JPH06241094A - エンジンのアイドル回転数制御装置 - Google Patents
エンジンのアイドル回転数制御装置Info
- Publication number
- JPH06241094A JPH06241094A JP2407193A JP2407193A JPH06241094A JP H06241094 A JPH06241094 A JP H06241094A JP 2407193 A JP2407193 A JP 2407193A JP 2407193 A JP2407193 A JP 2407193A JP H06241094 A JPH06241094 A JP H06241094A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- idle speed
- air
- fuel ratio
- adjusting
- engine
- Prior art date
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- Pending
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 燃費性能及びエミッション性能を高めつつ、
アイドル回転数制御の制御精度を高めることができる簡
素なアイドル回転数制御装置を提供する。 【構成】 リーンバーンエンジンCEにおいては、コン
トロールユニットCによってアイドル回転数がフィード
バック制御される。ここで、アイドル時において回転数
偏差が所定値を超えるときにはエレキスロットル弁25
の開度を調整することによって迅速に回転数偏差が縮小
され、回転数偏差が上記所定値以下のときには空燃比す
なわち燃料噴射量を調整することによって精度良くアイ
ドル回転数がフィードバック制御され、燃費性能及びエ
ミッション性能を高めつつアイドル安定性を高めること
ができる。また、バイパス吸気通路、ISCバルブ等が
設けられないのでエンジンCEが簡素な構造となり、製
造コストが低減される。
アイドル回転数制御の制御精度を高めることができる簡
素なアイドル回転数制御装置を提供する。 【構成】 リーンバーンエンジンCEにおいては、コン
トロールユニットCによってアイドル回転数がフィード
バック制御される。ここで、アイドル時において回転数
偏差が所定値を超えるときにはエレキスロットル弁25
の開度を調整することによって迅速に回転数偏差が縮小
され、回転数偏差が上記所定値以下のときには空燃比す
なわち燃料噴射量を調整することによって精度良くアイ
ドル回転数がフィードバック制御され、燃費性能及びエ
ミッション性能を高めつつアイドル安定性を高めること
ができる。また、バイパス吸気通路、ISCバルブ等が
設けられないのでエンジンCEが簡素な構造となり、製
造コストが低減される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンのアイドル回
転数制御装置に関するものである。
転数制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用エンジンには、アイド
ル時のエンジン回転数すなわちアイドル回転数を、目標
アイドル回転数に追従するようフィードバック制御する
アイドル回転数制御装置が設けられが、かかるアイドル
回転数制御装置としては、吸入空気量を変えることによ
りエンジントルクを調整してアイドル回転数を制御する
ようにしたタイプのものが従来より多用されている。そ
して、かかる従来のアイドル回転数制御装置を備えたエ
ンジンにおいては、普通、アイドル時にはアイドル安定
性を高めるために空燃比がほぼ理論空燃比(A/F=1
4.7すなわち空気過剰率λ=1)に設定されるようにな
っている。
ル時のエンジン回転数すなわちアイドル回転数を、目標
アイドル回転数に追従するようフィードバック制御する
アイドル回転数制御装置が設けられが、かかるアイドル
回転数制御装置としては、吸入空気量を変えることによ
りエンジントルクを調整してアイドル回転数を制御する
ようにしたタイプのものが従来より多用されている。そ
して、かかる従来のアイドル回転数制御装置を備えたエ
ンジンにおいては、普通、アイドル時にはアイドル安定
性を高めるために空燃比がほぼ理論空燃比(A/F=1
4.7すなわち空気過剰率λ=1)に設定されるようにな
っている。
【0003】そして、普通のエンジンでは、吸入空気量
がスロットル弁によって調整されるようになっている
が、普通のスロットル弁ではアイドル時に必要とされる
微妙な吸入空気量調整を行うのがむずかしい。さりと
て、スロットル弁の吸入空気量制御の精度をアイドル時
の吸入空気量を調整できるほどに高めようとすれば、ス
ロットル弁あるいはその制御機構が複雑化して大幅なコ
ストアップを招いてしまう。
がスロットル弁によって調整されるようになっている
が、普通のスロットル弁ではアイドル時に必要とされる
微妙な吸入空気量調整を行うのがむずかしい。さりと
て、スロットル弁の吸入空気量制御の精度をアイドル時
の吸入空気量を調整できるほどに高めようとすれば、ス
ロットル弁あるいはその制御機構が複雑化して大幅なコ
ストアップを招いてしまう。
【0004】そこで、通常、吸入空気量を調整すること
よってアイドル回転数を制御する場合は、スロットル弁
をバイパスするバイパス吸気通路を設けるとともに、該
バイパス吸気通路にISCバルブ(バルブ吸気量調整バ
ルブ)を介設し、このISCバルブにより吸入空気量を
調整してアイドル回転数をフィードバック制御するよう
にしている。
よってアイドル回転数を制御する場合は、スロットル弁
をバイパスするバイパス吸気通路を設けるとともに、該
バイパス吸気通路にISCバルブ(バルブ吸気量調整バ
ルブ)を介設し、このISCバルブにより吸入空気量を
調整してアイドル回転数をフィードバック制御するよう
にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにバイパス通路とISCバルブとを設けると、部品点
数が多くなりコストアップを招くといった問題がある。
そこで、点火時期を進角又は遅角させるとエンジントル
クが変化するといった事実に着目して、点火時期を調整
することによってアイドル回転数を制御するようにした
アイドル回転数制御装置が提案されているが、かかるア
イドル回転数制御装置では、点火時期を遅角させたとき
に燃費性能が悪化するといった問題がある。
うにバイパス通路とISCバルブとを設けると、部品点
数が多くなりコストアップを招くといった問題がある。
そこで、点火時期を進角又は遅角させるとエンジントル
クが変化するといった事実に着目して、点火時期を調整
することによってアイドル回転数を制御するようにした
アイドル回転数制御装置が提案されているが、かかるア
イドル回転数制御装置では、点火時期を遅角させたとき
に燃費性能が悪化するといった問題がある。
【0006】すなわち、図4に示すように、エンジント
ルクを変化させるために点火時期を変化させることがで
きる範囲(F/B範囲)は、エンジントルクが最大となる
状態(M.B.T.)を示す曲線G1と、点火時期を遅角させ
ることができる限界(エンジントルクが最小)を示す曲線
G3とによってはさまれる領域となる。なお、図4にお
いて曲線G2はかかるF/B範囲の中央位置を示してい
る。ここで、F/B範囲はエンジン負荷に応じて変化す
ることになるが、図4中においては、Aで示す負荷がア
イドル状態を示している。
ルクを変化させるために点火時期を変化させることがで
きる範囲(F/B範囲)は、エンジントルクが最大となる
状態(M.B.T.)を示す曲線G1と、点火時期を遅角させ
ることができる限界(エンジントルクが最小)を示す曲線
G3とによってはさまれる領域となる。なお、図4にお
いて曲線G2はかかるF/B範囲の中央位置を示してい
る。ここで、F/B範囲はエンジン負荷に応じて変化す
ることになるが、図4中においては、Aで示す負荷がア
イドル状態を示している。
【0007】そして、図5に、エンジン負荷がAのとき
すなわちアイドル時における燃費率be(燃料消費率)の点
火時期に対する特性(曲線G4)を示す。図5から明らか
なとおり、燃料率beは点火時期が遅角されればされるほ
ど大きくなる(悪くなる)。したがって、アイドル回転数
のフィードバック制御時において、点火時期がF/B範
囲の最も遅角側に設定された場合は、普通の状態(M.
