JPH06231809A - 金属空気電池 - Google Patents
金属空気電池Info
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- JPH06231809A JPH06231809A JP3413993A JP3413993A JPH06231809A JP H06231809 A JPH06231809 A JP H06231809A JP 3413993 A JP3413993 A JP 3413993A JP 3413993 A JP3413993 A JP 3413993A JP H06231809 A JPH06231809 A JP H06231809A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluorosilicone
- air
- air battery
- metal
- component
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Abstract
(57)【要約】
【目的】空気中の水蒸気及び炭酸ガスの侵入を防ぎ、酸
素ガスのみを選択的に電池内に取り入れることにより、
長期にわたって高性能を有する金属空気電池を提供す
る。 【構成】空気電極における撥水層がフルオロシリコーン
からなる。
素ガスのみを選択的に電池内に取り入れることにより、
長期にわたって高性能を有する金属空気電池を提供す
る。 【構成】空気電極における撥水層がフルオロシリコーン
からなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気中の酸素を酸化剤と
して使用する金属空気電池に関する。
して使用する金属空気電池に関する。
【0002】
【従来の技術】金属空気電池は、アノードに亜鉛、アル
ミニウム、鉄等の金属を用い、正極活物質として空気中
の酸素を使用しているため理論上非常に高いエネルギー
密度が得られる。このような金属空気電池の代表的な構
造は、図1に示すように空気室1、3層からなる空気極
(2、3、4)、電解液が充填された電解室5及びアノ
ード6からなっている。空気極は、電解液が外部に漏れ
るのを防ぎ、触媒層に空気を通過させる撥水層2、集電
体と強度保持を目的とするNi等の金属メッシュ層3、
触媒を含んだ触媒層4の3層から構成される。
ミニウム、鉄等の金属を用い、正極活物質として空気中
の酸素を使用しているため理論上非常に高いエネルギー
密度が得られる。このような金属空気電池の代表的な構
造は、図1に示すように空気室1、3層からなる空気極
(2、3、4)、電解液が充填された電解室5及びアノ
ード6からなっている。空気極は、電解液が外部に漏れ
るのを防ぎ、触媒層に空気を通過させる撥水層2、集電
体と強度保持を目的とするNi等の金属メッシュ層3、
触媒を含んだ触媒層4の3層から構成される。
【0003】この空気極においては、内部の電解液の蒸
気圧に応じて水蒸気の出入りがあり、電池内電解液の濃
度変化、体積変化が起こり、これが電池諸特性に影響を
与えていた。すなわち、電解液の相対湿度が47〜59
%より高いと、外部の湿気を取り込み電解液濃度の低下
と体積膨張とが起こり、放電性能の低下、電解液の漏液
を生じていた。一方、相対湿度が前記以下の場合には電
解液の蒸発が起こり、内部抵抗の増大や放電性能の低下
をもたらしていた。したがって、環境雰囲気によって著
しい影響を受け易いため長期間保存後の特性に問題があ
った。さらに炭酸ガスの電池内への侵入により生成した
炭酸塩が酸素の放電反応を阻害し、性能が低下するとい
う問題があった。
気圧に応じて水蒸気の出入りがあり、電池内電解液の濃
度変化、体積変化が起こり、これが電池諸特性に影響を
与えていた。すなわち、電解液の相対湿度が47〜59
%より高いと、外部の湿気を取り込み電解液濃度の低下
と体積膨張とが起こり、放電性能の低下、電解液の漏液
を生じていた。一方、相対湿度が前記以下の場合には電
解液の蒸発が起こり、内部抵抗の増大や放電性能の低下
をもたらしていた。したがって、環境雰囲気によって著
しい影響を受け易いため長期間保存後の特性に問題があ
った。さらに炭酸ガスの電池内への侵入により生成した
炭酸塩が酸素の放電反応を阻害し、性能が低下するとい
う問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は空気中の酸素
