JPH06228535A - 含浸性防水剤組成物 - Google Patents
含浸性防水剤組成物Info
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- JPH06228535A JPH06228535A JP3473593A JP3473593A JPH06228535A JP H06228535 A JPH06228535 A JP H06228535A JP 3473593 A JP3473593 A JP 3473593A JP 3473593 A JP3473593 A JP 3473593A JP H06228535 A JPH06228535 A JP H06228535A
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- Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
- Sealing Material Composition (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は仕上げ塗材やシーリング材との接
着性に優れていることから、コンクリート、モルタル、
レンガ、タイルなどの処理用に有用とされる新規な含浸
性防水剤組成物の提供を目的とするものである。 【構成】 本発明の含浸性防水組成物は、A)一般式
R1 aSi(OR2)b(OH)cO
( 4−a−b−c)/2(ここにR1は炭素数1〜18
の1価炭化水素基、R2は炭素数1〜4の1価炭化水素
基、aは0.2≦a≦1.5、bは1≦b≦3、cは0
≦c≦1で1<a+b+c≦4)で示される有機けい素
化合物70〜99重量部と、B)一般式R3SiR4 d
(OR5)e(OH)fO ( 3−d−e−f)/2(こ
こにR3はエポキシ基またはメルカプト基を有する1価
の有機基、R4、R5は炭素数1〜4の1価炭化水素
基、dは0≦d≦2、eは1≦e≦3、fは0≦f≦1
で1<d+e+f≦3)で示される有機けい素化合物3
0〜1重量部を主剤としてなることを特徴とするもので
ある。
着性に優れていることから、コンクリート、モルタル、
レンガ、タイルなどの処理用に有用とされる新規な含浸
性防水剤組成物の提供を目的とするものである。 【構成】 本発明の含浸性防水組成物は、A)一般式
R1 aSi(OR2)b(OH)cO
( 4−a−b−c)/2(ここにR1は炭素数1〜18
の1価炭化水素基、R2は炭素数1〜4の1価炭化水素
基、aは0.2≦a≦1.5、bは1≦b≦3、cは0
≦c≦1で1<a+b+c≦4)で示される有機けい素
化合物70〜99重量部と、B)一般式R3SiR4 d
(OR5)e(OH)fO ( 3−d−e−f)/2(こ
こにR3はエポキシ基またはメルカプト基を有する1価
の有機基、R4、R5は炭素数1〜4の1価炭化水素
基、dは0≦d≦2、eは1≦e≦3、fは0≦f≦1
で1<d+e+f≦3)で示される有機けい素化合物3
0〜1重量部を主剤としてなることを特徴とするもので
ある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は含浸性防水組成物、特に
は仕上げ塗材やシーリング材との接着性に優れているこ
とから、コンクリート、モルタル、レンガ、タイルなど
の処理用に有用とされる含浸性防水剤組成物に関するも
のである。
は仕上げ塗材やシーリング材との接着性に優れているこ
とから、コンクリート、モルタル、レンガ、タイルなど
の処理用に有用とされる含浸性防水剤組成物に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】含浸性防水組成物についてはオルガノア
ルキルアルコキシシランまたはその加水分解、あるいは
このシランと加水分解性シリル基を有する他の有機けい
素化合物との共加水分解物を主剤とするものが知られて
いる(特開昭 63-256581号、特開昭 63-260879号、特開
昭 63-265885号各公報、西独特許第 2,029,446号および
第 2,258,901号明細書、米国特許第 4,433,013号および
第 4,455,172号明細書参照)。
ルキルアルコキシシランまたはその加水分解、あるいは
このシランと加水分解性シリル基を有する他の有機けい
素化合物との共加水分解物を主剤とするものが知られて
いる(特開昭 63-256581号、特開昭 63-260879号、特開
昭 63-265885号各公報、西独特許第 2,029,446号および
第 2,258,901号明細書、米国特許第 4,433,013号および
第 4,455,172号明細書参照)。
【0003】この種の組成物は、コンクリート、モルタ
ル、スレート、レンガ、タイル、瓦、石材、石膏などの
無機系材料などをこれで処理すると、このものがこれら
基材の細孔に含浸され、その細孔中で基材との結合を持
ちながら、三次元化して耐久性のある防水層を形成する
ため、従来公知のエポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタ
ン樹脂などで作られた有機高分子系防水材料、またはメ
チルシリコネート水溶液系撥水材料にくらべて特に耐久
性の優れたものとなることから、上記した無機系材料の
防水処理剤として広く利用されている。
ル、スレート、レンガ、タイル、瓦、石材、石膏などの
無機系材料などをこれで処理すると、このものがこれら
基材の細孔に含浸され、その細孔中で基材との結合を持
ちながら、三次元化して耐久性のある防水層を形成する
ため、従来公知のエポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタ
ン樹脂などで作られた有機高分子系防水材料、またはメ
チルシリコネート水溶液系撥水材料にくらべて特に耐久
性の優れたものとなることから、上記した無機系材料の
防水処理剤として広く利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このオルガノ
アルキルアルコキシシランまたはこれらの誘導体をベー
スとする含浸性防水剤は優れた特性を有するものの、こ
れには仕上げ塗材を塗装する場合の仕上げ塗材との接着
性が不十分であったり、シーリング材を施工する場合の
シーリング材との接着強度が不十分であるという欠点が
あった。
アルキルアルコキシシランまたはこれらの誘導体をベー
スとする含浸性防水剤は優れた特性を有するものの、こ
れには仕上げ塗材を塗装する場合の仕上げ塗材との接着
性が不十分であったり、シーリング材を施工する場合の
シーリング材との接着強度が不十分であるという欠点が
あった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不
利、欠点を解決した含浸性防水剤組成物に関するもので
あり、これはA)一般式(1)としてのR1Si(OR2)b(OH)
cO4-a-b-c/2 (ここにR1は同一または異種の炭素数1〜
18の1価炭化水素基、R2は同一または異種の炭素数1〜
4の1価炭化水素基、aは 0.2≦a≦1.5 、bは1≦b
≦3、cは0≦c≧1で1<a+b+c≦4)で示され
る有機けい素化合物70〜90重量部と、B)一般式(2)
としてのR3SiR4 d(OR5)e(OH)fO3-d-e-f/2(ここにR3はエ
ポキシ基またはメルカプト基を有する1価の有機基、
R4、R5は同一または異種の炭素数1〜4の1価炭化水素
基、dは0≦d≦2、eは1≦e≦3、fは0≦f≧1
で1<d+e+f≦3)で示される有機けい素化合物30
〜1重量部、を主剤としてなることを特徴とするもので
ある。
利、欠点を解決した含浸性防水剤組成物に関するもので
あり、これはA)一般式(1)としてのR1Si(OR2)b(OH)
cO4-a-b-c/2 (ここにR1は同一または異種の炭素数1〜
18の1価炭化水素基、R2は同一または異種の炭素数1〜
4の1価炭化水素基、aは 0.2≦a≦1.5 、bは1≦b
≦3、cは0≦c≧1で1<a+b+c≦4)で示され
る有機けい素化合物70〜90重量部と、B)一般式(2)
としてのR3SiR4 d(OR5)e(OH)fO3-d-e-f/2(ここにR3はエ
ポキシ基またはメルカプト基を有する1価の有機基、
R4、R5は同一または異種の炭素数1〜4の1価炭化水素
基、dは0≦d≦2、eは1≦e≦3、fは0≦f≧1
で1<d+e+f≦3)で示される有機けい素化合物30
〜1重量部、を主剤としてなることを特徴とするもので
ある。
【0006】すなわち、本発明者らは仕上げ塗材やシー
リング剤との接着性の優れている含浸性防水組成物を開
発すべく種々検討した結果、これについてはこれを一般
式(1)で示されるアルコキシシリル基および/または
シラノール基を有するA)成分としての有機けい素化合
