JPH0624118A - オフセット印刷方法及びオフセット印刷機 - Google Patents
オフセット印刷方法及びオフセット印刷機Info
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- JPH0624118A JPH0624118A JP18094692A JP18094692A JPH0624118A JP H0624118 A JPH0624118 A JP H0624118A JP 18094692 A JP18094692 A JP 18094692A JP 18094692 A JP18094692 A JP 18094692A JP H0624118 A JPH0624118 A JP H0624118A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 オフセット印刷に於いて、過酸化水素を含有
した湿し水を使用。 【効果】 保存中に乾燥皮膜が形成され難いオフセット
印刷インキを使用して印刷後にインキ皮膜を適正な速度
で乾燥させることができる。
した湿し水を使用。 【効果】 保存中に乾燥皮膜が形成され難いオフセット
印刷インキを使用して印刷後にインキ皮膜を適正な速度
で乾燥させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オフセット印刷方法及
びオフセット印刷機に関する。
びオフセット印刷機に関する。
【0002】
【従来の技術】オフセット印刷インキは、通常インキ中
の不飽和結合を有する乾性油の酸化重合により乾燥す
る。酸化重合型印刷インキに用いられる乾燥剤として、
一般にマンガンやコバルト等の金属石鹸(以降ドライヤ
ーと呼ぶ)が使用されている。しかし、このような試薬
が効果を発揮するためには大量に混入する必要があるた
め、インキ保存中に乾燥皮膜を張ることが多い。この事
は印刷機のインキ壺にインキを仕込む際、インキ缶周辺
に形成したインキの皮膜が混入され、ヒッキーやブラン
残りのトラブルを誘発させる原因になる。これを解決す
る為に一般にはハイドロキノン等の酸化抑制剤をドライ
ヤーと兼用することがある。このことが印刷物の乾燥不
良が起こす例が多々見られる。
の不飽和結合を有する乾性油の酸化重合により乾燥す
る。酸化重合型印刷インキに用いられる乾燥剤として、
一般にマンガンやコバルト等の金属石鹸(以降ドライヤ
ーと呼ぶ)が使用されている。しかし、このような試薬
が効果を発揮するためには大量に混入する必要があるた
め、インキ保存中に乾燥皮膜を張ることが多い。この事
は印刷機のインキ壺にインキを仕込む際、インキ缶周辺
に形成したインキの皮膜が混入され、ヒッキーやブラン
残りのトラブルを誘発させる原因になる。これを解決す
る為に一般にはハイドロキノン等の酸化抑制剤をドライ
ヤーと兼用することがある。このことが印刷物の乾燥不
良が起こす例が多々見られる。
【0003】また、特開平3-281249号公報にあるよう
に、オゾン等を印刷物に吹き付けることにより乾燥を促
進させる方法も提案されているが、このような方法だ
と、印刷物に吹き付ける乾燥促進剤が一部空気中に漏
れ、印刷機周辺の環境を悪化させる危険性が伴うので、
環境保安上好ましくないのである。
に、オゾン等を印刷物に吹き付けることにより乾燥を促
進させる方法も提案されているが、このような方法だ
と、印刷物に吹き付ける乾燥促進剤が一部空気中に漏
れ、印刷機周辺の環境を悪化させる危険性が伴うので、
環境保安上好ましくないのである。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】本発明者等は、印刷機
周辺の環境を悪化させることなく、且つインキ保存中に
乾燥皮膜が形成され難いオフセット印刷インキを使用し
てインキの皮膜を適正な速度で乾燥させることができる
オフセット印刷方法について研究を進めた結果、本発明
に到達した。
周辺の環境を悪化させることなく、且つインキ保存中に
乾燥皮膜が形成され難いオフセット印刷インキを使用し
てインキの皮膜を適正な速度で乾燥させることができる
オフセット印刷方法について研究を進めた結果、本発明
に到達した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、不飽和有機化
合物及び金属化合物を含有するオフセット印刷インキを
使用してオフセット印刷する方法において、過酸化水素
を含有する湿し水を使用して印刷することを特徴とする
オフセット印刷方法に関するものである。
