JPH06235108A - 粘ちょうな物質から繊維を製造する方法および装置 - Google Patents
粘ちょうな物質から繊維を製造する方法および装置Info
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- JPH06235108A JPH06235108A JP1991793A JP1991793A JPH06235108A JP H06235108 A JPH06235108 A JP H06235108A JP 1991793 A JP1991793 A JP 1991793A JP 1991793 A JP1991793 A JP 1991793A JP H06235108 A JPH06235108 A JP H06235108A
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Landscapes
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- Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ショット含有率を低減させた渦巻法による粘
ちょうな物質から繊維を製造すること。 【構成】 流下する粘ちょう物質流14は第1気体流7
が該物質流14に最も接近する点P付近で、点Pに接近
する複数本の第1気体流7の作用を同時に受けて細かく
分断され、次いで、点Pから徐々に離れて行く第1気体
流7の各々の進行方向に沿って中心軸線H0の周囲に均
等に分配され、さらに第1気体流7に向かって噴出さ
れ、その後徐々に断面積が狭まっていく第2気体流12
の作用を受けて延伸され、繊維16状態となって第2ノ
ズル8の円筒管部8aの出口から出ていく。ここで、円
筒管部8aの絞り機構を設け、第2気体流12を中心軸
線H0に向かって全体として円錐形に絞るように進行さ
せると繊維16中のショットを減少し、繊維16が必要
以上に細くなったり、長さが短くなることなく、かつ安
定な繊維形成が行える。
ちょうな物質から繊維を製造すること。 【構成】 流下する粘ちょう物質流14は第1気体流7
が該物質流14に最も接近する点P付近で、点Pに接近
する複数本の第1気体流7の作用を同時に受けて細かく
分断され、次いで、点Pから徐々に離れて行く第1気体
流7の各々の進行方向に沿って中心軸線H0の周囲に均
等に分配され、さらに第1気体流7に向かって噴出さ
れ、その後徐々に断面積が狭まっていく第2気体流12
の作用を受けて延伸され、繊維16状態となって第2ノ
ズル8の円筒管部8aの出口から出ていく。ここで、円
筒管部8aの絞り機構を設け、第2気体流12を中心軸
線H0に向かって全体として円錐形に絞るように進行さ
せると繊維16中のショットを減少し、繊維16が必要
以上に細くなったり、長さが短くなることなく、かつ安
定な繊維形成が行える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粘ちょうな物質から気
体流の作用によって該物質の細い繊維を製造する方法お
よび装置に係わり、詳しくは、粘ちょうな物質の中でも
特に、粘ちょうにされ、高速気体流の作用を初めて受け
るときの該物質の粘性が、10ポアズ以下であるような
粘性の低い物質、粘ちょうにされ、高速気体流の作用を
受ける領域に供給されるまでの間に、実用的な方法や装
置では該粘ちょう物質をごく少量に分配できないような
物質もしくは前記の両方の性質を併せ持つような物質、
例えば、セラミックス、スラグ、岩石、ガラスなどか
ら、高速気体流の作用によって、直径が数ミクロンの、
細いウール状の短繊維を製造する方法および装置に係わ
る。
体流の作用によって該物質の細い繊維を製造する方法お
よび装置に係わり、詳しくは、粘ちょうな物質の中でも
特に、粘ちょうにされ、高速気体流の作用を初めて受け
るときの該物質の粘性が、10ポアズ以下であるような
粘性の低い物質、粘ちょうにされ、高速気体流の作用を
受ける領域に供給されるまでの間に、実用的な方法や装
置では該粘ちょう物質をごく少量に分配できないような
物質もしくは前記の両方の性質を併せ持つような物質、
例えば、セラミックス、スラグ、岩石、ガラスなどか
ら、高速気体流の作用によって、直径が数ミクロンの、
細いウール状の短繊維を製造する方法および装置に係わ
る。
【0002】
【従来の技術】粘ちょうな物質を高速気体流の作用によ
って繊維化する方法は、「吹製法」あるいは「ブローイ
ング法」と総称され、いわゆる無機人造繊維の工業的な
製造法として、最も初期に開発され、かつ現在もスラグ
ウールやロックウール、セラミックファイバーなどの生
産に用いられている。このブローイング法においては、
まず溶融炉のような適当な容器中でガス加熱や電気溶融
など適当な方法で粘ちょうにした物質を容器に設けられ
た流出口から流下させる。そして、連続流のまま、もし
くは流下中に自然に分裂して滴状になった粘ちょう物質
流に、その進行方向ないしは直交する方向から高圧蒸気
や圧縮空気などの高速気体流を衝突させ、気体流のせん
断作用により粘ちょう物質を細かく分ける(ここでは便
宜上「分断」と称する)とともに、概ね気体流の進行方
向へ吹き飛ばし(飛散させ)、延伸して繊維状に成形す
る。
って繊維化する方法は、「吹製法」あるいは「ブローイ
ング法」と総称され、いわゆる無機人造繊維の工業的な
製造法として、最も初期に開発され、かつ現在もスラグ
ウールやロックウール、セラミックファイバーなどの生
産に用いられている。このブローイング法においては、
まず溶融炉のような適当な容器中でガス加熱や電気溶融
など適当な方法で粘ちょうにした物質を容器に設けられ
た流出口から流下させる。そして、連続流のまま、もし
くは流下中に自然に分裂して滴状になった粘ちょう物質
流に、その進行方向ないしは直交する方向から高圧蒸気
や圧縮空気などの高速気体流を衝突させ、気体流のせん
断作用により粘ちょう物質を細かく分ける(ここでは便
宜上「分断」と称する)とともに、概ね気体流の進行方
向へ吹き飛ばし(飛散させ)、延伸して繊維状に成形す
る。
【0003】また方法によっては、粘ちょう物質の「延
伸」に先立って、気体流に分断後の物質を気体流の作用
領域内に持ちこすための粘ちょう物質の飛散方向の制御
(ここでは便宜上「分配」と称する)を行わせる場合が
ある。これを含めるとブローイング法における繊維化プ
ロセスは、順を追って粘ちょう物質の「分断」と「分
配」、そして「延伸」の3つに分けることができる。こ
のブローイング法では、直径数μmの細さを持つウール
状の短繊維が得られる。
伸」に先立って、気体流に分断後の物質を気体流の作用
領域内に持ちこすための粘ちょう物質の飛散方向の制御
(ここでは便宜上「分配」と称する)を行わせる場合が
ある。これを含めるとブローイング法における繊維化プ
ロセスは、順を追って粘ちょう物質の「分断」と「分
配」、そして「延伸」の3つに分けることができる。こ
のブローイング法では、直径数μmの細さを持つウール
状の短繊維が得られる。
【0004】ところが、従来公知の方法によって得られ
た繊維の中には、十分に延伸を受けずに固化した、太短
い異形もしくは球形の「ショット」と呼ばれる非繊維化
物質が大量に含まれ、その割合も本発明が取り扱うよう
な粘性が低かったり、大量供給が必須条件であるような
物質の場合、重量分率にして60%以上にもなる。繊維
中に含まれる前記ショットは、繊維のみで構成される非
常に軽量な繊維製品の場合は、その重量を増加させてし
まう。さらに、例えば自動車用ブレーキ材料として使用
される場合には、相手材を傷つけたり、成形品として加
工される際に製品表面に筋状の傷をつけるなどして、む
しろ品質を損なう働きをする。このためショット含有率
の低い繊維が望まれている。
た繊維の中には、十分に延伸を受けずに固化した、太短
い異形もしくは球形の「ショット」と呼ばれる非繊維化
物質が大量に含まれ、その割合も本発明が取り扱うよう
な粘性が低かったり、大量供給が必須条件であるような
物質の場合、重量分率にして60%以上にもなる。繊維
中に含まれる前記ショットは、繊維のみで構成される非
常に軽量な繊維製品の場合は、その重量を増加させてし
まう。さらに、例えば自動車用ブレーキ材料として使用
される場合には、相手材を傷つけたり、成形品として加
工される際に製品表面に筋状の傷をつけるなどして、む
しろ品質を損なう働きをする。このためショット含有率
の低い繊維が望まれている。
【0005】ここで、ショット発生について考えてみる
と、本発明が取り扱うような低粘性、あるいは大量供給
が必須であるか、もしくはその両方の性質を併せ持つよ
うな粘ちょう物質を、高速気体流を用いて細かく分断
し、細い繊維状に延伸しようとする場合、粘ちょう物質
が繊維よりもむしろショットになり易いことは容易に想
像される。すなわち、粘ちょう物質の粘性が低い場合、
該物質が高速気体流によって細かく分断された後の延伸
において粘性の低さのために引き続き分断が生じたり、
気体流の与える延伸力よりも粘ちょう物質の表面張力の
方が勝るために、該物質は延伸されず分断されたままで
あったり、表面張力の作用によって球状に変形し易い。
と、本発明が取り扱うような低粘性、あるいは大量供給
が必須であるか、もしくはその両方の性質を併せ持つよ
うな粘ちょう物質を、高速気体流を用いて細かく分断
し、細い繊維状に延伸しようとする場合、粘ちょう物質
が繊維よりもむしろショットになり易いことは容易に想
像される。すなわち、粘ちょう物質の粘性が低い場合、
