JPH06245738A - スッポン卵を使用した栄養食品の製造方法及びその製造に使用するスッポン卵粉砕機 - Google Patents

スッポン卵を使用した栄養食品の製造方法及びその製造に使用するスッポン卵粉砕機

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JPH06245738A
JPH06245738A JP5060858A JP6085893A JPH06245738A JP H06245738 A JPH06245738 A JP H06245738A JP 5060858 A JP5060858 A JP 5060858A JP 6085893 A JP6085893 A JP 6085893A JP H06245738 A JPH06245738 A JP H06245738A
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照吉 青木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】スッポンの卵の栄養分を損なわずに滋養に富ん
だ栄養食品として利用すると共に、雑菌の混入をなくせ
るようにすること。 【構成】予め産出されたスッポンの卵をその生産地で殺
菌冷凍し、その冷凍した状態のスッポンの卵を粉砕機の
場所まで搬送してその粉砕機により適当な粒度の微粉末
となるまで粉砕し、その後その粉砕されたスッポンの卵
の粉末を冷凍乾燥させた後に、サイクロヂニン末と混合
し、サフラワーオイルを配合してゲル化せしめ、冷凍状
態を常に確保して雑菌の混入を防ぎ、スッポンの卵の栄
養分を利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主にスッポンの卵中
に含まれる各種の栄養分を損なわずに保存し、滋養に富
んだ栄養食品として利用すると共に、雑菌の混入をなく
したスッポン卵を使用した栄養食品の製造方法及びその
製造に使用するスッポン卵粉砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スッポンが有する滋養分を利用す
るために、種々の方法が提案されている。
【0003】例えば、特開昭53−52695号公報に
は、生きたままのスッポンを焼酎の中に浸漬し、更にこ
の焼酎内に朝鮮人参や蜂蜜等を入れたスッポン酒の製造
方法が記載されている。
【0004】また、特開昭53−32199号公報に
は、スッポンの肉、皮、甲羅等を截断して、細片化し、
これを火気にかけて炒り上げた、すっぽん酒の原料とな
る、所謂すっぽんの精の造り方が記載されている。
【0005】更に、成長したスッポンと同様に養殖さ
れ、スッポンの滋養分に勝るとも劣らない滋養を有する
スッポンの卵も多くの料理等に使用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これら従来
の方法では、スッポンの滋養分を焼酎内に滲出せしめる
ものであるから、この滲出した滋養分を得るには、焼酎
を飲用し得るものに限られる不都合がある。また、いず
れも成長したスッポンを丸ごと使用するにも拘らず、得
られる滋養分は焼酎内に滲出した僅かな量となる。しか
も、その滲出にいたるまでに長期間の時間を費やさなけ
ればならない。
【0007】一方、スッポンの産卵時期は、およそ半年
間に限られるから、成長したスッポンの如く、一年中安
定した供給は困難なものであった。しかしながら、スッ
ポンの卵は他の鶏卵等と比較して、特に鉄分やカリウ
ム、あるいはビタミンE等の栄養に富んだものとして知
られており、このスッポンの卵の滋養を常時供給し得る
食品の提供が望まれていた。
【0008】そのため、本願出願人が特願昭63−10
5271号として特許出願し、特開平1−277472
号公報として特許出願公開された栄養食品の製造方法が
ある。
【0009】この栄養食品の製造方法は、スッポンの卵
