JPH06230342A - 液晶パネルの駆動方法および駆動装置 - Google Patents

液晶パネルの駆動方法および駆動装置

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JPH06230342A
JPH06230342A JP4066693A JP4066693A JPH06230342A JP H06230342 A JPH06230342 A JP H06230342A JP 4066693 A JP4066693 A JP 4066693A JP 4066693 A JP4066693 A JP 4066693A JP H06230342 A JPH06230342 A JP H06230342A
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pulse width
voltage
crystal panel
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Kiyoshi Kamiya
潔 神谷
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Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】アクティブ液晶パネルをパルス幅変調方式によ
り表示する際に、駆動条件の変化にかかわらず、一定し
た画質の表示ができる駆動方法と駆動装置を提供する。 【構成】液晶画素の電圧対透過率特性120と、充電特
性12の変動要因の中から該特性の変動要因の一つであ
るパルス電圧を選択する。(a)と(b)の場合とで
は、パルス電圧の違いにより、充電特性が異なる。
(a)、(b)の場合について、階調度0から4に対す
るパルス幅データを用意しておく。駆動電圧が(a)の
パルス電圧の場合は、(a)の階調度対パルス幅に対応
するパルス幅データを選択し、該パルス幅に変調された
パルス電圧で液晶パネルを駆動する。 【効果】白ないし黒つぶれが発生しなく、偽の輪郭、量
子化雑音が目だたなくなり画質劣化がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパルス幅変調方式で階調
表示をおこなう液晶パネルの駆動方法とその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】各液晶画素がスイッチング素子を持つ表
示要素から構成されるアクティブマトリクス液晶パネル
にはTFT(Thin−Film Transisto
r)などの三端子のスイッチング素子をもつアクティブ
マトリクス液晶パネルと、TFD(Thin−Film
Diode)などの二端子のスイッチング素子をもつ
アクティブマトリクス液晶パネルがある。一般にTFT
はゲート電極を制御し、ドレイン−ソース間を導通さ
せ、画素にアナログ電圧を印加し、画素の透過率制御を
行っている。TFDも同様にアナログ電圧により液晶パ
ネル階調表示ができる。この際、TFD素子の緩慢な充
電特性を利用すると、パルス幅変調方式を使用してデジ
タル制御が可能となる。システムのデジタル化は回路の
集積化や高度な演算が可能となり有利な点が多い。
【0003】図8〜図12によりパルス幅変調方式でT
FD型のアクティブマトリクス液晶パネルを表示する方
法を説明する。図8は液晶パネル表示のためのブロック
図であり、(a)が液晶パネル83と二つの駆動回路8
1、82、(b)が信号電極駆動回路81内において駆
動しようとする信号電極単位でまとめた回路を示してい
る。(a)において信号電極駆動回路81には量子化し
た画像のデータ84と、シフトクロック85、ラッチク
ロック86、パルス幅変調のタイミングを与える信号C
P87、液晶の駆動極性を与える信号MS88が入力す
る。走査電極駆動回路82には走査電極を逐次選択して
行くためのクロック89と、スタート信号810が入力
する。なお説明の都合で電源や本発明と関係のない信号
は省いている。
【0004】図8(b)において(a)の信号電極駆動
回路81に入力する信号をさらに詳しく説明する。シフ
トクロック85とスタート信号(ラッチクロック86か
ら作成する)とから作成したアドレスクロック817の
タイミングで、書き込み用メモリ811に画像のデータ
84を書き込む。駆動用メモリ812はラッチクロック
