JPH06230687A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH06230687A
JPH06230687A JP5014602A JP1460293A JPH06230687A JP H06230687 A JPH06230687 A JP H06230687A JP 5014602 A JP5014602 A JP 5014602A JP 1460293 A JP1460293 A JP 1460293A JP H06230687 A JPH06230687 A JP H06230687A
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JP
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image forming
carrier
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JP5014602A
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English (en)
Inventor
Takashi Hasegawa
隆史 長谷川
Yoichi Kimura
要一 木村
Masahiro Inoue
雅博 井上
Nobuhiko Takekoshi
信彦 竹腰
Takeshi Menjo
健 校條
Yasuo Nami
泰夫 浪
Nobuatsu Sasanuma
信篤 笹沼
Tetsuya Atsumi
哲也 渥美
Takao Ogata
隆雄 尾形
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転写材として厚手紙を使用することができる
とともに、転写材として特にスモールサイズの普通紙を
用いる場合に画像形成スピードを高めることができる画
像形成装置を提供すること(第1発明)。 【構成】 感光ドラム3と、転写材Pを担持して回動す
る転写ドラム9と、感光ドラム3上に形成される可視像
を転写材P上へ転写する転写手段を具備する画像形成装
置において、前記転写ドラム9はスモールサイズの転写
材Pを複数枚担持するに十分な大きさを有するととも
に、グリッパー(転写材把持手段)及び転写シート(転
写材吸着手段)を複数備える(第1発明)。第1発明に
よれば、転写ドラム9はグリッパーと転写シートを共に
備えるため、転写材Pとして厚手紙を使用することがで
きるとともに、転写材Pとして特にスモールサイズの普
通紙を使用する場合には、複数枚の普通紙を転写ドラム
9に吸着させることができ、画像形成動作のスピードア
ップを図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式或いは静
電記録方式を採用する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多重転写方式を採用するカラー画
像形成装置における転写材の把持方法としては、グリッ
パー方式又は静電吸着方式が用いられている。
【0003】図16はグリッパー方式に用いられる転写
ドラム9の破断斜視図であり、該転写ドラム9は、リン
グ部9a,9bを連結する連結板9cに転写材先端を狭
むべく開閉動作する複数個のグリッパー91を有してい
る。そして、連結板9cを基準として、転写シート(又
はスクリーンメッシュ等)93がリング部9a,9cの
外周に沿う形で巻装されている。
【0004】又、図17及び図18に静電吸着方式に用
いられる転写ドラム9を示すが、該転写ドラム9は、前
記グリッパー方式のものと同様、リング部9a,9bと
連結板9cより成る切り欠き円筒状の枠体に、転写シー
ト93を巻装して構成されている。そして、図18に示
すように、転写材を静電的に吸着させるべく動作する吸
着帯電手段であるコロナ帯電器7と、該コロナ帯電器7
とは転写シート93を狭んで対向する位置にある接地さ
れた金属ローラ8が配設されており、吸着帯電動作時に
おいて吸着に必要な電荷が転写シート93に誘起され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では各々以下に示すような問題点があった。
【0006】即ち、グリッパー方式においては、A4
横、B5横等のスモールサイズ紙を使用する際も、A3
縦、A4縦等のラージサイズ紙を使用する際も転写ドラ
ム9には1枚の転写材(紙)しか担持できず、静電吸着
方式のようにスモールサイズ紙を複数枚担持する方式に
比べてコピースピードが遅いという欠点があった。
【0007】又、静電吸着方式においては、厚手紙(特
に、160gr/m2 以上)を使用する場合、該厚手紙
が吸着帯電後にすぐ剥がれたり、転写後に剥がれたりす
る現象が発生するため、使用できる転写材の種類が限ら
れてしまうという問題があった。
【0008】従って、第1発明の目的とする処は、転写
材として厚手紙を使用することができるとともに、転写
材として特にスモールサイズの普通紙を用いる場合に画
像形成スピードを高めることができる画像形成装置を提
供することにある。
【0009】ここで、図19に従来のカラー複写機の構
成を示す。
【0010】図示のカラー複写機においては、像担持体
である感光ドラム3が図示矢印方向に回転すべく回転自
在に軸支され、その周囲には画像形成手段が配置されて
いる。
【0011】而して、感光ドラム3は一次帯電器4によ
り均一に帯電され、例えばレーザビーム露光装置等から
成る露光手段により色分解された光像又はこれに相当す
る光像Lが照射され、該感光ドラム3上に静電潜像が形
成される。尚、本例の場合、感光ドラム3の表面が一次
帯電器4により約−700Vに帯電されるが、斯かる電
位は装置の置かれている環境又は感光ドラム3の劣化具
合、或いは画像の濃度により変化する。
【0012】ところで、感光ドラム3上の画像部に相当
するトナー像を形成する場所がレーザビーム等により露
光されるが、最大の濃度を出す点を最大発光光量で露光
し、斯かる発光量をFFhレベルとする。又、感光ドラ
ム3上のトナー像を形成しない場所はレーザビームを発
光せず、斯かる発光量をOOhレベルとする。
【0013】而して、画像は斯かる発光光量をOOhレ
ベルからFFhレベルまで画像の濃淡に応じて発光させ
ることによって、階調性を有する画像を形成することが
できる。そして、上記露光により形成された感光ドラム
3上の静電潜像は、現像装置1によってトナー像として
可視化される。
【0014】上記現像装置1は、マゼンタ、シアン、イ
エロー、ブラックの4色の現像剤(トナー)を各別に収
納する4個の現像器1M,1C,1Y,1BKを有して
おり、該現像装置1においては、所望の現像器1M(1
C,1Y,1BK)が前記感光ドラム3の外周面と対向
する位置に着脱されて感光ドラム3上に形成された静電
潜像の現像を行なう。
【0015】この際、現像器1M(1C,1Y,1B
K)には現像バイアスを印加し、画像白地部のカブリを
防止する。本例では白地部の電位が−700V、FFh
の像露光を行なった部位の電位が−100Vとなり、こ
のとき、現像バイアスとして電位−550V、周波数2
KHz、振幅2KVPPを印加する。このときの|(−7
00V)−(−550V)|=150Vをカブリ取り電
位、|(−550V)−(−100V)|=450Vを
コントラスト電位と呼び、このコントラスト電位の大小
により画像濃度を決定し、作像を行なう。
【0016】即ち、コントラスト電位が大の場合には画
像濃度が濃く、逆にコントラスト電位が小の場合には画
像濃度は薄くなる。
【0017】又、最大画像濃度の調整は、一次帯電器4
による帯電量で調整される。即ち、画像濃度を薄くした
場合、一次帯電器4による感光ドラム3への帯電量を減
少せしめ、例えば感光ドラム3の表面電位を−500V
と低くする。このとき、カブリ取り電位150V等より
計算し、コントラスト電位250V、カブリ取り電位1
50Vと設定し、現像バイアスとして電位−350Vを
印加する。
【0018】以下、他の最大濃度に設定する際も、上述
のように一次帯電器4による感光ドラム3の表面電位の
可変及び現像バイアス電位の変化によりコントラスト電
位を変え、画像濃度を変える。
【0019】ところで、感光ドラム3上のトナー像は、
転写分離装置13に担持されて図示矢印方向に搬送され
る転写材Pに転写される。
【0020】次に、上記転写分離装置13について図2