合物及び金属化合物を含有するオフセット印刷インキを
使用してオフセット印刷する方法において、過酸化水素
を含有する湿し水を使用して印刷することを特徴とする
オフセット印刷方法に関するものである。
【0006】さらに、本発明は、版胴と、該版胴に湿し
水を供給する給水装置とを有するオフセット印刷機にお
いて、給水装置内に過酸化水素発生装置を設けたことを
特徴とするオフセット印刷機に関するものである。
水を供給する給水装置とを有するオフセット印刷機にお
いて、給水装置内に過酸化水素発生装置を設けたことを
特徴とするオフセット印刷機に関するものである。
【0007】本発明で使用する湿し水としては、従来公
知である任意組成の湿し水に過酸化水素もしくは過酸化
水素水を添加したものでもよいし、湿し水中に薬品を添
加することによって化学反応を起こさせて過酸化水素を
発生させたものでもよいし、湿し水への通電、即ち水の
電気分解により発生する水素と酸素とを金属パラジウム
(Pd)のような触媒を用いて反応させることにより、過
酸化水素を発生させたものでもよい。
知である任意組成の湿し水に過酸化水素もしくは過酸化
水素水を添加したものでもよいし、湿し水中に薬品を添
加することによって化学反応を起こさせて過酸化水素を
発生させたものでもよいし、湿し水への通電、即ち水の
電気分解により発生する水素と酸素とを金属パラジウム
(Pd)のような触媒を用いて反応させることにより、過
酸化水素を発生させたものでもよい。
【0008】水の電器分解により過酸化水素を発生させ
る場合、過酸化水素生成量に関する因子としては、次の
ものが挙げられる。
る場合、過酸化水素生成量に関する因子としては、次の
ものが挙げられる。
【0009】(1)水中の水素及び酸素濃度 水素及び酸素の濃度は高ければ高いほど過酸化水素の発
生速度が高くなるが、酸素対水素濃度は高すぎると、発
生した過酸化水素が再び水となる(H2O2→H2O)速度も
速くなり、結局過酸化水素の蓄積速度が遅くなる。過酸
化水素が最も効率よく蓄積される酸素対水素濃度比は用
いた触媒によって異なるが、Pdの場合は約2:1であ
る。従って、水中に空気を吹き込む等の方法により、酸
素濃度を調製し、過酸化水素の蓄積効率を高めることが
できる。
生速度が高くなるが、酸素対水素濃度は高すぎると、発
生した過酸化水素が再び水となる(H2O2→H2O)速度も
速くなり、結局過酸化水素の蓄積速度が遅くなる。過酸
化水素が最も効率よく蓄積される酸素対水素濃度比は用
いた触媒によって異なるが、Pdの場合は約2:1であ
る。従って、水中に空気を吹き込む等の方法により、酸
素濃度を調製し、過酸化水素の蓄積効率を高めることが
できる。
【0010】(2)通電時の荷電圧 荷電圧は最低2V必要とし、高ければ高いほど水素及び
酸素の発生速度も高くなるが、ある程度以上荷電圧を高
くしても(通常は30V以上)発生した水素及び酸素が水
への溶解可能な濃度を超え、余剰分は空気中に放出され
てしまう。
酸素の発生速度も高くなるが、ある程度以上荷電圧を高
くしても(通常は30V以上)発生した水素及び酸素が水
への溶解可能な濃度を超え、余剰分は空気中に放出され
てしまう。
【0011】(3)水のpH pHが低いほど過酸化水素の発生速度が高くなる。
【0012】(4)温度 一般には、温度が高いほど触媒がより活性となる一方、
酸素と水素の溶解度が低下し、溶液中の酸素及び水素の
濃度に伴う活性も低下する。従って、この2つの相反す
る条件がどこかで釣り合うはずであるが、通常の湿し水
タンク内の温度は5〜30℃の範囲にあり、その範囲内に
おける過酸化水素蓄積量の温度依存性が認められなかっ
た。
酸素と水素の溶解度が低下し、溶液中の酸素及び水素の
濃度に伴う活性も低下する。従って、この2つの相反す
る条件がどこかで釣り合うはずであるが、通常の湿し水
タンク内の温度は5〜30℃の範囲にあり、その範囲内に
おける過酸化水素蓄積量の温度依存性が認められなかっ
た。
【0013】(5)過酸化水素蓄積量 このような過酸化水素発生装置により発生する過酸化水
素の量は通電開始後8時間でタンク内の過酸化水素濃度
が約0.1重量%に達し、それ以降も常に発生するが、そ
れ以上の濃度では過酸化水素の分解も同時に進行するた
め、より高性能な触媒を使用しない限り過酸化水素の蓄
積量は0.1重量%以上に上げることが難しい。しかし、
実印刷機上では消費される湿し水が常に新たに供給され
るため、蓄積された過酸化水素も同時に消費され、常に
新たに生成されるので、使用前にある程度過酸化水素を