ガスを十分な速度で選択的に電池に取り入れ、空気中の
水蒸気及び炭酸ガスの電池への侵入を長期にわたり防止
することにより、長期使用における性能を改善した金属
空気電池を目的とする。
ガスを十分な速度で選択的に電池に取り入れ、空気中の
水蒸気及び炭酸ガスの電池への侵入を長期にわたり防止
することにより、長期使用における性能を改善した金属
空気電池を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、空気電極にお
ける撥水層がフルオロシリコーン(オルガノポリシロキ
サン)からなることを特徴とする金属空気電池を提供す
る。
ける撥水層がフルオロシリコーン(オルガノポリシロキ
サン)からなることを特徴とする金属空気電池を提供す
る。
【0006】本発明で使用されるフルオロシリコーンと
しては、分子量として好ましくは103 〜107 、特に
は104 〜105 の、フッ素原子を有するシリコーンを
使用することができ、構造上特に限定を受けるものでは
ないが、特性上、架橋したフルオロシリコーンを使用す
ることが望ましい。
しては、分子量として好ましくは103 〜107 、特に
は104 〜105 の、フッ素原子を有するシリコーンを
使用することができ、構造上特に限定を受けるものでは
ないが、特性上、架橋したフルオロシリコーンを使用す
ることが望ましい。
【0007】架橋したフルオロシリコーンとしてはシラ
ノール基を有するフルオロシリコーン重合体を3官能以
上の加水分解性の基を有する架橋剤を用いて架橋したも
の、(メタ)アクリレート基を有するフルオロシリコー
ン重合体を紫外線により架橋したもの、ビニル基を有す
るフルオロシリコーンを好ましくは触媒量の遷移金属化
合物存在に、珪素−水素結合を有するシリコーンで架橋
したもの等が例示される。このうちビニル基を有するフ
ルオロシリコーン重合体を珪素−水素原子結合を有する
シリコーンで架橋したものは架橋中に副生物が発生せ
ず、膜にした場合ピンホールができにくい等の利点を有
する他、大面積の膜を容易に製造できることから特に好
ましい。
ノール基を有するフルオロシリコーン重合体を3官能以
上の加水分解性の基を有する架橋剤を用いて架橋したも
の、(メタ)アクリレート基を有するフルオロシリコー
ン重合体を紫外線により架橋したもの、ビニル基を有す
るフルオロシリコーンを好ましくは触媒量の遷移金属化
合物存在に、珪素−水素結合を有するシリコーンで架橋
したもの等が例示される。このうちビニル基を有するフ
ルオロシリコーン重合体を珪素−水素原子結合を有する
シリコーンで架橋したものは架橋中に副生物が発生せ
ず、膜にした場合ピンホールができにくい等の利点を有
する他、大面積の膜を容易に製造できることから特に好
ましい。
【0008】上記したビニル基を有するフルオロシリコ
ーン(成分A)の代表例は、次の化3で表わされる。
ーン(成分A)の代表例は、次の化3で表わされる。
【0009】
【化3】 上記において、Rf は、含フッ素アルキル基又は1価の
含フッ素ポリエーテル基、R1 〜R8 は炭素数1〜8の
1価の有機基(そのうちの少なくとも1個はビニル基を
有する)であり、互いに同一又は異なる基である。p,
q,rは、p≧1、q≧0、r≧0を満足する整数であ
り、好ましくはpは1〜500、qは0〜1000、r
は0〜5である。上記化1のフルオロシリコーン(成分
A)の具体例は 以下の化4のものが例示される。
含フッ素ポリエーテル基、R1 〜R8 は炭素数1〜8の
1価の有機基(そのうちの少なくとも1個はビニル基を
有する)であり、互いに同一又は異なる基である。p,
q,rは、p≧1、q≧0、r≧0を満足する整数であ
り、好ましくはpは1〜500、qは0〜1000、r
は0〜5である。上記化1のフルオロシリコーン(成分
A)の具体例は 以下の化4のものが例示される。
【0010】
【化4】
【0011】上記含フッ素アルキル基としてはCn F
2n+1CH2 CH2 −(nは1〜18の整数) 、(CF
3 )2 CFCn F2nCH2 CH2 −(nは上記と同じ)
、HCnF2nCH2 CH2 −(nは上記と同じ) が例示
され、含フッ素ポリエーテル基としては−CH2 CH2
CF(CF3 )[OCF2 CF(CF3 )]m F(mは
0〜10の整数)、−CH2 CH2 CH2 OCH2 CF
