JPH0622932B2 - 熱可塑性プラスチツクシ−トないしフイルムの製造方法 - Google Patents
熱可塑性プラスチツクシ−トないしフイルムの製造方法Info
- Publication number
- JPH0622932B2 JPH0622932B2 JP13794386A JP13794386A JPH0622932B2 JP H0622932 B2 JPH0622932 B2 JP H0622932B2 JP 13794386 A JP13794386 A JP 13794386A JP 13794386 A JP13794386 A JP 13794386A JP H0622932 B2 JPH0622932 B2 JP H0622932B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- thickness
- sheets
- sheet
- film
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- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、熱可塑性プラスチックシートないしフィルム
(以下シート類と称する。)の巾方向における両端部と
中央部との厚み差を改善したシート類の製造方法に関す
る。
(以下シート類と称する。)の巾方向における両端部と
中央部との厚み差を改善したシート類の製造方法に関す
る。
(従来の技術とその問題点) 従来、カレンダー法、押出法、インフレーション法等に
おけるシート類は、その表面が溶融状態にあるうちに各
種の温調ロール、例えばボアードロール、ドリルドロー
ル、二重管フィン式ロール、スパイラルフィン式ロール
等に当接してアニーリングしながら冷却固化し、紙管に
巻取することにより製造されている。しかしながら、従
来公知のこれらの温調ロールはロール自体の巾方向にお
ける温度分布を可能な限り均一にしようとしているた
め、換言すればロールの両端部と中央部との温度差を極
限まで零としようとしているため、出来上ったシート類
の巾方向における両端部と中央部とでは著しい厚み差お
よびムラが生じる結果、これを巻取ったシート類の巻姿
は極端な場合、第4図(a)に示す様に巻サイドが上が
り製品巾を同図中のBTでトリミングすると、このシー
ト類を使って真空成形、エンボス加工、ラミネート加工
等の二次成形を行なう場合、同図中の境界部Cに巻戻し
時の応力が集中し、蛇行、破れ、裂け等種々の問題が発
生するため、トリミングの巾を同図中のATで設定しな
ければならず、このATとBTの耳巾の差は大きく、単
に巾広のシートが製造できないというばかりでなく、こ
の製品率を大きく低下(30〜40%減)させる原因となっ
ていた。この傾向は製造しようとするシート類の厚みが
薄い程、またシート類の巾が大きい程(換言すればロー
ルの長さが長い程)顕著であるという問題点があった。
おけるシート類は、その表面が溶融状態にあるうちに各
種の温調ロール、例えばボアードロール、ドリルドロー
ル、二重管フィン式ロール、スパイラルフィン式ロール
等に当接してアニーリングしながら冷却固化し、紙管に
巻取することにより製造されている。しかしながら、従
来公知のこれらの温調ロールはロール自体の巾方向にお
ける温度分布を可能な限り均一にしようとしているた
め、換言すればロールの両端部と中央部との温度差を極
限まで零としようとしているため、出来上ったシート類
の巾方向における両端部と中央部とでは著しい厚み差お
よびムラが生じる結果、これを巻取ったシート類の巻姿
は極端な場合、第4図(a)に示す様に巻サイドが上が
り製品巾を同図中のBTでトリミングすると、このシー
ト類を使って真空成形、エンボス加工、ラミネート加工
等の二次成形を行なう場合、同図中の境界部Cに巻戻し
時の応力が集中し、蛇行、破れ、裂け等種々の問題が発
生するため、トリミングの巾を同図中のATで設定しな
ければならず、このATとBTの耳巾の差は大きく、単
に巾広のシートが製造できないというばかりでなく、こ
の製品率を大きく低下(30〜40%減)させる原因となっ
ていた。この傾向は製造しようとするシート類の厚みが
薄い程、またシート類の巾が大きい程(換言すればロー
ルの長さが長い程)顕著であるという問題点があった。
本発明者らは上記した問題点を解決すべく種々検討した
結果、上記した現象は、溶融状態にあるシート類の巾方
向における温度分布が両端部に比べて中央部が高くなる
結果、シート類の中央部のロールに対する粘着性が両端
部のそれに比べて高くなり、ロールからの剥れが他の部
分よりも悪く、結果としてロールにシート類の中央部が
取られ、またこの際、中央部と両端部の境界部では引張
応力が集中し厚みが中央部より薄くなり、(第4図
(b)参照)シート類が振れるという蛇行現象をひきお
こし、中央部と両端部の厚み差およびムラがよりいっそ
う大きくなることに気づき、シート類の中央部の温度を
両端部のそれよりも低くすれば上記した問題点がことご
とく解決することを見出し本発明を完成するに至った。
結果、上記した現象は、溶融状態にあるシート類の巾方
向における温度分布が両端部に比べて中央部が高くなる
結果、シート類の中央部のロールに対する粘着性が両端
部のそれに比べて高くなり、ロールからの剥れが他の部
分よりも悪く、結果としてロールにシート類の中央部が
取られ、またこの際、中央部と両端部の境界部では引張
応力が集中し厚みが中央部より薄くなり、(第4図
(b)参照)シート類が振れるという蛇行現象をひきお
