス管(1)は、第4コンベア(10)から外部に
取り出されて、塗布液焼成工程に送られる。
内面に塗布され、予備乾燥された水溶性塗布液を完全に
乾燥させる本乾燥コンベアである。これの第4チャック
(15)は、鉛直なガラス管(1)の上部を支持する。第
4コンベア(10)でガラス管(1)が連続送りされる間
に、内面の塗布液の本乾燥が行われ、塗布液乾燥が終了
したガラス管(1)は、第4コンベア(10)から外部に
取り出されて、塗布液焼成工程に送られる。
【0022】塗布機(11)の具体的構造を図3に示す
と、ターンテーブル(16)は一体に回転する水平な上段
テーブル(16a)と下段テーブル(16b)を備える。上段
テーブル(16a)の中央部上に中央タンク(18)と塗布
液回収用受皿(19)が設置され、下段テーブル(16b)
の周辺に等間隔で複数の塗布ヘッド(17)が設置され
る。中央タンク(18)内に水溶性塗布液(3)が収容さ
れ、中央タンク(18)と複数の各塗布ヘッド(17)がフ
レキシブルな配管(20)で連結される。
と、ターンテーブル(16)は一体に回転する水平な上段
テーブル(16a)と下段テーブル(16b)を備える。上段
テーブル(16a)の中央部上に中央タンク(18)と塗布
液回収用受皿(19)が設置され、下段テーブル(16b)
の周辺に等間隔で複数の塗布ヘッド(17)が設置され
る。中央タンク(18)内に水溶性塗布液(3)が収容さ
れ、中央タンク(18)と複数の各塗布ヘッド(17)がフ
レキシブルな配管(20)で連結される。
【0023】中央タンク(18)の真下に受皿(19)が配
置され、この両者はオーバフロー管(21)で連結され
る。オーバーフロー管(21)は、中央タンク(18)内の
塗布液(3)の液面高さを常に一定に保つためのもの
で、これの上端開口の高さを塗布液(3)の液面高さが
超えると、超えた分の塗布液(3)がオーバーフロー管
(21)の上端開口にオーバーフローして受皿(19)へと
流れる。受皿(19)に流入した塗布液(3)はポンプア
ップされて中央タンク(18)内に戻される。
置され、この両者はオーバフロー管(21)で連結され
る。オーバーフロー管(21)は、中央タンク(18)内の
塗布液(3)の液面高さを常に一定に保つためのもの
で、これの上端開口の高さを塗布液(3)の液面高さが
超えると、超えた分の塗布液(3)がオーバーフロー管
(21)の上端開口にオーバーフローして受皿(19)へと
流れる。受皿(19)に流入した塗布液(3)はポンプア
ップされて中央タンク(18)内に戻される。
【0024】塗布ヘッド(17)の具体例を図4に示す
と、これはノズル(2)とヘッドタンク(4)を備える。
ヘッドタンク(4)は円筒状の密閉容器で、中央タンク
(18)に配管(20)で連結され、配管(20)を通してヘ
ッドタンク(4)内に塗布液(3)が常時充満させてあ
る。ヘッドタンク(4)内の塗布液(3)の水圧は、中央
タンク(18)内の塗布液(3)の液面高さを一定にする
ことで常時定圧に保たれている。
と、これはノズル(2)とヘッドタンク(4)を備える。
ヘッドタンク(4)は円筒状の密閉容器で、中央タンク
(18)に配管(20)で連結され、配管(20)を通してヘ
ッドタンク(4)内に塗布液(3)が常時充満させてあ
る。ヘッドタンク(4)内の塗布液(3)の水圧は、中央
タンク(18)内の塗布液(3)の液面高さを一定にする
ことで常時定圧に保たれている。
【0025】ノズル(2)は、ヘッドタンク(4)の下端
部に固定された円筒状のノズル本体(2a)と、ヘッドタ
ンク(4)とノズル本体(2a)を上下移動可能に貫通す
るシャフト弁(2b)を備える。シャフト弁(2b)の下端
に弁座(2c)が形成され、弁座(2c)とノズル本体(2
