JPH06228536A - グローブボックスダンパー機構のoリング - Google Patents

グローブボックスダンパー機構のoリング

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JPH06228536A
JPH06228536A JP5013947A JP1394793A JPH06228536A JP H06228536 A JPH06228536 A JP H06228536A JP 5013947 A JP5013947 A JP 5013947A JP 1394793 A JP1394793 A JP 1394793A JP H06228536 A JPH06228536 A JP H06228536A
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JP
Japan
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glove box
ring
group
damper mechanism
essential component
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JP5013947A
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English (en)
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Tamaki Mizutani
環 水谷
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NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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  • Lubricants (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車用グローブボックスの開閉動作が長期
にわたり安定してスムーズに行なえるよう、グローブボ
ックスのダンパー機構に設けられるOリングを改良す
る。 【構成】 グローブボックスの開閉機構に設けられるダ
ンパー機構において、グローブボックスを開閉するため
に往復運動するロッド2とシリンダ3との間をシールす
るためのOリング1を、熱可塑性フルオロ樹脂、フッ素
ゴムおよび低分子量含フッ素重合体を主成分とする潤滑
性ゴム組成物で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、グローブボックス、
特に自動車用グローブボックスの開閉機構に設けられる
ダンパー機構のシール材に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】自動
車用グローブボックスダンパー機構の構造を図1および
図2に示す。図1はグローブボックスの開時、図2はグ
ローブボックスの閉時の様子をそれぞれ示す。
【0003】図1(a)に示すように、グローブボック
スの開時、ロッド2が引張方向(矢印で示す)に動く
と、シリンダ3の外部から、図1(b)に拡大して示し
たバルブ構造部14に空気が侵入し、その圧力とスプリ
ング5の反力でバルブ4がシリンダ3に押付けられ、バ
ルブ4とシリンダ3の間は密封される。
【0004】しかし、バルブ4には貫通孔4aが設けら
れており、空気は徐々にシリンダ3内に侵入する。この
機構によって、グローブボックスは自動で滑らかに開
く。
【0005】図2(a)に示すように、グローブボック
スの閉時、ロッド2が圧縮方向(矢印で示す)に動くと
き、シリンダ3の内部から図2(b)に拡大して示した
バルブ構造部14を通過して空気がシリンダ3の外部に
出ようとする。このとき、スプリング5の反力を上回る
力が圧縮空気によって発生し、バルブ4がシリンダ3か
ら離れる。この機構によって、グローブボックスの閉
時、空気の抵抗が開時より低減され、軽く閉めることが
できる。
【0006】以上に示した機構のため、ロッド2とシリ
ンダ3との間には、シール材としてのOリング1が設け
られている。
