JPH06242671A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH06242671A
JPH06242671A JP5048699A JP4869993A JPH06242671A JP H06242671 A JPH06242671 A JP H06242671A JP 5048699 A JP5048699 A JP 5048699A JP 4869993 A JP4869993 A JP 4869993A JP H06242671 A JPH06242671 A JP H06242671A
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Akira Asami
彰 浅見
Junichi Terai
純一 寺井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画質の一層の向上を図るべく、現像剤層厚規
制部材に対し、密度を高くして、且つ、撹拌される状態
にして、現像剤を送り込むことができるようにした現像
装置を提供することである。 【構成】 現像スリーブ6と対向するように、現像剤移
動規制部材24を設ける。現像剤移動規制部材24は、
垂直板部25と突き出し部26とから成り、垂直板部2
5と現像スリーブ6との間の空間において、現像剤を溜
めながら撹拌してドクターブレード9に向けて送り込む
働きをする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置の現像装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリなどの
画像形成装置において、潜像担持体に静電潜像を形成す
るものでは、その潜像を可視像化する目的で、所謂、乾
式型の現像装置が広く採用されている。図15は、かよ
うな現像装置の一従来例を示すものであり、この現像装
置1は、潜像担持体の一例であるドラム状の感光体2に
対向配備されている。なお、感光体2は図示されない駆
動手段で、図示矢印方向に回転駆動されるようになって
いる。
【0003】現像装置1の現像容器3内には、トナーと
キャリアを有する二成分系現像剤4が収容されている。
現像容器3内には、所定のギャップで感光体2と対向す
るように、現像剤担持搬送部材6が設けられている。こ
の現像剤担持搬送部材6は、例えば非磁性スリーブより
成り、内部に、複数の磁極を有する磁石体8を設けたも
のとなっている。以下、現像剤担持搬送部材6をこの構
成例に即して「現像スリーブ」と称する。図に示した現
像装置1においては、かかる現像スリーブ6の下側に
も、同様構成の現像スリーブ7が設けられ、両現像スリ
ーブ6,7は図示矢印方向にそれぞれ回転駆動されるよ
うになっている。下側の現像スリーブ7の内部にも、磁
石体(不図示)が配置されている。下側の現像スリーブ
7は必要に応じて設けられるものであり、これを省略し
てもよい。
【0004】図15の例では、現像スリーブ6,7が回
転し、その内部の各磁石体8が不動に固定されている
が、現像スリーブ6,7の方を固定し、内部の各磁石体
8を回転させ、或いはこれらを共に回転駆動する形式の
現像装置にも本発明を適用できる。
【0005】現像容器3内に設けられたパドルホイール
5は、図示矢印方向に回転して、現像容器3内の現像剤
4を撹拌し、該現像剤を投げ飛ばしながら両現像スリー
ブ6,7に供給する。今、上側の現像スリーブ6に着目
するに、この現像スリーブ6に供給された現像剤は、そ
の周面に、磁石体8の磁力によって磁気的に担持され、
該スリーブ6の回転によって、その回転方向に搬送され
る。
【0006】現像スリーブ6の図示上側に配設されるド
クターブレード9は、現像スリーブ6上を担持搬送され
る現像剤の余分なものを掻き取り除去して、その層厚を
現像に適するような厚さに設定する。層厚の規制された
現像剤は、感光体2と、現像スリーブ6との間の現像領
域12に達し、ここで、感光体2上に形成された静電潜
像の現像に供され、潜像がトナー像として可視像化され