a)で開閉するノズル先端部(2')が形成される。シャ
フト弁(2b)の上下動で、弁座(2c)の上面周辺部とノ
ズル本体(2a)の下端面とが接触離反して、ノズル先端
部(2')の開閉動作が行われる。
部に固定された円筒状のノズル本体(2a)と、ヘッドタ
ンク(4)とノズル本体(2a)を上下移動可能に貫通す
るシャフト弁(2b)を備える。シャフト弁(2b)の下端
に弁座(2c)が形成され、弁座(2c)とノズル本体(2
a)で開閉するノズル先端部(2')が形成される。シャ
フト弁(2b)の上下動で、弁座(2c)の上面周辺部とノ
ズル本体(2a)の下端面とが接触離反して、ノズル先端
部(2')の開閉動作が行われる。
【0026】ヘッドタンク(4)上に突出するシャフト
弁(2b)の上部とヘッドタンク(4)の間に設置された
圧縮スプリング(22)で、シャフト弁(2b)に常時上方
に弾圧力が付勢される。この弾圧力付勢で弁座(2c)が
ノズル本体(2a)の下端に弾圧接触して、ノズル先端部
(2')が閉じた状態に維持される。シャフト弁(2b)の
真上の上段テーブル(16a)に弁開閉シャフト(25)が
上下動可能に設置される。上段テーブル(16a)の上方
定位置に固定されたリング状の上段固定レール(23)
で、ターンテーブル(16)と共に回転移動する弁開閉シ
ャフト(25)が連続的に上下動する。弁開閉シャフト
(25)は、下降時にシャフト弁(2b)を押し下げて、弁
座(2c)をノズル本体(2a)から離し、ノズル先端部
(2')を開く。
弁(2b)の上部とヘッドタンク(4)の間に設置された
圧縮スプリング(22)で、シャフト弁(2b)に常時上方
に弾圧力が付勢される。この弾圧力付勢で弁座(2c)が
ノズル本体(2a)の下端に弾圧接触して、ノズル先端部
(2')が閉じた状態に維持される。シャフト弁(2b)の
真上の上段テーブル(16a)に弁開閉シャフト(25)が
上下動可能に設置される。上段テーブル(16a)の上方
定位置に固定されたリング状の上段固定レール(23)
で、ターンテーブル(16)と共に回転移動する弁開閉シ
ャフト(25)が連続的に上下動する。弁開閉シャフト
(25)は、下降時にシャフト弁(2b)を押し下げて、弁
座(2c)をノズル本体(2a)から離し、ノズル先端部
(2')を開く。
【0027】塗布ヘッド(17)のヘッドタンク(4)
は、下段テーブル(16b)の周辺にスライダ機構(26)
を介して上下動可能に連結され、ターンテーブル(16)
と共に連続回転する。下段テーブル(16b)の上方定位
置にリング状の下段固定レール(24)が設置され、この
下段固定レール(24)でターンテーブル(16)と共に回
転移動する塗布ヘッド(17)の全体の高さが連続的に変
えられる。
は、下段テーブル(16b)の周辺にスライダ機構(26)
を介して上下動可能に連結され、ターンテーブル(16)
と共に連続回転する。下段テーブル(16b)の上方定位
置にリング状の下段固定レール(24)が設置され、この
下段固定レール(24)でターンテーブル(16)と共に回
転移動する塗布ヘッド(17)の全体の高さが連続的に変
えられる。
【0028】上記塗布機(11)において、本発明は、ノ
ズル(2)のシャフト弁(2b)の下面に大気開放孔(5)
を形成したこと、また、ヘッドタンク(4)の上部にエ
ア抜き孔(6)を形成したことを特徴とする。シャフト
弁(2b)の大気開放孔(5)は、シャフト弁(2b)の中
心線を貫通して、シャフト弁(2b)の上部側面に開口し
て大気開放される。ヘッドタンク(4)のエア抜き孔
(6)にはフレキシブルな連結管(27)が連結され、連
結管(27)の先端部は受皿(19)内に導入される。大気
開放孔(5)とエア抜き孔(6)の形成理由と機能は、次
