JPH06242422A - 高分子分散型液晶表示装置及びその製造方法 - Google Patents
高分子分散型液晶表示装置及びその製造方法Info
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- JPH06242422A JPH06242422A JP4872893A JP4872893A JPH06242422A JP H06242422 A JPH06242422 A JP H06242422A JP 4872893 A JP4872893 A JP 4872893A JP 4872893 A JP4872893 A JP 4872893A JP H06242422 A JPH06242422 A JP H06242422A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電着塗布法による高分子分散型液晶層パター
ン同士の間の間隙からの液晶の浸み出しの無い高分子分
散型液晶表示装置及びその製造方法を提供すること。 【構成】 一対の導電性基板間に、高分子マトリクス中
に液晶が粒子状に保持された高分子分散型液晶層が複数
領域に分割して設けられており、該高分子分散型液晶層
の複数領域間に電気絶縁性薄膜が形成されていることを
特徴とする高分子分散型液晶表示装置及びその製造方
法。
ン同士の間の間隙からの液晶の浸み出しの無い高分子分
散型液晶表示装置及びその製造方法を提供すること。 【構成】 一対の導電性基板間に、高分子マトリクス中
に液晶が粒子状に保持された高分子分散型液晶層が複数
領域に分割して設けられており、該高分子分散型液晶層
の複数領域間に電気絶縁性薄膜が形成されていることを
特徴とする高分子分散型液晶表示装置及びその製造方
法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高分子分散型液晶層を
用いた液晶表示装置及びその製造方法に関する。
用いた液晶表示装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶ディスプレイは、消費電力が
低く、軽量、薄型等により、文字や画像の表示媒体とし
て、例えば、腕時計、電卓、パソコン、テレビ等に広く
利用されている。一般的なTN型及びSTN型の液晶デ
ィスプレイは、透明電極を有するガラス板間に所定のシ
ールが施された液晶セルを置き、該液晶セル中に液晶を
封入した上で、更に両面から偏光板でサンドイッチした
構成からなる。この一般的なTN型及びSTN型の液晶
ディスプレイは、(1) 二枚の偏光板が必要な為に視野角
が狭く、又、輝度が不足している為に高消費電力のバッ
クライトを必要とする、(2) セル厚依存性が大きい為、
大面積化が困難である、(3) 構成が複雑な為液晶セル中
に液晶を封入するのが困難であり、製造コストが高くな
る、等の欠点を有する。
低く、軽量、薄型等により、文字や画像の表示媒体とし
て、例えば、腕時計、電卓、パソコン、テレビ等に広く
利用されている。一般的なTN型及びSTN型の液晶デ
ィスプレイは、透明電極を有するガラス板間に所定のシ
ールが施された液晶セルを置き、該液晶セル中に液晶を
封入した上で、更に両面から偏光板でサンドイッチした
構成からなる。この一般的なTN型及びSTN型の液晶
ディスプレイは、(1) 二枚の偏光板が必要な為に視野角
が狭く、又、輝度が不足している為に高消費電力のバッ
クライトを必要とする、(2) セル厚依存性が大きい為、
大面積化が困難である、(3) 構成が複雑な為液晶セル中
に液晶を封入するのが困難であり、製造コストが高くな
る、等の欠点を有する。
【0003】これらの問題点を解決するものとして、液
晶を高分子マトリックス中に分散させた液晶・高分子複
合膜による高分子分散型液晶層が開発され、かかる高分
子分散型液晶層の製造方法としてエマルジョン法と相分
離法とが用いられている。エマルジョン法による液晶・
高分子複合膜からなる高分子分散型液晶層の製造法に
は、ポリビニルアルコールを保護コロイドとしてこれに
液晶を乳化させた水溶液を利用する方法(特表昭58−
501631号公報)と、液晶エマルジョンをラテック
スと混合した水溶液を利用する方法(特開昭60−25
2687号公報)とがあり、又、相分離法による液晶・
高分子複合膜からなる高分子分散型液晶層の製造法に
は、液晶とマトリックス樹脂の相分離状態を固定させる
方法と、膜形成時に液晶をマトリックス樹脂から相分離
させる方法とがある。
晶を高分子マトリックス中に分散させた液晶・高分子複
合膜による高分子分散型液晶層が開発され、かかる高分
子分散型液晶層の製造方法としてエマルジョン法と相分
離法とが用いられている。エマルジョン法による液晶・
高分子複合膜からなる高分子分散型液晶層の製造法に
は、ポリビニルアルコールを保護コロイドとしてこれに
液晶を乳化させた水溶液を利用する方法(特表昭58−
501631号公報)と、液晶エマルジョンをラテック
スと混合した水溶液を利用する方法(特開昭60−25
2687号公報)とがあり、又、相分離法による液晶・
高分子複合膜からなる高分子分散型液晶層の製造法に
は、液晶とマトリックス樹脂の相分離状態を固定させる
方法と、膜形成時に液晶をマトリックス樹脂から相分離
させる方法とがある。
【0004】液晶とマトリックス樹脂の相分離状態を固
定させる方法としては、エポキシ樹脂中に液晶を分散さ
せた後に硬化させる方法(特表昭61−502128号
公報)や、UV硬化型樹脂中に液晶を分散させた後にU
V硬化型樹脂を硬化させる方法(特表昭62−2231
号公報)がある。又、膜形成時に液晶をマトリックス樹
脂から相分離させる方法としては、マトリックス樹脂の
硬化中に液晶を相分離させる方法、溶媒蒸発中に液晶を
相分離させる方法、及び、熱可塑性樹脂の冷却過程で相
分離させる方法(特表昭63−501512号公報)等
がある。マトリックス樹脂の硬化中に相分離させる方法
の改良技術として、液晶とUV硬化樹脂との混合系のU
V硬化樹脂の硬化中に液晶を相分離させる方法(特開昭
63−271233号公報,特開平1−252689号
公報)や、液晶と熱硬化型エポキシ樹脂との混合系の熱
硬化型エポキシ樹脂の硬化中に液晶を相分離させる方法
(特開昭63−287820号公報,特開平1−299
022号公報)等がある。
定させる方法としては、エポキシ樹脂中に液晶を分散さ