該物質が高速気体流によって細かく分断された後の延伸
において粘性の低さのために引き続き分断が生じたり、
気体流の与える延伸力よりも粘ちょう物質の表面張力の
方が勝るために、該物質は延伸されず分断されたままで
あったり、表面張力の作用によって球状に変形し易い。
【0006】一方、粘ちょう物質の大量供給が必須の場
合に、これを細かく分断した後の該物質の大きさは均一
にはならずにばらつきのある広い分布を有する。この中
で大きなものはその大きさに比して気体流の延伸エネル
ギーが不足であったり、分断の際に受けた大きな慣性力
によって気体流の延伸作用領域の外へ飛び散るなどして
細い繊維状にまでなり得ない。そこで、高速気体流を用
いた、低粘性あるいは大量供給が必須な、もしくは両方
を併せ持つ粘ちょう物質の繊維化において、ショットの
発生を抑制するためには、(1)粘ちょう物質流の均一
な大きさへの分断、(2)分断された全ての粘ちょう物
質の延伸領域への均等な分配、(3)該物質の表面張力
に打ち勝つ延伸作用、の3つの要件のすべてを満足する
ことが必要である。以上の知見に基づき、この3つの要
件を満足する方法が本出願人から提案されている(特願
平3−251920号)。この方法は先に参照した方法
と同じく2種類の気体流を用いるものであるが、各々の
気体流の進行方向に工夫が加えられている。
合に、これを細かく分断した後の該物質の大きさは均一
にはならずにばらつきのある広い分布を有する。この中
で大きなものはその大きさに比して気体流の延伸エネル
ギーが不足であったり、分断の際に受けた大きな慣性力
によって気体流の延伸作用領域の外へ飛び散るなどして
細い繊維状にまでなり得ない。そこで、高速気体流を用
いた、低粘性あるいは大量供給が必須な、もしくは両方
を併せ持つ粘ちょう物質の繊維化において、ショットの
発生を抑制するためには、(1)粘ちょう物質流の均一
な大きさへの分断、(2)分断された全ての粘ちょう物
質の延伸領域への均等な分配、(3)該物質の表面張力
に打ち勝つ延伸作用、の3つの要件のすべてを満足する
ことが必要である。以上の知見に基づき、この3つの要
件を満足する方法が本出願人から提案されている(特願
平3−251920号)。この方法は先に参照した方法
と同じく2種類の気体流を用いるものであるが、各々の
気体流の進行方向に工夫が加えられている。
【0007】すなわち、その要旨とするところは、粘ち
ょうな物質に高速気体流を作用させて、該物質の細い繊
維を得る方法において、粘ちょうにされ、流下する物質
流に対して、少なくとも3本の第1の直線状高速気体流
を作用させ、該物質を分断し、かつ第1の気体流の周囲
に配した第2の高速気体流へ向けて分配し、これらに第
2の気体流を作用させて、繊維状に延伸させる方法と装
置である。図12は前記本出願人の特許出願の方法にお
ける繊維化の模様を表した概念図である。流下する粘ち
ょう物質流34は、まず、第1の気体流27(第1のノ
ズル22の第1の気体噴出口26より)が該物質流34
に最も接近する点P2付近で、点P2に接近する複数本の
第1の気体流27の作用を同時に受けて細かく分断され
る。分断された物質35は、今度は点P2から徐々に離
れていく第1の気体流27の各々の進行方向に沿って中
心軸線H0の周囲に均等に分配され、次に第1の気体流
27に向かって噴出された第2の気体流32(第2のノ
ズル28の第2の気体噴出口31より)の作用を受けて
延伸され、繊維36となって第2の気体流32の進行方
向へ送られる。
ょうな物質に高速気体流を作用させて、該物質の細い繊
維を得る方法において、粘ちょうにされ、流下する物質
流に対して、少なくとも3本の第1の直線状高速気体流
を作用させ、該物質を分断し、かつ第1の気体流の周囲
に配した第2の高速気体流へ向けて分配し、これらに第
2の気体流を作用させて、繊維状に延伸させる方法と装
置である。図12は前記本出願人の特許出願の方法にお
ける繊維化の模様を表した概念図である。流下する粘ち
ょう物質流34は、まず、第1の気体流27(第1のノ
ズル22の第1の気体噴出口26より)が該物質流34
に最も接近する点P2付近で、点P2に接近する複数本の
第1の気体流27の作用を同時に受けて細かく分断され
る。分断された物質35は、今度は点P2から徐々に離
れていく第1の気体流27の各々の進行方向に沿って中
心軸線H0の周囲に均等に分配され、次に第1の気体流
27に向かって噴出された第2の気体流32(第2のノ
ズル28の第2の気体噴出口31より)の作用を受けて
延伸され、繊維36となって第2の気体流32の進行方
向へ送られる。
【0008】前記方法によれば、第2の気体流32を延
伸のみに集中して使用できる。また、この方法では、複
数の第1の気体流27は、粘ちょう物質流34の周りに
周方向に均等に配置されており、該気体流27の一本一
本が粘ちょう物質34に対して、その一部をそぎ取るよ
うに作用し、しかも各々の第1の気体流27が同時に同
じ量のせん断作用を粘ちょう物質流34におよぼし、第
1の気体流27の全体の作用の結果として粘ちょう物質
流34全体を分断するようになっている。さらに、前記
第1の気体流27による分断作用に続いて、複数の第1
の気体流27の各々が、自らせん断した一部の粘ちょう
物質に対して分配作用を行なうのである。従って粘ちょ
う物質の均一な分断と分配が達成され、しかも第1の気
体流27が粘ちょう物質の周りに均等に配置され、これ
を囲むように第2の気体流32が配置されているので粘
ちょう物質の均等な分配が行えるのである。
伸のみに集中して使用できる。また、この方法では、複
数の第1の気体流27は、粘ちょう物質流34の周りに
周方向に均等に配置されており、該気体流27の一本一
本が粘ちょう物質34に対して、その一部をそぎ取るよ
うに作用し、しかも各々の第1の気体流27が同時に同
じ量のせん断作用を粘ちょう物質流34におよぼし、第
1の気体流27の全体の作用の結果として粘ちょう物質
流34全体を分断するようになっている。さらに、前記
第1の気体流27による分断作用に続いて、複数の第1
の気体流27の各々が、自らせん断した一部の粘ちょう
物質に対して分配作用を行なうのである。従って粘ちょ
う物質の均一な分断と分配が達成され、しかも第1の気
体流27が粘ちょう物質の周りに均等に配置され、これ
を囲むように第2の気体流32が配置されているので粘
ちょう物質の均等な分配が行えるのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記本出願人の特許出
願の方法によれば、確かにショット含有率の低減が達成
されるのであるが、それでもなお繊維36中には50%
程度のショットが含まれている。このため、さきに説明
した繊維36中へのショットの混入による不具合を考え
れば、さらにショットを低減することが要求されるので
ある。本発明の目的は、前記本出願人の特許出願の方法
を改良して、ショット含有率をさらに低減することであ
る。
願の方法によれば、確かにショット含有率の低減が達成
されるのであるが、それでもなお繊維36中には50%
程度のショットが含まれている。このため、さきに説明
した繊維36中へのショットの混入による不具合を考え
れば、さらにショットを低減することが要求されるので
ある。本発明の目的は、前記本出願人の特許出願の方法
を改良して、ショット含有率をさらに低減することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記本出
願人の特許出願の方法の手段と作用を「均一な分断」と
「均等な分配」、そして「延伸」という3つの要件に照
らし合わせて検討した結果、「延伸」作用において改善
の余地があるという考えに至ったのである。図12によ
ると、粘ちょう物質の延伸が行われる領域、すなわち
「繊維化領域」は、第2の気体流噴出口31より下流方
向の領域であるが、ここにおいて第2の気体流32から
最も離れた粘ちょう物質流34の中心軸線H0付近は低
速である。いま、第1の気体流27に沿って繊維化領域
へ分配されつつある粘ちょう物質が、該気体流27の広
がりの中に広く分布していると考えると、分配される粘
ちょう物質の一部は中心軸線H0付近へ飛散すると考え
てよい。これらの中心軸線H0付近へ飛散した一部の粘
ちょう物質は第2の気体流噴出口31に向かって分配さ
れる粘ちょう物質に比較して第2の気体流32の延伸作
用を十分に受けることができず、従って繊維状に引き伸
ばされずにショットとなることが考えられる。
願人の特許出願の方法の手段と作用を「均一な分断」と
「均等な分配」、そして「延伸」という3つの要件に照
らし合わせて検討した結果、「延伸」作用において改善
の余地があるという考えに至ったのである。図12によ
ると、粘ちょう物質の延伸が行われる領域、すなわち
「繊維化領域」は、第2の気体流噴出口31より下流方
向の領域であるが、ここにおいて第2の気体流32から
最も離れた粘ちょう物質流34の中心軸線H0付近は低
速である。いま、第1の気体流27に沿って繊維化領域
へ分配されつつある粘ちょう物質が、該気体流27の広
がりの中に広く分布していると考えると、分配される粘
ちょう物質の一部は中心軸線H0付近へ飛散すると考え
てよい。これらの中心軸線H0付近へ飛散した一部の粘
ちょう物質は第2の気体流噴出口31に向かって分配さ
れる粘ちょう物質に比較して第2の気体流32の延伸作
用を十分に受けることができず、従って繊維状に引き伸
ばされずにショットとなることが考えられる。
【0011】そこで、ショット低減のためには、繊維化
領域の中でも中心軸線H0付近の第2の気体流32の低