こし、中央部と両端部の厚み差およびムラがよりいっそ
う大きくなることに気づき、シート類の中央部の温度を
両端部のそれよりも低くすれば上記した問題点がことご
とく解決することを見出し本発明を完成するに至った。
(発明の構成) すなわち本発明は、形成直後の熱可塑性プラスチックシ
ートないしフィルム表面に、両端部の温度が中央部の温
度より高く設定されたロールを当接して引取ることを特
徴とする熱可塑性プラスチックシートないしフィルムの
製造方法である。
ートないしフィルム表面に、両端部の温度が中央部の温
度より高く設定されたロールを当接して引取ることを特
徴とする熱可塑性プラスチックシートないしフィルムの
製造方法である。
以下、本発明を添付図面第1図ないし第3図に基づい
て、さらに詳細に説明する。
て、さらに詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施態様を示す概略図で、カレンダ
ーロールや押出機などの成形機(図示せず)により形成
された直後のPVC,PE,ABS,MBS,EPDM
等の熱可塑性プラスチックシート類1は両端部の温度が
中央部より高く設定された少なくとも一個ロール2(図
では3個)に当接され、巻取機(図示せず)によりワイ
ンドされる。この際ロール2が上記のように温度設定さ
れているので、第1図中破線で示したようなシート類中
央部1′がシート類両端部に比較してロールに長く粘着
するということがなく、従ってシート類の中央部と両端
部に加わる引取力ないし巻取力に差がなくなり、結果と
してシート類の厚み差およびムラが小さくなる。第2図
(a)は、本発明に用いられるロール類2の熱媒流路を
示す概略断面図、同図(b)は各ロール類の長さ方向に
おける温度勾配を示す概念図であり、(a−1)図は、
熱媒中央流出型のものを、(a−2)図は熱媒中央分流
出型のものを示したが、これらはいずれも熱媒がロール
類の端面中央中心部から流入されてロール類の長さ方向
の中央中心部で邪魔板ないし隔壁により流路が90゜転
換され、ついでロール類の外壁直下を通ってロール類表
面を内側から加温し、しかるのち、流入端もしくは他端
から排出循環されるものであり、いずれもその温度分布
は同図(b−1)(b−2)に見られるようにロール類
の中央部がロール両端よりも高くなっている。
ーロールや押出機などの成形機(図示せず)により形成
された直後のPVC,PE,ABS,MBS,EPDM
等の熱可塑性プラスチックシート類1は両端部の温度が
中央部より高く設定された少なくとも一個ロール2(図
では3個)に当接され、巻取機(図示せず)によりワイ
ンドされる。この際ロール2が上記のように温度設定さ
れているので、第1図中破線で示したようなシート類中
央部1′がシート類両端部に比較してロールに長く粘着
するということがなく、従ってシート類の中央部と両端
部に加わる引取力ないし巻取力に差がなくなり、結果と
してシート類の厚み差およびムラが小さくなる。第2図
(a)は、本発明に用いられるロール類2の熱媒流路を
示す概略断面図、同図(b)は各ロール類の長さ方向に
おける温度勾配を示す概念図であり、(a−1)図は、
熱媒中央流出型のものを、(a−2)図は熱媒中央分流
出型のものを示したが、これらはいずれも熱媒がロール
類の端面中央中心部から流入されてロール類の長さ方向
の中央中心部で邪魔板ないし隔壁により流路が90゜転
換され、ついでロール類の外壁直下を通ってロール類表
面を内側から加温し、しかるのち、流入端もしくは他端
から排出循環されるものであり、いずれもその温度分布
は同図(b−1)(b−2)に見られるようにロール類
の中央部がロール両端よりも高くなっている。
実施例 本発明に従って、第2図(a)に示す熱媒中央流出方式
の金属温調ロール(径150mm、長さ1700mm)を用
い、導入熱媒の温度を154℃に設定してカレンダー法
によりポリ塩化ビニル樹脂を約80cm幅、規格厚200
μmのシートとして引き出し、その定常状態における温
調ロール上におけるシートの中央部および両端部におけ
るそれぞれの温度および各対応する部分のロール表面温
度を測定した。それらの結果を第1表に示す。また、得
られたシートの幅方向全体にわたっての厚さを測定し、
各測定値を第3図(a)にプロットして幅方向の厚み分
布図として示した。
の金属温調ロール(径150mm、長さ1700mm)を用
い、導入熱媒の温度を154℃に設定してカレンダー法
によりポリ塩化ビニル樹脂を約80cm幅、規格厚200
μmのシートとして引き出し、その定常状態における温
調ロール上におけるシートの中央部および両端部におけ
るそれぞれの温度および各対応する部分のロール表面温
度を測定した。それらの結果を第1表に示す。また、得
られたシートの幅方向全体にわたっての厚さを測定し、
各測定値を第3図(a)にプロットして幅方向の厚み分
布図として示した。
比較のために、温調ロールとして従来の通常のものを用
いたほかは同様に操作し、それぞれの測定温度を第1表
に併記した。また、得られたシートの幅方向全体にわた
っての厚さを測定し、同様に幅方向の厚み分布図として
第3図(b)に示した。
いたほかは同様に操作し、それぞれの測定温度を第1表
に併記した。また、得られたシートの幅方向全体にわた
っての厚さを測定し、同様に幅方向の厚み分布図として
第3図(b)に示した。
第3図の図(a)と図(b)と対比して明らかなよう
に、測定誤差を考慮しても、本発明によって得られるシ
ートは、幅出し全体にわたって厚さが大幅に均一化され