物と、一般式(2)で示されるエポキシ基またはメルカ
プト基とアルコキシシリル基および/またはシラノール
基を有するB)成分としての有機けい素化合物とからな
るものとすると、これらの各基が縮重合して共重合シロ
キサンを形成するので、これによればこの共重合シロキ
サンが無機系材料に固定されるのでこれに防水性が付与
されると共に、この共重合シロキサンがエポキシ基また
はメルカプト基を保持しているのでこれが仕上げ塗料や
シーリング剤と強固に接着することを見出し、この
A)、B)成分の構成、これらの配合比などについての
研究を進めて本発明を完成させた。以下にこれをさらに
詳述する。
リング剤との接着性の優れている含浸性防水組成物を開
発すべく種々検討した結果、これについてはこれを一般
式(1)で示されるアルコキシシリル基および/または
シラノール基を有するA)成分としての有機けい素化合
物と、一般式(2)で示されるエポキシ基またはメルカ
プト基とアルコキシシリル基および/またはシラノール
基を有するB)成分としての有機けい素化合物とからな
るものとすると、これらの各基が縮重合して共重合シロ
キサンを形成するので、これによればこの共重合シロキ
サンが無機系材料に固定されるのでこれに防水性が付与
されると共に、この共重合シロキサンがエポキシ基また
はメルカプト基を保持しているのでこれが仕上げ塗料や
シーリング剤と強固に接着することを見出し、この
A)、B)成分の構成、これらの配合比などについての
研究を進めて本発明を完成させた。以下にこれをさらに
詳述する。
【0007】
【作用】本発明は含浸性防水剤組成物に関するものであ
り、これは前記したA)一般式(1)で示される有機け
い素化合物70〜99重量部とB)一般式(2)で示される
有機けい素化合物30〜1重量部とを主剤としてなること
を特徴とするものであるが、このものはこれで無機系材
料の表面を処理するとこのA)、B)成分が反応してエ
ポキシ基またはメルカプト基を含有する共重合シロキサ
ンが形成されるので、これによって防水性が付与される
と共に、これがエポキシ基またはメルカプト基を含有し
ているので仕上げ塗料、シーリング剤と強固に接着する
という有利性が与えられる。
り、これは前記したA)一般式(1)で示される有機け
い素化合物70〜99重量部とB)一般式(2)で示される
有機けい素化合物30〜1重量部とを主剤としてなること
を特徴とするものであるが、このものはこれで無機系材
料の表面を処理するとこのA)、B)成分が反応してエ
ポキシ基またはメルカプト基を含有する共重合シロキサ
ンが形成されるので、これによって防水性が付与される
と共に、これがエポキシ基またはメルカプト基を含有し
ているので仕上げ塗料、シーリング剤と強固に接着する
という有利性が与えられる。
【0008】本発明の含浸性防水剤組成物は前記した
A)一般式(1)で示される有機けい素化合物とB)一
般式(2)で示される有機けい素化合物とからなるもの
とされる。この含浸性防水剤組成物を構成するA)成分
としての有機けい素化合物は一般式(1)としてのR1Si
(OR2)b(OH)cO4-a-b-c/2 で示されるものであり、R1が同
一または異種の炭素数1〜18の1価炭化水素基、特には
炭素数が4〜14の1価炭化水素基とすることが好ましい
とされることから、n−ブチル基、s−ブチル基、イソ
ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、シクロヘ
キシル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基、n
−デシル基、n−ドデシル基、n−テトラデシル基で例
示されるものとされる基、R2はメチル基、エチル基、プ
ロピル基、ブチル基などから選択される炭素数1〜4の
1価炭化水素基からなるものである。
A)一般式(1)で示される有機けい素化合物とB)一
般式(2)で示される有機けい素化合物とからなるもの
とされる。この含浸性防水剤組成物を構成するA)成分
としての有機けい素化合物は一般式(1)としてのR1Si
(OR2)b(OH)cO4-a-b-c/2 で示されるものであり、R1が同
一または異種の炭素数1〜18の1価炭化水素基、特には
炭素数が4〜14の1価炭化水素基とすることが好ましい
とされることから、n−ブチル基、s−ブチル基、イソ
ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、シクロヘ
キシル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基、n
−デシル基、n−ドデシル基、n−テトラデシル基で例
示されるものとされる基、R2はメチル基、エチル基、プ
ロピル基、ブチル基などから選択される炭素数1〜4の
1価炭化水素基からなるものである。
【0009】また、このaはけい素原子に結合した炭化
水素基の量を示すもので、0.2 未満ではこの組成物の含
浸性が低下し、1.5 を越えるとこの組成物の耐久性が低
下することから 0.2≦a≦1.5 とされる数、bはけい素
原子に結合したアルコキシ基の量を示すもので、1未満
ではこの組成物の耐久性が低下することから1≦b≦3
とされる数、cはけい素原子に結合した水素基の量を示
すもので、1を越えるとこの化合物の安定性が低下する
ことから0≦c≧1とされる数とされるものである。
水素基の量を示すもので、0.2 未満ではこの組成物の含
浸性が低下し、1.5 を越えるとこの組成物の耐久性が低
下することから 0.2≦a≦1.5 とされる数、bはけい素
原子に結合したアルコキシ基の量を示すもので、1未満
ではこの組成物の耐久性が低下することから1≦b≦3
とされる数、cはけい素原子に結合した水素基の量を示
すもので、1を越えるとこの化合物の安定性が低下する
ことから0≦c≧1とされる数とされるものである。
【0010】なお、このA)成分としての有機けい素化
合物はモノマー(単量体)であってもポリマー状のオル
ガノポリシロキサンであってもよいが、このもは分子量
が2,000 を越えると基体への含浸性が低下するようにな
るので分子量が 2,000以下のものとすることがよく、こ
れは単一物でも2種以上の混合物であってもよい。
合物はモノマー(単量体)であってもポリマー状のオル
ガノポリシロキサンであってもよいが、このもは分子量
が2,000 を越えると基体への含浸性が低下するようにな
るので分子量が 2,000以下のものとすることがよく、こ
れは単一物でも2種以上の混合物であってもよい。
【0011】つぎに本発明の含浸性防水剤組成物を構成
するB)成分としての有機けい素化合物は一般式(2)
としてのR3SiR4 d(OR5)e(OH)fO3-d-e-f/2で示されるもの
であり、このR3は式
するB)成分としての有機けい素化合物は一般式(2)
としてのR3SiR4 d(OR5)e(OH)fO3-d-e-f/2で示されるもの
であり、このR3は式
【化1】
【化2】
【化3】
【化4】
などで示されるエポキシ基を含有する1価の有機基、ま
たはHS-(CH2)2-、HS-(CH2)10- などのメルカプト基を含
有する1価の有機基、R4、R5は同一または異種のR2と同
じく炭素数1〜4の1価炭化水素基である。
たはHS-(CH2)2-、HS-(CH2)10- などのメルカプト基を含
有する1価の有機基、R4、R5は同一または異種のR2と同
じく炭素数1〜4の1価炭化水素基である。
【0012】また、このdはけい素原子に結合した炭化
水素基の量を示すもので、2を越えると接着性が低下す
ることから0≦d≦2とされる数、eはけい素原子に結
合したアルコキシ基の量を示すもので、1未満ではこの
組成物の接着性が低下することから1≦e≦3とされる
数、fはけい素原子に結合した水素基の量を示すもの
で、1を越えるとこの化合物の安定性が低下することか
ら0≦f≧1とされる数とされるものである。
水素基の量を示すもので、2を越えると接着性が低下す
ることから0≦d≦2とされる数、eはけい素原子に結
合したアルコキシ基の量を示すもので、1未満ではこの
組成物の接着性が低下することから1≦e≦3とされる
数、fはけい素原子に結合した水素基の量を示すもの
で、1を越えるとこの化合物の安定性が低下することか
ら0≦f≧1とされる数とされるものである。
【0013】なお、このB)成分としての有機けい素化
合物はモノマー(単量体)であってもポリマー状のオル
ガノポリシロキサンであってもよいが、このもは分子量
が2,000 を越えると基体への含浸性が低下するようにな
るので分子量が 2,000以下のものとすることがよく、こ
れは単一物でも2種以上の混合物であってもよい。
合物はモノマー(単量体)であってもポリマー状のオル
ガノポリシロキサンであってもよいが、このもは分子量
が2,000 を越えると基体への含浸性が低下するようにな