86のタイミングで書き込み用メモリ811の保持して
いるデータを読み込む。パルス幅変調器813は信号C
P87を使って駆動用メモリ812の保持しているデー
タをパルス幅に変換する。極性制御ブロック814は信
号MS88の論理値の基づいて液晶駆動の極性を決め
る。この出力をレベルシフタ815が液晶パネルの駆動
電圧に変換し、信号電極816に出力する。
【0005】図9は図8のシステムにおけるパルス幅変
調のやり方を説明するための模式的なタイミングチャー
トであり、8階調表示例になっている。(a)はラッチ
クロック、(b)は信号CP、(c),(d),
(e),(f),(g),(h),(i),(j)はそ
れぞれ0,1,2,3,4,5,6,7階調に対応する
パルス信号である。ラッチクロック(a)の一周期が一
本の走査電極が選択される期間(以下選択期間と称す
る)である。信号CP(b)は一選択期間内に6このエ
ッヂがある。0階調はパルスにハイレベルがなく、1か
ら6階調(d)〜(i)のハイレベルはそれぞれ信号C
P(b)の1から6番目のエッヂで立ち下がる。7階調
(j)は選択期間中ハイレベルである。このように信号
CP(b)は表示しようとする階調のパルス信号(c)
〜(j)のパルス幅と対応する。
【0006】図10はTFD素子を含んだ画素部周辺の
拡大図である。TFD素子102のところでは、ITO
の透明な画素電極103とTa(タンタル)の信号電極
配線101が五酸化タンタル(Ta2 O5 、図示せず)
の絶縁層を介して積層配置している。液晶(図示せず)
を介して対向してITOの透明な走査電極104があ
り、画素電極103と重なり合っているところが画素部
となる。ITOとTaの間に薄膜の絶縁体Ta2 O5 を
積層すると、双方向に並列接続したダイオード特性を示
すのでTFD素子と呼んでいる。
【0007】TFD素子は降伏値以上の電圧を印加する
とプールフレンケル電流等の伝導機構で電流が流れる。
図10の等価回路を図11に示す。信号電極配線111
と走査電極配線112は容量C1と抵抗R1の並列接続
で表したTFD素子と、同様に容量C2と抵抗R2の並
列接続で表した画素部を介して接続している。書き込み
時にはTFD素子に降伏値を越えた電圧を印加し、抵抗
R1の値を小さくさせ画素の容量C2に信号電極配線1
11と走査電極配線112の電位差により決まる電荷を
流入させる(以下この過程を充電と称する。また負電荷
の流入にも同様に充電と称し電荷の正負を区別しな
い)。TFD素子への印加電圧が降伏値以下になると抵
抗R1の値が大きくなり、画素の容量C2への充電は終
わる。このあとはおもに電荷は容量C2と抵抗R2で決
まる時定数で保持され、この画素内の電荷により液晶へ
実効値電圧を印加し透過率を制御する。TFD素子は書
き込み時に抵抗R1があまり小さくないので瞬間的な充
電が起きない。そこで書き込み電圧時間を制御すること
により電荷の流入量を制御できるからパルス幅変調方式
が利用できる。
【0008】図12に表示しようとする階調と充電特性
とパルス幅変調の変換関係を示す。以下、図12を標準
的な駆動条件とする。第一象限は透過率Tと実効値電圧
Vの関係(以下T−V特性と称する)を示しており、第
四象限は充電特性で縦軸が時間である。第三象限は表示
しようとする階調のパルス幅と信号CPを示している。
第一象限では実効値電圧Vが増大すると透過率が低下す
る液晶パネル(以下ノーマリホワイトと称する)のT−
V特性120に対し5段階の階調(0〜4)を設定して
いる。0階調は白に対応し画素の実効値電圧はV0であ
る(TFD液晶パネルでは0階調でも保持電荷の極性を
反転させる必要があり図7の様に選択期間の間中パルス
幅をローレベルにすることはない)。同様に中間階調の
1,2,3階調に対応する実効値電圧がV1,V2、V
3であり、最も暗い黒の4階調の実効値電圧がV4とな
る。第四象限において書き込み時の充電特性121にあ
わせて電圧V0,V1,V2,V3と時間t0,t1,
t2,t3が一対一に対応し、黒用の電圧V4に対応す
る時間t4は選択期間と一致する。なお近似的に充電し
た電圧が画素内の液晶に印加する実効値電圧に等しいと
している。第三象限では0階調用のパルスP0のハイレ
ベルがt0のパルス幅となり、同様に1,2,3階調用
のパルスP1、P2,P3のパルス幅はt1,t2,t
3となる。4階調ではパルスP4のパルス幅を最大の一
選択期間にとり十分に電圧を印加する。0から3階調の