せた後に硬化させる方法(特表昭61−502128号
公報)や、UV硬化型樹脂中に液晶を分散させた後にU
V硬化型樹脂を硬化させる方法(特表昭62−2231
号公報)がある。又、膜形成時に液晶をマトリックス樹
脂から相分離させる方法としては、マトリックス樹脂の
硬化中に液晶を相分離させる方法、溶媒蒸発中に液晶を
相分離させる方法、及び、熱可塑性樹脂の冷却過程で相
分離させる方法(特表昭63−501512号公報)等
がある。マトリックス樹脂の硬化中に相分離させる方法
の改良技術として、液晶とUV硬化樹脂との混合系のU
V硬化樹脂の硬化中に液晶を相分離させる方法(特開昭
63−271233号公報,特開平1−252689号
公報)や、液晶と熱硬化型エポキシ樹脂との混合系の熱
硬化型エポキシ樹脂の硬化中に液晶を相分離させる方法
(特開昭63−287820号公報,特開平1−299
022号公報)等がある。
【0005】又、溶媒蒸発中に液晶を相分離させる方法
の改良技術として、活性水酸基を有するアクリル樹脂を
マトリックスとして利用するもの(特開平1−2306
93号公報)、セルロースアセテートをマトリックスと
して利用するもの(特開和63−124025号公
報)、液晶と相溶性のない樹脂をマトリックスとして利
用するもの(特開昭63−43993号公報)等があ
る。以上の様な高分子分散型液晶層を利用するものは、
光利用効率の高い明るい液晶ディスプレイになり、しか
も、塗布法を利用して製造することが出来る為に低価格
化し得る可能性があるが、高分子分散型液晶溶液自体の
塗布適性が良好で無く、塗布方法によっては優れた性能
の高分子分散型液晶層が得られないという欠点を有す
る。
の改良技術として、活性水酸基を有するアクリル樹脂を
マトリックスとして利用するもの(特開平1−2306
93号公報)、セルロースアセテートをマトリックスと
して利用するもの(特開和63−124025号公
報)、液晶と相溶性のない樹脂をマトリックスとして利
用するもの(特開昭63−43993号公報)等があ
る。以上の様な高分子分散型液晶層を利用するものは、
光利用効率の高い明るい液晶ディスプレイになり、しか
も、塗布法を利用して製造することが出来る為に低価格
化し得る可能性があるが、高分子分散型液晶溶液自体の
塗布適性が良好で無く、塗布方法によっては優れた性能
の高分子分散型液晶層が得られないという欠点を有す
る。
【0006】又、水溶性高分子物質の水溶液と液晶との
エマルジョンを使用する場合には、液晶含有量を80〜
90重量%にして高分子物質を出来るだけ少なくするこ
とによって駆動電圧の低下等の電気光学特性を向上させ
ており、同時に十分なエマルジョン化を行なう為に2〜
3倍量の水を使用している。この為にチキソトロピック
性が高くなり、塗膜の形成の際に混入した気泡の除去が
困難になる。尚、ディスプレイにおいては、気泡の存在
は致命的な問題であり、特に塗布工程で混入した気泡を
除去することは困難である。従って液晶表示装置に要求
される電圧特性を全面において均一化することが出来な
い。更に、相分離法での液晶・高分子複合膜の製造にお
いても、高分子マトリックスを可能な限り少なくしなけ
ればならなく、必然的に塗布液の流動性が高くなり、上
記と全く同様な問題が発生する。
エマルジョンを使用する場合には、液晶含有量を80〜
90重量%にして高分子物質を出来るだけ少なくするこ
とによって駆動電圧の低下等の電気光学特性を向上させ
ており、同時に十分なエマルジョン化を行なう為に2〜
3倍量の水を使用している。この為にチキソトロピック
性が高くなり、塗膜の形成の際に混入した気泡の除去が
困難になる。尚、ディスプレイにおいては、気泡の存在
は致命的な問題であり、特に塗布工程で混入した気泡を
除去することは困難である。従って液晶表示装置に要求
される電圧特性を全面において均一化することが出来な
い。更に、相分離法での液晶・高分子複合膜の製造にお
いても、高分子マトリックスを可能な限り少なくしなけ
ればならなく、必然的に塗布液の流動性が高くなり、上
記と全く同様な問題が発生する。
【0007】かくして、高分子分散型液晶層を形成する
に際しては、各種の塗布方法を有効に利用し得ない。例
えば、ブレード塗布法では、塗布膜のエッジ、塗布端
緒、塗布終り等に塗布斑が発生する問題があり、又、パ
ターンコートが不可能で、高価な塗布液を余分に使用す
る等の問題がある。又、スクリーン印刷法では、メッシ
ュを通過する時点での気泡の発生の問題や、版の裏面に
塗布液が裏回りする等の問題が発生する。かかる問題に
より、電着塗布法によって高分子分散型液晶層を形成す
ることが提案された。この電着塗布法においては、高分
子分散型液晶層の膜厚均一性が高く、量産性に優れ、し
かも、エッジをシャープに形成することが出来、微細な
パターン加工を大面積にて良好に行なえる等の特性を有
する。尚、電着塗布法によって多色の高分子分散型液晶
層を塗り分ける方法としては、予め電極をパターン状に
形成して置き、電極に対して選択的に電圧を印加して電
着塗布を行なう方法を利用している。
に際しては、各種の塗布方法を有効に利用し得ない。例
えば、ブレード塗布法では、塗布膜のエッジ、塗布端
緒、塗布終り等に塗布斑が発生する問題があり、又、パ
ターンコートが不可能で、高価な塗布液を余分に使用す
る等の問題がある。又、スクリーン印刷法では、メッシ
ュを通過する時点での気泡の発生の問題や、版の裏面に
塗布液が裏回りする等の問題が発生する。かかる問題に
より、電着塗布法によって高分子分散型液晶層を形成す
ることが提案された。この電着塗布法においては、高分
子分散型液晶層の膜厚均一性が高く、量産性に優れ、し
かも、エッジをシャープに形成することが出来、微細な
パターン加工を大面積にて良好に行なえる等の特性を有
する。尚、電着塗布法によって多色の高分子分散型液晶
層を塗り分ける方法としては、予め電極をパターン状に
形成して置き、電極に対して選択的に電圧を印加して電
着塗布を行なう方法を利用している。
【0008】
【発明が解決しようとしている問題点】しかしながら、
この電着塗布法を利用してパターン状の高分子分散型液
晶層の形成方法においては、高分子分散型液晶層のパタ
ーン同士の間に間隙が生ずる為に、かかる部分からの液
晶の浸み出しによる素子の劣化の問題が発生する。尚、
この液晶の浸み出しによる素子の劣化を防止するには、
パターン同士の間の間隙にスクリーン印刷法等によって