るので分子量が 2,000以下のものとすることがよく、こ
れは単一物でも2種以上の混合物であってもよい。
【0014】このB)成分の添加量は前記したA)成分
としての有機けい素化合物70〜99重量部に対して1重量
部未満では少量にすぎて目的とする接着性の向上効果が
得られず、30重量部より多くしてもそれ以上の接着性の
向上が見られないばかりか、この組成物によって作られ
る被膜の耐水性が低下し、被処理物の防水性、耐久性が
低下するので、これは30〜1重量部の範囲とすることが
必要とされる。
としての有機けい素化合物70〜99重量部に対して1重量
部未満では少量にすぎて目的とする接着性の向上効果が
得られず、30重量部より多くしてもそれ以上の接着性の
向上が見られないばかりか、この組成物によって作られ
る被膜の耐水性が低下し、被処理物の防水性、耐久性が
低下するので、これは30〜1重量部の範囲とすることが
必要とされる。
【0015】本発明の含浸性防水剤組成物は上記した
A)成分とB)成分の所定量を均一に混合することによ
って得ることができるが、これには溶媒を添加すること
がよく、この溶媒としてはメタノール、エタノール、イ
ソプロパノール、n−ブタノール、s−ブタノールなど
のアルコール類、n−ヘキサン、シクロヘキサン、n−
オクタンなどの脂肪族炭化水素、トルエン、キシレンな
どの芳香族炭化水素、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトンなどのケトン類、酢酸エチル、
酢酸プロピル、酢酸ブチルなどのエステル類、ケロシ
ン、石油エーテル、リグロイン、ソルベントナフサ、灯
油などの多成分混合溶媒などからなる有機溶媒および水
などが例示されるが、これは2種以上の混合系で用いて
もよい。
A)成分とB)成分の所定量を均一に混合することによ
って得ることができるが、これには溶媒を添加すること
がよく、この溶媒としてはメタノール、エタノール、イ
ソプロパノール、n−ブタノール、s−ブタノールなど
のアルコール類、n−ヘキサン、シクロヘキサン、n−
オクタンなどの脂肪族炭化水素、トルエン、キシレンな
どの芳香族炭化水素、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトンなどのケトン類、酢酸エチル、
酢酸プロピル、酢酸ブチルなどのエステル類、ケロシ
ン、石油エーテル、リグロイン、ソルベントナフサ、灯
油などの多成分混合溶媒などからなる有機溶媒および水
などが例示されるが、これは2種以上の混合系で用いて
もよい。
【0016】本発明の含浸性防水剤組成物はセメントコ
ンクリート、モルタル、ブロック、スレート、レンガ、
タイル、瓦、石材、石膏などの無機系材料の防水工事用
に有用とされるが、この施工はこの組成物を被処理物の
表面に刷毛塗り、ローラー塗り、流し塗り、浸漬塗りす
るかスプレー塗布すればよいが、この塗布量は被処理物
1m2当りこの組成物を1〜1,000g、好ましくは10〜200g
含浸処理すればよい。
ンクリート、モルタル、ブロック、スレート、レンガ、
タイル、瓦、石材、石膏などの無機系材料の防水工事用
に有用とされるが、この施工はこの組成物を被処理物の
表面に刷毛塗り、ローラー塗り、流し塗り、浸漬塗りす
るかスプレー塗布すればよいが、この塗布量は被処理物
1m2当りこの組成物を1〜1,000g、好ましくは10〜200g
含浸処理すればよい。
【0017】このように処理すればこの組成物を構成す
るA)成分が有機けい素化合物のモノマーまたは低重合
度のポリマーからなるもので表面張力の低いものである
ことから、このものが被処理物の細孔に容易に浸透し、
このアルコキシシリル基の加水分解縮重合で防水性、耐
久性のすぐれたオルガノシロキサンポリマーとなり、ま
たこのアルコキシシリル基の一部が細孔中の表面に存在
するM−OH基(Mは金属原子)と化学的に結合するた
めにさらにこの耐久性が改善され、さらにはこのB)成
分中のエポキシ基またはメルカプト基によって仕上げ塗
料やシーリング材との接着性が向上するという有利性が
与えられる。
るA)成分が有機けい素化合物のモノマーまたは低重合
度のポリマーからなるもので表面張力の低いものである
ことから、このものが被処理物の細孔に容易に浸透し、
このアルコキシシリル基の加水分解縮重合で防水性、耐
久性のすぐれたオルガノシロキサンポリマーとなり、ま
たこのアルコキシシリル基の一部が細孔中の表面に存在
するM−OH基(Mは金属原子)と化学的に結合するた
めにさらにこの耐久性が改善され、さらにはこのB)成
分中のエポキシ基またはメルカプト基によって仕上げ塗
料やシーリング材との接着性が向上するという有利性が
与えられる。
【0018】なお、この組成物を製造する際、前記した
一般式(1)、(2)で示される有機けい素化合物は本
質的に水に溶解しないので、この水溶液または水への分
散液を調製するためには界面活性剤、加水分解触媒を添
加することがよいが、この組成物に着色剤、安定剤、充
填剤などを添加することは任意とされる。また、本発明
の組成物についてはその安定性を損なわない範囲におい
てアルコキシシリル基またはシラノール基の硬化触媒、
例えば有機酸金属塩、金属アルコキシド、金属キレー
ト、有機アミン、第4級アンモニウム塩などを添加して
もよく、これによれば被処理物の細孔中におけるこの組
成物の加水分解、縮重合反応が促進されるという効果が
与えられる。
一般式(1)、(2)で示される有機けい素化合物は本
質的に水に溶解しないので、この水溶液または水への分
散液を調製するためには界面活性剤、加水分解触媒を添
加することがよいが、この組成物に着色剤、安定剤、充
填剤などを添加することは任意とされる。また、本発明
の組成物についてはその安定性を損なわない範囲におい
てアルコキシシリル基またはシラノール基の硬化触媒、
例えば有機酸金属塩、金属アルコキシド、金属キレー
ト、有機アミン、第4級アンモニウム塩などを添加して
もよく、これによれば被処理物の細孔中におけるこの組
成物の加水分解、縮重合反応が促進されるという効果が
与えられる。
【0019】
【実施例】つぎに本発明の実施例、比較例をあげるが、
例中における被処理物の物性はつぎの方法による測定値
を示したものである。 (吸水率)JISモルタル(5×5× 2.5cm)の全面
に、含浸性防水剤組成物を有効成分量で 100g/m2刷毛塗
りし、25℃、50%RHの雰囲気下に7日間養生したの
ち、水道水中に28日間全面浸漬させ、つぎの式で算出し
た。
例中における被処理物の物性はつぎの方法による測定値
を示したものである。 (吸水率)JISモルタル(5×5× 2.5cm)の全面
に、含浸性防水剤組成物を有効成分量で 100g/m2刷毛塗
りし、25℃、50%RHの雰囲気下に7日間養生したの
ち、水道水中に28日間全面浸漬させ、つぎの式で算出し
た。
【0020】(耐アルカリ性)吸水率テストと同様の方
法で調製したモルタル試験片を5%の水酸化ナトリウム
水溶液中に7日間全面浸漬させ、つぎの式で算出した。 (遮塩性)(塩素イオン浸透深さ) 吸水率テストと同じ方法で調製したモルタル試験片を3
%の食塩水中に28日間全面浸漬させたのち、取出し、割
裂させた断面についてフルオレツセイン呈色反応を行な
って塩素イオンの浸透深さを測定した。
法で調製したモルタル試験片を5%の水酸化ナトリウム
水溶液中に7日間全面浸漬させ、つぎの式で算出した。 (遮塩性)(塩素イオン浸透深さ) 吸水率テストと同じ方法で調製したモルタル試験片を3
%の食塩水中に28日間全面浸漬させたのち、取出し、割
裂させた断面についてフルオレツセイン呈色反応を行な
って塩素イオンの浸透深さを測定した。
【0021】(耐久性)吸収率テストと同じ方法で調製
したモルタル試験片をサンシャインウエザーメーター
(スガ試験機製)中に 1,000時間曝露させ、つづいて水
道水中に28日間全面浸漬させた後の吸水率を上記した吸
水率と同じ式を用いて算出した。 (浸透深さ)吸収率テストと同じ方法で調製したモルタ
ル試験片を割裂させ、断面に水をかけて撥水層部分の厚
みを測定した。
したモルタル試験片をサンシャインウエザーメーター
(スガ試験機製)中に 1,000時間曝露させ、つづいて水
道水中に28日間全面浸漬させた後の吸水率を上記した吸
水率と同じ式を用いて算出した。 (浸透深さ)吸収率テストと同じ方法で調製したモルタ
ル試験片を割裂させ、断面に水をかけて撥水層部分の厚
みを測定した。
【0022】(仕上げ塗材との接着性)JISモルタル
(5×5× 2.5cm)の片面(5×5cm)に含浸性防水剤
組成物を有効成分量で 100g/m2刷毛塗りし、25℃、50%
RHの雰囲気下に1日養生したのち、各種仕上塗材を塗
布し、7日間乾燥養生を行なったものと、さらに7日間
水道水中に浸漬処理を行なった後1日乾燥したものの、
2種類の試験体を作成したのち、この試験体の塗装面に