の塗布機(11)の動作説明で明白にする。
ズル(2)のシャフト弁(2b)の下面に大気開放孔(5)
を形成したこと、また、ヘッドタンク(4)の上部にエ
ア抜き孔(6)を形成したことを特徴とする。シャフト
弁(2b)の大気開放孔(5)は、シャフト弁(2b)の中
心線を貫通して、シャフト弁(2b)の上部側面に開口し
て大気開放される。ヘッドタンク(4)のエア抜き孔
(6)にはフレキシブルな連結管(27)が連結され、連
結管(27)の先端部は受皿(19)内に導入される。大気
開放孔(5)とエア抜き孔(6)の形成理由と機能は、次
の塗布機(11)の動作説明で明白にする。
【0029】塗布機(11)のターンテーブル(16)は第
2コンベア(8)と同速で連続回転し、1つの塗布ヘッ
ド(17)に1本のガラス管(1)が搬入されたとき、図
4に示すように、ノズル(2)の真下にガラス管(1)が
位置する。この状態でガラス管(1)が塗布ヘッド(1
7)と共に連続回転移動して、まず塗布ヘッド(17)の
全体が下段固定レール(24)で押し下げられ、図5
(a)に示すように、ノズル(2)の閉じられた状態に
あるノズル先端部(2')がガラス管(1)の上端開口部
内に挿入される。
2コンベア(8)と同速で連続回転し、1つの塗布ヘッ
ド(17)に1本のガラス管(1)が搬入されたとき、図
4に示すように、ノズル(2)の真下にガラス管(1)が
位置する。この状態でガラス管(1)が塗布ヘッド(1
7)と共に連続回転移動して、まず塗布ヘッド(17)の
全体が下段固定レール(24)で押し下げられ、図5
(a)に示すように、ノズル(2)の閉じられた状態に
あるノズル先端部(2')がガラス管(1)の上端開口部
内に挿入される。
【0030】図5(a)の状態でガラス管(1)と塗布
ヘッド(17)が更に水平移動すると、上段固定レール
(23)で弁開閉シャフト(25)が押し下げられ、これに
よりシャフト弁(2b)がヘッドタンク(4)に対して一
定距離下降して、図5(b)に示すようにノズル先端部
(2')が開く。すると、ヘッドタンク(4)内の水溶性
塗布液(3)が弁座(2c)とノズル本体(2a)の間から
ガラス管(1)の上端開口部内面に向けて噴出し、ガラ
ス管(1)の内面を自重で流下して、ガラス管(1)内面
への塗布液(3)の塗布が開始される。
ヘッド(17)が更に水平移動すると、上段固定レール
(23)で弁開閉シャフト(25)が押し下げられ、これに
よりシャフト弁(2b)がヘッドタンク(4)に対して一
定距離下降して、図5(b)に示すようにノズル先端部
(2')が開く。すると、ヘッドタンク(4)内の水溶性
塗布液(3)が弁座(2c)とノズル本体(2a)の間から
ガラス管(1)の上端開口部内面に向けて噴出し、ガラ
ス管(1)の内面を自重で流下して、ガラス管(1)内面
への塗布液(3)の塗布が開始される。
【0031】ヘッドタンク(4)内の塗布液(3)の水圧
が一定に保たれているため、開いたノズル先端部(2')
からの塗布液(3)の噴出圧が一定に保たれ、ガラス管
(1)の内面に塗布液(3)が同一の条件で塗布される。
また、ヘッドタンク(4)内の塗布液(3)には微小な泡
が混入しているが、この泡の一部はヘッドタンク(4)
の上部に移動してエア抜き孔(6)から連結管(27)に
抜け、ヘッドタンク(4)内の塗布液(3)に混入する泡
の絶対量が減少する。エア抜き孔(6)は、泡の少ない
塗布液(3)をノズル先端部(2')に送る機能を発揮す
る。エア抜き孔(6)から連結管(27)に泡と共に入っ
た塗布液(3)は受皿(19)に送られ、ここで泡の多く
が消滅する。
が一定に保たれているため、開いたノズル先端部(2')
からの塗布液(3)の噴出圧が一定に保たれ、ガラス管