蓄積さえしておけば、その後は半永久的な連続使用が可
能である。
素の量は通電開始後8時間でタンク内の過酸化水素濃度
が約0.1重量%に達し、それ以降も常に発生するが、そ
れ以上の濃度では過酸化水素の分解も同時に進行するた
め、より高性能な触媒を使用しない限り過酸化水素の蓄
積量は0.1重量%以上に上げることが難しい。しかし、
実印刷機上では消費される湿し水が常に新たに供給され
るため、蓄積された過酸化水素も同時に消費され、常に
新たに生成されるので、使用前にある程度過酸化水素を
蓄積さえしておけば、その後は半永久的な連続使用が可
能である。
【0014】図1は過酸化水素発生装置の一例を示した
断面図である。攪拌棒1で湿し水2を攪拌しながら、電
極3、4で水の電気分解を行い、陰極3で水素を発生さ
せるとともに陽極4で酸素を発生させ、さらにエアスト
ン5で微細な空気泡を湿し水2中に吹き込むことにより
湿し水2中の酸素濃度を高め、湿し水中の水素及び酸素
を活性炭担持パラジウム触媒6で反応させ、過酸化水素
を発生させる。尚、トラップ7は電極で3、4で発生し
た酸素及び水素が空気中に放出されるのを防ぐためのも
のである。
断面図である。攪拌棒1で湿し水2を攪拌しながら、電
極3、4で水の電気分解を行い、陰極3で水素を発生さ
せるとともに陽極4で酸素を発生させ、さらにエアスト
ン5で微細な空気泡を湿し水2中に吹き込むことにより
湿し水2中の酸素濃度を高め、湿し水中の水素及び酸素
を活性炭担持パラジウム触媒6で反応させ、過酸化水素
を発生させる。尚、トラップ7は電極で3、4で発生し
た酸素及び水素が空気中に放出されるのを防ぐためのも
のである。
【0015】このような過酸化水素発生装置により発生
する過酸化水素を湿し水に導入するには、過酸化水素発
生装置で発生した過酸化水素を給水装置に導入するか、
又はこのような過酸化水素発生装置を直接湿し水の貯蔵
槽に取り付け、貯蔵槽内の湿し水電気分解するとともに
空気、酸素等を吹き込むことにより過酸化水素を含有す
る湿し水を調製すればよい。
する過酸化水素を湿し水に導入するには、過酸化水素発
生装置で発生した過酸化水素を給水装置に導入するか、
又はこのような過酸化水素発生装置を直接湿し水の貯蔵
槽に取り付け、貯蔵槽内の湿し水電気分解するとともに
空気、酸素等を吹き込むことにより過酸化水素を含有す
る湿し水を調製すればよい。
【0016】また、過酸化水素は次のような化学反応に
より生成できるので、それらを用いてもよい。例えば、
低温で過酸化ナトリウムや過酸化パラジウムのような金
属過酸化物に硫酸のような酸を少量づつ加えて生成させ
たり、ペルオクソ酸の加水分解による次のような反応に
より生成させることができる。
より生成できるので、それらを用いてもよい。例えば、
低温で過酸化ナトリウムや過酸化パラジウムのような金
属過酸化物に硫酸のような酸を少量づつ加えて生成させ
たり、ペルオクソ酸の加水分解による次のような反応に
より生成させることができる。
【0017】BaO2+H2SO4→BaSO4+H2O2 H2S2O8+H2O→H2SO4+H2O2
【0018】過酸化水素以外の湿し水を構成する化合物
としては多種多様のものを挙げることができ、これらの
任意の化合物から任意に選んで組み合わせて使用するこ
とができるが、例えば、アラビアゴム、ポリビニルアル
コール、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ソーダ、ポリ
エチレングリコール、アルギン酸ソーダ、水溶性セルロ
ースエーテル、カルボキシメチルセルロース、アミノエ
チルセルロース、及びこれらの誘導体等の水溶性高分子
化合物;エチレングリコール、グリセリン、ペンタエリ
スリトール、イソプロピルアルコール等の水溶性低分子
化合物;pH調整用の燐酸、クエン酸、修酸、タンニン
酸、硫酸、重クロム酸;カルボキシル基、水酸基、エス
テル結合、エーテル結合から選ばれた任意の官能基もし
くは化学結合を有する、または含有しない脂肪族、芳香
族、脂環族炭化水素を有するスルホン酸、更にこれらの
酸のナトリウム塩及びアンモニウム塩;エマルション型
シリコーンオイル等を挙げることができ、通常水溶液ま
たは水性均一分散液の形で使用することができる。
としては多種多様のものを挙げることができ、これらの
任意の化合物から任意に選んで組み合わせて使用するこ
とができるが、例えば、アラビアゴム、ポリビニルアル
コール、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ソーダ、ポリ
