JPH06228506A - 可溶性無菌コラーゲン乾燥物の製造方法 - Google Patents
可溶性無菌コラーゲン乾燥物の製造方法Info
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- JPH06228506A JPH06228506A JP4981793A JP4981793A JPH06228506A JP H06228506 A JPH06228506 A JP H06228506A JP 4981793 A JP4981793 A JP 4981793A JP 4981793 A JP4981793 A JP 4981793A JP H06228506 A JPH06228506 A JP H06228506A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】70〜90%エタノール媒質中に、コラーゲン
溶液をノズルより吐出せしめ、該媒質中にて、糸状物あ
るいは膜状物を生成せしめ、必要に応じ、生成した糸状
物あるいは膜状物を、さらに90%以上の親水性の有機
溶剤媒質中に浸漬した後、得られた糸状物あるいは膜状
物を引き続き乾燥工程に導き、乾燥して、エタノール有
機溶剤および水分を除去し、さらにこの乾燥物を、細断
あるいは粉砕することにより粒状あるいは粉状の可溶性
コラーゲン乾燥物を製造する可溶性無菌コラーゲン乾燥
物の製造方法。 【効果】無菌の可溶性コラーゲン乾燥物が得られる。輸
送時の効率が良い。
溶液をノズルより吐出せしめ、該媒質中にて、糸状物あ
るいは膜状物を生成せしめ、必要に応じ、生成した糸状
物あるいは膜状物を、さらに90%以上の親水性の有機
溶剤媒質中に浸漬した後、得られた糸状物あるいは膜状
物を引き続き乾燥工程に導き、乾燥して、エタノール有
機溶剤および水分を除去し、さらにこの乾燥物を、細断
あるいは粉砕することにより粒状あるいは粉状の可溶性
コラーゲン乾燥物を製造する可溶性無菌コラーゲン乾燥
物の製造方法。 【効果】無菌の可溶性コラーゲン乾燥物が得られる。輸
送時の効率が良い。
Description
【0001】
【背景技術】コラーゲン溶液は、種々の用途に使用され
る有用な原材料で、広く食品用、化粧品用、その他に使
用されているが、食品用として用いられる場合には、コ
ラーゲンが無菌であることが要望される。
る有用な原材料で、広く食品用、化粧品用、その他に使
用されているが、食品用として用いられる場合には、コ
ラーゲンが無菌であることが要望される。
【0002】従来より無菌状態にする方法としては加熱
処理、紫外線、γ線等の放射線照射による方法(特公昭
60−29493号公報、特公平4−25020号公報
など)あるいは濾過による除菌などが一般的に知られて
いるが、これら従来法をコラーゲンに適用する場合に
は、特に変性の防止の点に注意しなければならない。
処理、紫外線、γ線等の放射線照射による方法(特公昭
60−29493号公報、特公平4−25020号公報
など)あるいは濾過による除菌などが一般的に知られて
いるが、これら従来法をコラーゲンに適用する場合に
は、特に変性の防止の点に注意しなければならない。
【0003】従来法の場合について言えば、下記の如き
問題点が存在する。 1) 加熱処理によりコラーゲンが変性してしまう。 2) 紫外線、γ線等の放射線の照射は、殺菌に有用で
あるが変性が生じ易い。また、紫外線の場合には殺菌効
果は物品の照射表面において認められるのみのことが多
い。また、放射線は、人体への影響もあり、設備上の問
題がある。 3) 濾過等の除菌操作は、コラーゲン溶液が高粘度で
あるため、効率上、問題がある。また、濾過操作の前後
において希釈、濃縮を行う場合、それによって生ずる別
の問題が発生する。
問題点が存在する。 1) 加熱処理によりコラーゲンが変性してしまう。 2) 紫外線、γ線等の放射線の照射は、殺菌に有用で
あるが変性が生じ易い。また、紫外線の場合には殺菌効
果は物品の照射表面において認められるのみのことが多
い。また、放射線は、人体への影響もあり、設備上の問
題がある。 3) 濾過等の除菌操作は、コラーゲン溶液が高粘度で
あるため、効率上、問題がある。また、濾過操作の前後
において希釈、濃縮を行う場合、それによって生ずる別
の問題が発生する。
【0004】コラーゲンの無菌乾燥物をコラーゲン溶液
から得る従来方法としては下記の如きものがある。 1) 噴霧乾燥(スプレードライ)により粉末化したコ