B.T.)に比べてdで示す分だけ燃料率beが悪化すること
になる。
すなわちアイドル時における燃費率be(燃料消費率)の点
火時期に対する特性(曲線G4)を示す。図5から明らか
なとおり、燃料率beは点火時期が遅角されればされるほ
ど大きくなる(悪くなる)。したがって、アイドル回転数
のフィードバック制御時において、点火時期がF/B範
囲の最も遅角側に設定された場合は、普通の状態(M.
B.T.)に比べてdで示す分だけ燃料率beが悪化すること
になる。
【0008】また、アイドル時に空燃比を変えることに
よりエンジントルクを調整してアイドル回転数を制御す
るようにしたアイドル回転数制御装置が提案されている
(例えば、特開昭64−41638号公報参照)。しかし
ながら、このように空燃比でアイドル回転数を制御する
と、アイドル回転数が目標アイドル回転数よりも高いと
きには空燃比を理論空燃比(A/F=14.7すなわちλ
=1)よりもリーン側に変化させることになるが、一般
に理論空燃比よりもややリーン側の空燃比域(A/Fが
16付近)ではNOx発生率が最大となるので、NOxに
ついてのエミッションが悪くなるといった問題がある。
よりエンジントルクを調整してアイドル回転数を制御す
るようにしたアイドル回転数制御装置が提案されている
(例えば、特開昭64−41638号公報参照)。しかし
ながら、このように空燃比でアイドル回転数を制御する
と、アイドル回転数が目標アイドル回転数よりも高いと
きには空燃比を理論空燃比(A/F=14.7すなわちλ
=1)よりもリーン側に変化させることになるが、一般
に理論空燃比よりもややリーン側の空燃比域(A/Fが
16付近)ではNOx発生率が最大となるので、NOxに
ついてのエミッションが悪くなるといった問題がある。
【0009】そこで、所定の低出力領域では空燃比を、
NOx発生率が最大となる空燃比域よりもリーン側に設
定するようにしたエンジン、いわゆるリーンバーンエン
ジンにおいて、アイドル時に空燃比をNOx発生率が最
大となる空燃比域よりもリーン側で空燃比を調整するこ
とによりアイドル回転数を制御するようにしたアイドル
回転数制御装置が提案されている(例えば、特開平2−
215945号公報参照)。しかしながら、かかるアイ
ドル回転数制御装置では、アイドル時に変化させられる
空燃比の範囲が狭いので、アイドル回転数の目標アイド
ル回転数に対する偏差が大きいときには応答性が悪くな
るといった問題がある。また、アイドル回転数が目標ア
イドル回転数よりも大幅に低くなったときには空燃比を
大幅にリッチ側に変化させなければならないが、このよ
うな場合には空燃比がNOx発生率が高い空燃比域に達
してしまうといった問題がある。
NOx発生率が最大となる空燃比域よりもリーン側に設
定するようにしたエンジン、いわゆるリーンバーンエン
ジンにおいて、アイドル時に空燃比をNOx発生率が最
大となる空燃比域よりもリーン側で空燃比を調整するこ
とによりアイドル回転数を制御するようにしたアイドル
回転数制御装置が提案されている(例えば、特開平2−
215945号公報参照)。しかしながら、かかるアイ
ドル回転数制御装置では、アイドル時に変化させられる
空燃比の範囲が狭いので、アイドル回転数の目標アイド
ル回転数に対する偏差が大きいときには応答性が悪くな
るといった問題がある。また、アイドル回転数が目標ア
イドル回転数よりも大幅に低くなったときには空燃比を
大幅にリッチ側に変化させなければならないが、このよ
うな場合には空燃比がNOx発生率が高い空燃比域に達
してしまうといった問題がある。
【0010】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたものであって、燃費性能及びエミッション
性能を高めつつ、アイドル回転数制御の制御精度を高め
ることができる簡素でかつ低コストのアイドル回転数制
御装置を提供することを目的とする。
めになされたものであって、燃費性能及びエミッション
性能を高めつつ、アイドル回転数制御の制御精度を高め
ることができる簡素でかつ低コストのアイドル回転数制
御装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するた
め、図1にその構成を示すように、第1の発明は、アイ
ドル時に空燃比が理論空燃比よりもリーン側に設定され
て、アイドル回転数が目標アイドル回転数に追従するよ
うフィードバック制御されるようになったエンジンのア
イドル回転数制御装置において、アイドル回転数の目標
アイドル回転数に対する偏差が比較的大きいときには吸
入空気量を変化させることによってアイドル回転数をフ
ィードバック制御し、上記偏差が比較的小さいときには
空燃比を変化させることによってアイドル回転数をフィ
ードバック制御するアイドル回転数制御手段aが設けら
れていることを特徴とするエンジンのアイドル回転数制
御装置を提供する。
め、図1にその構成を示すように、第1の発明は、アイ
ドル時に空燃比が理論空燃比よりもリーン側に設定され
て、アイドル回転数が目標アイドル回転数に追従するよ
うフィードバック制御されるようになったエンジンのア
イドル回転数制御装置において、アイドル回転数の目標
アイドル回転数に対する偏差が比較的大きいときには吸
入空気量を変化させることによってアイドル回転数をフ
ィードバック制御し、上記偏差が比較的小さいときには
空燃比を変化させることによってアイドル回転数をフィ
ードバック制御するアイドル回転数制御手段aが設けら
れていることを特徴とするエンジンのアイドル回転数制
御装置を提供する。
【0012】第2の発明は、第1の発明にかかるエンジ
ンのアイドル回転数制御装置において、スロットル開度
を変えることによって吸入空気量を変化させてアイドル
回転数を調整することができる補助空気調整手段bと、
NOx発生率が最大となる空燃比域よりもリーン側の空
燃比域で、燃料噴射量を変えることによって空燃比を調
整することができる燃料噴射量調整手段cとが設けら
れ、アイドル回転数制御手段aが、アイドル回転数の目
標アイドル回転数に対する偏差が所定値以上のときには
補助空気調整手段bを介して吸入空気量を調整すること
によりアイドル回転数をフィードバック制御する一方、
上記偏差が上記所定値未満のときには燃料噴射量調整手
段cを介して空燃比を調整することによりアイドル回転
数をフィードバック制御するようになっていることを特
徴とするエンジンのアイドル回転数制御装置を提供す
る。
ンのアイドル回転数制御装置において、スロットル開度
を変えることによって吸入空気量を変化させてアイドル
回転数を調整することができる補助空気調整手段bと、
NOx発生率が最大となる空燃比域よりもリーン側の空
燃比域で、燃料噴射量を変えることによって空燃比を調
整することができる燃料噴射量調整手段cとが設けら