エチレングリコール、アルギン酸ソーダ、水溶性セルロ
ースエーテル、カルボキシメチルセルロース、アミノエ
チルセルロース、及びこれらの誘導体等の水溶性高分子
化合物;エチレングリコール、グリセリン、ペンタエリ
スリトール、イソプロピルアルコール等の水溶性低分子
化合物;pH調整用の燐酸、クエン酸、修酸、タンニン
酸、硫酸、重クロム酸;カルボキシル基、水酸基、エス
テル結合、エーテル結合から選ばれた任意の官能基もし
くは化学結合を有する、または含有しない脂肪族、芳香
族、脂環族炭化水素を有するスルホン酸、更にこれらの
酸のナトリウム塩及びアンモニウム塩;エマルション型
シリコーンオイル等を挙げることができ、通常水溶液ま
たは水性均一分散液の形で使用することができる。
【0019】本発明において使用されるインキとしては
不飽和有機化合物及び金属化合物を含有する公知の空気
乾燥型オフセットインキの任意のものが使用可能であ
る。不飽和有機化合物としては後記コバルトやマンガン
等の金属の有機酸塩(通常ドライヤと呼称される。)の
作用で空気中の酸素により酸化乾燥(硬化)し得る全て
の不飽和化合物を挙げることができ、例えば亜麻仁油、
異性化亜麻仁油、キリ油、脱水ヒマシ油、魚油、オイチ
シカ油の如き乾性油類及び重合乾燥油類;これらの乾性
油類より形成されるウレタン化油、マレイン化油、シク
ロペンタジエニル化油の如き乾性油類;乾性油変性アル
キッド樹脂、ウレタン化アルキッド樹脂、アクリル変性
アルキッド樹脂、フェノール変性アルキッド樹脂等のア
ルキッド樹脂類;乾性油脂肪酸変性エポキシエステル樹
脂;ヨウ素価を呈する不飽和二重結合を有する石油樹脂
やブタジエン等の共役二重結合を有する化合物より誘導
される不飽和炭化水素樹脂類を例示することができ、こ
れらは単独または2種以上を組み合わせて用いることが
できる。
不飽和有機化合物及び金属化合物を含有する公知の空気
乾燥型オフセットインキの任意のものが使用可能であ
る。不飽和有機化合物としては後記コバルトやマンガン
等の金属の有機酸塩(通常ドライヤと呼称される。)の
作用で空気中の酸素により酸化乾燥(硬化)し得る全て
の不飽和化合物を挙げることができ、例えば亜麻仁油、
異性化亜麻仁油、キリ油、脱水ヒマシ油、魚油、オイチ
シカ油の如き乾性油類及び重合乾燥油類;これらの乾性
油類より形成されるウレタン化油、マレイン化油、シク
ロペンタジエニル化油の如き乾性油類;乾性油変性アル
キッド樹脂、ウレタン化アルキッド樹脂、アクリル変性
アルキッド樹脂、フェノール変性アルキッド樹脂等のア
ルキッド樹脂類;乾性油脂肪酸変性エポキシエステル樹
脂;ヨウ素価を呈する不飽和二重結合を有する石油樹脂
やブタジエン等の共役二重結合を有する化合物より誘導
される不飽和炭化水素樹脂類を例示することができ、こ
れらは単独または2種以上を組み合わせて用いることが
できる。
【0020】本発明において使用するインキに含まれる
金属化合物としてはコバルト、マンガン、カルシウム、
亜鉛、ジルコニウム、セリウム、鉛等のナフテン酸塩、
カプリル酸塩(Octoate)の如き金属ドライヤ類や塩化
第一鉄や硫酸第一鉄の如き酸化され得る荷電を有する金
属化合物等を例示することができ、これらは単独或いは
2種以上を組み合わせて用いることができる。
金属化合物としてはコバルト、マンガン、カルシウム、
亜鉛、ジルコニウム、セリウム、鉛等のナフテン酸塩、
カプリル酸塩(Octoate)の如き金属ドライヤ類や塩化
第一鉄や硫酸第一鉄の如き酸化され得る荷電を有する金
属化合物等を例示することができ、これらは単独或いは
2種以上を組み合わせて用いることができる。
【0021】本発明において、印刷インキに含まれる金
属化合物の量については湿し水中の過酸化水素の量、印
刷インキの組成及び使用条件に応じて任意に設定してよ
いが、印刷物のインキの乾燥性を従来の湿し水使用の場
合と同程度とするために、例えば、過酸化水素0.1重量
%を含有する湿し水を用いて通常のインキを通常の印刷
機で印刷を行なう場合、インキが紙に転写される前に印
刷機上で硬化することを避けるため、インキに含まれる
ドライヤ成分は通常の4分の1程度とすることが好まし
い。
属化合物の量については湿し水中の過酸化水素の量、印
刷インキの組成及び使用条件に応じて任意に設定してよ
いが、印刷物のインキの乾燥性を従来の湿し水使用の場
合と同程度とするために、例えば、過酸化水素0.1重量
%を含有する湿し水を用いて通常のインキを通常の印刷
機で印刷を行なう場合、インキが紙に転写される前に印