0〜図23を参照して説明する。
【0021】転写分離装置13の一部である転写ドラム
30は、両端に配置された円柱形のリング31,32
と、該円柱形リング31,32を連結する連結部33に
て構成されるドラム枠体30aと、該ドラム枠体30a
に巻装されたポリフッ化ビニリデン等より成る転写シー
ト34にて構成される。尚、転写ドラム30の直径は例
えば180mmに設定され、その周長さはA4横サイズ
の転写材の長さの2倍以上となる。
【0022】又、転写分離装置13の一部である分離手
段40は、転写ドラム30の軸線方向に沿って設けられ
た分離爪支持体41と、該支持体41に固着された複数
個の分離爪42とを有し、該分離爪42の先端には分離
用押し当てコロ42aが一体的に設けられている。
【0023】そして、上記支持体41の両端には、適当
な支持板43,44を介して突き当てコロ45,46が
設けられている。該突き当てコロ45,46は、不図示
の分離爪動作クラッチが作動すると、転写ドラム30の
円柱形リング31,32に当接し、且つ、該リング3
1,32に形成された案内溝35,36により案内さ
れ、分離爪42の先端を下方(つまり、転写ドラム30
の法線方向)へと回動せしめる。
【0024】転写ドラム30の連結部33には、転写シ
ート34と該転写シート34に吸着担持された転写材P
との間に分離爪42が入り易くするために、切り欠き3
7が形成されている。又、転写シート34の先端には、
連結部33の切り欠き37に沿って転写材非画像領域ま
で切れ目34aが入っており、該転写シート34の先端
は、図22の斜線部の曲率が局所的に大きくなるように
して連結部33に固定されている。
【0025】転写材Pは図19に示すレジストローラ2
8によって画像と同期して送られるが、転写分離装置1
3へと給送された転写材Pを転写シート34に吸着保持
せしめるための転写材吸着手段が設けられている。
【0026】上記転写材吸着手段は転写ドラム30の内
部に設けられ、該転写材吸着手段は、感光ドラム3上の
トナー像とは逆極性の電荷を転写シート34の背面に与
える吸着用コロナ帯電器23と、転写ドラム30の外側
に設けられた導電ローラ24とを有している。尚、導電
ローラ24は、接地され、コロナ放電している吸着用コ
ロナ帯電器23の対向電極になるとともに、転写材Pに
電荷を注入して転写シート34に転写材Pを静電吸着さ
せる作用をなす。
【0027】上記導電ローラ24は転写材Pの吸着時に
は、例えば転写シート34とのギャップが0〜100μ
mとなるように配置されており、好ましくは、転写材P
はその先端が転写シート34の切れ目34aとオーバー
ラップし、且つ、画像領域に入らないように供給され
る。
【0028】ところで、不図示の操作パネルによって連
続複写が指定されたとき、転写材Pの搬送方向の長さが
転写ドラム30の周長から連結部33の幅を引いた長さ
の半分以下の場合には、2枚目の転写材Pを1枚目の転
写材Pに引き続いて給紙し、1枚目の転写材Pと対称位
置に2枚目の転写材Pを転写シート34に吸着させる。
即ち、転写シート34に同時に転写材Pを2枚吸着させ
て搬送する。これにより、転写シート34に1枚しか吸
着させないで複写動作を行なう時より約2倍の複写速度
が得られる。
【0029】感光ドラム3上の第1色目のトナー像(例
えば、マゼンタトナー像)を1枚目の転写材Pに転写す
るため、転写シート34の背面に転写用コロナ帯電器1
4を用いてトナーと逆極性の電荷を与える。このため、
帯電器14には−200μAの電流を流す。
【0030】次に、引き続いて、感光ドラム3上に同じ
潜像を形成し、第1色目のトナーを感光ドラム3上に現
像し、同様に2枚目の転写材に第1色目のトナーを転写
する。1枚目の転写材Pが2度目に導電ローラ24の位
置に来るまでに、導電ローラ24は解除され、転写され
たトナー像を乱さない位置、例えば転写シート34から
2mm以上離される。第1色目のトナー像が転写された
1枚目の転写材Pに同期をとって作像された感光ドラム
3上の第2色目のトナー像(ここでは、シアントナー
像)を転写用コロナ帯電器14を用いて転写する。
【0031】同様に、2枚目の転写材Pにも第2色目の
トナー像を転写する。以下、同様にして、2枚目の転写
材Pに4色のトナー像を転写する。
【0032】ところで、転写電流は、1色目が−200
μA、2色目が−250μA、3色目が−300μA、
4色目が−350μAと順次アップされている。これ
は、転写電流により、転写シート34がチャージアップ
していくために、それを打ち消すために少しずつ多くの
電流を流していく必要があるためである。
【0033】而して、転写工程終了後、転写材Pの転写
シート34への吸着力を弱めるため、転写シート34を
狭んで対向した一対のACコロナ放電器15,16を用
いて除電する。
【0034】1枚目の転写材Pを転写シート34から分
離するため、図20に示したリング31,32の溝3
5,36により案内される分離爪42と一体になって従
動する外側分離用押し当てコロ42aを転写シート34
に押し当てることにより連結部33の切り欠き34aに
沿って外側分離用押し当てコロ42aが移動し、転写シ
ート34の曲率が局所的に小さくなっている所で1枚目
の転写材Pの先端と転写シート34の間に分離爪42が
入り、転写材Pが転写シート34から分離される。
【0035】2枚目の転写材Pを転写シート34から分
離する場合は、図23に示すように従動する内側分離用
押し当てコロ53が転写シート34に押し当てられ、
又、外側分離用押し当てコロ42aも溝34aに案内さ
れ、転写シート34に押し当てられ、局所的に転写シー
ト34の曲率を小さくし、転写材Pの先端を曲率分離さ
せ、転写材Pと転写シート34の間に分離爪42を入れ
ることにより分離させる。尚、転写材Pと転写シート3
4が分離する際に起こる剥離放電による画像乱れを防止
するため、コロナ放電器17を用いてACコロナ放電を
行なうことが好ましい。
【0036】転写材Pの搬送方法の長さが前述よりも長
い場合には、1枚複写、連続複写に拘らず、転写材Pの
先端を1枚目の転写材Pの先端と同じ位置に転写シート
34に吸着させ、1枚目の転写材Pの場合と同様の転写
・分離工程を行なう。このとき、内側分離用押し当てコ
ロ53は駆動させない。転写・分離工程終了後、転写材
Pは搬送ベルト25を経由し、定着装置26へ送られ
る。
【0037】ここで、上記定着装置26について図24
を用いて説明する。
【0038】定着装置26は、定着ローラ121と加圧
ローラ125とを有し、両ローラ121,125は互い
に圧接して矢印方向へと回転駆動される。そして、定着
ローラ121は、アルミニウム製の芯金122の外層に
HTVシリコーンゴム(高温加硫タイプシリコーンゴ
ム)123を0.8mmの厚さに被覆し、更に、その外
層にLTVシリコーンゴム(低温加硫タイプシリコーン
ゴム)124を200μmの厚さに被覆して構成されて
いる。
【0039】又、加圧ローラ125は、アルミニウム製
の芯金126の外層にHTVシリコーンゴム127を所
定の厚さに被覆し、更にその表面層に樹脂皮膜127’
を被覆して構成されている。尚、定着ローラ121と加
圧ローラ125内には加熱源であるハロゲンヒータ12
8が各々配設されている。
【0040】そして、加圧ローラ125にはサーミスタ
129が当接され、このサーミスタ129によりハロゲ
ンヒータ128への電流の供給のON、OFFが制御さ
れる。このようにして、定着ローラ121と加圧ローラ
125の表面温度が転写材P上の未定着トナー像を転写
材P上に定着させるに好適な所定値(例えば、170
℃)に保たれるようになっている。
【0041】一方、定着ローラ121からのトナーの離
型性を向上させるため、定着装置26の所定箇所には離
型剤塗布装置132が設けられている。この離型剤塗布
装置132は、オイルタンク132a内のシリコーンオ
イル133(信越化学(株)製:ジメチルシリコーンオ
イルKF96、300cs)をローラ群134,135
によって汲み上げ、この汲み上げられたシリコーンオイ
ル133を塗布量調整ブレード140によって一定量に
規制してから、プランジャー142とバネ143より成
るオンオフ装置にてシリコーンオイル133を定着ロー
ラ121に塗布する。
【0042】転写材Pは、上記構成の定着ローラ121
及び加圧ローラ125の間を通過することにより、熱と
圧力によってトナー像の定着を受ける。
【0043】ここで、カラー複写装置において転写材の