れ、アイドル回転数制御手段aが、アイドル回転数の目
標アイドル回転数に対する偏差が所定値以上のときには
補助空気調整手段bを介して吸入空気量を調整すること
によりアイドル回転数をフィードバック制御する一方、
上記偏差が上記所定値未満のときには燃料噴射量調整手
段cを介して空燃比を調整することによりアイドル回転
数をフィードバック制御するようになっていることを特
徴とするエンジンのアイドル回転数制御装置を提供す
る。
【0013】第3の発明は、第1の発明にかかるエンジ
ンのアイドル回転数制御装置において、スロットル開度
を変えることによって吸入空気量を変化させてアイドル
回転数を調整することができる補助空気調整手段bと、
NOx発生率が最大となる空燃比域よりもリーン側の空
燃比域で、燃料噴射量を変えることによって空燃比を調
整することができる燃料噴射量調整手段cとが設けら
れ、アイドル回転数制御手段aが、アイドル回転数の目
標アイドル回転数に対する偏差があるときにはまず補助
空気調整手段bを介して吸入空気量を調整することによ
りアイドル回転数をフィードバック制御し、次に上記偏
差が所定値以下となったときから燃料噴射量調整手段c
を介して空燃比を調整することによりアイドル回転数を
フィードバック制御するようになっていることを特徴と
するエンジンのアイドル回転数制御装置を提供する。
ンのアイドル回転数制御装置において、スロットル開度
を変えることによって吸入空気量を変化させてアイドル
回転数を調整することができる補助空気調整手段bと、
NOx発生率が最大となる空燃比域よりもリーン側の空
燃比域で、燃料噴射量を変えることによって空燃比を調
整することができる燃料噴射量調整手段cとが設けら
れ、アイドル回転数制御手段aが、アイドル回転数の目
標アイドル回転数に対する偏差があるときにはまず補助
空気調整手段bを介して吸入空気量を調整することによ
りアイドル回転数をフィードバック制御し、次に上記偏
差が所定値以下となったときから燃料噴射量調整手段c
を介して空燃比を調整することによりアイドル回転数を
フィードバック制御するようになっていることを特徴と
するエンジンのアイドル回転数制御装置を提供する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
図2に示すように、ガソリンエンジンCEの各気筒(1
つのみ図示)においては、基本的には、第1,第2吸気弁
1,2が開かれたときに、第1,第2吸気ポート3,4を
介して第1,第2独立吸気通路5,6から燃焼室7内に混
合気を吸入し、この混合気をピストン8で圧縮して点火
プラグ9で着火・燃焼させ、第1,第2排気弁10,11
が開かれたときに、燃焼ガスを第1,第2排気ポート1
2,13を介して第1,第2独立排気通路14,15に排
出するといったプロセスが繰り返されるようになってい
る。なお、エンジンCEは、空燃比A/Fがほぼ理論空
燃比(A/F=14.7すなわち空気過剰率λ=1)に設
定されるリッチゾーンと、空燃比がリーン(A/F=1
9〜24)に設定されるリーンゾーンとが設定され、運
転状態に応じてリッチ/リーンのゾーン切り替えが行わ
れるようになったリーンバーンエンジンである。
図2に示すように、ガソリンエンジンCEの各気筒(1
つのみ図示)においては、基本的には、第1,第2吸気弁
1,2が開かれたときに、第1,第2吸気ポート3,4を
介して第1,第2独立吸気通路5,6から燃焼室7内に混
合気を吸入し、この混合気をピストン8で圧縮して点火
プラグ9で着火・燃焼させ、第1,第2排気弁10,11
が開かれたときに、燃焼ガスを第1,第2排気ポート1
2,13を介して第1,第2独立排気通路14,15に排
出するといったプロセスが繰り返されるようになってい
る。なお、エンジンCEは、空燃比A/Fがほぼ理論空
燃比(A/F=14.7すなわち空気過剰率λ=1)に設
定されるリッチゾーンと、空燃比がリーン(A/F=1
9〜24)に設定されるリーンゾーンとが設定され、運
転状態に応じてリッチ/リーンのゾーン切り替えが行わ
れるようになったリーンバーンエンジンである。
【0015】このようなプロセスの連続した繰り返しに
よって、ピストン8がシリンダボア内でその軸線方向に
往復運動をし、このピストン8の往復運動が、コンロッ
ド16とクランクピン17とクランクアーム18とを介
して回転運動に変換されてクランク軸19に伝達される
ようになっている。点火プラグ9へは、ダイレクトイグ
ニッションコイル20から所定のタイミングで高電圧が
印加され、この高電圧によって点火プラグ9の電極部に
火花放電が起こるようになっている。第1,第2独立排
気通路14,15は下流で1つの共通排気通路41に集
合され、この共通排気通路41には排気ガスを浄化する
触媒コンバータ42が介設されている。共通排気通路4
1には、排気ガス中のO2濃度(すなわち空燃比)を検出
するリニアO2センサ63と、排気ガス温度を検出する
第1,第2排気温度センサ64,65とが臨設されてい
る。また、エンジン本体には冷却水温度(エンジン温度)
を検出する水温センサ66が設けられている。
よって、ピストン8がシリンダボア内でその軸線方向に
往復運動をし、このピストン8の往復運動が、コンロッ
ド16とクランクピン17とクランクアーム18とを介
して回転運動に変換されてクランク軸19に伝達される
ようになっている。点火プラグ9へは、ダイレクトイグ
ニッションコイル20から所定のタイミングで高電圧が
印加され、この高電圧によって点火プラグ9の電極部に
火花放電が起こるようになっている。第1,第2独立排
気通路14,15は下流で1つの共通排気通路41に集
合され、この共通排気通路41には排気ガスを浄化する
触媒コンバータ42が介設されている。共通排気通路4
1には、排気ガス中のO2濃度(すなわち空燃比)を検出
するリニアO2センサ63と、排気ガス温度を検出する
第1,第2排気温度センサ64,65とが臨設されてい
る。また、エンジン本体には冷却水温度(エンジン温度)
を検出する水温センサ66が設けられている。
【0016】各気筒の燃焼室7に空気を供給するため
に、上流端が大気に開放された単一の共通吸気通路21
が設けられ、この共通吸気通路21には、空気の流れ方
向にみて上流側から順に、吸入空気中のダストを除去す
るエアクリーナ22と、吸入空気量を検出するエアフロ
ーセンサ23と、コントロールユニットCから印加され
る信号に従ってサーボモータ24によって開閉駆動され
るエレキスロットル弁25とが介設されている。そし
て、共通吸気通路21の下流端は、吸入空気の流れを安
定化させるサージタンク26に接続され、このサージタ
ンク26に前記した各気筒の第1,第2独立吸気通路5,
6の上流端が接続されている。なお、この吸気系には、
サージタンク26内の吸気負圧を検出するブーストセン
サ61と、吸入空気温度を検出する吸気温度センサ62
