JPH06239483A - 画像形成装置の給紙装置 - Google Patents
画像形成装置の給紙装置Info
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- JPH06239483A JPH06239483A JP5048674A JP4867493A JPH06239483A JP H06239483 A JPH06239483 A JP H06239483A JP 5048674 A JP5048674 A JP 5048674A JP 4867493 A JP4867493 A JP 4867493A JP H06239483 A JPH06239483 A JP H06239483A
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Landscapes
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 リタード部材と給紙ローラとを組み合わせて
構成した用紙さばき装置において、パッド部材の表面の
形状によりOHPシートと普通紙との双方に対して、一
定のさばき性能を発揮させ得るようにする。 【構成】 リタード部材に配置するパッド部材20を、
幅がDの突条22と、幅がCの凹溝23とを組み合わせ
て構成し、前記突条を用紙の搬送方向に対して角度θだ
け傾斜させて配置する。前記突条は、シリコンゴム等で
平板状の部材として構成したものの表面から、所定の深
さHだけ、凹溝23を掘り込む状態で形成することによ
り構成することができる。そして、OHPシートに対す
る摩擦係数と、普通紙に対する摩擦係数とが、一定の値
を長期間に亘って維持できるようにする。
構成した用紙さばき装置において、パッド部材の表面の
形状によりOHPシートと普通紙との双方に対して、一
定のさばき性能を発揮させ得るようにする。 【構成】 リタード部材に配置するパッド部材20を、
幅がDの突条22と、幅がCの凹溝23とを組み合わせ
て構成し、前記突条を用紙の搬送方向に対して角度θだ
け傾斜させて配置する。前記突条は、シリコンゴム等で
平板状の部材として構成したものの表面から、所定の深
さHだけ、凹溝23を掘り込む状態で形成することによ
り構成することができる。そして、OHPシートに対す
る摩擦係数と、普通紙に対する摩擦係数とが、一定の値
を長期間に亘って維持できるようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置の給紙装
置に用いる用紙さばき装置に関し、特に、給紙ローラに
対向させて配置するリタード部材に設けるパッド部材
を、平板状の部材に対して凹凸を形成し、OHPシート
等の特殊な用紙類と、普通の用紙との双方に対するさば
き作用を良好な状態で行い得るようにする画像形成装置
の給紙装置に関する。
置に用いる用紙さばき装置に関し、特に、給紙ローラに
対向させて配置するリタード部材に設けるパッド部材
を、平板状の部材に対して凹凸を形成し、OHPシート
等の特殊な用紙類と、普通の用紙との双方に対するさば
き作用を良好な状態で行い得るようにする画像形成装置
の給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機やプリンタ等の画像形成
装置においては、給紙部に複数の給紙トレイ等の用紙収
容部材を配置し、それ等の給紙トレイにサイズの異なる
用紙を収容しておき、原稿のサイズや縮拡率等に対応さ
せて、適合するサイズの用紙を送り出すような手段を設
けている。また、前記給紙トレイ等の他に、手差しトレ
イを設けておき、給紙トレイから給紙できないような特
殊なサイズの用紙や、葉書等の厚紙類、OHPシート等
の特殊なシート類等を給紙することができるようにして
いる。前記手差しトレイからの給紙部では、普通紙等の
他に、葉書やOHPシート等を給紙するために、給紙装
置を給紙ローラとリタード部材とを組み合わせて構成し
たものを用いている。
装置においては、給紙部に複数の給紙トレイ等の用紙収
容部材を配置し、それ等の給紙トレイにサイズの異なる
用紙を収容しておき、原稿のサイズや縮拡率等に対応さ
せて、適合するサイズの用紙を送り出すような手段を設
けている。また、前記給紙トレイ等の他に、手差しトレ
イを設けておき、給紙トレイから給紙できないような特
殊なサイズの用紙や、葉書等の厚紙類、OHPシート等
の特殊なシート類等を給紙することができるようにして
いる。前記手差しトレイからの給紙部では、普通紙等の
他に、葉書やOHPシート等を給紙するために、給紙装
置を給紙ローラとリタード部材とを組み合わせて構成し
たものを用いている。
【0003】前記給紙ローラとリタード部材とを組み合
わせて構成した給紙装置では、例えば、特開平2−28
437号公報等に示されるように、トレイの給紙側端部
に押圧される給紙ローラに対して、その用紙搬送方向の
下流側にリタード部材のパッド部材を押圧して、用紙さ
ばき装置を構成している。前記給紙ローラにパッド部材
を対向させて配置し、用紙さばき作用を行う機構として
は、例えば、特開平2−110040号公報等に示され
るように、パッド部材をウレタンゴム等で構成したもの
を用いることが行われている。また、一般のパッド部材
では、ゴム材料をベースとして用い、そのゴムに対して
コルク材料の粉末を混合したものや、繊維質の材料を混
合したもの等が用いられており、パッド部材に使用され
るゴムとしても、シリコンゴムや、ウレタン系のゴム等
を使用することができる。
わせて構成した給紙装置では、例えば、特開平2−28
437号公報等に示されるように、トレイの給紙側端部
に押圧される給紙ローラに対して、その用紙搬送方向の
下流側にリタード部材のパッド部材を押圧して、用紙さ
ばき装置を構成している。前記給紙ローラにパッド部材
を対向させて配置し、用紙さばき作用を行う機構として
は、例えば、特開平2−110040号公報等に示され
るように、パッド部材をウレタンゴム等で構成したもの
を用いることが行われている。また、一般のパッド部材
では、ゴム材料をベースとして用い、そのゴムに対して
コルク材料の粉末を混合したものや、繊維質の材料を混
合したもの等が用いられており、パッド部材に使用され
るゴムとしても、シリコンゴムや、ウレタン系のゴム等
を使用することができる。
【0004】また、前記従来例に示されるように、パッ
ド部材に対して滑材を塗布することにより、摩擦係数を
小さくして、用紙さばき装置でのさばき作用を良好に発
揮させる手段を用いている。そして、OHPシート等の
ようなシート間で密着する性質を有する用紙類に対して
もミスフィードを防ぎ、さばき作用を良好に発揮させる
ことができる。
