JPH06241793A - 傾斜センサ - Google Patents

傾斜センサ

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Publication number
JPH06241793A
JPH06241793A JP4741793A JP4741793A JPH06241793A JP H06241793 A JPH06241793 A JP H06241793A JP 4741793 A JP4741793 A JP 4741793A JP 4741793 A JP4741793 A JP 4741793A JP H06241793 A JPH06241793 A JP H06241793A
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JP
Japan
Prior art keywords
electrode
base
inclination
movable electrode
movable
Prior art date
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Pending
Application number
JP4741793A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsushi Tamura
勝志 田村
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度変化の影響を受けることなく、全方向の
傾斜を精度よく検知でき、かつ、ノイズの影響の小さい
傾斜センサを提供する。 【構成】 基台1の上面に異なる方向に配分された複数
の固定電極7を形成する。また、基台2の片面にはエッ
チング処理によって凹部11を形成し、この凹部11上に柔
軟性膜21を形成し、この柔軟性膜21の中央部に可動電極
形成部22を、この電極形成部22の周囲に複数の柔軟性支
持膜9を形成する。次いで、電極形成部22に可動電極8
を形成する。凹部11の底面15と可動電極8間に空間部13
を形成し、可動電極8側を下にして基台2を基台1に載
置一体化する。可動電極8は柔軟性支持膜9で吊るす。
傾斜センサが傾いたとき、傾きによる電極の傾動変位を
固定電極7と可動電極8間の容量変位によってセンサの
全方向の傾きを精度よく検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はFA(Factory Automati
on)機器や自動車および各種作業車などの姿勢検知に用
いられる傾斜センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5には従来のピエゾ抵抗素子を用いた
傾斜センサが示されている。この傾斜センサ5は、例え
ば基台1を加工して中央側に重り3を形成し、この基台
1の上側に、例えばシリコン基台2を載置固定し、この
シリコン基台2の上面に複数のピエゾ抵抗素子6を形成
したもので、センサが傾くと重り3の重力の方向が変わ
り、シリコン基台2に曲げ応力を生ずる。この応力変化
がピエゾ抵抗素子6に伝わって抵抗素子の抵抗が変化す
る。この抵抗変化を利用してセンサの傾きを検出するも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ピエゾ
抵抗素子6を用いた傾斜センサ5は温度変化によって抵
抗素子6の抵抗が変化するので、センサの特性が温度に
よって変化するという問題があり、この温度による特性
変化をキャンセルするため複雑な温度保障回路を設けな
ければならないという厄介な問題がある。また、素子が
抵抗のため、消費電力が大きいという問題もある。
【0004】また、静電容量を利用した容量型の傾斜セ
ンサ(図示せず)がいろいろ提案されている。これら容
量型傾斜センサを用いることによって温度変化の影響を
なくし、消費電力も小さくすることが可能となるが、し
かし、これら容量型傾斜センサには構造が簡単で、全方
向の傾斜を精度よく検知するものがなく、また、検出用
電極が基台に直接固定されているので、例えばトラック
等の走行中の振動によって生ずるノズルの影響を受け易
く、精度よく検知できないという問題があった。
【0005】本発明は上記従来の課題を解決するために
なされたものであり、その目的は、温度変化の影響を受
けることなく、全方向の傾斜を精度よく検知でき、か
つ、ノイズの影響の小さい傾斜センサを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、次のように構成されている。すなわち、本
発明の傾斜センサは互いに間隙を介して対向配置された
一対の基台を有し、一方側の基台の面には固定電極が形
成され、この固定電極の対向側には間隙を介して可動電
極が設けられ、この可動電極はその周囲を複数の柔軟性
支持膜で吊られて他方側の基台に固定されており、前記
固定電極と可動電極の一方側電極は異なる方向に配分さ
れた複数の電極パターンによって形成され、他方側電極
は前記複数の電極パターンの全体に対向する単一の電極
パターンによって形成されていることを特徴として構成
されている。
【0007】また、前記柔軟性支持膜およびこの柔軟性
支持膜で可動電極を吊っている基台はシリコン系の材料