る。現像領域9を通過した現像剤は、下側の現像スリー
ブ7と感光体2との間の第2の現像領域を通り、ここで
も静電潜像の可視像化に供され、次いで現像容器3の方
に戻される。ドクターブレード9は、現像スリーブ6上
に供給されて汲み上げられる現像剤の層厚を現像前に規
制する現像剤層厚規制部材の一例を構成するものであ
る。
【0007】現像容器3の上部には、その内部のパドル
ホイール5の上方にセパレータ13が設けられている。
このセパレータ13は現像スリーブ6に対向させた現像
剤ガイド板部14を有し、現像スリーブ6上で汲み上げ
られる現像剤は、その現像剤ガイド板部14と現像スリ
ーブ6との間を通って、ドクターブレード9に達し、ド
クターブレード9によって余分なものが掻き取られる。
掻き取られた現像剤は、セパレータ13の方に導かれ
る。
【0008】図16はセパレータ13を上から見た概略
図であり、この図のセパレータ13は、斜め態位で列設
されるフィン15と、平行した一対のフィン16とをそ
れぞれ有し、セパレータ13に導かれた現像剤の一部は
フィン15の間を通って、図15に示すように矢印D方
向に流下し、現像容器3内に戻される。現像剤がフィン
15の間を通る間で、現像剤は図16においてF側に寄
せられる。
【0009】一方、平行なフィン16の間を通った現像
剤は、現像剤搬送路18に導かれ、この搬送路18に設
けられた現像剤搬送スクリュー部材19(図15)によ
り、F側からE側へと送られる。そして、E側の開口2
1より落下して、現像容器3内に戻される。セパレータ
13は、フィン15と、現像剤搬送スクリュー部材19
との作用で、所謂、横撹拌を行いながら、現像剤を現像
容器3内に戻す働きをする。すなわち、現像剤中のトナ
ーの濃度が現像スリーブ6の軸方向につき均一になるよ
うにして、現像剤を現像容器3内に戻す働きをするので
ある。
【0010】ここで、図15において、ドクターブレー
ド9に向かう現像剤に関して、これが量的に充分なもの
となっていないと、ドクターブレード9に加わる粉圧が
不充分となり、ドクターブレード9の部位で適正な層厚
を決めることができなくなり、画像濃度が低下し、画質
にも悪影響を与える。現像剤ガイド板部14は、汲み上
げられた現像剤をドクターブレード9の方に導くガイド
機能を遂行するものであるが、図のような構成形態で
は、現像剤がG部(楔状部)において溜まらず、その密
度が高められることなくスムーズに流れてしまい、良好
な層厚を決めることができなくなるおそれがある。
【0011】一方、この種の現像装置においては、G部
を通過する間で、現像剤が積極的に撹拌される状態とな
ると、トナーとキャリアとが良好に摩擦帯電するように
なり、所謂、画像上の地汚れなどの発生を抑えることが
できる。現像剤ガイド板部14が上述したような構成形
態となっていると、そのような撹拌が行われにくくな
り、一部、帯電不足のトナーが生じてしまい、地汚れが
発生し易くなり、矢張り、画質が悪化する原因になる。
【0012】この種の技術に関連するものとして、例え
ば特開平2−25876号公報や、特開平2−5658
3号公報によるものなどが既に提案されているが、これ
らの現像装置によっても、ドクターブレードへ向かう現
像剤の密度を高め、かつドクターブレードに至る前の現
像剤のトナーとキャリアの摩擦帯電を良好にさせるとい
う2つの機能を同時に満足させることは困難であった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、画質
の一層の向上を図るべく、現像剤層厚規制部材に対し、
密度を高くして、且つ、撹拌される状態にして、現像剤
を送り込むことができるようにした現像装置を提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、現像剤を収容する現像容器と、その現像剤
を周面に担持して搬送する静電潜像現像用の現像剤担持
搬送部材と、この現像剤担持搬送部材上に供給されて汲
み上げられる現像像の層厚を現像前に規制する現像剤層
厚規制部材とを具備する、画像形成装置の現像装置にお
いて、前記汲み上げられる現像剤を現像剤層厚規制部材