ド部材に対して滑材を塗布することにより、摩擦係数を
小さくして、用紙さばき装置でのさばき作用を良好に発
揮させる手段を用いている。そして、OHPシート等の
ようなシート間で密着する性質を有する用紙類に対して
もミスフィードを防ぎ、さばき作用を良好に発揮させる
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来例
に示されるように、パッド部材に対して滑材を塗布する
等の手段を用いて、摩擦係数を変える場合でも、パッド
部材の使用中に経時変化によりさばき力が変化するとい
う問題がある。また、一般的な平板状のパッド部材と給
紙ローラとを組み合わせた用紙さばき装置では、図18
のグラフに示されるように、縦軸に摩擦係数を、横軸に
走行枚数をとった状態で、曲線a−1のように、OHP
シートに対しては、初期の段階で非常に大きな摩擦係数
が発揮され、その後スフィードが多く発生して、事実上
給紙不能な状態が発生する。また、普通紙に対しては、
曲線a−3のように、初期の段階では所定の摩擦係数を
得ることができるものの、経時変化によりパッド部材の
表面の待つ係数が次第に低下して、重送等が生じやすく
なるという問題がある。
に示されるように、パッド部材に対して滑材を塗布する
等の手段を用いて、摩擦係数を変える場合でも、パッド
部材の使用中に経時変化によりさばき力が変化するとい
う問題がある。また、一般的な平板状のパッド部材と給
紙ローラとを組み合わせた用紙さばき装置では、図18
のグラフに示されるように、縦軸に摩擦係数を、横軸に
走行枚数をとった状態で、曲線a−1のように、OHP
シートに対しては、初期の段階で非常に大きな摩擦係数
が発揮され、その後スフィードが多く発生して、事実上
給紙不能な状態が発生する。また、普通紙に対しては、
曲線a−3のように、初期の段階では所定の摩擦係数を
得ることができるものの、経時変化によりパッド部材の
表面の待つ係数が次第に低下して、重送等が生じやすく
なるという問題がある。
【0006】そこで、前記図18のグラフのように、パ
ッド部材を使用する初期の段階で、ミスフィードの発生
を極力少なくするためには、前記特開平2−11004
0号公報等に示されるような手段を用いることも1つの
方法である。しかし、前述したように、パッド部材の幅
方向の摩擦係数の分布を調整して、初期のさばき力を適
当に調整する手段を用いた場合でも、経時変化による摩
擦係数の変化に対応させて、リタード部材の押圧力を随
時調整する等の余分な調整作業を行うことが要求される
ので、メンテナンスに苦労する原因ともなる。
ッド部材を使用する初期の段階で、ミスフィードの発生
を極力少なくするためには、前記特開平2−11004
0号公報等に示されるような手段を用いることも1つの
方法である。しかし、前述したように、パッド部材の幅
方向の摩擦係数の分布を調整して、初期のさばき力を適
当に調整する手段を用いた場合でも、経時変化による摩
擦係数の変化に対応させて、リタード部材の押圧力を随
時調整する等の余分な調整作業を行うことが要求される
ので、メンテナンスに苦労する原因ともなる。
【0007】前述したような問題を解消するために、例
えば、特開平2−138039号公報等に示されるよう
に、給紙ローラを構成するゴムに対して繊維質の材料を
混合し、摩擦係数が変化しないようにする技術を、パッ
ド部材に適用することも考えられる。また、特開昭57
−203625号公報や、特開昭64−34825号公
報等に示されるように、ローラの表面に凹凸等を形成す
る技術を、パッド部材に適用することも考慮される。と
ころが、前記各従来例では、パッド部材を平板状の部材
で構成しているものであるために、ローラ部材を特別な
表面形状のものとしても、その効果が確認できないとい
う問題が残っている。さらに、給紙ローラの表面に筋状
の凹凸を設けることも、実開昭52−39140号公報
や、特開昭62−65859号公報等に示されるよう
に、種々のものが提案されているが、いずれの場合で
も、パッド部材に対して容易に適用が困難であるという
問題が残っている。
えば、特開平2−138039号公報等に示されるよう
に、給紙ローラを構成するゴムに対して繊維質の材料を
混合し、摩擦係数が変化しないようにする技術を、パッ
ド部材に適用することも考えられる。また、特開昭57
−203625号公報や、特開昭64−34825号公
報等に示されるように、ローラの表面に凹凸等を形成す
る技術を、パッド部材に適用することも考慮される。と
ころが、前記各従来例では、パッド部材を平板状の部材
で構成しているものであるために、ローラ部材を特別な
表面形状のものとしても、その効果が確認できないとい
う問題が残っている。さらに、給紙ローラの表面に筋状
の凹凸を設けることも、実開昭52−39140号公報
や、特開昭62−65859号公報等に示されるよう
に、種々のものが提案されているが、いずれの場合で
も、パッド部材に対して容易に適用が困難であるという
問題が残っている。
【0008】
【発明の目的】本発明は、前述したような従来の用紙さ
ばき装置の問題を解消するもので、パッド部材の表面に
用紙の搬送方向に対して所定の角度で傾斜する筋状の凹
凸を設け、OHPシートに対するさばき作用を良好に発
揮できるとともに、経時変化によってもさばき性能が変
化しないパッド部材を提供することを目的としている。
ばき装置の問題を解消するもので、パッド部材の表面に
用紙の搬送方向に対して所定の角度で傾斜する筋状の凹
凸を設け、OHPシートに対するさばき作用を良好に発
揮できるとともに、経時変化によってもさばき性能が変
化しないパッド部材を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、給
紙トレイ等の用紙を載置する部材に対して、用紙の送り
出し側に給紙ローラとリタード部材とを対向させて配置
し、給紙ローラにより送り出される用紙をリタード部材
を用いてさばき、用紙を1枚ずつ送り出す給紙装置に関
する。本発明においては、前記給紙ローラに対向して配
置するリタード部材のパッド部材の用紙が接する面を、
用紙の搬送方向に対して所定の角度で傾斜させ、突条と
凹溝とを組み合わせて構成している。また、本発明のパ
ッド部材においては、前記突条と凹溝とは、用紙の搬送
方向に対して0〜60°の傾斜角度を有し、幅を0.5
〜8mm、凹溝の深さを突条の表面から0.5〜5mmに設
定することができる。前記構成に加えて、本発明におい
ては、前記パッド部材を平板状の部材で構成し、凹部を
同一形状の模様として形成することも可能であり、さら
に、本発明においては、前記パッド部材をシリコンゴム
で構成することもできる。
紙トレイ等の用紙を載置する部材に対して、用紙の送り