シール剤を塗布してシール層を形成することが考えられ
るが、シール剤の塗布の際の位置合わせ困難である、シ
ール層の膜厚を高分子分散型液晶層の厚さと一致させる
ことが困難である、シール剤の塗布時に高分子分散型液
晶層が損傷を受けることがある等の問題があり、特に数
百ミクロンという様な微細なパターンによるシール層を
形成することが困難である等の欠点を有する。従って本
発明の目的は、上記従来技術の欠点を解決するもので、
電着塗布法による高分子分散型液晶層パターン同士の間
の間隙からの液晶の浸み出しの無い高分子分散型液晶表
示装置及びその製造方法を提供することにある。
この電着塗布法を利用してパターン状の高分子分散型液
晶層の形成方法においては、高分子分散型液晶層のパタ
ーン同士の間に間隙が生ずる為に、かかる部分からの液
晶の浸み出しによる素子の劣化の問題が発生する。尚、
この液晶の浸み出しによる素子の劣化を防止するには、
パターン同士の間の間隙にスクリーン印刷法等によって
シール剤を塗布してシール層を形成することが考えられ
るが、シール剤の塗布の際の位置合わせ困難である、シ
ール層の膜厚を高分子分散型液晶層の厚さと一致させる
ことが困難である、シール剤の塗布時に高分子分散型液
晶層が損傷を受けることがある等の問題があり、特に数
百ミクロンという様な微細なパターンによるシール層を
形成することが困難である等の欠点を有する。従って本
発明の目的は、上記従来技術の欠点を解決するもので、
電着塗布法による高分子分散型液晶層パターン同士の間
の間隙からの液晶の浸み出しの無い高分子分散型液晶表
示装置及びその製造方法を提供することにある。
【0009】
【問題点を解決する為の手段】上記目的は以下の構成に
よる本発明によって達成される。即ち、本発明は、一対
の導電性基板間に、高分子マトリクス中に液晶が粒子状
に保持された高分子分散型液晶層が複数領域に分割して
設けられており、該高分子分散型液晶層の複数領域間に
電気絶縁性薄膜が形成されていることを特徴とする高分
子分散型液晶表示装置及びその製造方法である。
よる本発明によって達成される。即ち、本発明は、一対
の導電性基板間に、高分子マトリクス中に液晶が粒子状
に保持された高分子分散型液晶層が複数領域に分割して
設けられており、該高分子分散型液晶層の複数領域間に
電気絶縁性薄膜が形成されていることを特徴とする高分
子分散型液晶表示装置及びその製造方法である。
【0010】
【作用】上記本発明の構成によって、複数領域に分割さ
れた高分子分散型液晶層パターン同士の間の間隙を埋め
る電気絶縁性薄膜のシール作用によって、優れた信頼性
の高い高分子分散型液晶表示装置が得られる。特に、電
気絶縁性薄膜が遮光性である場合には、素子の色再現性
が高く且つコントラストに優れた表示作用が奏される。
れた高分子分散型液晶層パターン同士の間の間隙を埋め
る電気絶縁性薄膜のシール作用によって、優れた信頼性
の高い高分子分散型液晶表示装置が得られる。特に、電
気絶縁性薄膜が遮光性である場合には、素子の色再現性
が高く且つコントラストに優れた表示作用が奏される。
【0011】
【好ましい実施態様】次に好ましい実施態様を挙げて本
発明を更に具体的に説明する。本発明の高分子分散型液
晶表示装置の構成の1例を図1に示す。本発明の高分子
分散型液晶表示装置は、電極の作用をする透明導電膜1
3を有するガラス又はフイルム等の基板の2枚の間に表
示層1が挟持されており、上記表示層1は、R(赤)、
G(緑)及びB(青)の三原色の色素を含む高分子マト
リククス中に液晶14が粒子状に保持されている高分子
分散型液晶層14と、該高分子分散型液晶層の領域同士
の間隙に電気絶縁性薄膜16とからなっている。液晶1
4はカプセル状のものが好ましく、液晶粒子中には、マ
トリクスに含まれる色素が吸収しない光を吸収する二色
性色素が添加されていることが好ましい。
発明を更に具体的に説明する。本発明の高分子分散型液
晶表示装置の構成の1例を図1に示す。本発明の高分子
分散型液晶表示装置は、電極の作用をする透明導電膜1
3を有するガラス又はフイルム等の基板の2枚の間に表
示層1が挟持されており、上記表示層1は、R(赤)、
G(緑)及びB(青)の三原色の色素を含む高分子マト
リククス中に液晶14が粒子状に保持されている高分子
分散型液晶層14と、該高分子分散型液晶層の領域同士
の間隙に電気絶縁性薄膜16とからなっている。液晶1
4はカプセル状のものが好ましく、液晶粒子中には、マ
トリクスに含まれる色素が吸収しない光を吸収する二色
性色素が添加されていることが好ましい。
【0012】液晶中の二色性色素は、電界による液晶分
子の整列に伴って分子方向を変える為、電圧の印加・無
印加によって各画素の光吸収特性が変化する。二色性色
素の吸収が十分低い状態では、その画素はマトリクス中
の色素による色を示し、二色性色素の吸収が十分高い状
態では、その画素は二色性色素とマトリクス中の色素と
の混色によって、例えば、黒色を示す。上記の表示素子
において、用いる液晶と二色性色素の組合せにより2つ
のモードがある。Gの色相の画素における概念図を図2
a、2bに示す。図2aのノーマルモードの場合は、誘
電異方性が正の液晶とp型色素の組合せによって、電圧
印加時にはマトリクス層の色相を示し、電圧無印加時に
は黒色を示す。一方、図2bのリバースモードの場合に
は、誘電異方性が負の液晶とn型色素の組合せによっ
て、電圧印加時に黒色を示し、電圧無印加時にマトリク
ス層の色相を示す。
子の整列に伴って分子方向を変える為、電圧の印加・無
印加によって各画素の光吸収特性が変化する。二色性色
素の吸収が十分低い状態では、その画素はマトリクス中
の色素による色を示し、二色性色素の吸収が十分高い状
態では、その画素は二色性色素とマトリクス中の色素と
の混色によって、例えば、黒色を示す。上記の表示素子
において、用いる液晶と二色性色素の組合せにより2つ
のモードがある。Gの色相の画素における概念図を図2
a、2bに示す。図2aのノーマルモードの場合は、誘
電異方性が正の液晶とp型色素の組合せによって、電圧
印加時にはマトリクス層の色相を示し、電圧無印加時に
は黒色を示す。一方、図2bのリバースモードの場合に
は、誘電異方性が負の液晶とn型色素の組合せによっ
て、電圧印加時に黒色を示し、電圧無印加時にマトリク
ス層の色相を示す。
【0013】尚、リバースモードセルでは、オフ状態で
の液晶分子が図2bに示す様に、セル面に垂直に配列し