表示用のパルスP0〜3のパルス幅はCPのエッヂによ
って作成される。
【0009】選択期間ではパルス幅変調波形がハイレベ
ルの時間にTFD素子へ降伏値を越えた電圧を印加し、
ローレベル期間はTFD素子へ降伏値を若干下まわるよ
うにする。これでパルス幅がハイレベルの期間だけ充電
し選択期間は充電しない。選択期間以外の保持期間で
は、TFD素子と画素部に変動する電圧が印加される
が、この電圧はほとんどTFD素子にかかり、また降伏
値から十分に離れているので、画素部への電荷の入出は
起こらない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図12の方法により、
パルス幅変調した場合、選択電圧を変え表示の明るさ等
を変更すると駆動条件がずれてしまい画質が劣化する。
すなわち、液晶画素の充電特性が該特性の変動要因の一
つである印加電圧を変えると、変わってしまう。このた
め、階調度対パルス幅の関係も変わってしまう。この様
子を図13に示す。図中のT−V特性120とパルスP
0〜4は図12と共通である。しかしながら画面全体を
暗くしようとして選択電圧を高くすると充電が起きやす
くなり、第四象限の充電特性132は立ち上がりが速ま
ってしまう。表示しようとする階調に対するパルス幅は
図12と同じもの使用しているので画素が保持する電圧
は表示しようとする階調0,1,2,3に対して電圧V
10,V11,V12,V13とシフトする。この結果
2階調の透過率が図10の4階調の透過率と同じになっ
てしまい、表示上は2,3,4階調が黒レベルとなる
(以下表示しようとする階調の透過率が黒レベルで区別
できなくなる状態を黒つぶれと称する。また白レベルで
区別できなくなってしまう状態を白つぶれと称する)。
そこで明るさ調整後の表示階調数は3個に減ってしま
い、偽輪郭などの量子化階調ノイズが目だってしまうと
いう問題がある。
【0011】また、表示しようとする階調間で大きな透
過率変化があったり、温度変化で充電特性が変動しても
同様に階調ノイズが目だってしまうという課題がある。
さらに視野角を変動するとT−V特性も変わってしまい
同様の画質劣化が発生するという問題がある。
【0012】そこで、本発明は以上の問題点を解決し、
駆動特性の変動による画質劣化のない、パルス幅変調方
式を使用する液晶パネルの駆動方法とその駆動装置を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、スイッチング素子と液晶画素を結合し表
示要素とする液晶パネルの、該表示要素に印加するパル
ス電圧のパルス幅を制御することにより、前記液晶画素
の光透過率を変え、階調表示をする液晶表示装置の駆動
方法において、前記液晶画素の電圧対透過率特性と充電
特性の変動要因の中から特定の変動要因を選択し、選択
された変動要因の値を変えたときの前記電圧対透過率特
性と充電特性に基づき、階調度対パルス幅のデータをあ
らかじめ求めておき、駆動時における各変動要因の値に
対応する階調度対パルス幅のデータを選択し、階調表示
することを特徴とする。さらに、この駆動方法により液
晶パネルを駆動する装置の構成を、前記階調度対パルス
幅のデータを記憶するデータ記憶手段と、駆動時におけ
る前記特定の変動要因の値を検出する変動要因検出手段
と、該変動要因の値に対応する階調度対パルス幅のデー
タを選択するパルス幅選択手段と、選択されたパルス幅
のパルスに変調するパルス幅変調手段とを備えた構成に
することを特徴とする。
【0014】
【実施例】
<実施例1>本発明の第1の実施例を図1と図2に基づ
いて説明する。図1は信号CPを最適化するためのT−
V特性からパルス幅への変換図であり、液晶のT−V特
性と縦横軸は図12と同じものである。(a)は画面を
暗くするために高い選択電圧を印加した場合の例を示し
ており、第四象限の充電特性12は図13と同じもので
立ち上がりが急になっている。このときノーマリィホワ
イトパネルのT−V特性120が逆のS字となっている
ので最も暗い黒となる4階調の透過率は図12のものと
同じになる。一方、暗い画面を得ようとしているので0
階調の白が図12のものより低くなるようする。このあ
とで白と黒のつぶれが発生しないように1,2,3階調
を割り当てる。これと充電曲線から各階調に対応するパ
ルス幅を決定し信号CPを求める。なお図中、信号CP
はエッヂの間隔が近接しているので、エッヂ位置のみで