【0007】従来、この種のグローブボックスダンパー
機構のOリングは、NBRなどが用いられてきている
が、摩擦係数が大きいため、シリンダとの固着を生じ、
グローブボックスの開閉機構を不安定にするおそれがあ
った。
【0008】また、従来のOリングは、摩耗特性が劣る
ため、グローブボックスの開閉時にOリングの外周面が
摩耗し、Oリングとシリンダとの隙間が徐々に大きくな
る結果、空気が漏れやすく、かつグローブボックスの開
閉機構が不安定になるおそれがあった。
【0009】この発明の目的は、グローブボックスの開
閉動作が長期にわたり安定してスムーズに行なえるよ
う、グローブボックスダンパー機構のOリングを改良す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、グローブボ
ックスの開閉機構に設けられるダンパー機構において、
グローブボックスを開閉するために往復運動する部材と
部材を収容するシリンダとの間をシールするためのOリ
ングであって、シリンダと接触する部分を含む一部また
は全体が、第1必須成分としての熱可塑性フルオロ樹
脂、第2必須成分としてのフッ素ゴム、および第3必須
成分としての低分子量含フッ素重合体を配合した潤滑性
ゴム組成物からなることを特徴とする。
【0011】この発明において、潤滑性ゴム組成物の第
1必須成分である熱可塑性フルオロ樹脂は、主鎖に炭素
鎖を有し、側鎖にフッ素の結合を有するポリマーであ
る。この第1必須成分としては、たとえば、テトラフル
オロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共
重合体(以下PFAと略記する)、テトラフルオロエチ
レン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(以下FEP
と略記する)、およびテトラフルオロエチレン・エチレ
ン共重合体(以下ETFEと略記する)からなる群から
選択される1種以上の重合体が望ましい。上述したいず
れの樹脂も、触媒乳化重合、懸濁重合、触媒溶液重合、
気相重合および電離性放射線照射重合などの各種重合方
式により製造することができる。熱可塑性フルオロ樹脂
の分子量は、50,000以下が好ましく、5,000
〜20,000のものがとくに望ましい。
【0012】以上の条件に該当する熱可塑性フルオロ樹
脂の代表例としては、PFAである三井・デュポンフロ
ロケミカル社製PFA MP10、FEPである三井・
デュポンフルオロケミカル社製テフロンFEP100、
ETFEである旭硝子社製アフロンCOPなどが挙げら
れる。
【0013】この発明において、潤滑性ゴム組成物の第
2必須成分であるフッ素ゴムは、平均して1個以上のフ
ッ素原子を含む単位モノマーの重合体または共重合体で
あって、ガラス転移点が室温以下であり、室温でゴム状
弾性を有するものであれば、特に限定されるものではな
く、広範囲のものを例示することができる。
【0014】フッ素ゴムの重合方式としては、塊状重
合、懸濁重合、乳化重合、溶液重合、触媒重合、電離性
放射線重合およびレドックス重合などを挙げることがで
きる。この発明において、フッ素ゴムの分子量は、通
常、50,000以上が好ましく、可及的に高分子量の
ものについて良好な結果が得られることから、70,0
00以上がより好ましく、100,000〜250,0
00程度が特に好ましい。
【0015】以上の条件に該当する代表例としては、テ
トラフルオロエチレン・プロピレン共重合体である旭硝
子社製アフラス、フッ化ビニリデン・ヘキサフルオロプ
ロピレン共重合体であるデュポン・昭和電工社製バイト
ン、フッ化ビニリデン・ヘキサフルオロプロピレン・テ
トラフルオロエチレン共重合体であるモンテフルオス社
製テクノフロン、フルオロシリコーン系エラストマーで
あるダウコーニング社製シラスティックLS、パーフル
オロ系エラストマーであるダイキン工業社製ダイエルパ
ーフロなどを挙げることができる。
【0016】上述した熱可塑性フルオロ樹脂およびフッ
素ゴムを混合した組成物は、弾性体としての特性を有す
る。この発明において、第3必須成分である低分子量含
フッ素重合体は、このような弾性体にさらに優れた摺動
特性を付与するため配合される。
【0017】この発明において、潤滑性ゴム組成物の第