表面と裏面の双方に顕画像を形成し、定着を行なう画像
形成動作について説明する。
【0044】図25に示す画像形成装置は、両面画像形
成のための再給紙ローラ40と搬送通路41を備えてい
る。
【0045】即ち、定着後の排紙ローラ42の下方にお
いて、排紙トレイ37に一度載せた転写材Pを再び転写
分離装置13へと送り込む再給紙ローラ40が配設さ
れ、該再給紙ローラ40の後方には転写材Pを搬送する
ための搬送通路41が配設されている。
【0046】而して、現像装置1において現像され、未
定着トナー像を表面に担持した転写材Pは、搬送ベルト
25により搬送され、定着ローラ121及び加圧ローラ
125により定着された後、排紙ローラ42によって排
紙トレイ37に送られる。この後、転写材Pは再給紙ロ
ーラ40により再び給紙されて搬送通路41を通り、再
び転写分離装置13へ搬送されて表面と同様にして裏面
にカラー画像を形成される。
【0047】こうして、表面に既に定着されたカラー画
像を有し、裏面に転写された未定着カラートナー像を担
持した転写材Pは、搬送ベルト25により定着ローラ1
21及び加圧ローラ125まで運ばれて定着が行なわ
れ、最終的に排紙トレイ37へ運ばれて両面カラーコピ
ーが終了する。
【0048】ここで、斯かるカラー電子写真複写装置に
使用する現像剤、即ち、トナーについて説明する。
【0049】マルチカラー画像又はフルカラー画像の形
成において、シャープメルトなトナーを使用することに
より複写物の色再現範囲を広め、原稿に忠実なカラーコ
ピーを良好に得ることができる。
【0050】トナーは、ポリエステル樹脂又はスチレン
−アクリルエステル樹脂の如き結着樹脂、着色剤(染
料、昇華性染料)、荷電制御剤の如きトナー形成材料を
溶融混練、粉砕、分級することにより製造される。尚、
必要に応じて、トナーに各種外添剤(例えば、疎水性コ
ロイダルシリカ)が添加される。
【0051】カラートナーは定着性及びシャープメルト
性を考慮すると、結着樹脂としてポリエステル樹脂を使
用したものが特に好ましい。シャープメルト性ポリエス
テル樹脂としては、ジオール化合物とジカルボン酸とか
ら構成される分子の主鎖にエルテル結合を有する高分子
化合物が例示される。特に、次式;
【0052】
【化1】 (式中、Rはエチレン又はプロピレン基であり、X、Y
はそれぞれ1以上の正の整数であり、且つX+Yの平均
値は2〜10である。)で代表されるビスフェノール誘
導体、若しくはその置換体をジオール成分とし、2価以
上のカルボン酸、その酸無水物又はその低級アルキルエ
ステル化したカルボン酸(例えば、フマル酸、マレイン
酸、無水マレイン酸、フタル酸、テレフタル酸、トリメ
リット酸、ピロメリット酸等)をジカルボン酸として少
なくとも共縮重合したポリエステル樹脂がシャープな溶
融特性を有するのでより好ましい。尚、ポリエステル樹
脂の軟化点は75〜150℃、好ましくは80〜120
℃が良い。
【0053】ここで、ポリエステル樹脂を結着樹脂とし
て含有するトナーの軟化特性を図26に示す。
【0054】軟化点の測定法について説明すると、フロ
ーテスターCFT−500A型(島津製作所(株)製)
を使用し、ダイ(ノズル)の直径0.2mm、厚み1.
0mmとして20Kgの押出荷重を加え、初期設定温度
70℃、予熱時間300秒の後、6℃/minの速度で
等速昇温したときに描かれるトナーのプランジャー降下
量−温度曲線(軟化S字曲線)を求める。試料となるト
ナーとしては、1〜3g精秤した微粉末を用い、プラン
ジャー断面積は1.0cm2 とする。軟化S字曲線は図
26のようなカーブとなる。
【0055】図26に示す結果によると、等速昇温する
に従い、トナーは徐々に加熱されて流出が開始される
(プランジャー降下A→B)。
【0056】更に、昇温すると溶融状態となったトナー
は大きく流出し(B→C→D)、プランジャー降下が停
止して終了する(D→E)。
【0057】ところで、軟化S字曲線の高さHは全流出
量を示し、H/2のC点に対する温度T0 はその試料
(例えば、トナー又は樹脂)の軟化点を示す。
【0058】トナー及び結着樹脂がシャープメルト性を
有するか否かは、トナー又は結着樹脂の見掛けの溶融粘
度を測定することにより判定できる。
【0059】シャープメルト性を有するトナー又は結着
樹脂とは、見掛けの溶融粘度が103 ポアズ示すときの
温度をT1 、5×102 ポアズを示すときの温度をT2
としたとき、
【0060】
【数1】T1 =90〜150℃ |ΔT|=|T1 −T2 |=5〜20℃ の条件を満たすものを言う。
【0061】これらの温度−溶融粘度特性を有するシャ
ープメルト性樹脂は、加熱されることにより極めてシャ
ープに粘度低下を起こすことが特徴である。
【0062】このような粘度低下が最上部トナー層と最
下部トナー層との適度な混合を生ぜしめるとともに、ト
ナー層自体の透明性を急激に増加させ、良好な減色混合
を可能とする。
【0063】しかしながら、転写材の両面に顕画像を形
成する場合、1回目の表面画像形成後は定着による加熱
のため、転写材がトナー側へカールしようとする。即
ち、トナーの加熱後の収縮により、転写材が引っ張られ
るとともに、転写材自体が内包する水分の蒸発によっ
て、転写材がカールしようとする。
【0064】特にカラーコピーの場合には、トナーが複
数層載っており、しかも、文字等の線画よりも写真や絵
等のベタ画像が多いため、白黒コピーの場合よりも転写
材のカールが顕著となる。
【0065】カールした転写材は再給紙の際にその搬送
が不安定となる他、転写ドラムへの巻装の際には問題と
なる。即ち、転写ドラムは転写材を静電的に吸着する
が、該転写ドラムは例えば直径180mmと曲率を持っ
ているため、カールした転写材が転写ドラムから剥がれ
てしまう。或いは、図27に示すように、転写材Pの先
端や後端が転写シート34より浮いてしまうという問題
が発生する。
【0066】又、転写材がカールすると、該転写材の転
写ドラムへの吸着が不安定となるため、例えば1色目の
マゼンタ色の位置に対してシアン、イエロー、ブラック
と転写を重ねる際、転写材の位置がズレて適切な色重ね
ができなくなる。このため、色ズレやモアレ等の画質上
の不具合が発生する。
【0067】更に、転写後においては、カールした転写
材上の画像が定着装置に至る搬送路において本体内部に
接触したり、定着装置へ進入する際に上方のガイド等に
接触するために、該画像が乱れたり、或いは転写材が定
着ニップに進入できないという不具合が発生していた。
【0068】従って、第2発明の目的とする処は、定着
後の転写材のカールを防ぎ、両面画像形成に当って画像
乱れ等の発生を防いで良好な両面画像を得ることができ
る画像形成装置を提供することにある。
【0069】又、従来の画像形成装置には以下のような
問題があった。
【0070】即ち、搬送用ローラ24は、現像器1B
K,1M,1C,1Yからのトナーの飛散又は転写ドラ
ム30に保持された転写材上に担持された未定着のトナ
ー像の飛散によって、経時的にトナーが付着して汚れ、
転写材P上に不要な汚れを発生させる原因となる。即
ち、転写材Pは転写ドラム30の転写シート34と搬送
用ローラ24間に挟まれて通紙されるため、搬送用ロー
ラ24に付着したトナーが転写材Pに転移して転写材P
の汚れを引き起こす。
【0071】そこで、従来、搬送用ローラ24に付着し
たトナー等の汚れを除去するためにマイラー等をスクレ
ーパーとして搬送用ローラ24に当接せしめることが行
なわれていたが、マイラーシートが破損したり、マイラ
ーシートと搬送用ローラ24との摺擦熱によりトナーが
溶け、溶けたトナーがより強固に搬送用ローラ24に付
着してしまうという問題が発生していた。
【0072】従って、第3発明の目的とする処は、搬送
用ローラ表面の汚れを防ぎ、転写材の粉体等による汚れ
も防ぐことができる画像形成装置を提供することにあ
る。
【0073】ところで、例えばカラー電子写真装置で
は、電子写真方式により像担持体上に形成した各色のト
ナー像を転写装置により転写材上に転写して転写材上に
カラー画像を得ている。
【0074】典型的な転写装置は、転写材担持体として
の転写ドラムを備えており、転写ドラムは、筒状の両端
枠間に可撓性の転写材担持部材としての転写材担持シー
ト(例えば、ポリエチレンテレフタレートやポリフッ化
ビニリデン樹脂等のフィルム状の誘電体シート)を円筒
状に巻装して構成されている。
【0075】又、転写ドラムの径は、使用する転写材の
内で最大のものの吸着、分離等の工程を確実に行なえ、