ている必要があるが、この様に配列させる方法としては
以下の様な方法が知られている。 高分子分散型液晶層に熱プレス等により高分子分散型
液晶層に応力を加え、液晶球を変形させる。 二周波駆動液晶を用い、低周波数の電圧印加下で高分
子マトリクスの硬化を行い、高周波数の電圧で駆動させ
る。 マトリクス中に含まれる色素は染料でも顔料でもよく、
又、一部が液晶相中に含まれていてもかまわないが、こ
れは駆動電圧を上げる原因となるので、なるべくマトリ
クス中に存在させることが好ましい。
の液晶分子が図2bに示す様に、セル面に垂直に配列し
ている必要があるが、この様に配列させる方法としては
以下の様な方法が知られている。 高分子分散型液晶層に熱プレス等により高分子分散型
液晶層に応力を加え、液晶球を変形させる。 二周波駆動液晶を用い、低周波数の電圧印加下で高分
子マトリクスの硬化を行い、高周波数の電圧で駆動させ
る。 マトリクス中に含まれる色素は染料でも顔料でもよく、
又、一部が液晶相中に含まれていてもかまわないが、こ
れは駆動電圧を上げる原因となるので、なるべくマトリ
クス中に存在させることが好ましい。
【0014】液晶中の二色性色素がマトリクス層までも
着色してしまうことは、表示される画像のコントラスト
を低下させることになるので、なるべく避けなければな
らない。この為に液晶粒子はカプセル化されていること
が望ましい。液晶中の二色性色素は色度特性の向上や光
利用効率の向上という目的の為、各領域の高分子分散型
液晶層ごとに異なるものを用いることが出来る。以上の
各領域をなす高分子分散型液晶層は、ストライプ状やモ
ザイク状等の規則的なパターンにより配置され、これら
の領域には夫々に対応する電極が設けられ、各画素毎に
電圧印加のオン・オフが可能となっている。高分子分散
型液晶層の後方には、拡散反射板2が設けられ、十分な
明るさを得る為に通常後方に白色光源3が設けられる。
着色してしまうことは、表示される画像のコントラスト
を低下させることになるので、なるべく避けなければな
らない。この為に液晶粒子はカプセル化されていること
が望ましい。液晶中の二色性色素は色度特性の向上や光
利用効率の向上という目的の為、各領域の高分子分散型
液晶層ごとに異なるものを用いることが出来る。以上の
各領域をなす高分子分散型液晶層は、ストライプ状やモ
ザイク状等の規則的なパターンにより配置され、これら
の領域には夫々に対応する電極が設けられ、各画素毎に
電圧印加のオン・オフが可能となっている。高分子分散
型液晶層の後方には、拡散反射板2が設けられ、十分な
明るさを得る為に通常後方に白色光源3が設けられる。
【0015】次に本発明の高分子分散型液晶表示装置の
製造方法を説明する。本発明の高分子分散型液晶表示装
置における電気絶縁性薄膜は、例えば、リソグラフィー
やスクリーン印刷等により、電気絶縁性樹脂を含むイン
キを利用して形成される。この電気絶縁性薄膜の膜厚
は、高分子分散型液晶層の厚さとほぼ等しくすることが
好ましい。又、対向電極を貼りあわせる際には、対向電
極と高分子分散型液晶層との間に空気が入るのを防止す
る為に、高分子分散型液晶層・電気絶縁性薄膜と対向電
極とのラミネートを良好に行なう必要がある。この為、
高分子分散型液晶層・電気絶縁性薄膜の上に中間層を形
成し、ラミネート界面の平滑性を高めるか、或は対向電
極上に流動性のある中間層を設けて置くのが良い。尚、
この中間層としては、硬化性の材料を利用し、対向電極
とのラミネート後に所定の手段により硬化させてもよ
い。
製造方法を説明する。本発明の高分子分散型液晶表示装
置における電気絶縁性薄膜は、例えば、リソグラフィー
やスクリーン印刷等により、電気絶縁性樹脂を含むイン
キを利用して形成される。この電気絶縁性薄膜の膜厚
は、高分子分散型液晶層の厚さとほぼ等しくすることが
好ましい。又、対向電極を貼りあわせる際には、対向電
極と高分子分散型液晶層との間に空気が入るのを防止す
る為に、高分子分散型液晶層・電気絶縁性薄膜と対向電
極とのラミネートを良好に行なう必要がある。この為、
高分子分散型液晶層・電気絶縁性薄膜の上に中間層を形
成し、ラミネート界面の平滑性を高めるか、或は対向電
極上に流動性のある中間層を設けて置くのが良い。尚、
この中間層としては、硬化性の材料を利用し、対向電極
とのラミネート後に所定の手段により硬化させてもよ
い。
【0016】電気絶縁性薄膜のパターンが形成されてい
ない領域に高分子分散型液晶層を形成する方法の1例と
して、電着塗布による高分子分散型液晶層の形成方法が
挙げられる。ここで云う電着塗布とは、塗布液中に塗布
基板となる主電極と対向電極とを配置して通電し、塗布
液中の固形分(マトリクス樹脂+液晶粒子)を電気的に
基板上に吸着若しくは沈着させ、次いで塗布基板を取り
出して水系溶剤を除去することにより、液晶粒子が高分
子マトリスク中に分散した塗膜を得ることからなる。電
着塗布法には、陽極上に析出させるアニオン電着と、陰
極上に析出させるカチオン電着とがあるが、透明性の電
極として通常使用される金属酸化物の薄膜層の上に電着
する場合には、電極の還元による着色を避ける為に、ア
ニオン電着を行なうことが好ましい。尚、アニオン性樹
脂の好適な例としては、マレイン化油樹脂、アニオン変
性ポリブタジエン樹脂、アルキッド樹脂、アクリル樹脂
等がある。電着塗布法によって高分子分散型液晶層を得
る際の塗布液は、前述のアニオン性樹脂の水溶液中に液
晶を乳化分散させたエマルジョンとして調製すればよ
い。
ない領域に高分子分散型液晶層を形成する方法の1例と
して、電着塗布による高分子分散型液晶層の形成方法が
挙げられる。ここで云う電着塗布とは、塗布液中に塗布
基板となる主電極と対向電極とを配置して通電し、塗布
液中の固形分(マトリクス樹脂+液晶粒子)を電気的に
基板上に吸着若しくは沈着させ、次いで塗布基板を取り
出して水系溶剤を除去することにより、液晶粒子が高分
子マトリスク中に分散した塗膜を得ることからなる。電
着塗布法には、陽極上に析出させるアニオン電着と、陰
極上に析出させるカチオン電着とがあるが、透明性の電
極として通常使用される金属酸化物の薄膜層の上に電着
する場合には、電極の還元による着色を避ける為に、ア
ニオン電着を行なうことが好ましい。尚、アニオン性樹
脂の好適な例としては、マレイン化油樹脂、アニオン変
性ポリブタジエン樹脂、アルキッド樹脂、アクリル樹脂
等がある。電着塗布法によって高分子分散型液晶層を得