3必須成分である低分子量含フッ素重合体は、テトラフ
ルオロエチレン(TFE)等のフルオロオレフィン重合
体、主要構造単位−Cn 2n−O−(nは1〜4の整
数)を有するフルオロポリエーテル、主要構造単位
【0018】
【化1】
【0019】などを有するポリフルオロアルキル基含有
化合物(炭素数2〜20)のうち分子量50,000以
下のものをいう。優れた摺動特性を付与するためには、
分子量5,000以下の低分子量含フッ素重合体がとく
に望ましい。このような低分子量含フッ素重合体のう
ち、次式で示されるテトラフルオロエチレン重合体の平
均粒径5μm以下のものがとくに好ましい。
【0020】
【化2】
【0021】このようなものとして、たとえば、デュポ
ン社製バイダックスAR、および旭硝子社製フルオンル
ブリカントL169などを挙げることができる。
【0022】次に、−Cn 2n−O(nは1〜4の整
数)の主要構造単位を有する平均分子量50,000以
下のフルオロポリエーテルとしては、
【0023】
【化3】
【0024】などを例示することができる。このような
重合体は、他の配合材料および添加剤に対する親和性
(密着性)の向上のために、イソシアネート基、水酸
基、カルボキシル基、およびエステル基などの官能基を
含む構造単位を有するものが望ましい。
【0025】このようなフルオロポリエーテルの具体例
としては、以下のようなものが挙げられる。
【0026】
【化4】
【0027】これらのフルオロポリエーテルは、単独で
使用してもよいし、併用してもよい。また、官能基に活
性化水素が含まれているフルオロポリエーテルとポリフ
ルオロポリエーテル基を含有しないイソシアネート化合
物とを併用してもよい。また、イソシアネート基を有す
るフルオロポリエーテルと、各種のフルオロポリエーテ
ル基を含有しないジアミン類、トリアミン類、または各
種のフルオロポリエーテル基を含有しないジオール類、
トリオール類を併用するなどの方法を採用してもよい。
【0028】特に、官能基同士が反応して分子量の増大
が起こるようなフルオロポリエーテルを組合せて使用す
ることが望ましい。このようなものとして、たとえばイ
ソシアネート基を含む単位を有するものと、水酸基を含
む単位を有するものとを組合せることは同様に望ましい
ことである。
【0029】ポリフルオロアルキル基含有化合物として
は、たとえば以下に示すようなポリフルオロアルキル基
を有するものが挙げられる。
【0030】
【化5】
【0031】以上のようなポリフルオロアルキル基(炭
素数2〜20)を有し、平均分子量が50,000以下
のものとしては、
【0032】
【化6】
【0033】など、反応性基およびポリフルオロアルキ
ル基を有する化合物と、その反応性基と反応する基を有
するエチレン性不飽和化合物との反応物(たとえば、フ
ルオロアルキルアクリレートなど)の重合体、ならびに
反応性基およびポリフルオロアルキル基を有する化合物
とその反応性基と反応する基を有する各種重合体との反
応物、または前述の化合物の重縮合物などが挙げられ
る。
【0034】ポリフルオロアルキル基含有化合物は、上
述のフルオロポリエーテルと同様に、他の配合材料およ
び添加剤を親和性(密着性)の向上のために親和性の高
い官能基、たとえばイソシアネート基、水酸基、メルカ
プト基、カルボキシル基、エポキシ基、アミノ基または
スルホン基などを含む単位を有する化合物が好ましい。
【0035】これらのポリフルオロアルキル基含有化合
物は、単独での使用または併用のいずれでもよい。ま
た、活性化水素を有する反応基を有するポリフルオロア
ルキル基含有化合物とポリフルオロアルキル基を有しな
いイソシアネート化合物とを併用してもよい。また、イ
ソシアネート基を有するポリフルオロアルキル基含有化
合物と、各種のポリフルオロアルキル基を含有しないジ
アミン類、トリアミン類または各種のポリフルオロアル
キル基を含有しないジオール基、トリオール類を併用す
るなどの方法を採用してもよい。
【0036】官能基同志の組合せは、強度増加の上から
好ましく、具体的には炭素数2〜20のポリフルオロア
ルキル基を有し、かつ、水酸基、メルカプト基、カルボ
キシル基、アミノ基から選ばれる少なくとも1種類を含
むフッ素重合体との組合せ、または炭素数2〜20のポ
リフルオロアルキル基を有し、かつイソシアネート基を