(1)の内面に塗布液(3)が同一の条件で塗布される。
また、ヘッドタンク(4)内の塗布液(3)には微小な泡
が混入しているが、この泡の一部はヘッドタンク(4)
の上部に移動してエア抜き孔(6)から連結管(27)に
抜け、ヘッドタンク(4)内の塗布液(3)に混入する泡
の絶対量が減少する。エア抜き孔(6)は、泡の少ない
塗布液(3)をノズル先端部(2')に送る機能を発揮す
る。エア抜き孔(6)から連結管(27)に泡と共に入っ
た塗布液(3)は受皿(19)に送られ、ここで泡の多く
が消滅する。
【0032】開いたノズル先端部(2')からガラス管
(1)の内面に塗布液(3)を噴出するとき、ノズル
(2)のシャフト弁(2b)の下端面に形成された大気開
放孔(5)でガラス管(1)の上端開口部内が積極的に大
気開放される。この大気開放で、ガラス管(1)の内面
に噴き付けられて流下する塗布液(3)の流れ性が一段
と良好になる。その結果、ガラス管(1)の内面を流下
する塗布液(3)の表面に生じた泡の流れ性も良くなっ
て、流下する塗布液(3)の乾燥が始まるまでに泡の多
くがガラス管(1)の下端開口から流出し、後の乾燥工
程でガラス管(1)内面で乾燥した塗布液乾燥被膜の表
面に残る泡紋の発生数が減少する。
(1)の内面に塗布液(3)を噴出するとき、ノズル
(2)のシャフト弁(2b)の下端面に形成された大気開
放孔(5)でガラス管(1)の上端開口部内が積極的に大
気開放される。この大気開放で、ガラス管(1)の内面
に噴き付けられて流下する塗布液(3)の流れ性が一段
と良好になる。その結果、ガラス管(1)の内面を流下
する塗布液(3)の表面に生じた泡の流れ性も良くなっ
て、流下する塗布液(3)の乾燥が始まるまでに泡の多
くがガラス管(1)の下端開口から流出し、後の乾燥工
程でガラス管(1)内面で乾燥した塗布液乾燥被膜の表
面に残る泡紋の発生数が減少する。
【0033】仮に、シャフト弁(2b)の大気開放孔
(5)を塞いだ状態にして、ノズル先端部(2')から塗
布液(3)の噴出を行うと、ガラス管(1)の内面での塗
布液(3)の流下速度が鈍り、塗布液(3)の表面の泡の
流れ性が悪くなって、後の塗布液乾燥被膜の表面に残る
泡紋の発生率が高くなることが実験により確認された。
この大気開放孔(5)による泡減少と、ヘッドタンク
(4)のエア抜き孔(6)による泡減少の相乗効果で、ガ
ラス管(1)内面に形成される蛍光体被膜の表面の泡紋
の数が大幅に減少し、発生しても小さな泡紋となり、こ
の泡紋で蛍光ランプの外観や品質が損なわれることは無
い。
(5)を塞いだ状態にして、ノズル先端部(2')から塗
布液(3)の噴出を行うと、ガラス管(1)の内面での塗
布液(3)の流下速度が鈍り、塗布液(3)の表面の泡の
流れ性が悪くなって、後の塗布液乾燥被膜の表面に残る
泡紋の発生率が高くなることが実験により確認された。
この大気開放孔(5)による泡減少と、ヘッドタンク
(4)のエア抜き孔(6)による泡減少の相乗効果で、ガ
ラス管(1)内面に形成される蛍光体被膜の表面の泡紋
の数が大幅に減少し、発生しても小さな泡紋となり、こ
の泡紋で蛍光ランプの外観や品質が損なわれることは無
い。
【0034】ガラス管(1)の内面への塗布液(3)の塗
布が所定時間行われると、ノズル(2)のシャフト弁(2
b)が上昇してノズル先端部(2')が閉じられ、塗布ヘ
ッド(17)の全体が上昇して、図4の定位置に戻る。ガ
ラス管(1)は、第2コンベア(8)で鉛直に保持された
まま連続水平送りされて塗布機(11)から離れ、第3コ
ンベア(9)の第3チャック(14)に受け渡されて塗布
液乾燥が行われる。
布が所定時間行われると、ノズル(2)のシャフト弁(2
b)が上昇してノズル先端部(2')が閉じられ、塗布ヘ