且つ、出来るだけ大きくならないように設定される。例
えば、転写材の最大サイズがA3サイズの場合は、直径
約160mmに設定される。
【0076】而して、転写材は転写装置の転写ドラムに
供給され、転写ドラムの周面上の一部に配備したグリッ
パーでその端を機械的に固定、保持される。或いは巻回
に際して例えば担持シート側又は転写材側からコロナ放
電を行なって担持シートと転写材との間に静電的に吸着
力を働かせ、担持シート上に当該転写材を吸着、保持さ
せることが行なわれる(特開昭55−32079号公報
参照)。
【0077】上記転写材の吸着、保持を行なうために、
担持シートの転写材吸着位置の内側(転写材保持面と反
対の面の背面側)に電荷付与手段としてコロナ放電器を
配設し、更に必要に応じて担持シートの外側(転写材保
持面側)にコロナ放電器と対向して転写材に転写する導
電体ローラを配設して、転写材に像担持体上のトナー像
を構成するトナーの摩擦帯電極性と逆極性の電荷が付与
される。
【0078】カラー電子写真複写装置では、上述のよう
にして担持シート上に吸着、保持された転写材上に、像
担持体上に各色のトナー像が形成される度にトナー像を
静電的に転写することを、転写ドラムを複数回回転させ
る多重転写により複数色のトナー像の全てについて行な
って、これにより転写材上に複数色のトナー像を重ね合
わせてカラー画像を得る。
【0079】複数色のトナー像が転写された転写材は、
その後コロナ放電器を用いて転写材と担持シートとの間
に生じている静電的な吸着力(クーロン力)を弱めら
れ、そして、分離部材を転写材と担持シートとの間に入
れることにより、転写材が担持シートから分離される。
【0080】又、このようなカラー電子写真複写装置に
おいては、転写材の在、不在による次の転写時の転写性
の違いを減少せしめるため、更には、画像形成速度を向
上せしめるために、小サイズ紙を複写するときには転写
ドラム表面にグリッパーと静電吸着、或いは静電吸着の
みにて、複数枚の転写材を連続して配置する構成が採ら
れていた。
【0081】このように転写ドラム上に小サイズ紙を複
数枚連続して配置する場合、例えば、A4サイズ紙を横
送りにて直径160mmの転写ドラムに載置する場合、
2枚の転写材間距離は次の式に示される。
【0082】
【数2】 2枚の転写材間距離=(転写ドラム周長−転写材の長さ×2)÷2 =(160π−210×2)÷2 ≒41.33(mm) ところで、通常、電子写真装置では、原稿画像に光を当
て、その反射光を感光体上に結像させて潜像を形成し、
次いでその潜像を現像し、現像像を転写しているため、
毎回、原稿画像に対する露光工程が必要である。カラー
電子写真複写装置においても同様でG(グリーン)、R
(レッド)、B(ブルー)の分解色光を用いて露光す
る。
【0083】而して、前述のように転写ドラム上に短い
距離で、複数枚の転写材が載置されている場合、原稿照
明装置は最初の転写材に対する照明が終了した後、約4
0mmの転写材間距離の間に、ホームポジションまで復
帰し、次の露光を開始する必要がある。
【0084】上記復帰に費やすことが可能な時間は、シ
ステム全体のプロセススピードが160mm/secと
すると、40/160sec、即ち、約0.25秒しか
ない。この0.25秒の間に原稿照明装置が移動した距
離210mmを復帰せねばならないことになる。
【0085】実際には、或る方向に進んでいたものが反
転して再び元の方向に動くためには、それぞれの反転時
に余裕の時間が必要になるので、0.25秒以下の時間
に210mmの長さだけ戻らねばならない。従って、約
1000mm/sec以上の速度で原稿照明装置は移動
する必要がある。このような非常に速い速度で移動する
ような構成の電子写真装置では、移動に伴う振動が原因
で画像に悪影響が出るため、最近では、原稿画像情報を
CCD等のセンサーを用いて読み取り、一旦デジタル信
号に変換してデータ圧縮させて記憶し、この圧縮記憶デ
ータに基づいてレーザ光学系を駆動し、画像形成を行な
うようになってきている。
【0086】ところで、データの圧縮率は通常1/5〜
1/10程度であるため、線画像や単色画像等において
は画像再現性はそれ程問題ないが、高精細なフルカラー
画像においては、画像劣化を免れず、モアレやガサツキ
等の画像欠陥が発生するという問題があった。
【0087】従って、第4発明の目的とする処は、形成
する画像の種類に拘らず、モアレやガサツキの無い良好
な画像を得ることができる画像形成装置を提供すること
にある。
【0088】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく第
1発明は、像担持体と、転写材を担持して回動する転写
材担持体と、前記像担持体上に形成される可視像を転写
材上へ転写する転写手段とを具備する画像形成装置にお
いて、前記転写材担持体はスモールサイズの転写材を複
数枚担持するに十分な大きさを有するとともに、転写材
把持手段及び吸着手段を複数備えることを特徴とする。
【0089】第2発明は、像担持体上に形成された画像
を転写材の表面のみ或いは表面と裏面の両面に形成可能
であり、該画像を定着して永久像を得る画像形成装置に
おいて、両面画像形成時の各面の画像量を、表面のみの
画像形成時の画像量よりも少なくすることを特徴とす
る。
【0090】第3発明は、転写材を搬送するための搬送
用ローラを備える画像形成装置において、前記搬送用ロ
ーラ内に磁石を設けたことを特徴とする。
【0091】第4発明は、原稿画像に対応したデジタル
画像信号、或いはデータ圧縮、伸長処理を施されたデジ
タル画像信号に従って静電潜像を形成し、該静電潜像を
現像手段によって可視トナー像化し、該可視トナー像を
担持する像担持体と、該像担持体に対向して配置され、
転写材のサイズに応じて複数枚の転写材を担持し得る移
動可能な転写材担持体と、像担持体上に担持された可視
トナー像を転写材担持体に担持された転写材に順次重ね
て転写可能な転写手段とを備える画像形成装置におい
て、前記転写材担持体上に複数枚の転写材を担持し、且
つ、デジタル画像信号にデータ圧縮、伸長処理を施して
画像形成する高速モードと、転写材担持体上に1枚の転
写材を担持し、且つ、デジタル画像信号にデータ圧縮、
伸長処理を施さないで画像形成する高画質モードを設け
たことを特徴とする。
【0092】
【作用】第1発明によれば、転写材担持体は把持手段と
吸着手段を共に備えるため、転写材として厚手の紙を使
用することができるとともに、転写材として特にスモー
ルサイズの普通紙を使用する場合には、複数枚の普通紙
を転写材担持体に吸着させることができ、画像形成動作
のスピードアップを図ることができる。
【0093】第2発明によれば、定着後の転写材のカー
ルが抑えられ、両面画像形成に当って画像乱れ、紙詰ま
り等の不具合が解消され、良好な両面画像を形成するこ
とができる。
【0094】第3発明によれば、飛散して搬送用ローラ
表面に付着したトナーやキャリア等は磁石によって拘束
されて滞留するため、搬送用ローラの表面は常に清浄な
状態に保たれ、転写材の汚れの問題が解消される。
【0095】第4発明によれば、形成する画像の種類に
応じて転写手段に小サイズの転写材を複数枚担持させて
画像データを圧縮、伸長して高速画像形成する高速モー
ドと、小サイズの転写材でも1枚しか転写手段に担持さ
せず、画像データを圧縮、伸長しないで出力する高画質
モードを設けたため、形成する画像の種類によらず、モ
アレやガサツキ等の無い良好な画像を得ることができ
る。
【0096】
【実施例】
[第1発明]以下に第1発明の実施例を添付図面に基づ
いて説明する。
【0097】<第1実施例>図1は本発明の第1実施例
に係るフルカラー複写装置の縦断面図である。
【0098】図1において、1は回転式現像装置であ
り、該現像装置1はその回転体中にイエロー現像器1
Y、マゼンタ現像器1M、シアン現像器1C及びブラッ
ク現像器1BKを搭載している。
【0099】又、2は上記現像装置1へ現像剤であるト
ナーを補給するためのトナー補給装置であり、これはイ
エローホッパー2Y、マゼンタホッパー2M、シアンホ
ッパー2C及びはブラックホッパー2BKを有してい
る。
【0100】フルカラーモードの場合、像担持体である
感光ドラム3は図示矢印方向に回転し、該感光ドラム3
上の感光体は帯電器4によって均等に帯電される。
【0101】次に、不図示の原稿のイエロー画像信号に
より変調されたレーザ光Eにより画像露光が行なわれ、