に向かう前に溜めながら撹拌して移動させるための現像
剤移動規制部材を、現像剤担持搬送部材に対向するよう
に設けた構成を提案するものである。
【0015】なお、現像剤移動規制部材は、現像剤担持
搬送部材と対向する垂直板部と、この垂直板部の、現像
剤移動方向上の下流側端部から現像剤担持搬送部材側に
向けて突出する突き出し部とで構成されるものとなって
いると、効果的である。
【0016】又、突き出し部は、垂直板部と現像剤担持
搬送部材との間の距離の1/2以下の長さで突出するも
のとなっていると、効果的である。
【0017】更に、突き出し部は、現像剤担持搬送部材
の軸方向上において、中央部から両端部側に行くに従っ
て、突出量が漸次、大きくなるものとなっていると、効
果的である。
【0018】更に、垂直板部は、突き出し部の突出する
方向に対して鈍角を成すように設けられるものとなって
いると、効果的である。
【0019】更に、現像剤移動規制部材は、現像剤層厚
規制部材によって除去された現像剤を現像容器の側に戻
すためのセパレータに、一体形成されるものとなってい
ると、効果的である。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に
説明する。なお、従来例と同一の機能を達成する部材に
ついては、以下の説明に用いる図面において、前述した
ところと同一の符号を使用し、その構成と機能について
の説明は便宜上、省略する。
【0021】図1に示した現像装置11においては、現
像剤担持搬送部材の一構成例である現像スリーブ6に、
潜像担持体の一例であるドラム状の感光体2と反対の側
で相対向するように、現像剤移動規制部材24が設けら
れている。この現像剤移動規制部材24は、現像剤層厚
規制部材の一構成例であるドクターブレード9に向け
て、現像スリーブ6によって汲み上げられる現像剤4
を、ドクターブレード9に向かう前に、溜めながら撹拌
して移動させる働きをする。
【0022】現像剤移動規制部材24は、図2にも示す
ように、現像スリーブ6に対向する垂直板部25と、こ
の垂直板部の、現像剤移動方向上の下流側端部から、現
像スリーブ6の側に向けて水平方向に突出する突き出し
部26とから成る。本例の場合は、かように構成される
現像剤移動規制部材24が、ドクターブレード9によっ
て除去された現像剤を現像容器3の側に戻すためのセパ
レータ23の平板部27に一体形成されるものとなって
いる。ドクターブレード9で掻き取られた現像剤は、ド
クターブレード9と突き出し部26との間を通り、図2
に示す平板部27上に乗ってフィン部15,16の方に
移動する。
【0023】ここで図1において、パドルホイール5か
ら、現像スリーブ6と垂直板部25との間に向けて供給
される現像剤4は、磁石体8の磁力で、現像スリーブ6
上に担持され、現像スリーブ6の回転と共に現像スリー
ブ6上を汲み上げられ、現像スリーブ6と垂直板部25
との間を通ってゆく。
【0024】現像スリーブ6と、垂直板部25との間の
空間部位は、現像剤移動方向に向けて広がっており、し
かも、その行く手には突き出し部26が存在しているた
め、現像スリーブ6と垂直板部25との間を通過する現
像剤の一部には突き出し部26によって、堰止め作用が
働き、その空間部位には現像剤が溜り込みつつ移動する
ようになる。又、現像剤の撹拌流22が生じるようにな
る。
【0025】現像剤が溜り込みつつ、ドクターブレード
9に向けて移動するようになれば、現像剤の粉圧が高ま
り、ドクターブレード9に向かう現像剤の絶対量も増
え、その密度が高められるようになる。いずれにして
も、粉体である現像剤の粉圧が高くなるので、ドクター
ブレード9で、現像剤の層厚を所望する状態に規制でき
るようになり、しかもブレード9を通過した現像剤の密
度を安定させることができ、所定の濃度の画像を得るこ
とができる。又、撹拌流22の働きによって、トナーと
キャリアとの摩擦帯電性も良くなって、所謂、現像剤の
帯電の立ち上がり特性が良好になる。これによって、画
像上の地汚れなどが生じにくくなり、画質が向上するこ
ととなる。このように、現像剤移動規制部材24によっ