ッド(17)の全体が上昇して、図4の定位置に戻る。ガ
ラス管(1)は、第2コンベア(8)で鉛直に保持された
まま連続水平送りされて塗布機(11)から離れ、第3コ
ンベア(9)の第3チャック(14)に受け渡されて塗布
液乾燥が行われる。
【0035】図2に示されるように、第3コンベア
(9)の第3チャック(14)はガラス管(1)の上下端だ
けを支持する。したがって、ガラス管(1)の全長に亘
り部分的に温度低下する箇所が無くなり、ガラス管
(1)の内面に塗布された塗布液(3)の乾燥が部分的な
乾燥斑を生じさせること無く良好に行われる。第3コン
ベア(9)で連続水平送りされるガラス管(1)の塗布液
乾燥は、鉛直のガラス管(1)の上部、例えばガラス管
全長の約1/3の上部の内面に塗布された塗布液(3)
がほぼ乾燥するところまで行われる。この予備乾燥終了
後、第3コンベア(9)から第4コンベア(10)にガラ
ス管(1)が受け渡される。
(9)の第3チャック(14)はガラス管(1)の上下端だ
けを支持する。したがって、ガラス管(1)の全長に亘
り部分的に温度低下する箇所が無くなり、ガラス管
(1)の内面に塗布された塗布液(3)の乾燥が部分的な
乾燥斑を生じさせること無く良好に行われる。第3コン
ベア(9)で連続水平送りされるガラス管(1)の塗布液
乾燥は、鉛直のガラス管(1)の上部、例えばガラス管
全長の約1/3の上部の内面に塗布された塗布液(3)
がほぼ乾燥するところまで行われる。この予備乾燥終了
後、第3コンベア(9)から第4コンベア(10)にガラ
ス管(1)が受け渡される。
【0036】第4コンベア(10)の第4チャック(15)
は、図2に示すように、鉛直のガラス管(1)の全長の
約1/3の上部を支持して、水平方向に連続送りし、こ
の間にガラス管(1)の内面の塗布液(3)の全体の乾燥
が行われる。ガラス管(1)の上部の第4チャック(1
5)で支持された部分は、第4チャック(15)の放熱作
用で温度低下するが、この温度低下部分の内面の塗布液
(3)は、第3コンベア(9)の予備乾燥時に十分に乾燥
しているので、ここに乾燥斑が生じる心配は無い。
は、図2に示すように、鉛直のガラス管(1)の全長の
約1/3の上部を支持して、水平方向に連続送りし、こ
の間にガラス管(1)の内面の塗布液(3)の全体の乾燥
が行われる。ガラス管(1)の上部の第4チャック(1
5)で支持された部分は、第4チャック(15)の放熱作
用で温度低下するが、この温度低下部分の内面の塗布液
(3)は、第3コンベア(9)の予備乾燥時に十分に乾燥
しているので、ここに乾燥斑が生じる心配は無い。
【0037】以上の実施例は、ガラス管内面に水溶性塗
布液を使って蛍光体被膜を形成する方法、装置である
が、本発明はこの実施例に限らず、例えばガラス管内面
に光反射性粒子と水溶性バインダ、水を含む水溶性塗布
液を使って反射被膜を形成する方法、装置にも有効に適
用できる。
布液を使って蛍光体被膜を形成する方法、装置である
が、本発明はこの実施例に限らず、例えばガラス管内面
に光反射性粒子と水溶性バインダ、水を含む水溶性塗布
液を使って反射被膜を形成する方法、装置にも有効に適
用できる。
【0038】
【発明の効果】本発明の被膜形成方法によれば、直管形
ガラス管が鉛直に保持されて水平方向に連続送りされな
がら、ガラス管と同速で水平移動するノズルからの塗布
液噴出でガラス管内面への塗布液の塗布がガラス管1本
ずつ連続して行われ、この塗布後に鉛直のガラス管の上
下端部だけが支持されて、内面の塗布液の乾燥が連続し
て行われるので、塗布液が水溶性塗布液であっても、こ
れをガラス管内面に連続して生産性良く塗布し乾燥させ
ることができ、而も、ガラス管内面での水溶性塗布液の
乾燥斑が無くなり、ガラス管内面に蛍光体被膜などの被