感光ドラム3上に静電潜像が形成される。そして、感光
ドラム3上に形成された静電潜像は、予め現像位置に定
置されたイエロー現像器1Yによってトナー像として顕
像化される。
【0102】一方、転写材カセット20a又は20bよ
り給紙ガイド5a,給紙ローラ6、給紙ガイド5bを経
由して供給される転写材Pは、所定タイミングに同期し
て後述する方式によって転写ドラム9に巻き付けられ
る。
【0103】転写ドラム9は、感光ドラム3と同期して
図示矢印方向に回転しており、イエロー現像器1Yで現
像された前記トナー像は、転写部において転写帯電器1
0によって転写材P上に転写される。転写ドラム9はそ
のまま回転を継続し、次の色(図1においてはマゼンタ
のトナー像)の転写に備える。
【0104】その後、感光ドラム3は、クリーニング部
材12によってクリーニングされ、再び帯電器4によっ
て帯電された後、次のマゼンタ画像信号により前述と同
様に露光を受ける。この間に現像装置1は回転して、マ
ゼンタ現像器1Mが所定の現像位置に定置されており、
該マゼンタ現像器1Mは感光ドラム3上に形成された静
電潜像をトナー像として顕像化する。
【0105】以後、上述と同様の工程をそれぞれシアン
及びブラックに対して行ない、4色分のトナー像の転写
材P上への転写が終了すると、転写材Pは、各帯電器1
3,14により除電された後、分離爪15によって転写
ドラム9から分離されて搬送ベルト16で定着器17に
送られ、定着器17でトナー像の定着を受けて機外に排
出され、ここに一連のフルカラープリント動作が終了
し、フルカラーのプリント画像が形成される。
【0106】ところで、本実施例に係るフルカラー複写
装置においては、不図示の操作部には、ユーザーが状況
に応じてセットするための厚紙対応スイッチ(図示せ
ず)が設けられている。
【0107】而して、これから複写に使用しようとして
いる転写材Pが厚手紙の場合は、ユーザーは前記厚紙対
応スイッチをONし、普通紙の場合は、該厚紙対応スイ
ッチに手を触れないか、或いは既に厚紙対応スイッチが
ONになっているときには再度該スイッチを押すか、初
期化スイッチ(リセットボタン)を押すかして、厚紙対
応スイッチをOFFにする。
【0108】ここで、厚紙対応スイッチがONされた場
合には、転写材Pがスモールサイズ紙(A4横、B5横
等)、ラージサイズ紙(A3縦、A4縦等)に拘らず、
1枚の転写材Pがグリッパー方式によって転写ドラム9
に吸着される。
【0109】即ち、転写材カセット20a又は20bか
ら取り出された厚手紙の転写材Pは、給紙搬送路に沿っ
て転写ドラム9に送られ、これが転写ドラム9のグリッ
パー91(図2参照)に把持される際に下ガイド5bが
不図示の駆動手段により所定位置まで上げられ、該転写
材Pの先端がグリッパー91に把持される。以後、前述
のように各色のトナー像が転写材P上に多種転写され
る。
【0110】その後、転写ドラム9が分離位置まで回動
して来ると、グリッパー91が給紙時よりも大きく開
き、図2に示すように紙先端押し上げ部材94が転写材
Pの先端を押し上げる。すると、押し上げられた転写材
Pと転写ドラム9との間に分離爪15が侵入し、転写材
Pの転写ドラム9からの分離が行なわれる。
【0111】次に、転写材Pが普通紙である場合、つま
り、通常動作時(厚紙対応ボタンが押されなかった場
合)には、転写材Pがスモールサイズ紙であれば2枚の
転写材Pが転写ドラム9に静電吸着され、転写材Pがラ
ージサイズ紙であれば1枚の転写材Pが転写ドラム9に
静電吸着される。
【0112】即ち、転写材カセット20a又は20bか
ら取り出された転写材Pは、給紙搬送路に沿って転写ド
ラム9に送られ、その際、下ガイド5b及び吸着ローラ
8が各々不図示の駆動手段により所定位置まで上げら
れ、ほぼ同時に吸着帯電器7が放電を開始する。その結
果、転写材Pは転写ドラム9の転写シート93に静電気
的に吸着される。図3にスモールサイズの2枚の転写材
Pが転写ドラム9に吸着されたときの状態を模式的に示
す。
【0113】その後、前述のように各色の多種転写が行
なわれ、各転写材P上には4色のトナー像が転写され
る。そして、転写ドラム9が分離位置まで回動して来る
と、図4に示すように分離押し上げコロ95が転写ドラ
ム9の転写シート93を押し上げて転写材Pの先端を浮
かせる。すると、浮いた転写材Pと転写シート93の隙
間に分離爪15が侵入し、これによって転写材Pの紙分
離が行なわれる。
【0114】<第2実施例>図5は本発明の第2実施例
を示す制御ブロック図である。
【0115】本実施例においては、転写材Pが厚手紙か
普通紙かを紙厚検知センサー100によって検知し、そ
の検知結果に基づいてCPU200は第1シーケンスを
用いるか第2シーケンスを用いるかを決定し、その決定
に従って複写動作を行なう。
【0116】尚、上記第1シーケンスは前記第1実施例
において厚紙対応スイッチが押された場合のシーケンス
と同様であり、第2シーケンスは同様に第1実施例にお
いて通常動作のシーケンスと同様である。
【0117】ここで、紙厚検知センサー100について
説明する。
【0118】図6は紙厚検出装置の概略構成図であり、
紙厚検知センサー100は図1に示す給紙ガイド5aの
近傍に設置され、これはレーザ発光部101とCCD受
光部102とで構成されている。
【0119】而して、例えば普通紙P1 がセンサー部に
来た前記レーザ発光部101からのレーザ光の光路はL
1 のようになり、このレーザ光はCCD受光部102に
は図示のA点で到達する。又、厚手紙P2 がセンサー部
に来たとき、レーザ発光部101からのレーザ光の光路
はL2 のようになり、このレーザ光はCCD受光部10
2には図示のB点で到達する。
【0120】従って、CCD受光部102へのレーザ光
の到達位置A又はBを検出すれば、転写材が厚手紙か否
かを判定することができる。
【0121】<第3実施例>図7は本発明の第3実施例
を示す制御ブロック図であり、本実施例においては紙厚
検知センサー100による厚手紙か普通紙かの判別結果
と、ユーザー操作による第1実施例中に示したと同様の
厚紙対応スイッチ300のON/OFF状態の両者によ
って、前記第2実施例における第1シーケンス、第2シ
ーケンスの何れかを選定し、選定されたシーケンスに沿
って複写動作を行なう。
【0122】即ち、厚手紙か普通紙かの判別結果と厚紙
対応スイッチ300のON/OFF状態の少なくとも一
方が厚手紙指定になっていれば、第1シーケンス(即
ち、第1実施例における厚紙対応スイッチが押された場
合のシーケンス)にて複写動作がなされ、双方が普通紙
という指定になっていれば、第2シーケンス(即ち、第
1実施例における通常動作時のシーケンス)にて複写動
作がなされる。
【0123】<第4実施例>以上説明した第1〜第3実
施例は何れも転写ドラムを用いた画像形成装置を例に説
明したが、本発明は以下に示す転写ベルトを用いた画像
形成装置にも適用することができる。
【0124】図8に示す各画像形成ユニットA,B,
C,Dはそれぞれ感光ドラム3a,3b,3c,3dを
有し、その周りには1次帯電器4a,4b,4c,4
d、露光手段8a,8b,8c,8d、現像器1a,1
b,1c,1d、転写帯電器10a,10b,10c,
10d、除電放電器13a,13b,13c,13d及
び14a,14b,14c,14d、クリーナ12a,
12b,12c,12dが配置され、感光ドラム3a〜
3dの下方には無端状の転写ベルト9’が配置されてい
る。
【0125】而して、転写材Pは給紙ローラにより給紙
された後、転写ベルト9’により各画像形成ユニットA
〜Dの転写帯電器10a〜10dが配置された転写部を
通って搬送される。
【0126】図9は転写ベルト9’の構成図である。
【0127】転写ベルト9’には複数個のグリッパー9
1’が配設されており、各々のグリッパー91’の間は
複写最大紙サイズ(この場合はA3)を十分担持できる
領域(長さ)に設定されている。
【0128】動作シーケンスとしては、前記第1〜第3
実施例における転写ドラム9の場合と同様に第1シーケ
ンスと第2シーケンスの2通りを有している。尚、第1
シーケンスは厚手紙対応モード、第2シーケンスは通常
動作時(普通紙対応)モードである。
【0129】複写動作は前記実施例と同様であるためそ
の説明は省略するが、本実施例に特徴的なことを挙げれ
ば、厚手紙対応時はスモールサイズ、ラージサイズに拘
らず、1枚の転写材Pがグリッパー91’に把持され
る。即ち、本実施例では転写ベルト9’上に転写材Pを