出し側に給紙ローラとリタード部材とを対向させて配置
し、給紙ローラにより送り出される用紙をリタード部材
を用いてさばき、用紙を1枚ずつ送り出す給紙装置に関
する。本発明においては、前記給紙ローラに対向して配
置するリタード部材のパッド部材の用紙が接する面を、
用紙の搬送方向に対して所定の角度で傾斜させ、突条と
凹溝とを組み合わせて構成している。また、本発明のパ
ッド部材においては、前記突条と凹溝とは、用紙の搬送
方向に対して0〜60°の傾斜角度を有し、幅を0.5
〜8mm、凹溝の深さを突条の表面から0.5〜5mmに設
定することができる。前記構成に加えて、本発明におい
ては、前記パッド部材を平板状の部材で構成し、凹部を
同一形状の模様として形成することも可能であり、さら
に、本発明においては、前記パッド部材をシリコンゴム
で構成することもできる。
【0010】前述したように、パッド部材の表面を突条
と凹溝により形成したことにより、OHPシートに対す
る摩擦係数を変更したい場合には、パッド部材の表面形
状を変化させることにより対応させることができるもの
となり、リタード部材の設計を容易に行うことができ
る。また、パッド部材でのさばき作用を容易に設定する
ことが可能になり、ミスフィードや重送の発生を防止す
ることができる。さらに、パッド部材の摩擦係数に経時
変化の影響が生じにくくなり、安定したさばき作用を長
期間に亘って発揮させることができる。
と凹溝により形成したことにより、OHPシートに対す
る摩擦係数を変更したい場合には、パッド部材の表面形
状を変化させることにより対応させることができるもの
となり、リタード部材の設計を容易に行うことができ
る。また、パッド部材でのさばき作用を容易に設定する
ことが可能になり、ミスフィードや重送の発生を防止す
ることができる。さらに、パッド部材の摩擦係数に経時
変化の影響が生じにくくなり、安定したさばき作用を長
期間に亘って発揮させることができる。
【0011】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明の画像形
成装置の給紙装置を説明する。図1に示される例は、ト
レイ1に対して配置する給紙装置5の例を示しているも
ので、前記給紙装置5は駆動軸7に設けた給紙ローラ6
と、リタード部材10とを組み合わせた用紙さばき機構
として構成される。前記図1の給紙装置5に用いられる
リタード部材10は、給紙ローラ6に押圧されるパッド
部材11を、ホルダー12を介して支持し、前記ホルダ
ー12を基部部材14に対して、支持部材13を介して
取り付け、図示を省略した押圧手段を用いて、給紙ロー
ラとパッド部材との間に所定の押圧力を発揮できるよう
にしている。
成装置の給紙装置を説明する。図1に示される例は、ト
レイ1に対して配置する給紙装置5の例を示しているも
ので、前記給紙装置5は駆動軸7に設けた給紙ローラ6
と、リタード部材10とを組み合わせた用紙さばき機構
として構成される。前記図1の給紙装置5に用いられる
リタード部材10は、給紙ローラ6に押圧されるパッド
部材11を、ホルダー12を介して支持し、前記ホルダ
ー12を基部部材14に対して、支持部材13を介して
取り付け、図示を省略した押圧手段を用いて、給紙ロー
ラとパッド部材との間に所定の押圧力を発揮できるよう
にしている。
【0012】前述したように構成される給紙装置におい
て、リタード部材に設けられるパッド部材は、図2に示
されるように構成している。前記図2に示されるパッド
部材20は、前記図1のパッド部材11と同様に、ホル
ダー12に両面テープ等の接着手段を用いて固定される
もので、ゴム等を用いて平板状に構成している。前記パ
ッド部材20では、ベース部材21として構成される平
板状の部材に対して、その表面部に突条22と凹溝23
とを配置している。前記パッド部材20に形成される突
条22は、用紙の搬送方向に対して0〜60°の傾斜角
度を有し、幅Dを0.5〜8mm、凹溝の突条の表面から
の深さHを0.5〜5mmに設定し、また、前記凹溝23
の幅Cも前記突条の幅と同一に形成する。
て、リタード部材に設けられるパッド部材は、図2に示
されるように構成している。前記図2に示されるパッド
部材20は、前記図1のパッド部材11と同様に、ホル
ダー12に両面テープ等の接着手段を用いて固定される
もので、ゴム等を用いて平板状に構成している。前記パ
ッド部材20では、ベース部材21として構成される平
板状の部材に対して、その表面部に突条22と凹溝23
とを配置している。前記パッド部材20に形成される突
条22は、用紙の搬送方向に対して0〜60°の傾斜角
度を有し、幅Dを0.5〜8mm、凹溝の突条の表面から
の深さHを0.5〜5mmに設定し、また、前記凹溝23
の幅Cも前記突条の幅と同一に形成する。
【0013】図3に示されるパッド部材20aの例で
は、前記図2の場合と同様に、ベース部材21の上面に
突条と凹溝とを形成するが、その両側には側部材24と
して突部を用紙の搬送方向に配置して、給紙時の用紙の
引っ掛かりをなくすような手段を設けている。そして、
前記図2、3にそれぞれ示されるパッド部材20、20
aでは、ゴム等で構成した板状の部材に対して、凹溝2
3を平板状の本体から深さHだけ掘り込む状態で一体に
構成することにより、突条22を筋状に突出させて、用
紙の当接面を形成する手段を用いることができる。
は、前記図2の場合と同様に、ベース部材21の上面に
突条と凹溝とを形成するが、その両側には側部材24と
して突部を用紙の搬送方向に配置して、給紙時の用紙の
引っ掛かりをなくすような手段を設けている。そして、
前記図2、3にそれぞれ示されるパッド部材20、20
aでは、ゴム等で構成した板状の部材に対して、凹溝2
3を平板状の本体から深さHだけ掘り込む状態で一体に
構成することにより、突条22を筋状に突出させて、用
紙の当接面を形成する手段を用いることができる。
【0014】さらに、本発明のパッド部材では、図4に
示されるように、ベース部材25と、上部に配置する突
条部26とを、異なる材料で構成して、パッド部材20
bを構成することができる。異なる材料で構成すること
により、パッド部材の高硬度を変えるだけでなく、コス
トや機能に応じて材質を変えることが可能になる。そし
て前記図4に示される例では、比較的軟質の材料で構成
するベース部材25に対して、より堅い材料を用いて構
成した突条部26のゴム材料を筋状に接着してパッド部
材20bを構成する手段を用いている。そして、前記突
条22の突出高さHと、突条と凹溝との幅、および突条
の用紙の搬送方向に対する傾斜角度θ1等は、前記図
2、3の場合と同様に構成することが可能である。
示されるように、ベース部材25と、上部に配置する突