速領域を無くすことが有効であり、そのためには第2の
気体流32の噴出方向を中心軸線H0に向けたり、第2
の気体流噴出口31の流路断面積を減少することが有効
と考えられる。しかしながら前者の方法では、第1の気
体流27と第2の気体流32との交差域において気体流
27、32同士の衝突によって分配された粘ちょう物質
が第2のノズル28上方に向かってはじき飛ばされるの
で好ましくない。また後者の目的のために、例えば第2
のノズル28の内径(図12では左右の第2の気体流噴
出口31の間隔)を小さくすると、第1の気体流27に
よって分配される粘ちょう物質の全てを第2のノズル2
8内に流入させることが困難である。
領域の中でも中心軸線H0付近の第2の気体流32の低
速領域を無くすことが有効であり、そのためには第2の
気体流32の噴出方向を中心軸線H0に向けたり、第2
の気体流噴出口31の流路断面積を減少することが有効
と考えられる。しかしながら前者の方法では、第1の気
体流27と第2の気体流32との交差域において気体流
27、32同士の衝突によって分配された粘ちょう物質
が第2のノズル28上方に向かってはじき飛ばされるの
で好ましくない。また後者の目的のために、例えば第2
のノズル28の内径(図12では左右の第2の気体流噴
出口31の間隔)を小さくすると、第1の気体流27に
よって分配される粘ちょう物質の全てを第2のノズル2
8内に流入させることが困難である。
【0012】本発明者らは上記の不具合を無くし、しか
も安定的に気体流32の低速域を無くす方法を検討した
結果、以下の知見を得たのである。すなわち、 (1)繊維化領域が第2の気体流噴出口31の下流方向
にあることを考えれば、該下流域中の第2の気体流32
の低速域のみを無くせば良い。 (2)そのためには、該下流域で第2の気体流32を中
心軸方向へ向かわせるように、すなわち、全体として絞
るように進行させれば良い。 (3)ただし、粘ちょう物質を弾き飛ばすような第1の
気体流27との交差を避けるために、該交差域を過ぎて
から第2の気体流32を中心に向かって絞るか、もしく
は弾き飛ばしが生じない程度の角度で絞るようにする。
も安定的に気体流32の低速域を無くす方法を検討した
結果、以下の知見を得たのである。すなわち、 (1)繊維化領域が第2の気体流噴出口31の下流方向
にあることを考えれば、該下流域中の第2の気体流32
の低速域のみを無くせば良い。 (2)そのためには、該下流域で第2の気体流32を中
心軸方向へ向かわせるように、すなわち、全体として絞
るように進行させれば良い。 (3)ただし、粘ちょう物質を弾き飛ばすような第1の
気体流27との交差を避けるために、該交差域を過ぎて
から第2の気体流32を中心に向かって絞るか、もしく
は弾き飛ばしが生じない程度の角度で絞るようにする。
【0013】ここで低粘性物質に高速気体流を作用させ
た場合、得られた繊維36がしばしば必要以上に細くな
ったり、短くなったりする場合が見受けられることに注
意しなければならない。繊維36が短いと例えばマット
やブランケットなどの製品への加工が困難になったり、
十分な強度が得られない等の不具合が生じる。ところ
が、本発明者らが、以上の知見に基づいて作製した種々
のノズルを用いて繊維化を行ったところ、繊維36中の
ショット含有率の減少と同時に、得られた繊維36の繊
維径が、気体流を絞らない方法で得られる繊維36の繊
維径に比べて10〜20%大きくなることを発見したの
である。
た場合、得られた繊維36がしばしば必要以上に細くな
ったり、短くなったりする場合が見受けられることに注
意しなければならない。繊維36が短いと例えばマット
やブランケットなどの製品への加工が困難になったり、
十分な強度が得られない等の不具合が生じる。ところ
が、本発明者らが、以上の知見に基づいて作製した種々
のノズルを用いて繊維化を行ったところ、繊維36中の
ショット含有率の減少と同時に、得られた繊維36の繊
維径が、気体流を絞らない方法で得られる繊維36の繊
維径に比べて10〜20%大きくなることを発見したの
である。
【0014】この結果は、単に低速域を減少させること
から予想される結果とは合致しない。従って、本発明者
らの意図とは異なる別の作用が粘ちょう物質に働いてい
ることが推定される。本発明者らは、この発見に基づき
鋭意検討を重ねた結果、第2の気体流32を絞るように
進行させる方法を用い、絞り機構の形状を適当に選ぶこ
とにより、繊維36中のショットを減少し、ここにおい
て繊維36が必要以上に細くなったり、長さが短くなる
ことなく、かつ安定な繊維形成が行える手段に到達した
のである。
から予想される結果とは合致しない。従って、本発明者
らの意図とは異なる別の作用が粘ちょう物質に働いてい
ることが推定される。本発明者らは、この発見に基づき
鋭意検討を重ねた結果、第2の気体流32を絞るように
進行させる方法を用い、絞り機構の形状を適当に選ぶこ
とにより、繊維36中のショットを減少し、ここにおい
て繊維36が必要以上に細くなったり、長さが短くなる
ことなく、かつ安定な繊維形成が行える手段に到達した
のである。
【0015】こうして、本発明の前記目的は、次の構成
によって達成された。すなわち、粘ちょうな物質に高速
気体流を作用させて、該物質の細い繊維を得る方法であ
って、適当な方法で粘ちょうにされ、連続流状もしくは
滴状で流下する物質流に対し、該物質流の中心軸線の周
りに、周方向に間隔を置いて配置した、少なくとも3本
の気体噴出ノズルから、直線状に第1の高速気体流を吹
き出させ、ここにおいて、第1の気体流の各々は、前記
の粘ちょう物質流の中心軸線を横断する断面の外周に沿
う接線方向の成分と、該粘ちょう物質流の進行方向に向
かって、まず、該物質流の中心軸線に徐々に接近し、次
に該中心軸線から徐々に離れて行く成分とを有してお
り、前記粘ちょう物質流の中心軸線の周りに、周方向に
環状に配置した、第2の気体噴出ノズルから、第2の高
速気体流を吹き出させ、ここにおいて、第2の高速気体
流は、第1の高速気体流が粘ちょう物質流の中心軸線に
最も接近する位置よりも、該物質流の下流側において、
前記第1の高速気体流と交差するように、その噴出方向
が指向されており、加えて第2の高速気体流は、第1の
高速気体流の総噴出エネルギーの2倍以上となるような
噴出エネルギーを有しており、これら第1と第2の高速
気体流により、粘ちょう物質流は、まず、第1の高速気
体流の作用を受けて細かく分断させられるとともに、該
気体流の進行方向に沿って第2の高速気体流に向かって
飛散させられ、次に、第2の高速気体流の作用を受けて
繊維状に延伸成形される繊維の製造方法において、第2
の気体流を、前記粘ちょう物質の中心軸線に向かって全
体として円錐形に絞るように進行させる粘ちょうな物質
から繊維を製造する方法である。
によって達成された。すなわち、粘ちょうな物質に高速
気体流を作用させて、該物質の細い繊維を得る方法であ
って、適当な方法で粘ちょうにされ、連続流状もしくは
滴状で流下する物質流に対し、該物質流の中心軸線の周
りに、周方向に間隔を置いて配置した、少なくとも3本
の気体噴出ノズルから、直線状に第1の高速気体流を吹
き出させ、ここにおいて、第1の気体流の各々は、前記
の粘ちょう物質流の中心軸線を横断する断面の外周に沿
う接線方向の成分と、該粘ちょう物質流の進行方向に向
かって、まず、該物質流の中心軸線に徐々に接近し、次
に該中心軸線から徐々に離れて行く成分とを有してお
り、前記粘ちょう物質流の中心軸線の周りに、周方向に
環状に配置した、第2の気体噴出ノズルから、第2の高
速気体流を吹き出させ、ここにおいて、第2の高速気体
流は、第1の高速気体流が粘ちょう物質流の中心軸線に
最も接近する位置よりも、該物質流の下流側において、
前記第1の高速気体流と交差するように、その噴出方向
が指向されており、加えて第2の高速気体流は、第1の
高速気体流の総噴出エネルギーの2倍以上となるような
噴出エネルギーを有しており、これら第1と第2の高速
気体流により、粘ちょう物質流は、まず、第1の高速気
体流の作用を受けて細かく分断させられるとともに、該
気体流の進行方向に沿って第2の高速気体流に向かって
飛散させられ、次に、第2の高速気体流の作用を受けて
繊維状に延伸成形される繊維の製造方法において、第2
の気体流を、前記粘ちょう物質の中心軸線に向かって全
体として円錐形に絞るように進行させる粘ちょうな物質
から繊維を製造する方法である。
【0016】また、本発明の前記目的は、次の構成によ
っても達成された。すなわち、有限の直径を有する仮想
の円柱のまわりに、周方向に間隔を置いて配置した、少
なくとも3本の第1の気体噴出ノズルを備え、これら第
1の気体噴出ノズルは、それらの噴出口が、前記の仮想
円柱の中心軸線を横断する断面の外周に沿う接線方向の
成分と、該仮想円柱に向かって、まず、円柱の中心軸線
に徐々に接近し、次に該中心軸線から徐々に離れて行く
成分とを有する方向を指向して配置されており、これに
加えて、前記仮想円柱のまわりに周方向に環状に配置し
た第2の気体噴出ノズルを備え、この第2の気体噴出ノ
ズルの噴出口は、その位置が、いま、全ての第1の気体
噴出ノズルの噴出口の中心軸線を含む面を境界とし、仮
想円柱を含む領域を内部領域とすれば、その外側の領域
にあって、かつ、第1の気体噴出ノズルの噴出口の中心
軸線の延長線上であって、該第1の気体噴出ノズルから
見て、各々の第1の気体噴出ノズルの噴出口の中心軸線
が、前記仮想円柱の中心軸線に最も接近する点を越えた
点を含み、仮想円柱に直交する面と第1の気体噴出ノズ
ルの噴出口との間の領域にあり、かつまた、第2の気体