膜がコスト的に有利に、高品質で形成することができる
ようになる。
ガラス管が鉛直に保持されて水平方向に連続送りされな
がら、ガラス管と同速で水平移動するノズルからの塗布
液噴出でガラス管内面への塗布液の塗布がガラス管1本
ずつ連続して行われ、この塗布後に鉛直のガラス管の上
下端部だけが支持されて、内面の塗布液の乾燥が連続し
て行われるので、塗布液が水溶性塗布液であっても、こ
れをガラス管内面に連続して生産性良く塗布し乾燥させ
ることができ、而も、ガラス管内面での水溶性塗布液の
乾燥斑が無くなり、ガラス管内面に蛍光体被膜などの被
膜がコスト的に有利に、高品質で形成することができる
ようになる。
【0039】また、本発明の被膜形成装置によれば、鉛
直のガラス管の上端開口にノズルを挿入して塗布液を噴
出するときに、ノズル先端部の大気開放孔でガラス管の
上端開口部内が積極的に大気開放されて、ガラス管内面
を流下する塗布液やその表面の泡の流れ性が良くなり、
その分、ガラス管内面で乾燥する塗布液乾燥被膜の表面
に残る泡が減少して、塗布液を乾燥させ焼成して形成さ
れる被膜の外観を良好なものにする効果がある。この被
膜の外観改善効果は、ノズルに塗布液を供給するヘッド
タンクにエア抜き孔を形成し、ヘッドタンク内に充満さ
れた塗布液中の泡をエア抜き孔から抜いて、ノズルに供
給される塗布液中の泡の絶対数を少なくしておくこと
で、尚一層効果的となる。
直のガラス管の上端開口にノズルを挿入して塗布液を噴
出するときに、ノズル先端部の大気開放孔でガラス管の
上端開口部内が積極的に大気開放されて、ガラス管内面
を流下する塗布液やその表面の泡の流れ性が良くなり、
その分、ガラス管内面で乾燥する塗布液乾燥被膜の表面
に残る泡が減少して、塗布液を乾燥させ焼成して形成さ
れる被膜の外観を良好なものにする効果がある。この被
膜の外観改善効果は、ノズルに塗布液を供給するヘッド
タンクにエア抜き孔を形成し、ヘッドタンク内に充満さ
れた塗布液中の泡をエア抜き孔から抜いて、ノズルに供
給される塗布液中の泡の絶対数を少なくしておくこと
で、尚一層効果的となる。
【図1】本発明の一実施例を説明するための被膜形成装
置の概略を示す平面図
置の概略を示す平面図
【図2】図1の装置の塗布工程と乾燥工程の部分の概略
を示す正面図
を示す正面図
【図3】図1の装置で使用される塗布機の要部の側面図
【図4】図3の塗布機における塗布ヘッドの拡大断面図
【図5】(a)は図4の塗布ヘッドの塗布液噴出前の断
面図 (b)は図4の塗布ヘッドの塗布液噴出時の断面図
面図 (b)は図4の塗布ヘッドの塗布液噴出時の断面図
【図6】(a)は従来の被膜形成装置の要部の側面図 (b)は図6(a)の被膜形成装置におけるガラス管と
トレーの平面図
トレーの平面図
1 ガラス管 2 ノズル 2' 先端部 3 塗布液 4 ヘッドタンク 5 大気開放孔 6 エア抜き孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B05D 7/22 T 8720−4D H01J 9/22 D 7250−5E F 7250−5E
Claims (3)
- 【請求項1】 等間隔で鉛直に支持されて連続送りされ
る複数の直管形ガラス管が所定の搬送区間を移動する間
に、ガラス管と同速で移動するノズルをガラス管の上端
開口部に挿入し、ノズル先端部から塗布液を噴出してガ
ラス管内面に塗布する液塗布工程と、 液塗布工程で内面に塗布液が塗布された鉛直のガラス管
の上下端部だけを支持した状態で、ガラス管を鉛直のま
ま水平に連続送りして内面の塗布液を乾燥させる乾燥工
程と、 を含むことを特徴とする被膜形成方法。 - 【請求項2】 鉛直に保持された直管形ガラス管の上端