表している。この結果表示しようとする階調の透過率が
図12のものよりも全体的に低くなり暗い画面が得られ
る。
【0015】図1(b)は明るい画面を得るために選択
電圧を低下させた結果、充電特性13がなだらかになっ
ている様子を示している。なお、説明のため信号の変化
をはっきりと表現できるように充電曲線を逆のS字にし
てあるが、現実のTFDパネルとは若干異なる。第一象
限のT−V特性120は(a)と同じであるが、最も明
るい白となる0階調の透過率は図12と同じレベルにし
ておく。また4階調を図12のものよりも上げ、この間
で中間の1,2,3階調を割り当て、明るい画面を得て
いる。これを(a)と同じ手順を用いてパルス幅に変換
し信号CPをもとめる。
【0016】図2は実施例1の信号CPを発生するため
のブロック図であり、ルックアップテーブルとしてRO
M(READ ONLY MEMORY)22を使用し
ている。ラッチクロック24はカウンタ21をリセット
する。カウンタ21はクロック25を計数し、この計数
値をROM22のアドレス端子へ出力する。D/Aコン
バータ23はブライトコントロール電圧26(画面の明
るさを調整するために駆動回路に印加する制御電圧)を
D/A変換し、この計測値を同様にROM22のアドレ
ス端子へ出力する。ROM22は信号CPを出力する。
ROM22にはあらかじめブライトコントロール電圧2
3に対応するデータを書き込んでおき、カウンタ21の
計数値が増加するのにしたがって順次データを読みだし
信号CPを作成する信号CPを出力する。いいかえると
最適化したパルス幅変調データを保持しているROM2
2にたいして、駆動条件を計測するD/Aコンバータ2
3が充電特性の情報を与え、カウンタ21が信号CPの
エッヂのタイミングを与える。
【0017】<実施例2>実施例1の構成では、高い精
度で充電特性変化とパルス幅変調の変換関係を対応させ
ると容量の大きなROMが必要になる。そこで、実施例
1に比べて簡単な回路構成で、本発明の方法を実現でき
る第2の実施例を図3から図5で示す。図3の(a)と
(b)はそれぞれ画面を暗、明にする場合で図1の
(a)と(b)に対応しており、T−V特性120、充
電特性12,13、縦横軸は共通である。(a)におい
て信号CPの最初のパルスが始まるタイミングtd1は
図10のものよりも時刻t=0に向かって前進してお
り、残りのパルス列は相似となっている。いいかえると
図10の信号CPのエッヂが全体的に前に移動してい
る。この結果、表示しようとする階調と透過率の関係と
して、白の0階調と次の1階調と4階調がほぼ図12と
同じで、2,3階調が低下する。タイミングtd1の設
定として、充電特性12が急に立ち上がっても黒つぶれ
が発しないように信号CPを前進させる。これで得られ
る表示状態は全体的に画面が暗いなかで一部分(表示し
ようとする階調のなかの白よりのもの)が強烈に明くな
る。これは小形の液晶テレビなど解像度の低い液晶パネ
ルでは視覚的にコントラストが強くなるように感じられ
効果的である。
【0018】図3の(b)の画面を明るくする場合に
は、信号CPの最初のパルスのタイミングtd2が図1
0よりも後退させ、それ以降のパルス形状を相似にす
る。この結果、0階調の透過率は最大値になり、1階調
と4階調は図12よりも上昇する。なお本図の例では2
階調と3階調は図12と同じレベルになっている。タイ
ミングtd2の設定として、充電特性13の立ち上がり
が鈍くなっても白つぶれが発しないように信号CPを後
退させる。このようにして透過光量を増加させることに
より明るい画面が得られる。
【0019】以上のように実施例2は信号CPの始まる
タイミングを前後に移動させ、白および黒つぶれのない
自然な画像表示をおこなう。図4はこのシステムのブロ
ック図である。(a)は信号CPを得るのに2ブロック
で表している。遅延回路45にはラッチクロック42と
クロック41とブライトコントロール電圧43が入力す
る。遅延回路45はスタート信号40をCP発生ブロッ
ク46に出力する。さらにCP発生ブロック46へはク
ロック41が入力する。CP発生ブロック46は信号C
Pを出力する。
【0020】図4(b)は(a)の遅延ブロック45の
内部ブロック図である。カウンタ47はラッチクロック
42で初期化されクロック41を計数し、一致回路49
に計数値を出力する。D/Aコンバータ413はブライ