噴出ノズルの噴出口は、その噴出口の気体噴出方向が前
記第1の気体噴出ノズルの噴出口の中心軸線の延長線上
であって、該第1の気体噴出ノズルから見て、各々の第
1の気体噴出ノズルの噴出口の中心軸線が、前記仮想円
柱の中心軸線に最も接近する点を越えた点を指向するよ
うに配設されている粘ちょうな物質から繊維を製造する
装置において、第2の気体流噴出口は、有限の長さを有
する円筒管部に内接して配設されており、該円筒管部
は、前記噴出口の下流側の内壁に管路の断面積を狭める
ための絞り機構を有する粘ちょうな物質から繊維を製造
する装置である。
っても達成された。すなわち、有限の直径を有する仮想
の円柱のまわりに、周方向に間隔を置いて配置した、少
なくとも3本の第1の気体噴出ノズルを備え、これら第
1の気体噴出ノズルは、それらの噴出口が、前記の仮想
円柱の中心軸線を横断する断面の外周に沿う接線方向の
成分と、該仮想円柱に向かって、まず、円柱の中心軸線
に徐々に接近し、次に該中心軸線から徐々に離れて行く
成分とを有する方向を指向して配置されており、これに
加えて、前記仮想円柱のまわりに周方向に環状に配置し
た第2の気体噴出ノズルを備え、この第2の気体噴出ノ
ズルの噴出口は、その位置が、いま、全ての第1の気体
噴出ノズルの噴出口の中心軸線を含む面を境界とし、仮
想円柱を含む領域を内部領域とすれば、その外側の領域
にあって、かつ、第1の気体噴出ノズルの噴出口の中心
軸線の延長線上であって、該第1の気体噴出ノズルから
見て、各々の第1の気体噴出ノズルの噴出口の中心軸線
が、前記仮想円柱の中心軸線に最も接近する点を越えた
点を含み、仮想円柱に直交する面と第1の気体噴出ノズ
ルの噴出口との間の領域にあり、かつまた、第2の気体
噴出ノズルの噴出口は、その噴出口の気体噴出方向が前
記第1の気体噴出ノズルの噴出口の中心軸線の延長線上
であって、該第1の気体噴出ノズルから見て、各々の第
1の気体噴出ノズルの噴出口の中心軸線が、前記仮想円
柱の中心軸線に最も接近する点を越えた点を指向するよ
うに配設されている粘ちょうな物質から繊維を製造する
装置において、第2の気体流噴出口は、有限の長さを有
する円筒管部に内接して配設されており、該円筒管部
は、前記噴出口の下流側の内壁に管路の断面積を狭める
ための絞り機構を有する粘ちょうな物質から繊維を製造
する装置である。
【0017】ここで下記の条件を満たす円筒管部の絞り
機構を設けた構成を採用することができる。 (1)円筒管部の絞り部直径DV2と入口円筒部内径DV0
との比: DV2/DV0=0.6〜0.9 (2)円筒管部の入口円筒部と入口円錐管部における 1)入口円錐管部の円錐角度θ1: θ1=5〜30度 2)入口円筒部の長さlv0と入口円錐管部の長さlv1の
合計に対する入口円筒部内径)Dv0の比: (lv0+lv1)/Dv0=1.0〜3.0 (3)円筒管部の絞り部の長さlv2: 0≦lv2≦Dv2 (4)円筒管部の出口円錐管部において 1)出口円錐管部の円錘の角度θ3: θ3=7〜15度 2)出口円筒部内径Dv3に対する絞り部直径DV2の比: DV2/DV3≧1
機構を設けた構成を採用することができる。 (1)円筒管部の絞り部直径DV2と入口円筒部内径DV0
との比: DV2/DV0=0.6〜0.9 (2)円筒管部の入口円筒部と入口円錐管部における 1)入口円錐管部の円錐角度θ1: θ1=5〜30度 2)入口円筒部の長さlv0と入口円錐管部の長さlv1の
合計に対する入口円筒部内径)Dv0の比: (lv0+lv1)/Dv0=1.0〜3.0 (3)円筒管部の絞り部の長さlv2: 0≦lv2≦Dv2 (4)円筒管部の出口円錐管部において 1)出口円錐管部の円錘の角度θ3: θ3=7〜15度 2)出口円筒部内径Dv3に対する絞り部直径DV2の比: DV2/DV3≧1
【0018】本発明に用いる気体の種類としては、通常
のブローイング法において公知の高圧蒸気、圧縮空気な
どが使用でき、限定的でない。また、粘ちょう物質の性
質上、加熱したり、空気以外の気体によって反応させた
りして、繊維形成中の物質の粘性調整や固化を行うこと
が有効な場合があるが、そのために用いられる加熱空気
やその他の気体が、本発明の手段と作用と同等な働きを
するならば本発明の範囲に含まれる。本発明で使用され
る粘ちょう物質とは、例えば、セラミックス、スラグ、
岩石、ガラスなどである。
のブローイング法において公知の高圧蒸気、圧縮空気な
どが使用でき、限定的でない。また、粘ちょう物質の性
質上、加熱したり、空気以外の気体によって反応させた
りして、繊維形成中の物質の粘性調整や固化を行うこと
が有効な場合があるが、そのために用いられる加熱空気
やその他の気体が、本発明の手段と作用と同等な働きを
するならば本発明の範囲に含まれる。本発明で使用され
る粘ちょう物質とは、例えば、セラミックス、スラグ、
岩石、ガラスなどである。
【0019】
【作用】本発明の独特の第2のノズルの持つ円筒部の絞
り機構が粘ちょう物質の延伸におよぼす作用は以下のと
おりである。第2の気体流噴出口下方の繊維化流域での
低速域を減少させ、第2の気体流の高速部分の作用を分
配された粘ちょう物質の全てにおよぼすことができる。
そのため、粘ちょう物質から形成される繊維が必要以上
に細くなったり、短くなったりするのを防ぐ。この作用
の原因は不明であるが、物質の粘性と冷却速度に応じて
繊維径や長さが決定されること、およびノズルに供給さ
れる粘ちょう物質の温度、すなわち粘性は従来と同じで
あることから、絞り機構が物質の冷却速度に何等かの影
響をおよぼしたものと推定される。
り機構が粘ちょう物質の延伸におよぼす作用は以下のと
おりである。第2の気体流噴出口下方の繊維化流域での
低速域を減少させ、第2の気体流の高速部分の作用を分
配された粘ちょう物質の全てにおよぼすことができる。
そのため、粘ちょう物質から形成される繊維が必要以上
に細くなったり、短くなったりするのを防ぐ。この作用
の原因は不明であるが、物質の粘性と冷却速度に応じて
繊維径や長さが決定されること、およびノズルに供給さ
れる粘ちょう物質の温度、すなわち粘性は従来と同じで
あることから、絞り機構が物質の冷却速度に何等かの影
響をおよぼしたものと推定される。
【0020】さらに、言い換えると、本発明の方法と装
置を用いて粘ちょう物質の繊維化領域における第2の気
体流の進行方向を制御することによって、以下のような
該気体流の作用と粘ちょう物質の延伸に対する作用効果
がある。 (1)繊維化領域内の低速域の減少により、分配される
粘ちょう物質の全てが第2の高速気体流の作用を受ける
ことができるために、延伸が効果的に行える。 (2)絞り部において第2の気体流の圧力が速度に変換
され、気体流速が増大するので、粘ちょう物質の表面張
力に打ち勝つためのさらに強力な作用を該物質におよぼ
すことができる。
置を用いて粘ちょう物質の繊維化領域における第2の気
体流の進行方向を制御することによって、以下のような
該気体流の作用と粘ちょう物質の延伸に対する作用効果
がある。 (1)繊維化領域内の低速域の減少により、分配される
粘ちょう物質の全てが第2の高速気体流の作用を受ける
ことができるために、延伸が効果的に行える。 (2)絞り部において第2の気体流の圧力が速度に変換
され、気体流速が増大するので、粘ちょう物質の表面張
力に打ち勝つためのさらに強力な作用を該物質におよぼ
すことができる。
【0021】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。本発明の理解のために、以下に本発明で用いる
一つの実施態様に基づき、本発明の手段と作用をさらに
詳細に説明する。図1は装置全体を示す断面図である。
本実施例においては、装置は第1の複数の直線状高速気
体流(第1の気体流)噴出用ノズル本体(第1のノズル
本体)2、本発明の特徴である絞り部を有する円筒管部
8aを有する第2の高速気体流(第2の気体流)噴出用
ノズル(第2のノズル)8および各々のノズル2、8へ
気体を供給する装置(図示せず)から構成されている。
図2は図1のA1−A6線に沿って、向かって下方向から
見た横断面図、図3は図1のB1−B2線に沿って、向か
って上方向から見た横断面図である。
明する。本発明の理解のために、以下に本発明で用いる
一つの実施態様に基づき、本発明の手段と作用をさらに
詳細に説明する。図1は装置全体を示す断面図である。
本実施例においては、装置は第1の複数の直線状高速気
体流(第1の気体流)噴出用ノズル本体(第1のノズル
本体)2、本発明の特徴である絞り部を有する円筒管部
8aを有する第2の高速気体流(第2の気体流)噴出用
ノズル(第2のノズル)8および各々のノズル2、8へ
気体を供給する装置(図示せず)から構成されている。
図2は図1のA1−A6線に沿って、向かって下方向から
見た横断面図、図3は図1のB1−B2線に沿って、向か
って上方向から見た横断面図である。
【0022】図1、図2において、第1のノズル本体2
は、全体として中央部の無いドーナッツ形状を有してお
り、第1のノズル本体2には第1の気体流導入管3が接
続され、第1のノズル本体2内部には第1の気体流導入
管3と連通するマニホールド(気体分配管)4が設けら
れている。そして第1のノズル本体2の内側下部には、
マニホールド4に連通した複数個の第1の気体流噴出ノ
ズル(第1のノズル)5とその噴出口6(本実施例では
12個)が設けられている。本実施例では、複数の第1
のノズル5は、マニホールド4を含め第1のノズル本体
2に一体として設けられているが、各1本1本の独立の
ノズルを円周方向に配列した構成でもよい。