(CF3 )[OCF2 CF(CF3 )]m F(mは上記
と同じ)、F(CF2 CF2 CF2 O)l CF2 CF2
CH2 CH2 CH2 −(lは1〜11の整数)等が例示
される。
2n+1CH2 CH2 −(nは1〜18の整数) 、(CF
3 )2 CFCn F2nCH2 CH2 −(nは上記と同じ)
、HCnF2nCH2 CH2 −(nは上記と同じ) が例示
され、含フッ素ポリエーテル基としては−CH2 CH2
CF(CF3 )[OCF2 CF(CF3 )]m F(mは
0〜10の整数)、−CH2 CH2 CH2 OCH2 CF
(CF3 )[OCF2 CF(CF3 )]m F(mは上記
と同じ)、F(CF2 CF2 CF2 O)l CF2 CF2
CH2 CH2 CH2 −(lは1〜11の整数)等が例示
される。
【0012】上記ビニル基を有するフルオロシリコーン
(成分A)の架橋には、上記のように1分子中に平均2
個以上の珪素−水素原子を有するシリコーン(成分B)
が使用される、かかるシリコーン(成分B)は、成分A
のビニル基との間にハイドロシリレーションと呼ばれる
反応を起こし、架橋が生じ架橋剤たるシリコーン(成分
B)は、特に限定されるものでないが相溶性を確実にす
るために、フッ素を含有することが望ましい。架橋剤シ
リコーンは架橋させるに十分な量を使用すればよく、通
常は架橋のビニル基1個に対して珪素−水素原子結合好
ましくは0.5〜2.0個になるように使用される。上
記架橋剤たるシリコーン(成分B)の代表例は以下の化
5で示される。
(成分A)の架橋には、上記のように1分子中に平均2
個以上の珪素−水素原子を有するシリコーン(成分B)
が使用される、かかるシリコーン(成分B)は、成分A
のビニル基との間にハイドロシリレーションと呼ばれる
反応を起こし、架橋が生じ架橋剤たるシリコーン(成分
B)は、特に限定されるものでないが相溶性を確実にす
るために、フッ素を含有することが望ましい。架橋剤シ
リコーンは架橋させるに十分な量を使用すればよく、通
常は架橋のビニル基1個に対して珪素−水素原子結合好
ましくは0.5〜2.0個になるように使用される。上
記架橋剤たるシリコーン(成分B)の代表例は以下の化
5で示される。
【0013】
【化5】 化5においてRf は含フッ素アルキル基、または1価の
含フッ素ポリエーテル基であり、その具体例は上記成分
Aの場合と同じである。p´,q´,r´はp´≧0、
q´≧0、r´≧1を満足する整数であり、p´は0〜
100、q´は0〜150、r´は1〜50である。
含フッ素ポリエーテル基であり、その具体例は上記成分
Aの場合と同じである。p´,q´,r´はp´≧0、
q´≧0、r´≧1を満足する整数であり、p´は0〜
100、q´は0〜150、r´は1〜50である。
【0014】成分Aのビニル基と、成分Bの珪素−水素
原子の架橋反応を促進するために好ましくは遷位金属触
媒が使用される。繊維金属触媒としては、ヘキサクロロ
白金酸などの白金化合物、あるいはこれらの化合物と比
較的低分子量のビニル基含有オルガノシロキサンとの錯
体をが用いるのが好ましい。触媒使用量は架橋を促進す
るに十分な量を使用すればよいが、上記反応系に通常は
1〜100ppmの範囲で用いられる。
原子の架橋反応を促進するために好ましくは遷位金属触
媒が使用される。繊維金属触媒としては、ヘキサクロロ
白金酸などの白金化合物、あるいはこれらの化合物と比
較的低分子量のビニル基含有オルガノシロキサンとの錯
体をが用いるのが好ましい。触媒使用量は架橋を促進す
るに十分な量を使用すればよいが、上記反応系に通常は
1〜100ppmの範囲で用いられる。
【0015】その他の成分として高分子均質層の機械強
度を向上させるために、SiO 0.5単位、SiO単
位、SiO 1.5単位、SiO2 単位からなるレジン
成分を添加してもよい。この成分もAの相溶性を確実に
するためにフッ素を含有することが望ましい。また、こ
の成分は成分A、Bと共架橋させると、特に機械強度の
向上がはかれるので、CH2 =CH−Si基やHSi基
を含むことが望ましい。使用量は特に限定される物でな
いが、成分Aに対して5〜40重量部が好適な量として
用いられる。
度を向上させるために、SiO 0.5単位、SiO単
位、SiO 1.5単位、SiO2 単位からなるレジン
成分を添加してもよい。この成分もAの相溶性を確実に
するためにフッ素を含有することが望ましい。また、こ
