JPH06240140A - ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物 - Google Patents

ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物

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JPH06240140A
JPH06240140A JP5029455A JP2945593A JPH06240140A JP H06240140 A JPH06240140 A JP H06240140A JP 5029455 A JP5029455 A JP 5029455A JP 2945593 A JP2945593 A JP 2945593A JP H06240140 A JPH06240140 A JP H06240140A
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JP
Japan
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parts
resin composition
polyphenylene sulfide
resin
weight
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JP5029455A
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English (en)
Inventor
Atsushi Ishio
敦 石王
Mitsunari Togawa
三成 外川
Kazuhiko Kobayashi
和彦 小林
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ポリフェニレンスルフィド樹脂に、パイロフ
ィライトを主構成成分とする粘土鉱物および繊維状およ
び/または非繊維状充填材を配合してなるポリフェニレ
ンスルフィド樹脂組成物。 【効果】本発明は、溶融流動性、熱安定性に優れ、しか
もエポキシ樹脂との接着性が改良されたポリフェニレン
スルフィド樹脂組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリフェニレンスルフ
ィド樹脂組成物が有する優れた熱安定性、溶融流動性を
損なうことなく、エポキシ樹脂との接着性が改良された
ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリフェニレンスルフィド樹脂(以下P
PS樹脂と略す)は優れた耐熱性、難燃性、剛性、耐薬
品性などエンジニアリングプラスチックとしては好適な
性質を有しており、射出成形用を中心として各種電気部
品、機械部品および自動車部品などに使用されている。
【0003】しかしながら、PPS樹脂は他樹脂との接
着強度、特にエポキシ樹脂との接着強度が比較的低い。
そのため、例えばエポキシ系接着剤によるPPS樹脂同
士の接合、PPS樹脂と他の材料との接合あるいはエポ
キシ樹脂による電気・電子部品の封止、封入等の際、こ
のPPS樹脂とエポキシ樹脂との接着強度の低さがしば
しば問題となり、PPS樹脂の需要拡大を妨げる一因と
なっている。
【0004】PPS樹脂とエポキシ樹脂との接着性の改
良についてはこれまでにも検討がなされており、例えば
PPS樹脂にポリアルキレンエーテルを添加する方法
(特開平4−275368号)、PPS樹脂に繊維状充
填材及びタルクを配合する方法(特開平4−30426
4号)等が提案されている。
【0005】一方目的は異なるが、特開昭62−232
457号公報にはPPS樹脂とポリテトラフルオロエチ
レン樹脂、有機シラン化合物およびパイロフィライトを
含む強化充填材からなる摺動特性に優れた組成物が開示
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開平4−27536
8号記載の方法は、PPS樹脂とエポキシ樹脂との接着
性を向上させる点においてはきわめて有効である。しか
し、ポリアルキレンエーテルは高温下における安定性お
よびハンドリング性の点で十分とは言い難く、この点を
更に改良する余地がある。また、特開平4−30426