中に含まれる各種の栄養分を損なわずに保存し、滋養に
富んだ栄養食品として利用する製造方法として優れたも
のと好評を博してはいるものの、生産地で殺菌冷凍して
搬送した後解凍して粗砕し、その後常温で減圧乾燥させ
る関係で、解凍した段階で雑菌等の混入が発生してしま
うので、生産地では雑菌の混入はなくとも最終の段階で
の材料には雑菌が存在してしまうことがあるという大き
な問題点を持っていた。
【0010】そこで、この発明は、上述した問題点等に
鑑み、スッポンの産卵時期に影響を受けずに、常に安定
した供給が可能になり、しかも、スッポンの卵の滋養を
損なわず、各種栄養食品の原料となる外、栄養剤として
も利用可能で、更には、製造段階での雑菌の混入をなく
すようにしたスッポン卵を使用した栄養食品の製造方法
及びその製造に使用するスッポン卵粉砕機の提供を目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべく
この発明は、予め産出されたスッポンの卵をその生産地
で殺菌冷凍し、その冷凍した状態のスッポンの卵を粉砕
機の場所まで搬送してその粉砕機により粉砕し、その後
その粉砕されたスッポンの卵を冷凍乾燥させた後に、サ
イクロヂニン末と混合し、サフラワーオイルを配合して
ゲル化せしめたことにより、上述した課題を解決するも
のである。
【0012】又、スッポン卵を使用した栄養食品の製造
に使用するスッポン卵粉砕機としては、卵を冷凍のまま
投入する投入口と、その投入口から投入された冷凍スッ
ポン卵を、そのままダイヤモンド砥石による擦り合わせ
によって粉砕する粉砕部とを有したことを特徴とするス
ッポン卵を使用しことにより、上述した課題を解決する
ものである。
【0013】
【作用】この発明に係るスッポン卵を使用した栄養食品
の製造方法及びその製造に使用するスッポン卵粉砕機
は、予め産出されたスッポンの卵をその生産地で殺菌冷
凍し、その冷凍した状態のスッポンの卵を粉砕機の場所
まで搬送してその粉砕機により粉砕する。
【0014】そうすると、冷凍のまま搬送されてそのま
ま粉砕されるので雑菌の発生混入はない。
【0015】そして、その後その粉砕されたスッポンの
卵を冷凍乾燥させた後に、サイクロヂニン末と混合し、
サフラワーオイルを配合してゲル化せしめるものであ
る。
【0016】又、その際に、冷凍のスッポンの卵は、殻
ごと冷凍されているのが一般的であって鶏卵と比較して
各段に硬く通常の酸化アルミナや炭化珪素の砥石を使用
しても磨耗が激しく確実に粉砕されないが、スッポン卵
を使用した栄養食品の製造に使用するスッポン卵粉砕機
を、卵を冷凍のまま投入する投入口と、その投入口から
投入された冷凍スッポン卵を、そのままダイヤモンド砥
石による擦り合わせによって粉砕する粉砕部とを有すべ
く形成してあるから、その投入口に投入された冷凍のス
ッポンの卵は、ダイヤモンド砥石という非常に硬度の高
い砥石による擦り合わせで粉砕されるので確実な粉砕を
行って微粉末となるものである。
【0017】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。
【0018】すなわち、図1に示すように、予め産出さ
れたスッポンの卵をその生産地で殺菌冷凍し、その冷凍
した状態のスッポンの卵を粉砕機の場所まで搬送してそ
の粉砕機により、第一次粉砕と第二次粉砕とを経て粉砕
する。この場合に、第一次粉砕によって、例えば50メッ
シュの粒度まで粉砕し、第二次粉砕によって、例えば80
メッシュの粒度となるように粉砕する。この場合に、冷
凍状態のスッポンの卵をそのまま粉砕すると、全体では
ドロ状の粘性液体となる。
【0019】そして、その後その粉砕されたスッポンの
卵の粉末をトレーに盛付け真空冷凍乾燥させた後に、金
属探知によって異物の混入を検査し、更に雑菌の混入を
菌検査によって検査する。
【0020】その検査が完了したスッポンの卵の粉末サ
イクロヂニン末と混合し、サフラワーオイル及び乳化剤
を配合してゲル化せしめ製品を形成する。