て、2つの要求を同時に満足させることができるのであ
る。
【0026】これに対し、図15に示す従来のもので
は、空間部位Gが次第に狭まるので、現像剤の通過量も
制限され、少なめになる傾向となる。しかも、現像剤の
堰止め効果も無く、現像剤がスムーズに移動してしまう
ので、上述の如き作用効果を期待することができない。
【0027】因に、図9は、現像剤へのトナー補給量
(現像容器3内の現像剤に対するトナーの補給量)と、
地汚れ発生ランクとの相関特性を示すものであり、同図
(I)は本例の場合、(II)は従来例(図15)の場合
である。
【0028】従来例の場合は、特にトナー濃度の高い現
像剤(二点鎖線)で、Hの範囲において、地汚れが発生
し易くなっている。これに対し、本例の場合、その範囲
で地汚れが発生しにくくなる傾向となっている。
【0029】なお、図1に示した実施例のように、現像
剤移動規制部材24をセパレータ23の平板部27に一
体に形成すると、現像装置の部品点数が減り、構成も簡
素化でき、コスト的にも有利になる。
【0030】ところで、画像形成装置本体を所定の場所
に置いた場合、画像形成装置本体がその置き場所の傾斜
などによって傾き、これにより図1に示した本実施例の
現像装置11が傾くことがある。例えば図2に示すよう
に、セパレータ23を、a部乃至e部に区分けするもの
として、a部に対しe部のレベルが上になるように、現
像装置が傾く場合がある。又、これとは反対に、a部の
方がe部よりも上になるように、現像装置が傾く場合が
ある。この場合、レベルが高くなっている部分の方が、
低くなっている部分よりも、現像スリーブによる現像剤
の汲み上げ量が少なくなる傾向となる。
【0031】このようになると、従来例のもの(図1
5)では、所定の汲み上げ量を、高くなる部位において
確保できなくなるおそれがある。図10の(II)は、従
来例の場合の、現像装置の傾斜量と現像剤汲み上げ量と
の相関特性を示し、現像装置のe部(図2)を上げた場
合の、各部(a〜e)の現像剤の汲み上げ量は図のよう
になる。
【0032】因に、e部を5乃至8mm上げた場合のe部
での現像剤汲み上げ量は特に少なくなる傾向となってい
る。これに対し、本例(図1)の場合は、図10の
(I)に示す如く、e部での汲み上げ量の低下が解消さ
れている。いずれにしても、本例の現像装置によれば、
機械傾斜(画像形成装置本体の傾斜)などがあっても、
汲み上げ量に余裕をもたせることができ、充分な量の、
密度の高い現像剤をドクターブレード9の方に導くこと
ができる。現像剤移動規制部材24の堰止め作用によっ
て、現像剤を溜めることができるので、現像装置11が
多少傾いても、現像剤の汲み上げ量が大きく低下するこ
とを防止できるのである。
【0033】ところで、図17に示すように、ドクター
ブレード9の下端部(ブレード先端部)の位置Xより
も、セパレータ13の位置Yの方が低くなっている現像
装置が従来より公知である。このような現像装置の例で
は、これが前述した如く傾くと、特に現像剤の汲み上げ
に、量的なバランスを欠くようになる。このような構成
の現像装置でも、図1に示すような現像剤移動規制部材
24を用いることにより、現像剤汲み上げ量に余裕をも
たせることができ、a乃至e部の各部(図2)で、安定
して現像剤を汲み上げることができる。
【0034】更に、図15に示す従来例の場合に、ドク
ターブレード9を通過しなかった現像剤はセパレータ1
3の方に導かれるようになっているのであるが、この場
合、セパレータへ行く現像剤の絶対量が不足すると、フ
ィン15や現像剤搬送スクリュー部材19などで横撹拌
される現像剤量が少なくなり、現像剤中のトナーの均一
な分散性、すなわち現像剤の混合性を良好にすることが
できなくなる。
【0035】ここで、図3に示すように、突き出し部2
6の突き出し長さをL1とし、現像スリーブ6と垂直板
部25との間の距離(以下、「セパレータギャップ」と
言う)をL2とするものとして、突き出し部26の突き
出し長さL1を、セパレータギャップL2の1/2以下と
すると、セパレータ23側への現像剤の戻し量を増やす