3枚まで担持することが可能である。但し、図8に示す
装置では、同時に3枚の転写材Pが担持されることはな
い。
【0130】一方、通常動作時(普通紙対応)のとき
は、スモールサイズの場合は、転写ベルト9’上に転写
材Pを6枚まで担持することが可能である。但し、図8
に示す装置では、6枚の転写材Pを同時に担持すること
はない。
【0131】尚、以上説明した第1〜第4実施例におい
ては、グリッパーと静電吸着という2つの担持方式を共
存させたが、例えば、エア吸引や粘着材による吸着、そ
の他の担持方式を組合わせて使用しても良い。又、静電
吸着方式としてコロナ放電器とアースローラの組合わせ
を用いたが、コロナ放電器の代わりにブラシやローラを
用いても良く、これらの両側にバイアス電圧を印加して
も良い。更に、転写材や転写材担持体をプレ帯電し、転
写材を転写材担持体に吸着させても良い。 [第2発明]以下に第2発明の実施例を添付図面に基づ
いて説明する。
【0132】<第1実施例>本実施例で使用する装置は
図19及び図25に示した装置と同じであるため、その
説明を省略する。
【0133】本実施例は、表面のみコピーをとる場合と
両面コピーをとる場合において、画像量を減少させるた
めに作像コトラストを減らしている。
【0134】片面画像形成時には、 作像コントラスト:300V カブリ取り電位:150V で作像した。
【0135】これに対し、両面画像形成時は表面、裏面
共に、 作像コントラスト:200V カブリ取り電位:150V で作像した。
【0136】上記により、表面画像形成時、画像量とし
ての最大濃度が1.8であったのに対し、両面画像形成
時の最大濃度は1.2となった。
【0137】これにより、両面画像形成時の1面目画像
形成終了後、カールが殆んど無くなり、2面目画像形成
時、従来のような紙詰まり、画像擦れ等の不具合は全く
発生しなくなった。
【0138】又、表面の画像濃度が薄くなったことによ
り、両面画像形成後、裏面からの表面画像裏写りが殆ん
ど無くなり、又、表面での裏面からの裏写りも無くな
り、表面、裏面の双方に良好な画像を形成することが可
能となった。
【0139】<第2実施例>本実施例では、前記第1実
施例に対し、画像量を減少させるため、表面画像形成時
はレーザの発光光量を最大のFFhまで使用し、両面画
像形成時はレーザの発光光量を最大の80%であるCC
hにまで使用し、表面と裏面に画像を形成した。
【0140】これにより、表面画像形成時の最大濃度が
1.8であったのに対し、両面画像形式時の最大濃度は
1.5となった。
【0141】従って、本実施例においても、前記第1実
施例と同様の効果を得ることができた。
【0142】<第3実施例>従来例に対し、表面のみの
画像形成時の転写電流を、 1色目:200μA 2色目:250μA 3色目:300μA 4色目:350μA として画像形成した。
【0143】上記に対し、両面画像形成時の転写電流を
表面画像形成時、 1色目:100μA 2色目:150μA 3色目:200μA 4色目:250μA とし、裏面画像形成時、 1色目:150μA 2色目:200μA 3色目:250μA 4色目:300μA と低くして両面画像を形成した。
【0144】これにより、表面のみ画像形成時の最大画
像濃度が1.8であったのに対し、両面画像形成時の最
大画像濃度が1.6となった。
【0145】以上によっても第1実施例と同様の効果を
得ることができた。
【0146】尚、以上においては、画像量を画像濃度で
表わしが、画像濃度はトナーの軟化点、定着濃度、定着
装置の離型剤塗布量、転写材の平滑性等により変化し得
る量である。
【0147】しかし、画像濃度は、一般にマクベス(商
品名)画像濃度計により簡便に測定できる点で定量化の
一手法として好ましい。
【0148】或いは、画像量を転写材上のトナー量で評
価しても良い。例えば、第1実施例においては、表面の
みの画像形成においてはフルカラーベタ画像形成時のト
ナー量は80mg/cm2 であったのに対し、両面画像
形成時のトナー量は60mg/cm2 となる。このよう
に、画像量を規定して、表面のみ画像形成時と両面画像
形成時の画像量を減少させることは更に好ましい。
【0149】ところで、従来例において、一面目のカー
ル量減少のために一面目の画像量を減らす発明が開示さ
れているが、本発明は両面共に画像量を減少させる点で
大きく異なる。又、一面のみ画像量を減少させること
は、見掛け上の表裏の画像感に違和感が生じる欠点があ
るが、本発明のように両面共に画像量を減少させること
により表、裏面に違和感のない良好な画像を形成するこ
とがが可能となった。
【0150】尚、以上の実施例では、主にフルカラー画
像形成において説明したが、一般的な白黒画像形成にお
いても本発明を適用し得ることは勿論である。但し、ベ
タ画像比率の多くなるフルカラー画像形成において、特
にカールという問題が発生し易く、本発明は特に有効で
ある。
【0151】又、画像量の変更においては、転写電流、
コントラスト、発光光量を或る一例で示したが、斯かる
絶対値は問題ではなく、各装置に準拠した値として良
い。
【0152】更に、他に現像バイアス周波数や振幅を表
面のみの画像形成の場合と両面画像形成時に変え、各値
を両面形成時に下げて画像量を減少させても良い。 [第3発明]以下に第3発明の実施例を添付図面に基づ
いて説明する。
【0153】<第1実施例>本実施例においては、図1
1に示すフルカラー電子写真複写装置において、図10
に示すように、搬送用ローラ24内に磁石24−3を配
設している。
【0154】図10において、24は搬送用ローラ、2
4−1は搬送用ローラ24を構成している外側のスリー
ブであって、該スリーブ24−1は厚さ0.5mm、直
径20mmのパイプで構成されている。
【0155】又、24−2は中心軸、24−3は磁石で
あり、磁石24−3においては図示のように中心側にS
極、外周側にN極が配置され、磁力は1000G程度着
磁されている。
【0156】そして、搬送ローラ24においては、前記
スリーブ24−1が接地されている。
【0157】而して、搬送用ローラ24においては、外
周のスリーブ24−1が転写ドラム30と同等の速度で
不図示の駆動装置によって回転駆動せしめられ、磁石2
4−3は内部に固定配置となっている。
【0158】斯かる搬送用ローラ24を使用することに
より、使用初期は該搬送用ローラ24の表面がきれいな
状態であっても、使用するに従って搬送用ローラ24の
表面には次第にトナーが飛散、付着する。そして、この
とき、現像剤成分のキャリアも微量ながら付着する。こ
れは、現像装置27よりの飛散と共に、転写ドラム30
に保持された転写材上のトナー中に僅かに存在するキャ
リアが転写材より脱落して付着するためである。
【0159】以上により、搬送ローラ24上にキャリア
が付着し、該キャリアはスリーブ24−1の回転により
磁石24−3へ搬送され、磁石24−3の磁力により拘
束される(図10には拘束されたキャリアを24−4に
て示す)。
【0160】斯かる拘束されたキャリア24−4によ
り、スリーブ24−1上に付着したトナーはスリーブ2
4−1上を周回しないでキャリア24−4中にトラップ
される。即ち、飛散して来てスリーブ24−1上に付着
したトナー及びキャリアは自ずから磁石24−3により
拘束されて滞留するため、搬送ローラ24上の表面は常
に清浄な状態が保持される。
【0161】以上により転写材上に余分な汚れを付着さ
せることもなくなった。又、搬送ローラ24上に順次付
着していくキャリアとトナーは磁石24−3で拘束され
て付着しているため、定期的に除去する必要があるもの
の、熱融着等していないため、簡単に清掃可能である。
【0162】<第2実施例>本実施例においては、第1
実施例に対し搬送ローラ24上に前もってキャリアを付
着させておく、即ち、磁石24−3に対向するスリーブ
24−1上にキャリアのみを付着させておくものであ
る。
【0163】このようにすることにより、使用初期に少
量のトナーが飛散して付着しても、瞬時に事前に拘束さ
せておいたキャリアによりトナーが回収され、搬送ロー
ラ24の表面を常にきれいな状態にし続けることが可能
となる。
【0164】<第3実施例>本実施例は、レジストロー
ラ28に本発明を適用したものである。
【0165】レジストローラ28も現像装置27からの
飛散及び転写ドラム30からの飛散でトナー及びキャリ
アが付着するものの、前記実施例と同じく、レジストロ
ーラ28が常に清浄な状態に保たれ、用紙汚れ等の不具