の成分は成分A、Bと共架橋させると、特に機械強度の
向上がはかれるので、CH2 =CH−Si基やHSi基
を含むことが望ましい。使用量は特に限定される物でな
いが、成分Aに対して5〜40重量部が好適な量として
用いられる。
【0016】さらに、上記成分を混合してから高温で架
橋されるまでの間、室温における硬化の進行を抑制する
目的で、3−メチル−1−ブチン−3−オール等のアセ
チレン基を有する化合物をポットライフ向上剤として加
えてもよい。また、これらの組成物の室温における粘度
を、10,000センチポイズ以下とすると無溶媒で製
膜することが可能となり、コストや環境上の観点から利
点がある。
橋されるまでの間、室温における硬化の進行を抑制する
目的で、3−メチル−1−ブチン−3−オール等のアセ
チレン基を有する化合物をポットライフ向上剤として加
えてもよい。また、これらの組成物の室温における粘度
を、10,000センチポイズ以下とすると無溶媒で製
膜することが可能となり、コストや環境上の観点から利
点がある。
【0017】作製された膜は単独で使用してもよいし、
これを支持、補強する役割を果たす多孔質樹脂フィルム
の上に積層して使用してもよい。多孔質樹脂フィルムと
しては、ポリテトラフルオロエチレン、ポリスルホン、
ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレ
フィン、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、シリ
コーン、ポリカーボネートなどが例示される。
これを支持、補強する役割を果たす多孔質樹脂フィルム
の上に積層して使用してもよい。多孔質樹脂フィルムと
しては、ポリテトラフルオロエチレン、ポリスルホン、
ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレ
フィン、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、シリ
コーン、ポリカーボネートなどが例示される。
【0018】上記フルオロシリコーンからなる撥水層
は、好ましくは10-3〜102 μm特には0.1〜10
μmからなる膜状物から構成される。かかる撥水層を使
用して空気電極を作製する方法及び空気電極を使用して
金属空気電池を作製する方法は、既知の手段、例えば特
開平4−188575号公報、特開平4−188576
号公報などが採用される。
は、好ましくは10-3〜102 μm特には0.1〜10
μmからなる膜状物から構成される。かかる撥水層を使
用して空気電極を作製する方法及び空気電極を使用して
金属空気電池を作製する方法は、既知の手段、例えば特
開平4−188575号公報、特開平4−188576
号公報などが採用される。
【0019】
【実施例】 合成例1(成分Aの合成) 充分に窒素置換された、撹拌器、温度計を備えた200
ccの4つ口フラスコに、[C8 F17C2 H4 (CH
3 )SiO][(CH3 )2 SiO]2 を120g
(0.18mol)、(CH2 =CH)(CH3 )2 S
iOSi(CH3 )2(CH=CH2 )を0.512g
(2.75mmol)を入れた。内温を50℃に保持し
た後、CF3 SO3 H60mgを導入した。4時間後に
モノマーの消失を確認し、NaHCO3 0.7gを入れ
反応を停止した。濾過によりNaHCO3 を除去した
後、180℃/3mmHgで低沸物を除去した。得られ
た生成物はNMR,IRにより下式6で示される構造で
あることが確認され、粘度は2500センチポイズであ
った。
ccの4つ口フラスコに、[C8 F17C2 H4 (CH
3 )SiO][(CH3 )2 SiO]2 を120g
(0.18mol)、(CH2 =CH)(CH3 )2 S
iOSi(CH3 )2(CH=CH2 )を0.512g
(2.75mmol)を入れた。内温を50℃に保持し
た後、CF3 SO3 H60mgを導入した。4時間後に
モノマーの消失を確認し、NaHCO3 0.7gを入れ
反応を停止した。濾過によりNaHCO3 を除去した
後、180℃/3mmHgで低沸物を除去した。得られ
た生成物はNMR,IRにより下式6で示される構造で
あることが確認され、粘度は2500センチポイズであ
った。
【0020】
【化6】
【0021】合成例2(成分Aの合成) 充分に窒素置換された、撹拌器、温度計を備えた1Lの