カッターガイドを当てカッターナイフで2mm間隔の縦横
6本ずつの線をモルタル面に達するまで引いて25個の基
盤目を作り、セロテープ(ニチバン製)を指で強く押し
付け、真上方向に強く引きはがし、はがれずに残った基
盤目の数を数えた。
(5×5× 2.5cm)の片面(5×5cm)に含浸性防水剤
組成物を有効成分量で 100g/m2刷毛塗りし、25℃、50%
RHの雰囲気下に1日養生したのち、各種仕上塗材を塗
布し、7日間乾燥養生を行なったものと、さらに7日間
水道水中に浸漬処理を行なった後1日乾燥したものの、
2種類の試験体を作成したのち、この試験体の塗装面に
カッターガイドを当てカッターナイフで2mm間隔の縦横
6本ずつの線をモルタル面に達するまで引いて25個の基
盤目を作り、セロテープ(ニチバン製)を指で強く押し
付け、真上方向に強く引きはがし、はがれずに残った基
盤目の数を数えた。
【0023】(シーリング材との接着性)吸水率テスト
と同じ方法で調製したモルタル試験片の片面(5×5c
m)にプライマーを塗布し、室温にて1時間乾燥した。
次にJIS A 5758引張吸着性試験2型と同様にして2枚の
試験片の間にシーリング材を充填し、前養生(20℃、55
%RH7日間)及び後養生(50℃、7日間)を行なって
試験体を作成し、ついでこの試験体を用い下記の装置、
条件で引張試験を行なった。 装 置:(株)東洋精機製作所 ストローグラフ R
−3 引張速度:50mm/分 また、耐水性をテストするために上記後養生を行なった
後に50℃の温水に7日間浸漬した後の引張試験も行なっ
た。
と同じ方法で調製したモルタル試験片の片面(5×5c
m)にプライマーを塗布し、室温にて1時間乾燥した。
次にJIS A 5758引張吸着性試験2型と同様にして2枚の
試験片の間にシーリング材を充填し、前養生(20℃、55
%RH7日間)及び後養生(50℃、7日間)を行なって
試験体を作成し、ついでこの試験体を用い下記の装置、
条件で引張試験を行なった。 装 置:(株)東洋精機製作所 ストローグラフ R
−3 引張速度:50mm/分 また、耐水性をテストするために上記後養生を行なった
後に50℃の温水に7日間浸漬した後の引張試験も行なっ
た。
【0024】実施例1〜6
A)成分の有機けい素化合物として式 n-C10H21Si(OC
H3)3で示されるアルキルアルコキシシランおよび式(C10
H21)0.5(CH3O)2.17SiO0.67または(C8H17)0.5(CH3O)2.0S
iO0.75で示されるアルキルアルコキシシロキサンを使用
し、またB)成分の有機けい素化合物として式
H3)3で示されるアルキルアルコキシシランおよび式(C10
H21)0.5(CH3O)2.17SiO0.67または(C8H17)0.5(CH3O)2.0S
iO0.75で示されるアルキルアルコキシシロキサンを使用
し、またB)成分の有機けい素化合物として式
【化5】
で示されるエポキシ基含有アルコキシシラン、式
【化6】
で示されるエポキシ基含有アルコキシシロキサンを、ま
た式HS-(CH2)3-Si(OCH3)で示されるメルカプト基含有ア
ルコキシシランを使用することとし、これらを第1表に
示した量で混合し、これにイソプロパノール300gを添加
して含浸性防水剤を作り、その物性をしらべたところ、
後記する表3、4、5に示したとおりの結果が得られ
た。
た式HS-(CH2)3-Si(OCH3)で示されるメルカプト基含有ア
ルコキシシランを使用することとし、これらを第1表に
示した量で混合し、これにイソプロパノール300gを添加
して含浸性防水剤を作り、その物性をしらべたところ、
後記する表3、4、5に示したとおりの結果が得られ
た。
【0025】比較例1〜4
A)成分の有機けい素化合物として式 n-C10H21Si(OC
H3)3で示されるアルキルアルコキシシランまたは式(C10
H21)0.5(CH3O)2.17SiO0.67で示されるアルキルアルコキ
シシロキサンを使用したが、第2表に示したようにB)
成分を添加せず、イソプロパノール300gで希釈しただけ
のもの(比較例1、2)、またB)成分として式
H3)3で示されるアルキルアルコキシシランまたは式(C10
H21)0.5(CH3O)2.17SiO0.67で示されるアルキルアルコキ
シシロキサンを使用したが、第2表に示したようにB)
成分を添加せず、イソプロパノール300gで希釈しただけ
のもの(比較例1、2)、またB)成分として式
【化7】
で示されるエポキシ基含有アルコキシシランを添加した
が、この配合量がA)成分50重量部に対し、B)成分が
50重量部と多いもの(比較例3)、さらにこのA)、
B)両成分を全く添加しないもの(比較例4)を作り、
これらの物性をしらべたところ、つぎの表3、4、5に
示したとおりの結果が得られた。
が、この配合量がA)成分50重量部に対し、B)成分が
50重量部と多いもの(比較例3)、さらにこのA)、
B)両成分を全く添加しないもの(比較例4)を作り、
これらの物性をしらべたところ、つぎの表3、4、5に
示したとおりの結果が得られた。
【0026】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【0027】
【発明の効果】本発明は含浸性防水剤組成物に関するも
のであり、これは前記したように、A)一般式(1)の
R1 aSi(OR2)b(OH)cO4-a-b-c/2で示される有機けい素化合
物70〜99重量部と、B)一般式(2)のR3SiR4 d(OR5)
e(OH)fO3-d-e-f/2で示される有機けい素基化合物(R3は
エポキシ基またはメルカプト基を有する1価の有機基)
30〜1重量部、を主剤としてなることを特徴とするもの
であるが、このものをこれを無機系材料に処理するとこ
のA)成分とB)成分との縮重合反応共重合シロキサン
が形成されるので、これに防水性が付与されると共に、
この共重合シロキサンはエポキシ基またはメルカプト基
を含有しているので仕上げ塗料やシーリング剤と強固に
接着するという有利性をもつものである。
のであり、これは前記したように、A)一般式(1)の
R1 aSi(OR2)b(OH)cO4-a-b-c/2で示される有機けい素化合
物70〜99重量部と、B)一般式(2)のR3SiR4 d(OR5)
e(OH)fO3-d-e-f/2で示される有機けい素基化合物(R3は
エポキシ基またはメルカプト基を有する1価の有機基)
30〜1重量部、を主剤としてなることを特徴とするもの
であるが、このものをこれを無機系材料に処理するとこ
のA)成分とB)成分との縮重合反応共重合シロキサン
が形成されるので、これに防水性が付与されると共に、
この共重合シロキサンはエポキシ基またはメルカプト基
を含有しているので仕上げ塗料やシーリング剤と強固に
接着するという有利性をもつものである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 含浸性防水剤組成物
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は含浸性防水組成物、特に
は仕上げ塗材やシーリング材との接着性に優れているこ
とから、コンクリート、モルタル、レンガ、タイルなど
の処理用に有用とされる含浸性防水剤組成物に関するも
のである。
は仕上げ塗材やシーリング材との接着性に優れているこ
とから、コンクリート、モルタル、レンガ、タイルなど
の処理用に有用とされる含浸性防水剤組成物に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】含浸性防水組成物についてはオルガノア
ルキルアルコキシシランまたはその加水分解、あるいは
このシランと加水分解性シリル基を有する他の有機けい
素化合物との共加水分解物を主剤とするものが知られて
いる(特開昭63−256581号、特開昭63−26
0879号、特開昭63−265885号各公報、西独
特許第2,029,446号および第2,258,90
1号明細書、米国特許第4,433,013号および第
4,455,172号明細書参照)。
ルキルアルコキシシランまたはその加水分解、あるいは
このシランと加水分解性シリル基を有する他の有機けい
素化合物との共加水分解物を主剤とするものが知られて
いる(特開昭63−256581号、特開昭63−26
0879号、特開昭63−265885号各公報、西独
特許第2,029,446号および第2,258,90
1号明細書、米国特許第4,433,013号および第
4,455,172号明細書参照)。
【0003】この種の組成物は、コンクリート、モルタ
ル、スレート、レンガ、タイル、瓦、石材、石膏などの
無機系材料などをこれで処理すると、このものがこれら
基材の細孔に含浸され、その細孔中で基材との結合を持
ちながら、三次元化して耐久性のある防水層を形成する