条部26とを、異なる材料で構成して、パッド部材20
bを構成することができる。異なる材料で構成すること
により、パッド部材の高硬度を変えるだけでなく、コス
トや機能に応じて材質を変えることが可能になる。そし
て前記図4に示される例では、比較的軟質の材料で構成
するベース部材25に対して、より堅い材料を用いて構
成した突条部26のゴム材料を筋状に接着してパッド部
材20bを構成する手段を用いている。そして、前記突
条22の突出高さHと、突条と凹溝との幅、および突条
の用紙の搬送方向に対する傾斜角度θ1等は、前記図
2、3の場合と同様に構成することが可能である。
【0015】前述したように構成される本発明のパッド
部材20cにおいて、突条22cと凹溝23cの幅と、
傾斜各殿関係は、図5に示されるように、突条の幅D
と、凹溝の幅Cとをそれぞれ2.5mmとし、傾斜角度θ
1を45°に設定することができる。前記図5に示され
るようにパッド部材20cを構成した場合には、OHP
シートに対する摩擦係数が小さく設定されるが、パッド
部材の寿命を長くすることができた。また、図6に示さ
れるパッド部材20dの例では、突条22dの幅Dを
2.5mmし、凹溝23dの幅Cを1mmに設定し、傾斜角
度θ1を前記図5の場合と同様に構成している。そし
て、前記図6のように、パッド部材20dを構成する
と、OHPシートに対する摩擦係数は図5の場合よりも
若干大きくなる傾向が見られる。
部材20cにおいて、突条22cと凹溝23cの幅と、
傾斜各殿関係は、図5に示されるように、突条の幅D
と、凹溝の幅Cとをそれぞれ2.5mmとし、傾斜角度θ
1を45°に設定することができる。前記図5に示され
るようにパッド部材20cを構成した場合には、OHP
シートに対する摩擦係数が小さく設定されるが、パッド
部材の寿命を長くすることができた。また、図6に示さ
れるパッド部材20dの例では、突条22dの幅Dを
2.5mmし、凹溝23dの幅Cを1mmに設定し、傾斜角
度θ1を前記図5の場合と同様に構成している。そし
て、前記図6のように、パッド部材20dを構成する
と、OHPシートに対する摩擦係数は図5の場合よりも
若干大きくなる傾向が見られる。
【0016】図7に示されるパッド部材20eの場合に
は、突条22eと凹溝23eとの幅C、Dをそれぞれ5
mmに設定し、用紙の搬送方向に対する傾斜角度θ1を、
前記2つの例と同様に設定する。前記図7に示される例
においては、OHPシートに対する摩擦係数は図5の場
合よりも大きくなる傾向が見られる。これに対して、図
8に示されるパッド部材20fの例では、突条22fの
幅Dと凹溝23fの幅Cとを、それぞれ2.5mmに設定
し、前記突条22fの用紙の搬送方向に対する傾斜角度
θ2を、22.5°に設定している。そして、前記図8
に示されるように、突条を配置する場合には、OHPシ
ートに対する摩擦係数は大きめに出現するが、パッド部
材の寿命が短くなる傾向があった。
は、突条22eと凹溝23eとの幅C、Dをそれぞれ5
mmに設定し、用紙の搬送方向に対する傾斜角度θ1を、
前記2つの例と同様に設定する。前記図7に示される例
においては、OHPシートに対する摩擦係数は図5の場
合よりも大きくなる傾向が見られる。これに対して、図
8に示されるパッド部材20fの例では、突条22fの
幅Dと凹溝23fの幅Cとを、それぞれ2.5mmに設定
し、前記突条22fの用紙の搬送方向に対する傾斜角度
θ2を、22.5°に設定している。そして、前記図8
に示されるように、突条を配置する場合には、OHPシ
ートに対する摩擦係数は大きめに出現するが、パッド部
材の寿命が短くなる傾向があった。
【0017】前述したように、突条を所定の角度傾斜さ
せて配置することの他に、図9に示すパッド部材20g
のように、突条22gと凹溝23gと、用紙の搬送方向
に対して平行に配置し、突条22gの幅Dと、凹溝23
gの幅Cとを2.5mmに形成している。ところが、前記
図9のパッド部材20gのように、突条を用紙の搬送方
向に平行に形成する場合には、前記図8の場合よりもO
HPシートに対する摩擦係数が大きくなることの他に、
寿命がより短くなるという傾向が見られた。
せて配置することの他に、図9に示すパッド部材20g
のように、突条22gと凹溝23gと、用紙の搬送方向
に対して平行に配置し、突条22gの幅Dと、凹溝23
gの幅Cとを2.5mmに形成している。ところが、前記
図9のパッド部材20gのように、突条を用紙の搬送方
向に平行に形成する場合には、前記図8の場合よりもO
HPシートに対する摩擦係数が大きくなることの他に、
寿命がより短くなるという傾向が見られた。
【0018】ところで、トレイからの給紙部では、給紙
ローラとパッド部材との当接部は、図10および図11
に示されるように、パッド部材30の一部にのみ給紙ロ
ーラ6が当接し、用紙に対するさばき作用を発揮する状
態となっている。前記図10に見られるように、給紙ロ
ーラ6が当接するローラ押圧部36に突条32や凹溝3
3があると、その突条32に対して給紙ローラの表面が
用紙を押圧する作用を発揮する。そして、給紙ローラと
用紙との間の摩擦と、パッド部材の表面と用紙との間の
摩擦、および、用紙相互の摩擦の3つの摩擦係数の関係
で、用紙に対するさばき作用と、用紙を送り出す作用と
が発揮される。前記図11に示されるように、ローラ押
圧部36の部分では、突条の幅と傾斜角度等が、さばき
作用に対して重要な要素となる。また、前記ローラ押圧
部36の前後の部分35、37は、用紙をパッド部材に
押圧して、摩擦作用を発揮する部分として構成されるの
で、前記フロント側部35と上流側部37の部分では、
突条の形状等を任意に設定することができる。
ローラとパッド部材との当接部は、図10および図11
に示されるように、パッド部材30の一部にのみ給紙ロ
ーラ6が当接し、用紙に対するさばき作用を発揮する状
態となっている。前記図10に見られるように、給紙ロ
ーラ6が当接するローラ押圧部36に突条32や凹溝3
3があると、その突条32に対して給紙ローラの表面が
用紙を押圧する作用を発揮する。そして、給紙ローラと
用紙との間の摩擦と、パッド部材の表面と用紙との間の
摩擦、および、用紙相互の摩擦の3つの摩擦係数の関係
で、用紙に対するさばき作用と、用紙を送り出す作用と
が発揮される。前記図11に示されるように、ローラ押
圧部36の部分では、突条の幅と傾斜角度等が、さばき
作用に対して重要な要素となる。また、前記ローラ押圧
部36の前後の部分35、37は、用紙をパッド部材に
押圧して、摩擦作用を発揮する部分として構成されるの
で、前記フロント側部35と上流側部37の部分では、
突条の形状等を任意に設定することができる。
【0019】そこで、本発明のパッド部材では、図12