ラーゲンあるいは凍結乾燥後に粉砕し粉末化したコラー
ゲンに放射線を照射し殺菌する方法。 2) コラーゲン溶液に紫外線を照射して滅菌し、次い
で、噴霧乾燥法を行って粉末化するか、あるいは凍結乾
燥を行った後に粉砕し粉末化する方法。 3) コラーゲン溶液を希薄溶液とし、濾過等の除菌操
作を行った後、噴霧乾燥法により粉末化する方法。
から得る従来方法としては下記の如きものがある。 1) 噴霧乾燥(スプレードライ)により粉末化したコ
ラーゲンあるいは凍結乾燥後に粉砕し粉末化したコラー
ゲンに放射線を照射し殺菌する方法。 2) コラーゲン溶液に紫外線を照射して滅菌し、次い
で、噴霧乾燥法を行って粉末化するか、あるいは凍結乾
燥を行った後に粉砕し粉末化する方法。 3) コラーゲン溶液を希薄溶液とし、濾過等の除菌操
作を行った後、噴霧乾燥法により粉末化する方法。
【0005】これら従来方法には下記の如き問題点が存
在している。 1) 噴霧乾燥法では、コラーゲン濃度を約1%程度の
薄い溶液として行わなければならず、効率が悪い。 2) 凍結乾燥法では、数時間〜オーバーナイトという
長時間の処理が必要であり、効率上問題がある。
在している。 1) 噴霧乾燥法では、コラーゲン濃度を約1%程度の
薄い溶液として行わなければならず、効率が悪い。 2) 凍結乾燥法では、数時間〜オーバーナイトという
長時間の処理が必要であり、効率上問題がある。
【0006】さらに、コラーゲンを溶液状態で取り扱う
場合においては、下記の如き、種々の問題点も存在す
る。 1) コラーゲン溶液は、通常数%濃度の水溶液である
ため、その輸送においては、ほとんど水を輸送するに均
しく効率が悪い。 2) 常温においても変性が起こり易いため、10℃以
下の冷蔵等の温度管理をする必要がある。 3) 水を多量に含有しているため腐敗が起こり易い。 4) コラーゲン溶液は高粘度であるため、容器間の移
し替えを行う際にロスが多く、取り扱い上の問題があ
る。
場合においては、下記の如き、種々の問題点も存在す
る。 1) コラーゲン溶液は、通常数%濃度の水溶液である
ため、その輸送においては、ほとんど水を輸送するに均
しく効率が悪い。 2) 常温においても変性が起こり易いため、10℃以
下の冷蔵等の温度管理をする必要がある。 3) 水を多量に含有しているため腐敗が起こり易い。 4) コラーゲン溶液は高粘度であるため、容器間の移
し替えを行う際にロスが多く、取り扱い上の問題があ
る。
【0007】本発明者等は、これらの問題点を解決する
ため種々研究の結果、本発明により、これらの問題点を
解消することに成功した。
ため種々研究の結果、本発明により、これらの問題点を
解消することに成功した。
【0008】
【発明の開示】本発明により、下記に記述する可溶性無
菌コラーゲン乾燥物ならびにその製造方法が提供され
る。70〜90%エタノール媒質中に、コラーゲン溶液
をノズルより吐出せしめ、該媒質中にて、糸状物あるい
は膜状物を生成せしめ、必要に応じ、生成した糸状物あ
るいは膜状物を、さらに90%以上の親水性の有機溶剤
媒質中に浸漬した後、得られた糸状物あるいは膜状物を
引き続き乾燥工程に導き、乾燥して、エタノール有機溶
剤および水分を除去し、さらにこの乾燥物を、細断ある
いは粉砕することにより粒状あるいは粉状の可溶性コラ
ーゲン乾燥物を製造することを特徴とする可溶性無菌コ
ラーゲン乾燥物の製造方法。
菌コラーゲン乾燥物ならびにその製造方法が提供され
る。70〜90%エタノール媒質中に、コラーゲン溶液
をノズルより吐出せしめ、該媒質中にて、糸状物あるい
は膜状物を生成せしめ、必要に応じ、生成した糸状物あ
るいは膜状物を、さらに90%以上の親水性の有機溶剤
媒質中に浸漬した後、得られた糸状物あるいは膜状物を
引き続き乾燥工程に導き、乾燥して、エタノール有機溶
剤および水分を除去し、さらにこの乾燥物を、細断ある
いは粉砕することにより粒状あるいは粉状の可溶性コラ
ーゲン乾燥物を製造することを特徴とする可溶性無菌コ
ラーゲン乾燥物の製造方法。
【0009】従来技術においても、コラーゲンの乾燥物
は存在するが、これらのコラーゲンの乾燥物は、以下に
説明するとおり、本発明により提供される可溶性無菌コ
ラーゲン乾燥物とは全く相違するものである。本発明の
可溶性無菌コラーゲン乾燥物は、従来技術とは全く異な
る方法により得られるものであって、製造方法自体独自
の特徴を有するほか、得られる乾燥物も優れた特性を有
し、従来の製品と比較して、全く異質のものである。