ため、従来公知のエポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタ
ン樹脂などで作られた有機高分子系防水材料、またはメ
チルシリコネート水溶液系撥水材料にくらべて特に耐久
性の優れたものとなることから、上記した無機系材料の
防水処理剤として広く利用されている。
ル、スレート、レンガ、タイル、瓦、石材、石膏などの
無機系材料などをこれで処理すると、このものがこれら
基材の細孔に含浸され、その細孔中で基材との結合を持
ちながら、三次元化して耐久性のある防水層を形成する
ため、従来公知のエポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタ
ン樹脂などで作られた有機高分子系防水材料、またはメ
チルシリコネート水溶液系撥水材料にくらべて特に耐久
性の優れたものとなることから、上記した無機系材料の
防水処理剤として広く利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このオルガノ
アルキルアルコキシシランまたはこれらの誘導体をベー
スとする含浸性防水剤は優れた特性を有するものの、こ
れには仕上げ塗材を塗装する場合の仕上げ塗材との接着
性が不十分であったり、シーリング材を施工する場合の
シーリング材との接着強度が不十分であるという欠点が
あった。
アルキルアルコキシシランまたはこれらの誘導体をベー
スとする含浸性防水剤は優れた特性を有するものの、こ
れには仕上げ塗材を塗装する場合の仕上げ塗材との接着
性が不十分であったり、シーリング材を施工する場合の
シーリング材との接着強度が不十分であるという欠点が
あった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不
利、欠点を解決した含浸性防水剤組成物に関するもので
あり、これはA)一般式(1)としてのR1 aSi(O
R2)b(OH)cO ( 4−a−b−c)/2(ここに
R1は同一または異種の炭素数1〜18の1価炭化水素
基、R2は同一または異種の炭素数1〜4の1価炭化水
素基、aは0.2≦a≦1.5、bは1≦b≦3、cは
0≦c≦1で1<a+b+c≦4)で示される有機けい
素化合物70〜99重量部と、B)一般式(2)として
のR3SiR4 d(OR5)e(OH)fO
( 3−d−e−f)/2(ここにR3はエポキシ基また
はメルカプト基を有する1価の有機基、R4、R5は同
一または異種の炭素数1〜4の1価炭化水素基、dは0
≦d≦2、eは1≦e≦3、fは0≦f≦1で1<d+
e+f≦3)で示される有機けい素化合物30〜1重量
部、を主剤としてなることを特徴とするものである。
利、欠点を解決した含浸性防水剤組成物に関するもので
あり、これはA)一般式(1)としてのR1 aSi(O
R2)b(OH)cO ( 4−a−b−c)/2(ここに
R1は同一または異種の炭素数1〜18の1価炭化水素
基、R2は同一または異種の炭素数1〜4の1価炭化水
素基、aは0.2≦a≦1.5、bは1≦b≦3、cは
0≦c≦1で1<a+b+c≦4)で示される有機けい
素化合物70〜99重量部と、B)一般式(2)として
のR3SiR4 d(OR5)e(OH)fO
( 3−d−e−f)/2(ここにR3はエポキシ基また
はメルカプト基を有する1価の有機基、R4、R5は同
一または異種の炭素数1〜4の1価炭化水素基、dは0
≦d≦2、eは1≦e≦3、fは0≦f≦1で1<d+
e+f≦3)で示される有機けい素化合物30〜1重量
部、を主剤としてなることを特徴とするものである。
【0006】すなわち、本発明者らは仕上げ塗材やシー
リング剤との接着性の優れている含浸性防水組成物を開
発すべく種々検討した結果、これについてはこれを一般
式(1)で示されるアルコキシシリル基および/または
シラノール基を有するA)成分としての有機けい素化合
物と、一般式(2)で示されるエポキシ基またはメルカ
プト基とアルコキシシリル基および/またはシラノール
基を有するB)成分としての有機けい素化合物とからな
るものとすると、これらの各基が縮重合して共重合シロ
キサンを形成するので、これによればこの共重合シロキ
サンが無機系材料に固定されるのでこれに防水性が付与
されると共に、この共重合シロキサンがエポキシ基また
はメルカプト基を保持しているのでこれが仕上げ塗料や
シーリング剤と強固に接着することを見出し、この
A)、B)成分の構成、これらの配合比などについての
研究を進めて本発明を完成させた。以下にこれをさらに
詳述する。
リング剤との接着性の優れている含浸性防水組成物を開
発すべく種々検討した結果、これについてはこれを一般
式(1)で示されるアルコキシシリル基および/または
シラノール基を有するA)成分としての有機けい素化合
物と、一般式(2)で示されるエポキシ基またはメルカ
プト基とアルコキシシリル基および/またはシラノール
基を有するB)成分としての有機けい素化合物とからな
るものとすると、これらの各基が縮重合して共重合シロ
キサンを形成するので、これによればこの共重合シロキ
サンが無機系材料に固定されるのでこれに防水性が付与
されると共に、この共重合シロキサンがエポキシ基また
はメルカプト基を保持しているのでこれが仕上げ塗料や
シーリング剤と強固に接着することを見出し、この
A)、B)成分の構成、これらの配合比などについての
研究を進めて本発明を完成させた。以下にこれをさらに
詳述する。
【0007】
【作用】本発明は含浸性防水剤組成物に関するものであ
り、これは前記したA)一般式(1)で示される有機け
い素化合物70〜99重量部とB)一般式(2)で示さ
れる有機けい素化合物30〜1重量部とを主剤としてな
ることを特徴とするものであるが、このものはこれで無
機系材料の表面を処理するとこのA)、B)成分が反応
してエポキシ基またはメルカプト基を含有する共重合シ
ロキサンが形成されるので、これによって防水性が付与
されると共に、これがエポキシ基またはメルカプト基を
含有しているので仕上げ塗料、シーリング剤と強固に接
着するという有利性が与えられる。
り、これは前記したA)一般式(1)で示される有機け
い素化合物70〜99重量部とB)一般式(2)で示さ
れる有機けい素化合物30〜1重量部とを主剤としてな
ることを特徴とするものであるが、このものはこれで無
機系材料の表面を処理するとこのA)、B)成分が反応
してエポキシ基またはメルカプト基を含有する共重合シ
ロキサンが形成されるので、これによって防水性が付与
されると共に、これがエポキシ基またはメルカプト基を
含有しているので仕上げ塗料、シーリング剤と強固に接
着するという有利性が与えられる。
【0008】本発明の含浸性防水剤組成物は前記した
A)一般式(1)で示される有機けい素化合物とB)一
般式(2)で示される有機けい素化合物とからなるもの
とされる。この含浸性防水剤組成物を構成するA)成分
としての有機けい素化合物は一般式(1)としてのR1
a Si(OR2)b(OH)cO
( 4−a−b−c)/2で示されるものであり、R1が
同一または異種の炭素数1〜18の1価炭化水素基、特
には炭素数が4〜14の1価炭化水素基とすることが好
ましいとされることから、n−ブチル基、s−ブチル
基、イソブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、
シクロヘキシル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシ
ル基、n−デシル基、n−ドデシル基、n−テトラデシ
ル基で例示されるものとされる基、R2はメチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基などから選択される炭素
数1〜4の1価炭化水素基からなるものである。
A)一般式(1)で示される有機けい素化合物とB)一
般式(2)で示される有機けい素化合物とからなるもの
とされる。この含浸性防水剤組成物を構成するA)成分
としての有機けい素化合物は一般式(1)としてのR1
a Si(OR2)b(OH)cO
( 4−a−b−c)/2で示されるものであり、R1が
同一または異種の炭素数1〜18の1価炭化水素基、特
には炭素数が4〜14の1価炭化水素基とすることが好
ましいとされることから、n−ブチル基、s−ブチル
基、イソブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、
シクロヘキシル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシ
ル基、n−デシル基、n−ドデシル基、n−テトラデシ
ル基で例示されるものとされる基、R2はメチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基などから選択される炭素