合が解消された。
【0166】尚、以上の実施例では、搬送ローラ24内
に1個の磁石24−3を有する例を示したが、磁石は複
数個配置しても良い。しかし、スリーブ24−1の用紙
と接する側には磁石は配置しない。又、磁石24−3は
棒状のものとしたが、スリーブ24−1内に円筒状磁石
を入れ、1箇所又は複数箇所のみ着磁しても良い。更
に、磁石の極性、磁力に関しても、効果のある範囲内に
おいて、本実施例のみに限定されるものではない。 [第4発明]以下に第4発明の実施例を添付図面に基つ
いて説明する。
【0167】<第1実施例>本発明の第1実施例に係る
画像形成装置について説明する。
【0168】図12は第1実施例に係る画像形成装置で
あるカラー電子写真装置の断面図であり、該カラー電子
写真装置においては、図示矢印方向に回転駆動される像
担持体である感光ドラム3は一次帯電器4により均一に
帯電され、該感光ドラム3上には例えばレーザビーム露
光装置等から成る露光手段にて画像情報に応じた光像L
が照射されて静電潜像が形成される。そして、感光ドラ
ム3上に形成された静電潜像は、移動式現像装置1にて
トナー像として可視化される。
【0169】ところで、上記移動式現像装置1は、マゼ
ンタ色現像剤、シアン色現像剤、イエロー色現像剤、ブ
ラック色現像剤の4色の現像剤を各別に収納する4個の
現像器1M,1C,1Y,1BKと、これら4個の現像
器1M,1C,1Y,1BKを保持し、且つ、水平方向
に移動し得るガイド(図示せず)とで構成されている。
そして、この移動式現像装置1は、所望の現像器1M
(1C,1Y,1BK)を感光ドラム3の外周面と対向
する現像位置に搬送し、感光ドラム3上の静電潜像の現
像を行なう。
【0170】而して、感光ドラム3上の前記トナー像
は、転写装置30に転写部で転写用帯電器15の作用に
よって予め吸着用帯電器51及び導電コロ52の作用に
て転写ドラム30D上に吸着保持された転写材Pに転写
される。
【0171】転写ドラム30Dに吸着、保持された転写
材P上に、感光ドラム3上に各色のトナー像が形成され
る度に、トナー像を静電的に転写することを、転写ドラ
ム30Dを複数回回転させる多重転写により複数色のト
ナー像の全てについて行なって、これにより転写材P上
に複数色のトナー像を重ね合わせた後、分離部にて転写
材Pを一対の除電帯電器16,17及び分離帯電器5
4、更に分離コロ53の作用により転写ドラム30Dよ
り分離し、該転写材Pを定着装置26に搬送してこれに
転写されたトナー像を熱定着することによりカラー画像
を得た。
【0172】一方、感光ドラム3は、表面の残留トナー
をクリーニング装置12で清掃された後、再度カラー画
像プロセスに供せられる。
【0173】更に、本画像形成装置においては、操作部
に高画質モードと高速モードの切り換えスイッチが設け
られている。
【0174】各々のモードに対し、転写材Pを連続的に
供給して画像形成を行なう場合の本画像形成装置内の処
理の流れを図13のフローチャートを参照しながら以下
に説明する。
【0175】先ず、高速モードが選択された場合は、給
紙用カセットの転写材サイズ判別手段を用いる等の方法
により、転写材Pの進行方向の長さを確定する。進行方
向の長さにより転写ドラム30D上に転写材Pを複数枚
担持可能か計算する。
【0176】例えば、A4サイズ紙を横送りする場合で
あれば、進行方向長さは210mmであるため、直径1
60mmの転写ドラム30D上に2枚担持するよう装置
本体は制御されるとともに、原稿像を読み取り、原稿像
に対応する画像データを圧縮し、装置本体のメモリ部に
圧縮された画像データを一旦取り込む。そして、メモリ
部より画像データを各色の画像形成毎に取り出して画像
形成を行なう。複数枚担持不可能な場合は次に述べる高
画質モードと同様のフローで画像形成を行なう。
【0177】一方、高画質モードが選択された場合は、
転写材Pの進行方向長さによらず、転写ドラム30D上
に転写材Pを1枚だけ担持するよう装置本体を制御す
る。そして、原稿画像を読み取ると、その画像データを
用いてそのまま画像形成を行なう。各色毎に原稿画像の
読み取りを繰り返し、カラー画像を形成する。
【0178】以上のような構成とすることで、転写ドラ
ム30D上に複数枚担持可能な小サイズ紙の連続的な画
像形成を行なう時に、装置使用者の判断により、原稿像
が高精細フルカラー画像で、より高い画像性を要求する
場合には、高画質モードを選択することにより若干複写
速度は低下するが、画像データの圧縮、伸長を行なうこ
となく画像形成できるため、モアレやガサツキ等の無い
高品位な画像形成が可能となった。
【0179】<第2実施例>図14は本発明の第2実施
例に係る画像形成装置内の処理フローを示す図である。
【0180】本実施例においては、画像形成装置内の画
像信号処理部において、先ず、これから形成される画像
は多重転写を行なうか否か、即ち、マゼンタ色、シアン
色、イエロー色、ブラック色それぞれ1色だけ形成する
単色画像形成か否かの判断を行なう。
【0181】そして、マゼンタ色、シアン色、イエロー
色、ブラック色の何れか2色以上の画像形成である場
合、即ち、多重転写を行なうと判断されれば、前記第1
実施例にて説明した高画質モードで画像形成が行なわ
れ、単色画像形成で、且つ、転写ドラム上に転写材を複
数枚吸着可能であれば、高速モードで画像形成が行なわ
れるよう構成した。
【0182】このような構成とすることで、画像データ
を圧縮、伸長処理すると、画像性の劣化が激しい2色重
ね以上のカラー画像に対しては、自動的に高画質モード
を選択することで、前記第1実施例と同様の効果がより
簡便に得られるようになった。
【0183】尚、本実施例においては、自動的に高画質
モードと高速モードを切り換える構成としが、第1実施
例に示した装置使用者の判断でモード切り換え可能な切
り換えスイッチと組み合わせた構成とすると更に好まし
い。
【0184】<第3実施例>図15は本発明の第3実施
例に係る画像形成装置内の処理フローを示す図である。
【0185】本実施例においては、画像形成装置内の画
像信号処理部において、先ず、これから形成される画像
は文字画像或いはライン画像か否かの判断を行なう。
【0186】そして、文字或いはライン画像でないと判
断されれば、前記第1実施例にて説明した高画質モード
で画像形成が行なわれ、文字或いはライン画像で、且
つ、転写ドラム上に転写材を複数枚吸着可能であれば、
高速モードで画像形成が行なわれるよう構成した。
【0187】このような構成とすることで、画像データ
を圧縮・伸長処理すると、画像性の劣化が激しい文字或
いはライン画像以外のカラー画像に対しては、自動的に
高画質モードを選択することで、第1実施例と同様の効
果がより簡便に得られるようになった。
【0188】尚、本実施例においては、自動的に高画質
モードと高速モードを切り換える構成としたが、第1実
施例に示した装置使用者の判断でモード切り換え可能な
切り換えスイッチと組み合わせた構成や、第2実施例に
示した2色重ね以上のカラー画像形成を行なうかどうか
の判断で自動的にモードを切り換える構成との組み合わ
せ、或いはこれら両者との組み合わせとした構成にする
と、更に好ましい結果が得られることは言うまでもな
い。
【0189】
【発明の効果】以上の説明で明らかな如く、第1発明に
よれば、転写材担持体は把持手段と吸着手段を共に備え
るため、転写材として厚手の紙を使用することができる
とともに、転写材として特にスモールサイズの普通紙を
使用する場合には、複数枚の普通紙を転写材担持体に吸
着させることができ、画像形成動作のスピードアップを
図ることができる。
【0190】第2発明によれば、定着後の転写材のカー
ルが抑えられ、両面画像形成に当って画像乱れ、紙詰ま
り等の不具合が解消され、良好な両面画像を形成するこ
とができる。
【0191】第3発明によれば、飛散して搬送用ローラ
表面に付着したトナーやキャリア等は磁石によって拘束
されて滞留するため、搬送用ローラの表面は常に正常な
状態に保たれ、転写材の汚れの問題が解消される。
【0192】第4発明によれば、形成する画像のり種類
に応じて転写手段に小サイズの転写材を複数枚担持させ
て画像データを圧縮、伸長して高速画像を形成する高速
モードと、小サイズの転写材でも1枚しか転写手段に担
持させず、画像データを圧縮、伸長しないで出力する高
画質モードを設けたため、形成する画像の種類によら