は存在するが、これらのコラーゲンの乾燥物は、以下に
説明するとおり、本発明により提供される可溶性無菌コ
ラーゲン乾燥物とは全く相違するものである。本発明の
可溶性無菌コラーゲン乾燥物は、従来技術とは全く異な
る方法により得られるものであって、製造方法自体独自
の特徴を有するほか、得られる乾燥物も優れた特性を有
し、従来の製品と比較して、全く異質のものである。
【0010】本発明の可溶性無菌コラーゲン乾燥物の製
造方法につき、以下に具体的な実施態様を説明する。コ
ラーゲン溶液をギアポンプなどを用いて圧送し、次い
で、媒質中にノズルより吐出せしめ、その媒質中にて糸
状物あるいは膜状物を形成させる。これらの糸状物ある
いは膜状物を引き続き乾燥工程に導き、乾燥して、その
糸状物あるいは膜状物より有機溶剤および水分を除去す
る。得られた乾燥物を細断あるいは粉砕することによ
り、粒状あるいは粉状の可溶性コラーゲン無菌乾燥物が
得られる。上記の製造工程は、通常、連続工程として行
われる。
造方法につき、以下に具体的な実施態様を説明する。コ
ラーゲン溶液をギアポンプなどを用いて圧送し、次い
で、媒質中にノズルより吐出せしめ、その媒質中にて糸
状物あるいは膜状物を形成させる。これらの糸状物ある
いは膜状物を引き続き乾燥工程に導き、乾燥して、その
糸状物あるいは膜状物より有機溶剤および水分を除去す
る。得られた乾燥物を細断あるいは粉砕することによ
り、粒状あるいは粉状の可溶性コラーゲン無菌乾燥物が
得られる。上記の製造工程は、通常、連続工程として行
われる。
【0011】原材料のコラーゲン溶液は、可溶性のコラ
ーゲン溶液であれば、その由来は特定されず、また、そ
のコラーゲンの分子状態がどのようであるかも、格別に
特定されることはない。コラーゲン溶液におけるコラー
ゲンの濃度は、3〜10%好ましくは5〜8%である。
前記のエタノール媒質におけるエタノールの濃度は70
〜90%好ましくは75〜85%であり、さらに好まし
くは80%である。エタノールの殺菌効果は70%前後
で最大となるといわれているが、媒質中で生成せしめた
糸状物又は膜状物の連続処理(切れないようにする)を
可能にするためには80%前後が望ましい。第2の親水
性の有機溶剤処理における有機溶剤としては、好ましく
はアセトン、アルコール類等の取り扱いに便利で入手容
易な有機溶剤が使用される。アルコール類としては、メ
タノール、エタノール、イソプロピルアルコールなどが
例示される。その濃度は90%以上であり、好ましくは
90〜99.5%さらに好ましくは99.5%である。
ーゲン溶液であれば、その由来は特定されず、また、そ
のコラーゲンの分子状態がどのようであるかも、格別に
特定されることはない。コラーゲン溶液におけるコラー
ゲンの濃度は、3〜10%好ましくは5〜8%である。
前記のエタノール媒質におけるエタノールの濃度は70
〜90%好ましくは75〜85%であり、さらに好まし
くは80%である。エタノールの殺菌効果は70%前後
で最大となるといわれているが、媒質中で生成せしめた
糸状物又は膜状物の連続処理(切れないようにする)を
可能にするためには80%前後が望ましい。第2の親水
性の有機溶剤処理における有機溶剤としては、好ましく
はアセトン、アルコール類等の取り扱いに便利で入手容
易な有機溶剤が使用される。アルコール類としては、メ
タノール、エタノール、イソプロピルアルコールなどが
例示される。その濃度は90%以上であり、好ましくは
90〜99.5%さらに好ましくは99.5%である。
【0012】ノズルからの吐出速度は、通常1〜30m
/min好ましくは15〜20m/minであり、ノズ
ルの直径は、通常は、0.05〜1mm程度、好ましく
は0.1〜0.5mmである。乾燥工程における乾燥温
度は、最初のエタノール媒質中への吐出による生成物に
ついては55℃前後が好ましく、第2の親水性の有機溶
剤媒質への吐出による工程については60℃前後が好ま
しい。生成物は、ノズルの形状の選択あるいは裁断、粉
砕の方法により任意の形状の粉状あるいは粒状の乾燥物
として得られる。特に、微粉砕を行う場合には、冷却し
ながら行うことにより、変性させることなく微粉体を得
ることができる。ノズル形状がスリット状である場合に
は、膜状物として生成させ、可食性フィルムとして製造
することもできる。本発明の可溶性無菌コラーゲン乾燥
物としては、架橋あるいは着色した乾燥物として得るこ
ともできる。
/min好ましくは15〜20m/minであり、ノズ