ないし図14に示されるように、ローラ押圧部36の部
分の形状を特定し、他の部分での形状を任意に設定する
ことができると考えられる。例えば、図12に示される
パッド部材30aの例では、ローラ押圧部36の部分で
のみ、突条32aを所定の傾斜角度に設定して、筋状の
突条と凹溝33aとを交互に配置し、フロント側部と上
流側部では、前記図9のように、用紙の搬送方向に平行
な突条と凹溝とを配置するようにしている。そして、前
記パッド部材30aでは、フロント側部と上流側部とで
は、用紙に対するパッド部材の摩擦係数が大きいものと
して構成することにより、さばき作用に良好な結果を与
えることができるようにする。
ないし図14に示されるように、ローラ押圧部36の部
分の形状を特定し、他の部分での形状を任意に設定する
ことができると考えられる。例えば、図12に示される
パッド部材30aの例では、ローラ押圧部36の部分で
のみ、突条32aを所定の傾斜角度に設定して、筋状の
突条と凹溝33aとを交互に配置し、フロント側部と上
流側部では、前記図9のように、用紙の搬送方向に平行
な突条と凹溝とを配置するようにしている。そして、前
記パッド部材30aでは、フロント側部と上流側部とで
は、用紙に対するパッド部材の摩擦係数が大きいものと
して構成することにより、さばき作用に良好な結果を与
えることができるようにする。
【0020】また、図13に示されるパッド部材30b
の例では、ローラ押圧部36の部分にのみ、筋状に突条
32bと凹溝33bとを交互に形成し、フロント側部3
5と上流側部37では、前記突条の高さと同一にした平
面状の用紙当接面を形成している。つまり、前記図13
の場合には、ローラ押圧部36の部分でのみ、所定の深
さの凹溝33bを堀込む状態で溝を形成して、用紙に対
する摩擦係数を所定の値のものとする手段を設けてい
る。さらに、図14に示される例では、平面状に形成し
たパッド部材30cの本体に対して、ローラ押圧部36
の部分でのみ半円形状の凹部33cを設けて、突条32
cは前後の部分35、37の平面と同一の面に形成す
る。そして、前記図13、14にそれぞれ示されるよう
に、給紙ローラが当接するローラ押圧部の部分でのみ、
パッド部材の表面を加工して、凹凸部を形成することに
より、用紙に対する摩擦係数を所定の値に設定すること
ができ、さばき作用を良好に発揮させることができるも
のとなる。
の例では、ローラ押圧部36の部分にのみ、筋状に突条
32bと凹溝33bとを交互に形成し、フロント側部3
5と上流側部37では、前記突条の高さと同一にした平
面状の用紙当接面を形成している。つまり、前記図13
の場合には、ローラ押圧部36の部分でのみ、所定の深
さの凹溝33bを堀込む状態で溝を形成して、用紙に対
する摩擦係数を所定の値のものとする手段を設けてい
る。さらに、図14に示される例では、平面状に形成し
たパッド部材30cの本体に対して、ローラ押圧部36
の部分でのみ半円形状の凹部33cを設けて、突条32
cは前後の部分35、37の平面と同一の面に形成す
る。そして、前記図13、14にそれぞれ示されるよう
に、給紙ローラが当接するローラ押圧部の部分でのみ、
パッド部材の表面を加工して、凹凸部を形成することに
より、用紙に対する摩擦係数を所定の値に設定すること
ができ、さばき作用を良好に発揮させることができるも
のとなる。
【0021】前記各実施例の他に、本発明においては、
図15ないし図17にそれぞれ示すように、パッド部材
の表面形状を設定することもできる。図15に示す例で
は、パッド部材40の表面から菱形の凹部42を掘り込
む状態にして凹凸を形成し、パッド部材の表面部分を突
部41として同一の高さの面に形成している。そして、
用紙をパッド部材40の表面部に押圧した状態で、前記
凹部の形状にしたがって、摩擦係数と、摩擦面積とが設
定され、用紙に対するさばき作用を発揮させることがで
きる。
図15ないし図17にそれぞれ示すように、パッド部材
の表面形状を設定することもできる。図15に示す例で
は、パッド部材40の表面から菱形の凹部42を掘り込
む状態にして凹凸を形成し、パッド部材の表面部分を突
部41として同一の高さの面に形成している。そして、
用紙をパッド部材40の表面部に押圧した状態で、前記
凹部の形状にしたがって、摩擦係数と、摩擦面積とが設
定され、用紙に対するさばき作用を発揮させることがで
きる。
【0022】また、図16に示されるパッド部材40a
の例では、凹部42aを略楕円形状に形成し、その楕円
形状の長軸を用紙の搬送方向に設定している。さらに、
図17に示されるパッド部材40bの例では、凹部42
bを略三角形状に形成し、その三角形状の1つの面を用
紙の搬送方向に対して直角に配置している。そして、前
記図16および図17のそれぞれにおいては、突部41
a、41bのそれぞれを、平面状に形成することによ
り、用紙との摩擦面として用い、給紙ローラとの間で用
紙に対するさばき作用を行うようにする。
の例では、凹部42aを略楕円形状に形成し、その楕円
形状の長軸を用紙の搬送方向に設定している。さらに、
図17に示されるパッド部材40bの例では、凹部42
bを略三角形状に形成し、その三角形状の1つの面を用
紙の搬送方向に対して直角に配置している。そして、前
記図16および図17のそれぞれにおいては、突部41
a、41bのそれぞれを、平面状に形成することによ
り、用紙との摩擦面として用い、給紙ローラとの間で用
紙に対するさばき作用を行うようにする。
【0023】前述したように、パッド部材の表面を所定
の模様を有する平面として形成し、給紙ローラがパッド
部材の表面に対して用紙を押圧する状態で、さばき作用
を付与する機構を構成した場合には、図18のグラフに
示すように、用紙とOHPシートに対する摩擦係数を得
ることができる。前記図18のグラフに示される例にお
いて、曲線a−1と曲線a−3とは、従来のパッド部材
におけるOHPシートと普通紙とに対する摩擦係数を示
している。前記グラフでは、パッド部材をシリコンゴム
で構成した場合についてのデータを示すもので、OHP
シートに対しては、初期の摩擦係数が非常に大きいため
に、OHPシートの給紙に際して、ミスフィード等が生
じる度合いが非常に多くなるという欠点があった。ま
た、普通紙についても、走行枚数が多くなると、摩擦係
数が次第に低下し、さばき性能を良好にはできないとい
う問題が発生していた。
の模様を有する平面として形成し、給紙ローラがパッド
部材の表面に対して用紙を押圧する状態で、さばき作用
を付与する機構を構成した場合には、図18のグラフに
示すように、用紙とOHPシートに対する摩擦係数を得
ることができる。前記図18のグラフに示される例にお
いて、曲線a−1と曲線a−3とは、従来のパッド部材