は、全体として中央部の無いドーナッツ形状を有してお
り、第1のノズル本体2には第1の気体流導入管3が接
続され、第1のノズル本体2内部には第1の気体流導入
管3と連通するマニホールド(気体分配管)4が設けら
れている。そして第1のノズル本体2の内側下部には、
マニホールド4に連通した複数個の第1の気体流噴出ノ
ズル(第1のノズル)5とその噴出口6(本実施例では
12個)が設けられている。本実施例では、複数の第1
のノズル5は、マニホールド4を含め第1のノズル本体
2に一体として設けられているが、各1本1本の独立の
ノズルを円周方向に配列した構成でもよい。
【0023】これら第1のノズル5は、その噴出口6
が、全ての噴出口6の中心を含む直径D1(「吹き出し
径」と称する)の円の中心を通り、この円に直交する中
心軸線(D1の中心軸線)と同じ中心軸線H0(図4)を
有する有限な直径D0(但し、D0<D1)の仮想の円柱
1(中心軸線H0)の横断面の外周に沿う接線方向の成
分と、中心軸線H0に向かって、まず中心軸線H0に徐々
に接近し、中心軸線H0上の点Pを含み中心軸線H0に直
交する面内において中心軸線H0に最も接近し、次に中
心軸線H0から徐々に離れて行く成分とを有する方向を
指向して配設されている。ここで便宜上、点Pを「焦
点」とし、焦点を含み中心軸線H0に直交する平面と第
1のノズル5の各々の噴出口6の断面の中心軸線H1と
の交点で形成される円の直径D1’(図2)を「絞り
径」とする。なお、本実施例では、図1、図2にみられ
るように第1のノズル5は12個設けられているが、そ
の数は少なくとも3本以上であれば限定的ではない。好
適な態様については後述する。また、第1のノズル5の
各々の噴出口6は、図2に示したように、吹き出し径D
1の円周に沿って均等な間隔を置いて配置されるのが好
適である。
が、全ての噴出口6の中心を含む直径D1(「吹き出し
径」と称する)の円の中心を通り、この円に直交する中
心軸線(D1の中心軸線)と同じ中心軸線H0(図4)を
有する有限な直径D0(但し、D0<D1)の仮想の円柱
1(中心軸線H0)の横断面の外周に沿う接線方向の成
分と、中心軸線H0に向かって、まず中心軸線H0に徐々
に接近し、中心軸線H0上の点Pを含み中心軸線H0に直
交する面内において中心軸線H0に最も接近し、次に中
心軸線H0から徐々に離れて行く成分とを有する方向を
指向して配設されている。ここで便宜上、点Pを「焦
点」とし、焦点を含み中心軸線H0に直交する平面と第
1のノズル5の各々の噴出口6の断面の中心軸線H1と
の交点で形成される円の直径D1’(図2)を「絞り
径」とする。なお、本実施例では、図1、図2にみられ
るように第1のノズル5は12個設けられているが、そ
の数は少なくとも3本以上であれば限定的ではない。好
適な態様については後述する。また、第1のノズル5の
各々の噴出口6は、図2に示したように、吹き出し径D
1の円周に沿って均等な間隔を置いて配置されるのが好
適である。
【0024】一方、図1、図3において、第2のノズル
8は、仮想円柱1の周りにあって、全体として中空の円
筒形状を有しており、該円筒部8a内に本発明の特徴で
ある絞り機構が第1のノズル5側の端部(入口円筒部、
図1で長さlv0の区間)とその反対の端部の間に設置さ
れており、該絞り機構は入口円錐管部、絞り部、および
出口円錐管部(各々図1で長さlv1、lv2、lv3の区
間)より構成されている。そして第1のノズル5側の端
部には、第2の気体導入管9と、これに連通するマニホ
ールド10が設けられている。そして、第2のノズル8
内側に第2の気体を噴出するための環状のスリット形の
噴出口11が、マニホールド10に連通して設けられて
いる。
8は、仮想円柱1の周りにあって、全体として中空の円
筒形状を有しており、該円筒部8a内に本発明の特徴で
ある絞り機構が第1のノズル5側の端部(入口円筒部、
図1で長さlv0の区間)とその反対の端部の間に設置さ
れており、該絞り機構は入口円錐管部、絞り部、および
出口円錐管部(各々図1で長さlv1、lv2、lv3の区
間)より構成されている。そして第1のノズル5側の端
部には、第2の気体導入管9と、これに連通するマニホ
ールド10が設けられている。そして、第2のノズル8
内側に第2の気体を噴出するための環状のスリット形の
噴出口11が、マニホールド10に連通して設けられて
いる。
【0025】この第2のノズル8は、その第2の気体流
噴出口11の位置が、すべての第1のノズル5の気体流
噴出口6の中心軸線H1を含む面から構成される概ね円
錐形の面(図1では概ねPQQ’とPRR’を頂点とす
る三角形、ただしQ、Q’は気体流噴出口6の中心軸線
H1と気体流噴出口6の開口部平面との交点であり、
R、R’は気体流噴出口6の中心軸線H1と該中心軸線
H1と交差する気体流噴出口11の開口部から噴出する
第2の気体流12の中心軸線H1から形成される円筒表
面との交点である。)を境界とし、仮想円柱1を含む領
域の外側の領域、すなわち前記PQQ’とPRR’を頂
点とする三角形の外側にあって、かつ第1の気体流噴出
口6の中心軸線H1の延長線上であって、気体流噴出口
6から見て、中心軸線H1が点Pに最も接近する点
(「絞り径」D1’の円周上の点)を越えた点R
(R’)を含み、仮想円柱1に直交する面(図1ではR
R’を含む直線)と第1の気体噴出口6との間の領域に
ある。
噴出口11の位置が、すべての第1のノズル5の気体流
噴出口6の中心軸線H1を含む面から構成される概ね円
錐形の面(図1では概ねPQQ’とPRR’を頂点とす
る三角形、ただしQ、Q’は気体流噴出口6の中心軸線
H1と気体流噴出口6の開口部平面との交点であり、
R、R’は気体流噴出口6の中心軸線H1と該中心軸線
H1と交差する気体流噴出口11の開口部から噴出する
第2の気体流12の中心軸線H1から形成される円筒表
面との交点である。)を境界とし、仮想円柱1を含む領
域の外側の領域、すなわち前記PQQ’とPRR’を頂
点とする三角形の外側にあって、かつ第1の気体流噴出
口6の中心軸線H1の延長線上であって、気体流噴出口
6から見て、中心軸線H1が点Pに最も接近する点
(「絞り径」D1’の円周上の点)を越えた点R
(R’)を含み、仮想円柱1に直交する面(図1ではR
R’を含む直線)と第1の気体噴出口6との間の領域に
ある。
【0026】また、第2の気体流噴出口11は、その開
口面が本実施例では仮想円柱1の中心軸線H0に直交す
る横断面に平行しており、かつ第1の気体流噴出口6の
中心軸線H1の延長線上であって、第1の気体流噴出口
6から見て、中心軸線H1が点Pに最も接近する点
(「絞り径」D1’の円周上の点)を越えた外側の点R
(R’)を指向するように、環状の第2の気体流噴出口
11の位置と開口面の向き、内径D2および、第1の気
体流噴出口6と第2の気体流噴出口11との間隔Lが定
められている。第2の気体流噴出口11は、また内壁に
管路の断面積を狭めるための絞り機構を有する円筒管部
8aに内接して配設されている。
口面が本実施例では仮想円柱1の中心軸線H0に直交す
る横断面に平行しており、かつ第1の気体流噴出口6の
中心軸線H1の延長線上であって、第1の気体流噴出口
6から見て、中心軸線H1が点Pに最も接近する点
(「絞り径」D1’の円周上の点)を越えた外側の点R
(R’)を指向するように、環状の第2の気体流噴出口
11の位置と開口面の向き、内径D2および、第1の気
体流噴出口6と第2の気体流噴出口11との間隔Lが定
められている。第2の気体流噴出口11は、また内壁に
管路の断面積を狭めるための絞り機構を有する円筒管部
8aに内接して配設されている。
【0027】なお、第2のノズル8は、その円筒管部8
aの中心軸線H2(図示せず)が、前記仮想円柱1と第
1のノズル本体2の「吹き出し径」D1との共通の中心
軸線H0とほぼ重なるように第1のノズル本体2との平
行位置が定められている。このように配設された1組の
ノズルにおいて、複数の(本実施例では12本の)第1
のノズル5の気体噴出口6より、第1の直線状高速気体
流7が噴出し、該気体流7は、各々がはじめは中心軸線
H0に徐々に接近し、点P付近で中心軸線H0に最も接近
した後、中心軸線H0から徐々に離れて行くように進行
する。この徐々に離れて行く第1の気体流7に向かっ
て、第2のノズル8の気体流噴出口11より環状の第2
の高速気体流12が噴出される。そして本実施例では第
2の気体流12は円筒管部8a内を、はじめは直進し、
次に入口円錐管部においてその断面積が徐々に狭めら
れ、次に絞り部で最も絞られた後、出口円錐管部で今度
はその断面積を徐々に広げられ、出口13に至って大気
中に解放される。粘ちょうな物質からの繊維の形成は、
これら1組のノズルを、粘ちょうにされ、流下する物質
の連続流であればその中心軸線が、また滴状であればそ
の中心が先に説明した仮想円柱1の中心軸線H0と重な
るように、すなわち、第1のノズル本体2の「吹き出し
径」D1の中心軸線H0と重なり、第2のノズル8の中心
軸線H2とほぼ重なるように配置することによって行わ
れる。
aの中心軸線H2(図示せず)が、前記仮想円柱1と第
1のノズル本体2の「吹き出し径」D1との共通の中心
軸線H0とほぼ重なるように第1のノズル本体2との平
行位置が定められている。このように配設された1組の
ノズルにおいて、複数の(本実施例では12本の)第1
のノズル5の気体噴出口6より、第1の直線状高速気体
流7が噴出し、該気体流7は、各々がはじめは中心軸線
H0に徐々に接近し、点P付近で中心軸線H0に最も接近
した後、中心軸線H0から徐々に離れて行くように進行