4号記載の方法も、PPS樹脂とエポキシ樹脂との接着
性を向上させる点においては有効であるが、タルクの配
合はPPS樹脂組成物の溶融流動性を大きく低下させる
ため、成形条件幅が狭くなる、あるいは表面外観が悪化
するなどの問題が生じる。
【0007】一方、特開昭62−232457号公報に
は、PPS樹脂とポリテトラフルオロエチレン樹脂、有
機シラン化合物およびパイロフィライトを含む強化充填
材からなる組成物が開示されているが、パイロフィライ
トは強化充填材として一般記載に掲げられている約40
種のフィラーのひとつとして記載されているだけであ
り、またその効果についても、エポキシ樹脂との接着性
を向上させる点については何等記載されていない。まし
てや特定の平均粒径を有する、パイロフィライトを主構
成成分とする粘土鉱物を配合することにより、溶融流動
性に優れ、かつエポキシ樹脂との接着性が改良されたP
PS樹脂組成物が得られることについては何等言及され
ていない。
【0008】そこで本発明は、溶融流動性に優れ、かつ
エポキシ樹脂との接着性が改良されたPPS樹脂組成物
の取得を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、
(A)ポリフェニレンスルフィド樹脂100重量部に対
して、(B)平均粒径が0.1〜20μmである、パイ
ロフィライトを主構成成分とする粘土鉱物を1〜150
重量部および(C)繊維状および/または非繊維状充填
材を10〜300重量部配合してなるポリフェニレンス
ルフィド樹脂組成物を提供するものである。
【0010】本発明で使用するポリフェニレンスルフィ
ド樹脂とは、下記構造式で示される繰り返し単位を
【化1】 70モル%以上、より好ましくは90モル%以上を含む
重合体であり、上記繰り返し単位が70モル%未満で
は、耐熱性が損なわれるので好ましくない。またPPS
樹脂はその繰り返し単位の30モル%未満を、下記の構
造式を有する繰り返し単位等で構成することが可能であ
る。
【0011】
【化2】
【0012】本発明で用いられるPPS樹脂の溶融粘度
は、溶融混練が可能であれば特に制限はないが、通常5
0〜20,000ポアズ(320℃、剪断速度10se
-1)のものが使用される。
【0013】かかるPPS樹脂は通常公知の方法即ち特
公昭45−3368号公報に記載される比較的分子量の
小さな重合体を得る方法或は特公昭52−12240号
公報や特開昭61−7332号公報に記載される比較的
分子量の大きな重合体を得る方法などによって製造でき
る。本発明において上記の様に得られたPPS樹脂を空
気中加熱による架橋/高分子量化、有機溶媒、熱水、酸
水溶液などによる洗浄、酸無水物、イソシアネートなど
の官能基含有化合物による活性化など種々の処理を施し
た上で使用することももちろん可能である。
【0014】本発明の樹脂組成物において(B)パイロ
フィライトを主構成成分とする粘土鉱物が、エポキシ樹
脂との接着性向上効果を得る上で重要な役割を担ってい
る。パイロフィライトは、Si−Oの四面体が互いに結
合して形成する層状体を基本構造体とするフィロ珪酸塩
の一種である。パイロフィライトの他に、白雲母、黒雲
母、金雲母等の雲母、モンモリロナイト、タルク等がフ
ィロ珪酸塩類に属するが、白雲母、黒雲母、金雲母等の
雲母類、あるいはモンモリロナイトを配合してもエポキ
シ樹脂との接着強度の向上はほとんど認められない。タ
ルクの配合は、エポキシ樹脂との接着強度を向上させる
には有効であるが、樹脂組成物の溶融流動性を大きく損
なってしまう。パイロフィライトの特異的な作用効果の
機構は明かではないが、特定のパイロフィライトの配合
によって初めて、生成する樹脂組成物の溶融流動性を大
きく損なうことなく、しかもエポキシ樹脂との接着性も
改良された、優れた樹脂組成物が実現できることを見出
だし、本発明に至ったものである。
【0015】本発明に使用する(B)パイロフィライト
を主構成成分とする粘土鉱物とは、通常パイロフィライ
トを少なくとも60重量%以上、好ましくは75重量%
以上含有しており、その化学組成はSiO2 :63〜8
2重量%、Al2 3 :14〜30重量%、Fe
2 3 :1重量%以下、MgO:1重量%以下である。
別名、ヨウロウ石あるいはロウ石クレーとも呼ばれる。
【0016】本発明で用いられる(B)パイロフィライ
トを主構成成分とする粘土鉱物の平均粒径は、エポキシ