ず、モアレやガサツキの無い良好な画像を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の第1実施例に係る画像形成装置(フ
ルカラー複写機)の縦断面図である。
【図2】第1発明の第1実施例に係る画像形成装置にお
けるグリッパー方式の転写ドラムからの記録材分離の様
子を示す図である。
【図3】第1発明の第1実施例に係る画像形成装置にお
ける静電吸着方式の転写ドラムにスモールサイズの記録
材が2枚担持されている様子を示す断面図である。
【図4】第1発明の第1実施例に係る画像形成装置にお
ける静電吸着方式の転写ドラムからの記録材分離の様子
を示す図である。
【図5】第1発明の第2実施例を示す制御ブロック図で
ある。
【図6】第1発明の第2実施例に用いられる厚紙検知セ
ンサーの概略構成図である。
【図7】第1発明の第3実施例を示す制御ブロック図で
ある。
【図8】第1発明の第4実施例に係るカラー画像形成装
置の縦断面図である。
【図9】第1発明の第4実施例に係るカラー画像形成装
置に用いられる転写ベルトの斜視図である。
【図10】第3発明に係る搬送用ローラの構成図であ
る。
【図11】第3発明に係る画像形成装置の概略構成図で
ある。
【図12】第4発明に係る画像形成装置要部の概略構成
図である。
【図13】第4発明の第1実施例に係る画像形成装置内
での処理フローを示すフローチャートである。
【図14】第4発明の第2実施例に係る画像形成装置内
での処理フローを示すフローチャートである。
【図15】第4発明の第3実施例に係る画像形成装置内
での処理フローを示すフローチャートである。
【図16】グリッパー方式を採る転写ドラムの破断斜視
図である。
【図17】静電吸着方式を採る転写ドラムの破断斜視図
である。
【図18】静電吸着方式を採る転写ドラムの断面図であ
る。
【図19】従来の画像形成装置の概略構成図である。
【図20】転写分離装置の斜視図である。
【図21】転写ドラム枠体の斜視図である。
【図22】転写分離装置の連結部と転写シートとの接続
部の斜視図である。
【図23】転写材分離の作用説明図である。
【図24】定着装置の概略構成図である。
【図25】画像形成装置の概略構成図である。
【図26】トナーの軟化特性図である。
【図27】転写材のカールの様子を示す図である。
【符号の説明】
3 感光ドラム(像担持体) 9 転写ドラム(記録材担持体) 9’ 転写ベルト(記録材担持体) 10 転写帯電器(転写手段) 24 搬送用ローラ 24−3 磁石 51 吸着用コロナ帯電器 52 導電ローラ 91,91’ グリッパー(転写材把持手段) 93 転写シート(転写材吸着手段) 100 厚紙検知センサー(厚紙検出装置) P 転写材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/01 114 Z (72)発明者 竹腰 信彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 校條 健 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 浪 泰夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 笹沼 信篤 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 渥美 哲也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 尾形 隆雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、転写材を担持して回動する
    転写材担持体と、前記像担持体上に形成される可視像を
    転写材上へ転写する転写手段とを具備する画像形成装置
    において、前記転写材担持体はスモールサイズの転写材
    を複数枚担持するに十分な大きさを有するとともに、転
    写材把持手段及び吸着手段を複数備えることを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 転写材の種類に応じて前記転写材把持手
    段又は吸着手段を切り換えて使用することを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 転写材として厚手紙を用いる際には、前
    記転写材担持体に設けられたクランパー式の把持手段に
    より厚手紙先端のみ把持し、それ以外の転写材を用いる
    際には、静電吸着手段によって転写材を転写材担持体へ
    吸着させることを特徴とする請求項2記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記静電吸着手段は一対のコロナ放電
    器、或いはコロナ放電器とこれとは転写材及び転写材担
    持体を狭んで反対側に配設される接地された導電性部材
    とから構成されることを特徴とする請求項3記載の画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 紙厚検出装置を設け、該検出装置からの
    検出結果に基づいて転写材が厚手紙かそれ以外の転写材
    かを判定し、前記転写材把持手段又は吸着手段を切り換
    えて使用することを特徴とする請求項2記載の画像形成
    装置。
  6. 【請求項6】 像担持体上に形成された画像を転写材の
    表面のみ或いは表面と裏面の両面に形成可能であり、該
    画像を定着して永久像を得る画像形成装置において、両
    面画像形成時の各面の画像量を、表面のみの画像形成時
    の画像量よりも少なくすることを特徴とする画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 転写材を搬送するための搬送用ローラを
    備える画像形成装置において、前記搬送用ローラ内に磁
    石を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 原稿画像に対応したデジタル画像信号、
    或いはデータ圧縮、伸長処理を施されたデジタル画像信
    号に従って静電潜像を形成し、該静電潜像を現像手段に
    よって可視トナー像化し、該可視トナー像を担持する像
    担持体と、該像担持体に対向して配置され、転写材のサ
    イズに応じて複数枚の転写材を担持し得る移動可能な転
    写材担持体と、像担持体上に担持された可視トナー像を
    転写材担持体に担持された転写材に順次重ねて転写可能
    な転写手段とを備える画像形成装置において、前記転写
    材担持体上に複数枚の転写材を担持し、且つ、デジタル
    画像信号にデータ圧縮、伸長処理を施して画像形成する
    高速モードと、転写材担持体上に1枚の転写材を担持
    し、且つ、デジタル画像信号にデータ圧縮、伸長処理を
    施さないで画像形成する高画質モードを設けたことを特
    徴とする画像形成装置。
JP5014602A 1993-02-01 1993-02-01 画像形成装置 Pending JPH06230687A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003098769A (ja) * 2001-09-20 2003-04-04 Canon Inc 画像形成装置および画像形成方法
US7515861B2 (en) 2005-09-13 2009-04-07 Canon Kabushiki Kaisha Image heating apparatus controlling relative positions of fixing belt and recording material
JP2009104116A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Toshiba Corp 画像形成装置及び画像形成装置における紙種識別方法
JP2012002998A (ja) * 2010-06-16 2012-01-05 Canon Inc 画像形成装置
US8145108B2 (en) 2010-02-10 2012-03-27 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus

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