と、スロットル開度を検出するスロットル開度センサ6
7とが設けられている。
に、上流端が大気に開放された単一の共通吸気通路21
が設けられ、この共通吸気通路21には、空気の流れ方
向にみて上流側から順に、吸入空気中のダストを除去す
るエアクリーナ22と、吸入空気量を検出するエアフロ
ーセンサ23と、コントロールユニットCから印加され
る信号に従ってサーボモータ24によって開閉駆動され
るエレキスロットル弁25とが介設されている。そし
て、共通吸気通路21の下流端は、吸入空気の流れを安
定化させるサージタンク26に接続され、このサージタ
ンク26に前記した各気筒の第1,第2独立吸気通路5,
6の上流端が接続されている。なお、この吸気系には、
サージタンク26内の吸気負圧を検出するブーストセン
サ61と、吸入空気温度を検出する吸気温度センサ62
と、スロットル開度を検出するスロットル開度センサ6
7とが設けられている。
【0017】エンジンCEにおいては、アイドル回転数
を制御するための吸入吸気量の調整は、後で説明するよ
うにエレキスロットル弁25によって行われるようにな
っているので、スロットル弁をバイパスするバイパス吸
気通路、あるいはバイパス吸気量を制御するISCバル
ブが設けられていない。このため、部品点数が削減さ
れ、エンジンCEの製造コストが低減される。
を制御するための吸入吸気量の調整は、後で説明するよ
うにエレキスロットル弁25によって行われるようにな
っているので、スロットル弁をバイパスするバイパス吸
気通路、あるいはバイパス吸気量を制御するISCバル
ブが設けられていない。このため、部品点数が削減さ
れ、エンジンCEの製造コストが低減される。
【0018】第1独立吸気通路5に対して、該第1独立
吸気通路5内の空気中に燃料(ガソリン)を噴射して混合
気を形成する燃料噴射弁31が設けられている。燃料噴
射弁31の燃料噴射量は、混合気の空燃比A/Fが、空
燃比マップを用いて運転状態(エンジン回転数等)に応じ
て設定される目標空燃比に追従するようコントロールユ
ニットCによって制御されるようになっている。
吸気通路5内の空気中に燃料(ガソリン)を噴射して混合
気を形成する燃料噴射弁31が設けられている。燃料噴
射弁31の燃料噴射量は、混合気の空燃比A/Fが、空
燃比マップを用いて運転状態(エンジン回転数等)に応じ
て設定される目標空燃比に追従するようコントロールユ
ニットCによって制御されるようになっている。
【0019】また、第2独立吸気通路6には開閉弁32
が介設され、この開閉弁32は負圧応動式のダイヤフラ
ム装置からなるアクチュエータ33によって開閉される
ようになっている。具体的には、三方弁35によって、
アクチュエータ33の圧力室に負圧通路34を通してサ
ージタンク26内の負圧を導入するか、それとも大気圧
を導入するかが切り替えられ、該圧力室に負圧が導入さ
れたときにはアクチュエータ33によって開閉弁32が
閉じられ、圧力室に大気圧が導入されたときには開閉弁
32が開かれるようになっている。この開閉弁32は低
負荷領域等では閉じられ、このとき空気が第1吸気ポー
ト3からのみ燃焼室7に供給され、燃焼室7内にスワー
ルが生成され、燃焼室7内で混合気が成層化され、これ
によって混合気の着火性・燃焼性が高められるようにな
っている。開閉弁32は高負荷領域等では開かれ、この
とき空気が両吸気ポート3,4から燃焼室7内に供給さ
れ、吸気充填効率が高められるようになっている。
が介設され、この開閉弁32は負圧応動式のダイヤフラ
ム装置からなるアクチュエータ33によって開閉される
ようになっている。具体的には、三方弁35によって、
アクチュエータ33の圧力室に負圧通路34を通してサ
ージタンク26内の負圧を導入するか、それとも大気圧
を導入するかが切り替えられ、該圧力室に負圧が導入さ
れたときにはアクチュエータ33によって開閉弁32が
閉じられ、圧力室に大気圧が導入されたときには開閉弁
32が開かれるようになっている。この開閉弁32は低
負荷領域等では閉じられ、このとき空気が第1吸気ポー
ト3からのみ燃焼室7に供給され、燃焼室7内にスワー
ルが生成され、燃焼室7内で混合気が成層化され、これ
によって混合気の着火性・燃焼性が高められるようにな
っている。開閉弁32は高負荷領域等では開かれ、この
とき空気が両吸気ポート3,4から燃焼室7内に供給さ
れ、吸気充填効率が高められるようになっている。
【0020】なお、エンジン内(クランク室内)で発生す
るブローバイガスをサージタンク26に導入するため
に、PCVバルブ36を備えたブローバイガス通路37
が設けられている。また、ブローバイガスの排出を促進
するために、共通吸気通路21内の空気の一部をエンジ
ン内に供給する新気導入通路38が設けられている。
るブローバイガスをサージタンク26に導入するため
に、PCVバルブ36を備えたブローバイガス通路37
が設けられている。また、ブローバイガスの排出を促進
するために、共通吸気通路21内の空気の一部をエンジ
ン内に供給する新気導入通路38が設けられている。
【0021】以下、燃料噴射弁31に燃料(ガソリン)を
供給する燃料供給系統を説明する。この燃料供給系統に
おいては、燃料タンク45内の燃料が、燃料フィルタ4
6を通して燃料ポンプ47に吸い込まれた後、該燃料ポ
ンプ47から所定の吐出圧で吐出され、フィルタ49が
介設された燃料供給通路48を通して燃料噴射弁31に
供給されるようになっている。燃料噴射弁31で噴射さ
れない余剰の燃料は、燃料圧を制御するプレッシャレギ
ュレータ52が介設された燃料戻し通路51を通して燃
料タンク45に戻されるようになっている、なお、プレ
ッシャレギュレータ52には、吸気負圧の影響をなくす
ために、サージタンク26内の吸気負圧が負圧導入通路
53を通して導入されるようになっている。
供給する燃料供給系統を説明する。この燃料供給系統に
おいては、燃料タンク45内の燃料が、燃料フィルタ4
6を通して燃料ポンプ47に吸い込まれた後、該燃料ポ
ンプ47から所定の吐出圧で吐出され、フィルタ49が
介設された燃料供給通路48を通して燃料噴射弁31に
供給されるようになっている。燃料噴射弁31で噴射さ
れない余剰の燃料は、燃料圧を制御するプレッシャレギ
ュレータ52が介設された燃料戻し通路51を通して燃
料タンク45に戻されるようになっている、なお、プレ
ッシャレギュレータ52には、吸気負圧の影響をなくす
ために、サージタンク26内の吸気負圧が負圧導入通路
53を通して導入されるようになっている。
【0022】燃料タンク45内のガソリンベーパを含む
空気は、ガソリンベーパの大気中への拡散を防止するた
めに、タンク内空気リリース通路54を通してサージタ
ンク26にリリースされるようになっている。そして、
このタンク内空気リリース通路54には、空気の流れ方