含む単位を有する含フッ素重合体と、炭素数2〜20の
ポリフルオロアルキル基を有し、さらに活性化水素を有
する反応基を含む単位を有する含フッ素重合体との組合
せを挙げることができる。
【0037】これらの低分子量含フッ素重合体のうち、
フルオロオレフィン重合体またはフルオロポリエーテル
を用いると、潤滑性において優れた結果が得られ、特に
平均粒径5μm以下のテトラフルオロエチレン重合体を
用いると最も望ましい結果を得ることが判明している。
【0038】この発明において、フッ素ゴム,熱可塑性
フルオロ樹脂および低分子量含フッ素重合体の配合比
は、フッ素ゴムと熱可塑性フルオロ樹脂の重量比が5
0:50から95:5となることが望ましい。熱可塑性
フルオロ樹脂の配合重量比が50/100を越えると、
目的の組成物に十分な弾性特性が得られず、5/100
未満になると十分な耐摩耗性が得られないからである。
【0039】また、フッ素ゴムと熱可塑性フルオロ樹脂
の合計100重量部に対して、低分子量含フッ素重合体
は5〜50重量部であることが好ましい。低分子量含フ
ッ素重合体の配合比が5重量部未満では、十分な摺動特
性が得られず、50重量部を越えるとゴム状弾性特性が
損なわれるからである。
【0040】また、上記の潤滑性ゴム組成物に対し、3
00℃において不溶融な熱硬化性樹脂の硬化粉末、また
はガラス転移点が300℃以上の耐熱性樹脂粉末を添加
して耐摩耗性を向上させることができる。
【0041】熱硬化性樹脂の粉末としては、フェノール
樹脂、エポキシ樹脂などの熱硬化後の微粉末、ガラス転
移点が300℃以上である耐熱性樹脂としてはポリイミ
ド樹脂、芳香族アラミド樹脂などの微粉末が挙げられ
る。
【0042】市販の樹脂粉末のうち、フェノール樹脂の
硬化粉砕品としては、カネボウ社製:ベルパールH30
0,ポリイミド樹脂の硬化粉砕品としては、三笠産業社
製:PWA20、芳香族アラミド樹脂の粉砕品としては
旭化成社製:MP−P、ガラス転移点Tgが300℃以
上の熱硬化性樹脂粉末としては宇部興産社製:ユーピレ
ックスS(Tg>500)などがある。
【0043】このような熱硬化性樹脂粉末の粒径は、1
〜15μmのものがゴム状弾性の維持と混練工程の容易
性の点で好ましい。熱硬化性樹脂粉末は、第1〜第3の
必須成分に対して、5〜20重量%添加することが好ま
しい。5重量%未満では耐摩耗性向上の効果がなく、2
0重量%を越える多量ではゴム弾性が低下するので好ま
しくない。
【0044】なお、この発明の目的を損なわない範囲
で、上記成分の他に各種添加剤を配合してもよい。たと
えばフッ素ゴムの加硫材としてイソシアヌレート、有機
過酸化物など、ステアリン酸ナトリウム、酸化マグネシ
ウム、および水酸化カルシウムなどの酸化防止剤、また
は受酸剤、カーボンなどの帯電防止剤、シリカおよびア
ルミナなどの充填剤、その他金属酸化物、着色剤、およ
び難燃剤など適宜加えてもよいことはいうまでもない。
【0045】以上の各種原材料を混合する方法は特に限
定されるものではなく、通常広く用いられている方法に
より混合することができる。たとえば、主原料になるエ
ラストマー、その他の原料をそれぞれ個別に順次、また
は同時に、ロール混合機その他の混合機により混合すれ
ばよい。なお、このとき摩擦による発熱を防止する意味
で温調器を設けることが望ましい。
【0046】また、ロール混合器を使用する場合には、
仕上げの混合として、ロール間隔を3mm以下程度に締
めて薄通しを行なうとさらによい。
【0047】
【発明の作用効果】熱可塑性フルオロ樹脂、フッ素ゴム
および低分子量フッ素重合体を主成分とする潤滑性ゴム
組成物は、以下に具体的に示すように、従来のグローブ
ボックスダンパー機構用Oリングを形成した材料より
も、耐摩耗性および低摩擦特性の点ではるかに優れてい
る。この潤滑性ゴム組成物は、優れた摺動特性を有する
弾性体であり、ダンパー機構においてシール性に優れて
いる。
【0048】グローブボックスダンパー機構のOリング
において、少なくともシリンダと接触する部分をこの潤
滑性ゴム組成物で形成することにより、組成物自身が自
己潤滑性を保有しているため、シリンダとの摺動抵抗
(摩擦係数)は小さい。この発明のOリングを用いれ
ば、通常のOリングシメシロでスティックスリップ摩耗
は生じ難く、シール性も向上する。