樹脂との優れた接着性を得る上で、0.1〜20μmの
範囲であり、より好ましくは0.1〜10μmの範囲で
ある。また水分は2重量%以下、好ましくは1重量%以
下であり、また亜麻仁油給油量(JIS K 510
1)は20〜70cc/100g、好ましくは25〜5
5cc/100gである。かかる粘土鉱物は粉末のまま
使用しても良いし、また作業性や分散性を向上させるた
めにバインダーを用いて粘土鉱物粉体をタブレット化し
て使用しても良い。
【0017】(B)パイロフィライトを主構成成分とす
る粘土鉱物の配合量は、PPS樹脂100重量部に対し
て1〜150重量部の範囲であり、より優れた機械的強
度を得る意味においては1〜100重量部の範囲がより
好ましく、1〜70重量部の範囲が更に好ましい。配合
量が1重量部未満ではエポキシ樹脂との接着性改良効果
が不十分であり好ましくなく、逆に配合量が150重量
部を越えると、機械的強度の低下が著しいため好ましく
ない。
【0018】また(B)パイロフィライトを主構成成分
とする粘土鉱物は、イソシアネート系化合物、有機シラ
ン系化合物、有機チタネート系化合物、有機ボラン系化
合物エポキシ化合物などのカップリング剤で予備処理し
て使用することは、より優れた機械的強度を得る意味に
おいてより好ましい。
【0019】本発明に用いられる(C)繊維状および/
または非繊維状充填材は、機械的強度、耐熱性、寸法安
定性の向上を目的として配合される。かかる繊維状およ
び/または非繊維状充填材としては、ガラス繊維、炭素
繊維、チタン酸カリウィスカ、酸化亜鉛ウィスカ、アラ
ミド繊維、アルミナ繊維、炭化珪素繊維、セラミック繊
維、アスベスト繊維、石コウ繊維、金属繊維などの繊維
状充填材、ワラステナイト、ゼオライト、セリサイト、
カオリン、マイカ、クレー、ベントナイト、アスベス
ト、タルク、アルミナシリケートなどの珪酸塩、アルミ
ナ、酸化珪素、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、
酸化チタン、酸化鉄などの金属化合物、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、ドロマイトなどの炭酸塩、硫酸
カルシウム、硫酸バリウムなどの硫酸塩、ガラスビー
ズ、セラミックビーズ、窒化ホウ素、炭化珪素およびシ
リカなどの非繊維状充填材が挙げられ、これらは中空で
あってもよく、さらにはこれら充填材を2種類以上併用
することも可能である。また、これら繊維状および/ま
たは非繊維状充填材をイソシアネート系化合物、有機シ
ラン系化合物、有機チタネート系化合物、有機ボラン系
化合物エポキシ化合物などのカップリング剤で予備処理
して使用することは、より優れた機械的強度を得る意味
においてより好ましい。
【0020】かかる繊維状および/または非繊維状充填
材の配合量は、PPS樹脂100重量部に対して10〜
300重量部である。繊維状および/または非繊維状充
填材の配合量10重量部未満では、機械的強度、耐熱
性、寸法安定性の向上効果が不十分であり、300重量
部を越えて配合すると溶融流動性の悪化が著しいため好
ましくない。
【0021】上記の構成により本発明のPPS樹脂組成
物はエポキシ樹脂との接着性が改良される。ここで言う
エポキシ樹脂には特に制限はなく、例えば、ビスフェノ
ールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS、ビスフ
ェノールAF、ビスフェノールAD、4,4’−ジヒド
ロキシビフェニル、レゾルシン、サリゲニン、トリヒド
ロキシジフェニルジメチルメタン、テトラフェニロール
エタン、これらのハロゲン置換体およびアルキル基置換
体、ブタンジオール、エチレングリコール、エリスリッ
ト、ノボラック、グリセリン、ポリオキシアルキレン等
のヒドロキシル基を分子内に2個以上含有する化合物と
エピクロルヒドリン等から合成されるグリシジルエーテ
ル系、フタル酸グリシジルエステル等のグルシジルエス
テル系、アニリン、ジアミノジフェニルメタン、メタキ
シレンジアミン、1、3ービスアミニメチルシクロヘキ
サン等の第一または第二アミンとエピクロロヒドリン等
から合成されるグリシジルアミン系、等々のグリシジル
エポキシ樹脂、エポキシ化大豆油、エポキシ化ポリオレ
フィン、ビニルシクロヘキセンジオキサイド、ジシクロ