向にみて上流側から順に、リリースされる空気中のガソ
リンミストを分離するセパレータ55と、2ウエイバル
ブ56と、リリースされる空気中のガソリンベーパを吸
着するキャニスタ57と、オリフィス58と、デューテ
ィソレノイドバルブ59とが介設されている。
空気は、ガソリンベーパの大気中への拡散を防止するた
めに、タンク内空気リリース通路54を通してサージタ
ンク26にリリースされるようになっている。そして、
このタンク内空気リリース通路54には、空気の流れ方
向にみて上流側から順に、リリースされる空気中のガソ
リンミストを分離するセパレータ55と、2ウエイバル
ブ56と、リリースされる空気中のガソリンベーパを吸
着するキャニスタ57と、オリフィス58と、デューテ
ィソレノイドバルブ59とが介設されている。
【0023】ところで、エンジンCEにおいては、マイ
クロコンピュータを備えたコントロールユニットCによ
って、エアフローセンサ23によって検出される吸入空
気量、ブーストセンサ61によって検出される吸気負
圧、吸気温度センサ62によって検出される吸気温度、
リニアO2センサ63によって検出されるO2濃度(空燃
比)、第1,第2排気温度センサ64,65によって検出
される排気ガス温度、水温センサ66によって検出され
る冷却水温度(エンジン温度)、スロットル開度センサ6
7によって検出されるスロットル開度、回転数センサ
(図示せず)によって検出されるエンジン回転数、アクセ
ル開度センサ(図示せず)によって検出されるアクセル開
度、アクセルスイッチ(図示せず)から出力されるアクセ
ルスイッチ信号等を制御情報として、種々の制御が行わ
れるようになっている。
クロコンピュータを備えたコントロールユニットCによ
って、エアフローセンサ23によって検出される吸入空
気量、ブーストセンサ61によって検出される吸気負
圧、吸気温度センサ62によって検出される吸気温度、
リニアO2センサ63によって検出されるO2濃度(空燃
比)、第1,第2排気温度センサ64,65によって検出
される排気ガス温度、水温センサ66によって検出され
る冷却水温度(エンジン温度)、スロットル開度センサ6
7によって検出されるスロットル開度、回転数センサ
(図示せず)によって検出されるエンジン回転数、アクセ
ル開度センサ(図示せず)によって検出されるアクセル開
度、アクセルスイッチ(図示せず)から出力されるアクセ
ルスイッチ信号等を制御情報として、種々の制御が行わ
れるようになっている。
【0024】しかしながら、エンジンCEの一般的な制
御は本発明の要旨とするところではないのでその説明を
省略し、以下では図3に示すフローチャートに従って、
適宜図2を参照しつつ、本発明の要旨にかかるアイドル
回転数制御についてのみ説明する。なお、コントロール
ユニットCは、特許請求の範囲に記載された「アイドル
回転数制御手段」と「補助空気調整手段」と「燃料噴射量調
整手段」とを含む総合的な制御装置である。
御は本発明の要旨とするところではないのでその説明を
省略し、以下では図3に示すフローチャートに従って、
適宜図2を参照しつつ、本発明の要旨にかかるアイドル
回転数制御についてのみ説明する。なお、コントロール
ユニットCは、特許請求の範囲に記載された「アイドル
回転数制御手段」と「補助空気調整手段」と「燃料噴射量調
整手段」とを含む総合的な制御装置である。
【0025】このアイドル回転数制御では、基本的に
は、アイドル回転数の目標アイドル回転数に対する偏差
(以下、これを回転数偏差という)が比較的大きいときに
は、まずエレキスロットル弁25の開度を調整すること
によりアイドル回転数をフィードバック制御し、回転数
偏差が比較的小さいときには空燃比すなわち燃料噴射量
を調整することによってアイドル回転数をフィードバッ
ク制御するようにしている。
は、アイドル回転数の目標アイドル回転数に対する偏差
(以下、これを回転数偏差という)が比較的大きいときに
は、まずエレキスロットル弁25の開度を調整すること
によりアイドル回転数をフィードバック制御し、回転数
偏差が比較的小さいときには空燃比すなわち燃料噴射量
を調整することによってアイドル回転数をフィードバッ
ク制御するようにしている。
【0026】すなわち、エレキスロットル弁25により
吸入空気量を調整してアイドル回転数を制御する場合
は、かかるアイドル領域ではエレキスロットル弁25は
ほぼ閉じられているので吸入空気量を微妙に調整するこ
とがむずかしく、したがって制御精度はさほど高くはな
い。しかしながら、変えることができる吸入空気量の範
囲、すなわち変えることができるエンジントルクの範囲
は非常に広いので(アイドル回転数を制御する上におい
ては0〜∞と考えても差し支えはない)、回転数偏差が
大きい場合でも該回転数偏差を迅速に縮小させることが
できる(応答性が良い)。そこで、回転数偏差が大きいと
きには、該回転数偏差を迅速に縮小させるためにエレキ
スロットル弁25の開度を調整することによってアイド
ル回転数をフィードバック制御するようにしている。
吸入空気量を調整してアイドル回転数を制御する場合
は、かかるアイドル領域ではエレキスロットル弁25は
ほぼ閉じられているので吸入空気量を微妙に調整するこ
とがむずかしく、したがって制御精度はさほど高くはな
い。しかしながら、変えることができる吸入空気量の範
囲、すなわち変えることができるエンジントルクの範囲
は非常に広いので(アイドル回転数を制御する上におい
ては0〜∞と考えても差し支えはない)、回転数偏差が
大きい場合でも該回転数偏差を迅速に縮小させることが
できる(応答性が良い)。そこで、回転数偏差が大きいと
きには、該回転数偏差を迅速に縮小させるためにエレキ
スロットル弁25の開度を調整することによってアイド
ル回転数をフィードバック制御するようにしている。
【0027】他方、リーンゾーンにおいて空燃比(燃料
噴射量)を調整してアイドル回転数を制御する場合は、
燃料噴射弁31の燃料噴射量を正確に制御することがで
きるので、アイドル制御の制御精度が非常に高くなる。
しかしながら、リーンゾーンにおいて、変えることがで
きる空燃比の範囲、すなわち変えることができるエンジ
ントルクの範囲は比較的狭い。けだし、空燃比がリーン
側に行き過ぎるとエンストが生じ、逆にリッチ側に行き
過ぎるとNOx発生率が高くなる空燃比域に達してしま
うからである。したがって、回転数偏差が大きい場合に
はこれをを迅速に(応答性良く)縮小させることはむずか
しい。そこで、回転数偏差が小さいときに限り、アイド
ル回転数を精密に制御するために空燃比(燃料噴射量)を
調整することによってアイドル回転数をフィードバック
制御するようにしている。
噴射量)を調整してアイドル回転数を制御する場合は、
燃料噴射弁31の燃料噴射量を正確に制御することがで
きるので、アイドル制御の制御精度が非常に高くなる。