数1〜4の1価炭化水素基からなるものである。
【0009】また、このaはけい素原子に結合した炭化
水素基の量を示すもので、0.2未満ではこの組成物の
含浸性が低下し、1.5を越えるとこの組成物の耐久性
が低下することから0.2≦a≦1.5とされる数、b
はけい素原子に結合したアルコキシ基の量を示すもの
で、1未満ではこの組成物の耐久性が低下することから
1≦b≦3とされる数、cはけい素原子に結合した水酸
基の量を示すもので、1を越えるとこの化合物の安定性
が低下することから0≦C≦1とされる数とされるもの
である。
水素基の量を示すもので、0.2未満ではこの組成物の
含浸性が低下し、1.5を越えるとこの組成物の耐久性
が低下することから0.2≦a≦1.5とされる数、b
はけい素原子に結合したアルコキシ基の量を示すもの
で、1未満ではこの組成物の耐久性が低下することから
1≦b≦3とされる数、cはけい素原子に結合した水酸
基の量を示すもので、1を越えるとこの化合物の安定性
が低下することから0≦C≦1とされる数とされるもの
である。
【0010】なお、このA)成分としての有機けい素化
合物はモノマー(単量体)であってもポリマー状のオル
ガノポリシロキサンであってもよいが、このものは分子
量が2,000を越えると基体への含浸性が低下するよ
うになるので分子量が2,000以下のものとすること
がよく、これは単一物でも2種以上の混合物であっても
よい。
合物はモノマー(単量体)であってもポリマー状のオル
ガノポリシロキサンであってもよいが、このものは分子
量が2,000を越えると基体への含浸性が低下するよ
うになるので分子量が2,000以下のものとすること
がよく、これは単一物でも2種以上の混合物であっても
よい。
【0011】つぎに本発明の含浸性防水剤組成物を構成
するB)成分としての有機けい素化合物は一般式(2)
としてのR3SiR4 d(OR5)e(OH)fO
( 3−d−e−f)/2で示されるものであり、このR
3は式
するB)成分としての有機けい素化合物は一般式(2)
としてのR3SiR4 d(OR5)e(OH)fO
( 3−d−e−f)/2で示されるものであり、このR
3は式
【化1】
【化2】
【化3】
【化4】
などで示されるエポキシ基を含有する1価の有機基、ま
たはHS−(CH2) 3 −、HS−(CH2)10−な
どのメルカプト基を含有する1価の有機基、R4、R5
は同一または異種のR2と同じく炭素数1〜4の1価炭
化水素基である。
たはHS−(CH2) 3 −、HS−(CH2)10−な
どのメルカプト基を含有する1価の有機基、R4、R5
は同一または異種のR2と同じく炭素数1〜4の1価炭
化水素基である。
【0012】また、このdはけい素原子に結合した炭化
水素基の量を示すもので、2を越えると接着性が低下す
ることから0≦d≦2とされる数、eはけい素原子に結
合したアルコキシ基の量を示すもので、1未満ではこの
組成物の接着性が低下することから1≦e≦3とされる
数、fはけい素原子に結合した水酸基の量を示すもの
で、1を越えるとこの化合物の安定性が低下することか
ら0≦f≦1とされる数とされるものである。
水素基の量を示すもので、2を越えると接着性が低下す
ることから0≦d≦2とされる数、eはけい素原子に結
合したアルコキシ基の量を示すもので、1未満ではこの
組成物の接着性が低下することから1≦e≦3とされる
数、fはけい素原子に結合した水酸基の量を示すもの
で、1を越えるとこの化合物の安定性が低下することか
ら0≦f≦1とされる数とされるものである。
【0013】なお、このB)成分としての有機けい素化
合物はモノマー(単量体)であってもポリマー状のオル
ガノポリシロキサンであってもよいが、このもは分子量
が2,000を越えると基体への含浸性が低下するよう
になるので分子量が2,000以下のものとすることが
よく、これは単一物でも2種以上の混合物であってもよ
い。
合物はモノマー(単量体)であってもポリマー状のオル
ガノポリシロキサンであってもよいが、このもは分子量
が2,000を越えると基体への含浸性が低下するよう
になるので分子量が2,000以下のものとすることが
よく、これは単一物でも2種以上の混合物であってもよ
い。
【0014】このB)成分の添加量は前記したA)成分
としての有機けい素化合物70〜99重量部に対して1
重量部未満では少量にすぎて目的とする接着性の向上効
果が得られず、30重量部より多くしてもそれ以上の接
着性の向上が見られないばかりか、この組成物によって
作られる被膜の耐水性が低下し、被処理物の防水性、耐
久性が低下するので、これは30〜1重量部の範囲とす
ることが必要とされる。
としての有機けい素化合物70〜99重量部に対して1
重量部未満では少量にすぎて目的とする接着性の向上効
果が得られず、30重量部より多くしてもそれ以上の接
着性の向上が見られないばかりか、この組成物によって
作られる被膜の耐水性が低下し、被処理物の防水性、耐
久性が低下するので、これは30〜1重量部の範囲とす
ることが必要とされる。
【0015】本発明の含浸性防水剤組成物は上記した
A)成分とB)成分の所定量を均一に混合することによ
って得ることができるが、これには溶媒を添加すること
がよく、この溶媒としてはメタノール、エタノール、イ
ソプロパノール、n−ブタノール、s−ブタノールなど
のアルコール類、n−ヘキサン、シクロヘキサン、n−
オクタンなどの脂肪族炭化水素、トルエン、キシレンな
どの芳香族炭化水素、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトンなどのケトン類、酢酸エチル、
酢酸プロピル、酢酸ブチルなどのエステル類、ケロシ
ン、石油エーテル、リグロイン、ソルベントナフサ、灯
油などの多成分混合溶媒などからなる有機溶媒および水
などが例示されるが、これは2種以上の混合系で用いて
もよい。
A)成分とB)成分の所定量を均一に混合することによ
って得ることができるが、これには溶媒を添加すること
がよく、この溶媒としてはメタノール、エタノール、イ
ソプロパノール、n−ブタノール、s−ブタノールなど
のアルコール類、n−ヘキサン、シクロヘキサン、n−
オクタンなどの脂肪族炭化水素、トルエン、キシレンな
どの芳香族炭化水素、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトンなどのケトン類、酢酸エチル、
酢酸プロピル、酢酸ブチルなどのエステル類、ケロシ
ン、石油エーテル、リグロイン、ソルベントナフサ、灯
油などの多成分混合溶媒などからなる有機溶媒および水
などが例示されるが、これは2種以上の混合系で用いて
もよい。
【0016】本発明の含浸性防水剤組成物はセメントコ
ンクリート、モルタル、ブロック、スレート、レンガ、
タイル、瓦、石材、石膏などの無機系材料の防水工事用
に有用とされるが、この施工はこの組成物を被処理物の
表面に刷毛塗り、ローラー塗り、流し塗り、浸漬塗りす
るかスプレー塗布すればよいが、この塗布量は被処理物
1m2当りこの組成物を1〜1,000g、好ましくは
10〜200g含浸処理すればよい。
ンクリート、モルタル、ブロック、スレート、レンガ、
タイル、瓦、石材、石膏などの無機系材料の防水工事用
に有用とされるが、この施工はこの組成物を被処理物の
表面に刷毛塗り、ローラー塗り、流し塗り、浸漬塗りす
るかスプレー塗布すればよいが、この塗布量は被処理物
1m2当りこの組成物を1〜1,000g、好ましくは
10〜200g含浸処理すればよい。
【0017】このように処理すればこの組成物を構成す
るA)成分が有機けい素化合物のモノマーまたは低重合
度のポリマーからなるもので表面張力の低いものである
ことから、このものが被処理物の細孔に容易に浸透し、
このアルコキシシリル基の加水分解縮重合で防水性、耐
久性のすぐれたオルガノシロキサンポリマーとなり、ま
たこのアルコキシシリル基の一部が細孔中の表面に存在
するM−OH基(Mは金属原子)と化学的に結合するた
めにさらにこの耐久性が改善され、さらにはこのB)成
分中のエポキシ基またはメルカプト基によって仕上げ塗
料やシーリング材との接着性が向上するという有利性が
与えられる。
るA)成分が有機けい素化合物のモノマーまたは低重合
度のポリマーからなるもので表面張力の低いものである
ことから、このものが被処理物の細孔に容易に浸透し、
このアルコキシシリル基の加水分解縮重合で防水性、耐
久性のすぐれたオルガノシロキサンポリマーとなり、ま
たこのアルコキシシリル基の一部が細孔中の表面に存在
するM−OH基(Mは金属原子)と化学的に結合するた
めにさらにこの耐久性が改善され、さらにはこのB)成
分中のエポキシ基またはメルカプト基によって仕上げ塗
料やシーリング材との接着性が向上するという有利性が
与えられる。
【0018】なお、この組成物を製造する際、前記した