ことができ、現像剤の混合性が悪くなることを防止でき
る。又、現像装置の回転負荷トルクが過度に増大するこ
とを防止することもできる。
【0036】突き出し部26の突き出し長さL1を大き
く設定すればする程、現像剤移動規制部材24により得
られる前述の効果を高め、現像剤の帯電の立ち上げ性の
良好化に寄与するが、この長さL1が大きくなりすぎる
と、セパレータ23側への現像剤の戻し量が減り、又、
現像装置の回転負荷トルクが増大するおそれがある。こ
のようになると、現像装置の回転駆動用モータが過負荷
になり、或いは現像剤寿命が短くなる。突き出し部26
の突き出し長さをセパレータギャップの1/2以下とす
ることで、かような諸問題を払拭しつつ、現像剤移動規
制部材24による利点を生かし、ドクターブレード9に
向かう現像剤の密度を高め、かつ撹拌流22を生ぜしめ
てトナーとキャリアの摩擦帯電性を高めることができる
のである。
【0037】因に、図5は、突き出し長さL1と、現像
装置の回転負荷トルクとの相関特性を示し、突き出し長
さL1が大きくなるに従って、回転負荷トルクは増大す
る。なお、実線は、セパレータギャップL2(図3)が
2.1乃至2.3mmの場合の特性線であり、破線はセパ
レータギャップL2が3.0mmの場合の特性線である。
【0038】ここで、図2に示すように、突き出し部2
6の先端縁部26aは、ドクターブレード9(図1)と
平行していて、その突き出し量はa乃至e部のどこでも
同じになっている。
【0039】このような現像剤移動規制部材構成である
場合、中央部(c部)の方の現像剤汲み上げ量が、端部
(a,e部)側のそれよりも若干ながら多くなる傾向と
なる。そこで、図4に示す如く、現像スリーブ6(図
1)の軸方向上において、中央部cから両端部a,eに
行くに従って、突き出し部26の突出量が漸次、大きく
なるように、先端縁部26aを湾曲状に構成すると、中
央部での現像剤の密度(現像剤粉圧)が低下する傾向と
なり、現像剤汲み上げ量を現像スリーブ6の軸方向に均
すことができる。これにより、その軸方向に対して均等
な量で、現像剤をドクターブレード9(図1)やセパレ
ータ23(図4)の方へ導くことができる。
【0040】図11の(I)は、先端縁部26aが平行
の場合(図2)の各部の現像剤の汲み上げ量の違いを示
し、同図(II)は先端縁部26aが湾曲した場合(図
4)の各部の現像剤の汲み上げ量の違いを示す。(I)
では、現像装置が傾斜していたり、水平状態であったり
しても、中央部で現像剤の汲み上げ量が多くなってい
る。これに対し(II)に示すように、先端縁部26aを
湾曲構成とすることで、現像剤汲み上げ量が均されるよ
うになる。
【0041】ところで、図3に示したセパレータギャッ
プL2は、これが大きくなればなる程、セパレータ23
への現像剤の戻し量が増え、現像剤の混合性を高めるこ
とができる。図8は、この事実を示す図である。従って
現像剤の混合性を高めるには、セパレータギャップL2
を大きくすればよいのであるが、これが大きくなりすぎ
ると、現像剤移動規制部材24と現像スリーブ6との間
に送られた現像剤の粉圧が低下し、現像剤移動規制部材
24により得られる前述の効果が低減する。そこで、こ
の効果を高めるべくセパレータギャップL2を小さくす
ると、今度はセパレータ23への現像剤の戻し量が減少
する。
【0042】このような観点から、図6に示す実施例に
おいては、現像剤移動規制部材24に関し、その突き出
し部26の突出方向に対して、垂直板部25が直角では
なく、鈍角(θ)を成すように形成されている。現像剤
移動規制部材24をかように構成すると、現像スリーブ
6(図1)と垂直板部25との間の現像剤の取り込み量
を増やし、セパレータ23への現像剤の戻し量を増大で
き、現像剤の混合性を高めることができる。しかも角度
θが鈍角をなしているので、現像剤移動規制部材24と
現像スリーブ6との間のギャップは、この規制部材24
の下部において拡大するだけとなり、このため、規制部
材24と現像スリーブ6との間の現像剤の粉圧の低下を
防止でき、現像剤移動規制部材24による前述の効果を
確実に得ることができる。すなわち、セパレータ23へ