によって形成されていることも本発明の特徴的な構成と
されている。
【0008】
【作用】傾斜センサが傾くと、複数の柔軟性支持膜で吊
られている可動電極が基台の傾き以上に変化して傾き、
固定電極と前記可動電極間に隙間を介して容量変化を生
ずる。このとき、異なる方向に配分された複数の電極パ
ターンの一方側の電極と他方側の電極間の容量が可動電
極の傾きの方向や大きさに対応して変化し、この容量変
化に基づき、傾斜センサの全方向への傾きや大きさを精
度よく検知する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には本実施例の傾斜センサが示されている。
【0010】同図において、ガラス等(シリコン系材料
でもよい)の基台1の上面中央側には固定電極7が形成
されている。この固定電極7は、図3の(b)に示すよ
うに複数(実施例では8個)の円形電極7からなり、こ
の8個の電極7は同一円周上で互いに対角線状に配設さ
れ、異なる方向に配分された電極パターンによってそれ
ぞれ形成されている。また、基台1の周端縁側には接続
用電極14と信号取り出し電極19が導通状態で設けられて
おり、固定電極7には同電極7の信号取り出し電極18が
それぞれ導体パターン23によって接続されている。
【0011】また、図1に示すように、基台1の上側に
は凹部11を有するシリコン系基台2が凹部11を下側にし
て載置されており、この基台2には図3の(a)に示す
ように、両端縁側に前記固定電極7の接続用電極14と接
続するための導体パターン17が形成されている。この導
体パターン17および接続用電極14は、例えば低融点金属
等で構成されており、この金属を加熱溶融して接続用電
極14と導体パターン17を融着接続することにより、基台
1と基台2が一体化される。
【0012】また、図1および図3の(a)に示すよう
に、基台2の凹部11には柔軟性膜21が形成されており、
この柔軟性膜21の中央部には円形状の電極形成部22が設
けられ、この電極形成部22上、即ち、固定電極7との対
向面側に前記固定電極7の複数の電極パターン全体に対
向して円形状をした単一の可動電極8が隙間16を介して
形成されている。また、図3に示すように、可動電極8
の周囲にはこの可動電極8を吊るす複数(実施例では8
個)の細紐状の柔軟性支持膜9が形成され、この複数の
細紐状柔軟性支持膜9の表面には導体パターン24が形成
されている。
【0013】次に、本実施例の傾斜センサの製造方法を
図面に基づいて説明する。この傾斜センサの製造方法に
は半導体製造技術の接合技術やエッチング技術を利用
し、まず、図4の(a)に示すシリコン基台2の片側面
に、図4の(b)のようにシリコンの異方性エッチング
等により凹部11を形成する。この凹部11の底面15上に、
図4の(c)のように犠牲層膜12を形成する。次いで、
図4の(d)に示すように、この犠牲層膜12を覆う状態
で凹部11の底面15上に窒化膜あるいはポリシリコン膜の
柔軟性膜21を形成する。この柔軟性膜21の中央部には可
動電極形成部22を形成し、その周りには、図3の(a)
に示すような可動電極8を吊るすための複数(実施例で
は8個)の細紐状の柔軟性支持膜9を形成する。次い
で、図4の(e)に示すように可動電極形成部22上に可
動電極8を形成し、基台2の周端縁側に導体パターン17
を形成する。次いで、前記犠牲層膜12をエッチングして
空間部13を形成する。この基台2を、図4の(f)のよ
うに可動電極8を下側にすると、可動電極8は複数(実
施例では8個)の柔軟性支持膜9によって吊られた状態
となる。
【0014】また、図4の(g)に示す基台1の上面
に、図4の(h)および図3の(b)に示す複数(実施
例では8個)の固定電極7と接続用電極14および信号取
り出し電極19を形成し、この基台1上に図4の(f)の
基台2を載置し、接続用電極14と導体パターン17を加熱
処理して溶融し、図4の(i)に示すように基台1と基
台2を融着一体化する。
【0015】本実施例の傾斜センサが傾くと、図2に示
すように、柔軟性支持膜9に吊られている可動電極8は
その重みによって柔軟性支持膜9の弛みの方向および大
きさが変わり、傾斜センサの基台の傾きよりも可動電極
8の傾きの方が大きくなる。これにより、固定電極7と
各可動電極8間に大きな容量変化が発生し、この容量変
化を、例えばコンピュータ等で演算処理して傾斜センサ
の傾きの方向や傾きの大きさを精度よく検出する。
【0016】本実施例によれば、静電容量の変化を利用
して傾きを検出する構成としたので、従来のピエゾ抵抗
素子の場合のような温度の影響を受けることがなく、複
雑な温度保障回路が不要となり、抵抗素子を使用しない
ので消費電力も小さくすることができる。
【0017】また、可動電極8を細紐状の柔軟性支持膜
9で吊らせ、複数の固定電極7を異方向に配分した電極
パターンを形成し、可動電極8の重さによる柔軟性支持
膜9の弛み具合によってその傾きを大きくする構成とし
たので、静電容量の変化が大となり、センサの傾きの方
向および大きさを精度よく検出することができる。
【0018】さらに、基台2の凹部11の底面15と可動電
極8間に空間部13を形成したので、例えば、走行中のト
ラックが振動によって発するノイズ等を前記空間部13の
空気がダンパーとなって吸収し、そのダンパー効果によ