一般式(1)、(2)で示される有機けい素化合物は本
質的に水に溶解しないので、この水溶液または水への分
散液を調製するためには界面活性剤、加水分解触媒を添
加することがよいが、この組成物に着色剤、安定剤、充
填剤などを添加することは任意とされる。また、本発明
の組成物についてはその安定性を損なわない範囲におい
てアルコキシシリル基またはシラノール基の硬化触媒、
例えば有機酸金属塩、金属アルコキシド、金属キレー
ト、有機アミン、第4級アンモニウム塩などを添加して
もよく、これによれば被処理物の細孔中におけるこの組
成物の加水分解、縮重合反応が促進されるという効果が
与えられる。
一般式(1)、(2)で示される有機けい素化合物は本
質的に水に溶解しないので、この水溶液または水への分
散液を調製するためには界面活性剤、加水分解触媒を添
加することがよいが、この組成物に着色剤、安定剤、充
填剤などを添加することは任意とされる。また、本発明
の組成物についてはその安定性を損なわない範囲におい
てアルコキシシリル基またはシラノール基の硬化触媒、
例えば有機酸金属塩、金属アルコキシド、金属キレー
ト、有機アミン、第4級アンモニウム塩などを添加して
もよく、これによれば被処理物の細孔中におけるこの組
成物の加水分解、縮重合反応が促進されるという効果が
与えられる。
【0019】
【実施例】つぎに本発明の実施例、比較例をあげるが、
例中における被処理物の物性はつぎの方法による測定値
を示したものである。 (吸水率)JISモルタル(5×5×2.5cm)の全
面に、含浸性防水剤組成物を有効成分量で100g/m
2刷毛塗りし、25℃、50%RHの雰囲気下に7日間
養生したのち、水道水中に28日間全面浸漬させ、つぎ
の式で算出した。
例中における被処理物の物性はつぎの方法による測定値
を示したものである。 (吸水率)JISモルタル(5×5×2.5cm)の全
面に、含浸性防水剤組成物を有効成分量で100g/m
2刷毛塗りし、25℃、50%RHの雰囲気下に7日間
養生したのち、水道水中に28日間全面浸漬させ、つぎ
の式で算出した。
【0020】(耐アルカリ性)吸水率テストと同様の方
法で調製したモルタル試験片を5%の水酸化ナトリウム
水溶液中に7日間全面浸漬させ、つぎの式で算出した。 (遮塩性)(塩素イオン浸透深さ) 吸水率テストと同じ方法で調製したモルタル試験片を3
%の食塩水中に28日間全面浸漬させたのち、取出し、
割裂させた断面についてフルオレツセイン呈色反応を行
なって塩素イオンの浸透深さを測定した。
法で調製したモルタル試験片を5%の水酸化ナトリウム
水溶液中に7日間全面浸漬させ、つぎの式で算出した。 (遮塩性)(塩素イオン浸透深さ) 吸水率テストと同じ方法で調製したモルタル試験片を3
%の食塩水中に28日間全面浸漬させたのち、取出し、
割裂させた断面についてフルオレツセイン呈色反応を行
なって塩素イオンの浸透深さを測定した。
【0021】(耐久性)吸水率テストと同じ方法で調製
したモルタル試験片をサンシャインウエザーメーター
(スガ試験機製)中に1,000時間曝露させ、つづい
て水道水中に28日間全面浸漬させた後の吸水率を上記
した吸水率と同じ式を用いて算出した。 (浸透深さ)吸水率テストと同じ方法で調製したモルタ
ル試験片を割裂させ、断面に水をかけて撥水層部分の厚
みを測定した。
したモルタル試験片をサンシャインウエザーメーター
(スガ試験機製)中に1,000時間曝露させ、つづい
て水道水中に28日間全面浸漬させた後の吸水率を上記
した吸水率と同じ式を用いて算出した。 (浸透深さ)吸水率テストと同じ方法で調製したモルタ
ル試験片を割裂させ、断面に水をかけて撥水層部分の厚
みを測定した。
【0022】(仕上げ塗材との接着性)JISモルタル
(5×5×2.5cm)の片面(5×5cm)に含浸性
防水剤組成物を有効成分量で100g/m2刷毛塗り
し、25℃、50%RHの雰囲気下に1日養生したの
ち、各種仕上塗材を塗布し、7日間乾燥養生を行なった
ものと、さらに7日間水道水中に浸漬処理を行なった後
1日乾燥したものの、2種類の試験体を作成したのち、
この試験体の塗装面にカッターガイドを当てカッターナ
イフで2mm間隔の縦横6本ずつの線をモルタル面に達
するまで引いて25個の碁盤目を作り、セロテープ(ニ
チバン製)を指で強く押し付け、真上方向に強く引きは
がし、はがれずに残った碁盤目の数を数えた。
(5×5×2.5cm)の片面(5×5cm)に含浸性
防水剤組成物を有効成分量で100g/m2刷毛塗り
し、25℃、50%RHの雰囲気下に1日養生したの
ち、各種仕上塗材を塗布し、7日間乾燥養生を行なった
ものと、さらに7日間水道水中に浸漬処理を行なった後
1日乾燥したものの、2種類の試験体を作成したのち、
この試験体の塗装面にカッターガイドを当てカッターナ
イフで2mm間隔の縦横6本ずつの線をモルタル面に達
するまで引いて25個の碁盤目を作り、セロテープ(ニ
チバン製)を指で強く押し付け、真上方向に強く引きは
がし、はがれずに残った碁盤目の数を数えた。
【0023】(シーリング材との接着性)吸水率テスト
と同じ方法で調製したモルタル試験片の片面(5×5c
m)にプライマーを塗布し、室温にて1時間乾燥した。
次にJIS A 5758引張吸着性試験2型と同様に
して2枚の試験片の間にシーリング材を充填し、前養生
(20℃、55%RH7日間)及び後養生(50℃、7
日間)を行なって試験体を作成し、ついでこの試験体を
用い下記の装置、条件で引張試験を行なった。 装 置:(株)東洋精機製作所 ストローグラフ R
−3 引張速度:50mm/分 また、耐水性をテストするために上記後養生を行なった
後に50℃の温水に7日間浸漬した後の引張試験も行な
った。
と同じ方法で調製したモルタル試験片の片面(5×5c
m)にプライマーを塗布し、室温にて1時間乾燥した。
次にJIS A 5758引張吸着性試験2型と同様に
して2枚の試験片の間にシーリング材を充填し、前養生
(20℃、55%RH7日間)及び後養生(50℃、7
日間)を行なって試験体を作成し、ついでこの試験体を
用い下記の装置、条件で引張試験を行なった。 装 置:(株)東洋精機製作所 ストローグラフ R
−3 引張速度:50mm/分 また、耐水性をテストするために上記後養生を行なった
後に50℃の温水に7日間浸漬した後の引張試験も行な
った。
【0024】実施例1〜6
A)成分の有機けい素化合物として式n−C10H21
Si(OCH3)3で示されるアルキルアルコキシシラ
ンおよび式(C10H21)0.5(CH3)2.17
SiO0.67または(C8H17)0.5(CH
3O)2.0SiO0.75で示されるアルキルアルコ
キシシロキサンを使用し、またB)成分の有機けい素化
合物として式
Si(OCH3)3で示されるアルキルアルコキシシラ
ンおよび式(C10H21)0.5(CH3)2.17
SiO0.67または(C8H17)0.5(CH
3O)2.0SiO0.75で示されるアルキルアルコ
キシシロキサンを使用し、またB)成分の有機けい素化
合物として式
【化5】
で示されるエポキシ基含有アルコキシシラン、式
【化6】
で示されるエポキシ基含有アルコキシシロキサンを、ま
た式HS−(CH2)3−Si(OCH3) 3 で示され
るメルカプト基含有アルコキシシランを使用することと
し、これらを第1表に示した量で混合し、これにイソプ
ロパノール300gを添加して含浸性防水剤を作り、そ
の物性をしらべたところ、後記する表3、4、5に示し
たとおりの結果が得られた。
た式HS−(CH2)3−Si(OCH3) 3 で示され
るメルカプト基含有アルコキシシランを使用することと
し、これらを第1表に示した量で混合し、これにイソプ
ロパノール300gを添加して含浸性防水剤を作り、そ
の物性をしらべたところ、後記する表3、4、5に示し
たとおりの結果が得られた。
【0025】比較例1〜4
A)成分の有機けい素化合物として式n−C10H21
Si(OCH3)3で示されるアルキルアルコキシシラ
ンまたは式(C10H21)0.5(CH3O)
2.17SiO0.67で示されるアルキルアルコキシ
シロキサンを使用したが、第2表に示したようにB)成
分を添加せず、イソプロパノール300gで希釈しただ
けのもの(比較例1、2)、またB)成分として式
Si(OCH3)3で示されるアルキルアルコキシシラ
ンまたは式(C10H21)0.5(CH3O)
2.17SiO0.67で示されるアルキルアルコキシ
シロキサンを使用したが、第2表に示したようにB)成
分を添加せず、イソプロパノール300gで希釈しただ
けのもの(比較例1、2)、またB)成分として式
【化7】
で示されるエポキシ基含有アルコキシシランを添加した
が、この配台量がA)成分50重量部に対し、B)成分
が50重量部と多いもの(比較例3)、さらにこの
A)、B)両成分を全く添加しないもの(比較例4)を
作り、これらの物性をしらべたところ、つぎの表3、