【0021】尚、このゲル化製品は、チューブ内に収納
しておき、このチューブ内から注出したゲル化製品を種
々の栄養食品に使用する。或いは、このゲル化製品をカ
プセル内に収納することで、そのまま服用して栄養剤と
するものである。
【0022】ちなみに、このとき、300 mgのゲル化製品
を収納したカプセル1個内の成分配合率を以下に示す
と、 とした配分が適正である。
【0023】次に、前記粉砕機は、図2に示される構造
となっている。
【0024】すなわち、この粉砕機1は、冷凍スッポン
卵を投入する投入口としてのホッパー2が最上部に設け
てある。
【0025】そして、このホッパー2に投入された冷凍
スッポン卵は、フレーム18によって囲まれた粉砕機1
内部の粉砕部3に投入される。
【0026】この粉砕部3は、固定ダイヤモンド砥石4
と回転ダイヤモンド砥石5との 2つのダイヤモンド砥石
によって形成され、これらの固定ダイヤモンド砥石4と
回転ダイヤモンド砥石5とは、共に断面が略半円形状の
環状砥石であり、上に固定ダイヤモンド砥石4を、下に
回転ダイヤモンド砥石5を配してほぼ接触する状態で、
図示のように、その砥石によって略そろばん球形状の粉
砕室12が形成される。
【0027】そうすると、回転ダイヤモンド砥石5を回
転させれば、粉砕室12に存在する冷凍スッポン卵は、
略そろばん球形状の側円周側に移動し、そこで固定ダイ
ヤモンド砥石4と回転ダイヤモンド砥石5との接触部分
で粉砕され、粉砕された冷凍スッポン卵の粉末は粉砕室
12から側方へ押し出され、粉砕物排出室13に落下
し、そこで、排出翼10によって回転攪拌されながら排
出口(図示せず)から外部に排出されるものである。
【0028】このときの、回転ダイヤモンド砥石5の回
転は、次のようにして駆動されている。
【0029】すなわち、下部に配したモーター6の駆動
軸7にジョイント8を介して回転ダイヤモンド砥石5の
回転軸9を連結する。そして、この回転軸9には、前記
排出翼10と、その上に回転板11とが取付けられ、こ
の回転板11の上に回転ダイヤモンド砥石5を載置して
砥石抑え5aによって固定されている。
【0030】又、回転軸9及び排出翼10及び回転板1
1及び回転ダイヤモンド砥石5は、ジョイント8の外側
に遊嵌されている昇降調節体14を調節ハンドル15に
よって回転させることで上下移動できるように形成さ
れ、それによって、固定ダイヤモンド砥石4と回転ダイ
ヤモンド砥石5との接触度合を調節して粉砕される材料
の粒度を設定できるようにしてある。そして、この上下
動調節が完了したらロックハンドル16を回転させてフ
レーム18に対して昇降調節体14を固定するようにも
形成されている。
【0031】このように形成した粉砕機1は、その起
動、停止等は全て側面に配した操作盤17によって行わ
れるものである。
【0032】尚、ここで使用する冷凍のスッポンの卵
は、産出されたスッポンの卵をその生産地で酒類につけ
てアルコール殺菌しその状態で冷凍したものを用いてい
る。
【0033】又、この発明は、前述した実施例の数値等
に限定されることがないことはいうまでもない。
【0034】
【発明の効果】上述の如く構成したこの発明は、予め産
出されたスッポンの卵をその生産地で殺菌冷凍し、その
冷凍した状態のスッポンの卵を粉砕機の場所まで搬送し
てその粉砕機により粉砕する。
【0035】そうすると、冷凍のまま搬送されてそのま
ま粉砕されるので雑菌の発生混入はない。しかも、冷凍
状態ということは、長時間の保存も可能であるから、ス
ッポンの産卵時期に影響を受けずに、雑菌の混入のない
優れたスッポン卵の常に安定した供給が可能になるもの
である。
【0036】そして、その後その粉砕されたスッポンの
卵を冷凍乾燥させた後に、サイクロヂニン末と混合し、
サフラワーオイルを配合してゲル化せしめたことで、チ
ューブ内やカプセル内への収納が容易になる。従って、
各種栄養食品の原料として利用しやすいものになる外、
そのまま服用して栄養剤としても利用できる。