る際の塗布液は、前述のアニオン性樹脂の水溶液中に液
晶を乳化分散させたエマルジョンとして調製すればよ
い。
【0017】得られる高分子分散型液晶層の塗膜構造の
上から、及び液晶・マトリクスへの電圧配分の適正化の
点から、マイクロカプセル化した液晶を利用し、これを
アニオン性樹脂の水溶液中に乳化分散させた塗布液を利
用するのが好適である。又、マトリクス樹脂の溶解性の
向上及び平滑な塗膜を得る為に、電着塗布液中に有機溶
剤を添加すると良い。ここでの有機溶剤としては、メタ
ノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール
類、メチルセルソルブ、エチルセルソルブ等のセルソル
ブ類、グリコール、カルビトール等の親水性有機溶剤が
好ましく用いられるが、場合によりキシロール、トルオ
ール等の疎水性溶剤も使用することが出来る。更に、使
用し得る助剤としては、分散安定性を付与する為の界面
活性剤、塗膜の平滑性を良くする為のレベリング剤及び
消泡剤等が挙げられる。
上から、及び液晶・マトリクスへの電圧配分の適正化の
点から、マイクロカプセル化した液晶を利用し、これを
アニオン性樹脂の水溶液中に乳化分散させた塗布液を利
用するのが好適である。又、マトリクス樹脂の溶解性の
向上及び平滑な塗膜を得る為に、電着塗布液中に有機溶
剤を添加すると良い。ここでの有機溶剤としては、メタ
ノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール
類、メチルセルソルブ、エチルセルソルブ等のセルソル
ブ類、グリコール、カルビトール等の親水性有機溶剤が
好ましく用いられるが、場合によりキシロール、トルオ
ール等の疎水性溶剤も使用することが出来る。更に、使
用し得る助剤としては、分散安定性を付与する為の界面
活性剤、塗膜の平滑性を良くする為のレベリング剤及び
消泡剤等が挙げられる。
【0018】液晶のマイクロカプセル化法は、他の材料
に適用されている一般的なマイクロカプセル化技術を使
用することが出来る。一般的なマイクロカプセル化法に
は、化学的作成法、物理化学的作成法及び物理的・機械
的作成法がある。化学的作成法については合成反応を用
いる界面重合法、in situ重合法、及び高分子物
性変化を生じさせる液中硬化被覆法がある。界面重合法
は、重縮合或いは重付加反応する様な二種のモノマーと
して水溶性のものと油溶性のものを選択し、いずれかを
分散させてその界面で反応させる方法である。in s
itu重合法は、核材の内又は外の一方からリアクタン
ト(モノマー、開始剤)を供給し、カプセル壁膜表面で
反応させる方法である。液中硬化被覆法(オリフィス
法)は、予め核材を壁膜剤でカプセル化した後、その壁
膜を硬化液中で硬化する方法である。
に適用されている一般的なマイクロカプセル化技術を使
用することが出来る。一般的なマイクロカプセル化法に
は、化学的作成法、物理化学的作成法及び物理的・機械
的作成法がある。化学的作成法については合成反応を用
いる界面重合法、in situ重合法、及び高分子物
性変化を生じさせる液中硬化被覆法がある。界面重合法
は、重縮合或いは重付加反応する様な二種のモノマーと
して水溶性のものと油溶性のものを選択し、いずれかを
分散させてその界面で反応させる方法である。in s
itu重合法は、核材の内又は外の一方からリアクタン
ト(モノマー、開始剤)を供給し、カプセル壁膜表面で
反応させる方法である。液中硬化被覆法(オリフィス
法)は、予め核材を壁膜剤でカプセル化した後、その壁
膜を硬化液中で硬化する方法である。
【0019】物理化学的作成法としては、相分離を利用
したコアセルベーション法、界面沈殿法(液中濃縮法、
液中乾燥法、二次エマルジョン法)及び融解分散法があ
る。更にコアセルベーション法は、水溶液系でも有機溶
媒系でも用いることが出来る。又、溶解性の減少により
相分離を生じさせる単純コアセルベーション法、電気的
相互作用により相分離を生じさせる複合コアセルベーシ
ョン法を用いることが出来る。有機溶媒系では溶解性や
温度等の変化による相分離現象を利用する。界面沈殿法
は激しい反応や急激なpH変化等が伴わない、温和な条
件でカプセル化可能な方法で、例えば、液晶核材を分散
したエマアルジョンを疎水性高分子の溶剤溶液中に分散
させた後、更に保護コロイド溶液に分散させるものであ
る。融解分散法は壁膜材としてワックスやポリエチレン
の様な蝋状物質を用いるもので、加熱下で核材を蝋状物
質と共に液中に分散した後冷却する方法である。
したコアセルベーション法、界面沈殿法(液中濃縮法、
液中乾燥法、二次エマルジョン法)及び融解分散法があ
る。更にコアセルベーション法は、水溶液系でも有機溶
媒系でも用いることが出来る。又、溶解性の減少により
相分離を生じさせる単純コアセルベーション法、電気的
相互作用により相分離を生じさせる複合コアセルベーシ
ョン法を用いることが出来る。有機溶媒系では溶解性や
温度等の変化による相分離現象を利用する。界面沈殿法
は激しい反応や急激なpH変化等が伴わない、温和な条
件でカプセル化可能な方法で、例えば、液晶核材を分散
したエマアルジョンを疎水性高分子の溶剤溶液中に分散
させた後、更に保護コロイド溶液に分散させるものであ
る。融解分散法は壁膜材としてワックスやポリエチレン
の様な蝋状物質を用いるもので、加熱下で核材を蝋状物
質と共に液中に分散した後冷却する方法である。
【0020】物理的・機械的作成方法としてスプレー・
ドライング法、気中懸濁被覆法、真空蒸着被覆法等が挙
げられるが、核材である液晶は常温で液体であり、その
大きさを整えるエマルジョンの作成が前提となる為、液
晶のカプセル作成法としては適していない。本発明にお
ける高分子分散型液晶層の他の製造方法は、電気絶縁性
薄膜のパターンが形成されていない領域に電離放射線硬
化性モノマー又はオリゴマーと液晶とを含有する液を充
填する工程と、電離放射線の照射により前記電離放射線
硬化性モノマー又はオリゴマーを硬化させることにより
高分子分散型液晶層を形成するものである。この方法で
利用する塗布液は流動性を有していることが必要であ
り、液晶が非カプセル液晶である場合には、電離放射線
の照射前には、液晶と電離放射線硬化性モノマー又はオ
リゴマーが均一な相溶状態であってもよく、又、液晶が
微小に分散したものであってもよい。この方法では液晶