する。この徐々に離れて行く第1の気体流7に向かっ
て、第2のノズル8の気体流噴出口11より環状の第2
の高速気体流12が噴出される。そして本実施例では第
2の気体流12は円筒管部8a内を、はじめは直進し、
次に入口円錐管部においてその断面積が徐々に狭めら
れ、次に絞り部で最も絞られた後、出口円錐管部で今度
はその断面積を徐々に広げられ、出口13に至って大気
中に解放される。粘ちょうな物質からの繊維の形成は、
これら1組のノズルを、粘ちょうにされ、流下する物質
の連続流であればその中心軸線が、また滴状であればそ
の中心が先に説明した仮想円柱1の中心軸線H0と重な
るように、すなわち、第1のノズル本体2の「吹き出し
径」D1の中心軸線H0と重なり、第2のノズル8の中心
軸線H2とほぼ重なるように配置することによって行わ
れる。
【0028】図4は本発明の一実施例による繊維化の模
様を表した概念図である。流下する粘ちょう物質流14
は、まず、第1の気体流7が該物質流14に最も接近す
る点P付近で、点Pに接近する複数本の第1の気体流7
の作用を同時に受けて細かく分断される。分断された粘
ちょう物質流15は、今度は点Pから徐々に離れて行く
第1の気体流7の各々の進行方向に沿って中心軸線H0
の周囲に均等に分配され、次に第1の気体流7に向かっ
て噴出され、その後徐々に断面積が狭まっていく第2の
気体流12の作用を受けて延伸され、繊維16状態とな
って円筒管部8aの出口から出ていく。
様を表した概念図である。流下する粘ちょう物質流14
は、まず、第1の気体流7が該物質流14に最も接近す
る点P付近で、点Pに接近する複数本の第1の気体流7
の作用を同時に受けて細かく分断される。分断された粘
ちょう物質流15は、今度は点Pから徐々に離れて行く
第1の気体流7の各々の進行方向に沿って中心軸線H0
の周囲に均等に分配され、次に第1の気体流7に向かっ
て噴出され、その後徐々に断面積が狭まっていく第2の
気体流12の作用を受けて延伸され、繊維16状態とな
って円筒管部8aの出口から出ていく。
【0029】本実施例の特徴である第2のノズル8の円
筒管部8aの絞り機構においては、繊維16中のショッ
トを減少し、繊維16の長さを短くせず、かつ安定な繊
維16の形成を可能ならしめるという本実施例独特の方
法からなる以下のような好適な条件が存在する。 (1)円筒管部8aの絞り部直径DV2と入口内円筒部径
DV0との比β: β(DV2/DV0)=0.6〜0.9(好ましくは0.6〜
0.8) (2)円筒管部8aの入口円筒部と入口円錐管部におけ
る 1)入口円錐管部の円錐角度θ1: θ1=5〜30度(好ましくは5〜22度) 2)入口円筒部の長さlv0と入口円錐管部の長さlv1の
合計に対する入口円筒部内径Dv0の比: (lv0+lv1)/Dv0=1.0〜3.0(好ましくは1.
0〜2.0) (3)円筒管部8aの絞り部の長さlv2: 0≦lv2≦Dv2 (4)円筒管部8aの出口円錐管部において 1)出口円錐管部の円錘の角度θ3: θ3=7〜15度 2)出口円筒部13の内径Dv3に対する絞り部直径DV2
の比: DV2/DV3≧1
筒管部8aの絞り機構においては、繊維16中のショッ
トを減少し、繊維16の長さを短くせず、かつ安定な繊
維16の形成を可能ならしめるという本実施例独特の方
法からなる以下のような好適な条件が存在する。 (1)円筒管部8aの絞り部直径DV2と入口内円筒部径
DV0との比β: β(DV2/DV0)=0.6〜0.9(好ましくは0.6〜
0.8) (2)円筒管部8aの入口円筒部と入口円錐管部におけ
る 1)入口円錐管部の円錐角度θ1: θ1=5〜30度(好ましくは5〜22度) 2)入口円筒部の長さlv0と入口円錐管部の長さlv1の
合計に対する入口円筒部内径Dv0の比: (lv0+lv1)/Dv0=1.0〜3.0(好ましくは1.
0〜2.0) (3)円筒管部8aの絞り部の長さlv2: 0≦lv2≦Dv2 (4)円筒管部8aの出口円錐管部において 1)出口円錐管部の円錘の角度θ3: θ3=7〜15度 2)出口円筒部13の内径Dv3に対する絞り部直径DV2
の比: DV2/DV3≧1
【0030】以上に示された条件の範囲以外であれば、
絞り機構が有効に働かないためにショットが減少せず、
逆に第1の気体流7と第2の気体流12との衝突などに
よって粘ちょう物質の繊維化が不安定になったり、これ
によって第1の気体流7の流量と第2の気体流12の流
量を減少せざるをえなくなるといずれもショット増加等
の不具合がある。また、繊維化が不安定であれば安全な
繊維成形ができない。
絞り機構が有効に働かないためにショットが減少せず、
逆に第1の気体流7と第2の気体流12との衝突などに
よって粘ちょう物質の繊維化が不安定になったり、これ
によって第1の気体流7の流量と第2の気体流12の流
量を減少せざるをえなくなるといずれもショット増加等
の不具合がある。また、繊維化が不安定であれば安全な
繊維成形ができない。
【0031】以上に示された条件を満足する範囲内であ
れば、円筒管部8aの絞り機構とこれを含む円筒管部8
aが以下に示すような形状であっても良く、いずれも本
発明に含まれる。すなわち、 (1)本実施例では入口円筒部は、その内径Dv0が一定
の直管であるが、図5に示すように、その入口部分が末
広がりになっている形状。 (2)図6に示すように入口円筒部が実質的に無い(長
さが0)形状。 (3)本実施例では円錐管部が直線状のテーパとなって
いるが、図7に示すような曲線のテーパ状。 (4)絞り部において、第2の気体流12が概ね絞り方
向に進行するのであれば、図8または図9に示すように
円周方向の一部が欠落したいわゆる櫛歯状であってもよ
い。なお図8は図9のC1−C2線に沿った横断面図であ
る。 (5)図10に示すように絞り部の長さが実質的に無い
形状。 (6)図11に示すように出口円錐管部が実質的に無い
(長さが0)形状。
れば、円筒管部8aの絞り機構とこれを含む円筒管部8
aが以下に示すような形状であっても良く、いずれも本
発明に含まれる。すなわち、 (1)本実施例では入口円筒部は、その内径Dv0が一定
の直管であるが、図5に示すように、その入口部分が末
広がりになっている形状。 (2)図6に示すように入口円筒部が実質的に無い(長
さが0)形状。 (3)本実施例では円錐管部が直線状のテーパとなって
いるが、図7に示すような曲線のテーパ状。 (4)絞り部において、第2の気体流12が概ね絞り方
向に進行するのであれば、図8または図9に示すように
円周方向の一部が欠落したいわゆる櫛歯状であってもよ
い。なお図8は図9のC1−C2線に沿った横断面図であ
る。 (5)図10に示すように絞り部の長さが実質的に無い
形状。 (6)図11に示すように出口円錐管部が実質的に無い
(長さが0)形状。
【0032】次に本発明の中で粘ちょう物質の延伸の
前、すなわち分断から分配にいたる手段は本発明者らに
よる前記特許出願した方法と同一の手段を用いることが
でき、本発明の範囲に含まれる。従って本発明における
分断と分配の作用と効果、および好適な実施態様も前記
特許出願した方法と同一である。これらは概略して以下
のように示される。全ての第1の気体流7の中心軸線H
1が仮想円柱1の中心軸線H0に最も接近する点を含む円
周の直径、すなわち「絞り径」D1’(図2参照)は、
粘ちょう物質の大量供給、すなわち大量の粘ちょう物質
の繊維形成を可能ならしめるために有限の大きさが必要
である。絞り径D1’の大きさは、第1の気体流7の噴
出エネルギーと第1の気体流噴出口6と焦点Pとの距
離、および粘ちょう物質流14(図4)の断面径すなわ
ち流量によって定まる適当な範囲がある。絞り径D1’
が小さすぎると複数本から成る気体流7の相互のぶつか
りが生じ、気流の乱れが生じるために、粘ちょう物質流
14の均一な分断と均等な分配が阻害されるので好まし
くない。逆に絞り径D1’が大きすぎると粘ちょう物質
に対するせん断作用が不十分となり、粘ちょう物質の中
に分断されない部分が生じるなど、均一な分断が達成さ
れず、また分断されない部分が第1の気体流7に乗って
運ばれず、分配も不十分になるため好ましくない。
前、すなわち分断から分配にいたる手段は本発明者らに
よる前記特許出願した方法と同一の手段を用いることが
でき、本発明の範囲に含まれる。従って本発明における
分断と分配の作用と効果、および好適な実施態様も前記
特許出願した方法と同一である。これらは概略して以下
のように示される。全ての第1の気体流7の中心軸線H
1が仮想円柱1の中心軸線H0に最も接近する点を含む円
周の直径、すなわち「絞り径」D1’(図2参照)は、
粘ちょう物質の大量供給、すなわち大量の粘ちょう物質
の繊維形成を可能ならしめるために有限の大きさが必要
である。絞り径D1’の大きさは、第1の気体流7の噴
出エネルギーと第1の気体流噴出口6と焦点Pとの距
離、および粘ちょう物質流14(図4)の断面径すなわ
ち流量によって定まる適当な範囲がある。絞り径D1’
が小さすぎると複数本から成る気体流7の相互のぶつか
りが生じ、気流の乱れが生じるために、粘ちょう物質流
14の均一な分断と均等な分配が阻害されるので好まし
くない。逆に絞り径D1’が大きすぎると粘ちょう物質
に対するせん断作用が不十分となり、粘ちょう物質の中
に分断されない部分が生じるなど、均一な分断が達成さ
れず、また分断されない部分が第1の気体流7に乗って
運ばれず、分配も不十分になるため好ましくない。
【0033】第1の気体流7の本数は、粘ちょう物質流
14の均一な分断と均等な分配のために、少なくとも3