【0049】この発明のOリングは、長期間、シール機
能を安定に維持し、グリース等の潤滑油を保有する。以
上のことから、この発明のOリングは、グローブボック
スダンパー機構において、長期にわたりシール機能を維
持し、しかも、滑らかな摺動性を損なわないものであ
る。このようなOリングは、グローブボックスの滑らか
な開閉動作を長期にわたって安定に持続させる。
【0050】
【実施例】以下、この発明の実施例を示す。
【0051】実施例1〜4は、この発明にしたがって熱
可塑性フルオロ樹脂、フッ素ゴムおよび低分子量含フッ
素重合体を主成分とする潤滑性ゴム組成物によりOリン
グを形成するものである。
【0052】比較例1および2は、この発明と組成の異
なる従来の材料からOリングを形成するものである。
【0053】実施例および比較例で用いた原材料を一括
して示すと以下のとおりである。 (1) フッ化ビニリデン・フルオロプロピレン共重合
体(旭モンテ社製 テクノフロンFOR420) (2) テトラフルオロエチエン・エチレン共重合体
(旭硝子社製 アフロンCOP) (3) 低分子量含フッ素重合体(低分子量TFE)
(旭硝子社製 ルーブリカントL169) (4) 低分子量含フッ素重合体(低分子量PFPE)
(日本エニモント社製フォンブリンZ−DISOC) (5) カーボン(ファンデルビルト社製 MTカーボ
ン) (6) ステアリン酸ナトリウム(一般工業材) (7) 酸化マグネシウム(一般試薬) (8) 水酸化カルシウム(一般試薬) (9) フェノール樹脂(カネボウ社製 ベルパールH
300) (10) ニトリル・ブタジエン系共重合体(NBR)
(一般工業材 硬度JIS−A70) 実施例1〜4および比較例1、2でそれぞれ用いた材料
の配合割合を表1に示す。表1において、各成分の配合
割合はすべて重量%であるが、(3)〜(9)に示す原
材料については(1)、(2)に示す原材料の総重量1
00に対する重量%である。
【0054】
【表1】
【0055】表1に示す組成物は、たとえば次の手順で
調製した。まず、ロール間隔5〜10mm程度の調整し
たロール混合機にフッ素ゴム(1)を巻付け、表1に示
した割合で順次、MTカーボン、ステアリン酸ナトリウ
ム、酸化マグネシウム、水酸化カルシウムを加えて混練
した。その後、ロール間隔を1mmに調整し、素練りを
約10回行なった。なお、このときの摩擦熱を防止する
目的で、常時ロール内に冷却水を通し、ロール温度を6
0℃以下に保った。
【0056】次に、冷却水を止め、ロール内にスチーム
を通し、ゴム温度が70℃以上、90℃以下になるよう
に調整し、その後、ロール間隔を5〜10mm程度に戻
し、低分子量含フッ素重合体を少量ずつ添加しながら表
1に示す各実施例の配合割合で混練した。その後、再び
ロール間隔を1mmに狭めて素練りを10回行なった。
【0057】以上の工程で得られたコンパウンドにおい
て、150×150×1tシートを1次加硫(170
℃、10分、プレス圧7kgf/cm2 )、2次加硫
(230℃、16時間、フリー)を行ない成形体を製作
した。
【0058】得られた成形体からグローブボックスダン
パー機構のOリングとして、内径17mmφ、外径21
mmφ、厚み2mmに加工したものをφ17×φ21×
10mmのSPCCリング片へ接着して、摩擦試験およ
び摩耗試験に供した。
【0059】同様にして、上記と同じ寸法の試験片を表
1の比較例1および比較例2にそれぞれ示す材料から形
成し、同様の摩擦試験および摩耗試験に供した。
【0060】試験の条件は次のとおりである。 [摩擦試験]スラスト型摩擦摩耗試験機により、滑り速
度毎分1m、面圧3kgf/cm2、相手材SUJ2
(軸受鋼)φ6×φ33×6mm円盤状試験片とし、評
価を行なった。 [摩耗試験]スラスト型摩擦摩耗試験機により、滑り速
度毎分30m、面圧1.7kgf/cm2 、相手材SU
J2(軸受鋼)φ6×φ33×6mm円盤状試験片と
し、評価を行なった。
【0061】これらの試験により得られた結果を表2に
示す。
【0062】
【表2】
【0063】表2から明らかなように、この発明のOリ
ングは、従来の材料からなるOリングに比べて動摩擦係
数が低く、かつ摩耗されにくいものである。また、この
発明のOリングは、優れた摺動性を備える弾性体である
ため、シール性にも優れている。