マイクロカプセルも使用することが出来、この液晶マイ
クロカプセルは、先に説明した電着塗布法に用いたもの
と同様でよい。
ドライング法、気中懸濁被覆法、真空蒸着被覆法等が挙
げられるが、核材である液晶は常温で液体であり、その
大きさを整えるエマルジョンの作成が前提となる為、液
晶のカプセル作成法としては適していない。本発明にお
ける高分子分散型液晶層の他の製造方法は、電気絶縁性
薄膜のパターンが形成されていない領域に電離放射線硬
化性モノマー又はオリゴマーと液晶とを含有する液を充
填する工程と、電離放射線の照射により前記電離放射線
硬化性モノマー又はオリゴマーを硬化させることにより
高分子分散型液晶層を形成するものである。この方法で
利用する塗布液は流動性を有していることが必要であ
り、液晶が非カプセル液晶である場合には、電離放射線
の照射前には、液晶と電離放射線硬化性モノマー又はオ
リゴマーが均一な相溶状態であってもよく、又、液晶が
微小に分散したものであってもよい。この方法では液晶
マイクロカプセルも使用することが出来、この液晶マイ
クロカプセルは、先に説明した電着塗布法に用いたもの
と同様でよい。
【0021】電気絶縁性薄膜のパターンが形成されてい
ない領域に充填された塗布液は電離放射線の照射によっ
て硬化し、高分子分散型液晶層になる。尚、電離放射線
の照射は対向電極と重ね合わせる前であっても、或は後
であってもよい。本発明の別の製造方法は、ガラスやプ
ラスチックフイルム等の電気絶縁性の基板上に、複数の
領域に分割された導電性の膜、例えば、透明電極に使用
される無機酸化物等からなる電極を設ける工程と、該導
電性の膜のネガパターンと同調する電気絶縁性膜を設け
る工程と、各電極に選択的に電圧を印加し、電圧の印加
された電極上に電着塗布法により高分子分散型液晶層を
形成させ、前記操作を繰り返すことにより、各電極上に
多色の高分子分散型液晶層を塗り分ける工程とを有する
方法であり、上記と同様に本発明の高分子分散型液晶表
示装置を製造することが出来る。
ない領域に充填された塗布液は電離放射線の照射によっ
て硬化し、高分子分散型液晶層になる。尚、電離放射線
の照射は対向電極と重ね合わせる前であっても、或は後
であってもよい。本発明の別の製造方法は、ガラスやプ
ラスチックフイルム等の電気絶縁性の基板上に、複数の
領域に分割された導電性の膜、例えば、透明電極に使用
される無機酸化物等からなる電極を設ける工程と、該導
電性の膜のネガパターンと同調する電気絶縁性膜を設け
る工程と、各電極に選択的に電圧を印加し、電圧の印加
された電極上に電着塗布法により高分子分散型液晶層を
形成させ、前記操作を繰り返すことにより、各電極上に
多色の高分子分散型液晶層を塗り分ける工程とを有する
方法であり、上記と同様に本発明の高分子分散型液晶表
示装置を製造することが出来る。
【0022】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説
明する。 実施例1 [液晶カプセルの製造]以下に示す油相と水相とを、ホ
モジナイザーを用いて、5,000rpmにて10分間
攪拌して、エマルジョンを製造した。油相 ネマチック液晶(メルク社製 BL−010) 200部 二色性色素 4部 メタクリル酸メチル 20部 アゾビスイソブチロニトリル 0.4部水相 ポリビニルアルコール(日本合成化学製、KP−06) 20部 水 980部 上記エマルジョンを70℃で6時間加熱してカプセル化
した。
明する。 実施例1 [液晶カプセルの製造]以下に示す油相と水相とを、ホ
モジナイザーを用いて、5,000rpmにて10分間
攪拌して、エマルジョンを製造した。油相 ネマチック液晶(メルク社製 BL−010) 200部 二色性色素 4部 メタクリル酸メチル 20部 アゾビスイソブチロニトリル 0.4部水相 ポリビニルアルコール(日本合成化学製、KP−06) 20部 水 980部 上記エマルジョンを70℃で6時間加熱してカプセル化
した。
【0023】[ITOパターン及びレジストパターンの
形成]光学研磨を施した100mm×100mm、厚さ
1.1mmのガラス板からなる基板上に、蒸着法により
線幅150μm、ギャップ30μmのストライプパター
ンを形成することによりITO電極を設けた。尚、スト
ライプパターンは、3本を1組として先端の長さが5m
m宛ずれており、容易に選択的な電圧印加を行なえる様
にされている。得られた基板のITO電極側に、反射濃
度1.2〜1.5になる様に調製された黒色のAPR感
光性樹脂を厚さ9μmにブレードコーティング法により
塗布した後、前記ITO電極パターンと逆パターンをな
す線幅30μのパターンが得られる様に、マスクを正確
に位置合わせして露光し、現像及び乾燥することによ
り、電気絶縁性薄膜からなるパターンを形成した。
形成]光学研磨を施した100mm×100mm、厚さ
1.1mmのガラス板からなる基板上に、蒸着法により
線幅150μm、ギャップ30μmのストライプパター
ンを形成することによりITO電極を設けた。尚、スト
ライプパターンは、3本を1組として先端の長さが5m
m宛ずれており、容易に選択的な電圧印加を行なえる様
にされている。得られた基板のITO電極側に、反射濃
度1.2〜1.5になる様に調製された黒色のAPR感
光性樹脂を厚さ9μmにブレードコーティング法により
塗布した後、前記ITO電極パターンと逆パターンをな
す線幅30μのパターンが得られる様に、マスクを正確
に位置合わせして露光し、現像及び乾燥することによ
り、電気絶縁性薄膜からなるパターンを形成した。
【0024】[電着塗布]以下の組成の塗工液を調製し
た。 上記液晶カプセル分散液 100部 アクリル系電着性樹脂 6部 水溶性メラミン樹脂 2部 トリエチルアミン 1.4部 エタノール 12部 水 24部 有機顔料 2部
た。 上記液晶カプセル分散液 100部 アクリル系電着性樹脂 6部 水溶性メラミン樹脂 2部 トリエチルアミン 1.4部 エタノール 12部 水 24部 有機顔料 2部
【0025】上記塗工液を電着浴として用い、ストライ
プ状にパターンニングされたガラス板上のITO電極の
なかで同一色に着色したい電極を選択し、選択された電
極を陽極として20Vの電圧を30秒間印加した。通電
後、電極基板を電着浴より引き上げ水洗した後、80℃
で1時間の乾燥及び硬化を行なうことにより、電圧を印
加した電極上に膜厚10μmの着色された高分子分散型