本以上が必要である。第1の気体流7の噴出エネルギー
は大きい方が好ましいが、大きすぎても分断に用いられ
ない部分が生じるので効率が低下する。この噴出エネル
ギーと気体流の本数によって第1の気体流7の噴出口6
の断面積D1が決定される。第1のノズル本体2の「吹
き出し径」D1は、粘ちょう物質流14が第1のノズル
5に接触しないだけの大きさがあれば、できるだけ小さ
いほうが噴出口6と焦点Pとの距離を短くでき、第1の
気体流7のエネルギーを効率よく粘ちょう物質流14へ
作用させることができる。粘ちょう物質流14の中心軸
線H0と第1の気体流7の中心軸線H1とのなす角αは0
度より大きくかつ50度以下であることが必要であり、
好ましくは30〜45度である。第1の気体流7と第2
の気体流12の噴出エネルギーの比率は1:2以上であ
ることが必要である。この比率が1:2以下であれば、
第1の気体流7の作用によって第2のノズル8内に気流
の乱れが生じて、分配した粘ちょう物質の円滑な延伸が
阻害されたり、第1の気体流7自体にも乱れが生じて、
粘ちょう物質の均一な分断と均等な分配が達成できなく
なる。上記いずれの場合でもショット量が増加するので
好ましくない。
14の均一な分断と均等な分配のために、少なくとも3
本以上が必要である。第1の気体流7の噴出エネルギー
は大きい方が好ましいが、大きすぎても分断に用いられ
ない部分が生じるので効率が低下する。この噴出エネル
ギーと気体流の本数によって第1の気体流7の噴出口6
の断面積D1が決定される。第1のノズル本体2の「吹
き出し径」D1は、粘ちょう物質流14が第1のノズル
5に接触しないだけの大きさがあれば、できるだけ小さ
いほうが噴出口6と焦点Pとの距離を短くでき、第1の
気体流7のエネルギーを効率よく粘ちょう物質流14へ
作用させることができる。粘ちょう物質流14の中心軸
線H0と第1の気体流7の中心軸線H1とのなす角αは0
度より大きくかつ50度以下であることが必要であり、
好ましくは30〜45度である。第1の気体流7と第2
の気体流12の噴出エネルギーの比率は1:2以上であ
ることが必要である。この比率が1:2以下であれば、
第1の気体流7の作用によって第2のノズル8内に気流
の乱れが生じて、分配した粘ちょう物質の円滑な延伸が
阻害されたり、第1の気体流7自体にも乱れが生じて、
粘ちょう物質の均一な分断と均等な分配が達成できなく
なる。上記いずれの場合でもショット量が増加するので
好ましくない。
【0034】第2のノズル8の噴出口11の内径D
2は、第1の気体流7と分配された粘ちょう物質の全て
の量を、第1気体流7と第2の気体流12によって生
じ、第2のノズル8内に流入しようとする周囲の大気か
らの伴流と共に第2のノズル8内部に安定に流入できる
だけの大きさが必要である。分配された細かな粘ちょう
物質が速やかに延伸されるように、第1の気体流噴出口
6の下端部と第2のノズル8の上端部との間隔Lは短い
ほうがよく、こうすることにより、第2のノズル8の内
径D2を小さくできるために、第2の気体流12の流量
を少なくすることができる。但し、間隔Lが短すぎると
周囲の大気からの伴流の流入が妨害されるため、第2の
ノズル8内に気流の乱れが生じるので好ましくない。
2は、第1の気体流7と分配された粘ちょう物質の全て
の量を、第1気体流7と第2の気体流12によって生
じ、第2のノズル8内に流入しようとする周囲の大気か
らの伴流と共に第2のノズル8内部に安定に流入できる
だけの大きさが必要である。分配された細かな粘ちょう
物質が速やかに延伸されるように、第1の気体流噴出口
6の下端部と第2のノズル8の上端部との間隔Lは短い
ほうがよく、こうすることにより、第2のノズル8の内
径D2を小さくできるために、第2の気体流12の流量
を少なくすることができる。但し、間隔Lが短すぎると
周囲の大気からの伴流の流入が妨害されるため、第2の
ノズル8内に気流の乱れが生じるので好ましくない。
【0035】第2の気体流噴出口11は、図3に示した
ように、本実施例では円形のスリット状になっている
が、第1の気体流7の合計エネルギー量の2倍以上であ
って、粘ちょう物質の延伸に必要なだけの気体エネルギ
ー量の供給が可能であるならば、第2の気体流12がい
わゆる「のこぎり歯」状に噴出するような、直径D2の
円周上に小孔が並んだ形状であっても良い。また、本実
施例は本発明者らによって前記特許出願の方法と同じ
く、第1の気体流7が供給される粘ちょう物質流14の
一部に作用すれば良いので、粘ちょう物質流14の横ぶ
れや流量の変動、ないしは第1の気体流7の脈動といっ
た繊維成形操業条件の変動に対して従来公知のブローイ
ング法よりも安定性が高い。そして本実施例に用いるノ
ズル5、8は粘ちょう物質と非接触であるため、その材
質は通常の炭素鋼で十分であり、冷却のための複雑な構
造を必要とせず、しかも装置の耐久性が大きいのであ
る。
ように、本実施例では円形のスリット状になっている
が、第1の気体流7の合計エネルギー量の2倍以上であ
って、粘ちょう物質の延伸に必要なだけの気体エネルギ
ー量の供給が可能であるならば、第2の気体流12がい
わゆる「のこぎり歯」状に噴出するような、直径D2の
円周上に小孔が並んだ形状であっても良い。また、本実
施例は本発明者らによって前記特許出願の方法と同じ
く、第1の気体流7が供給される粘ちょう物質流14の
一部に作用すれば良いので、粘ちょう物質流14の横ぶ
れや流量の変動、ないしは第1の気体流7の脈動といっ
た繊維成形操業条件の変動に対して従来公知のブローイ
ング法よりも安定性が高い。そして本実施例に用いるノ
ズル5、8は粘ちょう物質と非接触であるため、その材
質は通常の炭素鋼で十分であり、冷却のための複雑な構
造を必要とせず、しかも装置の耐久性が大きいのであ
る。
【0036】実施例1 図1〜3に示した装置を用い、ここにおいて第2のノズ
ル8は下記の表1に示された仕様の円筒部8aの絞り機
構を有する装置を用いた。粘ちょう物質として、約20
00℃で溶融したアルミナ:シリカ=50:50wt%
の組成の融液(粘性約5poise)を用い、これを流
量50Kg/Hで流下させた。次に、第1の気体流7と
第2の気体流12として常温の圧縮空気を用い、第1の
ノズル2のマニホールド4の内圧を4Kg/cm2G、
第1の気体流量の合計を200Nm3/Hとし、第2の
ノズル8のマニホールド10の内圧を4Kg/cm
2G、第2の気体流12の流量を600Nm3/H(第1
の気体流7と第2の気体流12の噴出エネルギー比約
1:3)として繊維形成を行った。これにより得られた
繊維16(図4)とショットの全量に占めるショット量
は重量分率で約40%であった。
ル8は下記の表1に示された仕様の円筒部8aの絞り機
構を有する装置を用いた。粘ちょう物質として、約20
00℃で溶融したアルミナ:シリカ=50:50wt%
の組成の融液(粘性約5poise)を用い、これを流
量50Kg/Hで流下させた。次に、第1の気体流7と
第2の気体流12として常温の圧縮空気を用い、第1の
ノズル2のマニホールド4の内圧を4Kg/cm2G、
第1の気体流量の合計を200Nm3/Hとし、第2の
ノズル8のマニホールド10の内圧を4Kg/cm
2G、第2の気体流12の流量を600Nm3/H(第1
の気体流7と第2の気体流12の噴出エネルギー比約
1:3)として繊維形成を行った。これにより得られた
繊維16(図4)とショットの全量に占めるショット量
は重量分率で約40%であった。
【0037】
【表1】
【0038】実施例2 第2ノズル8として図6と表1に示された形状を有する
ノズルを用いたことを除いて実施例1と同じ装置と条件
で繊維形成を行った。これにより得られた繊維16とシ
ョットの全量に占めるショット量は重量分率で約42%
であった。
ノズルを用いたことを除いて実施例1と同じ装置と条件
で繊維形成を行った。これにより得られた繊維16とシ
ョットの全量に占めるショット量は重量分率で約42%
であった。
【0039】実施例3 第2のノズル8として図10と表1に示され形状を有す
るノズルを用いたことを除いて実施例1と同じ装置と条
件で繊維形成を行った。これにより得られた繊維16と
ショットの全量に占めるショット量は重量分率で約45
%であった。
るノズルを用いたことを除いて実施例1と同じ装置と条
件で繊維形成を行った。これにより得られた繊維16と
ショットの全量に占めるショット量は重量分率で約45
%であった。
【0040】比較例1 実施例1と同様の装置で、ここにおいて第2のノズル8
の円筒部8aが表1に比較例として示したように絞り機
構を有しない直管である装置を用い、そのほかは実施例
1と同一の条件で繊維形成を行った。これにより得られ
た繊維16とショットの全量に占めるショット量は重量
分率で約55%であった。
の円筒部8aが表1に比較例として示したように絞り機
構を有しない直管である装置を用い、そのほかは実施例
1と同一の条件で繊維形成を行った。これにより得られ
た繊維16とショットの全量に占めるショット量は重量
分率で約55%であった。
【0041】比較例2 従来公知である、流下する粘ちょうの物質流14(図
4)に対して概ね直交する方向から、主気体流と補助気
体流の2本の高速気体流を衝突させるブローイング法を
用い、実施例と同一の組成と温度の融液を、同一流量で
流下させ、実施例1や比較例1と同じく常温の圧縮空気
を用いて、主気体流と補助気体流ノズルの共通のマニホ
ールドの内圧を4Kg/cm2G、主気体流と補助気体
流の総流量を800Nm3/Hとして繊維形成を行っ
た。これにより得られた繊維16とショットの全量に占