4、5に示したとおりの結果が得られた。
が、この配台量がA)成分50重量部に対し、B)成分
が50重量部と多いもの(比較例3)、さらにこの
A)、B)両成分を全く添加しないもの(比較例4)を
作り、これらの物性をしらべたところ、つぎの表3、
4、5に示したとおりの結果が得られた。
【0026】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【0027】
【発明の効果】本発明は含浸性防水剤組成物に関するも
のであり、これは前記したように、A)一般式(1)の
R1 aSi(OR2)b(OH)cO
( 4−a−b−c)/2で示される有機けい素化合物7
0〜99重量部と、B)一般式(2)のR3SiR4 d
(OR5)e(OH)fO ( 3−d−e−f)/2で示
される有機けい素化合物(R3はエポキシ基またはメル
カプト基を有する1価の有機基)30〜1重量部、を主
剤としてなることを特徴とするものであるが、このもの
をこれを無機系材料に処理するとこのA)成分とB)成
分との縮重合反応共重合シロキサンが形成されるので、
これに防水性が付与されると共に、この共重合シロキサ
ンはエポキシ基またはメルカプト基を含有しているので
仕上げ塗料やシーリング剤と強固に接着するという有利
性をもつものである。
のであり、これは前記したように、A)一般式(1)の
R1 aSi(OR2)b(OH)cO
( 4−a−b−c)/2で示される有機けい素化合物7
0〜99重量部と、B)一般式(2)のR3SiR4 d
(OR5)e(OH)fO ( 3−d−e−f)/2で示
される有機けい素化合物(R3はエポキシ基またはメル
カプト基を有する1価の有機基)30〜1重量部、を主
剤としてなることを特徴とするものであるが、このもの
をこれを無機系材料に処理するとこのA)成分とB)成
分との縮重合反応共重合シロキサンが形成されるので、
これに防水性が付与されると共に、この共重合シロキサ
ンはエポキシ基またはメルカプト基を含有しているので
仕上げ塗料やシーリング剤と強固に接着するという有利
性をもつものである。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所
C09K 3/18 104 8318−4H
(72)発明者 一戸 省二
群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10
信越化学工業株式会社シリコーン電子材料
技術研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】A)一般式R1 aSi(OR2)b(OH)cO4-a-b-c/2 (ここにR1は同一または異種の炭素数1〜18の1価炭化
水素基、R2は同一または異種の炭素数1〜4の1価炭化
水素基、aは 0.2≦a≦1.5 、bは1≦b≦3、cは0
≦c≧1で1<a+b+c≦4)で示される有機けい素
化合物70〜99重量部、 B)一般式R3SiR4 d(OR5)e(OH)fO3-d-e-f/2 (ここにR3はエポキシ基またはメルカプト基を有する1
価の有機基、R4、R5は同一または異種の炭素数1〜4の
1価炭化水素基、dは0≦d≦2、eは1≦e≦3、f
は0≦f≧1で1<d+e+f≦3)で示される有機け
い素基化合物30〜1重量部、を主剤としてなることを特
徴とする含浸性防水組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3473593A JP2774038B2 (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 含浸性防水剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3473593A JP2774038B2 (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 含浸性防水剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06228535A true JPH06228535A (ja) | 1994-08-16 |
| JP2774038B2 JP2774038B2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=12422583
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3473593A Expired - Fee Related JP2774038B2 (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 含浸性防水剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2774038B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7106941B2 (en) | 2003-08-05 | 2006-09-12 | Nippon Electronic Glass Co., Ltd. | Substrate for optical communication device, method for production thereof and optical communication device using the same |
| GB2435052A (en) * | 2006-02-14 | 2007-08-15 | Malcolm Gordon Victory | Renovation for porous roof surfaces |
| CN109111547A (zh) * | 2018-07-02 | 2019-01-01 | 盐城工学院 | 一种硅丙改性乳液防水剂及其制备方法与应用 |
| US10829505B2 (en) | 2016-04-20 | 2020-11-10 | Dow Silicones Corporation | Lithium alkylsiliconate composition, coating, and method of making same |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1424575A1 (en) * | 2001-08-07 | 2004-06-02 | Nippon Electric Glass Co., Ltd | Base material for optical communication device and optical communication device |
-
1993
- 1993-01-29 JP JP3473593A patent/JP2774038B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7106941B2 (en) | 2003-08-05 | 2006-09-12 | Nippon Electronic Glass Co., Ltd. | Substrate for optical communication device, method for production thereof and optical communication device using the same |
| GB2435052A (en) * | 2006-02-14 | 2007-08-15 | Malcolm Gordon Victory | Renovation for porous roof surfaces |
| GB2435052B (en) * | 2006-02-14 | 2010-09-22 | Malcolm Gordon Victory | Treatment and method for renovation of porous roof surfaces |
| US10829505B2 (en) | 2016-04-20 | 2020-11-10 | Dow Silicones Corporation | Lithium alkylsiliconate composition, coating, and method of making same |
| CN109111547A (zh) * | 2018-07-02 | 2019-01-01 | 盐城工学院 | 一种硅丙改性乳液防水剂及其制备方法与应用 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2774038B2 (ja) | 1998-07-09 |
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