ペンタジエンジオキサイド等々の非グリシジルエポキシ
樹脂が挙げられる。これらのエポキシ樹脂は単独または
2種以上の混合物として使用される。また、これらエポ
キシ樹脂は一般に硬化剤により硬化させて使用される。
硬化剤の例としてはアミン類、ポリアミド、アミノ樹
脂、酸無水物類、多価フェノール類、フェノール樹脂、
多硫化物、イソシアネート類等が挙げられる。
【0022】本発明のPPS樹脂組成物には本発明の効
果を損なわない範囲で、機械的強度およびバリ等の成形
性などの改良を目的として、γ−グリシドキシプロピル
トリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエ
トキシシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチルトリメトキシシランなどのエポキシ基含有ア
ルコキシシラン化合物、γ−メルカプトプロピルトリメ
トキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシ
ランなどのメルカプト基含有アルコキシシラン化合物、
γ−ウレイドプロピルトリエトキシシラン、γ−ウレイ
ドプロピルトリメトキシシシラン、γ−(2−ウレイド
エチル)アミノプロピルトリメトキシシランなどのウレ
イド基含有アルコキシシラン化合物、γ−イソシアナト
プロピルトリエトキシシラン、γ−イソシアナトプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−イソシアナトプロピルメチ
ルジメトキシシラン、γ−イソシアナトプロピルメチル
ジエトキシシラン、γ−イソシアナトプロピルエチルジ
メトキシシラン、γ−イソシアナトプロピルエチルジエ
トキシシラン、γ−イソシアナトプロピルトリクロロシ
ランなどのイソシアナト基含有アルコキシシラン化合
物、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルメチルジ
メトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメト
キシシランなどのアミノ基含有アルコキシシラン化合物
およびポリスルフィドシランなどの有機シラン化合物を
添加することができる。
【0023】本発明のPPS樹脂組成物には本発明の効
果を損なわない範囲において、ポリアルキレンオキサイ
ドオリゴマ系化合物、エステル系化合物、チオエーテル
系化合物、有機リン化合物などの可塑剤、タルク、カオ
リン、有機リン化合物などの結晶核剤、ポリオレフィン
系化合物、エステル系化合物、シリコーン系化合物など
の離型剤、酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、紫外線防止
剤、着色剤、難燃剤、発泡剤などの通常の添加剤を添加
することができる。また、本発明のPPS樹脂組成物は
本発明の効果を損なわない範囲で、ポリアミド、ポリフ
ェニレンオキシド、ポリスルホン、四フッ化ポリエチレ
ン、ポリエーテルイミド、ポリアミドイミド、ポリイミ
ド、ポリカーボネート、ポリエーテルスルホン、ポリエ
ーテルケトン、ポリチオエーテルケトン、ポリエーテル
エーテルケトン、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリ
エチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ABS樹
脂、ポリアミドエラストマ、ポリエステルエラストマ、
ポリアルキレンオキサイド、その他のポリエステルある
いは酸無水物基、カルボキシル基、エポキシ基等を含有
するオレフィン系共重合体等の樹脂を含んでも良い。
【0024】本発明の組成物の調製方法は特に制限はな
いが、原料の混合物を単軸あるいは2軸の押出機、バン
バリーミキサー、ニーダー、ミキシングロールなど通常
公知の溶融混合機に供給して280〜380℃の温度で
混練する方法などを例として挙げることができる。ま
た、原料の混合順序にも特に制限はなく、PPS樹脂、
パイロフィライトを主構成成分とする粘土鉱物および充
填材をドライブレンドした後、上述の方法などで溶融混
練する方法、あるいはPPS樹脂、パイロフィライトを
主構成成分とする粘土鉱物、充填材のうち2者をドライ
ブレンドし、溶融混練した後、残りを溶融混練する方法