めるショット量は重量分率で約65%であった。
4)に対して概ね直交する方向から、主気体流と補助気
体流の2本の高速気体流を衝突させるブローイング法を
用い、実施例と同一の組成と温度の融液を、同一流量で
流下させ、実施例1や比較例1と同じく常温の圧縮空気
を用いて、主気体流と補助気体流ノズルの共通のマニホ
ールドの内圧を4Kg/cm2G、主気体流と補助気体
流の総流量を800Nm3/Hとして繊維形成を行っ
た。これにより得られた繊維16とショットの全量に占
めるショット量は重量分率で約65%であった。
【0042】
【発明の効果】本発明の方法と装置を用いることによ
り、従来のブローイング法や本発明者らが提案した絞り
機構を有していない方法に比して、同等の気体エネルギ
ー消費量でショット量の少ない高品質の繊維を得ること
ができる。また、従来のブローイング法より生産におけ
る安定条件の範囲が広いため、ショット量の変動が少な
く、またより安全に生産が実施でき、しかも、安価な材
質のノズルを耐久性良く用いることができるので、生産
性と経済性が高い。
り、従来のブローイング法や本発明者らが提案した絞り
機構を有していない方法に比して、同等の気体エネルギ
ー消費量でショット量の少ない高品質の繊維を得ること
ができる。また、従来のブローイング法より生産におけ
る安定条件の範囲が広いため、ショット量の変動が少な
く、またより安全に生産が実施でき、しかも、安価な材
質のノズルを耐久性良く用いることができるので、生産
性と経済性が高い。
【図1】 本発明の一実施例の装置全体を示す断面図。
【図2】 図1のA1−A6線に沿って向かって下方向か
ら見た横断面図。
ら見た横断面図。
【図3】 図1のB1−B2線に沿って向かって上方向か
ら見た横断面図。
ら見た横断面図。
【図4】 本発明の一実施例の繊維化の模様を表した概
念図。
念図。
【図5】 本発明の一実施例の装置の第2のノズルの横
断面図。
断面図。
【図6】 本発明の一実施例の装置の第2のノズルの横
断面図。
断面図。
【図7】 本発明の一実施例の装置の第2のノズルの横
断面図。
断面図。
【図8】 図9のC1−C2線に沿った横断面図。
【図9】 本発明の一実施例の装置の第2のノズルの横
断面図。
断面図。
【図10】 本発明の一実施例の装置の第2のノズルの
横断面図。
横断面図。
【図11】 本発明の一実施例の装置の第2のノズルの
横断面図。
横断面図。
【図12】 先に本発明者らが提案した方法における繊
維化の模様を表した概念図。
維化の模様を表した概念図。
【符号の説明】 1…仮想円柱、2…第1のノズル本体、3…第1の気体
流導入管、4…第1の気体流マニホールド、5…第1の
ノズル、6…第1の気体流噴出口、7…第1の気体流、
8…第2のノズル、9…第2の気体流導入管、10…第
2の気体流マニホールド、11…第2の気体流噴出口、
12…第2の気体流、13…第2のノズルの出口、14
…粘ちょう物質流、15…細かく分断された粘ちょう物
質流、16…繊維
流導入管、4…第1の気体流マニホールド、5…第1の
ノズル、6…第1の気体流噴出口、7…第1の気体流、
8…第2のノズル、9…第2の気体流導入管、10…第
2の気体流マニホールド、11…第2の気体流噴出口、
12…第2の気体流、13…第2のノズルの出口、14
…粘ちょう物質流、15…細かく分断された粘ちょう物
質流、16…繊維
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩井 孝宏 大阪府大阪市中央区道修町3丁目5番11号 日本板硝子株式会社内 (72)発明者 高輪 啓介 愛知県豊川市赤代町1丁目46番地
Claims (3)
- 【請求項1】 粘ちょうな物質に高速気体流を作用させ
て、該物質の細い繊維を得る方法であって、 適当な方法で粘ちょうにされ、連続流状もしくは滴状で
流下する物質流に対し、該物質流の中心軸線の周りに、
周方向に間隔を置いて配置した、少なくとも3本の気体
噴出ノズルから、直線状に第1の高速気体流を吹き出さ
せ、ここにおいて、第1の気体流の各々は、前記の粘ち
ょう物質流の中心軸線を横断する断面の外周に沿う接線
方向の成分と、該粘ちょう物質流の進行方向に向かっ
て、まず、該物質流の中心軸線に徐々に接近し、次に該
中心軸線から徐々に離れて行く成分とを有しており、 前記粘ちょう物質流の中心軸線の周りに、周方向に環状
に配置した、第2の気体噴出ノズルから、第2の高速気
体流を吹き出させ、ここにおいて、第2の高速気体流
は、第1の高速気体流が粘ちょう物質流の中心軸線に最
も接近する位置よりも、該物質流の下流側において、前
記第1の高速気体流と交差するように、その噴出方向が
指向されており、加えて第2の高速気体流は、第1の高
速気体流の総噴出エネルギーの2倍以上となるような噴
出エネルギーを有しており、 これら第1と第2の高速気体流により、粘ちょう物質流
は、まず、第1の高速気体流の作用を受けて細かく分断
させられるとともに、該気体流の進行方向に沿って第2
の高速気体流に向かって飛散させられ、次に、第2の高
速気体流の作用を受けて繊維状に延伸成形される繊維の
製造方法において、 第2の気体流を、前記粘ちょう物質の中心軸線に向かっ
て全体として円錐形に絞るように進行させることを特徴
とする粘ちょうな物質から繊維を製造する方法。 - 【請求項2】 有限の直径を有する仮想の円柱のまわり
に、周方向に間隔を置いて配置した、少なくとも3本の
第1の気体噴出ノズルを備え、 これら第1の気体噴出ノズルは、それらの噴出口が、前
記の仮想円柱の中心軸線を横断する断面の外周に沿う接
線方向の成分と、該仮想円柱に向かって、まず、円柱の
中心軸線に徐々に接近し、次に該中心軸線から徐々に離
れて行く成分とを有する方向を指向して配置されてお
り、 これに加えて、前記仮想円柱のまわりに周方向に環状に
配置した第2の気体噴出ノズルを備え、この第2の気体
噴出ノズルの噴出口は、その位置が、いま、全ての第1
の気体噴出ノズルの噴出口の中心軸線を含む面を境界と
し、仮想円柱を含む領域を内部領域とすれば、その外側
の領域にあって、かつ、第1の気体噴出ノズルの噴出口
の中心軸線の延長線上であって、該第1の気体噴出ノズ
ルから見て、各々の第1の気体噴出ノズルの噴出口の中
心軸線が、前記仮想円柱の中心軸線に最も接近する点を
越えた点を含み、仮想円柱に直交する面と第1の気体噴
出ノズルの噴出口との間の領域にあり、かつまた、第2
の気体噴出ノズルの噴出口は、その噴出口の気体噴出方
向が前記第1の気体噴出ノズルの噴出口の中心軸線の延
長線上であって、該第1の気体噴出ノズルから見て、各
々の第1の気体噴出ノズルの噴出口の中心軸線が、前記
仮想円柱の中心軸線に最も接近する点を越えた点を指向
するように配設されている粘ちょうな物質から繊維を製
造する装置において、 第2の気体流噴出口は、有限の長さを有する円筒管部に
内接して配設されており、該円筒管部は、前記噴出口の
下流側の内壁に管路の断面積を狭めるための絞り機構を
有することを特徴とする粘ちょうな物質から繊維を製造
する装置。 - 【請求項3】 下記の条件を満たす円筒管部の絞り機構
を設けたことを特徴とする請求項2記載の粘ちょうな物
質から繊維を製造する装置。 (1)円筒管部の絞り部直径DV2と入口円筒部内径DV0
との比: DV2/DV0=0.6〜0.9 (2)円筒管部の入口円筒部と入口円錐管部における 1)入口円錐管部の円錐角度θ1: θ1=5〜30度 2)入口円筒部の長さlv0と入口円錐管部の長さlv1の
合計に対する入口円筒部内径)Dv0の比: (lv0+lv1)/Dv0=1.0〜3.0 (3)円筒管部の絞り部の長さlv2: 0≦lv2≦Dv2 (4)円筒管部の出口円錐管部において 1)出口円錐管部の円錘の角度θ3: θ3=7〜15度 2)出口円筒部内径Dv3に対する絞り部直径DV2の比: DV2/DV3≧1
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991793A JPH06235108A (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | 粘ちょうな物質から繊維を製造する方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991793A JPH06235108A (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | 粘ちょうな物質から繊維を製造する方法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06235108A true JPH06235108A (ja) | 1994-08-23 |
Family
ID=12012577
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991793A Pending JPH06235108A (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | 粘ちょうな物質から繊維を製造する方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06235108A (ja) |
-
1993
- 1993-02-08 JP JP1991793A patent/JPH06235108A/ja active Pending
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