フラスコに、[C4 F9 C2 H4 (CH3 )SiO]3
を500g(0.544mol)、[(CH3)2 Si
O]4 を484g(1.63mol)、(CH2 =C
H)(CH3 )2SiOSi(CH3 )2 (CH=CH2
)を3.8g(0.020mol)を入れた。内温を
50℃に保持した後、CF3 SO3 Hを3.8g導入し
た。4時間後にモノマーの消失を確認し、NaHCO3
5.6gを入れ反応を停止した。濾過によりNaHCO
3 を除去した後、180℃/3mmHgで低沸物を除去
した。得られた生成物はNMR,IRにより下記化7で
示される構造であることが確認され、粘度は2500セ
ンチポイズであった。
フラスコに、[C4 F9 C2 H4 (CH3 )SiO]3
を500g(0.544mol)、[(CH3)2 Si
O]4 を484g(1.63mol)、(CH2 =C
H)(CH3 )2SiOSi(CH3 )2 (CH=CH2
)を3.8g(0.020mol)を入れた。内温を
50℃に保持した後、CF3 SO3 Hを3.8g導入し
た。4時間後にモノマーの消失を確認し、NaHCO3
5.6gを入れ反応を停止した。濾過によりNaHCO
3 を除去した後、180℃/3mmHgで低沸物を除去
した。得られた生成物はNMR,IRにより下記化7で
示される構造であることが確認され、粘度は2500セ
ンチポイズであった。
【0022】
【化7】
【0023】合成例3(成分Bの合成) 充分に窒素置換された、撹拌器、温度計を備えた500
mlの4つ口フラスコに、[C4 F9 C2 H4 (CH
3 )SiO]3 を130g(0.142mol)、
[(CH3 )2 SiO]4 を126g(0.425mo
l)、[H(CH3 )SiO]4 を76.6g(0.3
18mol)、(CH3 )3 SiOSi(CH3 )3 を
17.3g(0.107mol)を入れた。内温を50
℃に保持した後、CF3 SO3 Hを0.18g導入し
た。4時間後にモノマーの消失を確認し、NaHCO3
2.01gを入れ反応を停止した。濾過によりNaHC
O3 を除去した後、180℃/3mmHgで低沸物を除
去した。得られた生成物はNMR,IRにより調べたと
ころ、下記化8で示される構造であることが確認され、
粘度は33センチポイズであった。
mlの4つ口フラスコに、[C4 F9 C2 H4 (CH
3 )SiO]3 を130g(0.142mol)、
[(CH3 )2 SiO]4 を126g(0.425mo
l)、[H(CH3 )SiO]4 を76.6g(0.3
18mol)、(CH3 )3 SiOSi(CH3 )3 を
17.3g(0.107mol)を入れた。内温を50
℃に保持した後、CF3 SO3 Hを0.18g導入し
た。4時間後にモノマーの消失を確認し、NaHCO3
2.01gを入れ反応を停止した。濾過によりNaHC
O3 を除去した後、180℃/3mmHgで低沸物を除
去した。得られた生成物はNMR,IRにより調べたと
ころ、下記化8で示される構造であることが確認され、
粘度は33センチポイズであった。
【0024】
【化8】
【0025】合成例4(レジン成分の合成) 撹拌器、温度計を備えた500mlの4つ口フラスコ
に、(CH3 )3 SiOSi(CH3 )3 を13.1g
(0.080mol)、(CH2 =CH)(CH3 )2
SiO(CH3 )2 (CH=CH2 )を60.0g
(0.322mol)、[C4 F9 C2 H4 (CH3 )
SiO(CH2 CH3 )3 を300g(0.731mo
l)、CF3 SO3 Hを0.25g入れた。内温を50
℃に保持した後、H2 Oを60.4gを滴下した。4時
間後にモノマーの消失を確認し、KOHの10%メタノ
ール溶液5.6gを入れ、80℃で3時間反応させた。
室温に冷却後、KOHをH3 PO4 で中和した。180
℃/3mmHgで低沸物を除去した。得られた生成物は
NMR,IRにより調べたところ、下記化9で示される
構造であることが確認され、粘度は4000センチポイ
ズであった。
に、(CH3 )3 SiOSi(CH3 )3 を13.1g
(0.080mol)、(CH2 =CH)(CH3 )2
SiO(CH3 )2 (CH=CH2 )を60.0g
(0.322mol)、[C4 F9 C2 H4 (CH3 )
SiO(CH2 CH3 )3 を300g(0.731mo