におけるOHPシートと普通紙とに対する摩擦係数を示
している。前記グラフでは、パッド部材をシリコンゴム
で構成した場合についてのデータを示すもので、OHP
シートに対しては、初期の摩擦係数が非常に大きいため
に、OHPシートの給紙に際して、ミスフィード等が生
じる度合いが非常に多くなるという欠点があった。ま
た、普通紙についても、走行枚数が多くなると、摩擦係
数が次第に低下し、さばき性能を良好にはできないとい
う問題が発生していた。
【0024】これに対して、本発明のパッド部材では、
OHPシートに対する摩擦係数の曲線a−2と、普通紙
に対する摩擦係数の曲線a−4のように、パッド部材で
の摩擦係数の経時変化の状態が得られることが判明し
た。したがって、本発明のパッド部材では、その表面形
状を適宜設定することにより、走行枚数が多くなって
も、パッド部材でのさばき性能を大きく変化させること
がなくなり、OHPシートや普通紙のそれぞれに対して
も、一定のさばき性能を発揮することが可能になる。そ
して、前記図18のグラフに見られるように、本発明の
前記パッド部材のうちの任意のものを使用することによ
り、給紙装置に対する調整の手間を省き、給紙装置を一
定のさばき力を有する装置として使用することができ
る。
OHPシートに対する摩擦係数の曲線a−2と、普通紙
に対する摩擦係数の曲線a−4のように、パッド部材で
の摩擦係数の経時変化の状態が得られることが判明し
た。したがって、本発明のパッド部材では、その表面形
状を適宜設定することにより、走行枚数が多くなって
も、パッド部材でのさばき性能を大きく変化させること
がなくなり、OHPシートや普通紙のそれぞれに対して
も、一定のさばき性能を発揮することが可能になる。そ
して、前記図18のグラフに見られるように、本発明の
前記パッド部材のうちの任意のものを使用することによ
り、給紙装置に対する調整の手間を省き、給紙装置を一
定のさばき力を有する装置として使用することができ
る。
【0025】前記図18に示される一般的な構成の用紙
さばき装置の例とは別に、本発明のパッド部材の構成材
料を限定した場合に、図19ないし図24のグラフにそ
れぞれ示されるように、従来のパッド部材との比較で、
OHPシートと普通紙とに対するさばき性能を得ること
ができる。なお、後述する各グラフにおいて、縦軸に摩
擦係数を、横軸に走行枚数を取って、図18のグラフの
場合と同様に、用紙の給紙枚数が増加する度合いに比較
して、パッド部材での摩擦係数の変化の状態を示してい
る。
さばき装置の例とは別に、本発明のパッド部材の構成材
料を限定した場合に、図19ないし図24のグラフにそ
れぞれ示されるように、従来のパッド部材との比較で、
OHPシートと普通紙とに対するさばき性能を得ること
ができる。なお、後述する各グラフにおいて、縦軸に摩
擦係数を、横軸に走行枚数を取って、図18のグラフの
場合と同様に、用紙の給紙枚数が増加する度合いに比較
して、パッド部材での摩擦係数の変化の状態を示してい
る。
【0026】図19および図20に示されるグラフは、
パッド部材をニトリル、ブチレン系のゴムに対して繊維
を混入した材料で構成した場合を示しているもので、図
19のグラフは本発明の実施例のように、摩擦面を凹凸
部材で構成した場合を、図20のグラフは従来の摩擦面
が平面形状の場合をそれぞれ示している。前記図20に
見られるように、従来のパッド部材の摩擦面を平面形状
に設定したものでは、走行枚数が増加することに対し
て、普通紙では次第に摩擦係数が小さくなる傾向が見ら
れる。また、OHPシートに対しては、走行枚数の増加
に応じて、摩擦係数が大きく変動する状態となってお
り、さばき性能を一定に維持することが困難である。こ
れに対して、本発明のパッド部材で表面形状を、凹凸の
模様を組み合わせて構成したものとして構成する場合に
は、OHPシートと普通紙との双方に対して、摩擦係数
を一定の値に維持することができ、さばき性能に経時変
化が生じない状態で、長期間の使用に対応させることが
できることが示されている。
パッド部材をニトリル、ブチレン系のゴムに対して繊維
を混入した材料で構成した場合を示しているもので、図
19のグラフは本発明の実施例のように、摩擦面を凹凸
部材で構成した場合を、図20のグラフは従来の摩擦面
が平面形状の場合をそれぞれ示している。前記図20に
見られるように、従来のパッド部材の摩擦面を平面形状
に設定したものでは、走行枚数が増加することに対し
て、普通紙では次第に摩擦係数が小さくなる傾向が見ら
れる。また、OHPシートに対しては、走行枚数の増加
に応じて、摩擦係数が大きく変動する状態となってお
り、さばき性能を一定に維持することが困難である。こ
れに対して、本発明のパッド部材で表面形状を、凹凸の
模様を組み合わせて構成したものとして構成する場合に
は、OHPシートと普通紙との双方に対して、摩擦係数
を一定の値に維持することができ、さばき性能に経時変
化が生じない状態で、長期間の使用に対応させることが
できることが示されている。
【0027】図21および図22に示されるグラフは、
パッド部材をウレタン系の材料で構成した場合を示して
いる。図22のグラフに見られるように、従来の平板状
に構成したパッド部材の場合には、走行枚数が増加する
ことに対して、OHPシートでは、走行枚数の増加に応
じて、摩擦係数が大きく変動する状態となっており、さ
ばき性能を一定に維持することが困難であり、普通紙で
は次第に摩擦係数が小さくなる傾向が見られる。これに
対して、図21のグラフに示されるように、本発明のパ
ッド部材のように、凹凸の模様を組み合わせて用紙が摺
動する面を構成したものを用いる場合には、OHPシー
トと普通紙との双方に対して、摩擦係数を一定の値に維
持することができ、さばき性能に経時変化が生じない状
態で、長期間の使用に対応させることが可能になる。
パッド部材をウレタン系の材料で構成した場合を示して
いる。図22のグラフに見られるように、従来の平板状
に構成したパッド部材の場合には、走行枚数が増加する
ことに対して、OHPシートでは、走行枚数の増加に応
じて、摩擦係数が大きく変動する状態となっており、さ
ばき性能を一定に維持することが困難であり、普通紙で
は次第に摩擦係数が小さくなる傾向が見られる。これに
対して、図21のグラフに示されるように、本発明のパ
ッド部材のように、凹凸の模様を組み合わせて用紙が摺
動する面を構成したものを用いる場合には、OHPシー
トと普通紙との双方に対して、摩擦係数を一定の値に維
持することができ、さばき性能に経時変化が生じない状
態で、長期間の使用に対応させることが可能になる。
【0028】さらに、図23および図24に示されるグ
ラフは、パッド部材をシリコンゴム系の材料で構成した