ルの直径は、通常は、0.05〜1mm程度、好ましく
は0.1〜0.5mmである。乾燥工程における乾燥温
度は、最初のエタノール媒質中への吐出による生成物に
ついては55℃前後が好ましく、第2の親水性の有機溶
剤媒質への吐出による工程については60℃前後が好ま
しい。生成物は、ノズルの形状の選択あるいは裁断、粉
砕の方法により任意の形状の粉状あるいは粒状の乾燥物
として得られる。特に、微粉砕を行う場合には、冷却し
ながら行うことにより、変性させることなく微粉体を得
ることができる。ノズル形状がスリット状である場合に
は、膜状物として生成させ、可食性フィルムとして製造
することもできる。本発明の可溶性無菌コラーゲン乾燥
物としては、架橋あるいは着色した乾燥物として得るこ
ともできる。
【0013】本発明の製造方法は、従来方法に比し、下
記の如き格別の利点をもたらすものである。 1) エタノール媒質中にコラーゲン溶液を吐出させ固
形物を生成させることにより、脱水と殺菌を同時に行う
ことができる。 2) 水がエタノールあるいは親水性の有機溶剤に置換
された状態で乾燥するため、乾燥温度を60℃前後に上
げることができ(蒸発潜熱効果)、単に水分を乾燥する
場合と比較して、非常に乾燥効率が良く、短時間で乾燥
ができる。 3) 殺菌、脱水、乾燥を連続的に効率良く、しかも簡
便に行うことができる。 4) 細断あるいは粉砕により簡便に粉状あるいは粒状
の生成物が得られる。 5) 粉砕を極めて短時間に効率良く行うことができ
る。 6) 得られた可溶性無菌コラーゲン乾燥物の溶解性が
良い。凍結乾燥品はポーラスであるが、本発明により得
られる乾燥物はポーラスでなく、脱脂効果により製品と
水との馴染みが速い。 7) 乾燥物の再溶解液は、脱脂により、脂肪分が少な
く、透明度の高い溶液が得られる。
記の如き格別の利点をもたらすものである。 1) エタノール媒質中にコラーゲン溶液を吐出させ固
形物を生成させることにより、脱水と殺菌を同時に行う
ことができる。 2) 水がエタノールあるいは親水性の有機溶剤に置換
された状態で乾燥するため、乾燥温度を60℃前後に上
げることができ(蒸発潜熱効果)、単に水分を乾燥する
場合と比較して、非常に乾燥効率が良く、短時間で乾燥
ができる。 3) 殺菌、脱水、乾燥を連続的に効率良く、しかも簡
便に行うことができる。 4) 細断あるいは粉砕により簡便に粉状あるいは粒状
の生成物が得られる。 5) 粉砕を極めて短時間に効率良く行うことができ
る。 6) 得られた可溶性無菌コラーゲン乾燥物の溶解性が
良い。凍結乾燥品はポーラスであるが、本発明により得
られる乾燥物はポーラスでなく、脱脂効果により製品と
水との馴染みが速い。 7) 乾燥物の再溶解液は、脱脂により、脂肪分が少な
く、透明度の高い溶液が得られる。
【0014】以下に本発明の実施例を掲げるが、本発明
は、これら実施例により特定されない。
は、これら実施例により特定されない。
【0015】
実施例1 8%のコラーゲン溶液を、ギアポンプを用いて圧送し、
75〜85%のエタノール媒質中にノズルより吐出せし
め、媒質中で糸状物を生成させる。この糸状物を引き続
いて乾燥工程に導き、55℃前後で乾燥する。得られた
乾燥物を5〜10mm程度の長さに裁断し、超遠心ミル
にて粉砕し、可溶性無菌コラーゲン乾燥物を得る。
75〜85%のエタノール媒質中にノズルより吐出せし
め、媒質中で糸状物を生成させる。この糸状物を引き続
いて乾燥工程に導き、55℃前後で乾燥する。得られた
乾燥物を5〜10mm程度の長さに裁断し、超遠心ミル
にて粉砕し、可溶性無菌コラーゲン乾燥物を得る。
【0016】実施例2 7%のコラーゲン溶液を、ギアポンプを用いて圧送し、
75〜85%のエタノール媒質中にノズルより吐出さ
せ、媒質中で糸状物を生成させ、この糸状物をついで9
5〜99.5%のアルコール媒質中に連続的に浸漬さ
せ、浸漬処理された糸状物を、引き続き乾燥工程に導
き、60℃前後で乾燥する。得られた乾燥物を5〜10
mm程度の長さに裁断し、超遠心ミルにて粉砕し、可溶
性無菌コラーゲン乾燥物を得る。
75〜85%のエタノール媒質中にノズルより吐出さ
せ、媒質中で糸状物を生成させ、この糸状物をついで9
5〜99.5%のアルコール媒質中に連続的に浸漬さ
せ、浸漬処理された糸状物を、引き続き乾燥工程に導
き、60℃前後で乾燥する。得られた乾燥物を5〜10
mm程度の長さに裁断し、超遠心ミルにて粉砕し、可溶
性無菌コラーゲン乾燥物を得る。