l)、CF3 SO3 Hを0.25g入れた。内温を50
℃に保持した後、H2 Oを60.4gを滴下した。4時
間後にモノマーの消失を確認し、KOHの10%メタノ
ール溶液5.6gを入れ、80℃で3時間反応させた。
室温に冷却後、KOHをH3 PO4 で中和した。180
℃/3mmHgで低沸物を除去した。得られた生成物は
NMR,IRにより調べたところ、下記化9で示される
構造であることが確認され、粘度は4000センチポイ
ズであった。
【0026】
【化9】
【0027】実施例1 以下のようにして、空気極を作製した。まず触媒層を炭
素粉末に白金を担持させたものとフッ素樹脂をボールミ
ル中にて混合後加熱圧縮しシート状とした。この触媒層
のシートをNiメッシュに圧着させた。
素粉末に白金を担持させたものとフッ素樹脂をボールミ
ル中にて混合後加熱圧縮しシート状とした。この触媒層
のシートをNiメッシュに圧着させた。
【0028】一方、合成例1で得た成分Aを100g、
合成例4で得たレジン成分20g、塩化白金酸の10%
イソプロパノール溶液13mg、3−メチル−1−ブチ
ン−3−オール2.4mgを添加し、十分に撹拌した。
これに合成例3で得た成分Bを15.7gを入れ、さら
に十分撹拌した。このものの粘度は2000センチポイ
ズであった。このフルオロシリコーン組成物を前記Ni
メッシュの触媒層の付着していない面に、厚さ2μmと
なるようにコーティングした後、160℃の炉で5分間
保持、架橋させ、撥水層とした。
合成例4で得たレジン成分20g、塩化白金酸の10%
イソプロパノール溶液13mg、3−メチル−1−ブチ
ン−3−オール2.4mgを添加し、十分に撹拌した。
これに合成例3で得た成分Bを15.7gを入れ、さら
に十分撹拌した。このものの粘度は2000センチポイ
ズであった。このフルオロシリコーン組成物を前記Ni
メッシュの触媒層の付着していない面に、厚さ2μmと
なるようにコーティングした後、160℃の炉で5分間
保持、架橋させ、撥水層とした。
【0029】このようにして作製した空気極を用い亜鉛
空気電池を作製した。図1に本実施例における亜鉛空気
電池の構成を示し図に従って動作を説明する。6は亜鉛
カソード、5は電解液を満たした電解液槽、2、3、4
はそれぞれ撥水層、Niメッシュ層、触媒層である、1
は空気室である。
空気電池を作製した。図1に本実施例における亜鉛空気
電池の構成を示し図に従って動作を説明する。6は亜鉛
カソード、5は電解液を満たした電解液槽、2、3、4
はそれぞれ撥水層、Niメッシュ層、触媒層である、1
は空気室である。
【0030】実施例2 実施例1で用いた成分Aを合成例2で示した構造のもの
に変えた以外は同様にして亜鉛空気電池を作製した。
に変えた以外は同様にして亜鉛空気電池を作製した。
【0031】比較例 実施例1で用いたフルオロシリコーン撥水層をゴアテッ
クス(ジャパンゴアテックス社製)に変えて亜鉛空気電
池を作製した。次に本発明の効果を明らかにするため、
電池作成直後での電池を作動させたときの電流密度、2
0℃で低湿度(20%RH)及び高湿度(80%RH)
中で1週間保存した後の電流密度を表1に示す。
クス(ジャパンゴアテックス社製)に変えて亜鉛空気電
池を作製した。次に本発明の効果を明らかにするため、
電池作成直後での電池を作動させたときの電流密度、2
0℃で低湿度(20%RH)及び高湿度(80%RH)
中で1週間保存した後の電流密度を表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】これより、本発明における電池は、湿度の
変化による特性変化が非常に少なく、電池特性が極めて
安定していることがわかる。
変化による特性変化が非常に少なく、電池特性が極めて
安定していることがわかる。
【0034】
【発明の効果】フルオロシリコーンは酸素透過性に極め
て優れ、水蒸気及び炭酸ガスの透過性が非常に小さいこ
とから、長期の安定性が非常に優れた金属空気電池が得
られる。
て優れ、水蒸気及び炭酸ガスの透過性が非常に小さいこ
とから、長期の安定性が非常に優れた金属空気電池が得
られる。
【図1】本発明の代表的金属空気電池の構造説明図
1:空気室 2:撥水層 3:集電体 4:触媒層 5:電解室 6:アノード
Claims (3)
- 【請求項1】空気電極における撥水層がフルオロシリコ
ーンからなることを特徴とする金属空気電池。 - 【請求項2】フルオロシリコーンが、架橋したフルオロ