しかしながら、リーンゾーンにおいて、変えることがで
きる空燃比の範囲、すなわち変えることができるエンジ
ントルクの範囲は比較的狭い。けだし、空燃比がリーン
側に行き過ぎるとエンストが生じ、逆にリッチ側に行き
過ぎるとNOx発生率が高くなる空燃比域に達してしま
うからである。したがって、回転数偏差が大きい場合に
はこれをを迅速に(応答性良く)縮小させることはむずか
しい。そこで、回転数偏差が小さいときに限り、アイド
ル回転数を精密に制御するために空燃比(燃料噴射量)を
調整することによってアイドル回転数をフィードバック
制御するようにしている。
【0028】具体的には、アイドル回転数制御が開始さ
れると、まずステップ#1で、エンジン回転数Neと、
スロットル開度TVOと、吸入空気量Ceと、アクセル
スイッチ信号と、空燃比A/Fとが読み込まれる。次
に、ステップ#2で、エンジンCEがアイドル状態にあ
るか否かが比較・判定され、アイドル状態でないと判定
された場合は(NO)、アイドル回転数を制御する必要が
ないので、後の全ステップをスキップしてステップ#1
に復帰する。る。なお、アイドル状態か否かの比較・判
定はアクセルスイッチ信号に基づいて行われる。
れると、まずステップ#1で、エンジン回転数Neと、
スロットル開度TVOと、吸入空気量Ceと、アクセル
スイッチ信号と、空燃比A/Fとが読み込まれる。次
に、ステップ#2で、エンジンCEがアイドル状態にあ
るか否かが比較・判定され、アイドル状態でないと判定
された場合は(NO)、アイドル回転数を制御する必要が
ないので、後の全ステップをスキップしてステップ#1
に復帰する。る。なお、アイドル状態か否かの比較・判
定はアクセルスイッチ信号に基づいて行われる。
【0029】他方、ステップ#2でアイドル状態である
と判定された場合は(YES)、ステップ#3で、目標空
燃比AF0が演算される。ここで、目標空燃比AF0は、
一般に知られた普通の手法で、空燃比マップを検索する
ことによりエンジン回転数Ne及び吸入空気量Ceに応じ
て設定される。なお、エンジンCEにおいては、空燃比
が目標空燃比に追従するように、燃料噴射弁31の燃料
噴射量がコントロールユニットCによって制御されてい
るのは前記したとおりである。
と判定された場合は(YES)、ステップ#3で、目標空
燃比AF0が演算される。ここで、目標空燃比AF0は、
一般に知られた普通の手法で、空燃比マップを検索する
ことによりエンジン回転数Ne及び吸入空気量Ceに応じ
て設定される。なお、エンジンCEにおいては、空燃比
が目標空燃比に追従するように、燃料噴射弁31の燃料
噴射量がコントロールユニットCによって制御されてい
るのは前記したとおりである。
【0030】次に、ステップ#4で目標空燃比AF0が
リーンであるか否か、すなわちエンジンCEがリーンゾ
ーンに入っていてリーンな空燃比で運転されているか否
かが比較・判定される。なお、前記したとおり、リーン
ゾーンでの目標空燃比は、NOx発生率が最大となる空
燃比域(A/Fで16付近)よりははるかにリーン側(A
/F=19〜24)に設定されるので、燃費性能とエミ
ッション性能とが大幅に高められている。ここで、リー
ンではないと判定された場合は(NO)、空燃比の調整に
よりアイドル回転数制御を行うことができないので、後
の全ステップをスキップしてステップ#1に復帰する。
リーンであるか否か、すなわちエンジンCEがリーンゾ
ーンに入っていてリーンな空燃比で運転されているか否
かが比較・判定される。なお、前記したとおり、リーン
ゾーンでの目標空燃比は、NOx発生率が最大となる空
燃比域(A/Fで16付近)よりははるかにリーン側(A
/F=19〜24)に設定されるので、燃費性能とエミ
ッション性能とが大幅に高められている。ここで、リー
ンではないと判定された場合は(NO)、空燃比の調整に
よりアイドル回転数制御を行うことができないので、後
の全ステップをスキップしてステップ#1に復帰する。
【0031】他方、ステップ#4でリーンであると判定
された場合は(YES)、ステップ#5で現在のエンジン
回転数Neが読み込まれ、この現在のエンジン回転数Ne
がアイドル回転数Ne1として記憶され、続いてステップ
#6で目標エンジン回転数すなわち目標アイドル回転数
Ne0が演算される。なお、目標アイドル回転数Ne0は、
エンジンCEの運転状態(例えば、エンジン温度、吸気
温度、補機の駆動状態等)に応じて、よく知られた普通
の方法で設定される。
された場合は(YES)、ステップ#5で現在のエンジン
回転数Neが読み込まれ、この現在のエンジン回転数Ne
がアイドル回転数Ne1として記憶され、続いてステップ
#6で目標エンジン回転数すなわち目標アイドル回転数
Ne0が演算される。なお、目標アイドル回転数Ne0は、
エンジンCEの運転状態(例えば、エンジン温度、吸気
温度、補機の駆動状態等)に応じて、よく知られた普通
の方法で設定される。
【0032】次に、ステップ#7で、アイドル回転数N
e1と目標アイドル回転数Ne0との間の偏差すなわち回転
数偏差の絶対値ΔNe(ΔNe=│Ne0−Ne1│)が所定値
K0より大きいか否かが比較・判定される。ここで、K0
は、ΔNeがこれより大きくなると空燃比の調整による
アイドル回転数制御がむずかしくなるような境界となる
値に設定される。
e1と目標アイドル回転数Ne0との間の偏差すなわち回転
数偏差の絶対値ΔNe(ΔNe=│Ne0−Ne1│)が所定値
K0より大きいか否かが比較・判定される。ここで、K0
は、ΔNeがこれより大きくなると空燃比の調整による
アイドル回転数制御がむずかしくなるような境界となる
値に設定される。
【0033】ステップ#7で、ΔNe>K0であると判定
された場合(YES)、すなわち回転数偏差が比較的大き
い場合には該回転数偏差を迅速に縮小させるために、ス
テップ#8〜ステップ#10で、エレキスロットル弁2
5の開度を調整することによりアイドル回転数がフィー
ドバック制御される。すなわち、ステップ#8で、実際
のアイドル回転数Ne1が目標アイドル回転数Ne0より大
きいか否かが比較・判定され、Ne1≦Ne0であると判定
された場合は(NO)、アイドル回転数が目標アイドル回
転数以下となっているので、ステップ#9でエレキスロ
ットル弁25が開き側に制御され、アイドル回転数が高
められる。他方、Ne1>Ne0であると判定された場合は
(YES)、アイドル回転数が目標アイドル回転数を超え
ているので、ステップ#10でエレキスロットル弁25
が閉じ側に制御され、アイドル回転数が下げられる。こ
の後、ステップ#5に戻されて制御が続行される。な
お、ΔNe≦K0となるまでは、すなわち回転数偏差が所
定値以下に縮小されるまでは、ステップ#8〜ステップ
#10が繰り返されることになる。
された場合(YES)、すなわち回転数偏差が比較的大き