刷機上で硬化することを避けるため、インキに含まれる
ドライヤ成分は通常の4分の1程度とすることが好まし
い。
【0022】本発明において使用するインキには、前記
不飽和有機化合物と金属化合物の他に必要に応じて更に
顔料、樹脂、石油系溶剤及び助剤(可塑剤、顔料分散
剤、滑剤、乾燥抑制剤など)等を使用し得る。
不飽和有機化合物と金属化合物の他に必要に応じて更に
顔料、樹脂、石油系溶剤及び助剤(可塑剤、顔料分散
剤、滑剤、乾燥抑制剤など)等を使用し得る。
【0023】本発明におけるオフセット印刷機として
は、版胴と、該版胴に湿し水を供給する給水装置とを有
するオフセット印刷機において、過酸化水素発生装置を
給水装置に設けたものが好ましい。
は、版胴と、該版胴に湿し水を供給する給水装置とを有
するオフセット印刷機において、過酸化水素発生装置を
給水装置に設けたものが好ましい。
【0024】オフセット印刷に使用される通常の印刷版
の画像部は酸化剤により破壊されるため、過酸化水素含
有湿し水の使用は版の寿命短縮につながると予想される
が、このような問題は過酸化水素濃度が0.3重量%以下
の場合は無視できる。また、過酸化水素濃度は少なくと
も0.01重量%以上の量で使用しないとインキ中の通常の
ドライヤ含有量ではインキ皮膜の乾燥効果を発揮しな
い。従って、湿し水中に過酸化水素を0.01重量%以上、
0.3重量%以下の量で含むことが望ましい。
の画像部は酸化剤により破壊されるため、過酸化水素含
有湿し水の使用は版の寿命短縮につながると予想される
が、このような問題は過酸化水素濃度が0.3重量%以下
の場合は無視できる。また、過酸化水素濃度は少なくと
も0.01重量%以上の量で使用しないとインキ中の通常の
ドライヤ含有量ではインキ皮膜の乾燥効果を発揮しな
い。従って、湿し水中に過酸化水素を0.01重量%以上、
0.3重量%以下の量で含むことが望ましい。
【0025】このようにして、湿し水中に含まれる過酸
化水素とオフセット印刷インキ中のドライヤとの複合作
用の効果として、オフセット印刷インキ中のドライヤの
減量や単独ではドライヤ効果の乏しい塩化第一鉄の如き
乾燥助剤を使用することが可能となることから、インキ
保存中の皮張り防止効果と印刷物の乾燥性向上の両立を
図ることが可能となる。
化水素とオフセット印刷インキ中のドライヤとの複合作
用の効果として、オフセット印刷インキ中のドライヤの
減量や単独ではドライヤ効果の乏しい塩化第一鉄の如き
乾燥助剤を使用することが可能となることから、インキ
保存中の皮張り防止効果と印刷物の乾燥性向上の両立を
図ることが可能となる。
【0026】
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明を更に
詳しく説明する。但し、実施例及び比較例中の%とある
のは全て湿し水に対する重量%を意味する。
詳しく説明する。但し、実施例及び比較例中の%とある
のは全て湿し水に対する重量%を意味する。
【0027】実施例1、2及び比較例1、2 エッチ液5部と水95部から成る湿し水10部、或いは
エッチ液5部と水95部から成る湿し水を図1に示す過
酸化水素発生装置で電気分解して過酸化水素を含有させ
た湿し水10部とインキ90部を用いてよく混練する
(オフセット印刷機に於いては、印刷されるインキは約
10%の湿し水が乳化している。)ことにより得られた
試料を用い、朝陽会式乾燥試験機により、硫酸紙上での
乾燥試験を行った結果を表1に示す。尚、表中の数字は
25℃における乾燥時間である。表1より、本発明の湿し
水の使用は印刷物の乾燥を改良する面で有効である事が
わかる。また、1週間後の生インキ面上の皮張り程度の
比較により、本発明のインキの貯蔵安定性は良好である
ことがわかる。
エッチ液5部と水95部から成る湿し水を図1に示す過
酸化水素発生装置で電気分解して過酸化水素を含有させ
た湿し水10部とインキ90部を用いてよく混練する
(オフセット印刷機に於いては、印刷されるインキは約
10%の湿し水が乳化している。)ことにより得られた
試料を用い、朝陽会式乾燥試験機により、硫酸紙上での
乾燥試験を行った結果を表1に示す。尚、表中の数字は
25℃における乾燥時間である。表1より、本発明の湿し
水の使用は印刷物の乾燥を改良する面で有効である事が
わかる。また、1週間後の生インキ面上の皮張り程度の
比較により、本発明のインキの貯蔵安定性は良好である
ことがわかる。
【0028】
【表1】
【0029】 エッチ液Nの組成: アラビアゴム 5.00% クエン酸第2アンモニウム 0.25% 硝酸ナトリウム 0.50% 水 94.25%