の現像剤の戻し量を増やし、かつ現像剤の溜め込み性と
撹拌性を向上させ、現像装置の傾きにより生じる不具合
を防止することができるのである。
【0043】図3において、A部は垂直板部25の下端
部を示しているが、この部分に、図7に示す如く面取り
部25aを設けると、上述したところと同じ理由によっ
て、現像剤の取り込み量を増やし、セパレータ23への
現像剤の戻し量を増大させ、かつ現像剤移動規制部材2
4による効果の低減を阻止できる。すなわち、面取り部
25aの形成によって、垂直板部25と現像スリーブ6
(図1)との間のギャップを広げることにより、現像剤
の取り込み量を増やし、セパレータ23への現像剤の戻
し量を増大させて現像剤の混合性を高めることができ、
しかも上記ギャップの拡大は垂直板部25の下部だけで
あるため、現像剤移動規制部材24と現像スリーブ6と
の間の現像剤の粉圧の低下を防止でき、当該規制部材2
4の利点を充分に生かすことができるのである。
【0044】なお、セパレータを作製するに当たり、本
例のものでは、図12に示すような金型29,30を用
いた場合、この各金型を上下方向に抜くことで、セパレ
ータの原型となる部材28を簡単に作製できる。これに
対し、従来のもの(図15)では、図13に示す如く、
セパレータの原型となる部材36を成形する場合、都
合、3つの金型31,32及び33を必要とし、このう
ちの2つの金型については、左右方向と斜め方向とに抜
かれなければならない。
【0045】いずれにしても、本例の場合は、加工性と
いう面でも、優れており、一段のコストダウンを期待で
きる。この他、図14に示すように、一対の金型34,
35を用いて、従来の現像装置のセパレータの原型とな
る部材37を成形するものとすれば、この場合には、各
金型を上下方向に抜くことのみで済む。しかしながら、
鎖線部37Aが肉厚となってしまうので、部材37に反
りを生じ易くなり、余り得策的ではない。
【0046】以上、本発明に係る各種の実施例を説明し
たが、上記各実施例を適宜組合せて構成すると特に有利
である。
【0047】
【発明の効果】請求項1に記載の構成によれば、現像剤
層厚規制部材に対して、密度を高くして、現像剤を送り
込むことができるので、現像剤層厚規制部材による現像
剤の層厚規制を充分に行うことができ、画像濃度を低下
させないようにすることができる。又、撹拌させながら
現像剤を現像剤層厚規制部材に向けて送ることができ、
現像剤の帯電の立ち上がりを良好にすることができるの
で、画像上の地汚れなどの発生を抑えることができ、画
質の一層の向上を促進させることができる。更に、現像
装置が傾斜しても、現像剤層厚規制部材への現像剤の汲
み上げ量を安定化させることができ、同じように、画質
を向上させることができる。
【0048】請求項2に記載の構成によれば、現像剤移
動規制部材を簡単に構成することができ、コスト的にも
有利になる。
【0049】請求項3に記載の構成によれば、現像剤の
混合性の低下を防止し、かつ現像装置の回転負荷トルク
を徒に増加させることなく、現像剤移動規制部材の効果
を確実に得ることができる。
【0050】請求項4に記載の構成によれば、現像剤
を、現像剤担持搬送部材の軸方向につき、均等に、現像
剤層厚規制部材に向けて送り込むことができる。
【0051】請求項5に記載の構成によれば、現像剤担
持搬送部材と現像剤移動規制部材との間に、現像剤を充
分に取り込んで、現像剤の混合性の低下を防止すること
ができ、しかもその間での現像剤の溜め込み性や撹拌性
を高めることができる。
【0052】請求項6に記載の構成によれば、現像剤移
動規制部材とセパレータとが一つの構成体となるので、
部品点数が減り、コスト的にも有利になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の現像装置の要部のみを示す概
略構成図である。
【図2】同上現像装置に具備されるセパレータの斜視図
である。
【図3】現像剤移動規制部材の突き出し部の突き出し長
さの大小関係について説明するための図である。
【図4】別の例のセパレータの斜視図である。