シリコーンである請求項1の金属空気電池。 - 【請求項3】架橋したフルオロシリコーンが、下記の化
1で表わされるビニル基を有するフルオロシリコーンと
化2で表わされる架橋剤との反応物である請求項2の金
属空気電池。 【化1】 ただし、化1においてRf は、含フッ素アルキル基又は
1価の含フッ素ポリエーテル基、R1 〜R8 は炭素数1
〜8の1価の有機基であり、そのうちの少なくとも1個
はビニル基を有し、かつこれらは互いに同一又は異なる
基である。p,q,rは、p≧1、q≧0、r≧0を満
足する整数である。 【化2】 化2においてRf は、含フッ素アルキル基又は1価のポ
リエーテル基であり、p´,q´,r´は、p´≧1、
q´≧0、r´≧1を満足する整数である。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3413993A JPH06231809A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 金属空気電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3413993A JPH06231809A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 金属空気電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06231809A true JPH06231809A (ja) | 1994-08-19 |
Family
ID=12405887
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3413993A Pending JPH06231809A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 金属空気電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06231809A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6558828B1 (en) | 2000-05-26 | 2003-05-06 | Eveready Battery Company, Inc. | Zn/air cell performance in extreme humidity by controlling hydrophobic layer porosity |
| WO2013106063A1 (en) * | 2012-01-13 | 2013-07-18 | Dickson Richard M | Metal-air battery and methods for forming improved metal-air batteries |
| JP2015079591A (ja) * | 2013-10-15 | 2015-04-23 | 日産自動車株式会社 | 空気電池用正極及びその製造方法 |
-
1993
- 1993-01-29 JP JP3413993A patent/JPH06231809A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6558828B1 (en) | 2000-05-26 | 2003-05-06 | Eveready Battery Company, Inc. | Zn/air cell performance in extreme humidity by controlling hydrophobic layer porosity |
| WO2013106063A1 (en) * | 2012-01-13 | 2013-07-18 | Dickson Richard M | Metal-air battery and methods for forming improved metal-air batteries |
| JP2015079591A (ja) * | 2013-10-15 | 2015-04-23 | 日産自動車株式会社 | 空気電池用正極及びその製造方法 |
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