ていることがわかる。
に、測定誤差を考慮しても、本発明によって得られるシ
ートは、幅出し全体にわたって厚さが大幅に均一化され
ていることがわかる。
事実、従来の方法によるものは、例えば、80cmに幅出
しされた塩化ビニル系樹脂シートの両側辺部を、それぞ
れ約11cmトリミングして58cm幅のシート製品として
提供されたが、本発明の方法によって出されるシート
は、両側辺部をそれぞれ約1cmトリミングするだけで、
78cm幅の良好なシートとして製品化することができ
た。また、従来法のものは、200μm規格(設定)厚
に対して、最大厚は208μm、最小厚は198μmで
あって、そのバラツキは10μmもあり、製品の平均厚
は205μmであったのに対し、本発明方法のものは、
最大厚は202μm、最小厚198μmで、バラツキは
4μmと小さく、平均厚も200.5μmであった。こ
のようなバラツキの顕著な減少は、シートの同一幅を対
比した場合、材料樹脂が2.3%節約できることが認め
られた。
しされた塩化ビニル系樹脂シートの両側辺部を、それぞ
れ約11cmトリミングして58cm幅のシート製品として
提供されたが、本発明の方法によって出されるシート
は、両側辺部をそれぞれ約1cmトリミングするだけで、
78cm幅の良好なシートとして製品化することができ
た。また、従来法のものは、200μm規格(設定)厚
に対して、最大厚は208μm、最小厚は198μmで
あって、そのバラツキは10μmもあり、製品の平均厚
は205μmであったのに対し、本発明方法のものは、
最大厚は202μm、最小厚198μmで、バラツキは
4μmと小さく、平均厚も200.5μmであった。こ
のようなバラツキの顕著な減少は、シートの同一幅を対
比した場合、材料樹脂が2.3%節約できることが認め
られた。
[発明の効果] 以上により、本発明による熱可塑性プラスチックシート
類の厚さが幅方向に高度に均一化されていることが明白
であり、本発明は、顕著に改善された工業的に望ましい
シート類の製造法であることが理解されよう。
類の厚さが幅方向に高度に均一化されていることが明白
であり、本発明は、顕著に改善された工業的に望ましい
シート類の製造法であることが理解されよう。
第1図は本発明の一実施態様を示す概略図、第2図は、
本発明に用いられる熱媒体中央流出方式および熱媒体中
央分流出方式の温調ロールの各模式的断面図、第3図の
図(a)と図(b)は、本発明および従来法によって得
られた各シートの幅方向の厚さの分布図でまた、第4図
(a)は従来の方法で得られたシート類の巻姿、および
同図(b)は従来の方法によるシート類のロールへの粘
着状態を示す概念図である。
本発明に用いられる熱媒体中央流出方式および熱媒体中
央分流出方式の温調ロールの各模式的断面図、第3図の
図(a)と図(b)は、本発明および従来法によって得
られた各シートの幅方向の厚さの分布図でまた、第4図
(a)は従来の方法で得られたシート類の巻姿、および
同図(b)は従来の方法によるシート類のロールへの粘
着状態を示す概念図である。
Claims (1)
- 【請求項1】形成直後の熱可塑性プラスチックシートな
いしフィルム表面に、両端部の温度が中央部の温度より
高く設定されたロールを当接して引取ることを特徴とす
る熱可塑性プラスチックシートないしフィルムの製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13794386A JPH0622932B2 (ja) | 1986-06-13 | 1986-06-13 | 熱可塑性プラスチツクシ−トないしフイルムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13794386A JPH0622932B2 (ja) | 1986-06-13 | 1986-06-13 | 熱可塑性プラスチツクシ−トないしフイルムの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62294534A JPS62294534A (ja) | 1987-12-22 |
| JPH0622932B2 true JPH0622932B2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=15210331
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13794386A Expired - Lifetime JPH0622932B2 (ja) | 1986-06-13 | 1986-06-13 | 熱可塑性プラスチツクシ−トないしフイルムの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0622932B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111890619A (zh) * | 2020-08-28 | 2020-11-06 | 上海友浦塑胶有限公司 | 一种用于塑料压延辊的分段加热系统及其控制方法 |
-
1986
- 1986-06-13 JP JP13794386A patent/JPH0622932B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62294534A (ja) | 1987-12-22 |
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