ってノイズの影響を小さくすることができる。
【0019】さらにまた、本実施例では、半導体製造技
術の接合技術やエッチング技術を利用したので製造が容
易となり、安価で、かつ、容易に大量生産することが可
能となる。
【0020】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
とはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記
実施例では、固定電極7を下側に可動電極8を上側にし
て使用する構成としたが、逆に、固定電極7を上側に可
動電極8を下側として使用してもよい。この場合、下側
の可動電極8側の基台に可動電極8の傾斜変形を妨げな
い逃げ凹部を設ける必要がある。
【0021】また、上記実施例では、固定電極7を8個
の円形電極で構成したが、円形電極の数は1個以上でよ
く、その数は問わない。また、形状も問わない。さら
に、配置位置も同一円周上でなくともよい。
【0022】さらに、上記実施例では可動電極8を吊る
す柔軟性支持膜9を8個としたが、その数は問わない。
【0023】さらにまた、基台1,2および柔軟性支持
膜9をシリコン系の材料で形成したが、半導体技術で容
易に加工でき、所定の性能(例えば柔軟性)を満足する
ものであればその材質は問わない。
【0024】さらにまた、上記実施例では可動電極8を
単一電極パターンで形成し、固定電極7を複数の電極パ
ターンで構成したが、その逆に、可動電極8を複数の電
極パターンで固定電極7を単一電極パターンで構成して
もよい。
【0025】
【発明の効果】本発明は複数の柔軟性支持膜で可動電極
を吊るし、可動電極の重さによる支持膜の弛み具合によ
ってその傾きを大きくする構成としたので、傾斜センサ
の傾きの大きさを精度よく検出することができる。ま
た、固定電極と可動電極の一方側を異なる方向に配分し
た複数の電極パターンによって形成したので、センサの
傾きの全方向を精度よく検出することができる。
【0026】また、固定電極と可動電極間の容量変化を
利用して傾きを検出するので、従来のピエゾ抵抗素子の
ような温度の影響を受けることがなく、したがって、複
雑な温度保障回路が不要となり、抵抗素子を使用しない
ため消費電力を小さくすることができる。
【0027】さらに、可動電極は柔軟性支持膜で吊られ
ているので、例えば、走行中のトラックが振動によって
発するノイズ等を可動電極と基台との間の空気がダンパ
ーとなって吸収し、そのダンパー効果によってノイズの
影響の小さい高精度の傾斜検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の傾斜センサの説明図である。
【図2】同傾斜センサの可動電極の傾き状態の説明図で
ある。
【図3】同傾斜センサの要部構造説明図である。
【図4】同傾斜センサの製造工程の説明図である。
【図5】従来のピエゾ抵抗素子を用いた傾斜センサの説
明図である。
【符号の説明】
1 基台 2 シリコン基台 7 固定電極 8 可動電極 9 柔軟性支持膜 11 凹部 13 空間部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに間隙を介して対向配置された一対
    の基台を有し、一方側の基台の面には固定電極が形成さ
    れ、この固定電極の対向側には間隙を介して可動電極が
    設けられ、この可動電極はその周囲を複数の柔軟性支持
    膜で吊られて他方側の基台に固定されており、前記固定
    電極と可動電極の一方側電極は異なる方向に配分された
    複数の電極パターンによって形成され、他方側電極は前
    記複数の電極パターンの全体に対向する単一の電極パタ
    ーンによって形成されている傾斜センサ。
  2. 【請求項2】 柔軟性支持膜およびこの柔軟性支持膜で
    可動電極を吊っている基台はシリコン系の材料によって
    形成されている請求項1記載の傾斜センサ。
JP4741793A 1993-02-12 1993-02-12 傾斜センサ Pending JPH06241793A (ja)

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JP4741793A JPH06241793A (ja) 1993-02-12 1993-02-12 傾斜センサ

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JP4741793A JPH06241793A (ja) 1993-02-12 1993-02-12 傾斜センサ

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JP4741793A Pending JPH06241793A (ja) 1993-02-12 1993-02-12 傾斜センサ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008119238A (ja) * 2006-11-13 2008-05-29 Teijin Pharma Ltd トランスデューサ角度調節機構を有する超音波骨折治療器

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