が代表的である。
【0025】本発明により得られるPPS樹脂組成物
は、樹脂組成物の、熱安定性、溶融流動性を大きく損な
うことなく、エポキシ樹脂等との接着性向上と言う従来
のPPS樹脂に不足していた新たな特性が付与された樹
脂組成物であり、センサー、LEDランプ、コネクタ
ー、ソケット、抵抗器、リレーケース、スイッチ、コイ
ルボビン、コンデンサー、バリコンケース、光ピックア
ップ、発振子、各種端子板、変成器、プラグ、プリント
基板、チューナー、スピーカー、マイクロフォン、ヘッ
ドフォン、小型モーター、磁気ヘッドベース、パワーモ
ジュール、半導体、液晶、FDDキャリッジ、FDDシ
ャーシ、モーターブラッシュホルダー、パラボラアンテ
ナ、コンピューター関連部品等に代表される電気・電子
部品;VTR部品、テレビ部品、アイロン、ヘアードラ
イヤー、炊飯器部品、電子レンジ部品、音響部品、オー
ディオ・レーザーディスク・コンパクトディスク等の音
声機器部品、照明部品、冷蔵庫部品、エアコン部品、タ
イプライター部品、ワードプロセッサー部品等に代表さ
れる家庭、事務電気製品部品;オフィスコンピューター
関連部品、電話器関連部品、ファクシミリ関連部品、複
写機関連部品、洗浄用治具、モーター部品、ライター、
タイプライターなどに代表される機械関連部品:顕微
鏡、双眼鏡、カメラ、時計等に代表される光学機器、精
密機械関連部品;オルタネーターターミナル、オルタネ
ーターコネクター、ICレギュレーター、ライトディヤ
ー用ポテンシオメーターベース、排気ガスバルブ等の各
種バルブ、燃料関係・排気系・吸気系各種パイプ、エア
ーインテークノズルスノーケル、インテークマニホール
ド、燃料ポンプ、エンジン冷却水ジョイント、キャブレ
ターメインボディー、キャブレタースペーサー、排気ガ
スセンサー、冷却水センサー、油温センサー、ブレーキ
パットウェアーセンサー、スロットルポジションセンサ
ー、クランクシャフトポジションセンサー、エアーフロ
ーメーター、ブレーキパッド摩耗センサー、エアコン用
サーモスタットベース、暖房温風フローコントロールバ
ルブ、ラジエーターモーター用ブラッシュホルダー、ウ
ォーターポンプインペラー、タービンベイン、ワイパー
モーター関係部品、デュストリビューター、スターター
スイッチ、スターターリレー、トランスミッション用ワ
イヤーハーネス、ウィンドウォッシャーノズル、エアコ
ンパネルスイッチ基板、燃料関係電磁気弁用コイル、ヒ
ューズ用コネクター、ホーンターミナル、電装部品絶縁
板、ステップモーターローター、ランプソケット、ラン
プリフレクター、ランプハウジング、ブレーキピスト
ン、ソレノイドボビン、エンジンオイルフィルター、点
火装置ケース等の自動車・車両関連部品、その他各種用
途に有用である。
【0026】以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に
説明する。
【0027】実施例及び比較例に示される各種特性は以
下の方法に従って評価した。
【0028】引張剪断接着強度:ASTM1号引張試験
片を2等分して、スペーサー(厚さ40〜50μm)及
びエポキシ樹脂(長瀬チバ(株)社製、2液型エポキシ
樹脂、XNR5002、XNH5002)をはさんで固
定した。これを硬化して、10mm/minの速度で引
張強度を測定し、強度の最大値を接着面積で割返して引
張剪断接着強度とした。
【0029】成形下限充填圧力:インライン・スクリュ
ータイプ射出成形機を用い、樹脂温度300〜320
℃、金型温度150℃の条件下で、ASTM1号引張試
験片及び角棒3種類(3.2mm×12.7mm×6
3.5mm×2本、3.2mm×12.7mm×127
mm)の計4個取り試験片を射出成形し、良品を得るの
に必要な最低射出圧力を測定して成形下限充填圧力とし
た。成形下限充填圧力が低いほど溶融流動性に優れてい
ると言える。
【0030】参考例1(ポリフェニレンスルフィドの合
成法) PPS−1:オートクレーブに硫化ナトリウム3.26
Kg(25モル、結晶水40%を含む)、水酸化ナトリ
ウム4g、酢酸ナトリウム三水和物1.19Kg(約
8.8モル)およびNMP7.9Kgを仕込み、撹拌し
ながら徐々に205℃まで昇温し、水1.36Kgを含
む留出水約1.5リットルを除去した。残留混合物に
1,4−ジクロロベンゼン3.75Kg(25.5モ