トコントロール電圧43が入力し、このD/A変換デー
タをROM48のアドレス端子へ出力する。ROM48
がこのD/Aデータに基づいて遅延量を一致回路49に
出力する。一致回路49はカウンタ47の計数値出力と
ROM48の遅延量出力が一致するとスタート信号40
を出力する。
【0021】図4(c)は(a)のCP発生ブロック4
6の内部ブロック図である。カウンタ410はスタート
信号で初期化されクロック41を計数し、計数値をデコ
ーダ411に出力する。デコーダはあらかじめ決めてお
いた計数値のときにハイレベルとなる4個の信号をノア
412に出力し、ノア412が信号CPを出力する。
【0022】図5は実施例2の信号の前後関係を明らか
にするためのタイミングチャートである。ラッチクロッ
ク(a)からtdおくれてスタートクロック(b)があ
り、信号CP(c)の出力がはじまる。
【0023】実施例2は実施例1に比べてROM48の
アドレス信号がD/Aコンバータ413の出力だけなの
で記憶容量を大幅に低減できる。またデコーダ411は
ブライトコントロール電圧に依存せず単純な出力波形な
ので小形の回路ですむ。選択期間内で計数するクロック
の数が実施例1と2でほぼ同じ値になるので、図4の2
つのカウンター47,410を合計した回路規模は図2
の実施例1のカウンタ21とほぼ同じになる。以上こと
から実施例2は実施例1よりも回路規模が小形であるこ
とがわかる。
【0024】<実施例3>実施例1,2では駆動条件の
変化例として充電特性を取り扱っており、充電特性が該
特性の変動要因の一つである液晶印加電圧により変化し
ている場合である。液晶パネルを眺める角度(以下視野
角と称する)を変えると駆動条件としてT−V特性が変
化する。このとき本発明の信号CPを得る方法(実施例
3)を図6と図7で説明する。図6は図12のものから
コントラストが減少する方向に視野角を変化させた場合
に、T−V特性から信号CP得るための変換図である。
T−V特性60は図12のT−V特性120よりも透過
率の最大値が下がっており、コントラストと明るさが低
下していることを示している。このT−V特性60に表
示しようとする0〜4階調を割り当てる。選択電圧は変
化しないので充電特性121は図12と同じになる(同
一番号を使用)。これから表示しようとする0〜4階調
のパルス幅と信号CP61を求める。T−V特性60が
なだらかになっているのに対応して信号CP61のエッ
ヂ間隔が広がっている。
【0025】図7に実施例3の視野角を変えた場合の信
号CPを得るブロック図を示す。ボリューム74は液晶
パネル73と連動して角度を電圧に変換する。D/Aコ
ンバータ71はボリューム74の電圧出力を量子化し、
ROM72のアドレス端子へ出力する。カウンター21
とブライトコントロール電圧26用のD/Aコンバータ
23は図2の実施例1と同じである。これらのアドレス
信号にもとづいてROM72は、あらかじめ駆動条件に
もっとも適するように書き込まれているデータを読み出
して信号CPを作成する。この結果、見やすい角度に液
晶パネル73を傾けても、白ないし黒つぶれがなく、最
大のコントラストの得られる表示が可能となる。また実
施例3ではROM72をルックアップテーブルとして使
用しているが、視野角変動によるT−V特性の変化に対
して実施例2のように信号CPを前後に移動させる方法
も適用できる。
【0026】なお、実施例1,2,3で示している様な
本発明の方法は画素にスイッチング素子を持たないパッ
シブマトリクス液晶パネルやTFTなどの三端子アクテ
ィブマトリクス液晶パネルにも適用できる。しかしパッ
シブマトリクス液晶パネルでは充電特性の変化が少ない
のと透過率制御に使用できる電圧範囲が狭いのでアクテ
ィブマトリクス液晶パネルほどの効果は得られない。ま
た三端子アクティブマトリクス液晶パネルでは充電時間
が非常に短く、透過率制御のパルス幅変調が二端子素子
ほど容易でないので、やはり二端子アクティブマトリク
ス液晶パネルほどの効果は得られない。
【0027】また実施例1,2では充電特性変動の原因
を明るさ調整とし、D/Aコンバータで情報を得てい
た。温度変化にともなう充電特性の変化も温度センサー
の出力をD/A変換すれば同様な手段が使える。
【0028】TFD素子のように異なった導伝性の物質
間に絶縁体を積層配置した二端子アクティブマトリクス
液晶パネルでは、正電荷を充電するときと負の電荷を充
電するとき画素の充電特性が異なる。充電する極性に応