【0037】その結果、粉砕時にも冷凍の状態であるか
ら、雑菌の入り込む余地はなく、又、その粉砕に際し
て、予め産出されたスッポンの卵をその生産地で殺菌冷
凍した新鮮なものをそのまま粉砕し冷凍乾燥するので、
解凍の手間も省くことができ、雑菌の混入もなく衛生的
な面とコスト的な面においても極めて優れているもので
ある。
【0038】又、その際に、冷凍のスッポンの卵は、殻
ごと冷凍されているのが一般的であって鶏卵と比較して
各段に硬く通常の酸化アルミナや炭化珪素の砥石を使用
しても磨耗が激しく確実に粉砕されないが、スッポン卵
を使用した栄養食品の製造に使用するスッポン卵粉砕機
を、卵を冷凍のまま投入する投入口と、その投入口から
投入された冷凍スッポン卵を、そのままダイヤモンド砥
石4,5による擦り合わせによって粉砕する粉砕部3と
を有すべく形成してあるから、その投入口に投入された
冷凍のスッポンの卵は、ダイヤモンド砥石4,5という
非常に硬度の高い砥石による擦り合わせで粉砕されるの
で確実な粉砕を行って微粉末とすることができるもので
ある。
【0039】このように本発明によれば、スッポンの産
卵時期に影響を受けずに、常に安定した供給が可能にな
り、しかも、スッポンの卵の滋養を損なわず、各種栄養
食品の原料となる外、栄養剤としても利用でき、更に
は、この種の栄養食品にあって最も大事な衛生面、つま
り、製造段階での雑菌の混入をなくすできる等の種々の
優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のスッポン卵を使用した栄養食品の製
造方法のチャート図である。
【図2】この発明のスッポン卵を使用した栄養食品の製
造に使用するスッポン卵粉砕機の要部切欠正面図であ
る。
【符号の説明】
1 粉砕機 2 ホッパー 3 粉砕部 4 固定ダイヤ
モンド砥石 5 回転ダイヤモンド砥石 5a 砥石抑え 6 モーター 7 駆動軸 8 ジョイント 9 回転軸 10 排出翼 11 回転板 12 粉砕室 13 粉砕物排
出室 14 昇降調節体 15 調節ハン
ドル 16 ロックハンドル 17 操作盤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め産出されたスッポンの卵をその生産
    地で殺菌冷凍し、その冷凍した状態のスッポンの卵を粉
    砕機の場所まで搬送してその粉砕機により粉砕し、その
    後その粉砕されたスッポンの卵を冷凍乾燥させた後に、
    サイクロヂニン末と混合し、サフラワーオイルを配合し
    てゲル化せしめたことを特徴とするスッポン卵を使用し
    た栄養食品の製造方法。
  2. 【請求項2】 スッポンの卵を冷凍のまま投入する投入
    口と、その投入口から投入された冷凍スッポン卵を、そ
    のままダイヤモンド砥石による擦り合わせによって粉砕
    する粉砕部とを有したことを特徴とするスッポン卵を使
    用した栄養食品の製造に使用するスッポン卵粉砕機。
JP5060858A 1993-02-25 1993-02-25 スッポン卵を使用した栄養食品の製造方法 Expired - Lifetime JP2668629B2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60105472A (ja) * 1983-11-14 1985-06-10 黄 石男 スツポンエツグ及びスツポンに近似したエツグ類のエツグ粉末の製造方法
JPH01242156A (ja) * 1988-03-23 1989-09-27 Masukou Sangyo Kk 電着超硬砥石
JPH03123649A (ja) * 1989-10-04 1991-05-27 Okayama Jonan Denki Kk 粉砕法

Patent Citations (3)

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