場合を示している。図24のグラフに見られるように、
従来の平板状に構成したパッド部材の場合には、走行枚
数が増加することに対して、OHPシートでは、走行枚
数の増加に応じて、摩擦係数が大きく低下し重送が発生
しやすい状態となっている。したがって、ある一定枚数
以上の給紙を行うと、パッド部材を交換しないと、正常
な給紙作用を行うことができない状態となる。また、普
通紙では次第に摩擦係数が小さくなる傾向が見られる。
これに対して、図23のグラフに示されるように、本発
明のパッド部材のように、凹凸の模様を組み合わせて用
紙が摺動する面を構成したものを用いる場合には、OH
Pシートと普通紙との双方に対して、摩擦係数を一定の
値に維持することができ、さばき性能に経時変化が生じ
ない状態で、長期間の使用に対応させることができる。
ラフは、パッド部材をシリコンゴム系の材料で構成した
場合を示している。図24のグラフに見られるように、
従来の平板状に構成したパッド部材の場合には、走行枚
数が増加することに対して、OHPシートでは、走行枚
数の増加に応じて、摩擦係数が大きく低下し重送が発生
しやすい状態となっている。したがって、ある一定枚数
以上の給紙を行うと、パッド部材を交換しないと、正常
な給紙作用を行うことができない状態となる。また、普
通紙では次第に摩擦係数が小さくなる傾向が見られる。
これに対して、図23のグラフに示されるように、本発
明のパッド部材のように、凹凸の模様を組み合わせて用
紙が摺動する面を構成したものを用いる場合には、OH
Pシートと普通紙との双方に対して、摩擦係数を一定の
値に維持することができ、さばき性能に経時変化が生じ
ない状態で、長期間の使用に対応させることができる。
【0029】なお、本発明のパッド部材では、前記各実
施例に示されたように、突条を用紙の搬送方向に対して
所定の角度で傾斜させて配置することや、任意の模様と
なるように、凹部を形成する手段を用いることができ
る。そして、特に、前記図5に示されるように、斜めの
筋状に突条を形成することや、図12、13のように、
局部的に傾斜させた突条を配置すること、または、図1
4〜17のように、凹部を形成すること等により、用紙
さばき性能を良好な状態で発揮させることができるもの
とされる。また、前記パッド部材に対向させて配置する
給紙ローラとしては、従来のローラ部材と同様に、シリ
コンゴム等で作成した部材を用いることの他に、繊維を
混入したゴムで構成することが可能である。したがっ
て、画像形成装置に使用される用紙の性質等に対応させ
て、パッド部材と給紙ローラとの組み合わせ機構を構成
することができる。
施例に示されたように、突条を用紙の搬送方向に対して
所定の角度で傾斜させて配置することや、任意の模様と
なるように、凹部を形成する手段を用いることができ
る。そして、特に、前記図5に示されるように、斜めの
筋状に突条を形成することや、図12、13のように、
局部的に傾斜させた突条を配置すること、または、図1
4〜17のように、凹部を形成すること等により、用紙
さばき性能を良好な状態で発揮させることができるもの
とされる。また、前記パッド部材に対向させて配置する
給紙ローラとしては、従来のローラ部材と同様に、シリ
コンゴム等で作成した部材を用いることの他に、繊維を
混入したゴムで構成することが可能である。したがっ
て、画像形成装置に使用される用紙の性質等に対応させ
て、パッド部材と給紙ローラとの組み合わせ機構を構成
することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明の画像形成装置の給紙装置は、前
述したような構成を有するものであるから、パッド部材
の表面を突条と凹溝を組み合わせたものとして形成した
ことにより、パッド部材の構成を簡素化できるととも
に、給紙装置の構成を簡素化することができる。そし
て、OHPシートに対する摩擦係数を変更したい場合に
は、パッド部材の表面形状を変化させることにより対応
させることができるものとなり、リタード部材の設計を
容易に行うことができる。また、パッド部材でのさばき
作用を容易に設定することが可能になり、ミスフィード
や重送の発生を防止することができる。さらに、本発明
のパッド部材では、用紙類に対する摩擦係数に経時変化
の影響が生じにくくなり、安定したさばき作用を長期間
に亘って発揮させることができ、リタード部材に対する
メンテナンスの手間を省くことが可能である。
述したような構成を有するものであるから、パッド部材
の表面を突条と凹溝を組み合わせたものとして形成した
ことにより、パッド部材の構成を簡素化できるととも
に、給紙装置の構成を簡素化することができる。そし
て、OHPシートに対する摩擦係数を変更したい場合に
は、パッド部材の表面形状を変化させることにより対応
させることができるものとなり、リタード部材の設計を
容易に行うことができる。また、パッド部材でのさばき
作用を容易に設定することが可能になり、ミスフィード
や重送の発生を防止することができる。さらに、本発明
のパッド部材では、用紙類に対する摩擦係数に経時変化
の影響が生じにくくなり、安定したさばき作用を長期間
に亘って発揮させることができ、リタード部材に対する
メンテナンスの手間を省くことが可能である。
【図1】 本発明のリタード部材の構成を示す側面図で
ある。
ある。
【図2】 本発明のパッド部材の構成を示す斜視図であ
る。
る。
【図3】 パッド部材の第2の実施例の斜視図である。
【図4】 パッド部材の第3の実施例の斜視図である。
【図5】 突条と凹溝とを組み合わせて構成する例の平
面図である。
面図である。
【図6】 パッド部材の模様の構成を示す第2の実施例
の平面図である。
の平面図である。
【図7】 パッド部材の第3の実施例の平面図である。
【図8】 パッド部材の第4の実施例の平面図である。
【図9】 パッド部材の第5の実施例の平面図である。
【図10】 パッド部材と給紙ローラとを組み合わせる
リタード部材の側面図である。
リタード部材の側面図である。
【図11】 図10のパッド部材の構成を示す説明図で
ある。
ある。
【図12】 フロント側部の模様を特定する例の第1の
平面図である。
平面図である。
【図13】 フロント側部の模様を特定する例の第2の
平面図である。
平面図である。
【図14】 フロント側部の模様を特定する例の第3の
平面図である。
平面図である。
【図15】 パッド部材の表面に一様な模様を形成する
第1の例の平面図である。
第1の例の平面図である。
【図16】 パッド部材の表面に一様な模様を形成する
第2の例の平面図である。
第2の例の平面図である。
【図17】 パッド部材の表面に一様な模様を形成する
第3の例の平面図である。
第3の例の平面図である。