い場合には該回転数偏差を迅速に縮小させるために、ス
テップ#8〜ステップ#10で、エレキスロットル弁2
5の開度を調整することによりアイドル回転数がフィー
ドバック制御される。すなわち、ステップ#8で、実際
のアイドル回転数Ne1が目標アイドル回転数Ne0より大
きいか否かが比較・判定され、Ne1≦Ne0であると判定
された場合は(NO)、アイドル回転数が目標アイドル回
転数以下となっているので、ステップ#9でエレキスロ
ットル弁25が開き側に制御され、アイドル回転数が高
められる。他方、Ne1>Ne0であると判定された場合は
(YES)、アイドル回転数が目標アイドル回転数を超え
ているので、ステップ#10でエレキスロットル弁25
が閉じ側に制御され、アイドル回転数が下げられる。こ
の後、ステップ#5に戻されて制御が続行される。な
お、ΔNe≦K0となるまでは、すなわち回転数偏差が所
定値以下に縮小されるまでは、ステップ#8〜ステップ
#10が繰り返されることになる。
【0034】ところで、前記のステップ#7で、ΔNe
≦K0であると判定された場合(NO)、すなわち回転数
偏差が比較的小さい場合にはアイドル回転数を精度良く
制御するために、ステップ#11〜ステップ#14で、
空燃比すなわち燃料噴射弁31の燃料噴射量を調整する
ことによりアイドル回転数がフィードバック制御され
る。すなわち、ステップ#11で、実際のアイドル回転
数Ne1が目標アイドル回転数Ne0より大きいか否かが比
較・判定され、Ne1>Ne0であると判定された場合は
(YES)、アイドル回転数が目標アイドル回転数を超え
ているので、ステップ#12で空燃比が所定の小さい幅
でリーン側に制御され、アイドル回転数が下げられる。
他方、Ne1≦Ne0であると判定された場合は(NO)、ア
イドル回転数が目標アイドル回転数以下となっているの
で、ステップ#13で空燃比が所定の小さい幅でリッチ
側に制御され、アイドル回転数が高められる。
≦K0であると判定された場合(NO)、すなわち回転数
偏差が比較的小さい場合にはアイドル回転数を精度良く
制御するために、ステップ#11〜ステップ#14で、
空燃比すなわち燃料噴射弁31の燃料噴射量を調整する
ことによりアイドル回転数がフィードバック制御され
る。すなわち、ステップ#11で、実際のアイドル回転
数Ne1が目標アイドル回転数Ne0より大きいか否かが比
較・判定され、Ne1>Ne0であると判定された場合は
(YES)、アイドル回転数が目標アイドル回転数を超え
ているので、ステップ#12で空燃比が所定の小さい幅
でリーン側に制御され、アイドル回転数が下げられる。
他方、Ne1≦Ne0であると判定された場合は(NO)、ア
イドル回転数が目標アイドル回転数以下となっているの
で、ステップ#13で空燃比が所定の小さい幅でリッチ
側に制御され、アイドル回転数が高められる。
【0035】この後、ステップ#14で、回転数偏差
(Ne0−Ne1)が0となったか否か、すなわち実際のアイ
ドル回転数が目標アイドル回転数に一致しているか否か
が比較・判定され、Ne0−Ne1≠0であれば(NO)、ス
テップ#11に戻され、ステップ#11〜ステップ#1
4が繰り返される。他方、Ne0−Ne1=0であれば(Y
ES)、ステップ#1に復帰する。なお、ΔNeがもとも
と小さくK0以下である場合は、ステップ#8〜ステッ
プ#10を経ることなく、直接ステップ#11〜ステッ
プ#14で空燃比の調整によりアイドル回転数がフィー
ドバック制御されることになる。
(Ne0−Ne1)が0となったか否か、すなわち実際のアイ
ドル回転数が目標アイドル回転数に一致しているか否か
が比較・判定され、Ne0−Ne1≠0であれば(NO)、ス
テップ#11に戻され、ステップ#11〜ステップ#1
4が繰り返される。他方、Ne0−Ne1=0であれば(Y
ES)、ステップ#1に復帰する。なお、ΔNeがもとも
と小さくK0以下である場合は、ステップ#8〜ステッ
プ#10を経ることなく、直接ステップ#11〜ステッ
プ#14で空燃比の調整によりアイドル回転数がフィー
ドバック制御されることになる。
【0036】以上、本実施例によれば、エレキスロット
ル弁25を有効に利用することにより、バイパス吸気通
路あるいはISCバルブを設けない簡素な構成で、すな
わち低コストで、アイドル時にはアイドル回転数を目標
アイドル回転数に迅速にかつ高精度に追従させることが
でき、アイドル安定性を高めることができる。また、燃
費性能とエミッション性能とが高められる。
ル弁25を有効に利用することにより、バイパス吸気通
路あるいはISCバルブを設けない簡素な構成で、すな
わち低コストで、アイドル時にはアイドル回転数を目標
アイドル回転数に迅速にかつ高精度に追従させることが
でき、アイドル安定性を高めることができる。また、燃
費性能とエミッション性能とが高められる。
【0037】
【発明の作用・効果】第1の発明によれば、アイドル回
転数の目標アイドル回転数に対する偏差(回転数偏差)が
大きいときには、エンジントルクの変化幅を大きく設定
することができる吸入空気量調整によりアイドル回転数
がフィードバック制御されるので、制御応答性が高めら
れ、回転数偏差が迅速に縮小される。他方、回転数偏差
が小さいときには、エンジントルクを精密に制御するこ
とができる空燃比調整によりアイドル回転数がフィード
バック制御されるので、アイドル回転数制御の制御精度
が高められる。このため、アイドル時には燃費性能とエ
ミッション性能とを高めつつ、アイドル回転数を迅速か
つ正確に目標アイドル回転数に追従させることができ、
アイドル安定性を高めることができる。
転数の目標アイドル回転数に対する偏差(回転数偏差)が
大きいときには、エンジントルクの変化幅を大きく設定
することができる吸入空気量調整によりアイドル回転数
がフィードバック制御されるので、制御応答性が高めら
れ、回転数偏差が迅速に縮小される。他方、回転数偏差
が小さいときには、エンジントルクを精密に制御するこ
とができる空燃比調整によりアイドル回転数がフィード
バック制御されるので、アイドル回転数制御の制御精度
が高められる。このため、アイドル時には燃費性能とエ
ミッション性能とを高めつつ、アイドル回転数を迅速か
つ正確に目標アイドル回転数に追従させることができ、
アイドル安定性を高めることができる。
【0038】第2の発明によれば、基本的には第1の発
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、回転数偏差
が大きい場合にはスロットル弁開度を調整することによ
ってアイドル回転数制御が行われるので、バイパス吸気
通路あるいはISCバルブを設ける必要がなくなり、エ
ンジンの構造が簡素化され、その製造コストが低減され
る。
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、回転数偏差