【0017】実施例3 7%のコラーゲン溶液を、ギアポンプを用いて圧送し、
75〜85%のエタノール媒質中にノズルより吐出さ
せ、媒質中で糸状物を生成させる。この糸状物を引き続
き99%のアセトン媒質中に導き、連続的に浸漬する。
浸漬処理した糸状物をさらに乾燥工程に導き、60℃前
後で乾燥する。得られた乾燥物を5〜10mm程度の長
さに裁断し、超遠心ミルにて粉砕し、可溶性無菌コラー
ゲン乾燥物を得る。
75〜85%のエタノール媒質中にノズルより吐出さ
せ、媒質中で糸状物を生成させる。この糸状物を引き続
き99%のアセトン媒質中に導き、連続的に浸漬する。
浸漬処理した糸状物をさらに乾燥工程に導き、60℃前
後で乾燥する。得られた乾燥物を5〜10mm程度の長
さに裁断し、超遠心ミルにて粉砕し、可溶性無菌コラー
ゲン乾燥物を得る。
【0018】実施例4 7%のコラーゲン溶液を、ギアポンプを用いて圧送し、
75〜85%のエタノール媒質中にノズルより吐出さ
せ、媒質中にて膜状物を生成させる。この膜状物を引き
続き95〜99.5%のアルコール媒質中に導き、浸漬
する。浸漬処理後の膜状物を60℃前後の乾燥工程に導
き乾燥する。得られた乾燥物を裁断機にて細断し、可溶
性無菌コラーゲン乾燥物を得る。
75〜85%のエタノール媒質中にノズルより吐出さ
せ、媒質中にて膜状物を生成させる。この膜状物を引き
続き95〜99.5%のアルコール媒質中に導き、浸漬
する。浸漬処理後の膜状物を60℃前後の乾燥工程に導
き乾燥する。得られた乾燥物を裁断機にて細断し、可溶
性無菌コラーゲン乾燥物を得る。
【0019】実施例5 7%のコラーゲン溶液を、ギアポンプを用いて圧送し、
75〜85%のエタノール媒質中にノズルより吐出さ
せ、媒質中で糸状物を生成させる。この糸状物をついで
95〜99.5%のアルコール媒質中に連続的に導き、
浸漬させる。さらに、浸漬処理後の糸状物を乾燥工程に
連続的に導き、60℃前後で乾燥する。得られた乾燥物
を裁断機にて細断し、可溶性無菌コラーゲン乾燥物を得
る。
75〜85%のエタノール媒質中にノズルより吐出さ
せ、媒質中で糸状物を生成させる。この糸状物をついで
95〜99.5%のアルコール媒質中に連続的に導き、
浸漬させる。さらに、浸漬処理後の糸状物を乾燥工程に
連続的に導き、60℃前後で乾燥する。得られた乾燥物
を裁断機にて細断し、可溶性無菌コラーゲン乾燥物を得
る。
【0020】実施例6 7%のコラーゲン溶液を、ギアポンプを用いて圧送し、
75〜85%のエタノール媒質中にノズルより吐出さ
せ、媒質中で膜状物を生成させる。この膜状物をついで
引き続き95〜99.5%のアルコール媒質中に連続的
に導き、浸漬する。浸漬処理後の膜状物をさらに乾燥工
程に導き、60℃前後に乾燥し、可溶性無菌コラーゲン
フィルムを得る。
75〜85%のエタノール媒質中にノズルより吐出さ
せ、媒質中で膜状物を生成させる。この膜状物をついで
引き続き95〜99.5%のアルコール媒質中に連続的
に導き、浸漬する。浸漬処理後の膜状物をさらに乾燥工
程に導き、60℃前後に乾燥し、可溶性無菌コラーゲン
フィルムを得る。
【0021】本発明の製造方法により得られる殺菌効果
は下記に示されるところからも明らかに優れたものであ
る。
は下記に示されるところからも明らかに優れたものであ
る。
【0022】 生菌数(個/ml) 1回目 2回目 原料のコラーゲン溶液 9×103 4×104 本発明の製造方法により得られる製品の再溶解液 0 0 註) 両者は、同一濃度で測定したものである。
【0023】本発明の効果を以下に列記する。 1) 無菌の可溶性コラーゲン乾燥物が得られる。 2) 輸送時の効率が良い。 3) 水分が十数%になることでコラーゲンの変性温度
が100℃前後に上昇するので冷蔵等の温度管理をする
必要がなくなる。 4) 腐敗等の問題が生じない。 5) 使用時に際し、任意の濃度に調製できる。
が100℃前後に上昇するので冷蔵等の温度管理をする
必要がなくなる。 4) 腐敗等の問題が生じない。 5) 使用時に際し、任意の濃度に調製できる。
Claims (1)
- 【請求項1】 70〜90%エタノール媒質中に、コラ
ーゲン溶液をノズルより吐出せしめ、該媒質中にて、糸
状物あるいは膜状物を生成せしめ、必要に応じ、生成し
た糸状物あるいは膜状物を、さらに90%以上の親水性
の有機溶剤媒質中に浸漬した後、得られた糸状物あるい
は膜状物を引き続き乾燥工程に導き、乾燥して、エタノ