液晶層を形成させた。異なる色相の顔料を分散した上記
と同様な電着塗工液を用い、上記の電着−硬化工程を繰
り返すことにより、RGB三色の高分子分散型液晶層を
ストライプ状に形成した。
プ状にパターンニングされたガラス板上のITO電極の
なかで同一色に着色したい電極を選択し、選択された電
極を陽極として20Vの電圧を30秒間印加した。通電
後、電極基板を電着浴より引き上げ水洗した後、80℃
で1時間の乾燥及び硬化を行なうことにより、電圧を印
加した電極上に膜厚10μmの着色された高分子分散型
液晶層を形成させた。異なる色相の顔料を分散した上記
と同様な電着塗工液を用い、上記の電着−硬化工程を繰
り返すことにより、RGB三色の高分子分散型液晶層を
ストライプ状に形成した。
【0026】[パネルの作製及び動作の確認]100m
m×100mm、厚さ1.1mmの耐熱ガラスに、P−
Si膜からなるTFT素子と、駆動に必要なITO膜が
形成された駆動ガラスパネルを作製た。続いて、この駆
動ガラスパネルのTFT素子側に、UV硬化型エポキシ
アクリレート樹脂をスピンコーティング法によって膜厚
0.5μmに塗布した後、この塗布面に、先の高分子分
散型液晶層を有するガラス基板の高分子分散型液晶層面
とを重ね合わせ、更にUV照射をしてエポキシアクリレ
ート樹脂を硬化させた。これにバックライトを設けてパ
ネルを作製した。このパネルを実効電圧20Vで駆動さ
せたところ、明るさ、コントラスト、色再現性とも良好
な結果が得られた。又、視野角依存性は事実上無く、あ
らゆる角度から鮮明な表示を見ることが出来た。
m×100mm、厚さ1.1mmの耐熱ガラスに、P−
Si膜からなるTFT素子と、駆動に必要なITO膜が
形成された駆動ガラスパネルを作製た。続いて、この駆
動ガラスパネルのTFT素子側に、UV硬化型エポキシ
アクリレート樹脂をスピンコーティング法によって膜厚
0.5μmに塗布した後、この塗布面に、先の高分子分
散型液晶層を有するガラス基板の高分子分散型液晶層面
とを重ね合わせ、更にUV照射をしてエポキシアクリレ
ート樹脂を硬化させた。これにバックライトを設けてパ
ネルを作製した。このパネルを実効電圧20Vで駆動さ
せたところ、明るさ、コントラスト、色再現性とも良好
な結果が得られた。又、視野角依存性は事実上無く、あ
らゆる角度から鮮明な表示を見ることが出来た。
【0027】比較例1 実施例1のパネルの作製工程において、基板上へのレジ
ストパターンの形成工程を省略する以外は、全て実施例
1の対応する工程と同一の工程を遂行し、比較の為のパ
ネルを得た。比較例1のパネルを実施例1のパネルと比
較したところ、コントラスト及び色純度のいずれもが悪
かった。又、実施例1のパネルと比較例1のパネルとを
60℃で1時間保存したところ、実施例1のパネルには
液晶の浸み出しは無かったが、比較例1のパネルには液
晶の浸み出しが発生し、表示斑が発生した。 実施例2 実施例1で製造したカプセルを噴霧乾燥機を用いて乾燥
し、以下の組成物を調製した。 カプセル 89部 2官能メタクリレートモノマー(エポキシエステル40EM、共栄社油脂化 学工業製) 7.92部 2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン 0.08部 有機顔料 3部 上記組成物において、R、G及びBの有機顔料を用いた
3色の分散液を、メタルスクリーン板を用いて、実施例
1で作成したレジストパターン付きガラス基板上に、正
確に同調する様にパターンコートした。実施例1で用い
たTFT基板を位置合わせしてラミネートした後、UV
600mJ/cm2を照射し、モノマーを重合硬化させ
た。実施例1と同様にしてバックライトを設けてパネル
を作成した。このパネルは、実効電圧20Vで駆動した
ところ、明るさ、コントラスト、色再現性ともに良好な
表示を行えることが確認された。又、視野角依存性は事
実上なく、あらゆる角度から鮮明な表示を見ることが出
来た。 比較例2 実施例2で用いたストライプパターンITO基板に、レ
ジストパターンを設けないこと以外は、実施例2と同様
の条件で、RGB3色の高分子分散液晶膜からなるパネ
ルを作成した。このパネルは実施例2で作成したパネル
と比較すると、コントラスト及び色純度が悪いものであ
った、又、このパネルを60℃で1時間保存すると、液
晶のしみ出しにより表示にむらが生じた。
ストパターンの形成工程を省略する以外は、全て実施例
1の対応する工程と同一の工程を遂行し、比較の為のパ
ネルを得た。比較例1のパネルを実施例1のパネルと比
較したところ、コントラスト及び色純度のいずれもが悪
かった。又、実施例1のパネルと比較例1のパネルとを
60℃で1時間保存したところ、実施例1のパネルには
液晶の浸み出しは無かったが、比較例1のパネルには液
晶の浸み出しが発生し、表示斑が発生した。 実施例2 実施例1で製造したカプセルを噴霧乾燥機を用いて乾燥
し、以下の組成物を調製した。 カプセル 89部 2官能メタクリレートモノマー(エポキシエステル40EM、共栄社油脂化 学工業製) 7.92部 2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン 0.08部 有機顔料 3部 上記組成物において、R、G及びBの有機顔料を用いた
3色の分散液を、メタルスクリーン板を用いて、実施例
1で作成したレジストパターン付きガラス基板上に、正
確に同調する様にパターンコートした。実施例1で用い
たTFT基板を位置合わせしてラミネートした後、UV
600mJ/cm2を照射し、モノマーを重合硬化させ
た。実施例1と同様にしてバックライトを設けてパネル
を作成した。このパネルは、実効電圧20Vで駆動した
ところ、明るさ、コントラスト、色再現性ともに良好な
表示を行えることが確認された。又、視野角依存性は事
実上なく、あらゆる角度から鮮明な表示を見ることが出
来た。 比較例2 実施例2で用いたストライプパターンITO基板に、レ
ジストパターンを設けないこと以外は、実施例2と同様
の条件で、RGB3色の高分子分散液晶膜からなるパネ
ルを作成した。このパネルは実施例2で作成したパネル
と比較すると、コントラスト及び色純度が悪いものであ
った、又、このパネルを60℃で1時間保存すると、液
晶のしみ出しにより表示にむらが生じた。
【0028】
【発明の効果】上記本発明によれば、複数領域に区画さ
れた高分子分散型液晶層同士の間の間隙が良好にシール