が大きい場合にはスロットル弁開度を調整することによ
ってアイドル回転数制御が行われるので、バイパス吸気
通路あるいはISCバルブを設ける必要がなくなり、エ
ンジンの構造が簡素化され、その製造コストが低減され
る。
【0039】第3の発明によれば、基本的には第1の発
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、回転数偏差
があるときには、まずスロットル弁開度を調整すること
によってアイドル回転数制御が行われ、次に空燃比を調
整することによってアイドル回転数制御が行われるの
で、アイドル回転数制御における応答性及び精度が一層
高められる。かつ、バイパス吸気通路あるいはISCバ
ルブを設ける必要がなくなるので、エンジンの構造が簡
素化され、その製造コストが低減される。
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、回転数偏差
があるときには、まずスロットル弁開度を調整すること
によってアイドル回転数制御が行われ、次に空燃比を調
整することによってアイドル回転数制御が行われるの
で、アイドル回転数制御における応答性及び精度が一層
高められる。かつ、バイパス吸気通路あるいはISCバ
ルブを設ける必要がなくなるので、エンジンの構造が簡
素化され、その製造コストが低減される。
【図1】 請求項1〜請求項3に対応する第1〜第3の
発明の構成を示すブロック図である。
発明の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明にかかるアイドル回転数制御装置を備
えたエンジンのシステム構成図である。
えたエンジンのシステム構成図である。
【図3】 アイドル回転数制御の制御方法を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図4】 従来の点火時期調整によるアイドル回転数制
御において、点火時期を変えることができる範囲を示す
図である。
御において、点火時期を変えることができる範囲を示す
図である。
【図5】 従来のエンジンにおける、燃費率の点火時期
に対する特性を示す図である。
に対する特性を示す図である。
CE…エンジン C…コントロールユニット 24…サーボモータ 25…エレキスロットル弁 31…燃料噴射弁 63…リニアO2センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 宏 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 アイドル時に空燃比が理論空燃比よりも
リーン側に設定されて、アイドル回転数が目標アイドル
回転数に追従するようフィードバック制御されるように
なったエンジンのアイドル回転数制御装置において、 アイドル回転数の目標アイドル回転数に対する偏差が比
較的大きいときには吸入空気量を変化させることによっ
てアイドル回転数をフィードバック制御し、上記偏差が
比較的小さいときには空燃比を変化させることによって
アイドル回転数をフィードバック制御するアイドル回転
数制御手段が設けられていることを特徴とするエンジン
のアイドル回転数制御装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載されたエンジンのアイド
ル回転数制御装置において、 スロットル開度を変えることによって吸入空気量を変化
させてアイドル回転数を調整することができる補助空気
調整手段と、 NOx発生率が最大となる空燃比域よりもリーン側の空
燃比域で、燃料噴射量を変えることによって空燃比を調
整することができる燃料噴射量調整手段とが設けられ、 アイドル回転数制御手段が、アイドル回転数の目標アイ
ドル回転数に対する偏差が所定値以上のときには補助空
気調整手段を介して吸入空気量を調整することによりア
イドル回転数をフィードバック制御する一方、上記偏差
が上記所定値未満のときには燃料噴射量調整手段を介し
て空燃比を調整することによりアイドル回転数をフィー
ドバック制御するようになっていることを特徴とするエ
ンジンのアイドル回転数制御装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載されたエンジンのアイド
ル回転数制御装置において、 スロットル開度を変えることによって吸入空気量を変化
させてアイドル回転数を調整することができる補助空気
調整手段と、 NOx発生率が最大となる空燃比域よりもリーン側の空
燃比域で、燃料噴射量を変えることによって空燃比を調
整することができる燃料噴射量調整手段とが設けられ、 アイドル回転数制御手段が、アイドル回転数の目標アイ
ドル回転数に対する偏差があるときにはまず補助空気調
整手段を介して吸入空気量を調整することによりアイド
ル回転数をフィードバック制御し、次に上記偏差が所定
値以下となったときから燃料噴射量調整手段を介して空
燃比を調整することによりアイドル回転数をフィードバ
ック制御するようになっていることを特徴とするエンジ
ンのアイドル回転数制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2407193A JPH06241094A (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | エンジンのアイドル回転数制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2407193A JPH06241094A (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | エンジンのアイドル回転数制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06241094A true JPH06241094A (ja) | 1994-08-30 |
Family
ID=12128199
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2407193A Pending JPH06241094A (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | エンジンのアイドル回転数制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06241094A (ja) |
-
1993
- 1993-02-12 JP JP2407193A patent/JPH06241094A/ja active Pending
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