【図18】 一般的なパッド部材の摩擦係数と走行枚数
との関係を示すグラフである。
との関係を示すグラフである。
【図19】 本発明のニトリル、ブチレンゴム系のパッ
ド部材での摩擦係数と走行枚数との関係を示すグラフで
ある。
ド部材での摩擦係数と走行枚数との関係を示すグラフで
ある。
【図20】 従来のニトリル、ブチレンゴム系のパッド
部材での摩擦係数と走行枚数との関係を示すグラフであ
る。
部材での摩擦係数と走行枚数との関係を示すグラフであ
る。
【図21】 本発明のウレタン系のパッド部材での摩擦
係数と走行枚数との関係を示すグラフである。
係数と走行枚数との関係を示すグラフである。
【図22】 従来のウレタン系のパッド部材での摩擦係
数と走行枚数との関係を示すグラフである。
数と走行枚数との関係を示すグラフである。
【図23】 本発明のシリコンゴム系のパッド部材での
摩擦係数と走行枚数との関係を示すグラフである。
摩擦係数と走行枚数との関係を示すグラフである。
【図24】 従来のシリコンゴム系のパッド部材での摩
擦係数と走行枚数との関係を示すグラフである。
擦係数と走行枚数との関係を示すグラフである。
1 トレイ、 5 給紙装置、 6 給紙ロー
ラ、10 リタード部材、 11 パッド部材、
12 ホルダー、20・30・40 パッド部材、
21 ベース部材、 22 突条、23 凹
溝、 24 側部材、 35 フロント側部、36
ローラ押圧部、 37 上流側部、 41 突
部、42 凹部。
ラ、10 リタード部材、 11 パッド部材、
12 ホルダー、20・30・40 パッド部材、
21 ベース部材、 22 突条、23 凹
溝、 24 側部材、 35 フロント側部、36
ローラ押圧部、 37 上流側部、 41 突
部、42 凹部。
Claims (4)
- 【請求項1】 給紙トレイ等の用紙を載置する部材に対
して、用紙の送り出し側に給紙ローラとリタード部材と
を対向させて配置し、給紙ローラにより送り出される用
紙をリタード部材を用いてさばき、用紙を1枚ずつ送り
出す給紙装置において、 前記給紙ローラに対向して配置するリタード部材のパッ
ド部材の用紙が接する面を、用紙の搬送方向に対して所
定の角度で傾斜させ、突条と凹溝とを組み合わせて構成
することを特徴とする画像形成装置の給紙装置。 - 【請求項2】 前記突条と凹溝とは、用紙の搬送方向に
対して0〜60°の傾斜角度で、幅を0.5〜8mm、凹
溝の深さを突条の表面から0.5〜5mmに設定すること
を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置の給紙装
置。 - 【請求項3】 前記パッド部材を平板状の部材で構成
し、凹部を任意の模様として、用紙が当接する全面に形
成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置
の給紙装置。 - 【請求項4】 前記パッド部材をシリコンゴムで構成す
ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載
の画像形成装置の給紙装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5048674A JPH06239483A (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | 画像形成装置の給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5048674A JPH06239483A (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | 画像形成装置の給紙装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06239483A true JPH06239483A (ja) | 1994-08-30 |
Family
ID=12809877
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5048674A Pending JPH06239483A (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | 画像形成装置の給紙装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06239483A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003300636A (ja) * | 2002-04-08 | 2003-10-21 | Three M Innovative Properties Co | シート送り装置、シート分離部材、シート送り組立体及びシート分離組立体 |
| CN103373617A (zh) * | 2012-04-12 | 2013-10-30 | 住友橡胶工业株式会社 | 纸类片材分离垫片以及图像形成装置 |
-
1993
- 1993-02-15 JP JP5048674A patent/JPH06239483A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003300636A (ja) * | 2002-04-08 | 2003-10-21 | Three M Innovative Properties Co | シート送り装置、シート分離部材、シート送り組立体及びシート分離組立体 |
| WO2003086922A1 (en) * | 2002-04-08 | 2003-10-23 | 3M Innovative Properties Company | Sheet feed apparatus, sheet separating member, sheet feed assembly and sheet separating assembly |
| EP1762517A1 (en) * | 2002-04-08 | 2007-03-14 | 3M Innovative Properties Company | Sheet feed apparatus, sheet separating member, sheet feed assembly and sheet separating assembly |
| CN103373617A (zh) * | 2012-04-12 | 2013-10-30 | 住友橡胶工业株式会社 | 纸类片材分离垫片以及图像形成装置 |
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