ル)およびNMP2Kgを加え、265℃で3時間加熱
した。反応生成物を70℃の温水で5回洗浄し、80℃
で24時間減圧乾燥して、溶融粘度約600ポアズ(3
10℃、剪断速度1000秒-1)の粉末状ポリフェニレ
ンスルフィド(PPS−1)約2Kgを得た。
【0031】また、PPS−2としては東レPPS社製
のPPS樹脂であるL2120を使用した。
【0032】実施例 1〜3 PPS樹脂、パイロフィライトを主構成成分とする粘土
鉱物および充填材とを表1に示す割合でドライブレンド
した後、280〜320℃の温度条件に設定したスクリ
ュー式押出機により溶融混練後ペレタイズした。得られ
たペレットを用い成形下限充填圧力を測定し、引張剪断
接着強度測定試験片を成形した。
【0033】成形下限充填圧力及び得られた試験片につ
いて測定した引張剪断接着強度を表1に示す。
【0034】比較例 1 パイロフィライトを主構成成分とする粘土鉱物を添加し
ないこと以外は実施例1と同様にしてドライブレンドし
た後、280〜320℃の温度条件に設定したスクリュ
ー式押出機により溶融混練後ペレタイズした。得られた
ペレットを用い引張剪断接着強度測定試験片を成形し
た。得られた試験片について測定した引張剪断接着強度
を表1に示す。
【0035】比較例 2〜5 パイロフィライトを主構成成分とする粘土鉱物の替わり
に炭酸カルシウム及び各種フィロ珪酸塩鉱物を用いた以
外は実施例2と同様にしてドライブレンドした後、28
0〜320℃の温度条件に設定したスクリュー式押出機
により溶融混練後ペレタイズした。得られたペレットを
用い成形下限充填圧力を測定し、引張剪断接着強度測定
試験片を成形した。
【0036】成形下限充填圧力及び得られた試験片につ
いて測定した引張剪断接着強度を表1に示す。
【0037】この様に白雲母、金雲母、モンモリロナイ
トなどのフィロ珪酸塩鉱物、及び炭酸カルシウムを配合
してもエポキシ接着強度の向上はほとんど認められな
い。
【0038】比較例 6 パイロフィライトを主構成成分とする粘土鉱物の替わり
にタルクを用いた以外は実施例2と同様にしてドライブ
レンドした後、280〜320℃の温度条件に設定した
スクリュー式押出機により溶融混練後ペレタイズした。
得られたペレットを用い成形下限充填圧力を測定し、引
張剪断接着強度測定試験片を成形した。成形下限充填圧
力及び得られた試験片について測定した引張剪断接着強
度を表1に示す。
【0039】この様にタルクの配合はエポキシ接着強度
の向上はもたらすものの、成形下限充填圧力が大きく上
昇してしまう。
【0040】比較例 7 平均粒子径が30μmのパイロフィライトを主構成成分
とする粘土鉱物を用いた以外は実施例2と同様にしてド
ライブレンドした後、280〜320℃の温度条件に設
定したスクリュー式押出機により溶融混練後ペレタイズ
した。得られたペレットを用い引張剪断接着強度測定試
験片を成形した。得られた試験片について測定した引張
剪断接着強度を表1に示す。
【0041】この様に平均粒子径が30μmのパイロフ
ィライトを主構成成分とする粘土鉱物を用いると、エポ
キシ接着強度の向上効果が大幅に低下してしまう。
【0042】
【表1】
【0043】
【発明の効果】本発明のポリフェニレンスルフィド樹脂
組成物は、熱安定性、溶融流動性に優れ、かつエポキシ
樹脂との接着性が改良されたポリフェニレンスルフィド
樹脂組成物であり、エポキシ系接着剤による接合あるい
はエポキシ樹脂による電気・電子部品の封止等の2次加
工が伴う部品用途に適する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)ポリフェニレンスルフィド樹脂10
    0重量部に対して、(B)平均粒径が0.1〜20μm
    である、パイロフィライトを主構成成分とする粘土鉱物
    を1〜150重量部および(C)繊維状および/または
    非繊維状充填材を10〜300重量部配合してなるポリ
    フェニレンスルフィド樹脂組成物。
JP5029455A 1993-02-18 1993-02-18 ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物 Pending JPH06240140A (ja)

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