【図5】突き出し部の突き出し長さと、現像装置の回転
負荷トルクとの相関特性を示す図である。
【図6】別の例の現像剤移動規制部材の構成図である。
【図7】現像剤移動規制部材の垂直板部に面取り部を設
けた例の、垂直板部の部分図である。
【図8】セパレータギャップと、現像剤の混合性との相
関特性を示す図である。
【図9】本発明例の場合と、従来例の場合とにおける、
トナー補給量と、地汚れ発生ランクとの相関特性を示す
図である。
【図10】本発明例の場合と、従来例の場合とにおけ
る、現像装置の傾斜量と、現像剤汲み上げ量との相関特
性を示す図である。
【図11】突き出し部の先端縁部を平行にした場合と、
湾曲した場合との、現像装置の各部の位置に対して現像
剤の汲み上げ量がいかように変化するかを示す図であ
る。
【図12】本例のセパレータの原型となる部材を型成形
する場合の、型の抜き出し方式図である。
【図13】従来例のセパレータの原型となる部材を型成
形する場合の、型の抜き出し方式図である。
【図14】従来例のセパレータの原型となる部材を型成
形する場合の、型の抜き出し方式図である。
【図15】従来構成のセパレータをもつ現像装置の一例
を示す図である。
【図16】従来構成のセパレータの平面図である。
【図17】ドクターブレードよりも下側に位置するセパ
レータをもつ現像装置例を示す図である。
【符号の説明】
3 現像容器 4 現像剤 6 現像剤担持搬送部材 11 現像装置 23 セパレータ 24 現像剤移動規制部材 25 垂直板部 26 突き出し部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を収容する現像容器と、その現像
    剤を周面に担持して搬送する静電潜像現像用の現像剤担
    持搬送部材と、この現像剤担持搬送部材上に供給されて
    汲み上げられる現像像の層厚を現像前に規制する現像剤
    層厚規制部材とを具備する、画像形成装置の現像装置に
    おいて、前記汲み上げられる現像剤を現像剤層厚規制部
    材に向かう前に溜めながら撹拌して移動させるための現
    像剤移動規制部材を、現像剤担持搬送部材に対向するよ
    うに設けたことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 現像剤移動規制部材は、現像剤担持搬送
    部材と対向する垂直板部と、この垂直板部の、現像剤移
    動方向上の下流側端部から現像剤担持搬送部材側に向け
    て突出する突き出し部とで構成されるものである請求項
    1に記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 突き出し部は、垂直板部と現像剤担持搬
    送部材との間の距離の1/2以下の長さで突出するもの
    である請求項2に記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 突き出し部は、現像剤担持搬送部材の軸
    方向上において、中央部から両端部側に行くに従って、
    突出量が漸次、大きくなるものである請求項2又は3に
    記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 垂直板部は、突き出し部の突出する方向
    に対して鈍角を成すように設けられるものである請求項
    2、3又は4に記載の現像装置。
  6. 【請求項6】 現像剤移動規制部材は、現像剤層厚規制
    部材によって除去された現像剤を現像容器の側に戻すた
    めのセパレータに、一体形成されるものである請求項
    1、2、3、4又は5に記載の現像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0841599A3 (en) * 1996-10-31 1999-10-13 Sharp Kabushiki Kaisha Developing device

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