開口部に挿入されたノズルから塗布液をガラス管内面に
向けて噴出させて、ガラス管内面に塗布液を塗布し、こ
れを乾燥させて被膜を形成する装置において、 前記ノズルの先端部に、ノズルをガラス管の上端開口部
に挿入したときに、ガラス管の上端開口部内を大気開放
する大気開放孔を形成したことを特徴とする被膜形成装
置。 - 【請求項3】 鉛直に保持された直管形ガラス管の上端
開口部に挿入されたノズルから塗布液をガラス管内面に
向けて噴出させて、ガラス管内面に塗布液を塗布し、こ
れを乾燥させて被膜を形成する装置において、 前記ノズルに直結され、常時定圧で塗布液が充満され
て、この充満された塗布液をノズルの先端部へと供給す
る密閉容器形状で、塗布液が充満される液収容室の上部
にエア抜き孔を有するヘッドタンクを具備したことを特
徴とする被膜形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1973993A JPH06226183A (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | 被膜形成方法及び被膜形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1973993A JPH06226183A (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | 被膜形成方法及び被膜形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06226183A true JPH06226183A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=12007711
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1973993A Withdrawn JPH06226183A (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | 被膜形成方法及び被膜形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06226183A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007027039A1 (en) * | 2005-08-30 | 2007-03-08 | Shin Jin Mtec Co., Ltd. | Spreading device of manufacturing apparatus of cold cathode fluorescent lamp |
| KR100873312B1 (ko) * | 2008-06-13 | 2008-12-12 | 주식회사 에이디피엔지니어링 | 형광램프 이송장치 및 형광램프 제조장치, 형광램프이송방법 |
| KR20210094362A (ko) * | 2020-01-21 | 2021-07-29 | 주식회사 노아닉스 | 의료용 튜브 이너 코팅장치 |
| CN113754267A (zh) * | 2021-08-04 | 2021-12-07 | 甘肃旭康材料科技有限公司 | 玻璃管抗划伤方法、玻璃管抗划伤装置和玻璃管切割系统 |
-
1993
- 1993-02-08 JP JP1973993A patent/JPH06226183A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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