ール有機溶剤および水分を除去し、さらにこの乾燥物
を、細断あるいは粉砕することにより粒状あるいは粉状
の可溶性コラーゲン乾燥物を製造することを特徴とする
可溶性無菌コラーゲン乾燥物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4981793A JPH06228506A (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | 可溶性無菌コラーゲン乾燥物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4981793A JPH06228506A (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | 可溶性無菌コラーゲン乾燥物の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06228506A true JPH06228506A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=12841674
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4981793A Pending JPH06228506A (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | 可溶性無菌コラーゲン乾燥物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06228506A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005306736A (ja) * | 2004-04-16 | 2005-11-04 | Hokuyo Kk | コラーゲン化粧料、その製造方法、可溶化コラーゲン繊維及びその製造装置 |
| JP2006342472A (ja) * | 2005-06-10 | 2006-12-21 | Hokuyo Kk | 可溶化コラーゲン繊維、コラーゲン化粧料、可溶化コラーゲン繊維の製造方法及び製造装置 |
| WO2007010623A1 (ja) | 2005-07-22 | 2007-01-25 | Phg Corporation | 新規なポリペプチド及びその製造方法 |
| US7262275B2 (en) | 2002-02-28 | 2007-08-28 | Phg Corporation | Polypeptide and process for producing the same |
-
1993
- 1993-02-01 JP JP4981793A patent/JPH06228506A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7262275B2 (en) | 2002-02-28 | 2007-08-28 | Phg Corporation | Polypeptide and process for producing the same |
| EP1923398A1 (en) | 2002-02-28 | 2008-05-21 | PHG Corporation | Process for producing a polypeptide |
| US7544781B2 (en) | 2002-02-28 | 2009-06-09 | Phg Corporation | Polypeptide and process for producing the same |
| JP2005306736A (ja) * | 2004-04-16 | 2005-11-04 | Hokuyo Kk | コラーゲン化粧料、その製造方法、可溶化コラーゲン繊維及びその製造装置 |
| JP2006342472A (ja) * | 2005-06-10 | 2006-12-21 | Hokuyo Kk | 可溶化コラーゲン繊維、コラーゲン化粧料、可溶化コラーゲン繊維の製造方法及び製造装置 |
| WO2007010623A1 (ja) | 2005-07-22 | 2007-01-25 | Phg Corporation | 新規なポリペプチド及びその製造方法 |
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