【0030】 インキAの組成: 亜麻仁油変性ワニス 81.80% 顔料(Carmine 6B-236) 18.00% ト゛ライヤー(Co-Mn混合金属塩) 0.20%
【0031】 インキBの組成: 亜麻仁油変性ワニス 81.50% 顔料(Carmine 6B-236) 18.00% ドライヤー(FeCl2) 0.50%
【0032】
【発明の効果】本発明に係わるオフセット印刷方法及び
その装置によれば、印刷機周辺の環境を悪化させること
なく、且つインキ保存中に乾燥皮膜が形成され難いオフ
セット印刷インキを使用して印刷後にインキ皮膜を適正
な速度で乾燥させることができる。
その装置によれば、印刷機周辺の環境を悪化させること
なく、且つインキ保存中に乾燥皮膜が形成され難いオフ
セット印刷インキを使用して印刷後にインキ皮膜を適正
な速度で乾燥させることができる。
【図1】過酸化水素発生装置の一例を示した断面図であ
る。
る。
1 攪拌棒 2 湿し水 3 電極 4 電極 5 エアストン 6 触媒 7 トラップ
Claims (2)
- 【請求項1】 不飽和有機化合物及び金属化合物を含有
するオフセット印刷インキを使用してオフセット印刷す
る方法において、過酸化水素を含有する湿し水を使用し
て印刷することを特徴とするオフセット印刷方法。 - 【請求項2】 版胴と、該版胴に湿し水を供給する給水
装置とを有するオフセット印刷機において、給水装置内
に過酸化水素発生装置を設けたことを特徴とするオフセ
ット印刷機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18094692A JPH0624118A (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | オフセット印刷方法及びオフセット印刷機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18094692A JPH0624118A (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | オフセット印刷方法及びオフセット印刷機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0624118A true JPH0624118A (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=16092044
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18094692A Pending JPH0624118A (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | オフセット印刷方法及びオフセット印刷機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0624118A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07276846A (ja) * | 1994-04-08 | 1995-10-24 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 平版印刷用湿し水及び印刷方法 |
| EP2020180A1 (de) * | 2007-08-02 | 2009-02-04 | Wesso Ag | Feuchtmittel und dessen Verwendung in Druckanlagen |
-
1992
- 1992-07-08 JP JP18094692A patent/JPH0624118A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07276846A (ja) * | 1994-04-08 | 1995-10-24 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 平版印刷用湿し水及び印刷方法 |
| EP2020180A1 (de) * | 2007-08-02 | 2009-02-04 | Wesso Ag | Feuchtmittel und dessen Verwendung in Druckanlagen |
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