【0064】以上のことから、この発明のOリングは、
グローブボックスダンパー機構のOリングとして、シー
ル性を長期にわたって維持し、かつロッドの滑らかな摺
動を長期にわたって保証し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】グローブボックスダンパー機構について、開時
の状態の概略を示す断面図である。
【図2】グローブボックスダンパー機構について、閉時
の状態の概略を示す断面図である。
【符号の説明】
1 Oリング 2 ロッド 3 シリンダ 4 バルブ 5 スプリング 14 バルブ構造部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16J 15/16 A 8207−3J //(C08L 27/12 71:02 83:08) (C08L 27/12 27:18) C10N 20:00 A 8217−4H 20:04 30:06 40:34 50:08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グローブボックスの開閉機構に設けられ
    るダンパー機構において、前記グローブボックスを開閉
    するために往復運動する部材と前記部材を収容するシリ
    ンダとの間をシールするためのOリングであって、 前記シリンダと接触する部分を含む一部または全体が、
    第1必須成分としての熱可塑性フルオロ樹脂、第2必須
    成分としてのフッ素ゴム、および第3必須成分としての
    低分子量含フッ素重合体を配合した潤滑性ゴム組成物か
    らなることを特徴とする、グローブボックスダンパー機
    構のOリング。
  2. 【請求項2】 前記潤滑性ゴム組成物に、熱硬化性樹脂
    の硬化粉末およびガラス転移点が300℃以上の耐熱性
    樹脂粉末の少なくともいずれかが添加されている、請求
    項1のグローブボックスダンパー機構のOリング。
  3. 【請求項3】 前記第1必須成分である熱可塑性フルオ
    ロ樹脂が、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合
    体、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビ
    ニルエーテル共重合体およびテトラフルオロエチレン・
    ヘキサフルオロプロピレン共重合体からなる群から選択
    される1種以上の重合体である、請求項1のグローブボ
    ックスダンパー機構のOリング。
  4. 【請求項4】 前記第2必須成分が、分子量100,0
    00から250,000のフッ素ゴムである、請求項1
    のグローブボックスダンパー機構のOリング。
  5. 【請求項5】 前記第2必須成分であるフッ素ゴムが、
    テトラフルオロエチレン・プロピレン共重合体、フッ化
    ビニリデン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体、フッ
    化ビニリデン・ヘキサフルオロプロピレン・テトラフル
    オロエチレン共重合体、フルオロシリコーン共重合体お
    よびパーフルオロ系共重合体からなる群から選択される
    1種以上の重合体である、請求項1のグローブボックス
    ダンパー機構のOリング。
  6. 【請求項6】 前記第3必須成分である低分子量含フッ
    素重合体が、50,000以下の平均分子量を有し、か
    つフルオロオレフィン重合体、フルオロポリエーテルお
    よびポリフルオロアルキル基含有化合物からなる群から
    選択される1種以上の重合体である、請求項1のグロー
    ブボックスダンパー機構のOリング。
  7. 【請求項7】 前記第3必須成分である低分子量含フッ
    素重合体が、テトラフルオロエチレン重合体である、請
    求項1のグローブボックスダンパー機構のOリング。
JP5013947A 1993-01-29 1993-01-29 グローブボックスダンパー機構のoリング Pending JPH06228536A (ja)

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