じてパルス幅変調や信号CPを変化させるように本発明
の方法を適用すれば、より劣化の少ない表示が可能とな
る。
【0029】また実施例1,3がルックアップテーブル
のみで信号CPを得ているのにたいし、実施例2ではパ
ルス幅変調の最適化に遅延量を制御している。この他に
パルス幅変調の最適化を数式で記述し、駆動条件の変動
にともなうパルス幅変調の変更をCPU等の演算で得る
ことも可能である。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の駆動方法によれば、駆動条件の変化に対して、該駆動
条件に対応する階調度とパルス幅の関係に基づいて、パ
ルス幅変調されたパルス電圧を液晶画素に印加して駆動
するので、駆動条件が変化しても一定した画質の表示を
得ることができる。従って、白ないし黒つぶれがなく、
階調ノイズが少なく、画質劣化の少ない自然な画像が得
られる。。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の階調とパルス幅の対応を示す図であ
り、(a)は暗い画面の場合で、(b)は明るい画面の
場合である。
【図2】実施例1の駆動方法を実現する駆動回路のブロ
ック図である。
【図3】実施例2の階調とパルス幅の対応を示す図であ
り、(a)は暗い画面の場合で、(b)は明るい画面の
場合である。
【図4】実施例2の駆動方法を実現する駆動回路の説明
図であり、(a)はブロック図、(b)は(a)の遅延
制御ブロックの内部構成図、(c)は(a)のCP発生
ブロックの内部構成図である。
【図5】実施例2の信号のタイミングチャートである。
【図6】実施例3の階調とパルス幅の対応を示す図であ
る。
【図7】実施例3の駆動方法を実現する駆動回路のブロ
ック図である。
【図8】従来例の液晶パネルと駆動回路の構成を示すブ
ロック図であり、(a)はブロック図、(b)は信号電
極駆動回路内の信号電極単位の回路構成図である。
【図9】従来例の液晶パネルと駆動回路における信号の
タイミングチャートである。
【図10】従来例のTFD素子を持つ液晶パネルの画素
部の拡大図である。
【図11】従来例のTFD素子を含む画素部の等価回路
である。
【図12】従来例の液晶パネルの階調とパルス幅の対応
を示す図である。
【図13】従来例の液晶パネルの階調とパルス幅の対応
を示す図であり、図12の場合より高い電圧を液晶画素
に印加する場合の図である。
【符号の説明】
60,120 T−V特性 12,13,121 充電特性 14,15,31,32,61 信号CP 22,48,72 ROM 23,413 D/Aコンバータ T 透過率 V 電圧 t 時間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチング素子と液晶画素を結合し表
    示要素とする液晶パネルの、該表示要素に印加するパル
    ス電圧のパルス幅を制御することにより、前記液晶画素
    の光透過率を変え、階調表示をする液晶表示装置の駆動
    方法において、前記液晶画素の電圧対透過率特性と充電
    特性の変動要因の中から特定の変動要因を選択し、選択
    された変動要因の値を変えたときの前記電圧対透過率特
    性と充電特性に基づき、階調度対パルス幅のデータをあ
    らかじめ求めておき、駆動時における各変動要因の値に
    対応する階調度対パルス幅のデータを選択し、階調表示
    することを特徴とする液晶パネルの駆動方法。
  2. 【請求項2】 前記電圧対透過率特性の変動要因として
    視野角を選択することを特徴とする請求項1に記載の液
    晶パネルの駆動方法。
  3. 【請求項3】 前記充電特性の変動要因としてパルス電
    圧の電圧値を選択することを特徴とする請求項1に記載
    の液晶パネルの駆動方法。
  4. 【請求項4】 前記階調度対パルス幅のデータを記憶す
    るデータ記憶手段と、駆動時における前記特定の変動要
    因の値を検出する変動要因検出手段と、該変動要因の値
    に対応する階調度対パルス幅のデータを選択するパルス
    幅選択手段と、選択されたパルス幅のパルスに変調する
    パルス幅変調手段とを備えたことを特徴とする液晶パネ
    ルの駆動装置。
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