され、液晶の浸み出しの無い信頼性の高い高分子分散型
液晶表示装置を提供することが出来る。又、電気絶縁性
薄膜を遮光性とすることにより、色再現性及びコントラ
ストに優れたカラーディスプレイパネルを提供し得る。
れた高分子分散型液晶層同士の間の間隙が良好にシール
され、液晶の浸み出しの無い信頼性の高い高分子分散型
液晶表示装置を提供することが出来る。又、電気絶縁性
薄膜を遮光性とすることにより、色再現性及びコントラ
ストに優れたカラーディスプレイパネルを提供し得る。
【0029】
【図1】本発明の高分子分散型液晶表示装置を説明する
図である。
図である。
【図2】本発明の高分子分散型液晶表示装置を説明する
図である。
図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 一対の導電性基板間に、高分子マトリク
ス中に液晶が粒子状に保持された高分子分散型液晶層が
複数領域に分割して設けられており、該高分子分散型液
晶層の複数領域間に電気絶縁性薄膜が形成されているこ
とを特徴とする高分子分散型液晶表示装置。 - 【請求項2】 複数領域に画素に分割された高分子分散
型液晶層の高分子マトリクスが色素を含有し、互いに隣
接する画素が異なる色相の色素を含有している請求項1
記載の高分子分散型液晶表示装置。 - 【請求項3】 電気絶縁性薄膜が遮光性である請求項1
又は請求項2に記載の高分子分散型液晶表示装置。 - 【請求項4】 液晶中に二色性色素が添加されている請
求項1〜3に記載の高分子分散型液晶表示装置。 - 【請求項5】 導電性の基板上に電気絶縁性薄膜による
パターンを設ける工程と、該薄膜の存在しない領域に電
着塗布法により高分子分散型液晶層を形成する工程とを
有することを特徴とする高分子分散型液晶表示装置の製
造方法。 - 【請求項6】 導電性の基板上に電気絶縁性薄膜による
パターンを設ける工程と、該薄膜の存在しない領域に電
離放射線硬化性モノマー又はオリゴマーと液晶とを含有
する液を充填する工程と、電離放射線の照射により前記
電離放射線硬化性モノマー又はオリゴマーを硬化させる
ことにより高分子分散型液晶層を形成する工程とを有す
ることを特徴とする高分子分散型液晶表示装置の製造方
法。 - 【請求項7】 電気絶縁性の基板上に複数の領域に分割
された導電性の膜からなる電極を設ける工程と、該導電
性の膜のネガパターンと同調する電気絶縁性膜を設ける
工程と、各電極に選択的に電圧を印加し、電圧の印加さ
れた電極上に電着塗布法により高分子分散型液晶層を形
成させ、前記操作を繰り返すことにより、各電極上に多
色の高分子分散型液晶層を塗り分ける工程とを有するこ
とを特徴とする高分子分散型液晶表示装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4872893A JPH06242422A (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | 高分子分散型液晶表示装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4872893A JPH06242422A (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | 高分子分散型液晶表示装置及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06242422A true JPH06242422A (ja) | 1994-09-02 |
Family
ID=12811356
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4872893A Pending JPH06242422A (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | 高分子分散型液晶表示装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06242422A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010122522A (ja) * | 2008-11-20 | 2010-06-03 | Toppan Forms Co Ltd | 液晶マイクロカプセル積層体、液晶マイクロカプセル積層体基板及び表示装置 |
| JP2011022409A (ja) * | 2009-07-16 | 2011-02-03 | Toppan Forms Co Ltd | 液晶マイクロカプセル積層体及び表示装置 |
| JP2011022538A (ja) * | 2009-07-21 | 2011-02-03 | Toppan Forms Co Ltd | 表示装置 |
| KR20170088719A (ko) * | 2016-01-25 | 2017-08-02 | 주식회사 하성이노스 | 내후성 및 열차단 성능이 향상된 조광필름용 자외선 경화형 조성물 및 이에 의해 형성된 조광필름 |
-
1993
- 1993-02-16 JP JP4872893A patent/JPH06242422A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010122522A (ja) * | 2008-11-20 | 2010-06-03 | Toppan Forms Co Ltd | 液晶マイクロカプセル積層体、液晶マイクロカプセル積層体基板及び表示装置 |
| JP2011022409A (ja) * | 2009-07-16 | 2011-02-03 | Toppan Forms Co Ltd | 液晶マイクロカプセル積層体及び表示装置 |
| JP2011022538A (ja) * | 2009-07-21 | 2011-02-03 | Toppan Forms Co Ltd | 表示装置 |
| KR20170088719A (ko) * | 2016-01-25 | 2017-08-02 | 주식회사 하성이노스 | 내후성 및 열차단 성능이 향상된 조광필름용 자외선 경화형 조성물 및 이에 의해 형성된 조광필름 |
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